社会主義理論学会・第71回研究会報告



Similar documents
Microsoft Word 第1章 定款.doc

定款  変更

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

第 5 章 役 員 ( 役 員 ) 第 8 条 本 連 盟 に 次 の 役 員 をおく (1) 会 長 1 名 副 会 長 7 名 顧 問 若 干 名 (2) 理 事 20 名 理 事 のうちから 理 事 長 1 名 副 理 事 長 1 名 (3) 会 計 監 査 ( 理 事 )2 名 (4) 連

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

区議会月報 平成19年4-5月

<4D F736F F D208A7789EF8B4B96F189FC90B394C E37944E313393FA D89EF8FB A>

財団法人山梨社会保険協会寄付行為

ずれかに 属 しなければならないものとする 但 し パートは 同 一 種 類 の 楽 器 に 1 パート 以 上 形 成 できないものとし 運 営 委 員 会 の 承 認 を 経 たものであ ることを 要 する ( 団 員 の 義 務 ) 第 8 条 団 員 は 次 の 義 務 を 負 う (1)こ

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

定 款

<4D F736F F D208CF689768ED C8FE395FB978E8CEA8BA689EF814592E88ABC2E646F63>

財団法人○○会における最初の評議員の選任方法(案)

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

1 正 規 団 員 希 望 者 は 入 団 希 望 日 から1ヶ 月 間 の 仮 団 員 期 間 を 経 て 団 員 となることができる 仮 団 員 期 間 は 団 費 は 発 生 せず 入 団 届 けに 明 記 した 入 団 日 がその 月 の15 日 以 前 ならば 当 月 16 日 以 降 な

2 立 候 補 するには 次 に 掲 げる 条 件 を 満 たしていることとする (1) 理 事 又 は 評 議 員 2 名 以 上 の 推 薦 があること (2) 連 続 5 年 以 上 本 学 会 の 正 会 員 で 会 費 を 完 納 していること (3) 選 考 が 行 われる 前 年 の1

2 基 本 財 産 は 評 議 員 会 において 別 に 定 めるところにより この 法 人 の 目 的 を 達 成 するために 善 良 な 管 理 者 の 注 意 をもって 管 理 しなければならず 基 本 財 産 の 一 部 を 処 分 しようとするとき 及 び 基 本 財 産 から 除 外 し

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

Microsoft Word 行革PF法案-0概要

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

( 会 員 資 格 の 取 得 ) 第 6 条 本 会 の 会 員 になろうとする 者 は 別 に 定 める 入 会 届 により 申 し 込 みを し 理 事 会 の 承 認 を 得 なければならない ( 会 員 の 権 利 義 務 ) 第 7 条 会 員 は 本 会 の 事 業 活 動 につき そ

定款

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

慶應義塾利益相反対処規程

第 63 回 ( 平 成 26 年 度 ) 横 浜 文 化 賞 選 考 委 員 会 日 時 平 成 26 年 8 月 22 日 ( 金 ) 午 後 2 時 ~ 場 所 市 庁 舎 2 階 応 接 室 次 第 1 開 会 2 開 会 あいさつ 横 浜 市 副 市 長 渡 辺 巧 教 3 委 員 紹 介

退職手当とは

一般財団法人

大阪府理容環境衛生同業組合支部規程要項

<4D F736F F D2093FA967B90BB95B28A948EAE89EF8ED082C982E682E993968ED CA8A948EAE82C991CE82B782E98CF68A4A AF82CC8C8B89CA82C98AD682B782E982A8926D82E782B95F E32315F2E646F63>

第36回全日本大学軟式野球選手権大会

Taro-事務処理要綱250820

第 3 章 会 員 ( 会 員 の 資 格 ) 第 5 条 協 会 の 会 員 は 協 会 の 目 的 に 賛 同 して 入 会 した 次 の 各 号 に 掲 げる 者 とする (1) 軽 種 馬 を 生 産 する 者 (2) 軽 種 馬 を 育 成 する 者 (3) 馬 主 (4) 調 教 師 (

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

<4D F736F F D2088CF88F589EF814395AA89C889EF E E834F838B815B83768B4B96F E322E323089FC92E8816A2E646F63>

スライド 1

福山市立駅家南中学校P T A 規約

<4D F736F F D A94BD837D836C B4B92F62E646F6378>

(1) 事 実 の 認 定 について 1 地 方 自 治 法 第 92 条 の2 及 び 公 職 選 挙 法 第 104 条 の 解 釈 について 慎 重 に 審 査 を 行 うため まず 地 方 自 治 法 第 92 条 の2や 公 職 選 挙 法 第 104 条 に 定 める 兼 業 禁 止 規

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

(2) 検 体 採 取 に 応 ずること (3) ドーピング 防 止 と 関 連 して 自 己 が 摂 取 し 使 用 するものに 責 任 をもつこと (4) 医 師 に 禁 止 物 質 及 び 禁 止 方 法 を 使 用 してはならないという 自 己 の 義 務 を 伝 え 自 己 に 施 される

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

対 象 者 株 式 (1,287,000 株 ) 及 び 当 社 が 所 有 する 対 象 者 株 式 (1,412,000 株 )を 控 除 した 株 式 数 (3,851,673 株 )になります ( 注 3) 単 元 未 満 株 式 も 本 公 開 買 付 けの 対 象 としております なお

<4D F736F F D20D8BDB8CFC8BCDED2DDC482A882E682D1BADDCCDFD7B2B1DDBD8B4B92F E646F63>

(7) 組 合 員 及 びその 従 業 員 の 福 利 厚 生 に 関 する 事 業 (8) 前 各 号 の 事 業 に 附 帯 する 事 業 第 3 章 組 合 員 ( 組 合 員 の 資 格 ) 第 8 条 本 組 合 の 組 合 員 たる 資 格 を 有 する 者 は 次 の 各 号 の 要

省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長

三 賛 助 会 員 この 法 人 の 目 的 に 賛 同 して 事 業 を 援 助 するために 次 条 の 規 定 により 入 会 した 企 業 四 名 誉 会 員 この 法 人 の 活 動 に 特 別 に 寄 与 し 理 事 会 で 承 認 された 個 人 2 この 法 人 の 一 般 社 団 法

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

文化政策情報システムの運用等

一般社団法人泉青年会議所

一般競争入札について

Microsoft Word - 結果・異動プレス_ _clean.doc

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

< F2D8AC493C CC81698EF3928D8ED2816A2E6A7464>

社会福祉法人みなと工房定款

第 2 章 費 用 の 分 担 ( 収 入 金 ) 第 6 条 この 組 合 の 事 業 に 要 する 費 用 は 次 の 各 号 に 掲 げる 収 入 金 をもってこれに 充 てる 一 補 助 金 及 び 助 成 金 二 賦 課 金 三 保 留 地 の 処 分 金 四 法 120 条 第 1 項

< E88ABC F C22E786C73>

2. 前 項 の 規 定 にかかわらず 証 券 会 社 等 又 は 機 構 を 通 じた 届 出 の 対 象 となっていない 事 項 については 当 会 社 の 定 める 書 式 により 株 主 名 簿 管 理 人 宛 に 届 け 出 るものとす る ( 法 人 株 主 等 の 代 表 者 ) 第

Microsoft Word - 定款一般財団法人青梅マラソン財団最終

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

人 に 使 用 される 者 としての 勤 続 期 間 を 当 該 職 員 となつた 者 の 職 員 としての 勤 続 期 間 に 通 算 することと 定 められている 法 人 に 限 る )をいう 3 第 一 項 の 退 職 手 当 通 算 予 定 職 員 とは 任 命 権 者 又 はその 委 任

( 会 員 の 資 格 喪 失 ) 第 8 条 会 員 が 次 のいずれか に 該 当 する 場 合 には その 資 格 を 喪 失 する (1) 退 会 したとき (2) 成 年 被 後 見 人 又 は 被 保 佐 人 となったとき (3) 死 亡 し 若 しくは 失 踪 宣 告 を 受 け 又

平成22年12月27日

高砂熱_株式会社丸誠株式に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ_

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

Taro-一般社団定款(H )

( 共 済 金 の 決 定 についての 異 議 の 申 出 ) 第 9 条 共 済 金 の 決 定 について 不 服 のある 共 済 契 約 者 は 本 組 合 に 対 して 異 議 の 申 出 をし 再 審 査 を 請 求 することができる 2 理 事 長 は 前 項 の 申 出 があったときは

(2) 役 員 ( 練 馬 区 地 球 温 暖 化 対 策 地 域 協 議 会 役 員 等 名 簿 ) 平 成 23 年 5 月 26 日 現 在 職 名 氏 名 選 出 団 体 役 職 任 期 会 長 横 倉 尚 練 馬 区 環 境 審 議 会 会 長 武 蔵 大 学 経 済 学 部 教 授 副

27-045人事規程270401

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

社会福祉法人 吉寿会定款

Microsoft Word - 平成25年定款変更その2

委員会規程

Taro-2220(修正).jtd

Taro-29職員退職手当支給規程

京橋製本協同組合定款

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

のとする 3 この 協 会 での 会 員 の 身 分 は 国 際 協 同 組 合 保 険 連 合 の 身 分 と 同 様 とする 4 いかなる 会 員 組 織 も 国 際 協 同 組 合 保 険 連 合 の 会 員 資 格 を 喪 失 した 場 合 には 協 会 の 会 員 資 格 を 喪 失 する

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

第 1 監 査 の 請 求 1 請 求 人 姫 路 市 廣 野 武 男 2 請 求 年 月 日 姫 路 市 職 員 措 置 請 求 ( 住 民 監 査 請 求 政 務 調 査 費 の 返 還 に 係 る 法 定 利 息 の 不 足 以 下 本 件 請 求 という )に 係 る 請 求 書 は 平 成

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

Microsoft Word - 7._1_定款.doc

< C8EAE81698B4C93FC8FE382CC97AF88D38E968D CA8E86816A2E786C73>

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

愛媛県高速運輸事業協同組合定款

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

                         庁議案件No

職 員 退 職 手 当 支 給 規 程 平 成 15 年 10 月 1 日 規 程 第 号 改 正 平 成 17 年 1 月 31 日 規 程 第 17-1 号 改 正 平 成 20 年 12 月 22 日 規 程 第 号 改 正 平 成 22 年 3 月 18 日 規 程

8月9月幹事会検討内容

追手門学院大学授業料など納付規程

内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

飯塚毅育英会第2号

Transcription:

党 総 務 会 とは いかなる 会 議 体 なのか 明 治 学 政 治 経 済 学 部 川 伸 nisikawa1116 gmail.com ( @) http://www.nishikawashin-ichi.net/ はじめに 党 本 部 6 階 にある 総 務 会 室 (2016.2.29 撮 影 ) @ 党 の 意 思 決 定 1 党 会 : 年 に1 回 最 機 関 2 党 会 に 代 わる 両 院 議 員 総 会 : 特 に 緊 急 を 要 する 事 項 例 ) 総 裁 が 任 期 途 中 に 辞 職 した 場 合 後 任 総 裁 を 選 任 3 両 院 議 員 総 会 : 特 に 重 要 な 事 項 4 総 務 会 : 重 要 事 項 総 務 会 は 党 の 運 営 及 び 国 会 活 動 に 関 する 重 要 事 項 を 審 議 決 定 する 常 設 の 意 思 決 定 機 関 ( 党 則 38 条 ) 1 1 会 議 体 としての 基 本 事 項 @ 会 議 室 1 国 会 閉 会 中 : 党 本 部 6 階 の 総 務 会 室 2 国 会 開 会 中 : 院 内 の 第 五 控 室 細 い 楕 円 テーブル 壁 際 にも 椅 @ 定 例 時 原 則 として 毎 週 曜 と 曜 の11 時 から; 所 要 時 間 は15 分 ほど どんなに 延 びても 通 常 は 正 午 には 終 わる どの 議 員 も 昼 付 き の 会 議 を 抱 えている 定 数 はない (2016.2.29 撮 影 ) 第 3 次 安 倍 内 閣 の 改 造 に 先 だって 開 かれた 臨 時 総 務 会 2015.10.8 朝 新 聞 2 1

@ 総 務 の 定 員 1 総 務 会 のメンバーを 総 務 といい その を 総 務 会 という 2 定 員 は25 名 全 員 が 党 所 属 国 会 議 員 3 総 務 以 外 に 次 のポストにある 者 も 出 席 する 副 総 裁 幹 事 政 務 調 査 会 国 会 対 策 委 員 選 挙 対 策 委 員 組 織 運 動 本 部 広 報 本 部 参 議 院 議 員 会 参 議 院 幹 事 参 議 院 政 策 審 議 会 参 議 院 国 会 対 策 委 員 年 局 性 局 総 裁 も 出 席 することがある 総 務 以 外 の 出 席 者 には 議 決 権 はない 4 陪 席 者 が 壁 際 の 席 に 座 る 副 幹 事 の 総 務 会 担 当 国 会 対 策 副 委 員 の 総 務 会 担 当 階 俊 博 総 務 会 ( 左 から2 ); 左 は 村 正 彦 副 総 裁 右 は 垣 禎 幹 事 さらに 右 は 稲 朋 美 政 調 会 3 総 務 会 担 当 の 事 務 局 の 職 員 ( 会 議 記 録 は 残 すが 正 式 の 議 事 録 はない 発 の 萎 縮 の 抑 のため) 5 党 議 員 ならばだれでも 傍 聴 できる 総 務 会 は 党 議 員 ならば 誰 でも 室 内 に って 会 議 を 傍 聴 でき るし 誰 もが 番 外 発 と 称 する 意 を 述 べることができる ( 堀 内 2006:60) ただし 傍 聴 および 番 外 発 は 総 務 会 に 事 前 通 告 してお くことが 慣 例 2 総 務 の 構 成 と 任 期 @ 総 務 の 選 出 枠 別 構 成 党 所 属 の 衆 議 院 議 員 の 公 選 による 者 11 名 党 所 属 の 参 議 院 議 員 の 公 選 による 者 8 名 三 総 裁 の 指 名 による 者 6 名 党 則 39 条 は 衆 院 例 代 表 ブロックごとに 置 かれている11のブロック 両 院 議 員 会 が 公 選 は 参 院 執 部 が 公 選 三 は 総 裁 幹 事 総 務 会 が 指 名 する 議 員 を 選 考 4 2

社 会 主 義 理 論 学 会 第 71 回 研 究 会 @ 慶 應 義 塾 学 三 キャンパス 2016.6.26 @2016 年 1 13 時 点 での 総 務 25 名 の 選 出 枠 別 構 成 総 務 就 任 者 の 特 徴 1 当 選 回 数 豊 富 なベテラン 議 員 が 多 い 2 には 衆 院 からの 鞍 替 え 組 が 半 数 を 占 める 3 三 は 全 員 が 衆 院 議 員 副 会 は9 名 以 内 ( 現 状 は7 名 ) さらに 副 会 から 会 代 理 を 指 名 することができる ( 現 状 は2 名 ) 野 毅 衆 院 議 員 ( 熊 本 2 区 当 選 15 回 ) ( 注 ) 参 院 議 員 の 当 選 回 数 のあとの a は 任 期 前 期 ( 改 選 が 次 々 回 通 常 選 挙 ) b は 任 期 後 期 ( 改 選 が 次 回 通 常 選 挙 )を 指 す 5 ( 出 典 ) 報 告 者 作 成 @ 総 務 と 兼 職 できないポスト 党 政 府 および 国 会 の 以 下 の 役 職 に 就 いている 者 は 慣 例 的 に 総 務 と 兼 職 できない(166 名 ) ( 理 由 ) 仮 に 総 務 に 就 いたとしても 総 務 会 に 物 理 的 に 出 席 できないか あるいは 利 益 相 反 になってしまう ( 参 考 ) 総 務 の 員 数 :1960 年 党 会 以 降 30 名 2001 年 党 会 で31 名 に 2009 年 総 選 挙 で119 名 しか 当 選 せず 衆 院 議 員 に 割 り 当 てら れている 総 務 の 員 数 を 満 たすことができず 2010 年 党 会 で25 名 へ 減 員 2012 年 総 選 挙 での 勝 政 権 復 帰 後 も 総 務 の 員 数 増 員 を 求 め る 要 求 はなく 25 名 のまま 現 在 に る( 党 則 37 条 ) ( 注 ) の 員 数 に 相 は 含 まない 6 ( 出 典 ) 党 および 衆 議 院 参 議 院 のHP 3

@ 総 務 の 任 期 党 則 80 条 1 項 : 役 員 の 任 期 は 総 裁 については 三 年 とし その 他 はすべて 年 とする ただし 重 任 を 妨 げない 党 則 80 条 5 項 : 総 裁 が 新 たに 選 任 された 場 合 は 第 項 の 規 定 にかかわらず 役 員 の 任 期 は 終 了 するものとする 党 則 80 条 6 項 : 総 裁 以 外 の 役 員 については その 補 の 場 合 には 前 任 者 の 残 任 期 間 とし 新 任 の 場 合 には 他 の 般 の 役 員 の 任 期 によるものとする 党 則 81 条 : 役 員 は その 任 期 が 満 了 は 終 了 した 後 でもそれぞれの 続 きを 経 て 後 任 者 が 決 定 する までは 引 き 続 きその 職 に 在 るものとする 直 近 5 年 の 総 務 の 任 期 7 1 党 則 80 条 1 項 で 定 められた1 年 の 任 期 になることは むしろ 珍 しい ( 理 由 ) 新 総 裁 選 任 (Ⅰ Ⅳ) 内 閣 改 造 党 役 員 事 (Ⅲ Ⅴ)があった 場 合 それ に 連 動 して 総 務 の 任 期 が 終 了 する Ⅰ: 総 裁 選 で 安 倍 晋 三 が 総 裁 に 選 出 Ⅳ: 総 裁 選 で 無 投 票 再 選 された 安 倍 が 両 院 議 員 総 会 で 正 式 に 総 裁 に 決 定 Ⅲ:2014 年 9 3 に 内 閣 改 造 党 役 員 事 があり 9 19 に 新 総 務 が 決 定 Ⅴ:2015 年 10 7 に 内 閣 改 造 党 役 員 事 があり 10 27 に 新 総 務 が 決 定 21 年 の 任 期 満 了 を 待 たずに 任 期 が 終 了 した 場 合 党 則 81 条 により 総 務 会 は 開 かれる 総 務 不 在 の 期 間 : 2012 年 9 27 から 同 年 10 15 2015 年 9 25 から 同 年 10 26 党 の 臨 時 総 務 会 で 結 束 を 確 認 する 安 倍 晋 三 総 裁 ( 右 から2 )と 稲 朋 美 政 調 会 ( 右 端 ) ら 党 執 部 =10 7 東 京 永 町 の 党 本 部 ( 斎 藤 良 雄 撮 影 ) ( 出 典 )2015.10.13ウェブ 版 産 経 ニュース 8 4

@ い 違 う 総 務 会 と 総 務 の 着 任 期 党 則 40 条 5 項 : 総 務 会 及 び 副 会 は 総 務 会 において 互 選 する 実 際 には 総 裁 出 席 の 臨 時 総 務 会 で 総 裁 より 推 薦 がなされ それが 承 認 される 例 )2014 年 9 3 ( ) 午 前 の 臨 時 総 務 会 野 聖 総 務 会 が 安 倍 総 裁 に 発 を 求 め 安 倍 が 階 を 野 に 代 わる 総 務 会 に 推 薦 する 異 議 なし で 階 が 新 総 務 会 に 就 任 野 は 退 席 同 午 後 に 内 閣 改 造 直 近 5 の 総 務 会 と その 下 での 総 務 着 任 その 後 総 務 と 兼 職 できないポストを 順 次 埋 めていき 9 19 ( )に 新 総 務 が 決 まる 9 3 総 務 会 の 機 能 党 則 38 条 : 総 務 会 は 党 の 運 営 及 び 国 会 活 動 に 関 する 重 要 事 項 を 審 議 決 定 する @ 党 の 運 営 に 関 する 重 要 事 項 = 幹 部 事 党 四 役 : 幹 事 総 務 会 政 調 会 選 対 委 員 総 務 会 の 承 認 を 受 けて 総 裁 が 決 定 する ( 党 則 9 条 46 条 52 条 7 項 ) 執 部 : 副 総 裁 幹 事 総 務 会 政 調 会 選 対 委 員 国 会 対 策 委 員 幹 事 代 組 織 運 動 本 部 広 報 本 部 総 裁 特 別 補 佐 組 織 運 動 本 部 と 広 報 本 部 は 党 四 役 と 同 じ 選 任 続 きを 経 る( 党 則 17 条 21 条 ) 国 対 委 員 と 幹 事 代 については 総 務 会 の 承 認 を 受 けて 幹 事 が 決 定 する ( 同 24 条 2 項 10 条 ) 総 務 会 の 承 認 がなければ 党 の 幹 部 事 は 進 まない 10 5

@ 総 務 会 が 担 う 幹 部 事 を 除 く 党 の 運 営 に 関 する 重 要 事 項 11 @ 国 会 活 動 に 関 する 重 要 事 項 政 策 の 事 前 審 査 党 則 42 条 2 項 : 党 が 政 策 として 採 する 議 案 は 政 務 調 査 会 の 議 を 経 なければならない 政 務 調 査 会 :13 部 会 (ほぼ 省 庁 ごと) 政 調 審 議 会 同 45 条 1 項 : 政 務 調 査 会 に 政 策 案 を 審 議 決 定 するため 政 調 審 議 会 を 置 く 同 45 条 5 項 : 政 調 審 議 会 において 決 定 した 政 策 に 関 する 事 項 は 速 やかに 総 務 会 に 報 告 しその 決 定 を 経 なけ ればならない 総 務 会 での 説 明 のため 部 会 が 出 席 総 務 の 評 価 がその 後 の 出 世 にかか わるので 説 明 語 句 の 語 語 を 吟 味 ( 村 川 1989:279)して 臨 む 泉 進 次 郎 農 林 部 会 ( 当 3) ( 出 典 ) 村 川 郎 (1997) 由 主 党 の 政 策 決 定 過 程 の 軌 跡 中 村 睦 男 前 英 昭 編 法 過 程 の 研 究 信 社 127 6

社 会 主 義 理 論 学 会 第 71 回 研 究 会 @ 慶 應 義 塾 学 三 キャンパス 2016.6.26 例 ) 安 保 法 制 11 法 案 2015 年 5 11 ( ) 関 連 部 会 で 了 承 12 ( )10 時 からの 政 調 審 議 会 で 了 承 同 11 時 からの 総 務 会 で 審 議 決 定 総 務 会 の 了 承 = 党 議 拘 束 5 14 ( ) 臨 時 閣 議 で 閣 議 決 定 翌 国 会 提 出 7 16 衆 院 本 会 議 採 決 党 議 にそむく 為 を 回 避 す るため 席 届 を 出 した 村 上 誠 郎 衆 院 議 員 ( 当 10) 右 ひざが 前 から 悪 化 総 務 会 による 法 案 の 事 前 審 査 制 を 確 定 させた 13 城 宗 徳 総 務 会 が 平 正 芳 官 房 官 にあてた 書 総 務 会 の 了 承 が 閣 議 決 定 の 前 提 総 務 会 で 了 承 されなかった 場 合 : 閣 議 へあげられず 政 調 審 議 会 へ 差 し 戻 される 重 要 法 案 となると 総 務 会 の 段 階 でもいろいろな 意 が 出 てきて 政 審 に 差 し 戻 すもの 修 正 を 加 えて 再 提 出 させるものもある ( 堀 内 2006:57) 総 務 会 が 予 算 法 案 の 事 前 審 査 の 最 終 関 例 ) 平 政 権 による 祝 法 改 正 案 : 6 第 1 曜 を 家 庭 の として 祝 にする 1980.4.9 家 庭 基 盤 充 実 特 別 委 員 会 と 内 閣 部 会 の 合 同 会 議 で 決 定 総 務 会 は 野 党 の 強 い 反 対 を 理 由 に 政 審 に 差 し 戻 す 5.8 政 審 は 同 改 正 案 を 政 調 会 預 かり とし 国 会 提 出 を 事 実 上 断 念 した 4 総 務 会 の 議 決 法 党 則 41 条 : 総 務 会 の 議 事 は 出 席 者 の 過 半 数 で 決 し 可 否 同 数 のときは 議 の 決 するところによる 1980.4.12 毎 新 聞 14 7

@ 全 会 致 の 良 識 党 総 務 会 は 多 様 な 意 を 持 つ 議 員 の 意 を 集 約 する 場 であり 政 権 を える 与 党 の 最 意 思 決 定 機 関 であるから 異 論 が 続 出 しても 最 後 には 全 会 致 の 原 則 を 守 ってきた これは 国 政 党 としての 党 が 約 四 年 にわたって 維 持 してきた 良 識 であり 議 院 内 閣 制 のわが 国 の 政 治 が 安 定 していた 基 盤 である ( 同 :55) 1962 年 の 城 宗 徳 総 務 会 時 代 からの 慣 例 その 意 義 その 議 決 1 時 間 をかけても 努 して 反 対 者 をなくすこと 2 党 を 割 らないために 最 限 の 努 をすること ( 同 :58) 異 議 なし 採 決 反 対 の 総 務 は 途 中 退 席 する 従 って 定 数 は 設 定 できない 異 例 の 挙 採 決 2005.6.28( ) 臨 時 総 務 会 郵 政 営 化 関 連 法 案 の 修 正 案 で 久 間 章 総 務 会 が 強 挙 の 数 は 数 えておらず 採 決 に 際 し 賛 成 何 名 反 対 何 名 とははっきり 表 明 できなかった ( 同 :113) 10 年 ぶりの 挙 採 決 2015.5.12 総 務 会 : 安 保 法 制 に 反 対 の 村 上 総 務 が 説 を 訴 えたあと 途 中 退 席 し 挙 で 全 会 致 15 理 由 階 総 務 会 重 要 法 案 だ (2015.5.13 毎 新 聞 ) 賛 成 か 反 対 かわからずその 場 にいたというのでは 困 る ( 同 付 経 新 聞 ) むすび 和 の 式 の 維 持 装 置 京 極 純 決 定 に 関 する 伝 統 的 な 制 度 において 成 員 全 員 に 平 等 な 参 加 資 格 があり( 参 加 の 政 治 ) また 全 員 が 拒 否 権 をもつ( 全 員 致 ) 上 に 票 決 を いて 対 ないし 多 数 派 少 数 派 分 化 を 成 員 の 眼 に えるように 表 することは できる 限 り 回 避 すべきこととさ れている ( 京 極 1983:208) 本 型 意 志 決 定 = 和 の 式 票 決 によって 集 合 体 なり 集 団 のなかに シコリが 残 る ことは 避 けがたい したがって 和 を 尊 重 する 々は 根 回 し( 事 前 作 )による 対 決 の 回 避 に 熱 となる ( 同 :210) @ 引 参 照 献 京 極 純 (1983) 本 の 政 治 東 出 版 会 堀 内 光 雄 (2006) 党 は 殺 された! WAC 村 川 郎 (1989) 党 の 政 策 決 定 システム 教 育 社 きょうごく じゅんいち (1924-2016) (1997) 由 主 党 の 政 策 決 定 過 程 の 軌 跡 中 村 睦 男 前 英 昭 編 法 過 程 の 研 究 信 16 社 8