売 上 高 と 営 業 利 益 の 推 移 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 事 業 概 要 商 品 数 は PB 商 品 ナショナルブランド 商 品 合 わせて 約 4,000 点 に 上



Similar documents



Microsoft Word )40期決算公開用.doc

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6


平成29年2月期 第2四半期決算短信

連結計算書

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有


1_2013BS(0414)

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

第316回取締役会議案

 

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770>

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (


公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

<4D F736F F D E91E6318E6C94BC8AFA925A904D D838A815B8BA693AF8E9497BF2E646F63>

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

平成28年11月期第3四半期決算短

<重要な会計方針及び注記>

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税


科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

< DE096B1838C837C815B ECA905E93FC2E786C7378>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

6-1 第 6 章 ストック オプション 会 計 設 例 1 基 本 的 処 理 Check! 1. 費 用 の 計 上 ( 1 年 度 ) 2. 費 用 の 計 上 ( 2 年 度 )- 権 利 不 確 定 による 失 効 見 積 数 の 変 動 - 3. 費 用 の 計 上 ( 3 年 度 )-

<4D F736F F D E718CF68D C768E5A8F9197DE>

平成24年度 業務概況書

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

Ⅰ.2015 年 度 (2016 年 3 月 期 ) 決 算 概 要 1

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について


市況トレンド

< CF6955C976C8EAE DE82C28E73816A2E786C73>

(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当

Taro-給与公表(H25).jtd

2016年夏のボーナス見通し

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

別紙3

Microsoft PowerPoint - 基金制度

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

2

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

Microsoft Word - H20中小会計指針新旧対照表 doc

貸 借 対 照 表 内 訳 表 212 年 3 月 31 日 現 在 公 益 財 団 法 人 神 奈 川 県 公 園 協 会 科 目 公 益 目 的 事 業 会 計 収 益 事 業 等 会 計 法 人 会 計 内 部 取 引 消 去 合 計 Ⅰ 資 産 の 部 1. 流 動 資 産 現 金 預 金

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.

スライド 1

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関


<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

<8DE096B18F94955C816996BE8DD78ADC82DE816A81798F4390B394C5817A F89AA8BB388E791E58A77816A2E786C73>

スライド 1

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

Ⅰ 平成14年度の状況

Ⅰ 平成14年度の状況


(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

Microsoft Word - H25普通会計決算状況 .docx

連 結 損 益 計 算 書 売 上 高 及 びその 他 の 営 業 収 入 営 業 費 用 売 上 原 価 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 研 究 開 発 費 営 業 費 用 合 計 営 業 利 益 営 業 外 収 益 ( 費 用 ) 受 取 利 息 支 払 利 息 営 業 外 収 益 (

Microsoft Word - 国民年金の加入納付状況H25

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

第5回法人課税ディスカッショングループ 法D5-4

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 有 2 1

Microsoft Word 運営方針(本編)

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

Microsoft PowerPoint - 税制上の特例.pptx

個人住民税徴収対策会議

16 日本学生支援機構

目 次 貸 借 対 照 表 1 損 益 計 算 書 2 キャッシュ フロー 計 算 書 3 利 益 の 処 分 に 関 する 書 類 4 国 立 大 学 法 人 等 業 務 実 施 コスト 計 算 書 5 注 記 事 項 6 附 属 明 細 書 別 紙

Microsoft Word - 結果・異動プレス_ _clean.doc

注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

損 益 計 算 書 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 から 平 成 24 年 3 月 31 日 まで) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 鉄 道 事 業 営 業 収 益 99,036 営 業 費 75,997 営 業 利 益 23,039 そ の 他 の 事 業 営 業 収 益 7

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

<4D F736F F D2093FA967B90BB95B28A948EAE89EF8ED082C982E682E993968ED CA8A948EAE82C991CE82B782E98CF68A4A AF82CC8C8B89CA82C98AD682B782E982A8926D82E782B95F E32315F2E646F63>

JAL Xxxxxxxx Xxxxxxxx

高砂熱_株式会社丸誠株式に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ_

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

Transcription:

Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. http://www.fisco.co.jp Important disclosures and disclaimers appear at the back of this document. 企 業 調 査 レポート 執 筆 客 員 アナリスト 佐 藤 譲 企 業 情 報 はこちら >>> 伪 伪 業 務 スーパー 事 業 のほか 外 食 事 業 再 生 可 能 エネル ギー 事 業 を 展 開 <3038> は 農 畜 産 物 の 生 産 から 製 造 加 工 小 売 販 売 に 至 るまで 製 販 一 体 の 六 次 産 業 企 業 として 国 内 トップ 企 業 である 食 品 スーパーである 業 務 スーパー を FC 展 開 す るほか 外 食 事 業 再 生 可 能 エネルギー 事 業 へと 展 開 店 舗 での 徹 底 的 な ローコストオ ペレーション とオリジナル 商 品 の 開 発 生 産 技 術 力 輸 入 商 品 調 達 力 などが 業 務 スーパー の 成 長 の 原 動 力 となっている 2013 年 には ジー テイスト <2694> を 始 め 外 食 事 業 を 主 に 展 開 する ( 株 ) ジー コミュニケーショングループをグループ 会 社 化 している 2015 年 10 月 期 の 連 結 業 績 は 売 上 高 が 前 期 比 6.8% 増 の 228,590 百 万 円 経 常 利 益 が 同 33.4% 増 の 8,568 百 万 円 と 過 去 最 高 業 績 を 連 続 で 更 新 した 顧 客 ニーズに 対 応 した PB 商 品 の 開 発 や 効 果 的 な 販 促 施 策 の 実 施 生 産 子 会 社 の 収 益 改 善 効 果 などにより 主 力 の 業 務 スーパー 事 業 が 前 期 比 8.2% 増 収 21.4% 増 益 と 好 調 に 推 移 したことが 主 因 だ 2016 年 10 月 期 も 業 務 スーパー 事 業 をけん 引 役 として 売 上 高 は 前 期 比 6.3% 増 の 243,000 百 万 円 経 常 利 益 が 同 6.2% 増 の 9,100 百 万 円 と 増 収 増 益 を 見 込 む 業 務 スーパーの 店 舗 数 は 首 都 圏 エリアを 中 心 に 出 店 を 行 い 前 期 末 比 25 店 舗 増 を 計 画 している 今 期 も 自 社 グ ループ 商 品 など PB 商 品 の 開 発 強 化 を 進 め 生 産 子 会 社 の 収 益 向 上 も 増 益 要 因 となる また 外 食 事 業 で 赤 字 の 続 いていた 神 戸 クック 事 業 についても 黒 字 化 を 目 指 していく エコ 再 生 エネルギー 事 業 に 関 しては 当 初 想 定 よりも 増 強 ペースが 鈍 いものの 前 期 より 黒 字 転 換 して いる なお 地 方 活 性 化 への 貢 献 を 目 的 とした 観 光 事 業 として 2016 年 に 大 分 県 の 温 浴 施 設 北 海 道 の 観 光 農 園 や 商 業 施 設 をオープンする 予 定 となっている 株 主 還 元 策 として 同 社 は 経 営 成 績 に 応 じた 利 益 配 分 を 行 うことを 基 本 方 針 としており 2016 年 10 月 期 は 前 期 比 実 質 横 ばいの 40.0 円 ( 配 当 性 向 19.7%) を 予 定 している また 株 主 優 待 制 度 として 10 月 末 の 株 主 に 対 して 保 有 株 数 に 応 じて 自 社 グループ 商 品 の 贈 呈 を 行 っている (100 株 で 3,000 円 相 当 ) なお 同 社 は 2016 年 2 月 9 日 に 同 社 株 式 を 対 象 とするインサイダー 取 引 が 行 われた 疑 いがあるとした 新 聞 報 道 を 受 けて 証 券 取 引 等 監 視 委 員 会 の 行 う 調 査 に 協 力 している 事 実 を 明 らかにしている 同 社 においても 同 社 役 職 員 の 関 与 の 有 無 も 含 めて 現 在 調 査 を 実 施 中 であり 証 券 取 引 等 監 視 委 員 会 の 行 う 調 査 に 引 き 続 き 全 面 的 に 協 力 することを 表 明 している 伪 伪 Check Point 商 品 数 は PB 商 品 ナショナルブランド 商 品 合 わせて 約 4,000 点 に 上 る 新 業 態 の 輸 入 食 品 専 門 店 ガレオン の 動 向 に 注 目 業 務 スーパー 事 業 を 軸 に 中 期 的 な 成 長 を 見 込 む 1

売 上 高 と 営 業 利 益 の 推 移 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 事 業 概 要 商 品 数 は PB 商 品 ナショナルブランド 商 品 合 わせて 約 4,000 点 に 上 る 同 社 は 食 品 スーパーの 業 務 スーパー を 全 国 に 展 開 するだけでなく 食 材 となる 農 畜 産 物 の 生 産 や 製 造 加 工 などもグループで 手 掛 ける 国 内 トップの 六 次 産 業 企 業 である 事 業 セ グメントとしては 主 力 の 業 務 スーパー 事 業 のほか 神 戸 クック 事 業 クックイノベンチャー 事 業 エコ 再 生 エネルギー 事 業 と 4 つの 事 業 セグメントで 開 示 している セグメント 別 売 上 高 ( 百 万 円 ) 業 務 スーパー 神 戸 クック クックイノベンチャー エコ 再 生 エネルギー 期 期 期 期 業 務 スーパー 事 業 業 務 スーパー 事 業 は 連 結 売 上 高 営 業 利 益 の 8 割 強 を 占 める 同 社 の 主 力 事 業 となる 同 社 は 業 務 スーパー の FC 本 部 として 商 品 の 企 画 開 発 及 び 調 達 等 を 行 っている また 業 務 スーパー で 販 売 するプライベートブランド ( 以 下 PB) 商 品 の 一 部 を 国 内 外 の 子 会 社 で 製 造 している 2008 年 以 降 M&A により 食 品 工 場 を 積 極 的 にグループ 化 しており 現 在 国 内 における 100% 出 資 の 食 品 工 場 保 有 数 としては 21 拠 点 と 食 品 小 売 業 界 の 中 でトップと なっている 2

事 業 概 要 業 務 スーパー は 業 務 用 をメインとした 商 品 開 発 販 売 からスタートし 中 間 流 通 マージン を 除 いた 直 仕 入 や 店 舗 運 営 の 効 率 化 を 徹 底 したローコストオペレーションにより 品 質 の 良 い 商 品 をベストプライス で 提 供 することで 顧 客 からの 支 持 を 集 め 2000 年 の 開 業 以 降 急 成 長 を 遂 げてきた 2015 年 10 月 末 の 店 舗 数 は 713 店 舗 で キャッシュ & キャリー 型 の 店 舗 数 としては 国 内 シェア 約 69% とトップの 地 位 を 確 立 している 直 営 店 舗 は 2 店 舗 のみで FC 展 開 によって 店 舗 数 の 拡 大 を 進 めている 主 な FC 企 業 としては G-7 ホールディングス <7508> の 子 会 社 である ( 株 ) G-7 スーパーマートのほか オーシャンシステム <3096> などがある 業 務 スーパー 店 舗 数 ( 店 舗 ) ( 期 末 ) FC 本 部 としてのロイヤリティー 収 入 は FC 加 盟 店 への 商 品 出 荷 高 の 1% としており FC 展 開 する 企 業 の 中 では 低 い 料 率 となっている これは 同 社 の 経 営 方 針 として すべての 取 引 会 社 の 収 益 を 拡 大 していくことが 自 社 の 成 長 につながるという 考 えによるもので ロイヤリティー 収 入 で 稼 ぐのではなく 食 品 の 製 造 と 卸 売 事 業 で 収 益 を 拡 大 していくことを 基 本 戦 略 として 掲 げているためだ 取 扱 商 品 総 数 は PB 商 品 ナショナルブランド 商 品 合 わせて 約 4,000 点 に 上 る PB 商 品 に 関 しては 国 内 外 のグループ 会 社 20 社 23 工 場 (うち 中 国 2 工 場 ) に 加 えて 海 外 の 約 350 の 協 力 工 場 から 調 達 している 自 社 グループ 内 での 調 達 比 率 は 売 上 全 体 の 約 10% 残 り 約 90% がメーカーからの 仕 入 れとなっている また 輸 入 比 率 は 約 20% で そのうち 約 半 分 を 中 国 残 り 半 分 を 欧 米 アセアン 地 域 から 直 輸 入 しており 輸 入 先 数 は 約 50 ヶ 国 に 上 る 特 に ここ 数 年 は 欧 州 やアセアンなど 中 国 以 外 の 国 からの 輸 入 を 強 化 している 商 品 としては 各 国 の 代 表 商 品 となるようなもので イタリアならパスタやオリーブオイル ベルギー ではチョコレートやワッフルといったように 消 費 者 にとって 魅 力 のある 商 材 を 発 掘 しているほ か ハラール 商 品 などの 調 達 にも 注 力 している なお 生 鮮 食 料 品 については 自 社 で 仕 入 れ 調 達 せず 各 FC 店 舗 の 裁 量 に 任 せている また 同 社 は 子 会 社 展 開 により 農 畜 産 物 の 生 産 といった 第 一 次 産 業 から 手 掛 けているこ とも 大 きな 特 徴 となっている 国 内 では 北 海 道 で 主 にジャガイモや 大 豆 の 生 産 と 約 700 頭 の 牛 の 肥 育 を 約 1,570 ヘクタールの 広 大 な 敷 地 で 運 営 している また 岡 山 県 では 吉 備 高 原 どり を 養 鶏 し その 日 のうちに 処 理 された 鶏 を 24 時 間 以 内 に 新 鮮 なまま 業 務 スーパー ( 岡 山 広 島 関 西 の 一 部 エリアのみ) に 納 品 しているほか 2015 年 4 月 からは 群 馬 県 でも 上 州 高 原 どり の 養 鶏 を 開 始 し 関 東 の 一 部 店 舗 へ 納 品 が 始 まっている 水 産 業 に 関 しては 宮 城 県 で 地 域 産 業 復 興 支 援 の 一 環 として 漁 業 や 水 産 加 工 業 を 行 って いる また 海 外 でもエジプトで 約 2,900 ヘクタールの 土 地 を 保 有 し 砂 漠 の 農 地 化 に 取 り 組 んでおり 2014 年 春 には 約 1,100 トンの 小 麦 の 収 穫 に 成 功 エジプト 政 府 への 売 却 や 地 元 への 寄 付 を 行 った 2015 年 以 降 も 収 量 を 増 加 させている 3

事 業 概 要 為 替 変 動 の 影 響 に 関 して 同 社 は 仕 入 れ 決 済 の 大 半 をドル 建 てで 行 っているため ( 残 りは ユーロ 円 建 て) 円 安 はコスト 高 となる このため 一 部 為 替 予 約 によるヘッジを 行 っており ヘッ ジ 部 分 に 関 しては 営 業 外 収 支 に 反 映 されることになる 一 方 為 替 変 動 に 伴 う FC 加 盟 店 へ の 卸 価 格 の 変 更 はタイムラグが 生 じるため 急 激 に 為 替 が 変 動 した 場 合 などは 収 益 に 与 える 影 響 も 一 時 的 に 大 きくなる 可 能 性 がある 神 戸 クック 事 業 神 戸 クック 事 業 は 業 務 スーパー で 構 築 された 原 材 料 の 仕 入 れ 調 達 から 商 品 販 売 に 至 るまでのローコスト 運 営 のノウハウを 活 かした 中 食 外 食 事 業 となる 現 在 は 主 に 神 戸 クックワールドビュッフェ (2015 年 10 月 末 15 店 舗 ) 出 来 立 ての 惣 菜 を 提 供 するデリと 食 品 物 販 を 融 合 した Green s K ( 同 10 店 舗 ) ビュッフェとセルフクックを 融 合 したレストラン Green s K 鉄 板 ビュッフェ ( 同 5 店 舗 )などで 構 成 されている 2014 年 には ビュッフェ & しゃ ぶしゃぶ 神 戸 を 和 歌 山 県 に 開 店 したほか 同 年 10 月 には 米 国 ニューヨークに SHABU SHABU KOBE 1 号 店 を 開 店 した クックイノベンチャー 事 業 2013 年 4 月 にグループ 会 社 化 したジー コミュニケーショングループの 事 業 となる 2015 年 10 月 期 の 売 上 構 成 比 では 約 15% 営 業 利 益 では 約 16% を 占 めており 業 務 スーパー 事 業 に 次 ぐ 比 率 を 占 めている ジー コミュニケーション 傘 下 のジー テイストが 株 式 上 場 し ており 居 酒 屋 や 回 転 ずしなどの 外 食 事 業 約 800 店 舗 学 習 塾 ITTO 個 別 指 導 学 院 ( 自 分 未 来 きょういく ( 株 )) や 英 会 話 スクール NOVA (( 株 ) NOVA) を 中 心 とした 教 育 事 業 で 約 100 校 舎 の 運 営 を 行 っている エコ 再 生 エネルギー 事 業 2012 年 より 新 規 参 入 したエコ 再 生 エネルギー 事 業 では 主 に 太 陽 光 発 電 事 業 を 推 進 して いるほか 地 熱 発 電 やバイオマス 発 電 の 事 業 化 を 進 めている また 地 熱 エネルギーを 活 用 した 温 浴 施 設 や 温 水 ハウスなど 観 光 事 業 を 今 後 展 開 していく 予 定 となっている 伪 伪 業 績 動 向 クックイノベンチャー 事 業 などが 利 益 増 に 寄 与 (1) 2015 年 10 月 期 業 績 について 2015 年 10 月 期 の 連 結 業 績 は 売 上 高 が 前 期 比 6.8% 増 の 228,590 百 万 円 営 業 利 益 が 同 31.3% 増 の 6,801 百 万 円 経 常 利 益 が 同 33.4% 増 の 8,568 百 万 円 当 期 純 利 益 が 同 58.1% 増 の 4,112 百 万 円 と 増 収 増 益 となり 過 去 最 高 業 績 を 連 続 で 更 新 した 主 力 の 業 務 スー パー 事 業 の 業 績 が 順 調 に 拡 大 したことに 加 えて クックイノベンチャー 事 業 も 業 務 効 率 の 改 善 や 事 業 の 選 択 と 集 中 を 進 めたことで 収 益 性 が 向 上 し 利 益 増 に 寄 与 した 会 社 計 画 対 比 では 売 上 高 営 業 利 益 ともに 若 干 上 回 ったが 期 末 にかけて 為 替 が 円 高 に 進 んだ 影 響 により 為 替 差 益 やデリバティブ 評 価 益 が 縮 小 し 経 常 利 益 当 期 純 利 益 は 下 回 る 格 好 となった 4

業 績 動 向 2015 年 10 月 期 連 結 業 績 ( 単 位 : 百 万 円 ) 14/10 期 15/10 期 実 績 対 売 上 比 会 社 計 画 実 績 対 売 上 比 前 期 比 期 初 計 画 比 売 上 高 214,028-228,000 228,590-6.8% 0.2% 売 上 原 価 181,837 84.9% - 195,431 85.4% 7.4% - 販 管 費 27,013 12.6% - 26,358 11.5% -2.4% - 営 業 利 益 5,178 2.4% 6,300 6,801 2.9% 31.3% 7.9% 経 常 利 益 6,424 3.0% 9,000 8,568 3.7% 33.4% -4.8% 特 別 損 益 -486 - - -615 - - - 当 期 純 利 益 2,601 1.9% 5,000 4,112 1.7% 58.0% -17.5% 注 : 会 社 計 画 は 2015 年 8 月 時 点 テレビ CM などの 販 促 施 策 で 業 務 スーパー 事 業 は 増 収 増 益 (2) 事 業 別 動 向 業 務 スーパー 事 業 業 務 スーパー 事 業 の 売 上 高 は 前 期 比 8.2% 増 の 192,108 百 万 円 営 業 利 益 は 同 21.4% 増 の 7,431 百 万 円 となった 店 舗 数 が 前 期 末 比 28 店 舗 増 の 713 店 舗 と 拡 大 したことに 加 えて 既 存 店 舗 の 売 上 高 が 前 期 比 4.8% 増 と 堅 調 に 推 移 したことが 増 収 要 因 となった 同 期 間 にお ける 国 内 スーパーマーケット 業 界 全 体 の 既 存 店 売 上 高 は 1.6% 増 となっており 業 務 スーパー の 販 売 力 の 強 さが 際 立 った 格 好 となった 既 存 店 の 売 上 高 が 伸 びた 要 因 としては 年 2 回 の 特 売 セールに 合 わせて 効 果 的 なテレビ CM を 実 施 し 集 客 力 を 高 めたことや 季 節 やシーンごとに 合 う 商 品 を 店 頭 POP で 紹 介 するな ど 各 店 舗 での 販 促 施 策 を 強 化 したことが 挙 げられる 円 安 の 影 響 などにより 一 部 商 品 の 値 上 げを 実 施 したが 販 売 数 量 客 数 ともに 落 ち 込 むことはなく 同 社 の 高 品 質 な 商 品 をベス トプライスで 提 供 する 取 り 組 みが 消 費 者 からの 支 持 を 集 めていると 言 えよう 特 に 関 東 地 区 ではテレビ CM や 情 報 番 組 などで 取 り 上 げられたこともあって 客 数 が 増 加 する 店 舗 も 多 く 見 られるなど 販 売 が 好 調 に 推 移 した また 需 要 が 拡 大 しているハラール 対 応 商 品 の 品 ぞろえを 強 化 したことも 売 上 増 に 寄 与 している 業 務 スーパー 事 業 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) 期 期 期 5

業 績 動 向 月 次 売 上 高 伸 び 率 ( 前 年 同 月 比 全 店 ベース) 業 界 合 計 業 務 スーパー 年 月 年 月 年 月 年 月 年 月 年 月 出 所 : 業 界 合 計 は 日 本 スーパーマーケット 協 会 販 売 統 計 の 総 売 上 高 商 材 別 の 売 上 動 向 では 自 社 グループ 商 品 輸 入 商 品 問 わず 全 般 的 に 好 調 に 推 移 した が なかでもグループ 会 社 で 製 造 しているメンチカツや 水 ようかんなどがヒット 商 品 となってい る また 馴 染 みのない 輸 入 食 品 に 関 しても 商 品 を 限 定 して 期 間 限 定 で 特 価 販 売 すること でリピート 客 を 獲 得 菓 子 類 などを 中 心 に 好 調 に 推 移 した また 新 たな 取 り 組 みとして 2014 年 4 月 より 開 始 した 輸 入 食 品 専 門 店 である ガレオン の 直 営 2 店 舗 目 を もりのみやキューズモール ( 大 阪 市 中 央 区 ) 内 に 2015 年 4 月 にオー プンした ガレオン ではヨーロッパのパスタやソース 世 界 各 国 のお 菓 子 やワインなど 品 ぞろえも 豊 富 で 直 輸 入 することによりベストプライスで 提 供 している 現 在 は 主 にワインなど 酒 類 の 販 売 比 率 が 高 く 業 務 スーパーとは 異 なった 客 層 を 獲 得 しているようだ 営 業 利 益 率 は 前 期 比 0.5 ポイント 上 昇 の 3.9% となった 増 収 効 果 に 加 えて グループ 会 社 の 操 業 度 向 上 に 伴 う 収 益 改 善 が 進 んだことが 利 益 率 の 上 昇 要 因 となっている とりわけ 2015 年 1 月 に 鶏 肉 の 生 産 加 工 販 売 事 業 を 開 始 した ( 株 ) 朝 びき 若 鶏 に 関 しては 操 業 初 年 度 より 業 績 が 好 調 で 黒 字 経 営 となっており グループ 会 社 の 中 でもトップクラスの 利 益 水 準 を 確 保 している 神 戸 クック 事 業 神 戸 クック 事 業 の 売 上 高 は 前 期 比 0.7% 減 の 1,328 百 万 円 営 業 損 失 は 337 百 万 円 ( 前 期 は 146 百 万 円 の 損 失 ) となった 店 舗 数 は 神 戸 クックワールドビュッフェ が 前 期 末 比 1 店 舗 増 の 15 店 舗 Green s K が 同 1 店 舗 減 の 10 店 舗 Green s K 鉄 板 ビュッフェ が 同 3 店 舗 減 の 5 店 舗 ビュッフェ & しゃぶしゃぶ 神 戸 が 1 店 舗 米 国 で 展 開 している SHABU SHABU KOBE が 1 店 舗 となっている 現 在 は 各 業 態 においてフォーマットの 見 直 し 及 び 体 制 強 化 による 収 益 体 質 の 改 善 を 進 めて いる 段 階 にあり 売 上 高 は 微 減 収 となった また 利 益 面 では 米 国 店 舗 の 立 ち 上 げ 費 用 が かさんだことを 主 因 に 損 失 が 拡 大 した 米 国 では 現 在 店 舗 運 営 スタイルの 確 立 に 向 けたト ライアルを 重 ねている 段 階 にある 6

業 績 動 向 神 戸 クックワールドビュッフェ については 8 月 6 日 に ワールドビュッフェハーバーラン ド 店 ( 神 戸 市 中 央 区 ) 10 月 に ワールドビュッフェ 新 潟 西 店 ( 新 潟 県 新 潟 市 ) をオープ ンした このうち ハーバーランド 店 は 約 350 席 の 大 型 店 舗 で 初 めてバーカウンタや 個 室 なども 設 置 し ビジネス 需 要 や 結 婚 式 の 二 次 会 など 様 々な 利 用 シーンの 需 要 を 取 り 込 む 店 舗 とした 売 上 実 績 としてはほぼ 想 定 どおりで 利 益 面 では 収 支 均 衡 ラインで 推 移 した 今 後 は 人 件 費 や 水 道 光 熱 費 の 最 適 化 を 進 めることで 黒 字 化 を 目 指 していく 方 針 だ 安 定 した 収 益 を 獲 得 し FC 展 開 していくためには 認 知 度 の 向 上 が 必 要 と 考 えており そのためには 東 京 エリアに 旗 艦 店 をオープンさせる 必 要 があると 考 えている ただ 現 状 では 同 社 が 求 め る 条 件 ( 賃 貸 料 ) での 立 地 場 所 がなく 今 後 の 課 題 となっている 神 戸 クック 事 業 ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) ( 百 万 円 ) 期 期 期 クックイノベンチャー 事 業 クックイノベンチャー 事 業 の 売 上 高 は 前 期 比 0.4% 減 の 34,421 百 万 円 営 業 利 益 は 同 95.6% 増 の 1,385 百 万 円 となった 外 食 事 業 において グループのサプライチェーン を 活 かしたローコストの 食 材 を 用 いた 商 品 メニューの 開 発 や 不 採 算 店 舗 事 業 からの 撤 退 など 経 営 資 源 の 集 中 と 効 率 化 を 進 めたことが 収 益 改 善 につながった クックイノベンチャー 事 業 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) 期 期 期 7

業 績 動 向 エコ 再 生 エネルギー 事 業 エコ 再 生 エネルギー 事 業 の 売 上 高 は 前 期 比 32.2% 増 の 731 百 万 円 営 業 利 益 は 67 百 万 円 ( 前 期 は 20 百 万 円 の 損 失 ) となった メガソーラー 発 電 事 業 において 2015 年 3 月 に 北 海 道 で 新 たに 0.4MW の 発 電 所 が 稼 働 し 合 計 の 発 電 能 力 は 15.6MW( 発 電 所 は 13 ヶ 所 )となっ た 売 上 高 の 増 加 により 償 却 負 担 を 吸 収 し 利 益 ベースでは 年 度 で 初 の 黒 字 化 を 達 成 して いる ただ 当 初 2015 年 10 月 の 稼 働 を 予 定 していた 大 阪 の 2 つの 案 件 ( 合 計 4.2MW) に ついては 許 認 可 や 工 事 の 遅 れによって 稼 働 時 期 が 2016 年 10 月 期 第 4 四 半 期 に 先 送 りさ れている 太 陽 光 発 電 稼 働 状 況 ( 稼 働 中 発 電 所 ) 稼 働 時 期 容 量 初 期 投 資 額 平 均 売 電 額 想 定 投 資 場 所 ( 年 月 ) (MW) ( 百 万 円 ) ( 万 円 / 年 ) 回 収 年 数 11 月 -12 兵 庫 県 0.029 10 128 9 年 11ヶ 月 8 月 -13 北 海 道 0.2 53 600 11 年 8ヶ 月 10 月 -13 兵 庫 県 1 332 4,600 8 年 3ヶ 月 10 月 -13 北 海 道 0.6 163 2,400 8 年 9ヶ 月 10 月 -13 兵 庫 県 1 285 4,300 7 年 7ヶ 月 10 月 -13 兵 庫 県 2.4 647 10,500 6 年 10ヶ 月 10 月 -13 福 岡 県 0.9 274 3,500 9 年 6ヶ 月 12 月 -13 北 海 道 2.1 656 8,200 9 年 9ヶ 月 1 月 -14 福 岡 県 2 662 8,800 10 年 4ヶ 月 1 月 -14 福 岡 県 2 662 8,800 10 年 4ヶ 月 8 月 -14 福 岡 県 1 341 4,000 10 年 6ヶ 月 8 月 -14 福 岡 県 2 682 8,100 10 年 7ヶ 月 3 月 -15 北 海 道 0.4 118 1,500 11 年 1ヶ 月 合 計 15.6 4,885 65,600 伪 伪 今 後 の 見 通 し 新 業 態 の 輸 入 食 品 専 門 店 ガレオン の 動 向 に 注 目 (1) 2016 年 10 月 期 の 業 績 見 通 し 2016 年 10 月 期 の 連 結 業 績 は 売 上 高 が 前 期 比 6.3% 増 の 243,000 百 万 円 営 業 利 益 が 同 32.3% 増 の 9,000 百 万 円 経 常 利 益 が 同 6.2% 増 の 9,100 百 万 円 当 期 純 利 益 が 同 28.9% 増 の 5,300 百 万 円 となる 見 通 し セグメント 別 の 見 通 しは 以 下 のとおり 業 務 スーパー 事 業 主 力 の 業 務 スーパー 事 業 では 店 舗 数 を 前 期 末 比 25 店 舗 増 の 738 店 舗 まで 拡 大 する 新 規 出 店 で 35 店 舗 老 朽 化 した 店 舗 の 移 設 退 店 で 10 店 舗 程 度 を 予 定 している 新 規 出 店 に 関 しては 首 都 圏 エリアや 北 海 道 を 中 心 に 増 やしていく 方 針 だ 2015 年 10 月 末 の 店 舗 数 のエリア 別 構 成 比 で 見 ると 関 西 エリアが 31% その 他 地 方 エリアが 42% となっているのに 対 し て 首 都 圏 エリアは 25% にとどまっており 依 然 出 店 余 地 が 大 きいためだ また 北 海 道 に ついては 従 来 までは 物 流 費 率 の 高 さがボトルネックとなっていたが 前 期 は 店 舗 数 が 13 店 舗 まで 拡 大 し 物 流 費 率 の 低 減 が 進 んだことで 出 店 を 積 極 化 していく 8

今 後 の 見 通 し 業 務 スーパーエリア 別 出 店 構 成 比 ( 年 月 末 ) 東 京 神 奈 川 埼 玉 千 葉 北 海 道 関 西 その 他 売 上 高 としては 前 期 比 5% 増 収 を 見 込 んでおり 前 期 から 比 較 するとやや 保 守 的 な 想 定 と なっている 一 方 利 益 ベースでは 引 き 続 き 2 ケタ 増 益 となる 見 通 し 現 在 国 内 メーカー から 調 達 している 商 品 を 自 社 で PB 商 品 化 し 国 内 外 の 自 社 グループ 工 場 で 生 産 高 品 質 かつベストプライス な 商 品 として 販 売 していくことで グループ 全 体 の 収 益 性 を 向 上 していく 戦 略 だ 現 在 国 内 で 調 達 している 食 材 は 約 2,800 アイテムあるが このうち 自 社 工 場 で 生 産 しているものは 250 アイテムと 1 割 弱 にすぎず 今 後 も 自 社 生 産 品 をさらに 増 やしていく 方 針 だ 水 産 加 工 食 品 を 手 掛 けるほくと 食 品 ( 株 )については 現 在 新 商 品 の 開 発 に 取 り 組 んでおり 商 品 化 できれば 収 益 の 改 善 が 見 込 めるとしている また 2014 年 4 月 にグループ 化 した 酒 造 メーカーの 菊 川 ( 株 ) も 自 社 企 画 商 品 の 開 発 が 進 んでおり 今 期 は 黒 字 化 が 見 込 まれて いる 業 績 が 好 調 な 朝 びき 若 鶏 では 今 期 中 に 新 たな 鶏 肉 加 工 工 場 の 建 設 に 着 工 をする 予 定 で 一 段 の 収 益 拡 大 を 目 指 していく 一 方 新 業 態 の 輸 入 食 品 専 門 店 ガレオン では 神 戸 に 出 店 した 1 号 店 を 閉 店 し 新 た に 2015 年 12 月 に 関 東 進 出 1 号 店 として 元 住 吉 店 ( 川 崎 市 中 原 区 ) をオープンした 2 号 店 目 の もりのみやキューズモール 店 ( 大 阪 市 中 央 区 ) がショッピングモールのテナント 店 だったのに 対 して 今 回 は 商 店 街 沿 いの 路 面 店 での 出 店 となる 2016 年 春 頃 まで 2 店 舗 の 販 売 状 況 などをみて FC 展 開 していくかどうかを 決 定 していく 方 針 としている 神 戸 クック 事 業 神 戸 クック 事 業 は 前 期 に 続 き 各 業 態 におけるフォーマットの 見 直 し 及 び 体 制 強 化 による 収 益 体 質 の 改 善 に 取 り 組 んでいく 方 針 で 利 益 面 で 国 内 を 中 心 に 収 益 改 善 が 進 むことで 若 干 の 黒 字 転 換 を 見 込 んでいる クックイノベンチャー 事 業 クックイノベンチャー 事 業 は 売 上 高 で 前 期 比 3% 増 収 営 業 利 益 で 同 6% 減 と ジー コミュ ニケーショングループの 見 通 しをそのまま 連 結 業 績 計 画 に 織 り 込 んでいる エコ 再 生 エネルギー 事 業 エコ 再 生 エネルギー 事 業 は 早 ければ 第 3 4 四 半 期 にかけて 大 阪 徳 島 滋 賀 で 合 わせ て 約 6.5MW ( 設 備 投 資 25 億 円 ) のメガソーラー 発 電 所 が 稼 働 する 予 定 となっている 9

今 後 の 見 通 し また 大 分 県 九 重 町 で 事 業 化 を 進 めている 地 熱 発 電 プロジェクトについても 掘 削 中 の 複 数 の 井 戸 のうち 1 本 で 蒸 気 の 自 噴 が 確 認 されたことから 発 電 設 備 の 発 注 準 備 を 開 始 した 発 電 した 電 力 は 日 中 は 2016 年 にオープン 予 定 の 温 浴 施 設 ホットラグーン 大 分 へ 給 電 し 九 州 電 力 にも 売 電 する 予 定 となっている 発 電 規 模 が 小 さいこともあり 今 期 の 業 績 への 影 響 は 軽 微 と 見 られる 観 光 事 業 に 関 しては 大 分 県 の 温 浴 施 設 に 加 えて 日 本 最 大 級 の 観 光 農 園 果 樹 園 となる 北 海 道 の 函 館 観 光 果 樹 園 ( 仮 称 ) を 2016 年 にオープンする 予 定 となっている いずれ も 地 熱 エネルギーを 活 用 した 観 光 事 業 で 地 域 活 性 化 雇 用 創 出 などの 社 会 貢 献 を 目 的 と した 事 業 であり 業 績 面 での 寄 与 は 織 り 込 んでいない 業 務 スーパー 事 業 を 軸 に 中 期 的 な 成 長 を 見 込 む (2) 中 期 経 営 計 画 同 社 は 中 期 経 営 計 画 として 2017 年 10 月 期 に 連 結 売 上 高 300,000 百 万 円 経 常 利 益 15,000 百 万 円 を 目 標 として 掲 げている 売 上 高 は 前 期 実 績 に 対 して 1.31 倍 経 常 利 益 は 1.75 倍 の 水 準 となる 主 力 の 業 務 スーパー 事 業 の 成 長 に 加 えて エコ 再 生 エネルギー 事 業 の 拡 大 を 前 提 にけん 引 していくことになる このうち メガソーラー 発 電 事 業 に 関 しては 経 済 産 業 省 の 許 可 及 び 電 力 会 社 の 認 可 について 合 計 で 355MW 以 上 の 事 業 化 権 を 取 得 済 みであ り 今 後 発 電 設 備 を 設 置 していく 計 画 となっているものの 電 力 会 社 が 電 力 買 取 りの 際 の 接 続 ルールを 変 更 したことなどにより 当 初 の 想 定 と 比 べて 事 業 の 進 捗 が 遅 れ 気 味 となってい るのも 事 実 このため 中 期 経 営 計 画 を 達 成 するには 新 業 態 の 成 長 や 新 たな M&A による 規 模 拡 大 などが 進 展 するかどうかが 鍵 を 握 ることになるだろう 中 期 計 画 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 経 常 利 益 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 ( 予 ) 期 ( 計 ) とはいえ 主 力 の 業 務 スーパー に 関 しては 中 期 的 に 成 長 が 続 く 見 通 しであることに 変 わりない 前 述 したように 首 都 圏 エリアを 中 心 に 出 店 余 地 はまだ 大 きいためで 今 後 も 年 間 20 30 店 舗 ペースで 店 舗 数 を 拡 大 し 中 長 期 的 には 1,000 店 舗 体 制 を 目 指 している 1 店 舗 当 たりの 売 上 高 が 300 百 万 円 とすると 売 上 規 模 として 300,000 百 万 円 までは 業 務 スー パーだけで 売 上 げが 見 込 める 計 算 だ また 将 来 的 には 海 外 での 業 務 スーパー の 出 店 を 視 野 に 入 れている その 他 新 業 態 の ガレオン も 100 店 舗 体 制 を 目 指 しており 今 後 の 動 向 が 注 目 される 10

伪 伪 財 務 状 況 と 経 営 指 標 攻 めの 設 備 投 資 で 財 務 体 質 は 悪 化 2015 年 10 月 末 の 総 資 産 は 前 期 末 比 25,885 百 万 円 増 加 の 134,042 百 万 円 となった この うち 流 動 資 産 は 主 に 現 預 金 で 13,869 百 万 円 売 上 債 権 で 1,145 百 万 円 の 増 加 となった ま た 固 定 資 産 は 有 形 固 定 資 産 で 8,310 百 万 円 増 加 (うち 土 地 で 4,120 百 万 円 ) したほか 投 資 その 他 資 産 で 1,442 百 万 円 の 増 加 となった 一 方 負 債 は 前 期 末 比 28,252 百 万 円 増 加 の 113,474 百 万 円 となった エコ 再 生 エネルギー 事 業 や 観 光 事 業 などを 中 心 とした 設 備 投 資 資 金 として 有 利 子 負 債 が 26,297 百 万 円 増 加 した ことが 主 因 となっている また 純 資 産 は 前 期 末 比 2,367 百 万 円 減 少 の 20,568 百 万 円 となっ た 当 期 純 利 益 の 計 上 により 利 益 剰 余 金 が 3,540 百 万 円 増 加 したほか 少 数 株 主 持 分 が 1,653 百 万 円 有 価 証 券 評 価 差 額 金 が 475 百 万 円 増 加 した 一 方 で 自 己 株 式 の 取 得 によっ て 自 己 株 式 が 7,486 百 万 円 減 少 したことが 要 因 となっている 経 営 指 標 を 見 ると 有 利 子 負 債 の 増 加 や 自 己 株 式 取 得 による 純 資 産 の 減 少 により 安 全 性 を 示 す 自 己 資 本 比 率 が 前 期 の 17.7% から 11.1% へ 低 下 し 有 利 子 負 債 比 率 が 52.1% から 61.7% に 上 昇 するなど 財 務 体 質 は 悪 化 傾 向 となっている 積 極 的 な M&A による 事 業 強 化 やエコ 再 生 エネルギー 事 業 への 設 備 投 資 米 国 への 事 業 進 出 に 伴 う 投 資 増 など ここ 数 年 攻 めの 経 営 を 続 けてきたことが 要 因 となっている 逆 に 収 益 性 について 見 れば ROA や ROE 営 業 利 益 率 といずれも 前 期 から 上 昇 しており 積 極 投 資 を 続 けてきた 効 果 が 収 益 面 で 顕 在 化 しているとも 見 て 取 れる とはいえ ネットキャッ シュベース ( 現 預 金 - 有 利 子 負 債 ) で 見 れば 2012 年 10 月 期 の 4,634 百 万 円 の 黒 字 から 2015 年 10 月 期 は 23,170 百 万 円 の 赤 字 と 急 速 に 悪 化 しているのも 事 実 流 動 比 率 が 200% を 超 えており 現 預 金 も 500 億 円 以 上 と 潤 沢 にあることから 特 に 資 金 繰 り 等 の 問 題 が 出 る 状 況 にはないものの 今 後 さらにネットキャッシュベースで 赤 字 が 広 がるようだと 金 利 上 昇 局 面 での 財 務 リスクが 高 まることには 留 意 する 必 要 があるだろう 連 結 貸 借 対 照 表 ( 単 位 : 百 万 円 %) 12/10 期 13/10 期 14/10 期 15/10 期 増 減 額 流 動 資 産 50,252 51,783 66,275 82,310 16,035 ( 現 預 金 ) 36,107 32,334 45,627 59,496 13,869 固 定 資 産 15,935 39,190 41,882 51,731 9,849 総 資 産 66,187 90,973 108,157 134,042 25,885 負 債 合 計 50,543 70,205 85,222 113,474 28,252 ( 有 利 子 負 債 ) 31,473 45,199 56,369 82,666 26,297 純 資 産 合 計 15,644 20,768 22,935 20,568-2,367 (ネットキャッシュ) 4,633-12,865-10,742-23,170-12,428 ( 安 全 性 ) 流 動 比 率 326.2% 270.5% 277.1% 275.9% 自 己 資 本 比 率 23.6% 18.4% 17.7% 11.1% 有 利 子 負 債 比 率 47.6% 49.7% 52.1% 61.7% ( 収 益 性 ) ROA ( 総 資 産 経 常 利 益 率 ) 8.2% 5.1% 6.5% 7.1% ROE ( 自 己 資 本 利 益 率 ) 14.4% 18.1% 14.5% 24.1% 売 上 高 営 業 利 益 率 2.7% 1.1% 2.4% 3.0% 11

伪 伪 株 主 還 元 策 について 経 営 成 績 に 応 じた 利 益 配 分 を 基 本 方 針 としている 株 主 還 元 策 として 同 社 では 経 営 成 績 に 応 じた 配 当 金 のほかに 前 期 より 新 たに 株 主 優 待 制 度 も 導 入 している 配 当 金 に 関 しては 事 業 資 金 拡 大 のための 資 金 を 確 保 しつつ 安 定 配 当 を 行 っていくことを 基 本 方 針 としている 2016 年 10 月 期 については 前 期 比 実 質 横 ば いの 40 円 ( 配 当 性 向 19.7%) を 予 定 している また 株 主 優 待 制 度 としては 10 月 末 時 点 の 保 有 株 主 に 対 して 保 有 株 数 に 応 じて 自 社 グ ループ 商 品 の 贈 呈 を 行 っている 100 株 以 上 では 3,000 円 相 当 500 株 以 上 で 10,000 円 相 当 1,000 株 以 上 で 15,000 円 相 当 の 商 品 をそれぞれ 贈 呈 している 株 当 たり 配 当 金 と 配 当 性 向 ( 円 ) 配 当 金 ( 左 軸 ) 配 当 性 向 ( 右 軸 ) () 期 期 期 期 期 ( 予 ) 注 : 年 月 月 にそれぞれ:の 株 式 分 割 実 施 配 当 金 は 遡 及 して 修 正 12

ディスクレーマー ( 免 責 条 項 ) 株 式 会 社 フィスコ ( 以 下 フィスコ という ) は 株 価 情 報 および 指 数 情 報 の 利 用 について 東 京 証 券 取 引 所 大 阪 取 引 所 日 本 経 済 新 聞 社 の 承 諾 のもと 提 供 しています JASDAQ INDEX の 指 数 値 及 び 商 標 は 株 式 会 社 東 京 証 券 取 引 所 の 知 的 財 産 であり 一 切 の 権 利 は 同 社 に 帰 属 します 本 レポートはフィスコが 信 頼 できると 判 断 した 情 報 をもとにフィスコが 作 成 表 示 したものですが その 内 容 及 び 情 報 の 正 確 性 完 全 性 適 時 性 や 本 レポートに 記 載 された 企 業 の 発 行 する 有 価 証 券 の 価 値 を 保 証 または 承 認 するものではありません 本 レポートは 目 的 のいかんを 問 わず 投 資 者 の 判 断 と 責 任 において 使 用 されるようお 願 い 致 します 本 レポートを 使 用 した 結 果 について フィスコはいかなる 責 任 を 負 うものではありません また 本 レポートは あくまで 情 報 提 供 を 目 的 としたものであり 投 資 その 他 の 行 動 を 勧 誘 するものではありません 本 レポートは 対 象 となる 企 業 の 依 頼 に 基 づき 企 業 との 電 話 取 材 等 を 通 じて 当 該 企 業 より 情 報 提 供 を 受 けていますが 本 レポートに 含 まれる 仮 説 や 結 論 その 他 全 ての 内 容 はフィスコの 分 析 によるもので す 本 レポートに 記 載 された 内 容 は 資 料 作 成 時 点 におけるものであり 予 告 なく 変 更 する 場 合 があり ます 本 文 およびデータ 等 の 著 作 権 を 含 む 知 的 所 有 権 はフィスコに 帰 属 し 事 前 にフィスコへの 書 面 による 承 諾 を 得 ることなく 本 資 料 およびその 複 製 物 に 修 正 加 工 することは 堅 く 禁 じられています また 本 資 料 およびその 複 製 物 を 送 信 複 製 および 配 布 譲 渡 することは 堅 く 禁 じられています 投 資 対 象 および 銘 柄 の 選 択 売 買 価 格 などの 投 資 にかかる 最 終 決 定 は お 客 様 ご 自 身 の 判 断 でなさ るようにお 願 いします 以 上 の 点 をご 了 承 の 上 ご 利 用 ください 株 式 会 社 フィスコ