Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. http://www.fisco.co.jp Important disclosures and disclaimers appear at the back of this document. 企 業 調 査 レポート 執 筆 客 員 アナリスト 森 本 展 正 企 業 情 報 はこちら >>> 伪 伪 円 高 のマイナス 影 響 は 利 益 には 限 定 的 上 期 営 業 利 益 は 経 費 抑 制 でカバーし 計 画 線 を 確 保 <3675> はマーケティングリサーチからスマートフォンアプリ 開 発 Web サイト 構 築 まで Web サービスのトータルサポートを 行 う 総 合 マーケティング 企 業 創 業 当 初 はネットリサーチが 主 体 であったが 国 内 外 での 積 極 的 な M&A を 絡 め た 事 業 拡 大 戦 略 により オフラインを 含 むマーケティング リサーチ 全 般 へ 事 業 領 域 を 拡 大 す ると 同 時 に モバイル スマートフォン 領 域 や Web マーケティング プロモーション 領 域 へも 事 業 領 域 を 拡 大 する 足 元 世 界 10 ヶ 国 20 ヶ 所 以 上 に 事 業 拠 点 を 保 有 し アジア No. 1 のマーケティングカンパニーを 目 指 し 事 業 を 展 開 している 2016 年 12 月 期 第 2 四 半 期 累 計 (1 月 -6 月 ) の 連 結 業 績 は 売 上 高 が 前 年 同 期 比 3.0% 増 の 7,299 百 万 円 営 業 利 益 は 同 20.4% 減 の 429 百 万 円 親 会 社 株 主 に 帰 属 する 四 半 期 純 利 益 は 同 65.3% 減 の 141 百 万 円 と 増 収 ながら 2 ケタの 減 益 となった 国 内 リサーチ 事 業 IT ソリューション 事 業 及 びプロモーション 事 業 が 順 調 に 拡 大 し 増 収 を 確 保 したものの 営 業 利 益 は 成 長 投 資 による 費 用 増 などがマイナス 要 因 として 働 いたために 減 益 を 余 儀 なくされた 一 方 会 社 計 画 ( 売 上 高 7,757 百 万 円 営 業 利 益 418 百 万 円 ) 対 比 では 売 上 高 は 円 高 による 海 外 リサーチ 事 業 の 未 達 により 計 画 を 下 回 ったものの 営 業 利 益 は 販 管 費 抑 制 がプラ ス 要 因 として 働 いたことから 計 画 を 達 成 した 期 初 の 想 定 為 替 レート : 1 米 ド ル=114 円 91 銭 6 月 末 の 為 替 レート : 1 米 ドル= 102 円 91 銭 2016 年 12 月 期 業 績 予 想 については 為 替 の 利 益 に 対 するマイナス 影 響 が 限 定 的 である ことを 根 拠 に 想 定 為 替 レートも 期 初 計 画 の 114 円 91 銭 のまま 継 続 し 期 初 会 社 計 画 ( 売 上 高 16,535 ( 同 11.3% 増 ) 営 業 利 益 1,251 百 万 円 ( 同 1.5% 増 ) 当 期 純 利 益 640 百 万 円 ( 同 14.6% 増 )を 据 え 置 いた 弊 社 では 2016 年 12 月 期 通 期 の 売 上 高 が 計 画 を 達 成 するにはハー ドルが 高 く 営 業 利 益 に 関 しても 今 後 の 業 績 進 捗 を 確 認 する 必 要 があるとみている 現 状 と しては 1) 円 高 が 海 外 リサーチ 事 業 の 利 益 に 与 える 影 響 は 限 定 的 である 2) 上 期 に 計 画 未 達 となった 国 内 リサーチ 事 業 に 回 復 の 兆 しがうかがえる 3) IT ソリューション 及 びその 他 事 業 の 好 調 が 続 くと 予 想 される 4) 上 期 と 同 様 にその 他 経 費 を 中 心 に 販 管 費 を 継 続 して 抑 制 する となっている このため 通 期 営 業 利 益 の 計 画 達 成 可 否 を 占 う 手 掛 かりとして 第 3 四 半 期 (7 月 -9 月 ) の 業 績 進 捗 度 合 いについて 注 目 したい 同 社 は 2016 年 12 月 期 から 足 元 の 旺 盛 な 資 金 需 要 と 今 後 の 事 業 投 資 計 画 等 を 考 慮 し 連 結 配 当 性 向 15% 前 後 を 目 安 に 配 当 額 を 決 定 する 配 当 方 針 へ 変 更 ( 従 来 は 連 結 配 当 性 向 20% を 目 安 に 段 階 的 に 引 き 上 げる) した この 方 針 に 従 い 2016 年 12 月 期 は 1 株 当 たり 配 当 金 5.0 円 ( 内 訳 は 中 間 2.5 円 期 末 2.5 円 配 当 性 向 15.2%) を 計 画 している 配 当 額 と しては 減 配 となるが 資 金 需 要 期 でも 安 定 配 当 を 継 続 するという 考 えに 変 化 はないようだ 伪 伪 Check Point 2016 年 12 月 期 第 2 四 半 期 決 算 は 2 ケタ 減 益 ながら 営 業 利 益 は 計 画 線 を 確 保 し おおむね 予 定 どおりの 進 捗 海 外 リサーチ 事 業 の 売 上 高 は 円 高 により 2 ケタ 減 収 となったが 営 業 利 益 に 対 する 影 響 は 限 定 的 IT ソリューション 事 業 その 他 の 事 業 はそれぞれ 前 年 同 期 に 比 べ 大 幅 に 拡 大 1
業 績 推 移 ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) ( 百 万 円 ) 期 期 期 期 期 期 予 伪 伪 会 社 の 概 要 沿 革 国 内 リサーチを 核 に M&A の 活 用 による 海 外 進 出 新 規 事 業 へ の 展 開 により 事 業 基 盤 を 拡 大 (1) 会 社 の 概 要 同 社 は リサーチ 事 業 IT ソリューション 事 業 などを 展 開 する 子 会 社 を 傘 下 に 置 く 持 株 会 社 で でマーケティング 領 域 を 中 心 に モバイル スマートフォン 領 域 や Web マーケティ ング 領 域 までの 幅 広 いサービスを 提 供 する 日 本 のほか 欧 米 アジア 10 ヶ 国 20 ヶ 所 以 上 に 事 業 拠 点 を 保 有 し アジア No.1 のマーケティングカンパニーを 目 指 し 事 業 領 域 事 業 地 域 の 拡 大 に 積 極 的 に 取 り 組 んでいる 同 社 (2016 年 6 月 末 時 点 ) は 持 株 会 社 である 同 社 のほかに オンライン 調 査 に 強 みを 持 ちマーケティング リサーチを 行 う ( 株 ) オフライン 調 査 に 強 みを 持 ちマーケティング リサーチの 企 画 設 計 コンサルを 行 う ( 株 ) リサーチ アンド ディベロプメント ( 以 下 R&D) などの 連 結 子 会 社 33 社 と 持 分 法 適 用 会 社 である ( 株 ) リサー チパネルの 会 社 34 社 からなる 2
会 社 の 概 要 沿 革 の 手 掛 ける 事 業 と 主 要 会 社 事 業 名 事 業 内 容 主 な 関 係 会 社 リサーチ ネットリサーチを 含 め マーケティング リサーチに 関 する 事 業 全 般 リサーチパネル リサーチ アンド ディベロプメント Cross Marketing China Cross Marketing Asia Markelytics Solutions India MedePanel Online ユーティル Union Panels Kadence International Business Research メディリード Jupiter MR Solutions Cross Marketing (Thailand) Cross Marketing Group USA ITソリューション モバイル 向 けサービスの 企 画 開 発 運 用 事 業 及 びプロモーション 事 業 クロス コミュニケーション クロス プロップワークス クロス ジェイ テック その 他 の Web Web/Mobile マーケティング UI UX UNCOVER TRUTH 事 業 マーケティング コンサルティング 事 業 プロモーション プロモーション 等 マーケティング 支 援 に ディーアンドエム 関 する 事 業 出 所 : 有 価 証 券 報 告 書 ヒアリング 等 によりフィスコ 作 成 (2) 沿 革 同 社 の 起 源 は 2003 年 4 月 に 設 立 されたネットリサーチ 事 業 を 主 力 とするマーケティング リサーチ 会 社 の 株 式 会 社 2006 年 5 月 に ( 株 )EC ナビ ( 現 VOYAGE GROUP<3688>: 総 合 オンラインショッピングサイト EC ナビの 運 営 会 社 ) と その 子 会 社 リサー チパネル (モニター 管 理 会 社 ) と 資 本 業 務 提 携 ( 同 社 出 資 比 率 40% VOYAGE GROUP 60%) した 2008 年 10 月 の 東 証 マザーズ 市 場 上 場 を 機 に 積 極 的 な M&A を 通 じた 事 業 基 盤 の 拡 大 に 注 力 2013 年 の 創 業 10 周 年 を 第 2 創 業 期 と 位 置 付 け 同 年 6 月 に 株 式 会 社 クロス マーティングを 新 設 し 持 株 会 社 制 へ 移 行 すると 同 時 に 新 規 事 業 の 開 始 やアジアエリアへ 向 けたグローバル 展 開 を 行 う 主 力 のリサーチ 事 業 の 事 業 規 模 は 大 手 のインテージホールディングス <4326> ( 株 ) マク ロミル 等 に 次 ぐ 2 番 手 を 形 成 顧 客 は 設 立 当 初 は ( 株 ) 電 通 リサーチ ( 当 時 ) な どの 大 手 市 場 調 査 会 社 が 主 体 であったが 2008 年 の 東 証 マザーズ 市 場 上 場 前 後 から 一 般 事 業 会 社 向 けの 拡 大 に 注 力 したことにより 顧 客 基 盤 が 大 幅 に 拡 大 した 同 時 に 積 極 的 な M&A による 国 内 外 での 事 業 基 盤 の 拡 大 にも 着 手 国 内 では 2011 年 8 月 に ( 株 ) インデックスからモバイル 向 けソリューション 事 業 の 一 部 を 譲 受 子 会 社 ( 株 ) ク ロス コミュニケーションが IT ソリューション 事 業 を 開 始 2015 年 2 月 にはマーケティング リサー チの 企 画 設 計 実 施 及 びコンサルを 手 掛 ける 関 連 会 社 R&D を 連 結 子 会 社 化 した さらに 同 年 9 月 にはユーザーニーズに 応 える 技 術 力 エンジニア 育 成 力 を 強 化 するために 子 会 社 クロス コミュニケーションがシステム 開 発 エンジニア 派 遣 業 務 を 行 う JIN SOFTWARE( 株 ) を 100% 子 会 社 化 ( 同 年 12 月 に ( 株 ) クロス ジェイ テックへ 社 名 変 更 ) 加 えて 2016 年 4 月 に 主 力 事 業 であるリサーチ 事 業 のサービスラインナップの 強 化 を 狙 い ミステリーショッ パー 覆 面 調 査 に 強 みを 持 つ ( 株 ) ミクシィ リサーチを 株 式 取 得 により 連 結 子 会 社 化 ( 社 名 を ( 株 ) ショッパーズアイへ 変 更 ) 3
会 社 の 概 要 沿 革 1 欧 米 メインのクライアントを 持 つマーケティング リサーチ 会 社 本 社 : インド バンガロー ル 2 疾 病 ごとの 医 療 従 事 者 患 者 専 用 モニターの 管 理 運 営 会 社 本 社 は 米 国 3 Jupiter は 2014 年 1 月 に 事 業 をスタートさせたにもかかわら ず 新 規 顧 客 開 拓 力 と 高 い 調 査 品 質 により グローバルに 展 開 する 調 査 会 社 を 中 心 に 多 くの 企 業 を 保 有 する 海 外 では 中 国 上 海 (2012 年 5 月 ) シンガポール (2013 年 9 月 ) に 連 結 子 会 社 をそ れぞれ 設 立 したほか 2014 年 1 月 にはシンガポールに Union Panels Pte. Ltd. を 設 立 し ア ジアを 中 心 とした 複 数 各 国 の 提 携 ローカルパネルと 自 社 構 築 パネルを 接 続 したパネルエクス チェンジサービスを 提 供 する 体 制 を 整 えるなど 事 業 拠 点 を 整 備 さらに 2015 年 8 月 にはア ジア 6 ヶ 国 目 となるタイに 連 結 子 会 社 Cross Marketing (Thailand) Co., Ltd. を 設 立 したほか 2016 年 1 月 には 米 国 に Cross Marketing Group USA, Inc. を 設 立 している 拠 点 設 立 の 動 きに 加 えて M&Aも 積 極 的 に 行 っている 2013 年 8 月 にインドの Markelytics Solutions India Private Limited 1 ( 以 下 Markelytics) 及 び Medical World Panel Online Inc. 2 ( 以 下 Medical World Panel) を 買 収 したのに 続 き 2014 年 11 月 に は 欧 米 アジア 8 ヶ 国 で 市 場 調 査 事 業 を 展 開 するマーケティングリサーチ Kadence International Business Research Pte.Ltd. ( 以 下 Kadence : マーケティング リサーチ 事 業 及 び 子 会 社 等 の 経 営 管 理 を 手 掛 ける) を 子 会 社 化 した さらに 2015 年 8 月 にタイの Jupiter MR Solutions Co., Ltd 3 ( 以 下 Jupiter) を 子 会 社 化 ( 議 決 権 保 有 割 合 49.0%) し た また 同 年 11 月 には 北 米 での 市 場 開 拓 を 図 り 成 長 基 盤 の 1 つとするために Japan Publicity Inc. から Cross Marketing Group USA, Inc. (2016 年 1 月 設 立 ) が 事 業 を 譲 り 受 ける 基 本 合 意 契 約 を 締 結 北 米 でマーケティング リサーチを 中 心 にサービス 提 供 する 体 制 を 整 えた 沿 革 年 月 沿 革 2003 年 4 月 東 京 都 渋 谷 区 にて 創 業 2006 年 5 月 VOYAGE GROUP 及 びその 子 会 社 リサーチパネルと 資 本 業 務 提 携 2008 年 10 月 東 証 マザーズ 市 場 上 場 2010 年 8 月 ネットエイジアとモバイルリサーチ 領 域 において 資 本 業 務 提 携 2011 年 8 月 インデックスよりモバイルソリューション 事 業 の 一 部 を 譲 受 し 子 会 社 クロス コミュニケー ションが 営 業 を 開 始 2012 年 5 月 中 国 上 海 に 子 会 社 Cross Marketing China を 設 立 2013 年 4 月 UNCOVER TRUTH を 設 立 2013 年 6 月 を 設 立 し 持 株 会 社 制 へ 移 行 2013 年 8 月 Markelytics 社 及 び Medical World Panel Online 社 の 株 式 取 得 2013 年 9 月 シンガポールに 子 会 社 Cross Marketing Asia を 設 立 2013 年 11 月 ユーティルを 完 全 子 会 社 化 2014 年 1 月 シンガポールに Union Panels を 設 立 2014 年 5 月 本 社 を 東 京 都 新 宿 区 に 移 転 2014 年 11 月 Kadance を 完 全 子 会 社 化 2015 年 2 月 関 連 会 社 リサーチ アンド ディベロプメントを 連 結 子 会 社 化 2015 年 4 月 クロス コミュニケーションが 函 館 に 子 会 社 クロス プロップワークスを 設 立 2015 年 7 月 メディリード 及 びディーアンドエムの 100% 連 結 子 会 社 2 社 を 設 立 2015 年 8 月 タイ Jupiter MR Solutions を 子 会 社 化 子 会 社 Cross Marketing (Thailand) を 設 立 2015 年 9 月 クロス コミュニケーションが JIN SOFTWARE (12 月 1 日 付 けでクロス ジェイ テッ クへ 社 名 変 更 ) を 子 会 社 化 2015 年 11 月 Japan Publicity 社 からマーケティング 事 業 を 譲 り 受 ける 基 本 合 意 契 約 を 締 結 2016 年 1 月 Cross Marketing Group USA を 設 立 2016 年 4 月 ミクシィの 子 会 社 ミクシィ リサーチを 子 会 社 化 社 名 をショッパーズアイへ 変 更 出 所 : 同 社 HP 有 価 証 券 報 告 書 決 算 説 明 会 資 料 等 をもとにフィスコ 作 成 4
伪 伪 事 業 の 内 容 主 力 のリサーチ 事 業 は 調 査 会 社 から 一 般 企 業 まで 広 範 囲 にわた る 顧 客 層 手 掛 ける 事 業 は 国 内 外 におけるリサーチ 事 業 スマートフォンなどのアプリ 開 発 などを 行 う IT ソリューション 事 業 と Web マーケティング 事 業 とプロモーション 事 業 のその 他 の 事 業 の 3 つからなる 2015 年 12 月 期 のセグメント 別 売 上 構 成 比 は リサーチ 事 業 86.8% IT ソリュー ション 事 業 11.5% その 他 の 事 業 1.7% であったが 2016 年 12 月 期 第 2 四 半 期 累 計 期 間 の 売 上 構 成 比 はリサーチ 事 業 84.0% IT ソリューション 事 業 12.1% その 他 事 業 3.9% となっており IT ソリューション 事 業 とその 他 事 業 のウエイトが 高 まっている セグメント 別 売 上 構 成 ( 年 月 期 と 年 月 期 第 四 半 期 ) リサーチ 事 業 ソリューション 事 業 その 他 の 事 業 1 インターネットリサーチは 調 査 依 頼 に 沿 ってアンケートプロ グラムを 作 成 し あらかじめ 調 査 に 協 力 することを 承 諾 し ている 登 録 モニター ( 回 答 者 ) に 依 頼 ネットを 通 じて 回 答 を 収 集 する 同 社 は 国 内 185 万 人 以 上 のアンケートモニター を 保 有 モニターは 基 本 属 性 だけでなく シニア/ 携 帯 電 話 利 用 / 自 動 車 保 有 / 化 粧 品 利 用 といった 約 20 のカテ ゴリーに 分 類 されており 対 象 者 を 限 定 した 調 査 にスムー ズに 対 応 できるようになってい る 2 定 量 調 査 は 消 費 者 の 行 動 パターン 意 識 や 嗜 好 を 数 量 的 に 捉 えるための 調 査 商 品 の 特 性 に 合 わせ 前 述 のイン ターネットのほか 郵 便 電 話 を 利 用 した 調 査 さらに 会 場 に 調 査 協 力 者 を 集 めてアン ケート 回 収 やインタビューを 行 う CLT 調 査 ( 会 場 調 査 ) など によりデータを 収 集 する 3 定 性 調 査 は 消 費 者 ユー ザとの 対 話 を 通 じて 商 品 に 対 する 踏 み 込 んだ 評 価 や 意 見 を 集 める 調 査 手 法 仮 説 の 検 証 潜 在 意 識 の 把 握 新 商 品 の 評 価 などを 調 査 するとき に 用 いられる 座 談 会 形 式 で 調 査 協 力 者 にインタビューを 行 うフォーカスインタ ビュー 調 査 協 力 者 と 1 対 1 でインタビューを 行 うデプスイ ンタビュー 調 査 協 力 者 の 自 宅 または 会 社 を 訪 問 し ア ンケートやインタビューを 行 う ホームビジットなどがある 出 所 : 決 算 説 明 会 資 料 をもとにフィスコ 作 成 海 外 リサーチ 事 業 のウエイトが 一 段 と 高 まる (1) リサーチ 事 業 リサーチ 事 業 は 調 査 企 画 内 容 に 沿 ってアンケートプログラムを 開 発 し 調 査 協 力 者 から インターネット サーバ 上 でアンケートを 回 収 するインターネットリサーチ 1 のほか オフライ ンでの 定 量 調 査 サービス 2 や 定 性 調 査 サービス 3 などを 提 供 する リサーチ 事 業 は 国 内 リサーチ 事 業 と 海 外 リサーチ 事 業 に 区 分 される 国 内 リサーチ 事 業 は 中 核 会 社 であるのほか 子 会 社 化 した R&D ( 株 ) ユーティル などが 事 業 を 展 開 する 一 方 海 外 リサーチ 事 業 は M&A により 子 会 社 化 した Kadence Markelytics Medical World Panel のほか Cross Marketing China Cross Marketing Asia な どが 事 業 を 展 開 する 2014 年 12 月 期 の 国 内 リサーチ 事 業 の 全 売 上 高 に 占 めるウエイトは 74.7% 海 外 リサーチ 事 業 は 同 7.1% であったが Kadence の 連 結 子 会 社 化 により 2015 年 12 月 期 は 国 内 56.1% 海 外 30.7% と 海 外 リサーチ 事 業 のウエイトが 高 まる 傾 向 にある 国 内 リサーチ 事 業 の 顧 客 は 調 査 会 社 のほか 広 告 代 理 店 シンクタンク コンサルティン グ 会 社 一 般 事 業 会 社 (メディア 出 版 化 工 品 メーカー 携 帯 電 話 会 社 ソーシャルゲーム 家 電 など 幅 広 い 業 種 に 分 散 ) 官 公 庁 学 校 など 海 外 リサーチ 事 業 の 顧 客 は 欧 米 の 多 国 籍 企 業 ( 金 融 飲 料 食 品 家 電 電 子 機 器 など 多 業 種 にわたる) のほか アジアへ 進 出 あるいは 進 出 を 計 画 している 日 系 企 業 である 5
事 業 の 内 容 国 内 海 外 リサーチ 売 上 高 推 移 ( 百 万 円 ) 国 内 リサーチ 海 外 リサーチ 海 外 比 率 海 外 比 率 期 期 出 所 : 決 算 説 明 会 資 料 をもとにフィスコ 作 成 オリジナリティの 高 い Web サイト アプリ 開 発 を 行 うエンジニアリ ングサービス 会 社 を 買 収 (2) IT ソリューション 事 業 主 に 子 会 社 クロス コミュニケーションが 事 業 を 展 開 する クロス コミュニケーションはモ バイルやスマートフォンを 中 心 に Web サイト アプリケーション システムの 企 画 開 発 運 用 プロモーションまでのサービスに 必 要 なあらゆる 機 能 をワンストップで 提 供 する 主 要 ユー ザは 証 券 会 社 や FX 取 引 などの 金 融 機 関 のほか 大 手 旅 行 代 理 店 など 広 範 囲 にわたる な お 首 都 圏 で 難 しくなっている 人 材 を 確 保 し 開 発 力 を 強 化 するために 北 海 道 函 館 市 に 函 館 テクニカルセンター を 開 設 また クロス コミュニケーションの 傘 下 の 子 会 社 ( 株 ) クロ ス プロップワークス (2015 年 4 月 設 立 本 社 : 北 海 道 函 館 市 ) が 内 のデータ 加 工 処 理 業 務 等 のアウトソーシングサービスを 行 うほか 同 子 会 社 のクロス ジェイ テック (2015 年 9 月 に 子 会 社 化 本 社 : 東 京 ) が 技 術 者 (エンジニア) をユーザ 企 業 のオフィスに 派 遣 駐 在 させるシステムエンジニアリングサービスを 行 う (3) その 他 の 事 業 1 UI はユーザインターフェース (User Interface) の 略 コン ピュータやモバイル 端 末 など を 操 作 するときの 画 面 表 示 ウインドウ メニューの 言 葉 な どの 表 現 や 操 作 感 のこと UX はユーザーエクスペリエンス (User Experience) の 略 あ る 製 品 やサービスを 利 用 消 費 したときに 得 られる 体 験 の 総 体 個 別 の 機 能 や 使 いや すさのみならず ユーザが 真 にやりたいことを 楽 しく 心 地 よく 実 現 できるかどうかを 重 視 した 概 念 2 Web サイトに 訪 れたユーザの 動 きをヒートマップと 動 画 で 可 視 化 するツール 3 ナーチャリングとは 見 込 み 顧 客 を 有 望 な 見 込 み 顧 客 へと 育 成 すること その 他 の 事 業 は Web マーケティング 事 業 とプロモーション 事 業 からなる Web マーケ ティング 事 業 は 子 会 社 ( 株 )UNCOVER TRUTH が Web/Mobile マーケティングや UI UX コ ンサルティング 1 などの 事 業 を 展 開 する 主 力 は Web 及 びスマートフォンサイト 内 分 析 ツール USERDIVE 2 の 販 売 及 びツールを 活 用 したコンサルティングサービスの 提 供 USERDIVE の 導 入 企 業 数 (2015 年 12 月 末 時 点 )は 200 社 超 となっており 化 学 中 古 車 販 売 ISP 衛 星 放 送 など 幅 広 い 業 種 にわたる 一 方 プロモーション 事 業 は 連 結 子 会 社 ( 株 ) ディーアンドエムがナーチャリング 3 型 プ ロモーション 知 って!くる! sirukuru (シルクル) 等 のマーケティング 支 援 に 関 する 事 業 を 展 開 する 6
伪 伪 強 みと 事 業 リスク 国 内 最 大 規 模 のアンケート 回 収 力 アジアでのサポートネットワー クが 強 み (1) 強 み 同 社 の 強 みは 主 力 のインターネットリサーチにおいて 185 万 人 超 のアンケートモニター を 保 有 しており アンケートの 回 収 力 という 点 において 国 内 最 大 規 模 の 1 つであること 加 えて アンケート 作 成 が 自 動 化 され 速 さ 安 さが 主 流 となるなかで ユーザ 企 業 のニーズに 合 わ せたより 精 度 の 高 いデータを 得 るため アンケートをカスタマイズ 設 計 していることを 挙 げるこ とができる これらが 評 価 され 調 査 会 社 広 告 代 理 店 を 通 さない 一 般 事 業 会 社 からの 直 接 販 売 が 拡 大 し 売 上 成 長 の 原 動 力 となっている 加 えて アジア 6 ヶ 国 (2015 年 12 月 末 時 点 :インド インドネシア 中 国 ( 上 海 香 港 ) ベトナム シンガポール タイ) に 拠 点 を 保 有 しており として 日 系 企 業 のアジア 地 域 への 進 出 調 査 や マーケティングなどを 支 援 する 体 制 を 構 築 していることも 強 みとして 挙 げ ることができるだろう (2) 事 業 等 のリスク 事 業 等 のリスクとしては リサーチ 事 業 では 景 気 変 動 の 影 響 を 受 けやすく 事 業 の 参 入 障 壁 が 低 いため 価 格 競 争 に 陥 りやすいという 業 界 に 共 通 した 一 般 的 なリスクを 挙 げること ができる 加 えて 同 社 特 有 のリスクとして 2014 年 12 月 期 に M&A をした Kadence の 業 績 はその 会 社 それぞれの 人 脈 ( 特 に 各 国 の 代 表 者 ) に 依 存 しており 人 材 の 進 退 が 同 社 の 業 績 に 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 がある 点 に 留 意 する 必 要 がある なお このリスクを 最 小 限 に 抑 えるため 同 社 では Kadence の 買 収 条 件 に 成 功 報 酬 条 項 を 織 り 込 んでいる 取 得 価 格 は 1,399 万 米 ドルから 2,899 万 米 ドルの 範 囲 で 2015 年 から 2017 年 の 業 績 達 成 状 況 に 応 じて 取 得 価 格 が 変 動 する 条 件 となっている IT ソリューション 事 業 に 関 しては システム 開 発 を 行 うことから 不 採 算 案 件 の 発 生 リスク を 挙 げることができる 直 近 では 50 百 万 円 を 超 える 案 件 も 散 見 されるようになっているが 10 ~ 30 百 万 円 規 模 のリスク マネジメントが 容 易 な 比 較 的 小 さい 規 模 の 案 件 が 主 流 である ため 不 採 算 案 件 が 発 生 したとしても 業 績 に 与 える 影 響 は 限 定 的 と 考 えられる 伪 伪 成 長 戦 略 中 期 的 な 成 長 ペースをさらに 加 速 アジア No.1 に 向 けた 体 制 整 備 が 着 実 に 進 展 (1) 中 期 経 営 計 画 の 概 要 同 社 は 提 携 によるアンケートパネル 構 築 ネットリサーチシステムへの 投 資 営 業 人 員 拡 大 によるビジネス 規 模 の 拡 大 リサーチャー 確 保 によるクオリティの 担 保 などネットリサーチ 市 場 拡 大 のタイミングを 捉 えた 的 確 な 資 本 投 下 により ネットリサーチ 分 野 において 市 場 を 上 回 る 成 長 を 維 持 し 2014 年 12 月 期 まで 11 期 連 続 増 収 を 確 保 してきた 7
成 長 戦 略 この 成 長 ペースを 持 続 さらに 加 速 することを 狙 い 2015 年 12 月 期 から 2017 年 12 月 期 までの 3 ヶ 年 中 期 経 営 計 画 を 策 定 2014 年 11 月 に 公 表 した その 内 容 は 中 期 経 営 計 画 の 3 ヶ 年 の 期 間 を 事 業 領 域 と 事 業 エリアの 積 極 的 な 拡 大 を 図 り アジア No.1 のマーケティ ング としての 土 台 づくりを 加 速 させる 期 間 として 位 置 付 け 既 存 事 業 人 材 戦 略 新 規 事 業 海 外 展 開 の 4 点 において 様 々な 施 策 を 行 うというもの 具 体 的 な 内 容 は 既 存 事 業 : リサーチ 事 業 の 着 実 な 成 長 と 収 益 基 盤 の 確 立 を 図 る 人 材 戦 略 : 2014 年 12 月 までに 大 量 採 用 した 人 員 の 育 成 底 上 げを 推 進 新 規 事 業 : IT ソリューション 事 業 や Web マーケティング 事 業 の 育 成 と 領 域 拡 大 の 推 進 海 外 展 開 : 拠 点 のないエリアへの 拠 点 設 置 によるアジア 全 域 におけるネットワークの 確 立 となっている 発 表 時 の 目 標 は 2017 年 12 月 期 に 売 上 高 15,725 百 万 円 営 業 利 益 1,440 百 万 円 であっ たが 2015 年 2 月 の R&D の M&A の 影 響 を 精 査 し 同 年 8 月 に 2017 年 12 月 期 の 経 営 目 標 は 売 上 高 17,985 百 万 円 営 業 利 益 1,545 百 万 円 へ 上 方 修 正 された 中 期 目 標 ( 単 位 : 百 万 円 ) 15/12 会 社 計 画 15/12 実 績 16/12 計 画 16/12 会 社 予 想 17/12 計 画 売 上 高 14,733 14,859 16,287 16,535 17,985 営 業 利 益 945 1,233 1,249 1,251 1,545 経 常 利 益 900 1,185 1,200 1,213 1,500 事 業 別 売 上 高 目 標 ( 単 位 : 百 万 円 ) 15/12 会 社 計 画 15/12 実 績 16/12 計 画 16/12 会 社 予 想 17/12 計 画 リサーチ 事 業 12,892 12,902 13,781 13,832 14,910 国 内 8,889 8,336 8,938 9,050 9,259 海 外 4,003 4,566 4,844 4,782 5,650 ITソリューション 事 業 1,691 1,704 2,065 2,094 2,505 その 他 事 業 150 253 440 609 570 出 所 : 同 社 資 料 をもとにフィスコ 作 成 (2) 2016 年 に 入 ってからの 取 り 組 み 主 力 のリサーチ 事 業 における 着 実 な 成 長 と 収 益 基 盤 の 確 立 を 図 るために 1 月 に Cross Marketing Group USA を 設 立 し 北 米 西 海 岸 を 中 心 とするマーケティング リサーチサービスを 提 供 する 体 制 を 整 えた また ニューロマーケティングサービスの 提 供 に 向 け 脳 波 をマー ケティングに 活 用 する 技 術 ノウハウを 保 有 する ( 株 ) センタンと 業 務 提 携 を 締 結 し リサー チからプロモーションまでのサポートを 一 貫 してできる 体 制 を 構 築 した さらに 4 月 にはリサーチ 事 業 のサービスラインナップの 強 化 を 狙 い ミステリーショッパー 覆 面 調 査 に 強 みを 持 つミクシィ リサーチを 株 式 取 得 により 連 結 子 会 社 化 ( 社 名 をショッパー ズアイへ 変 更 ) した 8
伪 伪 業 績 動 向 円 高 がマイナス 影 響 として 働 いたものの 営 業 利 益 は 計 画 を 達 成 (1) 2016 年 12 月 期 第 2 四 半 期 累 計 業 績 2016 年 12 月 期 第 2 四 半 期 累 計 (1 月 -6 月 ) の 連 結 業 績 は 売 上 高 が 前 年 同 期 比 3.0% 増 の 7,299 百 万 円 営 業 利 益 は 同 20.4% 減 の 429 百 万 円 親 会 社 株 主 に 帰 属 する 四 半 期 純 利 益 は 同 65.3% 減 の 141 百 万 円 と 増 収 ながら 2 ケタの 減 益 となった 2016 年 12 月 期 第 2 四 半 期 累 計 業 績 の 概 要 ( 単 位 : 百 万 円 ) 15/12 期 16/12 期 計 画 と 前 期 比 計 画 達 2Q 実 績 売 上 比 計 画 2Q 実 績 売 上 比 の 差 異 増 減 率 成 率 売 上 高 7,084-7,757 7,299-3.0% 94.1% -458 売 上 原 価 4,081 57.6% - 4,392 60.2% 7.6% - - 売 上 総 利 益 3,002 42.4% - 2,907 39.8% -3.2% - - 販 管 費 2,464 34.8% - 2,479 34.0% 0.6% - - 営 業 利 益 539 7.6% 418 429 5.9% -20.4% 102.6% 11 経 常 利 益 526 7.4% 399 369 5.0% -30.0% 92.4% -30 親 会 社 株 主 に 帰 属 する 四 半 期 純 利 益 405 5.7% 183 141 1.9% -65.3% 76.8% -42 出 所 : 決 算 説 明 会 資 料 をもとにフィスコ 作 成 売 上 高 は 国 内 でリサーチ 事 業 を 展 開 する 主 力 子 会 社 であるや プ ロモーション 事 業 を 手 掛 けているディーアンドエムなどの 既 存 の 事 業 会 社 の 成 長 に 加 えて 昨 年 9 月 に 子 会 社 化 したクロス ジェイ テックの 新 規 連 結 子 会 社 の 寄 与 により 増 収 を 確 保 した 売 上 原 価 は 成 長 投 資 の 実 施 に 加 えて 新 規 連 結 により 利 益 率 の 低 いビジネスの 売 上 増 加 と いう 売 上 構 成 の 変 化 などにより 同 7.6% 増 の 4,391 百 万 円 へ 増 大 し 売 上 総 利 益 率 は 42.4% から 39.8% へ 2.6 ポイント 悪 化 した 対 照 的 に 販 管 費 はその 他 経 費 を 中 心 に 抑 制 したことで ほぼ 前 年 同 期 比 並 み ( 同 0.6% 増 ) の 2,478 百 万 円 にとどめることに 成 功 販 管 費 比 率 は 前 年 同 期 の 34.8% から 34.0% へ 0.8 ポイント 低 下 この 結 果 営 業 利 益 は 前 年 同 期 比 20.4% 減 益 となり 営 業 利 益 率 は 5.9% となり 前 年 同 期 に 比 べ 1.7 ポイント 悪 化 した なお 四 半 期 純 利 益 の 減 益 率 が 大 きいのは 前 期 に 計 上 した R&D 社 の 株 式 取 得 にかか る 負 ののれん 発 生 益 233 百 万 円 等 の 特 別 利 益 の 反 動 減 による 2015 年 の 実 績 為 替 レート : 1 ド ル= 122 円 45 銭 期 初 の 想 定 為 替 レート : 1 米 ドル= 114 円 91 銭 6 月 末 の 為 替 レート : 1 米 ドル= 102 円 91 銭 一 方 会 社 計 画 ( 売 上 高 7,757 百 万 円 営 業 利 益 418 百 万 円 四 半 期 純 利 益 183 百 万 円 ) 対 比 では 売 上 高 は 計 画 を 458 百 万 円 下 回 ったのに 対 して 営 業 利 益 は 計 画 を 11 百 万 円 上 回 った 売 上 高 が 計 画 を 下 回 ったのは 円 高 の 進 行 の 影 響 に 加 えて 英 国 米 国 地 域 での 低 迷 により 海 外 リサーチ 事 業 が 計 画 を 下 回 ったことが 主 要 因 利 益 面 では 国 内 リサー チ 事 業 の 売 上 未 達 に 伴 う 利 益 減 海 外 リサーチ 事 業 の 売 上 未 達 による 利 益 減 IT ソリュー ション 事 業 における 原 価 増 がマイナス 要 因 として 働 いた にもかかわらず 営 業 利 益 が 計 画 を 達 成 したのは マーケティング 事 業 プロモーション 事 業 からなるその 他 事 業 の 利 益 が 計 画 を 上 回 った ( 同 16 百 万 円 増 ) ことに 加 えて 各 種 経 費 の 削 減 により 販 管 費 を 抑 制 した ( 同 187 百 万 円 増 ) ことがプラス 要 因 として 働 いたことでカバーしたためだ なお 親 会 社 株 主 に 帰 属 する 四 半 期 純 利 益 が 計 画 を 43 百 万 円 下 回 ったのは 営 業 外 費 用 で 為 替 変 動 による 為 替 差 損 32 百 万 円 と 持 分 法 適 用 関 連 会 社 であるリサーチパネルが 損 失 を 計 上 したために 持 分 法 投 資 損 失 23 百 万 円 を 計 上 したことが 主 要 因 9
業 績 動 向 a) リサーチ 事 業 売 上 高 は 前 年 同 期 比 1.8% 増 の 6,129 百 万 円 セグメント 利 益 は 同 8.1% 増 の 959 百 万 円 と なり 増 収 増 益 を 確 保 した 内 訳 を 見 ると 国 内 リサーチ 事 業 の 売 上 高 は 医 療 系 及 び 新 領 域 のサービスが 好 調 に 推 移 したことから 同 7.8% 増 の 4,314 百 万 円 となった 一 方 海 外 リサーチ 事 業 の 売 上 高 は 円 高 進 行 によるマイナスに 加 えて 前 年 同 期 に 好 調 に 推 移 し た 米 国 が 反 動 減 により 前 年 を 下 回 ったことや Brexit 問 題 の 影 響 により 英 国 の 売 上 高 が 落 ち 込 んだことがマイナス 要 因 として 働 いたために 同 18.9% 減 の 1,815 百 万 円 となった セグメント 利 益 は 海 外 リサーチ 事 業 のマイナスを 国 内 リサーチ 事 業 の 売 上 増 加 による 利 益 増 でカバーし 増 益 を 確 保 した ( 単 位 : 百 万 円 ) リサーチ 事 業 の 売 上 高 セグメント 利 益 の 推 移 国 内 リサーチ 売 上 高 海 外 リサーチ 売 上 高 売 上 高 セグメント 利 益 期 期 期 期 b) IT ソリューション 事 業 売 上 高 は 前 年 同 期 比 20.9% 増 の 886 百 万 円 セグメント 利 益 は 同 26.0% 減 の 52 百 万 円 と 2 ケタ 増 収 ながら 2 ケタ 営 業 減 益 となった 積 極 的 な 営 業 展 開 による 新 規 顧 客 に 加 え 金 融 機 関 を 中 心 とする 既 存 顧 客 からも 継 続 的 に 案 件 を 受 注 できたことから 売 上 高 受 注 高 とも に 前 年 を 上 回 る 水 準 となった にもかかわらず 2 ケタ 営 業 減 益 となったのは 中 期 的 な 成 長 のための 人 員 増 加 に 伴 う 人 件 費 及 び 採 用 費 等 が 増 加 したことによる ( 単 位 : 百 万 円 ) ITソリューション 事 業 の 売 上 高 セグメント 利 益 推 移 売 上 高 セグメント 利 益 期 期 期 期 10
業 績 動 向 c) その 他 事 業 売 上 高 は 前 年 同 期 比 157.5% 増 の 284 百 万 円 セグメント 利 益 は 14 百 万 円 と 黒 字 転 換 ( 前 年 同 期 は 54 百 万 円 の 赤 字 ) となった マーケティング 事 業 プロモーション 事 業 ともに 顧 客 の 開 拓 に 注 力 した 結 果 売 上 高 が 大 幅 に 増 加 した セグメント 利 益 は 売 上 高 拡 大 に 伴 う 利 益 増 により 黒 字 転 換 した 具 体 的 な 数 値 は 非 開 示 であるが 特 にプロモーション 事 業 が 好 調 に 推 移 したようだ その 他 の 事 業 の 売 上 高 セグメント 利 益 の 推 移 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 セグメント 利 益 期 期 期 期 借 入 金 の 減 少 により 財 務 の 健 全 化 が 進 展 (2) 財 務 状 況 2016 年 6 月 末 における 財 務 状 態 について 見 ると 総 資 産 は 8,273 百 万 円 となり 前 期 末 比 で 1,698 百 万 円 減 少 した 内 訳 を 見 ると 流 動 資 産 は 1,391 百 万 円 減 少 した これは 現 金 及 び 預 金 の 減 少 817 百 万 円 と 売 上 債 権 の 減 少 438 百 万 円 が 主 要 因 また 固 定 資 産 は 主 として 無 形 固 定 資 産 の 減 少 250 百 万 円 (うち のれんの 減 少 239 百 万 円 ) により 同 307 百 万 円 減 少 した 負 債 は 同 1,390 百 万 円 減 少 し 4,635 百 万 円 となった 流 動 負 債 が 1,076 百 万 円 減 少 したほ か 固 定 負 債 も 314 百 万 円 減 少 した 流 動 負 債 の 減 少 は 短 期 借 入 金 の 減 少 410 百 万 円 未 払 金 / 未 払 費 用 の 減 少 146 百 万 円 未 払 法 人 税 等 の 減 少 323 百 万 円 などがマイナス 要 因 として 働 いた 一 方 固 定 負 債 の 減 少 は 主 に 長 期 借 入 金 の 減 少 289 百 万 円 による なお 6 月 末 における 有 利 子 負 債 残 高 は 2,118 百 万 円 となり 前 期 末 に 比 べ 719 百 万 円 減 少 した これは 主 に Kadence 買 収 のための 借 入 金 を 返 済 したことが 主 要 因 純 資 産 は 前 期 末 に 比 べ 308 百 万 円 減 少 し 3,637 百 万 円 となった 四 半 期 純 利 益 計 上 によ る 利 益 剰 余 金 の 増 加 41 百 万 円 があったものの 円 高 により 為 替 換 算 調 整 勘 定 が 266 百 万 円 のマイナス ( 前 期 は 48 百 万 円 のプラス) になったことに 加 えて 非 支 配 株 主 持 分 の 減 少 43 百 万 円 による キャッシュ フローの 状 況 について 見 ると 6 月 末 の 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 残 高 は 1,566 百 万 円 となり 前 期 末 比 818 百 万 円 減 少 した 営 業 キャッシュ フローは 57 百 万 円 の 収 入 となった 法 人 税 等 の 支 払 額 502 百 万 円 賞 与 引 当 金 の 減 少 61 百 万 円 等 の 減 少 要 因 があっ たものの 税 金 等 調 整 前 四 半 期 純 利 益 369 百 万 円 の 計 上 売 上 債 権 の 減 少 291 百 万 円 等 による 増 加 要 因 があったためだ 一 方 投 資 キャッシュ フローは 59 百 万 円 の 支 出 となった 11
業 績 動 向 補 助 金 の 受 取 額 14 百 万 円 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 子 会 社 株 式 の 取 得 による 収 入 10 百 万 円 等 の 増 加 要 因 があったものの 有 形 無 形 固 定 資 産 の 取 得 による 支 出 62 百 万 円 等 がマ イナス 要 因 として 働 いたことによる また 財 務 キャッシュ フローも 短 期 借 入 金 の 純 増 減 額 387 百 万 円 長 期 借 入 金 の 返 済 による 支 出 289 百 万 円 等 の 減 少 要 因 により 781 百 万 円 の 支 出 となった 経 営 指 標 は 長 短 借 入 金 の 返 済 が 進 んだことなどから 健 全 性 をあらわす 自 己 資 本 比 率 は 42.4% へ 上 昇 し 財 務 の 健 全 化 が 進 む 格 好 となった 貸 借 対 照 表 キャッシュ フロー 計 算 書 及 び 経 営 指 標 貸 借 対 照 表 ( 単 位 : 百 万 円 ) 15/12 期 16/12 期 1H 増 減 額 主 な 変 動 要 因 流 動 資 産 6,423 5,032-1,391 現 金 及 び 預 金 -817 売 上 債 権 -438 固 定 資 産 3,548 3,241-307 無 形 固 定 資 産 -250 (うち のれん -239) 総 資 産 9,970 8,273-1,698 流 動 負 債 4,090 3,014-1,076 短 期 借 入 金 -410 未 払 金 / 未 払 費 用 -146 未 払 法 人 税 等 -323 固 定 負 債 1,935 1,622-314 長 期 借 入 金 -289 負 債 合 計 6,025 4,635-1,390 ( 有 利 子 負 債 残 高 ) 2,837 2,118-719 (ネットキャシュ) -453-551 -98 純 資 産 3,945 3,637-308 負 債 純 資 産 合 計 9,970 8,273-1,698 キャッシュ フロー 計 算 書 営 業 キャッシュ フロー 801 57 投 資 キャッシュ フロー -18-59 財 務 キャッシュ フロー 204-781 現 金 及 び 現 金 同 等 物 期 末 残 高 2,384 1,566-818 経 営 指 標 < 健 全 性 > 流 動 比 率 157.0% 167.0% 自 己 資 本 比 率 37.8% 42.4% < 収 益 性 > ROA 13.3% - ROE 17.2% - 営 業 利 益 率 8.3% 5.9% 出 所 : 決 算 短 信 会 社 資 料 をもとにフィスコ 作 成 利 益 剰 余 金 +41 為 替 換 算 調 整 勘 定 -315 非 支 配 株 主 持 分 -43 売 上 高 の 計 画 達 成 はハードルが 高 く 利 益 については 業 績 進 捗 に 注 目 (3) 2016 年 12 月 期 会 社 計 画 と 見 通 し 2016 年 12 月 期 業 績 予 想 については 同 社 は 為 替 による 利 益 の 影 響 が 限 定 的 であること を 根 拠 に 想 定 為 替 レートを 期 初 計 画 の 114 円 91 銭 のまま 継 続 し 期 初 会 社 計 画 ( 売 上 高 16,535 ( 同 11.3% 増 ) 営 業 利 益 1,251 百 万 円 ( 同 1.5% 増 ) 当 期 純 利 益 640 百 万 円 ( 同 14.6% 増 ) を 据 え 置 いた 12
業 績 動 向 2016 年 12 月 期 会 社 計 画 と 第 2 四 半 期 業 績 の 進 捗 率 ( 単 位 : 百 万 円 ) 15/12 期 16/12 期 通 期 実 績 売 上 高 比 通 期 予 想 売 上 高 比 前 期 比 2Q 進 捗 率 売 上 高 14,859-16,535-11.3% 44.1% リサーチ 事 業 12,902 86.8% 13,832 83.7% 7.2% 44.3% 国 内 8,336 56.1% 9,050 54.7% 8.6% 47.7% 海 外 4,566 30.7% 4,782 28.9% 4.7% 38.0% IT ソリューション 事 業 1,704 11.5% 2,094 12.7% 22.9% 42.3% その 他 の 事 業 253 1.7% 609 3.7% 140.6% 46.7% 営 業 利 益 1,233 8.3% 1,251 7.6% 1.5% 34.3% 経 常 利 益 1,185 8.0% 1,213 7.3% 2.3% 30.4% 親 会 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 559 3.8% 640 3.9% 14.6% 22.0% 出 所 : 決 算 説 明 会 資 料 を 元 にフィスコ 作 成 2016 年 12 期 のセグメント 別 の 見 通 しは 以 下 のとおり a) リサーチ 事 業 リサーチ 事 業 に 関 しては 売 上 高 は 13,832 百 万 円 ( 同 7.2% 増 ) と 順 調 に 推 移 すると 予 想 している 国 内 リサーチ 事 業 は 9,050 百 万 円 ( 同 8.6% 増 ) を 予 想 するのに 対 して 海 外 リサー チ 事 業 は 4,782 百 万 円 ( 同 4.7% 増 ) と 国 内 に 比 べて 低 い 伸 びを 見 込 む 計 画 となっている これは 前 期 に 実 施 した Kadence の 進 行 基 準 適 用 によるプラス 効 果 がなくなること がマイナス 要 因 として 働 くほか アジアにおける 経 済 環 境 為 替 動 向 を 考 慮 し 保 守 的 に 見 ているためだ 下 期 の 取 り 組 みとして 上 期 に 続 き 生 産 性 付 加 価 値 の 向 上 を 図 るほか 北 米 市 場 の 開 拓 を 進 め アジアとのシナジー 強 化 を 図 る ブランド 診 断 ワークショップ ニューロ 等 サー ビス 領 域 の 拡 大 を 進 めることになっている b) IT ソリューション 事 業 売 上 高 は 2,094 百 万 円 ( 同 22.9% 増 ) と 2 ケタ 増 収 を 予 想 している これは 2015 年 9 月 に 子 会 社 化 したクロス ジェイ テックがフル 寄 与 することがプラス 要 因 として 働 くことが 主 な 要 因 提 案 力 の 強 化 により 顧 客 開 拓 を 推 進 する 一 方 で 生 産 性 品 質 の 向 上 に 努 めるほ か エンジニア 派 遣 事 業 やプライベート DMP サービス 等 の IT ソリューション 領 域 へストック 型 のサービスを 展 開 することにより 新 規 サービス 事 業 領 域 の 拡 大 を 図 る 方 針 c) その 他 事 業 売 上 高 は 609 百 万 円 ( 同 140.6% 増 ) と 高 い 伸 びを 見 込 む 人 員 採 用 の 積 極 化 によりトッ プラインの 拡 大 を 目 指 すことが 基 本 方 針 Web マーケティング 事 業 では 加 えて 外 部 パートナー との 連 携 によるサービスの 改 善 差 別 化 を 進 める 一 方 プロモーション 事 業 ではサービス に 細 かい 改 善 を 行 うことで 顧 客 ニーズに 対 応 する 弊 社 では 2016 年 12 月 期 通 期 の 売 上 高 の 計 画 達 成 に 関 してはハードルが 高 く 利 益 に 関 しても 今 後 の 業 績 進 捗 を 確 認 する 必 要 があるとみている 売 上 高 が 計 画 を 下 回 る 可 能 性 が 高 いのは 上 期 に 円 高 で 動 きが 鈍 った 国 内 リサーチ 事 業 に 回 復 の 兆 しが 窺 えることに 加 え て IT ソリューション 事 業 その 他 事 業 は 上 期 と 同 様 に 順 調 に 推 移 すると 予 想 されることはプ ラス 要 因 として 働 くものの 想 定 為 替 レートが 期 初 計 画 の 114 円 91 銭 のまま 据 え 置 かれたた め 海 外 リサーチ 事 業 の 売 上 高 が 上 期 と 同 様 に 未 達 要 因 として 働 く 可 能 性 が 高 いためだ 13
業 績 動 向 また 利 益 についても 1) 円 高 が 海 外 リサーチ 事 業 の 利 益 に 与 える 影 響 は 限 定 的 である 2) 上 期 に 計 画 未 達 となった 国 内 リサーチ 事 業 に 回 復 の 兆 しが 窺 える 3)IT ソリューション 及 びそ の 他 事 業 の 好 調 が 続 くと 予 想 される 4) 上 期 と 同 様 にその 他 経 費 を 中 心 に 販 管 費 を 継 続 して 抑 制 する となっており 通 期 営 業 利 益 の 計 画 達 成 可 否 を 占 う 手 掛 かりとして 第 3 四 半 期 (7 月 -9 月 ) の 業 績 進 捗 度 合 いについて 注 目 したい 伪 伪 株 主 還 元 連 結 配 当 性 向 15% 前 後 を 目 安 に 安 定 配 当 実 施 が 基 本 方 針 同 社 では 株 主 に 対 する 利 益 還 元 を 経 営 上 の 重 要 課 題 の 1 つとして 認 識 事 業 投 資 や キャッシュ フロー 等 の 状 況 を 総 合 的 に 勘 案 しながら 配 当 による 株 主 への 利 益 還 元 に 努 め ることを 基 本 方 針 としている 具 体 的 な 配 当 方 針 として 2015 年 12 月 までは 連 結 配 当 性 向 20% を 目 安 に 段 階 的 に 引 き 上 げることを 目 標 としていたが 2016 年 12 月 期 から 足 元 の 旺 盛 な 資 金 需 要 今 後 の 事 業 投 資 計 画 等 を 考 慮 し 連 結 配 当 性 向 15% 前 後 を 目 安 に 配 当 金 額 を 決 定 することに 変 更 した この 方 針 に 従 い 2016 年 12 月 期 の 配 当 金 は 1 株 当 たり 5.0 円 ( 内 訳 は 中 間 2.5 円 期 末 2.5 円 配 当 性 向 15.2%) を 計 画 配 当 額 としては 減 配 となるが 資 金 需 要 期 でも 安 定 配 当 を 継 続 するという 考 えに 変 化 はないようだ ( 円 ) 株 当 たり 配 当 金 と 配 当 性 向 の 推 移 株 当 たり 配 当 金 ( 左 軸 ) 配 当 性 向 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 期 期 予 注 : 年 月 日 に 分 割 年 月 日 に 分 割 を 実 施 しており 株 配 当 金 は 過 去 に 遡 及 して 記 載 注 : 過 去 の 株 当 たり 配 当 金 は 分 割 遡 及 後 少 数 第 位 を 切 り 捨 てて 記 載 出 所 : 同 社 決 算 説 明 会 資 料 14
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