大 津 家 庭 裁 判 所 委 員 会 議 事 録 1 日 時 平 成 20 年 10 月 17 日 ( 金 ) 午 後 2 時 00 分 から 午 後 4 時 30 分 まで 2 場 所 大 津 家 庭 裁 判 所 本 館 大 会 議 室 3 出 席 者 ( 委 員 ) 五 十 音 順 敬 称 略 飯 田 喜 信, 小 川 素 子, 國 松 完 二, 甲 津 貴 央, 酒 井 康 夫, 十 倉 良 一, 松 原 豊 彦, 松 山 正 明 ( 事 務 担 当 者 ) 西 山 実, 田 島 康 博, 住 野 陽 一, 島 田 博 敏, 坂 井 稔, 大 田 恵 朗, 濱 松 稔 也 4 議 事 (1) 委 員 の 異 動 報 告 及 び 新 任 委 員 の 自 己 紹 介 事 務 担 当 者 から, 裁 判 官 委 員 の 交 替 の 報 告 があった (2) 委 員 長 の 選 任 及 びあいさつ 委 員 の 互 選 により, 飯 田 喜 信 委 員 を 委 員 長 に 選 出 した (3) 少 年 に 対 する 保 護 的 措 置 についての 報 告 ア 少 年 事 件 の 手 続 概 要 等 について 住 野 家 裁 首 席 書 記 官 から 報 告 イ 少 年 の 保 護 的 措 置 について 坂 井 次 席 家 裁 調 査 官 から 報 告 (4) 意 見 交 換 テーマ 少 年 に 対 する 保 護 的 措 置 について 発 言 要 旨 は, 別 紙 のとおり (5) 次 回 テーマについて 少 年 事 件 における 被 害 者 配 慮 制 度 について をテーマとする (6) 次 回 の 開 催 日 程 次 回 の 委 員 会 は, 平 成 21 年 3 月 4 日 ( 水 ) 午 後 2 時 から 午 後 4 時 30 分 までと 決 定 した - 1 -
( 別 紙 ) 発 言 要 旨 ( 委 員 長, 学 識 経 験 者 委 員, 弁 護 士 委 員, 検 察 官 委 員, 裁 判 官 委 員, 事 務 担 当 者 ) 少 年 事 件 の 手 続 と 保 護 的 措 置 について, 感 想,ご 意 見 などを 伺 いたい 家 裁 に 来 る 前 のいわば 事 前 の 保 護 的 措 置 が 現 場 では 行 われている あるショッピング センターの 女 性 指 導 員 は, 万 引 をした 少 年 に 対 して, 手 紙 のやり 取 りなどをしながら 少 年 の 成 長 を 図 っている 大 学 の 場 合 は 学 生 処 分 というものがあり, 例 えば 試 験 の 不 正 行 為 をした 学 生 に 対 し, 担 当 教 員 が 面 接 をくり 返 したり, 課 題 を 与 えて 文 章 を 書 かせたりした 上 で,その 結 果 を 見 て 教 授 会 で 処 分 を 決 定 する 面 談 や 指 導 は 非 常 に 重 要 であると 思 うが, 調 査 官 は 少 年 の 面 談 にどの 程 度 の 時 間 をかけているのか 少 年 が, 送 致 前 に 自 分 で 反 省 し, 後 悔 しているような 場 合 と, 未 だ 問 題 を 抱 えている ような 場 合 とでは, 調 査 にかかる 時 間 は 異 なる 短 時 間 で 終 わるものから,その 日 では 済 まず 課 題 を 与 えて 後 日 継 続 して 行 うものまで 様 々である 少 年 事 件 では 重 大 事 案 ばかりが 注 目 されているが,これは 数 字 の 上 では 非 常 に 少 なく, 非 常 に 多 くの 日 常 的 な 事 案 を 家 裁 は 扱 っており,それだけ 家 裁 調 査 官 の 苦 労 も 大 きいと いうことがわかった 少 年 事 件 では, 全 件 送 致 主 義 がとられている これは, 一 見 軽 微 な 事 案 でも 早 期 に 少 年 の 問 題 点 を 探 し 出 して 対 応 していくという 考 え 方 に 基 づいており, 重 大 な 事 案 に 発 展 させないための 法 的 措 置 でもある 児 童 相 談 所 は,18 歳 未 満 の 児 童 の 問 題 行 為 について, 児 童 や 親 の 相 談 に 乗 っている が, 家 裁 のようにいざとなれば 保 護 処 分 に 付 するといった 権 威 がなく, 親 の 問 題 意 識 が 乏 しいときにはなかなか 指 導 が 通 じないことが 多 い 家 裁 の 保 護 的 措 置 には,そのよう な 権 威 の 裏 付 けがあるのが 特 徴 ではないか 最 近, 少 年 の 重 大 事 件 で, 被 害 者, 加 害 者 がともに 事 件 に 関 する 本 を 出 版 する 例 が 多 く 見 られ,ベストセラーになることも 少 なくない 少 年 法 が 改 正 された 後 も 検 察 への 逆 送 致 が 増 えていないようだが, 少 年 事 件 では 審 判 不 開 始 や 不 処 分 で 終 わるものの 比 率 が 高 いためであるということがわかった 最 近 は, 被 害 者 が 意 見 を 述 べて, 司 法 の 場 に 生 かしていこうという 動 きが 見 られる それが 出 版 関 係 に 影 響 し,また, 被 害 者 関 係 の 立 法 の 増 加 にもつながっていると 思 われ る 被 害 者 の 遺 族 が 逆 送 致 を 希 望 したのに, 保 護 観 察 になったケースがあった 被 害 者 の 中 には, 少 年 に 対 する 厳 罰 を 求 める 人 もあるようだが 厳 罰 だけではなく, 事 実 を 知 りたいという 気 持 ちが 強 い 被 害 者 もいると 思 う 刑 事 裁 判 の 場 合 は, 証 拠 に 基 づいて 事 実 を 究 明 していこうという 姿 勢 があるが, 少 年 審 判 の 場 合 は 必 ずしもそうではない それで, 逆 送 致 を 求 めて 真 実 を 知 ろうとする 被 害 者 が 多 い のでないか 最 近 の 被 害 者 関 係 の 立 法 では, 少 年 事 件 についても, 被 害 者 の 事 実 を 知 りたいという - 2 -
希 望 に 配 慮 した 制 度 が 設 けられている 弁 護 士 は, 付 添 人 という 立 場 で 少 年 事 件 に 関 わる たまたま 非 行 を 犯 して 家 裁 に 送 致 されてくる 少 年 については,それを 機 会 に 抱 える 問 題 点 を 明 らかにして, 以 前 より 良 い 方 向 に 育 ってもらうきっかけになればいいという 思 いで 臨 むようにしている したがって, 厳 罰 化 の 方 向 に 流 れている 社 会 の 風 潮 に 危 機 感 を 持 っている 家 裁 は, 国 家 機 関 として 少 年 の 育 成 にかかわっていく 場 であってほしい 安 易 な 逆 送 致 は, 自 ら の 職 責 を 放 棄 することになるのではないかと 思 う 少 年 法 改 正 の 問 題 として 社 会 的 に 議 論 されるのは, 重 大 事 件 をモデルにしているもの と 思 われる 実 際 には 家 庭 裁 判 所 では 審 判 不 開 始 や 不 処 分 になる 事 件 が 多 いということ は,あまり 知 られていないようである 小 さな 事 件 を 起 こして 家 庭 裁 判 所 に 送 致 された 少 年 が, 将 来 大 きな 問 題 を 起 こす 可 能 性 があると 思 われる 場 合 でも, 少 年 の 行 為 との 均 衡 を 考 えて,それに 対 する 処 分 が 決 ま るのが 現 実 である 普 段 は 一 般 的 な 普 通 の 生 活 をしている 少 年 が, 万 引 や 交 通 違 反 をすることが 多 く, 裁 判 所 は, 少 年 の 家 庭 環 境 など, 少 年 が 置 かれている 状 況 を 踏 まえて, 保 護 的 措 置 がどう あるべきかを 試 行 錯 誤 している 児 童 相 談 所 で 出 会 う 少 年 は, 脆 弱 な 家 庭 機 能 に 育 つ 子 どもが 多 い ある 大 型 量 販 店 における 万 引 のデータでは,11 歳 から13 歳 までの 犯 人 が44.8 %ある また,14 歳 以 上 の 万 引 犯 では, 犯 罪 行 為 の 時 間 帯 に 山 があって, 午 後 2 時 か ら 午 後 3 時 が17%, 午 後 4 時 から 午 後 5 時 が21%, 午 後 6 時 から 午 後 7 時 が17% と, 学 校 が 終 わった 後 の 余 った 時 間 帯 が 多 い この 大 型 量 販 店 で1 年 間 で 捕 捉 した 万 引 犯 は, 男 性 が12 人, 女 性 が46 人 で, 女 性 が 多 い 被 害 にあった 商 品 は, 化 粧 品, 玩 具, 文 具 などの 雑 貨 品 で, 食 品 は 少 なくなっ てきており,1 品 の 単 価 は903 円, 年 間 60 万 円 ほどの 被 害 が 出 ている これは 捕 捉 したものだけであり, 誤 認 があると 人 権 問 題 でトラブルになることを 考 えていることも あって, 少 年 の 場 合 は 半 分 以 上 見 逃 しているかもしれない また, 低 年 齢 化 と 女 性 の 多 さという 背 景 もあり, 繊 細 な 気 持 ちで 接 することのできる 女 性 の 補 導 員 が 重 用 される 補 導 した 少 年 の 親 を 警 察 が 呼 び 出 したときに, うちの 子 に 限 って と 文 句 を 言 う 親 もいるということを 聞 く 少 年 だけが 問 題 ではなく, 本 当 は 家 庭 や 親 に 問 題 があるので はないかと 思 う 少 年 事 件 の 特 徴 は, 調 査 でも 審 判 でも 必 ず 保 護 者 である 親 に 同 道 してもらって, 親 に も 働 きかけるというところで,そこが 成 人 事 件 とは 異 なる 親 がしっかりしていないというよりは, 子 どもたちが 万 引 行 為 を 犯 罪 という 重 い 行 為 として 認 識 していないところに 問 題 があると 思 われる 量 販 店 が 多 くなってる 今 日, 小 売 店 が 多 かった 昔 に 比 べて, 犯 罪 へのハードルが 低 く なっている 見 つかる 可 能 性, 捕 捉 率 が 低 いために, 万 引 をしてもなかなか 捕 まらない し, 捕 まっても 失 敗 したと 考 えるだけで, 犯 罪 だという 認 識 がない また, 文 具 や 化 粧 品 を, 買 えないから 盗 るのではなく, 理 由 もなく 遊 びで 盗 んでいる 遊 びが 万 引 という 行 為 になっていて, 子 どもたちにとっては 犯 罪 という 認 識 はない - 3 -
ところが, 親 は, 子 どもの 遊 びだとは 思 っておらず, 自 分 の 子 を 犯 罪 者 にされたくな いので, 警 察 から 呼 び 出 されたときは 抵 抗 するんだと 思 う 昔 は, 万 引 をした 少 年 が 家 庭 裁 判 所 へ 送 致 されてくるとき, 悪 いことをしたという 自 覚 を 持 っていたが, 今 は, 少 年 も 保 護 者 も 悪 いことという 認 識 があまりないように 思 う 万 引 をした 少 年 たちに 対 して 行 う 量 販 店 の 補 導 員 の 話 は, 我 々が 想 像 をたくましくし て 被 害 者 のことを 言 うよりも 具 体 的 なものであり, 裁 判 所 でもそのような 話 ができない かと 試 みている 少 年 たちが 犯 罪 を 犯 すのは 集 団 でいるときが 多 く,その 一 人 一 人 は 良 い 子 であり, 反 省 もする しかし, 友 達 同 士 の 仲 間 意 識 が 強 いために,その 集 団 から 抜 けることができ ず, 集 団 に 戻 ると 同 じことを 繰 り 返 している 家 庭 裁 判 所 は, 保 護 的 措 置 によって, 少 年 法 の 趣 旨 に 見 合 うようにどのような 働 き 掛 けをしているのか 学 校, 児 童 相 談 所 なども, 同 じように 少 年 たちを 指 導 しているが, 連 携 が 取 れていないために, 少 年 たちは, 個 々の 指 導 場 面 から 離 れてしまうと, 仲 間 の ところに 戻 るしかないと 思 う 家 庭 裁 判 所 は, 自 分 がやったことの 被 害 者 に 対 する 影 響 を 少 年 本 人 や 保 護 者 に 伝 える とともに, 学 校 友 達 の 集 団 で 行 った 事 件 であれば, 学 校 にその 指 導 を 引 き 継 ぐなど, 連 携 に 意 を 用 いた 処 理 もしている 保 護 司 が 少 年 を 老 人 ホームへ 連 れて 行 き, 老 人 とトラブルを 起 こしながらもそこで 活 動 させるドラマがあったが, 保 護 司 とはどういう 役 割 を 果 たす 者 なのか 保 護 的 措 置 を 伴 う 不 開 始 や 不 処 分 よりも 更 に 一 歩 進 んで, 保 護 観 察 所 が 保 護 司 を 通 じ て 少 年 を 指 導 していく 保 護 観 察 という 処 分 である 少 年 に 対 して, 関 係 機 関 それぞれが 自 分 の 役 割 を 果 たして 他 に 引 き 継 いでいくことが 大 切 であると 思 う 何 度 も 失 敗 を 繰 り 返 す 少 年 であっても, 裁 判 所 が 見 捨 てずにフォロ ーしていけば,やがて 少 年 を 囲 む 周 りの 人 に 対 しても 影 響 力 を 及 ぼすこともできると 思 う 今 後 は,そういった 裁 判 所 の 働 きを 期 待 したい 児 童 相 談 所 では, 少 年 たちが 家 裁 に 送 致 された 場 合 でも,すぐに 縁 を 切 ってしまうの ではなく, 家 裁 と 関 わっている 状 況 を 把 握 しながら,しばらくは 様 子 を 見 るようにして いる また, 少 年 院 等 の 施 設 から 退 院 する 少 年 については, 学 校 や 地 域 で 受 け 入 れる 態 勢 作 りをしている 少 年 が 施 設 から 退 院 するときは, 受 け 入 れる 学 校 や 地 域 も 不 安 にな るが,どのように 扱 われるかわからない 少 年 たちはもっと 不 安 に 思 っていると 思 う 今 の 説 明 内 容 は, 行 政 機 関 が 持 っている 裁 判 所 とは 違 った 利 点 を 述 べている 裁 判 所 は 司 法 機 関 であって, 少 年 事 件 という 個 別 の 事 件 について, 調 査, 審 理 を 行 い 処 分 を 決 定 するという 範 囲 でしか 関 われない 制 約 がある 犯 罪 少 年 の 調 査 結 果 等 を 支 援 につなげることを 目 的 として, 学 校 等 の 関 係 機 関 や 弁 護 士 等 へ 情 報 を 提 供 開 示 して 活 用 できるようにできないか 犯 罪 少 年 の 調 査 結 果 は, 少 年 院 や 保 護 観 察 所 へ 送 致 するときは 送 致 先 の 機 関 に 見 せる ことはできるが, 一 般 的 に 秘 密 を 要 求 される 事 項 であるため,それ 以 外 の 目 的 で 外 部 に 提 供 することはできない 少 年 審 判 の 付 添 人 である 弁 護 士 は 資 料 を 見 ることができるし, 法 律 記 録 は 謄 写 するこ ともできる 少 年 院 から 退 院 した 発 達 障 害 の 少 年 について, 本 人 と 保 護 者 の 了 解 を 得 て, - 4 -
弁 護 士 が 持 っている 情 報 を 発 達 障 害 者 支 援 センターに 対 し, 支 援 につなげてもらう 目 的 で 提 供 したケースがある すべての 人 に 提 供 することはできないと 思 うが, 弁 護 士 には,そのような 資 料 提 供 に より,その 後 の 支 援 につなげてもらうという 工 夫 があってもいいと 思 う それらの 資 料 は,もともと 少 年 事 件 の 適 正 な 処 理 のために 使 用 するという 前 提 のもと に 閲 覧 等 ができるのであり, 本 人 の 了 解 を 得 たとしても 外 部 に 提 供 するのは 問 題 がある のではないか 本 人 が 持 つべき 情 報 について, 本 人 が 了 承 した 場 合 に 限 って, 施 設 に 提 供 するように すればいいと 思 う 情 報 の 公 開 方 法 や 活 用 方 法 は 大 きな 問 題 であり, 中 学 生 の 場 合, 個 別 の 事 件 で 学 校 の 先 生 と 情 報 交 換 をしたり, 一 緒 に 進 路 方 針 を 考 えたりするなど, 密 度 の 濃 いやりとりを している 高 校 に 関 しては, 義 務 教 育 ではないため,できる 範 囲 内 でやりとりをしてい るのが 実 情 である 保 護 的 措 置 ですべてが 解 決 することはないので, 社 会 で 少 年 たちを 育 てるという 意 識 を 持 ってバトンタッチするために, 資 料 の 原 本 が 出 せないのであれば, 報 告 書 という 形 に 変 えて 提 供 するのはどうか 家 庭 裁 判 所 が 以 前 から 行 っている 保 護 的 措 置 の 中 で, 自 分 から 福 祉 活 動 やボランティ アに 行 くように 働 き 掛 けるという 試 みがある それが 保 護 観 察 所 での 保 護 司 の 指 導 にも 取 り 入 れられて, 継 続 的 に 実 施 されているということもある 先 ほどの 発 達 障 害 などのケースでは, 少 年 と 保 護 者 を 医 師 が 面 接 し, 別 の 治 療 方 法 を 考 えたり, 医 療 機 関 を 紹 介 するということもある 最 後 に 社 会 奉 仕 活 動 について 意 見 交 換 を 願 いたい 少 年 たちの 更 生 に 役 立 つ 活 動 とし て, 大 津 ではどのような 奉 仕 活 動 が 考 えられるだろうか 現 在, 滋 賀 県 が 守 山 で 森 づくり 運 動 をしている 地 域 の 企 業 や 一 般 の 人 が 参 加 して 活 動 しており, 少 年 たちも 加 われば, 一 般 の 人 と 交 流 の 機 会 を 持 てるのでないか 自 分 たちだけで 活 動 するのではなく, 一 般 の 人 と 一 緒 になって 活 動 することが 大 事 な ことで, 地 域 とのつながりや 思 い 出 が 残 るのはいいことだと 思 う 集 団 で 参 加 するよりも 少 人 数 で 参 加 して,そのことをきっかけにして 付 き 合 いが 続 く ようになればいい 世 の 中 の 役 に 立 つことをして,その 成 果 を 見 たり,それを 褒 めてもらえたりすると, 少 年 たちは 自 分 に 対 していいイメージを 持 つことになる そのイメージを 崩 したくない と 考 えてくれたら, 自 分 の 生 活 も 改 まるのではないかと 思 う アメリカでは3か 月 ボランティア 活 動 という 社 会 復 帰 のための 制 度 がある これは, 成 人 のケースについて 設 けられた 制 度 だが, 少 年 野 球 チームのコーチをするなど,その 人 の 得 意 な 分 野 を 生 かせるようなことをしており, 参 考 になる 保 護 的 措 置 としての 社 会 奉 仕 活 動 について, 非 常 にいい 提 案 をしてもらったと 思 う 次 回 期 日 は 平 成 21 年 3 月 4 日 ( 金 ) 午 後 2 時 からとし, 議 題 は 少 年 事 件 における 被 害 者 配 慮 制 度 について として 意 見 交 換 を 行 いたい( 出 席 委 員 了 承 ) - 5 -