授 業 料 等 不 徴 収 協 定 に 基 づく 派 遣 交 換 留 学 終 了 報 告 書 留 学 フ ロク ラム 名 派 遣 交 換 留 学 所 属 ( 本 学 ) 社 会 理 工 学 研 究 科 経 営 工 学 専 攻 留 学 先 国 ノルウェー 留 学 先 大 学 ノルウェー 工 科 自 然 科 学 大 学 現 在 の 学 年 修 士 1 年 留 学 期 間 2012 年 08 月 01 日 ~ 2013 年 06 月 30 日 1 留 学 先 大 学 についての 概 略 ノルウェー 工 科 自 然 科 学 大 学 はノルウェーでは NTNU という 名 で 呼 ばれる 現 地 の 人 たちにとっ てとても 有 名 で 理 系 分 野 だけでなく 文 系 分 野 も 網 羅 している 大 学 です インターナショナルユニバーシティとしても 有 名 で 本 当 に 様 々な 国 からこの 大 学 に 勉 強 しに 来 ています 交 換 留 学 生 だけでなく この 国 に 修 士 を 取 るために 来 ている 人 も 多 数 います ノルウェーは 資 源 を 発 見 してから 豊 かになった 国 なので 特 に 石 油 関 連 海 洋 関 連 船 関 連 の 分 野 がとても 魅 力 的 な 分 野 であるようです 授 業 は 英 語 で 教 えられていることも 多 いですが 学 士 レベルの 授 業 はノルウェー 語 のみの 授 業 が 多 いという 印 象 を 受 けました 2 留 学 前 の 準 備 留 学 をすると 決 めるにあたってネックであったのは 就 職 活 動 修 士 論 文 との 兼 ね 合 いでしたが 私 は 一 年 間 東 京 工 業 大 学 での 修 士 の 期 間 を 延 ばすことで 解 決 しました 2 年 間 で 修 士 を 終 わらせることも 可 能 でしたが それをすると 常 に 慌 ただしくなり 海 外 で 経 験 で きることの 幅 を 狭 めてしまうと 考 えたのでこの 決 断 をしました ノルウェーに 行 く 前 に 東 京 工 業 大 学 でできるだけ 単 位 を 取 り 単 位 を 互 換 せずに 済 むようにし ノルウェーでは 好 きな 授 業 を 取 ることができるようにしました そして 留 学 期 間 を 8 月 から 翌 年 の 6 月 までにすることによって 日 本 での 就 職 活 動 にも 支 障 をき たさないようにしました 留 学 先 の 情 報 は 基 本 的 に 大 学 のウェブサイトで 手 に 入 れました 語 学 については 日 本 で 所 属 し ている 研 究 室 に 留 学 生 がたくさんいたので 彼 らとなるべく 話 をすることによって 準 備 しました 滞 在 許 可 (いわゆるビザ)はまず 日 本 のノルウェー 大 使 館 に 行 って 手 続 きをしてから 向 かい そ の 後 ノルウェーの 警 察 署 に 行 って 登 録 をして 初 めて 滞 在 許 可 証 をもらえるという 感 じでした そ のためノルウェーに 入 国 するときにはビザを 持 っていない 状 態 で 行 くということになります 最 近 このようにシステムが 変 わったらしく 空 港 で なぜビザを 持 っていないのか ということになりまし たが 説 明 をしたところ 入 国 はできました ノルウェーでの 寮 についてですが NTNU からの 留 学 許 可 が 出 るとノルウェーの 大 学 側 が 住 む 場 所 をあてがってくれるので 自 分 で 済 む 場 所 を 探 す 必 要 はありません 3 留 学 中 の 勉 学 研 究 授 業 登 録 については WEB 上 でできるので 簡 単 でした ノルウェーでの 勉 強 と 自 己 分 析 についてですが 正 直 に 言 うと 取 ることができた 単 位 数 的 には 少 ないと 思 いますが それ 以 上 のことを 経 験 できたというように 考 えております まず 前 期 の 授 業 についてですが 最 初 は 面 白 そうな 授 業 をすべてとってしまおうと 思 い 自 分 の 研 究 分 野 とは 関 係 ないものを 取 りました ノルウェー 語 の 授 業 Norwegian Society という 授 業 Gender Equality in Norway という 授 業 です 日 本 と 異 なり とっている 授 業 の 数 が 少 なく 見 えますが これはこの 大 学 の 学 生 が 一 学 期 間 に 取 る 授 業 数 の 平 均 くらいです そして 前 期 の 問 題 であったのは 自 分 の 英 語 力 でした 自 分 の 研 究 分 野 と 全 く 異 なるものを 取
ったためにわからない 専 門 用 語 が 飛 び 交 い 辞 書 で 調 べているうちに 次 へと 進 むという 感 じで 正 直 に 言 ってとても 焦 りました なので 英 語 を 改 善 することを 一 番 に 考 えたいと 思 いノルウェー 語 の 授 業 を 途 中 でやめることに しました その 後 他 の 二 つの 授 業 についてですが 両 方 とも 結 果 的 には 最 後 まで 受 けましたが Gender Equality についてはテストが 全 くできず 落 としてしまい Norwegian Society の 方 についてはテス トができたと 思 ったのにもかかわらず E( 東 工 大 でいうところの 60 点 )を 取 り 海 外 での 勉 強 の 厳 しさを 知 りました そして 後 期 の 授 業 についてですが 前 期 が 自 分 の 容 量 以 上 の 授 業 を 取 ったことから 学 び 少 な めの 授 業 を 取 ることにしました Expert in Team という 授 業 と Sustainable Product Design という 二 つの 授 業 を 取 りました Expert in Team という 授 業 は 外 国 の 学 生 とチームを 組 んで 一 つのプロジェクトを 行 うという 授 業 で 自 分 の 専 門 分 野 にとってディスカッション 力 チームでプロジェクトを 行 うという 能 力 はとても 重 要 であるということもあり 取 りました 更 にこの 授 業 は NTNU では 修 士 をとる 学 生 にしか 開 か れていない そして 必 修 の 授 業 です しかしこの 授 業 をどうしても 取 りたいと 思 い 教 授 に 連 絡 を 入 れたところ 快 く 受 け 入 れてくださいました グループメンバーはノルウェー 人 二 人 中 国 人 一 人 私 と 丁 度 いい 人 数 でしたし 英 語 もきちん と 話 していたので 授 業 のすべてが 理 解 できました 一 学 期 間 ですが ほぼ 週 三 回 くらいは 最 低 でも 二 回 は 一 緒 にグループワークをして 円 滑 にプロジェクトを 進 めることができたと 思 います 一 回 の 授 業 が 朝 8 時 から 午 後 4 時 までの 8 時 間 というところが 少 々 疲 れましたがそれでも 意 味 のあるものでした 結 論 から 言 うとこの 授 業 は 本 当 にとってよかったと 思 います ディスカッション 力 他 人 と 一 緒 に 働 くという 能 力 が 改 善 されたこともありますが 何 よりも 自 身 の 英 語 能 力 が 十 分 になっているこ とを 実 感 できたからです この 授 業 を 取 っていなかったらノルウェーに 何 をしに 来 たのか 分 から なくなるところであったと 思 います 4 留 学 中 に 行 った 勉 学 研 究 以 外 の 活 動 ボランティア インターン 旅 行 スポーツなど 幅 広 く 体 験 を 教 えてください 旅 行 は 他 の 人 よりも 少 なかったと 思 います 東 工 大 からきている 他 の 日 本 人 は 30 か 国 以 上 合 計 で 旅 行 していると 言 っていましたが 私 はスタヴァンゲル(ノルウェー 内 ) ドイツ フランス オ スロ(ノルウェー 内 ) イギリス 2 回 フィンランドに 行 きました 私 は 基 本 的 に 行 きたい 国 見 たいスポットや 世 界 遺 産 などというのはなく 全 て 友 達 がいる 国 場 所 に 行 っていました 特 にノルウェー 人 の 友 達 と 一 緒 に 行 ったイギリスは 外 国 人 と 二 人 きりで 旅 行 するという 初 めての 経 験 でとてもよかったです それ 以 降 そのノルウェー 人 とは 本 当 に 仲 良 くやっておりイギリス 自 体 も 楽 しみましたが その 後 のことも 考 えるととてもよかったです そのほかにキャビントリップという 2 日 間 くらいの 小 旅 行 をノルウェー 内 で 何 回 かしました キャ ビントリップというのは 簡 単 に 言 うと 山 登 りをしてキャビンに 泊 まる というもので 火 を 起 こすとこ ろから 始 まりすべてを 自 然 と 一 体 になって 経 験 するということができ とても 楽 しいです また スカッシュ バレーボール フットサルなどといったスポーツをしました ノルウェーでは 外 で スポーツをすることが 夏 場 以 外 できないので インドアスポーツが 多 かったです スポーツを 通 してできた 友 達 もいます スポーツのうまさは 関 係 ないので 積 極 的 に 参 加 すると 楽 しいです 5 留 学 費 用 について 渡 航 費 生 活 費 住 居 費 保 険 料 奨 学 金 の 有 無 など 費 用 については 渡 航 費 行 き 帰 りで 15 万 くらい(これでも 安 いほうであったと 思 います) 生 活 費 住 居 費 を 含 め 月 10 万 円 くらい( 住 居 費 は 5~6 万 円 くらいで 生 活 費 は 主 に 食 費 で スーパーな どに 行 けば 安 く 済 みます) 保 険 料 は 1 年 間 保 証 の 20 万 円 のものでした 奨 学 金 については 東 工 大 基 金 奨 学 寄 附 金 から 月 8 万 円 を 給 付 型 として 頂 きました これは 本 当 に 助 けになりまし た ノルウェーでは 日 本 よりも 物 価 が 基 本 的 に 高 い 為 です ノルウェーは 世 界 で 一 番 物 価 が 高 いことで 有 名 で ビールも 一 番 安 いので 300 円 くらい タバコも 2000 円 くらいと 例 を 挙 げればど れほど 違 うかがわかりやすいと 思 います 私 がノルウェーの 通 貨 (NOK ノルウェークローナ)に 日 本 円 を 変 えたときは 1NOKが 13 円 くらい
だったのですが 帰 る 時 には 円 安 の 為 1NOKが 17 円 くらいになっており 運 がよかったです 常 にNOKと 日 本 円 の 動 きを 把 握 しておくとお 金 を 抑 えることができると 思 います また 生 活 費 を 抑 える 為 に 覚 えておくといいことがあります 毎 週 ( 確 か 木 曜 日 であったと 思 いま す) 寮 の 前 からスウェーデンに 行 く 無 料 のバスが 午 後 4 時 くらいに 一 本 だけ 出 ています それに 1 時 間 半 くらい 乗 るとスウェーデンのスーパーに 行 くことができ そこでは 基 本 的 にノルウェーで 買 い 物 をするよりもとても 安 く 食 費 などを 抑 えることができます ( 実 は 毎 日 バスは 出 ているので すが ほかの 曜 日 は 寮 の 前 を 通 らずに 中 心 街 からバスに 乗 らなくてはいけません) 6 留 学 先 での 住 居 について 寮 の 有 無 申 し 込 み 方 法 ルームメイト その 他 留 学 先 の 住 居 については 向 こうの 大 学 からの 受 け 入 れ 許 可 が 出 たときに 寮 を 一 部 屋 あてが ってくれるという 契 約 になっています なので 自 分 で 見 つける 必 要 はなく 連 絡 を 取 っているとい つの 間 にか 住 む 部 屋 が 決 まっています 4 人 用 の 部 屋 と 2 人 用 の 部 屋 がありますが 普 通 は 4 人 用 の 部 屋 に 住 むことになると 思 います 私 は 4 人 用 の 部 屋 に 住 んでいましたが 前 期 はトル コ 人 タンザニア 人 ドイツ 人 と 住 み 後 期 は 前 期 からいるタンザニア 人 そして 新 しく 入 ってきた セルビア 人 ドイツ 人 と 一 緒 に 住 んでいました 一 緒 にご 飯 を 食 べたり 散 歩 やスーパーに 行 く 事 がありました ルームでのルールとしては 一 週 間 に 一 回 掃 除 を 担 当 者 がやるというものでし たが それ 以 外 に 特 にルールはありませんでした 私 はフラットメートに 恵 まれたので さまざまな 国 から 来 た 人 と 一 緒 に 過 ごすことができましたが ほかの 友 人 には 自 分 以 外 のフラットメートが 全 員 パキスタン 人 または 中 国 人 などといったこと もあったそうです このような 場 合 もしさまざまな 国 から 来 た 人 と 交 流 したいなら フラットを 変 えるという 手 もあります SiT というのが フラットの 管 理 をしている 団 体 ですので そこに 連 絡 を 入 れれば 簡 単 に 変 えることができると 思 います 7 留 学 先 での 語 学 状 況 語 学 状 況 については 勉 強 するにも 生 活 するにも 基 本 的 に 英 語 を 話 すことができれば 十 分 です 留 学 前 の TOEFL 要 件 は 61 点 となっていましたが 私 は 69 点 しかもっていなかったので 行 って から 少 し 苦 労 することがありました 英 語 を 話 すことにあまり 自 信 を 持 っていなかったので それを 克 服 する 為 3 ヶ 月 くらいは 外 国 人 と 話 をするだけにフォーカスしていました 授 業 に 出 て 友 達 を 作 り 話 す 機 会 を 作 る 誘 われた パーティにはすべて 行 くなどをして 改 善 していきました その 後 は 英 語 にも 自 信 がつき 最 終 的 に は 生 活 授 業 ともに 問 題 ないレベルになりました 8 単 位 認 定 在 学 期 間 について 単 位 認 定 については 私 は 単 位 認 定 をしません その 代 わりノルウェーに 行 く 前 の 修 士 1 年 前 期 はなるべく 多 くの 単 位 をとりました すでに 卒 業 に 必 要 な 単 位 数 はほぼ 手 に 入 れています 在 学 期 間 については 1 年 間 延 長 することにしました 延 長 しないと 日 本 に 帰 ってきてからかなり 忙 しくなり またノルウェー 滞 在 中 も 日 本 のことをこなすことになる 可 能 性 があり 留 学 というもの を 100% 活 かせないと 思 ったからです 結 論 から 言 うと 延 ばしてよかったと 思 っています 9 就 職 活 動 について 就 職 活 動 についてなのですが 留 学 中 はしませんでした もともと 留 学 経 験 を 活 かして 日 本 で 働 きたいと 思 っていた 為 です また 私 はほかの 人 よりも 早 めに 帰 国 したのですが (5 月 24 日 帰 国 )それは 日 本 でのインターンに 合 わせるためです 今 年 のインターンの 申 し 込 みの 開 始 が 6 月 最 初 だったのでちょうどいい 時 期 に 帰 ってきました あとは 普 通 の 修 士 1 年 生 と 同 じスケジュ ールで 就 職 活 動 をしていきます 来 年 から 就 職 活 動 のスケジュールが 変 わるそうなので 来 年 から 留 学 に 行 く 人 はそのことも 頭 に 入 れておくといいと 思 います 10 留 学 先 で 困 ったこと(もしあれば) 留 学 先 で 困 ったことを 挙 げるならば やはり 言 語 についてです ノルウェーでは 大 学 生 以 上 にな れば 基 本 的 に 全 員 英 語 を 話 すことができますが やはり 公 用 語 はノルウェー 語 であるので ノ ルウェー 人 のみのパーティーに 呼 ばれると ノルウェー 語 のみで 話 されてしまうということが 起 こ るので その 時 は 会 話 から 疎 外 されているような 印 象 を 受 けてしまいました しかし それはどこの 国 でも 起 こりうることであると 思 いますし それ 以 外 には 困 ったことはあり
ませんでした 日 本 と 同 じくらいに 安 全 な 国 で 安 全 さを 求 めるならとてもお 勧 めします また 気 候 が 日 本 と 完 全 に 異 なっているので それに 影 響 されてしまう 人 もいるかもしれません きちんと 暖 かい 服 を 持 っていくことをお 勧 めします 11 派 遣 交 換 留 学 を 希 望 する 後 輩 へアドバイス まず 留 学 自 体 についてですが 行 く 機 会 があるならば 行 くことをお 勧 めします 大 変 なこと 初 め てやる 事 だらけでつらいときもあると 思 いますが 私 自 身 の 成 長 につながったと 思 いましたし いいことももちろんたくさんありました そのため 行 くことをとてもお 勧 めします 実 際 に 行 ってからの 話 をすると ノルウェーに 到 着 してから 1 ヶ 月 くらいは 手 続 き やること( 滞 在 許 可 証 を 取 ったり 物 を 揃 えたり オリエンテーションに 参 加 したり)がたくさんあり 頭 が 混 乱 す ると 思 いますがやらなくてはいけないことなどは 人 に 聞 けばすべて 教 えてくれます 聞 く 勇 気 を 持 っていれば 大 丈 夫 です また 友 達 を 作 ることがかなり 大 事 になってくると 思 うのでオリエンテーションウィークなどでは 友 達 を 作 ることができるように 日 本 にいるときよりも 更 に 外 交 的 になるといいと 思 います 友 達 ができれば 後 は 勉 強 旅 行 と 楽 しむだけです 日 本 に 帰 るまでできることを 全 力 でがんば ってください 総 じて 留 学 は 本 当 に 楽 しかったです ノルウェーにいた 一 年 間 がまるで 夢 のようだったなと 思 い ます そのような 留 学 にできるかどうかは 留 学 中 に 何 をしたかということに 拠 ると 思 いますので 目 標 を 常 にもって 行 動 するようにするといいと 思 います 頑 張 って 下 さい リーセフィヨルドに 行 ったときの 写 真 600 メートルの 崖 を 上 りきったときは 達 成 感 がありました
インターナショナルディナーフェスティバルですしを 作 りました! フラットメートとピース!
授 業 の 一 貫 でのConferenceで 発 表