Business Report 第 44 期 報 告 書 平 成 23 年 4 月 1 日 平 成 24 年 3 月 31 日 CONTENTS 1 ごあいさつ 2 3 営 業 の 概 況 6 トピックス 7 9 10 連 結 業 績 財 務 ハイライト 要 約 連 結 財 務 諸 表 要 約 個 別 財 務 諸 表 会 社 の 概 要 / 株 式 の 状 況 証 券 コード : 4761
ごあいさつ Top Message 取 締 役 社 長 皆 様 におかれましては ますますご 清 栄 のこととお 喜 び 申 し 上 げます また 平 素 は 格 別 のご 高 配 を 賜 り 厚 くお 礼 申 し 上 げます ここに 当 社 第 44 期 報 告 書 をお 届 けいたしますので ご 高 覧 賜 りますようお 願 い 申 し 上 げます 当 期 ( 平 成 24 年 3 月 期 )は 中 期 経 営 計 画 SKCSプロジェクト2011 競 争 力 を 創 る の 初 年 度 として 成 長 路 線 への 反 転 に 向 けた 諸 施 策 を 推 進 してまいりました この 結 果 新 ソリューションや さくらUTOPIAク ラ ウド ブ ラ ンド で の 新 サ ー ビ ス の 提 供 を 開 始 するなど 競 争 力 強 化 に 繋 がる 取 組 みが 進 んでおります しかしながら 業 績 面 では 金 融 関 連 部 門 などで 明 るい 兆 しが 見 えつつあるものの 全 体 としては 情 報 化 投 資 抑 制 の 影 響 を 払 拭 するまでにはいたらず 二 度 にわたり 業 績 予 想 の 下 方 修 正 を 行 う 結 果 となりました 今 後 につきましては 景 気 の 先 行 きが 依 然 として 不 透 明 な 状 況 でありますが こうし た 初 年 度 の 反 省 を 踏 まえつつ 景 気 に 影 響 されにくい 強 靭 な 企 業 体 質 を 構 築 すべく サービス 型 企 業 へのシフト に 向 けた 事 業 構 造 改 革 を 推 進 してまいります まずは この4 月 に 実 施 した 組 織 再 編 の 効 果 を 早 期 に 実 現 し 業 種 地 域 別 組 織 化 に よる 対 応 力 強 化 と 医 療 及 び 学 校 教 育 分 野 への 積 極 展 開 BPOビジネス 拡 充 などに よるストックビジネス 強 化 に 全 社 を 挙 げて 取 り 組 む 所 存 であります そして 三 井 住 友 銀 行 グループ 会 社 として 長 年 にわたって 培 ってきたさまざまな 分 野 の 技 術 やスキルに 磨 きをかけることにより お 客 さまへの IT 価 値 の 提 供 企 業 価 値 個 人 価 値 の 向 上 に 取 り 組 み 株 主 の 皆 様 や 社 会 に 貢 献 してまいりたいと 思 い ます 皆 様 におかれましては 今 後 ともより 一 層 のご 支 援 ご 指 導 を 賜 りますようお 願 い 申 し 上 げます 平 成 24 年 6 月 経 営 理 念 IT 価 値 を 提 供 することにより 社 会 お 客 さまの 発 展 に 貢 献 する ( 社 会 お 客 さまの 信 用 ) 変 化 に 対 応 できる 強 靭 な 企 業 体 質 を 構 築 し 企 業 価 値 の 向 上 を 図 る ( 会 社 の 繁 栄 ) 個 人 価 値 を 自 ら 向 上 させ 組 織 貢 献 できる 社 員 に 活 躍 の 場 を 提 供 する ( 社 員 の 成 長 ) 1
連 結 業 績 財 務 ハイライト Financial Highlights 2
営 業 の 概 況 Review of Operations 事 業 の 経 過 及 びその 成 果 当 連 結 会 計 年 度 におけるわが 国 経 済 は 東 日 本 大 震 災 の 影 響 に 加 え 欧 州 政 府 債 務 危 機 や 円 高 の 長 期 化 タイの 水 害 など 自 然 災 害 の 影 響 により 依 然 として 厳 しい 状 況 で 推 移 したものの 年 度 末 にかけては 震 災 復 興 需 要 の 本 格 化 や 円 高 の 修 正 株 価 の 上 昇 など 一 部 に 明 るい 兆 しが 出 て おります 当 社 及 び 連 結 子 会 社 ( 以 下 当 企 業 集 団 という )が 属 する 情 報 サービス 産 業 におきましては 一 部 において 情 報 化 投 資 再 開 の 動 きが 見 られるものの 景 気 の 先 行 きが 予 断 を 許 さない 中 本 格 的 な 回 復 にはいたっておらず 引 き 続 き 厳 しい 事 業 環 境 が 続 いております このような 事 業 環 境 の 下 で 当 企 業 集 団 は 当 期 から スタートした 中 期 経 営 計 画 SKCSプロジェクト2011 競 争 力 を 創 る の 推 進 に 取 り 組 んでまいりました 事 業 戦 略 面 では 成 長 路 線 への 反 転 に 向 け 営 業 活 動 の 強 化 及 び 受 注 残 高 の 増 強 に 注 力 しており 金 融 関 連 部 門 で は 三 井 住 友 フィナンシャルグループ 各 社 や 地 域 金 融 機 関 など 顧 客 基 盤 の 拡 大 が 進 んだほか 公 共 関 連 部 門 でも 住 民 情 報 システムを 複 数 団 体 から 受 注 するなど 一 定 の 成 果 を 挙 げております しかしながら 一 般 法 人 につきましては 情 報 化 投 資 に 対 するお 客 さまの 慎 重 姿 勢 が 強 く 他 社 競 合 の 激 化 や 商 談 の 長 期 化 が 続 いている 状 況 であります また クラウドコンピューティング 時 代 を 見 据 えたサービス 型 企 業 への 転 換 を 目 指 し クラウドビジネスを 推 進 する 専 任 部 署 の 新 設 や 計 算 受 託 業 務 からIDCサービス (*1) 業 務 への 転 換 子 会 社 を 含 めたBPO (*2) ビジネス 推 進 体 制 の 強 化 を 行 っております この 結 果 兵 庫 県 下 の 自 治 体 向 け 住 民 情 報 システム 導 入 案 件 で 当 社 の 自 治 体 クラウドサービス が 採 用 されたほか 当 社 のクラウドサービスを さくらUTOPIA クラウド のブランド 名 で 統 一 し ICT 基 盤 を 提 供 する IaaS サ ー ビ ス 及 び ウ イ ル ス 対 策 サービス secureo( セ キ ュ レ オ ) を 新 たにメニューに 加 えております 自 社 ソリューションの 強 化 拡 充 につきましては 金 融 関 連 業 務 ノウハウを 活 かした 一 括 ファクタリングシステム や 信 用 組 合 向 け 営 業 支 援 システム のほか 国 民 健 康 保 険 組 合 向 け 国 保 事 務 システム や 自 治 体 向 け 業 務 パッ ケージ Sossian(ソシアン) シリーズなどの 開 発 を 行 って お り ま す ま た 販 売 管 理 ソリュ ー ション B-Prosper の ク ラウド 化 対 応 など 既 存 ソリューションの 強 化 にも 取 り 組 んで おります 体 制 面 では CSR 活 動 を 強 化 しており コンプライアンス 体 制 の 見 直 しや CS( 顧 客 満 足 度 ) 調 査 の 実 施 とそれを 受 けた CS 向 上 推 進 委 員 会 の 設 置 清 掃 活 動 や 地 域 イベ ント 協 賛 を 通 じた 地 域 社 会 への 貢 献 活 動 などにも 取 り 組 ん でおります 人 材 育 成 面 では プロジェクトマネージャーの 早 期 育 成 を 目 的 とした PMOトレーニー 制 度 創 設 や 階 層 別 研 修 の 見 直 しなど 社 内 研 修 制 度 の 充 実 を 図 ったほか 社 内 コミュ ニケーション 強 化 を 目 的 とした 社 内 SNS (*3) の 導 入 などを 行 っております 当 連 結 会 計 年 度 の 業 績 につきまして 売 上 高 は 長 引 く 情 報 化 投 資 抑 制 の 影 響 により 関 西 地 区 の 一 般 法 人 向 けシステ ム 構 築 業 務 が 減 少 したことに 加 えて 競 争 激 化 によりシステ ム 機 器 販 売 も 減 少 しましたが 金 融 関 連 部 門 及 びERPソリ ューション 業 務 が 増 加 したことから 20,616 百 万 円 と 前 期 比 30 百 万 円 (0.1%) 増 とほぼ 前 期 並 みとなりました 一 方 損 益 面 につきましては 不 採 算 プロジェクトの 減 少 や 要 員 稼 働 状 況 の 改 善 などの 増 益 要 因 があったものの アウト ソーシングセンターの 設 備 増 強 費 用 が 増 加 したことに 加 え 計 算 受 託 業 務 からIDCサービス 業 務 への 転 換 が 遅 れている ことから 営 業 利 益 は410 百 万 円 と 前 期 比 78 百 万 円 (16.0 %)の 減 益 経 常 利 益 も461 百 万 円 と 前 期 比 112 百 万 円 (*4) (19.5%)の 減 益 となりました また 固 定 資 産 の 譲 渡 や マイキャリアプラン( 転 進 支 援 型 早 期 退 職 制 度 ) (*5) の 実 3
施 税 制 改 正 の 影 響 などもあり 当 期 純 利 益 につきましても 198 百 万 円 と 前 期 比 103 百 万 円 (34.4%)の 減 益 となりま した 1 IDC(インターネット データセンター)サービスとは 強 固 か つ 堅 牢 な 安 全 対 策 を 実 施 した 当 社 のアウトソーシングセンター において 提 供 する 各 種 サービスのことであります 2 BPOとは ビジネス プロセス アウトソーシングの 略 で 単 な る 情 報 システムのアウトソーシングではなく お 客 さまの 業 務 に ついてその 企 画 運 営 から 人 材 の 確 保 まで 一 括 して 請 け 負 う サービスのことであります 3 SNSとは ソーシャル ネットワーキング サービスの 略 で 人 と 人 とのつながりを 円 滑 にするためのコミュニティ 型 のWeb サイトのことであり 社 内 SNSとは こうした 仕 組 みを 社 内 に 導 入 し コミュニケーションのツールとして 利 用 することであり ます 公 共 関 連 部 門 競 争 激 化 による 自 治 体 向 けのシステム 機 器 販 売 の 減 少 及 び 計 算 受 託 業 務 終 了 に 伴 うシステム 運 用 管 理 業 務 の 減 少 があった 一 方 兵 庫 県 下 の 複 数 の 自 治 体 か ら 住 民 情 報 システムを 受 注 したことからシステム 構 築 業 務 が 堅 調 に 推 移 し 売 上 高 は5,459 百 万 円 とほぼ 前 期 並 みとなりました 産 業 関 連 部 門 ERPソリューション 業 務 及 び 大 手 ベンダー 向 け システム 構 築 業 務 が 増 加 した 一 方 で 一 般 法 人 向 けの 直 接 取 引 においてシステム 構 築 業 務 及 びシステム 機 器 販 売 が 減 少 したことにより 売 上 高 は9,782 百 万 円 と 前 期 比 258 百 万 円 (2.6%)の 減 収 となりました 4 当 社 は 兵 庫 県 姫 路 市 に 保 有 する さくらケーシーエス 姫 路 ビル を 平 成 23 年 9 月 末 に 売 却 しております 5 昨 今 の 市 場 動 向 や 技 術 動 向 などの 変 化 を 踏 まえ 当 社 は 新 たな キャリアへ 挑 戦 する 従 業 員 を 積 極 的 に 支 援 するため マイキャ リアプラン( 転 進 支 援 型 早 期 退 職 制 度 ) に 基 づく 早 期 退 職 者 の 募 集 を 行 っております 連 結 のセグメント 別 売 上 高 は 次 のとおりであります 金 融 関 連 部 門 三 井 住 友 フィナンシャルグループ 及 び 地 域 金 融 機 関 向 けのシステム 構 築 業 務 及 びシステム 運 用 管 理 業 務 が 好 調 に 推 移 したことを 主 因 として 売 上 高 は5,374 百 万 円 と 前 期 比 288 百 万 円 (5.7%)の 増 収 となりました 4
対 処 すべき 課 題 今 後 の 経 済 の 見 通 しにつきましては 震 災 復 興 需 要 や 個 人 消 費 の 回 復 などにより 緩 やかな 回 復 基 調 が 期 待 される 一 方 欧 州 政 府 債 務 危 機 や 原 油 価 格 の 高 騰 電 力 供 給 問 題 などの 不 安 材 料 も 残 っており 景 気 の 先 行 きは 依 然 として 不 透 明 な 状 況 となっております 情 報 サービス 産 業 におきましても 若 干 のプラス 成 長 が 期 待 されるものの 情 報 化 投 資 に 対 する 慎 重 姿 勢 に 大 きな 変 化 はなく クラウドやデータセンター 関 連 ビジネスなどの 成 長 が 予 想 される 分 野 ではさらに 競 争 が 激 化 するなど 厳 しい 事 業 環 境 が 続 くことが 予 想 されます このような 事 業 環 境 下 当 企 業 集 団 は 平 成 23 年 4 月 にス タートした 中 期 経 営 計 画 SKCSプロジェクト2011" 競 争 力 を 創 る" の3つの 重 点 目 標 ( 営 業 サービス 力 の 強 化 技 術 開 発 力 の 強 化 人 材 開 発 育 成 の 強 化 )について 全 社 を 挙 げて 取 り 組 んでまいります また 当 企 業 集 団 が 対 処 すべき 当 面 の 課 題 として 次 のこと が 挙 げられます 1 新 組 織 体 制 による 事 業 構 造 改 革 の 推 進 平 成 24 年 4 月 1 日 に 実 施 した 組 織 再 編 効 果 を 早 期 に 実 現 し サービス 型 企 業 へのシフト に 向 けた 事 業 構 造 改 革 を 推 進 してまいります 具 体 的 には 業 種 別 組 織 化 によるノウハウ の 蓄 積 活 用 高 度 化 を 進 め クラウド 時 代 に 対 応 した 付 加 価 値 の 高 い ソリュ ー ション サ ー ビ ス を 創 出 い た し ま す ま た 首 都 圏 市 場 におきましては 営 業 制 作 部 門 が 一 体 となり エン ドユーザー 対 応 力 を 強 化 いたします そして 当 社 が 保 有 する アウトソーシングセンターを 中 心 としたIDCサービス 業 務 及 び BPOビジネスを 拡 充 させることにより ストックビジネスの 強 化 に 取 り 組 んでまいります あわせて 今 後 も 成 長 が 見 込 まれ る 医 療 分 野 や 学 校 教 育 分 野 につきましても 社 内 資 源 の 集 中 化 による 積 極 展 開 を 図 ってまいります 2 売 上 高 増 加 に 向 けた 営 業 活 動 強 化 受 注 残 高 増 強 当 期 の 売 上 高 は 前 期 比 微 増 と 3 期 連 続 の 減 収 に 歯 止 めをか けた 形 となりましたが 平 成 25 年 3 月 期 以 降 の 成 長 路 線 への 反 転 を 確 実 なものとするため IDCサービス 業 務 の 拡 充 を 中 心 とした 営 業 要 員 の 増 強 により 営 業 面 での 梃 入 れに 全 社 で 取 り 組 むとともに CS 活 動 の 継 続 的 実 施 により これまで 以 上 にお 客 さまとのリレーション 強 化 とソリューションの 強 化 に 注 力 して まいります 3 受 託 型 システム 開 発 における 開 発 生 産 性 品 質 の 向 上 (*6) 受 託 型 システム 開 発 につきましては アジャイル 型 開 発 (*7) やオフショア 開 発 の 活 用 により 短 納 期 化 コスト 削 減 に 取 り 組 み 市 場 における 競 争 力 を 確 保 してまいります 品 質 面 に おきましても プロジェクトマネージメント 体 制 を 質 量 の 両 面 から 強 化 することにより 不 採 算 案 件 の 撲 滅 と 生 産 性 の 向 上 を 実 現 してまいります また コア パートナー 制 度 の 推 進 拡 充 により 協 力 会 社 との 間 により 強 固 なパートナーシップを 構 築 し 開 発 体 制 の 強 化 に 努 めてまいります 4 事 業 構 造 改 革 にあわせた 人 材 育 成 人 材 育 成 につきましては 事 業 構 造 改 革 の 方 向 性 と 同 期 を 取 り 従 来 型 の 開 発 系 SEだけでなく 業 種 業 務 面 で 高 度 な 知 識 を 有 するコンサルティング 中 心 のフィールドSEや IDCサービス やクラウドに 強 い 基 盤 系 SEの 育 成 にも 注 力 してまいります 5コーポレート ガバナンスの 強 化 経 営 環 境 の 変 化 に 迅 速 に 対 応 できる 組 織 体 制 を 構 築 し 透 明 で 公 正 な 経 営 システムを 維 持 するため コーポレート ガバ ナンスの 強 化 充 実 を 継 続 的 に 推 進 しております 当 面 は 当 期 に 実 施 したコンプライアンス 体 制 強 化 の 定 着 化 を 進 めるとともに リスク 管 理 体 制 の 見 直 しに 特 に 注 力 し てまいります 6 7 アジャイル 型 開 発 とは システムを 短 期 間 に 開 発 する 手 法 のこと であり 開 発 対 象 を 小 さな 機 能 に 分 割 して 短 期 間 かつ 反 復 的 に 開 発 を 行 うことにより お 客 さまの 要 望 の 変 化 や システムの 仕 様 変 更 機 能 追 加 などに 臨 機 応 変 に 対 応 することが 可 能 となります オフショア 開 発 とは システム 開 発 などを 海 外 の 事 業 者 や 海 外 子 会 社 に 委 託 することであります 5
トピックス Topics サービス 型 企 業 へのシフトに 向 けた 組 織 再 編 を 実 施 当 社 では クラウドコンピューティングの 急 速 な 進 展 普 及 をはじめとする 事 業 環 境 の 変 化 に 対 応 するため 4 月 に 次 の 3 点 を 目 的 とした 大 規 模 な 組 織 再 編 を 実 施 しております 1 業 種 地 域 別 組 織 化 によるソリューション 提 供 力 首 都 圏 市 場 対 応 力 の 強 化 こ れ ま で の お 客 さまとの 直 接 取 引 SIベンダー 会 社 と の 取 引 という 事 業 形 態 別 組 織 から 業 種 地 域 別 組 織 へ 再 編 しております これにより 業 種 別 ノウハウの 蓄 積 活 用 高 度 化 を 進 め クラウド 時 代 に 対 応 した 付 加 価 値 の 高 いソリ ューション サービスを 創 出 いたします また 首 都 圏 市 場 におきましても 営 業 制 作 部 門 が 一 体 となることにより エ ンドユーザー 対 応 力 を 強 化 いたします 2 医 療 分 野 や 学 校 教 育 分 野 の 強 化 今 後 も 成 長 が 見 込 まれる 医 療 分 野 や 学 校 教 育 分 野 につ きまして 社 内 に 分 散 していたノウハウ 要 員 などの 資 源 を 公 共 ソリューション 事 業 部 に 集 中 させることにより 今 後 の 積 極 展 開 を 図 ってまいります 3ストックビジネスの 強 化 IDCサービス 業 務 BPOビジネスの 拡 充 によるストック ビジネス 強 化 を 目 的 として クラウド データセンター 関 連 ビジネス 推 進 に 必 要 な 基 盤 系 対 応 力 を 強 化 するとともに データ 入 力 や 人 材 派 遣 を 含 むBPOサービスを 提 供 してい る 子 会 社 ケーシーエスデータとの 連 携 を 強 め 一 体 運 営 に よるBPO 事 業 の 強 化 を 進 めてまいります 当 社 のビジネスイメージを 表 すロゴを 作 成 当 社 では ステークホルダーのみなさまへの 情 報 発 信 力 強 化 を 目 的 として 6 月 にホームページをリニューアルしております また ホームページリニューアルに 併 せて 当 社 の 事 業 概 要 を 分 かりやす く 伝 えるために 新 しくロゴを 制 定 しております このロゴは サービスを 提 供 する 当 社 社 員 を 図 示 化 した 六 角 形 の 周 囲 に 当 社 が 提 供 する 主 要 サービスをハニカム( 蜂 の 巣 ) 構 造 で 配 することにより お 客 さま が 抱 え るITに 関 す る さまざまな 課 題 を 当 社 社 員 が 全 方 位 的 に 解 決 できること をイメージ 化 したものです 今 後 は ホームページだけでなく 商 品 サービスのパンフレットやお 客 さまへの 提 案 書 などにも 使 用 し 当 社 が 提 供 する ワンストップ ソリューシ ョン の 訴 求 ブランド 力 向 上 に 努 めてまいります 6
要 約 連 結 財 務 諸 表 Consolidated Financial Statements 連 結 貸 借 対 照 表 連 結 損 益 計 算 書 ( 単 位 : 百 万 円 単 位 未 満 切 り 捨 て) ( 単 位 : 百 万 円 単 位 未 満 切 り 捨 て) 科 目 第 44 期 平 成 24 年 3 月 31 日 現 在 第 43 期 平 成 23 年 3 月 31 日 現 在 科 目 第 44 期 平 成 23 年 4 月 1 日 から 平 成 24 年 3 月 31 日 まで 第 43 期 平 成 22 年 4 月 1 日 から 平 成 23 年 3 月 31 日 まで 資 産 の 部 流 動 資 産 12,744 12,161 固 定 資 産 5,948 6,549 有 形 固 定 資 産 3,336 3,703 無 形 固 定 資 産 459 526 投 資 その 他 の 資 産 2,152 2,319 資 産 合 計 18,692 18,711 負 債 の 部 流 動 負 債 3,640 3,599 固 定 負 債 1,138 1,268 負 債 合 計 4,779 4,867 純 資 産 の 部 株 主 資 本 13,820 13,756 資 本 金 2,054 2,054 資 本 剰 余 金 2,228 2,228 利 益 剰 余 金 9,536 9,473 自 己 株 式 0 0 その 他 の 包 括 利 益 累 計 額 92 86 その 他 有 価 証 券 評 価 差 額 金 92 86 純 資 産 合 計 13,912 13,843 負 債 純 資 産 合 計 18,692 18,711 売 上 高 20,616 20,586 売 上 原 価 16,815 16,842 売 上 総 利 益 3,801 3,743 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 3,390 3,254 営 業 利 益 410 488 営 業 外 収 益 130 178 営 業 外 費 用 79 93 経 常 利 益 461 573 特 別 利 益 2 特 別 損 失 266 56 税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益 194 519 法 人 税 住 民 税 及 び 事 業 税 50 136 法 人 税 等 調 整 額 54 81 少 数 株 主 損 益 調 整 前 当 期 純 利 益 198 302 当 期 純 利 益 198 302 7
連 結 キャッシュ フロー 計 算 書 科 目 ( 単 位 : 百 万 円 単 位 未 満 切 り 捨 て) 第 44 期 平 成 23 年 4 月 1 日 から 平 成 24 年 3 月 31 日 まで 第 43 期 平 成 22 年 4 月 1 日 から 平 成 23 年 3 月 31 日 まで 営 業 活 動 によるキャッシュ フロー 1,141 421 投 資 活 動 によるキャッシュ フロー 59 684 財 務 活 動 によるキャッシュ フロー 476 520 現 金 及 び 現 金 同 等 物 に 係 る 換 算 差 額 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 減 額 ( は 減 少 ) 605 783 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 首 残 高 5,201 5,985 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 5,806 5,201 連 結 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 第 44 期 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 から 平 成 24 年 3 月 31 日 まで) 株 主 資 本 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 剰 余 金 自 己 株 式 株 主 資 本 合 計 その 他 の 包 括 利 益 累 計 額 その 他 有 価 証 券 評 価 差 額 金 ( 単 位 : 百 万 円 単 位 未 満 切 り 捨 て) その 他 の 包 括 利 益 累 計 額 合 計 純 資 産 合 計 平 成 23 年 4 月 1 日 残 高 2,054 2,228 9,473 0 13,756 86 86 13,843 連 結 会 計 年 度 中 の 変 動 額 剰 余 金 の 配 当 134 134 134 当 期 純 利 益 198 198 198 株 主 資 本 以 外 の 項 目 の 連 結 会 計 年 度 中 の 変 動 額 ( 純 額 ) 6 6 6 連 結 会 計 年 度 中 の 変 動 額 合 計 63 63 6 6 69 平 成 24 年 3 月 31 日 残 高 2,054 2,228 9,536 0 13,820 92 92 13,912 8
要 約 個 別 財 務 諸 表 Non-Consolidated Financial Statements 貸 借 対 照 表 科 目 平 成 24 年 3 月 31 日 現 在 平 成 23 年 3 月 31 日 現 在 資 産 の 部 流 動 資 産 11,646 11,116 固 定 資 産 5,876 6,457 有 形 固 定 資 産 3,304 3,658 無 形 固 定 資 産 450 514 投 資 その 他 の 資 産 2,120 2,285 資 産 合 計 17,522 17,574 負 債 の 部 流 動 負 債 3,542 3,511 固 定 負 債 1,025 1,156 負 債 合 計 4,567 4,668 純 資 産 の 部 株 主 資 本 12,861 12,819 資 本 金 2,054 2,054 資 本 剰 余 金 2,228 2,228 利 益 剰 余 金 8,578 8,536 自 己 株 式 0 0 評 価 換 算 差 額 等 92 86 その 他 有 価 証 券 評 価 差 額 金 92 86 純 資 産 合 計 12,954 12,906 負 債 純 資 産 合 計 17,522 17,574 損 益 計 算 書 ( 単 位 : 百 万 円 単 位 未 満 切 り 捨 て) ( 単 位 : 百 万 円 単 位 未 満 切 り 捨 て) 第 44 期 第 43 期 第 44 期 第 43 期 科 目 平 成 23 年 4 月 1 日 から 平 成 24 年 3 月 31 日 まで 平 成 22 年 4 月 1 日 から 平 成 23 年 3 月 31 日 まで 売 上 高 19,839 19,804 売 上 原 価 16,261 16,254 売 上 総 利 益 3,578 3,550 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 3,247 3,114 営 業 利 益 330 436 営 業 外 収 益 150 201 営 業 外 費 用 80 96 経 常 利 益 400 541 特 別 利 益 1 特 別 損 失 266 56 税 引 前 当 期 純 利 益 133 487 法 人 税 住 民 税 及 び 事 業 税 13 112 法 人 税 等 調 整 額 56 82 当 期 純 利 益 177 291 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 第 44 期 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 から 平 成 24 年 3 月 31 日 まで) ( 単 位 : 百 万 円 単 位 未 満 切 り 捨 て) 株 主 資 本 評 価 換 算 差 額 等 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 剰 余 金 自 己 株 式 株 主 資 本 合 計 その 他 有 価 証 券 評 価 換 算 純 資 産 合 計 評 価 差 額 金 差 額 等 合 計 平 成 23 年 4 月 1 日 残 高 2,054 2,228 8,536 0 12,819 86 86 12,906 事 業 年 度 中 の 変 動 額 剰 余 金 の 配 当 134 134 134 当 期 純 利 益 177 177 177 株 主 資 本 以 外 の 項 目 の 事 業 年 度 中 の 変 動 額 ( 純 額 ) 6 6 6 事 業 年 度 中 の 変 動 額 合 計 42 42 6 6 48 平 成 24 年 3 月 31 日 残 高 2,054 2,228 8,578 0 12,861 92 92 12,954 9
会 社 の 概 要 / 株 式 の 状 況 Corporate Data / Stock Information 会 社 の 概 要 ( 平 成 24 年 3 月 31 日 現 在 ) 株 式 の 状 況 ( 平 成 24 年 3 月 31 日 現 在 ) 商 号 株 式 会 社 さくらケーシーエス 設 立 年 月 日 1969 年 3 月 29 日 資 本 金 20 億 5,460 万 円 売 上 高 206 億 円 ( 平 成 24 年 3 月 期 連 結 ) 事 業 内 容 システム 構 築 システム 運 用 管 理 システム 機 器 販 売 他 官 公 庁 認 定 等 電 気 通 信 事 業 者 特 定 労 働 者 派 遣 事 業 者 プライバシーマーク 付 与 認 定 事 業 者 ISO9001 登 録 (システム 事 業 部 ) ISO/IEC27001 登 録 (アウトソーシング 事 業 部 アウトソーシングセンター) 従 業 員 数 1,120 名 ( 従 業 員 数 は 連 結 就 業 人 員 ) 本 社 神 戸 市 中 央 区 播 磨 町 21 番 1 東 京 本 社 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 室 町 四 丁 目 5 番 1 号 さくら 室 町 ビル 事 業 所 大 阪 支 社 姫 路 支 社 連 結 子 会 社 ケーシーエスデータ 株 式 会 社 役 員 ( 平 成 24 年 6 月 28 日 現 在 ) 取 締 役 社 長 ( 代 表 取 締 役 ) 兼 社 長 執 行 役 員 岸 川 和 久 取 締 役 ( 代 表 取 締 役 ) 兼 副 社 長 執 行 役 員 藤 原 邦 晃 取 締 役 兼 専 務 執 行 役 員 草 野 憲 夫 取 締 役 兼 専 務 執 行 役 員 石 田 千 春 発 行 可 能 株 式 総 数 発 行 済 株 式 の 総 数 株 主 数 大 株 主 ( 上 位 10 名 ) 株 主 名 持 株 数 ( 千 株 ) 40,000,000 株 11,200,000 株 1,025 名 持 株 比 率 (%) 株 式 会 社 三 井 住 友 銀 行 3,083 27,53 三 井 住 友 ファイナンス&リース 株 式 会 社 1,980 17,67 富 士 通 株 式 会 社 1,550 13,83 さくらケーシーエス 従 業 員 持 株 会 1,240 11.07 株 式 会 社 みなと 銀 行 310 2.76 SMBCコンサルティング 株 式 会 社 140 1.25 さくらカード 株 式 会 社 110 0.98 日 本 生 命 保 険 相 互 会 社 100 0.89 グローリー 株 式 会 社 100 0.89 兵 庫 トヨタ 自 動 車 株 式 会 社 80 0.71 ( 注 )1. 持 株 数 は 単 位 未 満 を 切 り 捨 てて 表 示 しております 2. 持 株 比 率 は 自 己 株 式 数 (494 株 )を 控 除 して 算 出 しております また 今 回 から 単 位 未 満 を 切 り 捨 てて 表 示 しております 株 式 分 布 状 況 個 人 その 他 金 融 機 関 3,093 千 株 (27.62%) 3,713 千 株 (33.16%) 金 融 商 品 取 引 業 者 外 国 法 人 等 4 千 株 0.1 千 株 (0.04%) (0.00%) その 他 国 内 法 人 4,388 千 株 (39.18%) 取 締 役 ( 非 常 勤 ) 瀧 川 博 司 常 勤 監 査 役 竹 内 正 常 勤 監 査 役 畑 中 達 之 助 監 査 役 ( 非 常 勤 ) 新 尚 一 監 査 役 ( 非 常 勤 ) 日 野 博 彦 個 人 その 他 金 融 機 関 金 融 商 品 取 引 業 者 外 国 法 人 等 その 他 国 内 法 人 973 名 (94.93%) 10 名 (0.97%) 9 名 (0.88%) 1 名 (0.10%) 32 名 (3.12%) 10
株 主 メモ 事 業 年 度 基 準 日 株 主 名 簿 管 理 人 特 別 口 座 の 口 座 管 理 機 関 同 事 務 取 扱 場 所 (お 問 い 合 わせ 先 ) 上 場 証 券 取 引 所 公 告 方 法 単 元 株 式 数 毎 年 4 月 1 日 から 翌 年 3 月 31 日 まで 定 時 株 主 総 会 3 月 31 日 剰 余 金 の 配 当 期 末 3 月 31 日 中 間 9 月 30 日 東 京 都 千 代 田 区 丸 の 内 一 丁 目 4 番 5 号 三 菱 UFJ 信 託 銀 行 株 式 会 社 541 8502 大 阪 市 中 央 区 伏 見 町 三 丁 目 6 番 3 号 三 菱 UFJ 信 託 銀 行 株 式 会 社 大 阪 証 券 代 行 部 電 話 (フリーダイヤル)0120 094 777 大 阪 証 券 取 引 所 電 子 公 告 当 社 ホ ー ム ペ ー ジ(http://www.kcs. co.jp/ir/report/denshi.html) に て 掲 載 ただし やむを 得 ない 事 由 により 電 子 公 告 できない 場 合 は 日 本 経 済 新 聞 に 掲 載 いた します 100 株 特 別 口 座 に 口 座 をお 持 ちの 株 主 様 のお 手 続 き お 手 続 き ご 照 会 等 の 内 容 特 別 口 座 から 一 般 口 座 への 振 替 請 求 単 元 未 満 株 式 の 買 取 ( 買 増 ) 請 求 住 所 氏 名 等 のご 変 更 特 別 口 座 の 残 高 照 会 配 当 金 の 受 領 方 法 の 指 定 郵 送 物 等 の 発 送 と 返 戻 に 関 するご 照 会 支 払 期 間 経 過 後 の 配 当 金 に 関 するご 照 会 株 式 事 務 に 関 する 一 般 的 なお 問 い 合 わせ お 問 い 合 わせ 先 特 別 口 座 の 口 座 管 理 機 関 証 券 会 社 等 に 口 座 をお 持 ちの 株 主 様 のお 手 続 き 口 座 を 開 設 されている 証 券 会 社 等 にお 問 い 合 わせください なお 以 下 のお 手 続 き 等 につきましては 株 主 名 簿 管 理 人 にお 問 い 合 わせください お 手 続 き ご 照 会 等 の 内 容 株 主 名 簿 管 理 人 お 問 い 合 わせ 先 郵 送 物 等 の 発 送 と 返 戻 に 関 するご 照 会 支 払 期 間 経 過 後 の 配 当 金 に 関 するご 照 会 株 主 名 簿 管 理 人 株 式 事 務 に 関 する 一 般 的 なお 問 い 合 わせ (ご 注 意 ) 1. 株 主 様 の 各 種 お 手 続 きは 原 則 として 口 座 を 開 設 されている 証 券 会 社 等 経 由 で 行 っていただくこととなっておりますので 口 座 を 開 設 されている 証 券 会 社 等 にお 問 い 合 わせください 株 主 名 簿 管 理 人 ( 三 菱 UFJ 信 託 銀 行 )ではお 取 り 扱 いできませんのでご 注 意 ください 2. 特 別 口 座 に 記 録 された 株 式 に 関 する 各 種 お 手 続 きは 上 記 特 別 口 座 の 口 座 管 理 機 関 ( 三 菱 UFJ 信 託 銀 行 )にお 問 い 合 わせください なお 三 菱 UFJ 信 託 銀 行 の 全 国 本 支 店 でもお 取 次 ぎいたします 3. 未 受 領 の 配 当 金 のお 支 払 いにつきましては 三 菱 UFJ 信 託 銀 行 の 全 国 本 支 店 でお 支 払 いいたします 本 社 東 京 本 社 インターネットサービス ホ ー ム ペ ー ジ 650 0036 神 戸 市 中 央 区 播 磨 町 21 番 1 電 話 (078)391 6571 FAX.(078)391 7843 103 0022 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 室 町 四 丁 目 5 番 1 号 さくら 室 町 ビル 電 話 (03)5200 1771 FAX.(03)5200 1774 http://www.sakura-utopia.ne.jp http://www.kcs.co.jp