資 料 2 決 済 業 務 等 の 高 度 化 に 関 するスタディ グループ でんさい の 現 状 と 課 題 2014 年 12 月 16 日 株 式 会 社 全 銀 電 子 債 権 ネットワーク 1
目 次 1. 電 子 記 録 債 権 とは? 3 2. 電 子 債 権 記 録 機 関 5 3. でんさい の 概 要 7 4. でんさい のメリット 10 5. 現 在 の 普 及 状 況 12 6. 今 後 の 課 題 15 7.おわりに 26 2
1. 電 子 記 録 債 権 とは? (1) 新 たな 金 銭 債 権 として 誕 生 電 子 記 録 債 権 は 指 名 債 権 ( 売 掛 債 権 等 )や 手 形 のデメリットを 克 服 した 新 たな 金 銭 債 権 として 誕 生 電 子 記 録 債 権 の 発 生 譲 渡 は 電 子 債 権 記 録 機 関 の 記 録 原 簿 に 電 子 記 録 することが その 効 力 発 生 の 要 件 ( 出 典 : 金 融 庁 法 務 省 電 子 記 録 債 権 ) 3
1. 電 子 記 録 債 権 とは? (2) 電 子 記 録 債 権 法 の 立 法 経 緯 平 成 15 年 に 取 りまとめられた e-japan 戦 略 Ⅱ において 手 形 の 有 する 裏 書 や 割 引 機 能 等 を 電 子 的 に 代 替 した 決 済 サービス( 電 子 手 形 サービス)の 普 及 等 が 盛 り 込 まれ 中 小 企 業 の 資 金 効 率 を 向 上 させ 積 極 的 に 事 業 展 開 するという 政 策 のもと 創 設 された 平 成 15 年 7 月 IT 戦 略 本 部 決 定 e-japan 戦 略 Ⅱ 平 成 16 年 4 月 経 産 省 金 融 システム 化 に 関 する 検 討 小 委 員 会 報 告 書 電 子 債 権 について ( 産 業 構 造 審 議 会 産 業 金 融 部 会 ) 平 成 17 年 4 月 経 産 省 電 子 債 権 構 想 IT 社 会 における 経 済 金 融 インフラの 構 築 を 目 指 して ( 電 子 債 権 を 活 用 したビジネスモデル 検 討 WG) 7 月 金 融 庁 金 融 システム 面 からみた 電 子 債 権 法 制 に 関 する 議 論 の 整 理 ( 金 融 審 議 会 金 融 分 科 会 第 二 部 会 情 報 技 術 革 新 と 金 融 制 度 に 関 するWG) 12 月 法 務 省 電 子 債 権 に 関 する 私 法 上 の 論 点 整 理 ( 電 子 債 権 研 究 会 ) 法 務 省 経 産 省 金 融 庁 電 子 債 権 に 関 する 基 本 的 な 考 え 方 平 成 18 年 2 月 法 制 審 議 会 電 子 債 権 法 部 会 において 審 議 開 始 3 月 経 産 省 電 子 債 権 プログラム ( 電 子 債 権 の 管 理 流 通 インフラに 関 する 研 究 会 ) 6 月 金 融 審 議 会 金 融 分 科 会 第 二 部 会 情 報 技 術 革 新 と 金 融 制 度 に 関 するWG 合 同 会 合 において 審 議 開 始 7 月 法 務 省 電 子 登 録 債 権 法 制 に 関 する 中 間 試 案 ( 法 制 審 議 会 電 子 債 権 法 部 会 ) 12 月 金 融 庁 電 子 登 録 債 権 ( 仮 称 )の 制 定 に 向 けて~ 電 子 登 録 債 権 の 管 理 機 関 のあり 方 を 中 心 として~ ( 金 融 審 議 会 金 融 分 科 会 第 二 部 会 情 報 技 術 革 新 と 金 融 制 度 に 関 するWG 合 同 会 合 ) 平 成 19 年 2 月 法 務 省 電 子 登 録 債 権 法 制 の 私 法 的 側 面 に 関 する 要 綱 ( 法 制 審 議 会 ) 経 産 省 電 子 債 権 制 度 に 関 する 研 究 会 中 間 報 告 ( 電 子 債 権 制 度 に 関 する 研 究 会 ) 3 月 電 子 記 録 債 権 法 案 の 閣 議 決 定 国 会 提 出 5 月 経 産 省 電 子 債 権 制 度 に 関 する 研 究 会 第 二 次 報 告 ( 電 子 債 権 制 度 に 関 する 研 究 会 ) 6 月 電 子 記 録 債 権 法 の 成 立 公 布 平 成 20 年 10 月 電 子 記 録 債 権 法 施 行 令 電 子 記 録 債 権 法 施 行 規 則 民 事 執 行 規 則 及 び 民 事 保 全 規 則 の 一 部 を 改 正 する 規 則 の 公 布 12 月 電 子 記 録 債 権 法 施 行 4
2. 電 子 債 権 記 録 機 関 (1) 記 録 機 関 の 役 割 電 子 債 権 記 録 機 関 は 記 録 原 簿 を 備 え 利 用 者 の 請 求 にもとづき 電 子 記 録 や 債 権 内 容 の 開 示 を 行 うこと 等 を 主 業 務 とする 電 子 記 録 債 権 の 登 記 所 のような 存 在 主 務 大 臣 ( 内 閣 総 理 大 臣 および 法 務 大 臣 )の 指 定 を 受 けた 専 業 の 株 式 会 社 として 運 営 主 務 官 庁 ( 金 融 庁 法 務 省 )の 監 督 指 定 制 兼 業 禁 止 報 告 検 査 記 録 機 関 記 録 原 簿 の 管 理 債 権 内 容 の 開 示 5
2. 電 子 債 権 記 録 機 関 (2) 記 録 機 関 の 設 立 状 況 現 在 4つの 記 録 機 関 がサービスを 提 供 (でんさいネットと3メガの 記 録 機 関 ではサービス 内 容 が 異 なる) 株 式 会 社 全 銀 電 子 債 権 ネットワーク ( 通 称 :でんさいネット) 日 本 電 子 債 権 機 構 株 式 会 社 (JEMCO) SMBC 電 子 債 権 記 録 株 式 会 社 みずほ 電 子 債 権 記 録 株 式 会 社 開 業 日 平 成 25 年 2 月 18 日 平 成 21 年 7 月 27 日 平 成 22 年 7 月 6 日 平 成 22 年 10 月 4 日 株 主 構 成 全 国 銀 行 協 会 100% 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 100% 三 井 住 友 銀 行 100% みずほ 銀 行 100% 主 なサービス 内 容 対 象 企 業 等 手 形 代 替 を 前 提 とした 新 たな 社 会 インフラ 納 入 企 業 は 手 形 のように 債 権 を 転 々 流 通 させることが 可 能 ( 手 形 割 引 手 形 貸 付 に 代 わる でんさい 割 引 でんさ い 貸 付 等 も 可 能 ) 支 払 企 業 ( 主 に 大 企 業 )およびその 取 引 先 である 納 入 企 業 ( 主 に 中 小 企 業 ) 向 けのファクタリング サービス( )が 中 心 納 入 企 業 が 支 払 企 業 に 対 して 有 する 債 権 を 電 子 記 録 債 権 化 し 必 要 に 応 じて 買 取 を 実 施 ( ) 企 業 が 保 有 している 売 掛 債 権 を 買 い 取 り その 債 権 の 回 収 を 行 う 金 融 サービス( 企 業 は 売 掛 債 権 の 早 期 資 金 化 が 可 能 ) ( 注 ) 電 子 債 権 記 録 機 関 は 法 令 により 専 業 制 が 採 用 されている( 電 子 債 権 記 録 業 およびそれに 附 帯 する 業 務 のみ 行 うことができる) そのため 債 権 の 買 取 や 割 引 等 は 記 録 機 関 の 業 務 ではなく 債 権 買 取 会 社 や 金 融 機 関 等 の 業 務 となる 6
3. でんさい の 概 要 (1) 特 長 手 形 的 利 用 全 銀 行 参 加 型 間 接 アクセス 方 式 が 基 本 コンセプト 1. 手 形 的 利 用 中 小 企 業 の 資 金 調 達 の 円 滑 化 に 資 する 最 も 汎 用 的 な 利 用 方 法 として 現 行 の 手 形 と 同 様 の 利 用 方 法 を 採 用 手 形 の 取 引 停 止 処 分 制 度 と 類 似 の 制 度 を 整 備 2. 全 銀 行 参 加 型 銀 行 の 信 頼 安 心 のネットワークのもとで 社 会 インフラとして 構 築 される 必 要 性 を 強 く 認 識 し 全 銀 行 参 加 型 を 採 用 既 存 の 銀 行 間 の 決 済 システムを 利 用 し 確 実 に 資 金 回 収 できる 仕 組 みの 提 供 が 可 能 3. 間 接 アクセス 方 式 金 融 機 関 を 経 由 してでんさいネットにアクセスする 方 式 により 現 在 利 用 している 取 引 金 融 機 関 をそのまま 利 用 できるため 安 心 してサービスを 受 けることが 可 能 金 融 機 関 の 創 意 工 夫 によって それぞれの 利 用 者 ニーズにあったサービスを 提 供 できる 仕 組 み 7
3. でんさい の 概 要 (2) 取 引 イメージ 利 用 するためには 窓 口 金 融 機 関 を 通 じて 利 用 者 登 録 が 必 要 ( 利 用 者 登 録 の 申 込 時 には 窓 口 金 融 機 関 で 一 定 の 審 査 を 実 施 ) 8
3. でんさい の 概 要 (3) 参 加 金 融 機 関 全 国 491の 金 融 機 関 が 参 加 企 業 は 取 引 先 の 窓 口 金 融 機 関 を 気 にせずに 利 用 することができる (2014 年 12 月 16 日 現 在 ) 業 態 参 加 金 融 機 関 数 都 市 銀 行 5 地 方 銀 行 64 信 託 銀 行 その 他 7 第 二 地 方 銀 行 41 信 用 金 庫 267 信 用 組 合 107 計 491 9
4. でんさい のメリット (1) 債 務 者 ( 支 払 企 業 )のメリット 事 務 負 担 軽 減 や コスト 負 担 軽 減 といったメリットが 期 待 できる 10
4. でんさい のメリット (2) 債 権 者 ( 納 入 企 業 )のメリット 以 下 のメリットに 加 え 当 事 者 間 の 合 意 があれば 手 形 受 取 時 に 発 行 していた 領 収 書 の 発 行 も 不 要 に ( 領 収 書 を 発 行 する 場 合 でも でんさい で 受 け 取 った 旨 を 記 載 すれば 印 紙 の 貼 付 は 不 要 ) 11
5. 現 在 の 普 及 状 況 (1) 利 用 者 登 録 数 発 生 記 録 請 求 件 数 利 用 者 登 録 数 は39 万 社 に 到 達 一 方 発 生 記 録 請 求 件 数 は 月 間 6 万 件 台 に 達 し 増 加 基 調 にあるものの 本 格 的 な 普 及 はこれからであり 件 数 増 加 に 向 けて 抜 本 的 な 取 組 み 強 化 が 必 要 ( 単 位 : 社 ) ( 単 位 : 件 ) 450,000 70,000 400,000 350,000 300,000 利 用 者 登 録 数 ( 社 ) 60,000 50,000 250,000 40,000 200,000 月 間 発 生 記 録 請 求 件 数 ( 件 ) 30,000 150,000 100,000 50,000 20,000 10,000 0 0 12
5. 現 在 の 普 及 状 況 (2) 都 道 府 県 別 の 利 用 状 況 (2014 年 10 月 ) 東 京 大 阪 愛 知 等 大 都 市 圏 から 普 及 が 進 んでいる 都 道 府 県 利 用 契 約 件 数 ( 注 1) ( 件 ) 件 数 ( 件 ) 発 生 記 録 請 求 ( 注 2) 金 額 ( 注 3) ( 百 万 円 ) 北 海 道 20,490 1,777 11,802 青 森 2,717 591 4,652 岩 手 3,341 546 1,631 宮 城 6,233 496 4,012 秋 田 4,420 407 1,620 山 形 4,659 553 2,953 福 島 7,120 683 5,886 茨 城 11,788 618 4,160 栃 木 11,414 372 1,888 群 馬 9,758 700 4,358 埼 玉 26,603 1,159 6,378 千 葉 19,787 609 4,876 東 京 86,919 14,066 176,945 神 奈 川 21,076 2,228 15,977 新 潟 11,181 2,061 9,291 富 山 6,168 1,967 15,680 石 川 4,255 985 5,935 福 井 3,910 1,254 5,134 山 梨 5,822 208 816 長 野 14,071 2,148 9,054 岐 阜 7,831 1,127 9,660 静 岡 20,217 3,773 15,365 愛 知 28,807 4,653 36,263 三 重 6,537 589 2,667 滋 賀 6,060 661 3,032 京 都 8,061 1,178 12,697 大 阪 43,574 7,010 62,436 兵 庫 14,332 2,152 13,646 奈 良 2,002 122 784 和 歌 山 2,578 185 1,162 鳥 取 1,338 222 906 島 根 797 100 535 岡 山 10,015 2,012 10,096 広 島 17,220 1,350 7,437 山 口 3,544 625 2,321 徳 島 4,466 643 4,045 香 川 5,689 969 3,926 愛 媛 5,613 385 2,476 高 知 1,937 175 644 福 岡 23,913 1,192 14,438 佐 賀 1,232 210 1,151 長 崎 4,428 372 2,346 熊 本 4,461 622 3,297 大 分 2,986 438 2,108 宮 崎 3,899 199 1,112 鹿 児 島 3,493 231 1,756 沖 縄 3,324 260 1,701 合 計 520,086 64,883 511,059 ( 注 1) 利 用 契 約 件 数 は 利 用 契 約 件 数 の 総 数 ( 各 月 末 時 点 の 累 計 ) ( 注 2) 発 生 記 録 請 求 は 債 務 者 が 営 業 所 所 在 地 の 住 所 として 登 録 した 都 道 府 県 に 計 上 ( 注 3) 金 額 は 単 位 未 満 四 捨 五 入 した 金 額 13
5. 現 在 の 普 及 状 況 (3) 業 種 別 の 利 用 状 況 (2014 年 10 月 ) 発 生 件 数 の 上 位 は 製 造 業 卸 売 業 小 売 業 建 設 業 業 種 区 分 ( 注 1 2) 利 用 契 約 件 数 ( 注 3) ( 件 ) 件 数 ( 件 ) 発 生 記 録 請 求 ( 注 4) 金 額 ( 注 5) ( 百 万 円 ) 農 業 林 業 2,118 30 212 漁 業 312 3 85 鉱 業 砕 石 業 砂 利 採 取 業 976 27 232 建 設 業 94,602 7,684 46,190 製 造 業 125,269 31,173 217,620 電 気 カ ス 熱 供 給 水 道 業 4,314 290 967 金 融 業 保 険 業 16,617 68 1,467 不 動 産 業 物 品 賃 貸 業 学 術 研 究 専 門 技 術 サーヒ ス 業 宿 泊 業 飲 食 サーヒ ス 業 生 活 関 連 サーヒ ス 業 娯 楽 業 教 育 学 習 支 援 業 23,777 480 4,986 9,732 478 3,214 10,636 37 82 5,330 226 5,298 2,140 7 16 医 療 福 祉 13,334 91 702 複 合 サーヒ ス 業 1,680 18 227 情 報 通 信 業 6,789 161 1,222 サーヒ ス 業 ( 他 に 分 類 されないもの) 49,579 920 7,478 運 輸 業 郵 便 業 20,355 161 1,222 卸 売 業 小 売 業 126,275 22,395 215,538 公 務 76 0 0 分 類 不 能 の 産 業 6,175 93 659 合 計 520,086 64,883 511,059 ( 注 1) 業 種 区 分 は 総 務 省 の 日 本 標 準 産 業 分 類 ( 第 12 回 改 訂 ( 平 成 19 年 11 月 )) を 参 考 にした ( 注 2) 業 種 区 分 は 利 用 者 が 利 用 者 登 録 事 項 の 業 種 区 分 として 登 録 する 業 種 ( 注 3) 利 用 契 約 件 数 は 利 用 契 約 件 数 の 総 数 ( 各 月 末 時 点 の 累 計 ) ( 注 4) 発 生 記 録 請 求 は 債 務 者 が 登 録 した 業 種 区 分 に 計 上 ( 注 5) 金 額 は 単 位 未 満 四 捨 五 入 した 金 額 14
6. 今 後 の 課 題 (1) 民 間 企 業 の でんさい 利 用 ( 手 形 からの 移 行 1) まずはメリットがわかりやすい 手 形 からの 切 替 が 進 んでいるが 依 然 低 水 準 まだまだ でんさい 普 及 の 余 地 があるため 手 形 からの 切 替 促 進 を 進 めていく 手 形 月 間 約 140 万 枚 /6 兆 円 ( 注 ) でんさい 月 間 約 6 万 件 /5,000 億 円 でんさい 導 入 を 積 極 的 に 進 めている 企 業 におい ても まずはメリットがわ かりやすい 手 形 からの 切 替 を 優 先 的 に 進 めている ケースが 多 い しかしながら 手 形 の 交 換 高 と でんさい の 利 用 状 況 を 比 較 すると 件 数 では 約 5% 金 額 では 約 8%の 水 準 に 留 まる ( 行 内 決 済 分 は 含 まない) ( 注 ) 全 銀 協 全 国 手 形 交 換 高 不 渡 手 形 実 数 取 引 停 止 処 分 数 調 によれば 平 成 26 年 10 月 中 の 手 形 交 換 は5,550 千 枚 24 兆 6,382 億 9,200 万 円 ただし この 数 値 には 小 切 手 も 含 まれていることから 約 25%(140 万 枚 /6 兆 円 )を 手 形 の 交 換 高 とした 15
6. 今 後 の 課 題 (1) 民 間 企 業 の でんさい 利 用 ( 手 形 からの 移 行 2) アンケート 等 によれば 新 しい 制 度 であるがゆえに 不 安 を 感 じている 企 業 がある 利 用 開 始 に 踏 み 切 れない 理 由 をしっかり 分 析 し その 解 決 に 向 けたサポートを 全 金 融 機 関 と 連 携 して 行 う でんさい に 切 り 替 えたいが 手 形 と でん さい の 並 存 を 避 けるため すべての 取 引 先 の 同 意 を 得 るまで 利 用 開 始 に 踏 み 切 れない でんさい を 積 極 的 に 導 入 している 企 業 でも すべての 手 形 を でんさ い に 切 り 替 えることができた 企 業 は 少 ない そのような 企 業 でも 十 分 にメリットがあったとの 声 をいただいている 手 形 の 振 出 枚 数 が 少 ないので でんさい に 切 り 替 えてもメリットが 小 さい 印 紙 代 の 削 減 等 コスト 削 減 効 果 だけに 着 目 しがちであるが 事 務 負 担 の 軽 減 効 果 だけでも 十 分 にメリットがある 受 取 手 形 を でんさい に 切 り 替 えたいのだが こ れまで 手 形 を 裏 書 譲 渡 していた 取 引 先 が でんさ い に 対 応 していないため 切 り 替 えられない ( でんさい に 切 り 替 えてしまうと 取 引 先 に 支 払 う 手 段 がなくなってしまう) 手 形 を 裏 書 譲 渡 していた 取 引 先 にも 事 務 負 担 軽 減 等 のメリットがあ る より 多 くの 企 業 が でんさい を 導 入 できるよう 全 金 融 機 関 が 一 丸 となった 推 進 が 必 要 システム 対 応 や 多 数 の 取 引 先 への 説 明 ( 説 明 会 の 開 催 )に 相 応 の 時 間 が 必 要 取 引 金 融 機 関 の 積 極 的 なサポートが 効 果 的 (でんさいネットでは 取 引 先 への 案 内 状 の 雛 形 等 を 作 成 ) 16
6. 今 後 の 課 題 (1) 民 間 企 業 の でんさい 利 用 ( 売 掛 金 からの 移 行 1) 企 業 が 保 有 する 売 掛 金 は 手 形 の9 倍 の 規 模 (2013 年 度 ) 売 掛 金 からの 移 行 が 進 めば でんさい はさらに 普 及 ( 出 典 : 財 務 総 合 政 策 研 究 所 法 人 企 業 統 計 調 査 ) 受 取 手 形 売 掛 金 2011 年 度 24 兆 円 192 兆 円 2012 年 度 23 兆 円 190 兆 円 2013 年 度 22 兆 円 198 兆 円 17
6. 今 後 の 課 題 (1) 民 間 企 業 の でんさい 利 用 ( 売 掛 金 からの 移 行 2) でんさい は 売 掛 金 ( 期 日 振 込 )から 移 行 した 場 合 も 大 きなメリットがある 手 形 からの 切 替 メリットとあわせて 売 掛 金 ( 期 日 振 込 )からの 切 替 メリットもしっかりPRしていく 売 掛 金 で ん さ い 債 権 が 存 在 するかわからない 期 日 に 支 払 われるかわからない 簡 易 に 譲 渡 や 資 金 化 ができない 債 務 者 ( 支 払 企 業 )が 発 生 記 録 をした 段 階 で 債 権 金 額 や 支 払 期 日 を 事 前 に 確 認 できる ( 可 視 化 による 債 権 確 認 と 入 金 不 安 の 解 消 ) 利 用 者 登 録 時 の 金 融 機 関 による 審 査 支 払 不 能 処 分 制 度 により 決 済 の 確 実 性 が 向 上 簡 易 に 譲 渡 や 割 引 が 可 能 不 確 実 で 活 用 しにくい 債 権 確 実 性 が 向 上 し 活 用 しやすい 債 権 に 18
6. 今 後 の 課 題 (1) 民 間 企 業 の でんさい 利 用 ( 売 掛 金 からの 移 行 3) 売 掛 金 ( 振 込 )から でんさい への 切 替 と 同 時 に 支 払 サイトを 見 直 すことにより 債 務 者 債 権 者 双 方 にメリットがある ( 出 典 :10 月 24 日 でんさい 活 用 セミナー ( 東 京 )における 経 済 産 業 省 講 演 資 料 ) 19
6. 今 後 の 課 題 (1) 民 間 企 業 の でんさい 利 用 ( 利 用 促 進 活 動 1) 実 利 用 企 業 に 講 演 いただくスタイルのセミナーを 開 催 導 入 経 緯 導 入 効 果 だけでなく 導 入 時 に 苦 労 した 点 を 説 明 いただくことで 導 入 時 の 不 安 解 消 につなげる 日 付 会 場 後 援 講 演 者 ( 講 演 順 ) でんさいネット 職 員 を 除 く 2014 年 2 月 12 日 ( 東 京 ) 会 場 経 団 連 会 館 国 際 会 議 場 後 援 一 般 社 団 法 人 日 本 経 済 団 体 連 合 会 経 済 産 業 省 TMI 総 合 法 律 事 務 所 熊 谷 組 橋 本 総 業 NTTデータ 2014 年 7 月 25 日 ( 福 岡 ) 会 場 電 気 ビルみらいホール 後 援 一 般 社 団 法 人 九 州 経 済 連 合 会 経 済 産 業 省 平 田 機 工 リビンズ 2014 年 9 月 5 日 ( 名 古 屋 ) 会 場 名 古 屋 銀 行 協 会 後 援 一 般 社 団 法 人 中 部 経 済 連 合 会 経 済 産 業 省 髙 島 屋 スペースクリエイツ 大 同 資 材 サービス 2014 年 9 月 26 日 ( 大 阪 ) 会 場 大 阪 銀 行 協 会 後 援 公 益 社 団 法 人 関 西 経 済 連 合 会 大 阪 シーリング 印 刷 奥 村 遊 機 サクラクレパス 2014 年 10 月 24 日 ( 東 京 ) 会 場 経 団 連 会 館 国 際 会 議 場 後 援 一 般 社 団 法 人 日 本 経 済 団 体 連 合 会 経 済 産 業 省 TMI 総 合 法 律 事 務 所 内 外 テック 日 本 紙 パルプ 商 事 ( 注 ) 上 記 セミナーは いずれもでんさいネットが 主 催 このほかにも 商 工 会 議 所 業 界 団 体 等 が 主 催 するセミナーに 講 師 派 遣 を 行 っている セミナーの 模 様 は でんさいネットHP(https://www.densai.net/)の セミナーレポート に 掲 載 20
6. 今 後 の 課 題 (1) 民 間 企 業 の でんさい 利 用 ( 利 用 促 進 活 動 2) 企 業 の 声 や 金 融 機 関 との 定 期 的 な 意 見 交 換 を 踏 まえて 各 種 施 策 を 実 施 その 他 の 施 策 例 金 融 機 関 が 主 催 するセミナーへの 講 師 派 遣 金 融 機 関 職 員 向 け 勉 強 会 の 開 催 でんさいネットHPにおける 利 用 企 業 紹 介 パンフレット DVDの 作 成 各 種 リーフレットの 作 成 ( 支 払 不 能 残 高 証 明 書 等 ) よくある 質 問 のHP 掲 載 でんさいネット 用 語 集 のHP 掲 載 等 マンガでわかるでんさいのススメ 企 業 間 で 使 用 する 案 内 状 のサンプル 21
6. 今 後 の 課 題 (2) 国 地 方 公 共 団 体 における 活 用 1 国 地 方 公 共 団 体 の 支 払 いに でんさい が 利 用 されることで 普 及 の 起 爆 剤 となる 可 能 性 がある 他 方 法 令 上 国 地 方 公 共 団 体 の 支 払 いに でんさい を 利 用 できるか 不 明 確 法 律 面 の 課 題 国 地 方 公 共 団 体 の 支 払 いは 法 令 で 現 金 払 いや 振 込 等 に 限 定 されており 電 子 記 録 債 権 ( でんさい を 含 む)による 支 払 いについては 明 示 されていない 他 方 で 電 子 記 録 債 権 法 上 記 録 機 関 が 営 むことができるのは 電 子 債 権 記 録 業 のみであり 決 済 部 分 は 金 融 機 関 に 委 託 して 振 込 (すでに 法 令 上 認 められている 決 済 手 段 )で 行 っている そのため 国 地 方 公 共 団 体 の 支 払 いに でんさい を 活 用 しても 法 令 上 は 問 題 ないと 考 えら れるが 明 確 な 解 釈 は 示 されていない 国 財 政 法 第 二 条 収 入 とは 国 の 各 般 の 需 要 を 充 たすための 支 払 の 財 源 となるべき 現 金 の 収 納 をいい 支 出 とは 国 の 各 般 の 需 要 を 充 たすための 現 金 の 支 払 をいう 会 計 法 第 二 十 一 条 各 省 各 庁 の 長 は 債 権 者 に 支 払 をする 場 合 において 政 令 で 定 める 場 合 に 該 当 するときは 必 要 な 資 金 を 日 本 銀 行 に 交 付 して 支 払 をなさしめることができる 予 算 決 算 及 び 会 計 令 第 四 十 八 条 の 二 会 計 法 第 二 十 一 条 第 一 項 の 政 令 で 定 める 場 合 は 次 に 掲 げる 場 合 とする 一 隔 地 の 債 権 者 に 対 し 支 払 をする 場 合 二 郵 便 貯 金 銀 行 ( 略 )の 営 業 所 及 び 郵 便 局 ( 略 )から 債 権 者 に 対 し 現 金 支 払 をする 場 合 三 前 二 号 に 掲 げる 場 合 を 除 くほか 債 権 者 の 預 金 又 は 貯 金 への 振 込 みの 方 法 により 支 払 をする 場 合 地 方 公 共 団 体 地 方 自 治 法 第 二 百 三 十 二 条 の 五 普 通 地 方 公 共 団 体 の 支 出 は 債 権 者 のためでなければ これをすることができない 2 普 通 地 方 公 共 団 体 の 支 出 は 政 令 で 定 めるところにより 資 金 前 渡 概 算 払 前 金 払 繰 替 払 隔 地 払 又 は 口 座 振 替 の 方 法 によってこれをすることができる 地 方 自 治 法 施 行 令 第 百 六 十 五 条 の 二 地 方 自 治 法 第 二 百 三 十 五 条 の 規 定 により 金 融 機 関 を 指 定 している 普 通 地 方 公 共 団 体 において 指 定 金 融 機 関 指 定 代 理 金 融 機 関 その 他 普 通 地 方 公 共 団 体 の 長 が 定 める 金 融 機 関 に 預 金 口 座 を 設 けている 債 権 者 から 申 出 があつたときは 会 計 管 理 者 は 指 定 金 融 機 関 又 は 指 定 代 理 金 融 機 関 に 通 知 して 口 座 振 替 の 方 法 により 支 出 をすることができる 22
6. 今 後 の 課 題 (2) 国 地 方 公 共 団 体 における 活 用 2 国 地 方 公 共 団 体 が でんさい を 利 用 できることが 明 確 になれば 支 払 期 日 の 長 い 支 払 い 等 で 新 たに 活 用 余 地 も 発 生 公 共 事 業 ( 支 払 期 日 の 長 い 支 払 い) 公 共 工 事 医 療 介 護 システム 投 資 広 報 等 出 来 高 に 応 じた でんさい 払 い 中 小 企 業 の 資 金 調 達 の 円 滑 化 課 題 ( 例 ) 出 来 高 査 定 の 指 標 や 仕 組 み 作 り 国 地 方 公 共 団 体 の 支 払 事 務 整 備 23
6. 今 後 の 課 題 (3)その 他 の 要 望 事 項 手 形 は 対 象 とされている 一 方 でんさい が 対 象 外 とされている 制 度 等 の 変 更 ( 例 ) 1 中 小 機 構 が 運 営 する 経 営 セーフティ 共 済 ( 中 小 企 業 倒 産 防 止 共 済 ) 2 国 土 交 通 省 が 定 める 出 来 高 部 分 払 方 式 実 施 要 領 3 国 土 交 通 省 が 定 める 建 設 産 業 における 生 産 システム 合 理 化 指 針 1 経 営 セーフティ 共 済 ( 中 小 企 業 倒 産 防 止 共 済 ) 制 度 経 営 セーフティ 共 済 ( 中 小 企 業 倒 産 防 止 共 済 ) 制 度 とは 中 小 企 業 者 の 取 引 先 事 業 者 が 倒 産 した 場 合 に 連 鎖 倒 産 や 著 し い 経 営 難 に 陥 るなどの 事 態 を 防 止 するために 共 済 金 の 貸 付 を 行 う 共 済 制 度 で 中 小 企 業 基 盤 整 備 機 構 ( 中 小 機 構 )が 運 営 現 状 共 済 金 の 貸 付 を 受 けることが 可 能 な 要 件 において でんさい の 取 引 停 止 処 分 は 対 象 外 ( 手 形 の 取 引 停 止 処 分 は 対 象 ) 2 出 来 高 部 分 払 方 式 実 施 要 領 出 来 高 部 分 払 方 式 とは 公 共 工 事 における 国 の 資 金 繰 支 援 制 度 の1つ 着 工 時 ならびに 出 来 高 が2 割 を 超 えた 後 に 各 々2 割 以 内 の 前 金 払 を 受 領 し 出 来 高 が5 割 を 超 えた 後 は 約 90 日 に1 回 の 頻 度 で 出 来 高 に 応 じた 部 分 払 を 受 領 できる 制 度 ( 出 来 高 は 発 注 者 が 査 定 ) 国 土 交 通 省 が 定 める 出 来 高 部 分 払 方 式 実 施 要 領 においては 出 来 高 部 分 払 方 式 を 選 択 した 建 設 事 業 者 ( 元 請 ) に 対 して 一 次 下 請 事 業 者 への 支 払 いを 現 金 90 日 以 内 の 手 形 または90 日 以 内 の 一 括 支 払 信 託 で 行 うよう 発 注 者 ( 国 地 方 公 共 団 体 )が 受 注 者 に 指 導 することを 求 めているが でんさい による 支 払 いは 対 象 外 3 建 設 業 における 生 産 システム 合 理 化 指 針 建 設 業 における 生 産 システム 合 理 化 指 針 とは 総 合 工 事 業 者 と 専 門 工 事 業 者 が それぞれ 対 等 の 協 力 者 として その 負 う べき 役 割 と 責 任 を 明 確 にするとともに それに 対 応 した 建 設 産 業 における 生 産 システムの 在 り 方 について 示 したもの 当 該 指 針 の (2) 代 金 支 払 等 の 適 正 化 の 項 において イ 請 負 代 金 の 支 払 は できる 限 り 現 金 払 とし 現 金 払 と 手 形 払 を 併 用 する 場 合 であっても 支 払 代 金 に 占 める 現 金 の 比 率 を 高 めるとともに 少 なくとも 労 務 費 相 当 分 については 現 金 払 と すること ウ 手 形 期 間 は 120 日 以 内 で できる 限 り 短 い 期 間 とすること とされ でんさい による 支 払 いは 対 象 外 24
~ご 参 考 ~ 次 の 制 度 においては すでに でんさい が 対 象 化 されている 1 信 用 保 証 協 会 における 保 証 制 度 2 日 本 銀 行 における 適 格 担 保 制 度 3 国 土 交 通 省 における 下 請 債 権 保 全 支 援 事 業 1 信 用 保 証 協 会 における 保 証 制 度 信 用 保 証 協 会 は 中 小 企 業 小 規 模 事 業 者 が 金 融 機 関 から 事 業 資 金 を 調 達 する 際 に 保 証 人 となって 融 資 を 受 けやすく なるようサポートする 公 的 機 関 融 資 の 返 済 が 滞 った 場 合 は 保 証 協 会 が 金 融 機 関 に 対 して 代 位 弁 済 を 行 う 平 成 25 年 9 月 20 日 小 規 模 企 業 活 性 化 法 ( 小 規 模 企 業 の 事 業 活 動 の 活 性 化 のための 中 小 企 業 基 本 法 等 の 一 部 を 改 正 す る 等 の 法 律 )が 施 行 されたことに 伴 い でんさい の 割 引 等 についても 新 たに 信 用 保 証 制 度 の 対 象 となった 2 日 本 銀 行 における 適 格 担 保 制 度 日 本 銀 行 が 適 格 と 認 める 担 保 金 融 機 関 等 は 日 本 銀 行 に 差 し 入 れている 適 格 担 保 の 範 囲 内 で 共 通 担 保 資 金 供 給 オ ペ 補 完 貸 付 日 中 当 座 貸 越 など 日 本 銀 行 から 様 々な 形 態 で 与 信 を 受 けることができる 平 成 26 年 2 月 21 日 日 本 銀 行 の 適 格 担 保 取 扱 基 本 要 領 の 一 部 改 正 における 電 子 記 録 債 権 に 係 るものが 実 施 され 日 本 銀 行 から 適 格 記 録 機 関 に 選 定 された 電 子 債 権 記 録 機 関 の 電 子 記 録 債 権 を 適 格 担 保 として 日 本 銀 行 に 差 し 入 れること が 可 能 となった(でんさいネットは 適 格 記 録 機 関 に 選 定 済 み) 3 国 土 交 通 省 における 下 請 債 権 保 全 支 援 事 業 国 土 交 通 省 における 下 請 債 権 保 全 支 援 事 業 とは 中 小 中 堅 下 請 建 設 企 業 等 の 経 営 雇 用 安 定 連 鎖 倒 産 の 防 止 を 図 る ため ファクタリング 会 社 が 当 該 下 請 建 設 企 業 等 が 保 有 する 工 事 請 負 代 金 等 の 債 権 の 支 払 いを 保 証 する 仕 組 みで 制 度 の 利 用 を 促 進 するため 一 般 財 団 法 人 建 設 業 振 興 基 金 が 下 請 建 設 企 業 等 に 対 し 保 証 料 を 助 成 するとともに ファクタリ ング 会 社 に 損 失 補 償 を 行 うこととなっている 平 成 26 年 4 月 1 日 下 請 債 権 保 全 支 援 事 業 の 対 象 債 権 に 電 子 記 録 債 権 が 追 加 された 25
7.おわりに でんさいネットのサービス 提 供 開 始 以 降 利 用 者 登 録 数 発 生 記 録 請 求 件 数 ( 利 用 件 数 )と もに 右 肩 上 がりの 増 加 を 続 けており 今 後 の 本 格 的 な 普 及 に 向 けて 様 々な 取 組 みを 行 って いる でんさい は 手 形 や 売 掛 金 ( 期 日 振 込 )と 比 べると 事 務 負 担 軽 減 を 図 れる 等 のメリットの ある 決 済 手 段 であり 事 業 者 にとって 多 くの 導 入 効 果 が 期 待 される また 売 掛 金 ( 期 日 振 込 )と 比 較 した 場 合 可 視 化 されることによる 入 金 不 安 の 解 消 に 加 えて 資 金 化 や 譲 渡 の 簡 便 性 等 もあり 中 小 企 業 等 の 資 金 繰 りの 円 滑 化 に 大 きく 貢 献 できる 決 済 手 段 である ただ し 新 たな 制 度 であり まだそのメリットが 十 分 に 理 解 いただけていない 可 能 性 が 高 い でんさい のメリットを 少 しでも 多 くの 事 業 者 にご 理 解 いただければ 利 用 が 利 用 を 呼 ぶ 好 循 環 が 生 まれると 考 えられる また 民 間 企 業 に 留 まらず 国 や 地 方 公 共 団 体 が 利 用 す ることになれば 地 方 を 含 めて 全 国 ベースでそのメリットを 享 受 いただけると 考 えている でんさい は 国 の 政 策 である 中 小 企 業 の 資 金 調 達 の 円 滑 化 にも 資 する 制 度 であり で さいネットとしては 参 加 金 融 機 関 にファイナンススキームの 一 部 としても 活 用 していただく ほか 関 係 官 庁 等 との 連 携 を 密 にしながら さらなる でんさい の 普 及 に 向 け 利 用 促 進 活 動 に 積 極 的 に 取 り 組 んでまいりたい ~ご 清 聴 ありがとうございました~ 26