2014 No. 72
London England
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早稲田大学において 風営法 ダンス規制 を考える 緊急 シンポジウム開催 第2部 岩村健二郎早稲田大学法学部 准教授 西川研一NOON訴訟弁護団長 昨年5月20日に発足したダンス文化推進議員連盟 会 長 小坂憲次参議院議員 自由民主党 元文部科学大臣 長野県ダンススポーツ連盟顧問 は 6月18日に総会 を開き 5月16日の総会で確認された 風営法 の改 正案について 通常国会への提出を断念し 秋の臨時国 ダンスの現在そして未来へ と題してダンスにか かわる団体や関係者7名のフリートークが行われました トップに登壇したJDSF山田専務理事は アジア大会 ワールドゲームズ等の実績及びオリンピックを目指すダ 会において政府提出法案として成立をめざすことを確認 しました また 6月13日には 内閣総理大臣の諮問機関の規 制改革会議が ダンスに係る風営法規制の見直しについ て言及したことにより 今秋の臨時国会での風営法改正 が より現実味を帯びてきました これを受け 風営法 ダンス規制 を考える 緊急 ンススポーツの競技 普及の団体という説明から入りま したが ルーマニアのレストランでお客が自由にダンス を踊りだすという日常的な光景を紹介 ダンスを 風俗 と位置づけ その営業を原則禁止するという法はダンス の発展を妨げている ダンスは自由にどこでも踊れるべ き 文化 であ り 正々堂々世論に訴えるべきと力説 しました シンポジウム が 平成26年7月8日 早稲田大学キャ ンパス8号館において Let'DANCE署名推進委員会の 一人でもある早稲田大学法学部岩村健二郎准教授の研究 室主催で行われ 約120名が参加しました 1998年の法改正をつぶさに見てこられた月刊ダンス ビュウの森田康夫編集長は 14年前も 風営法からダ ンスを一切除外してほしい から始まった議員立法のは ずの法改正が 2年の間に国家公安委員会から資格付与 されたダンス 教室だけが除 外 というだ けの改正案が 内閣法で決 まってしまっ た 今回は社 交ダンスだけ でなくすべて 山田淳JDSF専務理事 第1部 4月25日に大阪地裁が 許可なくダンスをさせた と して摘発された大阪のクラブ NOON 事業者に対し 言い渡された無罪判決を ダンス営業になぜ許可が どう見るNOON裁判判決 検察側が控訴中 と題し のダンスに関 わる団体 業 シンポジウム風景 界関係者が要望している内容を誰が纏め 誰が警察庁に 働きかけるのか 脇を締めてかかれ 同じ轍を踏むな! と 激励の挨拶をされました その他 司法書士や六本 木商店街の方 クラブ経営者などから発言があり 最後 に中村和雄氏 Let s DANCE署名推進委員会代表 は 通 常国会では議員立法で提出できなかったが 秋の臨時国 会にはもっと良い改正案になるように 16万名の署名を もって法改正に向けてしっかりと活動していきたい と挨拶されシンポジウムは終了しました NOON裁判で無罪判決を勝ち取った西川研一弁護団長の コーディネイトで 水谷恭史主任弁護士 風営法に詳し い刑法学者の高山佳奈子先生 京都大学大学院法学研究 科教授 憲法学者の新井誠先生 広島大学大学院法務研 究科教授 がパネリストとして登壇しました 時代遅れ とも言われている風営法を裁いた歴史的判決と言われる NOON裁判判決が持つ意義や重要性についてパネルディ スカッション形式でそれぞれ専門のご立場からのご見解 や詳しい解説などが行われました 6 中村和雄 Let s DANCE 署名推進委員会代表 ダンス文化推進議員連盟 森田康夫 月刊ダンス 穀田恵二衆議院議員 共産党 ビュウ 編集長
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