新 しい 総 合 事 業 の 移 行 戦 略 ~ 地 域 づくりのロードマップ セミナー パネルディスカッション 総 合 事 業 の 取 り 組 み( 岐 阜 県 大 垣 市 ) 平 成 27 年 11 月 9 日 ( 月 ) 岐 阜 県 大 垣 市 福 祉 部 高 齢 介 護 課 長 篠 田 浩
本 日 の 内 容 1はじめに 2 総 合 事 業 の 実 施 ( 準 備 ) 状 況 1
1はじめに 2
岐 阜 県 大 垣 市 の 概 要 大 垣 市 は 岐 阜 県 の 濃 尾 平 野 の 西 北 部 に 位 置 する 人 口 約 16 万 人 の 市 で す 平 成 18 年 3 月 近 隣 の 上 石 津 町 墨 俣 町 との1 市 2 町 の 合 併 (ダブル 飛 び 地 の 合 併 )を 行 いました 社 会 保 障 分 野 では 平 成 7 年 度 に24 時 間 ホームヘルプサービス 事 業 に 全 国 で 初 めて 取 り 組 むなど 積 極 的 に 事 業 展 開 しております Mapionより 転 載 3
大 垣 市 の 基 礎 的 データ 1 人 口 162,762 人 265 歳 以 上 の 高 齢 者 人 口 41,031 人 3 高 齢 化 率 25.2% 475 歳 以 上 の 高 齢 者 人 口 19,738 人 (12.1%) 5 要 介 護 認 定 者 7,026 人 6 日 常 生 活 圏 域 6 圏 域 7 圏 域 7 介 護 保 険 料 ( 月 額 ) 4,910 円 5,560 円 8 地 域 包 括 支 援 センター 直 営 1 箇 所 ( 基 幹 型 ) 委 託 ( 社 会 福 祉 協 議 会 ) 1 箇 所 (3チーム) 2 箇 所 (4チーム) 4
日 常 生 活 圏 域 の 設 定 ( 平 成 27 年 4 月 ~) 圏 域 名 行 政 区 等 1 中 央 興 文 東 西 南 2 北 北 中 川 3 東 墨 俣 和 合 三 城 墨 俣 4 北 西 宇 留 生 赤 坂 青 墓 5 西 南 杭 瀬 日 新 静 里 綾 里 荒 崎 6 上 石 津 上 石 津 7 東 南 安 井 洲 本 浅 草 川 並 7 圏 域 4 2 1 3 5 7 6 5
大 垣 市 の 高 齢 者 人 口 要 介 護 認 定 者 の 推 計 ( 各 年 度 10 月 1 日 の 推 計 ) 区 分 平 成 27 年 (2015 年 ) 平 成 28 年 平 成 29 年 平 成 32 年 (2020 年 ) 平 成 37 年 (2025 年 ) 総 人 口 162,729 人 162,503 人 162,226 人 154,852 人 150,168 人 65 歳 以 上 人 口 41,655 人 42,301 人 42,879 人 43,431 人 43,496 人 高 齢 化 率 25.6% 26.0% 26.4% 28.0% 29.0% 要 支 援 要 介 護 認 定 者 7,277 人 7,539 人 7,814 人 8,949 人 9,999 人 6
2 総 合 事 業 の 実 施 ( 準 備 ) 状 況 7
大 垣 市 の 場 合 総 合 事 業 の 準 備 1ビジョンを 定 める 地 域 包 括 ケアの 推 進 ~ 高 齢 者 が 可 能 な 限 り 住 み 慣 れた 地 域 で その 有 する 能 力 に 応 じて 自 立 した 日 常 生 活 が 送 ることができるように 地 域 全 体 で 高 齢 者 を 支 援 していく 仕 組 みづくりを 進 める 2 現 状 分 析 〇 要 支 援 者 の 推 移 要 支 援 者 の 推 移 1800 1600 1400 1200 1000 800 600 400 200 0 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 要 支 援 1 要 支 援 2 合 計
〇 介 護 予 防 支 援 事 業 者 大 垣 市 地 域 包 括 支 援 センター( 直 営 ) 地 域 包 括 支 援 センター 大 垣 市 社 会 福 祉 協 議 会 ( 委 託 ) お 勝 山 地 域 包 括 支 援 センター( 委 託 ) 〇 予 防 プラン 作 成 件 数 大 垣 市 地 域 包 括 支 援 センター 254 件 地 域 包 括 支 援 センター 大 垣 市 社 会 福 祉 協 議 会 979 件 ( 合 計 ) 1,233 件 〇 介 護 予 防 サービス 提 供 事 業 所 ( 市 内 ) 介 護 予 防 訪 問 介 護 事 業 所 38 事 業 所 介 護 予 防 通 所 介 護 事 業 所 45 事 業 所 〇 経 費 介 護 予 防 サービス 費 5 億 1,500 万 円 3 移 行 についての 基 本 的 な 考 え 方 (1) 平 成 27 年 度 円 滑 な 移 行 を 図 るため 現 行 のサービスを 相 当 サービスとして 位 置 づけ 利 用 していただく (2) 平 成 28 年 度 以 降 利 用 者 の 意 向 もふまえ 多 様 な 訪 問 型 サービス 通 所 型 サービスを 整 備 していく
準 備 している 多 様 なサービス 〇 市 社 会 福 祉 協 議 会 〇 住 民 主 体 によるサー ビス ( 訪 問 型 通 所 型 ) 〇 地 区 社 会 福 祉 協 議 会 〇 NPO 法 人 ( 例 :ライフサポート 事 業 ) 〇 シルバー 人 材 センター 〇 老 人 クラブ(かがやきクラブ) 〇 生 活 支 援 コーディネー ターおよび 協 議 会 大 垣 社 会 福 祉 協 議 会 の 地 域 福 祉 コーディネー ターおよび 地 区 社 会 福 祉 協 議 会 (20 小 学 校 区 )と 連 携 をとってすすめる
11 総 合 事 業 の 開 始 年 度 について 当 初 の 方 針 平 成 28 年 度 から 本 格 実 施 予 定 平 成 27 年 1 月 9 日 副 市 長 協 議 総 合 事 業 の 準 備 は 予 定 どおり 行 い 本 格 実 施 は 平 成 28 年 度 から ただし 既 存 の 介 護 予 防 訪 問 介 護 介 護 予 防 通 所 介 護 は サービス 内 容 単 価 を 変 えず 総 合 事 業 として 平 成 27 年 度 から 実 施 する 規 則 に 定 める 総 合 事 業 の 実 施 年 月 日 平 成 27 年 10 月 1 日 本 来 平 成 27 年 4 月 実 施 が 望 ましいが 国 の 人 員 設 備 運 営 基 準 が 平 成 27 年 3 月 に 変 更 さ れるため 6か 月 の 準 備 期 間 を 設 ける
12 総 合 事 業 を 早 期 に 実 施 する 理 由 1 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 を 考 えると 介 護 福 祉 士 等 の 介 護 専 門 職 は 中 重 度 者 支 援 ( 具 体 的 は 定 期 巡 回 小 規 模 多 機 能 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 )をお 願 いしたい 要 支 援 者 等 については 多 様 な 団 体 に 担 っていただきたい 2 移 行 できるサービスから 早 めに 移 行 し その 後 は 社 会 福 祉 法 人 やNPOなど 多 様 な 団 体 のサービスで 総 合 事 業 に 位 置 づけることが 可 能 なサービスは 総 合 事 業 を 担 って いただきたい ( 時 間 を 要 するのが 普 通 ) 3 財 源 の 確 保 地 域 支 援 事 業 交 付 金 の 確 保 ( 平 成 27 年 度 中 の 事 業 開 始 が 肝 要 ) 要 介 護 認 定 の 有 効 期 間 の 一 部 拡 大 に 伴 う 認 定 事 務 費 ( 一 般 財 源 )の 節 約
13 介 護 認 定 に 関 する 経 費 平 成 27 年 度 から 実 施 することにより 一 般 財 源 が10,807 千 円 節 減 できる 総 合 事 業 を 実 施 した 自 治 体 のみ 12か 月 の 要 介 護 ( 支 援 ) 認 定 期 間 を24か 月 とすることが できる 平 成 26 年 度 介 護 認 定 審 査 件 数 審 査 件 数 ( 年 間 ) 7,230 件 1 件 あたりの 経 費 13,180 円 ( 一 般 財 源 ) 総 合 事 業 を 行 わない H27 年 度 から 実 施 平 成 26 年 度 7,230 件 7,230 件 平 成 27 年 度 7,860 件 7,860 件 平 成 28 年 度 8,490 件 6,850 件 1,640 件 1,640 件 13,180 円 = 21,615,200 半 年 間 実 施 の 場 合 21,615 千 円 1/2= 10,807 千 円 一 般 財 源 の 削 減 額
ライフサポート 事 業 とは 介 護 保 険 では 対 応 できない 様 々なニ ーズに 対 して インフォーマルサービスと してそのニーズを 満 たす 地 域 住 民 の 相 互 扶 助 活 動
ライフサポーターの 活 動 について ( 活 動 拠 点 の 整 備 ) 介 護 予 防 拠 点 * 日 常 生 活 圏 域 内 で 展 開 される 介 護 予 防 拠 点 での 活 動 参 加 地 域 社 会 ライフサポーター 活 動 拠 点 整 備 及 び 多 世 代 交 流 支 援 整 備 ライフサポーター 派 遣 拠 点 整 備 コミュニティ 拠 点 学 童 保 育 機 能 ライフサポート 事 業 のための 備 品 等 の 整 備 多 世 代 交 流 のための 備 品 ( 調 理 器 具 )など ライフサポートのための 活 動 車 ライフサポート 活 動 車 運 行 * 交 通 手 段 の 無 い 高 齢 者 の 足 となる * 活 動 拠 点 の 他 食 料 品 店 医 療 機 関 介 護 予 防 拠 点 へ
どんなものを 創 りましょうか? こんな 感 じになりました
ライフサポート 事 業 って 何 のこと? 介 護 保 険 制 度 では 対 応 出 来 なかった 事 柄 ( )について サポーターさん( 有 償 ボランティア)が 対 応 するサービスです 例 えば 訪 問 介 護 (ヘルパー)では 下 記 の 要 望 は 対 応 出 来 ません * 普 段 利 用 していない 部 屋 の 掃 除 * 電 球 の 交 換 * 話 し 相 手 など ライフサポート 事 業 では 具 体 的 に 何 をしてくれるの? 現 在 下 記 のようなサービスを 行 っています 1 家 事 ( 掃 除 洗 濯 調 理 など) 2 庭 の 手 入 れ( 草 むしり 庭 木 の 剪 定 ) 3 話 し 相 手 4 安 否 確 認 5 簡 易 な 修 理 修 繕 6ペットのお 世 話 7 車 椅 子 での 散 歩 や 病 院 の 付 き 添 い 等 外 出 同 行 など
地 区 社 会 福 祉 協 議 会 の 活 動 地 域 を 支 える 住 民 活 動 には 地 区 社 協 の 組 織 化 が 必 要 ( 小 学 校 区 地 区 社 協 の 組 織 化 ) 住 民 の 生 活 課 題 や 福 祉 ニーズに 対 応 するため 住 民 の 最 もまとまり のよい 生 活 基 盤 である 小 学 校 区 に おいて あらゆる 団 体 関 係 機 関 が 結 束 する 地 区 社 会 福 祉 推 進 協 議 会 地 区 社 協 を 組 織 化
地 域 を 支 える 住 民 活 動 には 地 区 社 協 の 役 割 が 必 要 1 住 民 がお 互 いの 問 題 を 理 解 しやすい 範 囲 で 活 動 を 組 織 することで 社 会 福 祉 の 理 解 や 協 力 の 基 礎 づくりがすすめられる 専 門 部 会 を 開 催 し 活 動 の 協 議 連 絡 調 整 2 地 区 内 の 住 民 等 の 組 織 が 共 通 問 題 の 解 決 に 向 けて 活 動 を 共 にすることを 通 じて 組 織 相 互 間 の 理 解 がすすみ 問 題 解 決 の 力 が 高 まり 福 祉 コミュニティ 形 成 につなげる 3 地 域 が 福 祉 課 題 に 取 り 組 むことを 通 して 個 々の 生 活 課 題 から 地 域 の 課 題 としての 取 り 組 みが 進 み 地 域 の 福 祉 のまちづくりにつながる 専 門 部 会 を 開 催 し 活 動 の 実 施 4 住 民 が 福 祉 活 動 に 直 接 参 加 できる 場 をつくり 地 域 における 互 助 活 動 お 互 い 様 の 行 為 として 要 援 護 者 の 孤 立 を 防 ぐ 住 民 同 士 の 援 助 を 行 うことができる 見 守 りネットワーク 活 動 いきいきサロン 活 動 5 制 度 やサービスが 利 用 できない 又 はサービスがない 場 合 日 常 的 な 支 援 に 結 びつくサービ スを 生 み 出 すことができる ( 買 い 物 輸 送 サービス 等 ) 6 地 域 での 暮 らしを 住 民 の 立 場 から 行 政 や 専 門 職 との 協 働 活 動 を 進 める ( 地 域 支 援 ネットワーク 委 員 会 小 地 域 支 援 ネットワーク 会 議 等 ) 19
地 区 社 会 福 祉 推 進 協 議 会 の 組 織 図 20
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22 ふれあい いきいきサロンの 発 展 系 青 野 ふくし 村 大 垣 市 社 会 福 祉 協 議 会 資 料
23 百 円 喫 茶 と 地 域 福 祉 拠 点 大 垣 市 社 会 福 祉 協 議 会 資 料
現 在 総 合 事 業 を 準 備 されている 方 に 1まずは 現 場 です もし 総 合 事 業 等 の 構 築 に 問 題 があれば まずは 現 場 に 行 って 話 をしましょう ( 利 用 者 事 業 者 のみなさんと) 必 ず 答 えは 現 場 にあります 2チームで 準 備 を どこも そんなに 準 備 体 制 が 手 厚 くないと 思 います 総 合 事 業 の 担 当 者 ( 担 当 予 定 者 )は たいへんです ひとりでは たいへんですので ぜひチームをつくりましょう ( 役 所 の 内 外 で) チームで 準 備 すると 担 当 者 は 前 向 きになれます 3たいへんですが 走 りながら 考 え 構 築 していきましょう 新 しい 取 り 組 みをするときは 定 型 どおり 仕 事 が 進 みません 予 期 せぬことが 起 こる 可 能 性 があります 走 りながら 考 え 現 場 のチーム 中 心 に 取 り 組 みましょう 4 総 合 事 業 の 財 源 的 には 平 成 27 年 度 中 の 実 施 が 有 利 です ( 具 体 的 な 方 法 論 ) 条 例 または 規 則 で 総 合 事 業 の 実 施 年 月 を 平 成 28 年 1 月 (または2 月 3 月 )に 変 更 する 現 在 あるサービスを 総 合 事 業 に 位 置 づけ 多 様 なサービスは 順 次 実 施 していく 5 早 期 実 施 が 有 利 な 点 財 源 要 介 護 認 定 期 間 が 一 部 延 長 される 24 23
地 地 み 域 域 暖 な を 創 包 括 ケ 結 集 か い さ ん る ア し 力 の を で 25
26 ご 清 聴 ありがとうございました