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第 5 回 会 議 資 料 1 第 4 回 検 討 委 員 会 までの 状 況 住 民 投 票 制 度 の 概 要 と 主 要 な 論 点 等 について 第 4 回 検 討 委 員 会 までの 状 況 論 点 1 住 民 投 票 の 対 象 事 項 ネガティブリスト 方 式 とするか ポジティブリスト 方 式 とするか また 対 象 対 象 外 事 項 をどのように 定 めるか ネガティブリスト 方 式 とするか ポジティブリスト 方 式 とするか 住 民 投 票 の 対 象 事 項 について 一 定 の 事 項 を 対 象 から 除 外 するネガティ ブリスト 方 式 と 住 民 投 票 が 可 能 な 項 目 を 列 挙 するポジティブリスト 方 式 があるが ネガティブリスト 方 式 を 採 用 すべきである 対 象 対 象 外 事 項 をどのように 定 めるか 市 政 運 営 上 の 重 要 事 項 を 対 象 とするが 次 に 掲 げるものは 除 く ⑴ 市 の 権 限 外 事 項 ⑵ 法 定 住 民 投 票 事 項 ⑶ 特 定 市 民 地 域 事 項 ⑷ 執 行 機 関 の 内 部 事 項 ⑸ 地 方 税 の 賦 課 徴 収 並 びに 分 担 金 使 用 料 及 び 手 数 料 の 徴 収 に 関 す る 事 項 ⑹ 住 民 投 票 不 適 当 事 項 この 論 点 は 住 民 投 票 の 対 象 とする 事 項 をどのようなものにするかとい うものです 考 え 方 については 2 分 されています ネガティブリスト 方 式 : 住 民 投 票 の 対 象 とする 事 項 を 行 政 運 営 上 の 重 要 事 項 としたうえで 一 定 の 事 項 をその 対 象 から 除 外 する 方 法 ポジティブリスト 方 式 : 住 民 投 票 の 対 象 とする 事 項 を 制 限 列 挙 する 方 法 常 設 型 の 住 民 投 票 条 例 の 場 合 は 住 民 投 票 に 関 するルールをあらかじ 1

め 定 めておくものであり 条 例 施 行 後 に 発 生 する 様 々な 事 案 に 対 応 す るためには ネガティブリスト 方 式 の 方 が 対 応 しやすいということか ら この 方 式 を 採 用 している 自 治 体 が 多 くなっていると 思 われます 対 象 事 項 事 市 項 の 権 限 外 票 法 事 定 項 住 民 投 域 対 特 象 外 侵 とする 民 特 事 内 項 執 事 定 害 等 定 部 行 項 市 の 地 権 域 事 機 関 民 利 住 項 の 地 の 金 増 銭 減 納 付 額 適 住 当 民 事 投 票 項 不 松 戸 市 ネガティブリスト 方 式 川 崎 市 ネガティブリスト 方 式 広 島 市 ネガティブリスト 方 式 高 浜 市 ネガティブリスト 方 式 富 士 見 市 ネガティブリスト 方 式 岸 和 田 市 ネガティブリスト 方 式 例 外 有 我 孫 子 市 ポジティブリスト 方 式 論 点 2 投 票 の 請 求 発 議 等 住 民 のイニシアティブによるのか 議 会 や 市 長 が 請 求 発 議 するのか 住 民 発 議 における 署 名 数 の 要 件 をどうするか 議 会 が 請 求 する 場 合 の 要 件 はどうか 市 長 自 らの 発 議 を 認 めるとすれば その 要 件 をどうするか 住 民 のイニシアティブによるのか 議 会 や 市 長 が 請 求 発 議 するのか 住 民 市 議 会 市 長 の3 者 に 発 議 権 を 持 たせた 方 がよいが 住 民 が 意 思 を 示 すという 住 民 投 票 条 例 の 本 来 の 趣 旨 から 判 断 すると 住 民 自 身 が 発 案 してもらうのが 一 番 望 ましい 住 民 発 議 における 署 名 数 の 要 件 をどうするか 松 戸 市 の 人 口 ( 約 49 万 人 ) 他 の 市 町 村 の 必 要 署 名 数 の 状 況 地 方 自 治 法 の 条 例 の 制 定 改 廃 の 直 接 請 求 の 要 件 である50 分 の1 又 は 首 長 の 解 職 請 求 の 要 件 である3 分 の1 等 があるが 少 なすぎたり 厳 しすぎたり ということもあることから 住 民 発 議 に 必 要 な 署 名 数 は 投 票 資 格 者 の 10 分 の1 以 上 を 妥 当 とする 2

議 会 が 請 求 する 場 合 の 要 件 はどうか 議 会 の 発 議 は 議 案 の 提 案 要 件 である12 分 の1より 厳 格 にし 10 分 の 1 以 上 の 賛 成 を 得 ての 提 案 とし 議 員 の 過 半 数 の 議 決 を 持 って 決 すること とするべきである 市 長 自 らの 発 議 を 認 めるとすれば その 要 件 をどうするか 現 在 の 地 方 自 治 は 二 元 代 表 制 であり 首 長 と 議 会 は 対 等 であるという 観 点 から 議 会 の 発 議 を 認 めるなら 市 長 の 単 独 発 議 を 認 めるべきである この 論 点 は 住 民 投 票 の 請 求 発 議 主 体 については 長 議 会 住 民 が 考 えられることから そのいずれを 対 象 とするかというものです 住 民 が 住 民 投 票 を 請 求 する 場 合 は 一 定 の 署 名 数 の 要 件 が 設 けられ 署 名 収 集 の 手 続 については 多 くの 自 治 体 が 直 接 請 求 の 例 によることとしています 請 求 手 続 や 署 名 数 の 要 件 をどの 程 度 にするのか 検 討 する 必 要 があります 住 民 投 票 の 請 求 発 議 住 民 からの 請 求 議 会 の 発 議 提 案 議 決 市 長 の 発 議 松 戸 市 1/10 以 上 1/10 以 上 過 半 数 川 崎 市 1/10 以 上 ( 議 会 の 協 議 が 必 要 ) 1/12 以 上 過 半 数 ( 議 会 の 協 議 が 必 要 ) 広 島 市 1/10 以 上 高 浜 市 1/3 以 上 1/12 以 上 過 半 数 富 士 見 市 1/5 以 上 1/3 以 上 過 半 数 岸 和 田 市 1/4 以 上 我 孫 子 市 1/8 以 上 1/4 以 上 過 半 数 ( 議 会 の 同 意 が 必 要 ) 論 点 3 投 票 資 格 者 公 職 選 挙 法 に 規 定 する 選 挙 人 名 簿 登 録 者 (20 歳 以 上 )に 限 るのか? 外 国 人 を 含 めるのか? 公 職 選 挙 法 に 規 定 する 選 挙 人 名 簿 登 録 者 (20 歳 以 上 )に 限 るのか 憲 法 改 正 の 国 民 投 票 も18 歳 以 上 から 認 められていること 大 学 生 の 年 齢 実 際 の 就 職 年 齢 結 婚 できる 年 齢 等 を 考 えると 18 歳 は 一 般 的 に 十 分 物 事 を 判 断 できる 年 齢 であるので 18 歳 以 上 に 投 票 資 格 を 認 めるべき である 3

外 国 人 を 含 めるのか 外 国 人 については 18 歳 以 上 の 永 住 者 及 び 特 別 永 住 者 を 対 象 とする が 外 国 人 登 録 法 の 関 係 で 投 票 資 格 者 名 簿 をどのように 調 製 するか などの 問 題 があることから 登 録 制 を 採 用 する そして 登 録 につい ては1 回 登 録 すればその 効 果 は 継 続 する 形 にするのが 適 当 である ま た 定 住 要 件 については 3か 月 以 上 とする 欠 格 事 由 について 外 国 人 については 公 職 選 挙 法 上 の 欠 格 事 由 などの 情 報 を 把 握 するの が 困 難 であるため 特 に 規 定 は 設 けないこととする この 論 点 は 住 民 投 票 の 投 票 資 格 者 を 一 般 選 挙 と 同 様 に20 歳 以 上 の 日 本 国 民 とするのか それとも 20 歳 未 満 の 方 や 外 国 人 登 録 をしている 方 も 含 めるのかというものです 外 国 人 に 投 票 資 格 を 認 める 場 合 については 外 国 人 登 録 原 票 を 原 則 非 公 開 とする 外 国 人 登 録 法 の 規 定 があるため 投 票 資 格 者 名 簿 への 登 録 を 本 人 の 意 思 に 基 づく 事 前 登 録 制 としている 自 治 体 が 多 くあります また 20 歳 未 満 の 者 や 外 国 人 を 投 票 資 格 者 とし 選 挙 と 同 日 で 住 民 投 票 を 実 施 する 場 合 は 公 職 選 挙 法 上 の 規 定 により 選 挙 人 以 外 は 選 挙 の 投 票 所 に 入 れないことから 別 に 住 民 投 票 の 投 票 所 を 設 けなければならなくな ります 日 本 国 民 外 国 人 年 齢 在 留 資 格 等 名 簿 登 録 松 戸 市 18 歳 以 上 18 歳 以 上 永 住 者 特 別 永 住 者 登 録 制 ( 登 録 の 効 力 持 続 ) 川 崎 市 18 歳 以 上 18 歳 以 上 永 住 者 特 別 永 住 者 3 年 定 住 全 員 対 象 広 島 市 18 歳 以 上 18 歳 以 上 永 住 者 特 別 永 住 者 全 員 対 象 高 浜 市 18 歳 以 上 18 歳 以 上 永 住 者 特 別 永 住 者 登 録 制 富 士 見 市 20 歳 以 上 対 象 外 岸 和 田 市 18 歳 以 上 18 歳 以 上 永 住 者 特 別 永 住 者 3 年 定 住 全 員 対 象 我 孫 子 市 18 歳 以 上 18 歳 以 上 永 住 者 特 別 永 住 者 登 録 制 4

論 点 4 投 票 成 立 要 件 住 民 投 票 の 成 立 の 要 件 を 設 けるか? 設 ける 場 合 どの 程 度 とするか? また 住 民 投 票 が 不 成 立 の 場 合 開 票 作 業 を 行 うか 住 民 投 票 の 成 立 の 要 件 を 設 けるか 設 ける 場 合 どの 程 度 とするか また 住 民 投 票 が 不 成 立 の 場 合 開 票 作 業 を 行 うか この 論 点 は 投 票 結 果 をどう 受 け 止 め 尊 重 義 務 を 設 けるかとも 関 連 するも のであり 尊 重 義 務 を 認 める 以 上 は 成 立 要 件 は 設 けるべきではない よって 住 民 投 票 を 行 う 以 上 開 票 は 行 うべきである この 論 点 については 3 項 目 からなっています 1 住 民 投 票 を 行 った 場 合 において 一 定 の 投 票 率 に 満 たなかった 場 合 に その 住 民 投 票 の 成 立 を 認 めるかどうかの 要 件 を 設 けるかどうか 考 え 方 は2 分 されています ⑴ 住 民 投 票 が 直 接 住 民 の 意 思 を 確 認 し その 総 意 を 市 政 に 反 映 させ るための 制 度 であることを 踏 まえると 投 票 率 があまりにも 低 かった 場 合 に それが 真 の 住 民 の 総 意 なのかどうか 懸 念 されることから 自 治 体 全 体 にかかわる 重 要 事 項 について 住 民 投 票 によって 決 するには 必 要 最 低 投 票 率 などを 定 めておく 必 要 がある ⑵ 必 要 最 低 投 票 率 を 定 めると ボイコット 運 動 なども 懸 念 されること から 必 要 ない 自 治 体 の 傾 向 としては 人 口 規 模 が 大 きい 自 治 体 では 投 票 成 立 要 件 を 設 けないところが 少 なくない 状 況 にあります 2 投 票 成 立 要 件 を 設 けることにした 場 合 に その 要 件 をどの 程 度 とするか これについては 成 立 要 件 を 設 けている 自 治 体 のうち 多 くの 自 治 体 が 投 票 資 格 者 総 数 の2 分 の1 以 上 としているのに 対 して 富 士 見 市 のように 3 分 の1 以 上 ともう 少 し 緩 やかな 要 件 を 設 けている 自 治 体 もあります 3 成 立 要 件 を 設 けた 場 合 において もし 住 民 投 票 が 不 成 立 となった 場 合 に 経 費 をかけてまで 開 票 作 業 を 行 うかどうかについては 考 え 方 が 分 かれるところですが ほとんどの 自 治 体 が 開 票 は 行 わないこととしてい ます 5

投 票 成 立 要 件 設 けていない( 開 票 実 施 ) 自 治 体 名 松 戸 市 川 崎 市 岸 和 田 市 我 孫 子 市 大 和 市 多 治 見 市 3 分 の1 以 上 ( 開 票 実 施 せず) 富 士 見 市 2 分 の1 以 上 開 票 実 施 開 票 実 施 せず 上 越 市 高 浜 市 逗 子 市 桐 生 市 広 島 市 坂 戸 市 奥 州 市 論 点 5 投 票 結 果 の 取 扱 い 投 票 結 果 の 尊 重 義 務 に 関 する 規 定 を 設 けるか また 設 ける 場 合 その 対 象 は 投 票 結 果 の 尊 重 義 務 に 関 する 規 定 を 設 けるか 住 民 投 票 の 結 果 であるので 尊 重 義 務 は 設 けるべきである また 設 ける 場 合 その 対 象 は 尊 重 義 務 を 課 する 対 象 については 市 という 包 括 的 な 表 現 とし 具 体 的 に 住 民 議 会 市 長 のいずれが 対 象 となるかについては 解 釈 に 委 ねたい この 論 点 は 住 民 投 票 の 結 果 について 尊 重 義 務 に 関 する 規 定 を 設 ける べきかどうか また 設 けることにした 場 合 その 尊 重 義 務 を 負 う 者 は 住 民 議 会 市 長 のいずれにするかということです そして 住 民 投 票 の 結 果 に 法 的 拘 束 力 を 持 たせることができるかについては 自 治 体 が 独 自 に 制 定 する 条 例 に 法 的 な 拘 束 力 を 持 たせることは 地 方 自 治 法 に 規 定 された 議 会 や 市 長 の 権 限 を 条 例 で 制 約 することになり 憲 法 第 94 条 で 規 定 する 法 律 の 範 囲 内 で 条 例 を 制 定 することができる という 定 めに 違 反 するとの 理 由 で 不 可 能 であるとされています さらには 住 民 投 票 で 法 的 拘 束 力 を 認 めると 間 接 民 主 主 義 を 否 定 するものになってしまうという 考 え 方 があります このことから 多 くの 自 治 体 では 投 票 結 果 に 対 する 尊 重 義 務 の 規 定 が 設 けられています 6

日 本 国 憲 法 第 94 条 地 方 公 共 団 体 は その 財 産 を 管 理 し 事 務 を 処 理 し 及 び 行 政 を 執 行 する 権 能 を 有 し 法 律 の 範 囲 内 で 条 例 を 制 定 することができる 尊 重 義 務 の 対 象 市 ( 広 い 意 味 ) 住 民 議 会 長 すべて 議 会 と 長 市 ( 行 政 )のみ なし 自 治 体 名 松 戸 市 広 島 市 高 浜 市 逗 子 市 桐 生 市 坂 戸 市 川 崎 市 富 士 見 市 岸 和 田 市 上 越 市 奥 州 市 多 治 見 市 論 点 6-1 投 票 期 日 請 求 発 議 から 投 票 期 日 までの 期 間 国 政 選 挙 地 方 選 挙 との 同 時 実 施 の 可 否 など 請 求 発 議 から 投 票 期 日 までの 期 間 国 政 選 挙 地 方 選 挙 との 同 時 実 施 の 可 否 住 民 投 票 にかかるコストを 考 え 請 求 発 議 から30 日 ~90 日 の 間 に 国 政 選 挙 や 地 方 選 挙 がある 場 合 は 住 民 投 票 を 同 時 に 実 施 する しかし この 期 間 に 選 挙 がない 場 合 は 単 独 で 住 民 投 票 を 行 うものとする この 論 点 は 住 民 投 票 の 請 求 又 は 発 議 があってから 投 票 期 日 までの 期 間 をどの 程 度 にするか また 投 票 期 日 を 国 政 選 挙 または 地 方 選 挙 と 同 時 実 施 を 行 うかどうかというものです 投 票 期 日 を 決 めるにあたっては 行 政 側 の 準 備 作 業 を 行 うとともに 市 民 に 対 する 情 報 提 供 や 投 票 運 動 の 期 間 を 確 保 する 必 要 があるため 住 民 投 票 の 請 求 又 は 発 議 があってから 一 定 の 期 間 経 過 後 に 住 民 投 票 の 投 票 期 日 が 設 定 されています 投 票 期 日 までの 期 間 30 日 ~90 日 の 間 90 日 を 超 えない 範 囲 その 他 自 治 体 名 松 戸 市 (この 間 に 選 挙 がある 場 合 は 同 時 実 施 ) 富 士 見 市 坂 戸 市 岸 和 田 市 逗 子 市 上 越 市 多 治 見 市 広 島 市 我 孫 子 市 大 和 市 小 金 井 市 桐 生 市 奥 州 市 豊 中 市 川 崎 市 (60 日 経 過 後 初 めて 行 われる 選 挙 と 同 じ 日 ) 高 浜 市 (60 日 経 過 後 の 最 も 近 い 日 曜 日 ) 7

論 点 6-2 投 票 方 法 二 者 択 一 方 式 とするかどうか 二 者 択 一 方 式 とするかどうか 投 票 結 果 に 解 釈 を 残 すような 形 は 適 当 ではなく 投 票 方 法 は 二 者 択 一 方 式 とすべきである この 論 点 は 住 民 投 票 における 設 問 の 形 式 をどのように 設 定 するかとい うものです 住 民 投 票 制 度 は 一 定 の 事 項 について 判 断 等 を 行 うものであ ることから 投 票 結 果 が 明 確 に 捉 えられるような 形 式 にする 必 要 がありま す 設 問 の 形 式 によっては 投 票 結 果 に 解 釈 の 余 地 を 残 してしまうことがあ るので 多 くの 自 治 体 では 二 者 択 一 方 式 で 賛 否 を 問 う 形 式 をとっています これに 対 して 原 則 として 二 者 択 一 方 式 をとりつつも 市 長 が 認 める 場 合 に 限 り3 者 以 上 の 選 択 肢 から 選 択 する 形 式 にすることを 認 めている 自 治 体 もあります 投 票 方 法 記 入 方 式 二 者 択 一 方 式 自 治 体 名 松 戸 市 川 崎 市 広 島 市 高 浜 市 富 士 見 市 逗 子 市 我 孫 子 市 二 者 択 一 または 複 数 選 択 記 入 方 式 岸 和 田 市 大 和 市 豊 中 市 論 点 6-3 投 票 運 動 禁 止 事 項 をどうするか 罰 則 は 設 けるか 禁 止 事 項 をどうするか 罰 則 は 設 けるか 投 票 運 動 は 自 由 としたうえで 一 般 選 挙 の 運 動 期 間 中 は 禁 止 すべきであ る また 買 収 脅 迫 等 市 民 の 自 由 な 意 思 が 拘 束 され 又 は 不 当 に 干 渉 される 恐 れがある 場 合 は 禁 止 するとの 一 般 的 な 禁 止 規 定 は 設 けるべき であるが 罰 則 規 定 までは 設 ける 必 要 はない 8

投 票 運 動 は 投 票 資 格 者 に 対 して 情 報 提 供 などを 行 ううえで 効 果 的 な 手 段 である 反 面 買 収 や 供 応 ( 接 待 ) 脅 迫 による 投 票 妨 害 などが 行 われる 可 能 性 があります 住 民 投 票 における 投 票 運 動 には 公 職 選 挙 法 の 制 限 がないことから 基 本 的 に 投 票 運 動 は 自 由 とすることは 可 能 ですが 禁 止 事 項 を 設 ける 場 合 には 住 民 投 票 の 本 質 を 損 なうことがないよう 配 慮 と 検 討 が 必 要 となりま す こうしたことから 投 票 運 動 は 自 由 と 規 定 したうえで 買 収 脅 迫 な ど 市 民 の 自 由 な 意 思 が 拘 束 され または 不 当 に 干 渉 されるものであってはな らない というような 一 般 的 な 禁 止 規 定 を 設 けている 自 治 体 が 多 くあり ますが 罰 則 規 定 を 設 けている 事 例 までは 見 当 たりません また 選 挙 と 住 民 投 票 を 同 時 実 施 する 場 合 においては 運 動 期 間 が 重 複 することから 住 民 投 票 の 内 容 と 選 挙 活 動 の 内 容 が 重 なる 場 合 の 取 扱 いな どについて 留 意 する 必 要 があります 投 票 運 動 自 治 体 名 松 戸 市 川 崎 市 我 孫 子 市 高 浜 市 富 士 見 市 逗 子 市 規 定 あり 禁 止 事 項 大 和 市 規 定 なし 広 島 市 岸 和 田 市 罰 則 規 定 規 定 あり 松 戸 市 川 崎 市 広 島 市 我 孫 子 市 高 浜 市 富 士 見 市 規 定 なし 逗 子 市 大 和 市 岸 和 田 市 論 点 6-4 情 報 提 供 のあり 方 情 報 提 供 の 具 体 的 方 法 や 提 供 の 期 限 を 設 定 するか 先 行 自 治 体 の 例 をもとに 次 のような 項 目 を 設 けることにする 選 挙 管 理 委 員 会 は 住 民 投 票 に 関 する 情 報 については 広 報 その 他 適 当 な 方 法 により 提 供 すること 市 長 は 必 要 に 応 じて 公 開 討 論 会 シンポジウムその 他 住 民 投 票 に 係 る 情 報 の 提 供 に 関 する 施 策 を 実 施 する 等 投 票 資 格 者 に 対 し 住 民 投 票 に 係 る 情 報 を 広 く 提 供 すること 情 報 の 提 供 に 際 しては 中 立 性 の 保 持 に 留 意 し 公 平 に 扱 わなけれ ばならない 提 供 の 期 間 は 投 票 告 示 日 から 投 票 日 前 日 までとする 9

この 論 点 は 情 報 提 供 の 具 体 的 方 法 や 提 供 の 期 限 を 設 定 するかどうかという ことです 住 民 投 票 の 実 施 に 当 たっては 有 権 者 が 賛 否 両 論 の 主 張 を 十 分 に 理 解 し たうえで 意 思 決 定 できるようにするため 情 報 提 供 が 不 可 欠 となりますが 情 報 提 供 の 仕 方 によっては 住 民 投 票 の 結 果 に 影 響 が 出 る 可 能 性 があります ので 公 正 中 立 な 立 場 に 立 って 情 報 提 供 を 行 うべきことを 規 定 している 自 治 体 がほとんどとなっています また 自 治 体 によっては さらに 公 開 討 論 会 シンポジウム 等 の 実 施 などについても 規 定 している 例 があります 論 点 7 再 請 求 等 の 制 限 同 一 事 案 についての 再 請 求 を 制 限 するか また 制 限 するとした 場 合 の 要 件 をどう 定 めるか 同 一 事 案 についての 再 請 求 の 制 限 をするか また その 要 件 を 定 めるか 住 民 投 票 制 度 を 作 るうえでは 住 民 投 票 の 乱 発 を 防 ぐために 歯 止 めが 必 要 であることから 再 請 求 の 制 限 として2 年 間 は 同 一 案 件 について 請 求 できないものとする 住 民 投 票 は 特 定 の 時 点 条 件 のもとに 行 われるものであることから 社 会 経 済 情 勢 などが 変 わり 改 めて 同 一 事 案 について 発 議 される 可 能 性 が あります こうしたことから 住 民 投 票 の 乱 発 を 避 けるため 再 請 求 の 制 限 を 設 けている 自 治 体 が 多 くあります なお 住 民 投 票 が 実 施 されても 住 民 投 票 が 不 成 立 の 場 合 は 再 請 求 等 の 制 限 の 対 象 から 除 外 する 自 治 体 もあります 再 請 求 等 の 制 限 自 治 体 名 不 成 立 等 除 く 広 島 市 我 孫 子 市 高 浜 市 富 士 見 市 逗 子 市 2 年 間 特 記 なし 松 戸 市 岸 和 田 市 大 和 市 制 限 あり 既 投 票 事 項 川 崎 市 投 票 発 議 開 始 事 項 10

論 点 8 救 済 制 度 救 済 制 度 として 異 議 の 申 出 の 条 項 を 設 けるか 救 済 制 度 として 異 議 の 申 出 の 条 項 設 置 について 行 政 不 服 審 査 法 に 基 づく 異 議 の 申 立 て の 対 象 とならないことから 条 例 に 制 度 として 異 議 の 申 出 の 条 項 を 設 けることにする 住 民 投 票 条 例 の 中 に 異 議 の 申 出 の 仕 組 みを 設 けることも 可 能 です ここでいう 異 議 の 申 出 は 公 権 力 の 行 使 に 当 たる 行 為 ( 行 政 処 分 ) についての 行 政 不 服 審 査 法 の 規 定 による 異 議 申 立 て とは 異 なり 同 法 の 適 用 がない 不 服 の 申 立 ての 方 式 を 指 します 例 えば 投 票 資 格 者 名 簿 の 登 録 に 関 しての 投 票 資 格 者 本 人 からの 異 議 署 名 簿 等 に 記 入 した 署 名 を 無 効 とされた 署 名 者 からの 異 議 などが 考 えら れます 富 士 見 市 など 特 に 異 議 の 申 出 の 条 項 を 設 けていない 自 治 体 もあります が 多 くの 自 治 体 で 異 議 の 申 出 の 条 項 を 設 けています 11

12 第 4 回 検 討 委 員 会 までの 状 況