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為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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別 紙

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m07 北見工業大学 様式①

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Transcription:

福 井 市 監 査 告 示 第 8 号 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 ) 第 242 条 第 1 項 の 規 定 による 住 民 監 査 請 求 があり 同 条 第 4 項 の 規 定 により 監 査 を 行 ったので その 結 果 を 公 表 する 平 成 26 年 12 月 18 日 福 井 市 監 査 委 員 村 寄 亮 一 福 井 市 監 査 委 員 滝 波 秀 樹

住 民 監 査 請 求 監 査 結 果 第 1 請 求 の 受 付 1 請 求 人 ( 省 略 ) 2 請 求 書 の 収 受 平 成 26 年 10 月 21 日 に 住 民 監 査 請 求 書 を 収 受 した 3 請 求 の 内 容 請 求 人 から 提 出 された 2013 年 度 福 井 市 議 会 政 務 活 動 費 の 一 部 返 還 を 求 める 福 井 市 職 員 措 置 請 求 ( 住 民 監 査 請 求 ) 書 の 要 旨 及 び 事 実 を 証 する 書 面 等 は 次 のとおりである なお 請 求 書 の 原 文 は 別 紙 のとおりである (1) 請 求 の 要 旨 2013 年 度 福 井 市 議 会 政 務 活 動 費 の 支 出 証 拠 書 類 等 を 閲 覧 したところ 不 当 な 公 金 の 支 出 が 存 在 したので 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 以 下 自 治 法 という ) 第 242 条 第 1 項 の 規 定 により 監 査 委 員 にこれらの 支 出 についての 監 査 を 求 める さらに 福 井 市 長 に 対 し これらの 支 出 について 福 井 市 への 返 還 を 求 める 措 置 を 行 うことを 請 求 す るよう 求 める ア 福 井 市 議 会 政 務 活 動 費 の 交 付 に 関 する 条 例 と 政 務 活 動 費 運 用 マニュアル 請 求 対 象 の 支 出 は 以 下 に 引 用 する 条 例 とマニュアルの 基 本 を 踏 まえず 制 度 の 趣 旨 を 逸 脱 したものである 福 井 市 議 会 政 務 活 動 費 の 交 付 に 関 する 条 例 ( 平 成 13 年 福 井 市 条 例 第 7 号 以 下 条 例 という ) 第 8 条 第 1 項 には 政 務 活 動 費 は 会 派 及 び 議 員 が 行 う 調 査 研 究 研 修 広 報 広 聴 住 民 相 談 要 請 陳 情 各 種 会 議 への 参 加 等 市 政 の 課 題 及 び 市 民 の 意 思 を 把 握 し 市 政 に 反 映 させる 活 動 その 他 住 民 福 祉 の 増 進 を 図 るために 必 要 な 活 動 ( 以 下 政 務 活 動 という )に 要 する 経 費 に 対 して 交 付 する とある 条 例 第 10 条 は 政 務 活 動 費 の 交 付 を 受 けた 会 派 の 経 理 責 任 者 及 び 議 員 は 収 支 報 告 書 を 作 成 し 政 務 活 動 費 に 係 る 支 出 の 領 収 書 その 他 の 証 拠 書 類 の 写 しを 添 えて 議 長 に 提 出 す ることを 義 務 付 けている 政 務 活 動 費 運 用 マニュアル( 平 成 25 年 4 月 1 日 適 用 )( 以 下 運 用 マニュアル という ) 第 3 章 2は 政 務 活 動 費 執 行 にあたっての 留 意 事 項 として (1) 政 務 活 動 に 必 要 性 が あり 要 した 金 額 や 態 様 等 に 妥 当 性 があること (2) 適 正 な 手 続 きがなされていること (3) 支 出 についての 説 明 ができるよう 書 類 等 が 整 備 されていることをあげ 会 派 及 び 議 員 の 責 任 において 適 切 に 取 扱 いするものとしている 1

イ 志 政 会 一 真 会 政 友 会 合 同 による 雇 用 職 員 の 人 件 費 について 志 政 会 (9 名 ) 一 真 会 (7 名 ) 政 友 会 (1 名 )の17 名 は 1か 月 あたり17 万 円 の 賃 金 で 職 員 1 人 を 雇 用 しており 各 議 員 が17 分 の1(1 万 円 )を 人 件 費 で 毎 月 支 出 して いる これら17 名 の 議 員 に 対 して 年 間 合 計 12 万 円 の 全 額 返 還 措 置 を 求 める 1 青 木 幹 雄 議 員 ( 志 政 会 ) 2 石 丸 浜 夫 議 員 ( 同 ) 3 伊 藤 洋 一 議 員 ( 同 ) 4 後 藤 裕 幸 議 員 ( 同 ) 5 谷 口 健 次 議 員 ( 同 ) 6 野 嶋 祐 記 議 員 ( 同 ) 7 藤 田 論 議 員 ( 同 ) 8 峯 田 信 一 議 員 ( 同 ) 9 宮 﨑 弥 麿 議 員 ( 同 ) 10 泉 和 弥 議 員 ( 一 真 会 ) 11 今 村 辰 和 議 員 ( 同 ) 12 奥 島 光 晴 議 員 ( 同 ) 13 田 中 義 乃 議 員 ( 同 ) 14 谷 本 忠 士 議 員 ( 同 ) 15 堀 江 廣 海 議 員 ( 同 ) 16 見 谷 喜 代 三 議 員 ( 同 ) 17 田 村 勝 則 議 員 ( 政 友 会 ) 以 上 17 名 の 支 出 に 対 し 請 求 を 行 う 理 由 は 以 下 (ア)(イ)のとおりである (ア) 条 例 における 人 件 費 の 定 義 条 例 第 8 条 第 2 項 は 政 務 活 動 費 は 別 表 で 定 める 政 務 活 動 に 要 する 経 費 に 充 てるこ とができるものとする とし 別 表 において 人 件 費 を 会 派 又 は 議 員 が 行 う 活 動 を 補 助 する 職 員 を 雇 用 する 経 費 と 定 めている ところが 本 件 は 1 人 の 職 員 の 人 件 費 を 会 派 合 同 による17 人 の 議 員 が 均 等 に 分 担 して 負 担 している 即 ち 雇 用 関 係 に 基 づいて 業 務 に 従 事 する1 人 の 職 員 が 同 等 の 指 揮 命 令 の 権 利 を 持 つ17 人 の 使 用 者 を 持 つという 社 会 通 念 上 想 定 できない 雇 用 形 態 で あり 政 務 活 動 費 における 人 件 費 の 定 義 を 逸 脱 しているのは 明 らかである (イ) 職 員 の 勤 務 実 績 が 不 明 本 件 の 支 出 証 拠 資 料 は 職 員 雇 用 台 帳 と 雇 用 職 員 業 務 要 領 と 給 料 の 領 収 書 だけ で 職 員 の 勤 務 実 績 の 分 かる 資 料 の 添 付 がない 運 用 マニュアルは 勤 務 実 績 に 係 る 報 告 書 の 添 付 を 義 務 付 けてはいないが 勤 務 実 績 の 分 かる 資 料 がなければ 支 出 についての 説 明 ができるよう 書 類 等 が 整 備 されている とは 言 えない 2

ウ 住 居 ( 自 宅 ) 共 有 の 事 務 所 の 光 熱 水 費 について 住 居 ( 自 宅 )の 一 部 を 事 務 所 にし 住 居 ( 自 宅 )で 使 用 した 光 熱 水 費 を 按 分 して 事 務 所 費 で 支 出 している7 名 の 議 員 に 対 し これらの 支 出 の 全 額 返 還 措 置 を 求 める 1 泉 和 弥 議 員 電 気 料 金 113,912 円 ( 按 分 率 1/3) 水 道 料 金 28,352 円 ( 按 分 率 1/3) 合 計 金 額 142,264 円 2 今 村 辰 和 議 員 電 気 料 金 102,332 円 ( 按 分 率 1/3) 水 道 料 金 10,782 円 ( 按 分 率 1/3) 合 計 金 額 113,114 円 3 谷 口 健 次 議 員 電 気 料 金 92,172 円 ( 按 分 率 1/10) 水 道 料 金 4,512 円 ( 按 分 率 1/10) ガス 代 42,450 円 ( 按 分 率 1/20) 合 計 金 額 139,134 円 按 分 率 は 電 気 料 と 水 道 料 は1/10 ガス 代 は1/20だが 事 務 所 は( 有 ) 光 板 金 工 業 所 の 一 室 にあり 使 用 料 金 そのものが 多 額 である 4 堀 江 廣 海 議 員 電 気 料 金 102,664 円 ( 按 分 率 1/3) 水 道 料 金 58,643 円 ( 按 分 率 1/3) 合 計 金 額 161,307 円 5 見 谷 喜 代 三 議 員 電 気 料 金 42,318 円 ( 按 分 率 1/3) 水 道 料 金 49,260 円 ( 按 分 率 1/3) 灯 油 代 33,787 円 ( 按 分 率 1/3) 合 計 金 額 125,365 円 6 宮 﨑 弥 麿 議 員 電 気 料 金 99,596 円 ( 按 分 率 1/3) 水 道 料 金 37,430 円 ( 按 分 率 1/3) ガス 料 金 71,662 円 ( 按 分 率 1/3) 合 計 金 額 208,688 円 3

7 村 田 耕 一 議 員 電 気 料 金 16,010 円 ( 按 分 率 1/2) 水 道 料 金 11,274 円 ( 按 分 率 1/2) ガス 使 用 料 1,950 円 ( 按 分 率 1/2 12 月 分 のみ) 合 計 金 額 29,234 円 以 上 7 名 の 支 出 に 対 し 請 求 を 行 う 理 由 は 以 下 (ア)(イ)のとおりである (ア) 運 用 マニュアル 第 3 章 6 運 用 マニュアル 第 3 章 6 使 途 内 容 別 の 政 務 活 動 費 充 当 指 針 の (7) 事 務 所 関 係 費 用 前 段 は 事 務 所 賃 借 料 光 熱 水 費 事 務 機 器 購 入 費 等 の 管 理 運 営 費 については 事 務 所 が 多 目 的 に 運 用 されている 場 合 には 使 用 頻 度 により 按 分 して 支 出 する 必 要 があ る とする 続 く 1 事 務 所 関 係 費 用 の 按 分 方 針 には 事 務 所 を 住 居 や 選 挙 活 動 等 と 共 有 してい る 場 合 は 事 務 所 における 政 務 活 動 実 績 の 割 合 に 応 じて 合 理 的 に 説 明 可 能 な 範 囲 で 按 分 割 合 を 設 定 し 政 務 活 動 相 当 額 を 支 出 する 必 要 がある とし 按 分 が 困 難 な 場 合 の 上 限 の 按 分 率 を 表 で 示 している 運 用 マニュアルに 自 宅 の 場 合 として 示 されているのは 上 限 の 按 分 率 の 表 におけ る 電 話 代 その 他 の 事 務 機 器 類 1/3 のみである ところが7 名 の 議 員 は 住 居 や 選 挙 活 動 等 と 共 有 している 場 合 は の 住 居 の 文 字 と 電 話 代 と 事 務 機 器 に 対 する 按 分 指 針 とを 拠 り 所 とし 住 居 ( 自 宅 )で 本 人 と 家 族 がと もに 使 用 した 光 熱 水 費 の 支 出 にまで 事 務 所 費 を 適 用 している (イ) 自 宅 の 光 熱 水 費 と 政 務 活 動 費 住 居 の 光 熱 水 費 は 面 積 のみならず 家 族 構 成 さらに 同 居 家 族 個 々の 生 活 形 態 に 左 右 されるものであり 公 金 充 当 の 対 象 には 成 りえない 政 務 活 動 費 を 充 当 するのであれば 住 居 ( 自 宅 ) 全 体 の 光 熱 水 費 のうち 議 員 が 使 用 し た 割 合 を 算 出 し その 中 で 私 的 に 使 用 した 分 は 除 いて 政 務 活 動 のために 使 用 した 割 合 を 算 出 した 額 に 限 って 支 出 すべきである (2) 請 求 書 に 添 付 された 事 実 を 証 する 書 面 等 福 井 市 議 会 2013 年 度 政 務 活 動 費 収 支 報 告 書 一 覧 請 求 に 係 る 支 出 証 拠 書 類 等 の 写 し 4 請 求 書 の 審 査 (1) 監 査 委 員 の 除 斥 について 監 査 委 員 のうち 山 口 清 盛 委 員 及 び 谷 本 忠 士 委 員 については 直 接 の 利 害 関 係 を 有 するの で 自 治 法 第 199 条 の2の 規 定 により 除 斥 した 4

(2) 要 件 審 査 の 結 果 監 査 の 実 施 にあたり 本 件 住 民 監 査 請 求 書 が 自 治 法 第 242 条 所 定 の 要 件 に 適 合 している かについて 審 査 を 行 った その 結 果 本 件 住 民 監 査 請 求 書 は 所 定 の 要 件 を 具 備 しているものと 認 めた (3) 請 求 書 の 受 理 平 成 26 年 10 月 21 日 付 け 監 査 第 45 号 で 受 理 し 監 査 することを 決 定 した 第 2 監 査 の 実 施 1 監 査 対 象 事 項 請 求 書 及 び 事 実 を 証 する 書 面 等 について 検 討 した 結 果 市 議 会 議 員 に 交 付 した 平 成 25 年 度 政 務 活 動 費 のうち 請 求 人 が 不 当 な 支 出 として 返 還 を 求 めている 人 件 費 及 び 光 熱 水 費 を 監 査 対 象 とした 2 監 査 対 象 部 局 政 務 活 動 費 の 支 出 事 務 を 担 当 している 福 井 市 議 会 事 務 局 庶 務 課 ( 以 下 庶 務 課 という )を 監 査 対 象 部 局 とし 必 要 な 資 料 の 提 出 を 受 けるとともに 聴 き 取 り 調 査 を 行 った 3 請 求 人 の 証 拠 の 提 出 及 び 陳 述 自 治 法 第 242 条 第 6 項 の 規 定 に 基 づき 請 求 人 に 証 拠 の 提 出 及 び 陳 述 の 機 会 を 与 えたところ 3 名 の 請 求 人 のうち1 名 が 出 席 し 請 求 の 趣 旨 を 補 足 するための 陳 述 を 行 った 陳 述 日 時 場 所 平 成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 午 前 9 時 から10 時 まで 福 井 市 役 所 監 査 委 員 室 提 出 された 書 類 2013 年 度 福 井 市 議 会 政 務 調 査 費 の 一 部 返 還 を 求 める 住 民 監 査 請 求 に 係 る 意 見 陳 述 < 添 付 資 料 > 2006 年 7 月 19 日 大 阪 地 裁 判 決 文 の 抜 粋 2007 年 12 月 26 日 大 阪 高 裁 判 決 文 の 抜 粋 4 関 係 人 調 査 自 治 法 第 199 条 第 8 項 の 規 定 により 本 件 住 民 監 査 請 求 の 対 象 である18 名 の 議 員 及 び 庶 務 課 に 対 して 書 面 調 査 を 行 い 回 答 を 受 けるとともに 庶 務 課 から 聴 き 取 り 調 査 を 行 った 聴 き 取 り 調 査 を 行 った 日 時 場 所 平 成 26 年 11 月 17 日 ( 月 ) 午 後 1 時 30 分 から2 時 15 分 まで 福 井 市 役 所 監 査 委 員 室 5

5 監 査 における 判 断 基 準 について 政 務 活 動 費 については 自 治 法 第 100 条 第 14 項 において 普 通 地 方 公 共 団 体 は 条 例 の 定 めるところにより その 議 会 の 議 員 の 調 査 研 究 その 他 の 活 動 に 資 するため 必 要 な 経 費 の 一 部 として その 議 会 における 会 派 又 は 議 員 に 対 し 政 務 活 動 費 を 交 付 することができる この 場 合 において 当 該 政 務 活 動 費 の 交 付 の 対 象 額 及 び 交 付 の 方 法 並 びに 当 該 政 務 活 動 費 を 充 てる ことができる 経 費 の 範 囲 は 条 例 で 定 めなければならない と 規 定 され 同 条 第 15 項 におい て 前 項 の 政 務 活 動 費 の 交 付 を 受 けた 会 派 又 は 議 員 は 条 例 の 定 めるところにより 当 該 政 務 活 動 費 に 係 る 収 入 及 び 支 出 の 報 告 書 を 議 長 に 提 出 するものとする と 規 定 されている 政 務 活 動 費 の 使 途 基 準 については 条 例 第 8 条 第 1 項 において 政 務 活 動 費 は 会 派 及 び 議 員 が 行 う 調 査 研 究 研 修 広 報 広 聴 住 民 相 談 要 請 陳 情 各 種 会 議 への 参 加 等 市 政 の 課 題 及 び 市 民 の 意 思 を 把 握 し 市 政 に 反 映 させる 活 動 その 他 住 民 福 祉 の 増 進 を 図 るために 必 要 な 活 動 ( 以 下 政 務 活 動 という )に 要 する 経 費 に 対 して 交 付 する と 規 定 し 同 条 第 2 項 で 政 務 活 動 費 は 別 表 で 定 める 政 務 活 動 に 要 する 経 費 に 充 てることができるものとする と 規 定 されている 別 表 では 調 査 研 究 費 研 修 費 資 料 作 成 費 資 料 購 入 費 広 報 費 広 聴 費 要 請 陳 情 活 動 費 会 議 費 人 件 費 事 務 所 費 の10 項 目 の 内 容 が 示 されている さらに 運 用 マニュアルにおいて 政 務 活 動 費 の 使 途 基 準 の 運 用 指 針 が 示 されており この 中 でさらに 使 途 基 準 を 明 確 にするための 具 体 的 な 例 示 がなされている 今 回 の 監 査 にあたっては 請 求 人 が 返 還 を 求 めている 公 金 の 支 出 が 条 例 第 8 条 で 規 定 して いる 政 務 活 動 に 要 する 経 費 に 該 当 するかどうかについて 自 治 法 及 び 条 例 の 趣 旨 を 基 本 とし 運 用 マニュアル 及 び 社 会 通 念 にも 配 慮 しながら 判 断 する 第 3 監 査 の 結 果 1 監 査 委 員 の 判 断 本 件 監 査 において 認 められた 事 実 関 係 及 びこれに 基 づく 監 査 委 員 の 判 断 は 次 のとおりであ る (1) 志 政 会 一 真 会 政 友 会 合 同 による 雇 用 職 員 の 人 件 費 について 請 求 人 は 17 名 の 議 員 が 毎 月 10,000 円 ずつ 支 出 し 1 か 月 あたり170,00 0 円 の 賃 金 で 職 員 1 名 を 雇 用 していることについて 雇 用 関 係 に 基 づいて 業 務 に 従 事 す る1 人 の 職 員 が 同 等 の 指 揮 命 令 の 権 利 を 持 つ17 人 の 使 用 者 を 持 つという 社 会 通 念 上 想 定 できない 雇 用 形 態 であり 政 務 活 動 費 における 人 件 費 の 定 義 を 逸 脱 しているのは 明 らか である と 主 張 するとともに 当 該 職 員 の 勤 務 実 績 の 分 かる 資 料 の 添 付 がないことを 指 摘 した 上 で 勤 務 実 績 の 分 かる 資 料 がなければ 支 出 についての 説 明 ができるよう 書 類 等 が 整 備 されているとは 言 えない と 主 張 して 17 名 の 議 員 に 対 しそれぞれ120,000 円 ずつの 返 還 を 求 めている このことについて 調 査 したところ 当 該 職 員 の 勤 務 時 間 については 週 に 概 ね40 時 間 程 度 とされているのみで 始 業 終 業 の 時 刻 が 必 ずしも 明 確 にされていないことや 賃 金 に ついては1か 月 当 たり170,000 円 ( 議 員 1 人 当 たり 月 10,000 円 )と 取 り 決 め 6

られているのみで 賞 与 や 退 職 金 の 支 払 いについては 全 く 想 定 されていないことが 認 められ た また 業 務 処 理 の 実 態 について 調 査 したところ 当 該 職 員 が 業 務 を 行 うにあたっては 議 員 の 指 揮 命 令 を 直 接 受 けるというよりは 依 頼 された 業 務 の 遂 行 期 限 を 意 識 しながら 職 員 自 身 の 判 断 に 基 づいて 処 理 し 複 数 の 業 務 が 重 なった 場 合 にも 職 員 自 身 の 裁 量 で 調 整 し ていることが 認 められた これらの 調 査 結 果 を 請 求 人 の 主 張 とともに 勘 案 すると 政 務 活 動 費 における 人 件 費 の 定 義 を 逸 脱 しているのは 明 らかである との 請 求 人 の 主 張 については 否 定 することがで きない しかし 業 務 内 容 についての 調 査 では 当 該 職 員 は17 名 の 議 員 との 間 で 取 り 交 わした 業 務 要 領 に 基 づいて 業 務 を 行 っていて それらは 政 務 活 動 に 必 要 な 資 料 収 集 及 び 資 料 作 成 政 務 活 動 費 に 係 る 収 支 報 告 書 金 銭 出 納 簿 政 務 活 動 記 録 簿 月 別 支 出 一 覧 表 の 作 成 といった 政 務 活 動 に 係 る 事 務 処 理 業 務 に 限 定 されていることが 確 認 された 以 上 のことから 当 該 職 員 に 対 する17 名 の 議 員 の 毎 月 1 万 円 ずつの 支 払 いは 条 例 第 8 条 第 1 項 に 定 められた 政 務 活 動 に 要 する 経 費 に 該 当 するとともに 条 例 第 8 条 第 2 項 に 定 める 別 表 の 区 分 では 人 件 費 というより 資 料 作 成 費 として 支 出 するのが 適 当 である と 認 められる したがって 17 名 の 議 員 が 当 該 支 出 に 政 務 活 動 費 を 充 当 したことは 認 められるもの と 判 断 する (2) 住 居 ( 自 宅 ) 共 有 の 事 務 所 の 光 熱 水 費 について 請 求 人 は 住 居 ( 自 宅 ) 共 有 の 事 務 所 の 光 熱 水 費 について 住 居 の 光 熱 水 費 は 面 積 のみな らず 家 族 構 成 さらに 同 居 家 族 個 々の 生 活 形 態 に 左 右 されるものであり 公 金 充 当 の 対 象 に は 成 りえない とした 上 で 政 務 活 動 費 を 充 当 するのであれば 住 居 ( 自 宅 ) 全 体 の 光 熱 水 費 のうち 議 員 が 使 用 した 割 合 を 算 出 し その 中 で 私 的 に 使 用 した 分 は 除 いて 政 務 活 動 のために 使 用 した 割 合 を 算 出 した 額 に 限 って 支 出 すべきである と 主 張 し 住 居 ( 自 宅 )で 使 用 した 光 熱 水 費 を 按 分 して 事 務 所 費 で 支 出 している と 請 求 人 が 判 断 した7 名 の 議 員 に 対 して 光 熱 水 費 全 額 の 返 還 を 求 めている このことについて 調 査 した 結 果 は 次 のとおりである ア 泉 議 員 今 村 議 員 堀 江 議 員 見 谷 議 員 宮 﨑 議 員 の 光 熱 水 費 について 請 求 人 が 返 還 を 求 めている7 名 の 議 員 のうち 泉 和 弥 議 員 今 村 辰 和 議 員 堀 江 廣 海 議 員 見 谷 喜 代 三 議 員 及 び 宮 﨑 弥 麿 議 員 の5 名 は 事 務 所 が 置 かれている 住 居 において 支 出 された 光 熱 水 費 額 に3 分 の1の 按 分 率 を 乗 じ そこで 得 られた 金 額 に 政 務 活 動 費 を 充 当 している このことについて 調 査 したところ 当 該 5 名 の 各 議 員 は 運 用 マニュアルが 事 務 所 関 連 費 用 について 光 熱 水 費 等 の 管 理 運 営 費 については 事 務 所 が 多 目 的 に 使 用 されている 場 合 に は 使 用 頻 度 により 按 分 して 支 出 する 必 要 がある と 規 定 していることを 認 識 しながらも 事 務 所 における 政 務 活 動 実 績 の 割 合 に 応 じて 合 理 的 に 説 明 可 能 な 範 囲 で 按 分 割 合 を 設 定 することが 困 難 であると 判 断 し この 按 分 率 を 適 用 したことが 認 められた また この 按 分 率 については 運 用 マニュアルが 按 分 が 困 難 な 場 合 は 下 記 按 分 率 による 7

金 額 を 上 限 とする と 定 めた 表 の 中 で 自 宅 の 場 合 電 話 代 その 他 の 事 務 機 器 類 3 分 の1 と 定 めていることを 拠 りどころにして 自 宅 の 場 合 の 光 熱 水 費 についても 同 じ 按 分 率 を 適 用 したことが 認 められた 当 該 5 名 の 各 議 員 が 政 務 活 動 費 を 充 当 した 光 熱 水 費 の 金 額 は 113,114 円 から20 8,688 円 までの 間 で 大 きくばらついて 住 居 の 光 熱 水 費 は 面 積 のみならず 家 族 構 成 さらに 同 居 家 族 個 々の 生 活 形 態 に 左 右 されるものである という 請 求 人 の 主 張 が 一 部 反 映 さ れている 可 能 性 も 否 定 はできない しかし 議 員 の 政 務 活 動 の 態 様 は 千 差 万 別 であって 事 務 所 の 使 用 形 態 や 使 用 頻 度 にも 大 きな 差 異 があることを 思 うと 運 用 マニュアルを 拠 りどころとしながら 各 議 員 が 自 己 責 任 に 基 づいて 自 律 的 に 計 上 したこれらの 金 額 が 不 当 な 支 出 であるとまでは 言 えないと 考 える イ 谷 口 議 員 村 田 議 員 の 光 熱 水 費 について 谷 口 健 次 議 員 は 事 務 所 を 共 同 使 用 している 有 限 会 社 光 板 金 工 業 所 において 実 際 に 支 出 さ れた 光 熱 水 費 額 に 自 律 的 に 判 断 した 按 分 率 ( 電 気 料 金 水 道 料 金 については10 分 の1 ガス 料 金 については20 分 の1)を 乗 じ そこで 得 られた 金 額 139,134 円 に 政 務 活 動 費 を 充 当 している また 村 田 耕 一 議 員 は 自 宅 とは 別 の 住 所 にある 独 立 した 事 務 所 で 実 際 に 支 出 された 光 熱 水 費 額 に 自 律 的 に 判 断 した2 分 の1の 按 分 率 を 乗 じ そこで 得 られた 金 額 29,234 円 に 政 務 活 動 費 を 充 当 している これら2 名 の 議 員 に 係 る 光 熱 水 費 についても それぞれの 議 員 が 自 己 責 任 に 基 づいて 自 律 的 に 計 上 したこれらの 金 額 が 不 当 な 支 出 であるとまでは 言 えないと 考 える 以 上 のことから 上 記 7 名 の 議 員 がそれぞれ 算 出 した 光 熱 水 費 に 政 務 活 動 費 を 充 当 したこ とは 認 められるものと 判 断 する 2 結 論 監 査 の 結 果 本 件 措 置 請 求 に 係 る 平 成 25 年 度 の 福 井 市 議 会 政 務 活 動 費 の 支 出 について 請 求 人 の 主 張 には 理 由 がないものと 判 断 して 請 求 を 棄 却 する 3 意 見 平 成 12 年 の 自 治 法 改 正 において 地 方 分 権 の 進 展 に 対 応 した 地 方 議 会 の 活 性 化 に 資 するた め として 創 設 された 政 務 調 査 費 は 地 方 分 権 の 流 れが 一 層 進 む 中 で 地 方 議 員 の 活 動 基 盤 の 更 なる 充 実 強 化 を 図 る 観 点 から 平 成 24 年 の 自 治 法 改 正 によりその 使 途 が 一 部 拡 大 されると ともに 名 称 も 政 務 活 動 費 に 改 正 された この 政 務 活 動 費 について 自 治 法 は 議 員 の 調 査 研 究 その 他 の 活 動 に 資 するため 必 要 な 経 費 と 規 定 しているのみで その 詳 細 については 当 該 政 務 活 動 費 を 充 てることができる 経 費 の 範 囲 は 条 例 で 定 めなければならない と 各 地 方 議 会 の 判 断 に 委 ねている これを 受 けて 福 井 市 議 会 は 条 例 において 政 務 活 動 費 を 充 てることができる 経 費 の 範 囲 を 次 のとおり 規 定 している 8

第 8 条 政 務 活 動 費 は 会 派 及 び 議 員 が 行 う 調 査 研 究 研 修 広 報 広 聴 住 民 相 談 要 請 陳 情 各 種 会 議 への 参 加 等 市 政 の 課 題 及 び 市 民 の 意 思 を 把 握 し 市 政 に 反 映 させる 活 動 そ の 他 住 民 福 祉 の 増 進 を 図 るために 必 要 な 活 動 ( 以 下 政 務 活 動 という )に 要 する 経 費 に 対 して 交 付 する また 福 井 市 議 会 が 策 定 した 運 用 マニュアルは 政 務 活 動 費 の 適 正 な 運 用 を 図 る 観 点 から 以 下 の 内 容 を 掲 げている 政 務 活 動 費 執 行 にあたっての 留 意 事 項 政 務 活 動 費 の 執 行 では 次 に 掲 げる 項 目 に 留 意 のうえ 会 派 及 び 議 員 の 責 任 において 適 切 に 取 扱 いするものとする (1) 政 務 活 動 に 必 要 性 があり 要 した 金 額 や 態 様 等 に 妥 当 性 があること (2) 適 正 な 手 続 きがなされていること (3) 支 出 についての 説 明 ができるよう 書 類 等 が 整 備 されていること 以 上 のように 政 務 活 動 費 について 概 観 してみると 各 議 員 が 政 務 活 動 費 を 執 行 するにあたっ ては その 経 費 が 条 例 第 8 条 第 1 項 に 規 定 された 政 務 活 動 に 要 する 経 費 に 該 当 するかどう か 常 に 検 討 するとともに その 政 務 活 動 の 必 要 性 とそれに 要 する 金 額 の 妥 当 性 についても 議 員 の 責 任 において 判 断 していくことが 求 められているのだと 理 解 される またこの 場 合 地 方 議 会 の 活 性 化 に 資 するための 経 費 であると 言 えるか と 自 問 することで 政 務 調 査 費 を 創 設 し た 理 念 にも 留 意 する 必 要 があろう 議 員 の 政 務 活 動 は 市 政 全 般 にわたって 行 われるが それぞれの 議 員 が 有 する 思 想 信 条 や 社 会 認 識 は 多 様 なものであるから 政 務 活 動 に 要 する 経 費 も 多 種 多 様 なものとならざるを 得 ない この 多 様 性 は 政 務 活 動 のために 使 用 される 事 務 所 の 使 用 形 態 や 使 用 頻 度 についても 同 様 であ ると 思 われる 今 回 の 住 民 監 査 請 求 では 事 務 所 を 管 理 運 営 するために 要 する 光 熱 水 費 が 問 題 とされたが 事 務 所 の 使 用 形 態 や 使 用 頻 度 が 議 員 によって 多 種 多 様 であることを 考 えれば 光 熱 水 費 に 政 務 活 動 費 を 充 当 することについては 基 本 としては 議 員 の 自 己 責 任 に 基 づいた 自 律 的 な 判 断 に 頼 らざるを 得 ない 一 般 に 議 員 に 関 する 法 律 は 議 員 の 活 動 を 必 要 以 上 に 制 限 したり 統 制 したりするようには 作 られていない この 背 景 には 議 員 は 有 権 者 の 投 票 によって 選 ばれるのだから 優 れた 識 見 を 持 った 人 であるに 違 いないとの 想 定 が 存 在 するものと 推 測 される 福 井 市 議 会 基 本 条 例 ( 平 成 24 年 福 井 市 条 例 第 59 号 ) 第 13 条 は 政 務 活 動 費 の 交 付 を 受 けた 議 員 に 対 して その 使 途 の 透 明 性 を 確 保 しなければならない ことと 市 民 に 対 し 自 ら 説 明 責 任 を 果 たさなければならない ことを 明 確 に 規 定 している 地 方 分 権 の 時 代 にふさわしい 役 割 を 期 待 されている 議 員 各 位 には 政 務 活 動 費 を 執 行 するに あたって 有 権 者 の 投 票 によって 選 ばれた 公 人 であるとの 自 覚 の 下 市 民 への 説 明 責 任 と 透 明 性 の 確 保 を 常 に 意 識 しながら 自 律 的 で 適 正 な 判 断 を 一 層 重 ねていくことを 切 に 望 みたい 9

( 別 紙 ) 原 文 のまま 掲 載 し 事 実 証 明 書 の 掲 載 は 省 略 した 2013 年 度 福 井 市 議 会 政 務 活 動 費 の 一 部 返 還 を 求 める 福 井 市 職 員 措 置 請 求 ( 住 民 監 査 請 求 ) 書 2013 年 度 福 井 市 議 会 政 務 活 動 費 の 支 出 証 拠 書 類 等 を 閲 覧 したところ 不 当 な 公 金 の 支 出 が 存 在 したので 地 方 自 治 法 第 242 条 第 1 項 の 規 定 により 監 査 委 員 にこれらの 支 出 についての 監 査 を 求 める さらに 福 井 市 長 に 対 し これらの 支 出 について 福 井 市 への 返 還 を 求 める 措 置 を 行 うことを 請 求 するよう 求 める 請 求 対 象 には 支 出 日 から1 年 以 上 を 経 過 した 支 出 も 存 在 するが 領 収 書 等 の 閲 覧 開 始 が20 14 年 7 月 1 日 であり 資 料 の 検 証 に 相 当 期 間 が 必 要 である 点 を 考 慮 し 本 請 求 はすべて 有 効 と 判 断 されたい 記 1 福 井 市 議 会 政 務 活 動 費 の 交 付 に 関 する 条 例 と 政 務 活 動 費 運 用 マニュアル 2 以 下 に 述 べる 請 求 対 象 の 支 出 は 以 下 に 引 用 する 条 例 とマニュアルの 基 本 を 踏 まえず 制 度 の 趣 旨 を 逸 脱 したものである (1) 条 例 第 8 条 ( 政 務 活 動 の 内 容 ) 福 井 市 議 会 政 務 活 動 費 の 交 付 に 関 する 条 例 ( 以 下 条 例 という) 第 8 条 には 政 務 活 動 費 は 会 派 及 び 議 員 が 行 う 調 査 研 究 研 修 広 報 広 聴 住 民 相 談 要 請 陳 情 各 種 会 議 への 参 加 等 市 政 の 課 題 及 び 市 民 の 意 思 を 把 握 し 市 政 に 反 映 させる 活 動 その 他 住 民 福 祉 の 増 進 を 図 るた めに 必 要 な 活 動 ( 以 下 政 務 活 動 という )に 要 する 経 費 に 対 して 交 付 する とある (2) 条 例 第 10 条 ( 証 拠 種 類 の 提 出 義 務 ) 条 例 第 10 条 は 政 務 活 動 費 の 交 付 を 受 けた 会 派 の 経 理 責 任 者 及 び 議 員 は 収 支 報 告 書 を 作 成 し 政 務 活 動 費 に 係 る 支 出 の 領 収 書 その 他 の 証 拠 書 類 の 写 しを 添 えて 議 長 に 提 出 することを 義 務 付 けている (3)マニュアル 第 3 章 2 ( 執 行 の 留 意 事 項 ) 政 務 活 動 費 運 用 マニュアル( 平 成 25 年 4 月 1 日 適 用 ) ( 以 下 マニュアルという) 第 3 章 2 は 政 務 活 動 費 執 行 にあたっての 留 意 事 項 として (1) 政 務 活 動 に 必 要 性 があり 要 した 金 額 や 態 様 等 に 妥 当 性 があること (2) 適 正 な 手 続 きがなされていること (3) 支 出 についての 説 明 ができるよう 書 類 等 が 整 備 されていることをあげ 会 派 及 び 議 員 の 責 任 において 適 切 に 取 扱 いするものとしている 2 志 政 会 一 真 会 政 友 会 合 同 による 雇 用 職 員 の 人 件 費 について 志 政 会 (9 名 ) 一 真 会 (7 名 ) 政 友 会 (1 名 )の17 名 は 1ヶ 月 あたり17 万 円 の 賃 金 で 職 員 1 人 を 雇 用 しており 各 議 員 が1/17 分 (1 万 円 )を 人 件 費 で 毎 月 支 出 している これら17 名 10

の 議 員 に 対 して 年 間 合 計 12 万 円 の 全 額 返 還 措 置 を 求 める 1 青 木 幹 雄 議 員 ( 志 政 会 ) 2 石 丸 浜 夫 議 員 ( 問 ) 3 伊 藤 洋 一 議 員 ( 同 ) 4 後 藤 裕 幸 議 員 ( 同 ) 5 谷 口 健 次 議 員 ( 同 ) 6 野 嶋 祐 記 議 員 ( 同 ) 7 藤 田 論 議 員 ( 同 ) 8 峯 田 信 一 議 員 ( 同 ) 9 宮 崎 弥 麿 議 員 ( 同 ) 10 泉 和 弥 議 員 ( 一 真 会 ) 11 今 村 辰 和 議 員 ( 同 ) 12 奥 島 光 晴 議 員 ( 同 ) 13 田 中 義 乃 議 員 ( 同 ) 14 谷 本 忠 士 議 員 ( 同 ) 15 堀 江 廣 海 議 員 ( 同 ) 16 見 谷 喜 代 三 議 員 ( 同 ) 17 田 村 勝 則 議 員 ( 政 友 会 ) 以 上 17 名 の 支 出 に 対 し 請 求 を 行 う 理 由 を 以 下 (1)と(2)に 述 べる (1) 条 例 における 人 件 費 の 定 義 条 例 第 8 条 2は 政 務 活 動 費 は 別 表 で 定 める 政 務 活 動 に 要 する 経 費 に 充 てることができるも のとする とし 別 表 において 人 件 費 を 会 派 又 は 議 員 が 行 う 活 動 を 補 助 する 職 員 を 雇 用 する 経 費 と 定 めている ところが 本 件 は 1 人 の 職 員 の 人 件 費 を 会 派 合 同 による17 人 の 議 員 が 均 等 に 分 担 して 負 担 している 即 ち 雇 用 関 係 に 基 づいて 業 務 に 従 事 する1 人 の 職 員 が 同 等 の 指 揮 命 令 の 権 利 を 持 つ17 人 の 使 用 者 を 持 つという 社 会 通 念 上 想 定 できない 雇 用 形 態 であり 政 務 活 動 費 における 人 件 費 の 定 義 を 逸 脱 してしるのは 明 らかである (2) 職 員 の 勤 務 実 績 が 不 明 本 件 の 支 出 証 拠 資 料 は 職 員 雇 用 台 帳 と 雇 用 職 員 業 務 要 領 と 給 料 の 領 収 書 だけで 職 員 の 勤 務 実 績 の 分 かる 資 料 の 添 付 がない マニュアルは 勤 務 実 績 に 係 る 報 告 書 の 添 付 を 義 務 付 けてはいないが 勤 務 実 績 の 分 かる 資 料 がなければ 支 出 についての 説 明 ができるよう 書 類 等 が 整 備 されている ( 留 意 事 項 (3))とは 言 えない 11

この 点 について 同 内 容 の2012 年 度 の 支 出 に 対 して 行 った 住 民 監 査 請 求 の 監 査 通 知 には 補 助 職 員 の 労 働 実 態 については 志 政 会 控 室 内 に 席 を 置 き 業 務 を 行 っていることから 雇 用 してい る17 名 を 代 表 して 志 政 会 幹 事 長 が 勤 務 状 況 を 把 握 するとともに 勤 務 実 態 を 示 す 書 類 として 出 勤 簿 が 備 えられていることを 確 認 した とあるが それらの 確 認 では 不 十 分 である 本 件 は 17 名 の 議 員 がそろって 毎 月 同 額 の1 万 円 を 人 件 費 として 支 出 している 実 態 を 可 能 と する 根 拠 を 示 さなければならないのであって それなしには17 名 の 議 員 間 に 政 務 活 動 費 の 支 出 における 寄 附 行 為 が 生 じている 疑 念 さえ 持 たれるからである そのためには 1 職 員 の 毎 日 の 勤 務 時 間 と 休 暇 日 数 2 月 ごとの 各 議 員 が 指 示 した 政 務 活 動 に 係 る 具 体 的 な 業 務 内 容 3 職 員 が 行 った 議 員 ごとの 勤 務 時 間 数 の3 点 に 係 る 資 料 の 提 出 が 必 須 である さらに 4 勤 務 時 間 管 理 5 同 時 に 複 数 の 指 揮 命 令 が 出 された 場 合 の 調 整 の 方 法 も 示 す 必 要 が ある 3 住 居 ( 自 宅 ) 共 有 の 事 務 所 の 光 熱 水 費 について 住 居 ( 自 宅 )の 一 部 を 事 務 所 にし 住 居 ( 自 宅 )で 使 用 した 光 熱 水 費 を 按 分 して 事 務 所 費 で 支 出 している7 名 の 議 員 に 対 し これらの 支 出 の 全 額 返 還 措 置 を 求 める 1 泉 和 弥 議 員 電 気 料 金 (113,912 円 )と 水 道 料 金 (28,352 円 )に 支 出 した 合 計 額 142,2 64 円 按 分 率 はともに1/3 2 今 村 辰 和 議 員 電 気 料 金 (102,332 円 =6,752+5,975+5,738+7,591+9,644+8,704+5,868+7,824 +11,272+13,887+10,429+8,648)と 水 道 料 金 (10,782 円 =2,364+2,037+2,635+1,907 +1,839)に 支 出 した 合 計 額 113,114 円 按 分 率 はともに1/3 3 谷 口 健 次 議 員 電 気 料 金 (92,172 円 =8,566+7,304+6,326+6,451+7,158+7,662+7,345+7,062+ 7,988+9,123+9,252+7,935)と 水 道 料 金 (4,512 円 =752+752+752+752+752+752) とガス 代 (42,450 円 =5,659+3,518+1,747+1,663+1,447+2,870+2,005+2,761+ 4,641+7,733+8,406)に 支 出 した 合 計 額 139,134 円 按 分 率 は 電 気 料 と 水 道 料 は1/10 ガス 代 は1/20だが 事 務 所 は( 有 ) 光 板 金 工 業 所 の 一 室 にあり 使 用 料 金 そのものが 多 額 である 4 堀 江 廣 海 議 員 電 気 料 金 (102,664 円 )と 水 道 料 金 (58,643 円 )に 支 出 した 合 計 額 161,3 07 円 按 分 率 はともに1/3 12

5 見 谷 喜 代 三 議 員 電 気 料 金 (42,318 円 )と 水 道 料 金 (49,260 円 )および 灯 油 代 (33,787 円 ) に 支 出 した 合 計 額 125,365 円 按 分 率 はともに1/3 6 宮 崎 弥 麿 議 員 電 気 料 金 (99,596 円 )と 水 道 料 金 (37,430 円 )およびガス 料 金 (71,662 円 )に 支 出 した 合 計 額 208,688 円 按 分 率 はともに1/3 7 村 田 耕 一 議 員 電 気 料 金 (16,010 円 =1,172+1,211+1,205+1,188+1,495+1,587+1,305+1,210+ 1,254+1,355+1,624+1,404)と 水 道 料 金 (11,274 円 =1,879+1,879+1,879+1,879+ 1,879+1,879)とガス 使 用 料 1,950 円 の 合 計 額 29,234 円 村 田 議 員 は2013 年 度 から 光 熱 水 費 の 支 出 を 行 っており 按 分 率 はともに1/2 またガ ス 使 用 料 については12 月 のみ 支 出 を 行 っている なお 金 銭 出 納 簿 は 事 務 所 費 の 記 述 をはじめ 非 常 に 分 かりづらい 以 上 7 名 の 支 出 に 対 し 請 求 を 行 う 理 由 を 以 下 (1)と(2)に 述 べる (1)マニュアル 第 3 章 6 マニュアル 第 3 章 6 使 途 内 容 別 の 政 務 活 動 費 充 当 指 針 の (7) 事 務 所 関 係 費 用 前 段 は 事 務 所 賃 借 料 光 熱 水 費 事 務 機 器 購 入 費 等 の 管 理 運 営 費 については 事 務 所 が 多 目 的 に 運 用 されている 場 合 には 使 用 頻 度 により 按 分 して 支 出 する 必 要 がある とする 続 く 1 事 務 所 関 係 費 用 の 按 分 方 針 には 事 務 所 を 住 居 や 選 挙 活 動 等 と 共 有 している 場 合 は 事 務 所 における 政 務 調 査 活 動 実 績 の 割 合 に 応 じて 合 理 的 に 説 明 可 能 な 範 囲 で 按 分 割 合 を 設 定 し 政 務 調 査 活 動 相 当 額 を 支 出 する 必 要 がある とし 按 分 が 困 難 な 場 合 の 上 限 の 按 分 率 を 表 で 示 し ている マニュアルに 自 宅 の 場 合 として 示 されているのは 上 限 の 按 分 率 の 表 における 電 話 代 そ の 他 の 事 務 機 器 類 1/3 のみである ところが7 名 の 議 員 は 住 居 や 選 挙 活 動 等 と 共 有 している 場 合 は の 住 居 の 文 字 と 電 話 代 と 事 務 機 器 に 対 する 按 分 指 針 とを 拠 り 所 とし 住 居 ( 自 宅 )で 本 人 と 家 族 がともに 使 用 した 光 熱 水 費 の 支 出 にまで 事 務 所 費 を 適 用 している (2) 自 宅 の 光 熱 水 費 と 政 務 活 動 費 住 居 の 光 熱 水 費 は 面 積 のみならず 家 族 構 成 さらに 同 居 家 族 個 々の 生 活 形 態 に 左 右 される ものであり 公 金 充 当 の 対 象 には 成 りえない 政 務 活 動 費 を 充 当 するのであれば 住 居 ( 自 宅 ) 全 体 の 光 熱 水 費 のうち 議 員 が 使 用 した 割 合 を 13

算 出 し その 中 で 私 的 に 使 用 した 分 は 除 いて 政 務 活 動 のために 使 用 した 割 合 を 算 出 した 額 に 限 って 支 出 すべきである また 電 話 機 と 事 務 機 器 のほか 光 熱 水 費 の 一 部 にも 事 務 所 費 を 充 当 している 以 上 独 立 した 事 務 所 同 様 事 務 所 として 使 用 している 一 室 の 写 真 を 添 付 し 事 務 所 の 使 用 実 態 の 分 かる 資 料 を 提 出 すべきである ちなみに 2012 年 度 は 自 宅 の 光 熱 水 費 に 対 し 同 内 容 の 支 出 を 行 っていた 田 中 義 乃 議 員 は 2013 年 度 においてはとりやめている 以 上 添 付 資 料 1 福 井 市 議 会 2013 年 度 政 務 活 動 費 収 支 報 告 書 一 覧 2 請 求 に 係 る 支 出 証 拠 書 類 等 の 写 し 14