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2 ページ 目 次 エアークリーナの 点 検 整 備 3 スタータの 点 検 整 備 4 スパークプラグキャップの 点 検 整 備 5 キャブレターの 点 検 整 備 6 遠 心 クラッチの 磨 耗 状 態 確 認 8 マフラーの 点 検 整 備 9 チェーンブレーキの 点 検 整 備 11 ガイドバーの 点 検 整 備 ( 摩 耗 等 ) 12 燃 料 オイルフィルターの 点 検 整 備 13 チェーンキャッチャの 点 検 整 備 14 混 合 油 の 調 合 管 理 14 作 業 に 使 用 する 機 械 は 常 に 最 良 の 状 態 に 保 たれていることが 大 切 です 作 業 中 の 機 械 不 調 に 対 し 自 ら 整 備 できることが 大 切 です 特 に 山 仕 事 は 人 里 離 れた 場 所 での 作 業 となり 機 械 の 不 調 は 1 作 業 効 率 の 低 下 2 不 安 全 作 業 に 繋 がります 日 頃 から 機 械 の 整 備 に 心 がけることが 大 切 です 本 手 順 書 の 使 用 機 械 : 共 立 Super Pro V395 SP 2

3 ページ エアクリーナの点検 整備 チョークを引く 塵埃の侵入を防止 クリーナカバー取付けネジを取り外す クリーナーカバー及びエアクリーナ固定器具 エ アークリーナを取り外す ④ エアクリーナに付着ているゴミ等を取り除く ⑤ 整備後は上記手順の逆に組み立てる Point 1 エアクリーナ整備前にチョークを引くこと Point 2 エアーガンを使用する場合は エアクリーナ の内側から吹付けすること 3 ④

4 ページ スタータの点検 整備 スタータロープの破損を確認 固定ボルトを取り外す ファンカバーを取り外す ④ スタータロープが破損している場合は Aの固定 ネジを取り外し ロープを交換する スタータ プーリ固定ネジAを取り外すとリコイルスプリン グが飛び出すので 注意して下さい スタータ ロープ及びスタータプーリ 受け金具の破損状況 を確認する ⑤ ラチェットには ばねが取り付けてありフライホ イールが回転すると遠心力で外側に開くように なっているので容易に作動するか確認 ⑥ ファンカバー内及び本体の塵埃を取り除く Point 1 エンジンの冷却は エンジン始動によりフライホ イールから送られた空気がシリンダーフィンを通過 することにより空冷されます ゴミは このシリン ダーフィンの間に詰り易いため フィン内のゴミを 取り除いて下さい 目詰り状態で使用すると エン ジンが冷却されず焼き付けを起こす原因になりま す Point 2 樹脂 プラッスチック 部分に油脂が長期間付着 していると 劣化等が進み変形や衝撃等に弱くなり ます ④ A フライホイール ⑤ ラチェットが閉じた状態 4 シリンダーフィン スタータプーリー ⑥

5 ページ スパークプラグの 点 検 整 備 1 スパークプラグキャップを 取 り 外 す 2 プラグレンチでスパークプラグを 取 り 外 す 3 プラグのスパーク 部 がカーボンで 汚 れているか 確 認 汚 れていれば ワイヤーブラシでカーボンを 除 去 します マイナスドライバーなどで 電 極 部 の カーボンを 取 り 除 く ( 電 極 間 は0.6~0.7mm) 4 上 記 の 逆 順 で 組 み 立 てます グニッションコイルの 不 良 が 疑 われます スパークプラグキャップ 内 のコイルに 破 損 がない か 確 認 ストップコードが 本 体 に 接 触 していないか 確 認 Point スパークプラグキャップを 外 す 際 は シリンダーな いに 鋸 屑 等 が 入 らないよう 注 意 プラグが 発 火 しない 場 合 は コイル スイッチ イ 1 1 2 3 3 4 5

6 ページ キャブレタの点検 整備 基本的にキャブレタ内部は精密に加工させているた め キャブレタが原因によるエンジントラブルは 販 売店で修理 調整される方が宜しいです ピストンは 上死点 圧縮が一番大きいところ に しておくこと エアークリーナの各部を取り外す フューエルインレット接続パイプを取り外す スロットルロッド チョークロッドを取り外す ④ キャブレタを取り外す 取り外しの際に ガス ケットやダイヤフラム等を破損しないよう注意す る ⑤ キャブレタの塵埃を取り除く チョークロッド Point 作業前のピストンの位置 上死点 ハイスピードニードル Hスクリュー は むや みに調整するとエンジンの焼付けや 故障の原因と なり注意が必要です キャブレタ調整には エンジン回転計を使用し メーカの指定した調整が必要となります ④ スロットルロッド ⑤ 6 ⑥ ガスケットの汚れを除去する ⑦ 整備後 上記の逆順で組み立てる ⑧ アイドル状態でソーチェーンが回転する場合 は アイドルアジャストスクリューでエンジン 回転を下げます Lスクリュー ⑤

7 ページ 6 8 7 Lスクリュー ガスケット 8 エンジン 周 りから 取 り 出 され た 鋸 屑 Hスクリュー KIORITZ ( 日 本 ) 7 STIHL (ドイツ)

8 ページ 遠 心 クラッチの 磨 耗 状 態 確 認 1 クラッチカバーを 取 り 外 す 2 磨 耗 破 損 状 況 を 確 認 する クラッチシュ クラッ チドラムの 磨 耗 クラッチスプリングの 破 損 があれ ば 部 品 交 換 が 必 要 3 スプロケットの 摩 耗 状 況 も 確 認 ( 摩 耗 が 著 しい 場 合 (0.5mm 程 度 )は 部 品 交 換 が 必 要 ) 4 整 備 終 了 後 は 上 記 の 逆 順 で 組 み 立 てる 1 遠 心 クラッチの 分 解 には 特 殊 工 具 が 必 要 となります ので 販 売 店 へ 1 1 2 クラッチスプリング クラッチドラム クラッチシュー 8

9 ページ マフラーの点検 整備 スタータを引き ピストンを上死点にしておくこ と ピストンで排気口を塞がないと カーボン除 去の際に シリンダー内にカーボンが混入するた め マフラー固定ボルトをレンチで取り外す エンジン本体からマフラー及びマフラーガスケット を取り外す ④ マフラー及びエンジン排気口のカーボン付着状態を 確認する ⑤ マフラー及びエンジン排気口のカーボンを取り除く 竹へらなどで除去すること ドライバー等は金属 でピストン等を傷つける恐れがあるため 使用の際 は十分注意すること ⑥ 整 備 後 上 記 の 逆 順 で 組 み 立 て る ガ ス ケット及びマフラーの取付部分から排気ガス が漏れないよう 固定ボルトで密着させるこ と Point エンジン不調の多くは 給油系統以外は排気 口部のカーボン付着による 排気不十分が原因 でエンジンが始動しない場合があります マフラー マフラーガスケット ④ カーボン付着状況 9 ⑤

10 ページ ⑤ カーボンが付着し 排気が抑制されエ ンジンが始動しなくなった状態 10 適正な混合油の使用により カーボン が付着していない状態

11 ページ チェーンブレーキの点検 整備 フロントハンドガードを押して ソーチェーンが固 定されるか確認 フロントハンドガードを手前に引きロックを解除し クラッチカバーを取り外す ブレーキバンドの摩耗状況を確認 ブレーキバン ドと樹肥部の間にチェーンオイルと混ざった鋸屑が 溜まり ブレーキバンドがとクラッチドラムと接触 し バンドが編摩耗し非常にソーチェーンが急停止 しないこととなる ④ チェーンブレーキが作動しない場合は ブレーキ機 構の破損状況を確認 スプリングなど ブレーキ 機構に損傷が無いか確認 ⑤ ブレーキ機構内の鋸屑などを取り除く ⑥ 整備後 上記の逆順で組み立てる Point チェーンソーで一番 オイル成分を含む鋸屑 鋸屑等のゴミが付着し溜まり易い部分であり 作 業後は ブレーキバンド周辺の鋸屑を取り除いて 下さい 樹肥部分に オイルを含む鋸屑が長期間付着さ せていると 樹肥の劣化を早めます フロントハンドガード ブレーキバンド 編摩耗したブレーキバンドは交換 ④ 11 ⑤

12 ページ オイル 成 分 を 含 む 鋸 屑 が 樹 肥 と 固 まり( 劣 化 )し 鋸 屑 が 取 れなくなり 正 規 な 場 所 に ブレーキバンドが 装 着 できなくなった 状 態 (カバー 自 体 の 交 換 が 必 要 です) ガイドバーの 点 検 整 備 1 クラッチカバーを 取 り 外 す 2 チェーン 調 整 ネジを 緩 め ソーチェーン 及 びガイド バーを 取 り 外 す 3 ガイドバーの 溝 内 の 鋸 屑 を 取 り 除 きます 4 特 に チェーンオイルがガイドバーに 入 る 部 分 は 念 入 りにゴミを 取 り 除 いて 下 さい (オイル 供 給 不 足 は ソーチェーンやガイドバーの 焼 付 けにつながりま す スプロケットノーズの 確 認 も! 5 ガイドバーのゲージ( 溝 幅 )や 摩 耗 状 況 を 確 認 6 整 備 後 上 記 の 逆 順 で 組 み 立 てる Point 作 業 後 は 必 ず 鋸 屑 を 除 去 しましょう 2 1 3 12

13 ページ ④ ④ スプロケット 燃料 オイルフィルターの点検 整備 Point ゴム管は 年数と供に劣化が進みます ゴム管の 破損により 燃料が供給でずエンジンが始動しない ことがあります 燃料タンクキャップを取り外す 針金などのフック状の工具で 燃料パイプ及びフィ ルターを引き出す 燃料パイプの破損状況 フィルターの目詰り状況を 確認 フィルターが汚れている場合は 安定した燃 料の供給が出来ないため 部品交換 ④ チェーンオイルフィルターも上記同様確認 ⑥ 整備後 上記の逆順で組み立てる 燃料タンクキャップ 燃料フィルター オイルフィルター 13 燃料タンク内に水が溜まっていることがあります ので 長期間使用しない場合は タンク内を空にし ます

14 ページ チェーンキャッチャの 点 検 整 備 1 チェーンキャッチャは ソーチェーンが 破 断 した 緊 急 時 に このチェーンキャッチャにソーチェーンが 巻 き 付 き 使 用 者 やチェーンソ 後 方 への 被 害 を 最 小 限 に 軽 減 する 装 置 です 2 チェーンキャッチャの 破 損 の 有 無 を 確 認 ( 破 損 や 脱 落 し 無 くなっている 場 合 は 部 品 を 取 り 付 けて 下 さ い チェーンキャッチャ 混 合 油 の 調 合 管 理 1 ガソリンは 出 来 るだけ 新 しいものを 使 用 します 2 エンジンオイルは チェーンソー 用 を 使 用 します 2サイクルオイルであれば 何 でも 良 い 訳 ではあり ません 例 えばオートバイ 用 のオイルには ポリブ デン 添 加 剤 (ロースモーク)が 含 まれており エン ジン 内 に 熱 が 溜 まり 易 く エンジンの 焼 付 けになり ます また 質 の 悪 いオイルは ガソリンと 混 ざり 難 く なります 3 混 合 割 合 は チェーンソーメーカーの 定 める 比 率 で 調 合 します 普 通 は50:1 4 混 合 油 の 貯 め 置 きは 好 ましくありません ガソリ ンの 気 化 により 混 合 割 合 が 変 化 していきます ( 初 めは50:1で 調 合 しても 40:1な どオイル 成 分 の 高 い 燃 料 となります) この 状 態 で 機 械 を 使 用 するとスパークプ ラグに 煤 が 溜 まり 易 く プラグに 負 担 を 与 え プラグのメンテナンスも 増 え エンジン トラブルの 原 因 にもなります Point 混 合 油 は 毎 日 使 用 する 量 を 調 合 する 良 質 な2サイクルオイルを 使 用 する 調 合 は 人 任 せにしない ガソリン 燃 料 携 行 缶 は エアー 抜 き 蝶 ネジ と 給 油 栓 をしっかり 締 め 保 管 する チェーンソーメーカー ( 国 外 ) ハスクバーナ:スェーテ ン スチール:ト イツ マッカラー ホームライト:アメリカ ポーラン:イタリア ソロ:ト イル 他 ( 国 内 ) ゼノアー 共 立 ゼノア 新 ダイワ マキタ タナカ 丸 山 日 立 ECHO リョービ 他 本 手 引 書 は 一 般 的 なメンテナンス 方 法 をご 紹 介 したものであり 本 来 チェーンソーの 持 つ 性 能 を 最 大 限 発 揮 できる 機 械 を いつでも 使 用 で きる 状 態 に 常 に 整 えておくことが 林 業 を 行 うプロの 方 やチェーンソー 使 用 する 方 の 最 低 限 の 心 得 であると 思 っています チェーンソーは 自 分 の 手 足 のようなもの 効 率 的 で 安 全 な 作 業 は 機 械 のメンテナンスから 始 まります 作 業 現 場 は 山 奥 であったり 近 くに 修 理 店 がなかったりと 使 用 者 が 行 わなけれ ばならない 場 合 も 出 てきます 使 用 機 械 の 調 子 や 状 態 が 音 を 聞 けばわかる 使 い 手 であることを 願 っ ています 14