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Transcription:

七 沢 リハビリテーション 病 院 脳 血 管 センター 2012 年 1 月 No.31 http://www. n-nokekan -hp.kanagawa -rehab.or.jp/ E-mail nanasomu@kanagawa -rehab.or.jp 243-0121 神 奈 川 県 厚 木 市 七 沢 1304 総 務 局 Tel046-249-2806Fax046-249-2903 年 頭 のご 挨 拶 病 院 長 山 下 俊 紀 新 年 明 けましておめでとうございます 昨 年 は 東 日 本 大 震 災 の 津 波 信 越 地 震 放 射 能 対 策 で 明 け 暮 れる 中 台 風 12 号 によ る 紀 伊 半 島 の 大 水 害 などと 地 殻 変 動 地 球 温 暖 化 による 自 然 の 猛 威 に 苛 まれた1 年 でした 被 災 された 方 々に 改 めてお 見 舞 い 申 し 上 げます 世 界 の 経 済 情 勢 の 混 乱 による 円 高 不 況 や 幾 多 の 外 交 問 題 に 苦 慮 している 国 政 を 見 るに あまり 健 やかには 新 年 を 迎 えられる 状 況 とは 言 えませんが これを 時 代 を 担 う 者 の 糧 とし て 受 け 止 めて 決 意 新 たに 前 進 しようではありませんか 神 奈 川 県 総 合 リハビリテーションセンターの 再 整 備 計 画 も 次 の 段 階 に 入 り 神 奈 川 県 か ら 数 年 後 には 当 七 沢 リハビリテーション 病 院 脳 血 管 センターと 神 奈 川 リハビリテーショ ン 病 院 が 統 合 する 方 針 が 明 確 に 出 されました 45 年 前 に 当 院 の 前 身 が 開 設 された 時 に は 県 内 初 で 唯 一 といえるリハビリテーションの 専 門 病 院 でしたが 今 や 県 内 には 数 多 くの 回 復 期 リハビリテーションの 機 能 をもつ 病 院 が 出 来 て 参 りました 当 院 が 中 心 的 に 推 進 し てきた 脳 卒 中 地 域 連 携 パスの 普 及 とともに 脳 卒 中 医 療 の 地 域 連 携 体 制 は 神 奈 川 県 内 で 着 実 に 根 付 いてきているように 見 受 けられます 始 めてから 4 年 が 経 とうとする 神 奈 川 県 に おける 脳 卒 中 地 域 連 携 パスの 導 入 構 想 も 急 性 期 病 院 とリハ 病 院 の 病 病 連 携 から リハ 病 院 を 退 院 した 後 の 診 療 所 通 院 へ 向 けての 病 診 連 携 の 構 築 の 段 階 に 入 りました 当 院 の 属 す る 神 奈 川 県 西 部 脳 卒 中 医 療 連 携 ネットワークでは 具 体 的 に 病 病 診 連 携 の 体 制 が 出 来 上 が りました 全 県 区 を 診 療 圏 としている 当 院 は 神 奈 川 県 とともにこれを 県 下 に 拡 充 してい く 啓 発 活 動 を 続 けているところです このような 情 勢 の 中 当 院 がこれから 担 うべき 使 命 は ひと 言 で 言 うと リハビリテー ション 医 療 の 質 の 向 上 に 係 ること すなわちこれまで 長 年 にわたって 築 き 上 げてきた 脳 卒 中 リハビリテーション 医 療 の 真 髄 を 巷 に 伝 授 すること プロフェッショナルとして 先 進 的 アプローチを 開 拓 していくこと さらには 総 合 リハビリテーションセンターとしてリハ ビリテーション 医 療 を 多 部 門 が 総 合 的 に 取 り 組 んでいくシステム 作 りに 関 わっていくこと だと 自 覚 して スタッフ 一 丸 となって 邁 進 して 行 くつもりです 本 年 もどうぞよろしくお 願 い 申 し 上 げます

理 学 療 法 科 小 泉 千 秋 摂 食 嚥 下 障 害 とは 食 べることの 障 害 です 食 べることは 誰 もが 毎 日 行 っている 身 近 な 活 動 であり 栄 養 摂 取 のために 必 ず 必 要 なことになります それだけ 身 近 な 障 害 なので 最 近 は 医 療 の 面 からも 特 に 注 目 されている 分 野 になります そもそも 摂 食 嚥 下 障 害 とは 食 べることができない という 機 能 障 害 の 総 称 であり その 障 害 像 は 多 岐 にわたってい ます その1つが 食 べる 楽 しみの 喪 失 になります 多 くの 人 にとって 食 べられないこと は 日 々の 楽 しみを 奪 われることになります それゆえに 多 くの 患 者 さんは 口 から 食 べ ることにリスクがあったとしても 食 べたい と 願 う 気 持 ちが 強 くなります 摂 食 嚥 下 障 害 の 医 療 に 関 わる 者 はその 気 持 ち に 答 えていく 必 要 があります 摂 食 嚥 下 障 害 に 対 するリハビリテーションは 多 職 種 の 関 わ るチーム 医 療 になります チームのメンバーには 医 師 歯 科 医 師 看 護 師 管 理 栄 養 士 歯 科 衛 生 士 薬 剤 師 言 語 聴 覚 士 理 学 療 法 士 作 業 療 法 士 等 が 挙 げられます チーム 医 療 を 行 う には 同 じ 目 的 に 向 かって 各 職 種 が 協 力 し それぞれの 専 門 性 を 生 かすことが 必 要 です 理 学 療 法 士 の 役 割 の1つは 安 全 に 口 から 食 べるために 身 体 準 備 を 整 えることになりま す その 中 でも 呼 吸 機 能 と 姿 勢 調 整 が 重 要 と 考 えています 口 から 食 べることによりおこ るリスクには 窒 息 や 誤 嚥 ( 気 管 に 食 物 がはいる) 嚥 下 性 肺 炎 等 呼 吸 に 関 わることが 多 くあります 少 しでもそのようなリスクを 減 らすためには 呼 吸 機 能 を 高 めていく 必 要 が あります 例 えば たくさん 息 が 吸 えるように 寝 返 りや 起 き 上 がりの 動 作 訓 練 を 通 じて 身 体 の 柔 軟 性 を 高 めることにより 身 体 を 整 えます のどに 食 べ 物 が 残 った 場 合 や 誤 嚥 した 際 に 残 留 物 や 誤 嚥 物 をはきだせるように 座 位 や 立 位 等 で 腹 部 の 活 動 を 促 すことにより 喀 出 機 能 を 高 めます また 食 事 の 際 に 姿 勢 が 崩 れてしまう 場 合 には 食 事 の 間 姿 勢 が 安 定 して 保 持 できるように 座 位 や 車 いすの 姿 勢 を 調 整 します 摂 食 嚥 下 障 害 のリハビリテーションは 歴 史 が 浅 く 今 後 の 発 展 が 期 待 される 分 野 にな ります 当 院 には 栄 養 の 視 点 からアプローチを 行 う NST(Nutrition Support ) Te があり 摂 食 嚥 下 障 害 の 治 療 に 多 職 種 が 協 力 し 対 応 しています このような 場 を 通 じて お 互 いに 情 報 交 換 や 技 術 伝 達 をしながら 摂 食 嚥 下 障 害 の 治 療 に 取 り 組 んでいきたいと 思 っています 摂 食 嚥 下 の 看 護 第 1 報 看 護 局 : 竹 田 英 子 私 たちにとって 口 から 食 べる ことは 生 きていくために 最 も 必 要 なことですが それ 以 上 に 人 間 としての 本 能 であり 生 きていくため の 楽 しみでもあります 脳 血 管 障 害 に 起 因 する 摂 食 嚥 下 障 害 があると 制 限 が 多 くなり 人 としての 楽 しみがより 少 なくなります 当 院 の 看 護 師 は 摂 食 嚥 下 障 害 のある 患 者 さ んが 再 び 口 から 食 べる ことができるように 入 院 中 からお 手 伝 いをしています 私 たち 看 護 師 が 行 うこと まずは 観 察 です 食 事 場 面 はもちろん 生 活 場 面 を 観 察 し どこ に 問 題 があるか 見 極 めるのです さてその 方 法 は 次 回 お 話 しましょう!

作 業 療 法 科 谷 口 順 子 脳 卒 中 の 作 業 療 法 の 目 的 は 身 体 障 害 高 次 脳 機 能 障 害 の 軽 減 生 活 障 害 の 軽 減 生 活 適 応 能 力 ( 家 事 活 動 や 職 業 など)の 獲 得 にあります 治 療 援 助 の 手 段 として 下 の 写 真 の ような 種 々の 作 業 活 動 を 用 いています 生 活 活 動 創 作 活 動 感 覚 運 動 活 動 仕 事 学 習 活 動 ( 台 付 き 爪 きり) ( 籐 細 工 ) ( 座 位 バランス 訓 練 ) (パソコン 練 習 ) 今 回 は 種 々の 作 業 活 動 の 中 でも 病 院 では 作 業 療 法 科 だけが 実 施 している 調 理 動 作 訓 練 について 紹 介 します 調 理 動 作 は 本 来 工 程 も 多 く 複 雑 で 危 険 性 ( 刃 物 や 火 気 使 用 )も 含 まれます それゆえ 専 門 的 立 場 で 身 体 機 能 高 次 脳 機 能 をふまえ 患 者 さんに 合 わせ て 作 業 療 法 士 が 評 価 訓 練 を 実 施 しています 調 理 訓 練 の 対 象 者 は 在 宅 復 帰 後 に 調 理 の 必 要 がある 人 がほとんどですが 自 発 性 の 向 上 や 気 分 転 換 を 目 的 として 行 なう 人 もいます 主 婦 に 限 らず 病 気 により 役 割 交 代 をする 男 性 や 一 人 暮 らしの 人 もいます 七 沢 病 院 の 調 理 訓 練 室 には 通 常 の 横 一 列 型 のキッチンと 吊 り 棚 調 理 台 とも 高 さが 上 下 に 調 節 できる 車 椅 子 対 応 のキッチンの2つがあります 他 に 電 子 レンジ 冷 蔵 庫 食 器 棚 食 卓 もあり 材 料 準 備 から 盛 り 付 けまで 一 連 の 流 れが 練 習 できるようになっていま す 立 位 での 調 理 訓 練 車 椅 子 での 調 理 訓 練 調 理 訓 練 数 は 皮 むきだけの 基 礎 練 習 からカレー 肉 じゃが 等 の 料 理 まで 含 めると 年 間 約 500 件 となります また 当 作 業 療 法 科 でオリジナルに 製 作 した 片 手 でできる 調 理 動 作 というビデオが あります 調 理 動 作 訓 練 の 導 入 として 包 丁 の 扱 い 方 や 手 順 動 作 の 方 法 を 一 緒 に 見 ながら 事 前 に 確 認 することに 活 用 しています 次 回 は 実 際 の 調 理 動 作 訓 練 の 内 容 や 動 作 の ポ イ ン ト 自 助 具 や 便 利 な 道 具 類 な ど を 紹 介 し ま す

平 成 23 年 12 月 3 日 ( 土 )に 厚 木 市 ヤング コミュニティセンターで 脳 卒 中 公 開 講 座 を 開 催 しまし た 当 日 はあい にくの お 天 気 でした が 63 名 の 方 が 参 加 しました 今 回 のテーマは 脳 卒 中 の 高 次 脳 機 能 障 害 ってなぁ に? と 題 しまし て 医 師 言 語 聴 覚 士 臨 床 心 理 士 看 護 師 が 講 師 を 務 めました なかなか 普 段 聞 けないことや 患 者 さんの 家 族 だか らこそ 悩 んでしま うこと 不 安 に 思 ってしまうこと などを 質 疑 応 答 の 時 間 や 相 談 コーナーで 専 門 スタッフが 相 談 にお 答 えしました 入 院 中 の 患 者 さんと ご 家 族 一 般 の 方 々を 対 象 に 脳 卒 中 に 関 する 医 学 的 知 識 と リハビリテーション の 講 座 を 開 催 しております ( 入 場 は 無 料 です ) 場 所 : 七 沢 病 院 A 館 2 階 研 修 室 日 時 : 毎 月 第 3 土 曜 日 13:30 ~15:30 内 容 1 月 21 日 2 月 18 日 3 月 17 日 担 当 : 医 療 福 祉 総 合 相 談 室 介 護 保 険 の 利 用 について 担 当 : 心 理 科 脳 卒 中 後 の 高 次 脳 機 能 障 害 担 当 : 医 局 障 害 の 受 容 と 健 康 管 理 毎 回 講 座 の 最 後 に 質 疑 応 答 があり 参 加 者 から 多 くの 質 問 が 寄 せられています 皆 様 の 多 数 のご 参 加 をお 待 ちしております 横 浜 市 立 美 し が 丘 中 学 校 と 洗 足 学 園 音 楽 大 学 卒 業 生 の 皆 さん に よる クリ ス マス コン サー ト が 1 2 月 17 日 ( 土 )に 開 催 されました 美 しい 歌 声 と 管 楽 器 や パ ーカ ッシ ョ ン ハン ドベ ル な ど 様 々な 楽 器 で 奏 でる 音 楽 に 患 者 さんも 一 足 早 い クリスマスを 楽 しんでいるようでした 七 沢 病 院 概 要 (23 年 11 月 分 ) 新 規 入 院 患 者 数 退 院 患 者 数 平 均 在 院 日 数 71 人 50 人 71.5 日 病 床 利 用 率 77.6 % 電 車 バスをご 利 用 の 場 合 小 田 急 線 愛 甲 石 田 駅 北 口 下 車 神 奈 川 中 央 交 通 バス 3 番 線 から 七 沢 病 院 行 きに 乗 車 終 点 七 沢 病 院 で 下 車 ( 所 要 時 間 30 分 ) 車 をご 利 用 の 場 合 東 名 高 速 道 路 厚 木 IC を 出 て 一 般 道 路 246 号 線 伊 勢 原 方 面 に 向 かって 直 進 し 3 つ 目 の 信 号 田 谷 を 右 折 して 直 進 し 小 野 七 沢 方 面 に 向 かってください 国 道 246 号 線 をご 利 用 の 場 合 愛 甲 石 田 駅 近 くの 森 の 里 入 口 交 差 点 から 小 野 七 沢 方 面 に 向 かってくださ い 入 院 相 談 は 医 事 班 (046-249-2812)ま た は 医 療 福 祉 総 合 相 談 (046-249-282 0 )の ケ ー スワ ー カー が 随 時 受 け 付 け て い ます また 現 在 入 院 先 の 主 治 医 より 電 話 に て 入 退 院 コーディネーター 医 師 (046-249-2909) に 直 接 ご 相 談 頂 けま す