地 方 銀 行 及 び 地 方 証 券 会 社 のあり 方 について 目 次 序 章 P3 第 一 章 地 方 銀 行 及 び 地 方 証 券 会 社 の 定 義 P4 第 一 節 : 地 方 銀 行 と は P4 第 二 節 : 地 方 証 券 会 社 と は P4 第 二 章 現 在 の 地 方



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地 方 銀 行 及 び 地 方 証 券 会 社 のあり 方 について 目 次 序 章 P3 第 一 章 地 方 銀 行 及 び 地 方 証 券 会 社 の 定 義 P4 第 一 節 : 地 方 銀 行 と は P4 第 二 節 : 地 方 証 券 会 社 と は P4 第 二 章 現 在 の 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 現 状 P 第 一 節 : 現 在 の 地 方 銀 行 の 現 状 P 第 二 節 : 現 在 の 地 方 証 券 会 社 の 現 状 P6 第 三 章 地 方 銀 行 及 び 地 方 証 券 会 社 の 強 み P8 第 一 節 : 地 方 銀 行 の 強 み P8 1 第 二 節 : 地 方 証 券 会 社 の 強 み P9 第 四 章 現 在 の 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 問 題 点 及 び 解 決 策 P11 第 一 節 : 現 在 の 地 方 銀 行 の 問 題 点 P11 第 二 節 : 地 方 銀 行 の 改 善 策 及 び ビ ジ ネ ス プ ラ ン の 提 案 P13 第 五 章 今 後 の 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 展 望 P1 終 章 P16 参 考 文 献 2 2

序 章 い ま 地 方 銀 行 や 地 方 証 券 会 社 を 中 心 と し た 地 域 活 性 型 経 済 リ テ ー ル 金 融 な ど 地 方 の 経 済 を 活 性 化 し よ う と い う 動 き が 活 発 化 し て い る また 団 塊 の 世 代 が I タ ー ン や U タ ー ン と い っ た 地 方 に 居 住 を 設 け セ カ ン ド ラ イ フ を 過 ご す ラ イ フ プ ラ ン も 多 く み ら れ る よ う に な っ て き た し か し 故 郷 へ も ど り 事 業 を 起 こ そ う と 思 っ て も 不 動 産 や 有 価 証 券 を 担 保 に し た 融 資 し か 望 め な い よ う な ら 良 い ビ ジ ネ ス プ ラ ン も 埋 も れ て し ま う だ け で は な い だ ろ う か そ こ で 私 た ち は 地 方 の 経 済 を 担 う 地 方 金 融 に つ い て 大 い な る 期 待 を 持 ち 新 た な 地 方 金 融 の 在 り 方 に つ い て 考 察 し て い き た い 次 章 以 降 の 本 稿 の 組 み 立 て は 第 一 章 で 地 方 銀 行 及 び 地 方 証 券 会 社 の 定 義 を し 第 二 章 で は 現 在 の 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 現 状 を 把 握 し 第 三 章 で は 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 強 み を 明 ら か に し た う え で 第 四 章 では 地 方 銀 行 及 び 1 地 方 証 券 会 社 の 問 題 点 を あ げ 新 た な 地 方 銀 行 及 び 地 方 証 券 会 社 の 解 決 策 を 提 示 す る そ し て 第 五 章 で は こ れ か ら の 地 方 金 融 の 在 り 方 の 展 望 を 考 察 し 終 章 で は こ れ か ら の 地 域 金 融 の 展 望 を 述 べ る 3

第 一 章 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 定 義 こ の 章 で は 本 稿 に お け る 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 に つ い て の 定 義 を 行 う 第 一 節 地 方 銀 行 と は 地 方 銀 行 と は 社 団 法 人 全 国 地 方 銀 行 協 会 に 属 し て い る 銀 行 の こ と を 指 し て い る 各 都 道 府 県 を 中 心 に 活 動 し て い て そ の 数 は 60 以 上 存 在 し て い る 地 方 銀 行 と 都 市 銀 行 を 比 べ た 場 合 首 都 圏 や 関 西 圏 な ど の 大 都 市 に 本 店 が 存 在 し 全 国 規 模 で 営 業 し て い る 銀 行 を 都 市 銀 行 と 呼 び 各 都 道 府 県 に 本 店 が あ り 一 つ の 県 を 中 心 に 営 業 し て い る 銀 行 を 地 方 銀 行 と 呼 ぶ こ の 二 つ を 規 模 で 比 べ た 場 合 預 金 残 高 と 貸 出 金 残 高 と も に 地 銀 は 都 市 銀 行 の 9 割 程 と な っ て お り 一 行 当 た り で 比 べ る と 地 銀 は 都 銀 の 分 の 1 程 度 と な っ て い る 地 方 銀 行 の 業 務 内 容 は 主 に 小 口 取 引 が 中 心 と な っ て お り 取 引 の 対 象 に つ い て も 地 元 の 中 小 企 業 や 商 1 店 を 中 心 と し て い る 地 方 銀 行 と は 別 に 社 団 法 人 第 二 地 方 銀 行 協 会 会 員 の 第 二 地 方 銀 行 と 呼 ば れ る 銀 行 も 存 在 し て い る 第 二 地 方 銀 行 は 現 在 全 国 に 40 行 以 上 存 在 す る 第 二 節 地 方 証 券 会 社 と は 次 に 証 券 会 社 に つ い て だ が 証 券 会 社 は 投 資 家 と 投 資 家 の 売 買 を 仲 介 し た り 企 業 の 株 式 の 発 行 を 手 助 け し た り 企 業 の 業 績 を 評 価 し た り す る と こ ろ の こ と で あ る 証 券 取 引 所 の 周 り で 営 業 し て い る 地 域 密 着 型 の 証 券 会 社 の こ と を 地 場 証 券 会 社 と 呼 ぶ ま た 証 券 会 社 の 役 割 に は ブ ロ ー カ ー 業 務 投 資 銀 行 業 務 ア ナ リ ス ト 業 務 な ど が あ る 2 4

第 二 章 現 在 の 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 現 状 こ の 章 で は 現 地 点 で の 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 現 状 を 述 べ て い く 第 一 節 現 在 の 地 方 銀 行 の 現 状 ま ず 地 方 銀 行 の 店 舗 数 地 方 銀 行 の 数 は 63 行 ( 平 成 22 年 9 月 末 地 点 ) 分 布 と し て は 愛 知 県 を 除 く 46 都 道 府 県 に 本 店 が 所 在 し 1 県 1 行 が 31 都 道 府 県 1 県 2 行 が 13 府 県 ( 青 森 県 岩 手 県 秋 田 県 山 形 県 茨 城 県 千 葉 県 新 潟 県 富 山 県 岐 阜 県 三 重 県 大 阪 府 長 崎 県 沖 縄 県 ) 1 県 3 行 が 2 県 ( 静 岡 県 福 岡 県 ) と ほ ぼ 全 国 を カ バ ー し て い る 次 に 店 舗 の 状 況 は 71 店 で 都 市 銀 行 ( 2481 店 )や 第 二 地 銀 ( 3134 店 )に 比 べ る と 圧 倒 的 な 店 舗 網 を 誇 っ て い る 続 い て CD や ATM の 設 置 状 況 に つ い て こ れ ら は 地 方 銀 行 の 顧 客 の 利 便 化 ( 主 に 多 彩 な 場 所 で 引 出 や 振 込 が で き る ) を 図 る だ け で は な く 銀 行 の 事 務 効 率 化 ( 主 に 窓 口 の 混 雑 回 避 ) も 追 求 す る こ と が で き る 為 に 数 は 増 え て い る 1 そ の た め CD( 現 金 自 動 支 払 機 ) ATM( 現 金 自 動 預 払 金 ) の 整 備 を 進 め て い る 平 成 17 年 3 月 末 地 点 で 3 万 111 台 に 達 し て い る こ れ も 金 融 界 全 体 の 設 置 台 数 の 中 で 最 大 の シ ェ ア を 有 し て い て 我 が 国 の ATM イ ン フ ラ の 中 で 重 要 な 地 位 を 占 め て い る と 言 っ て い い と 思 う 最 近 で は 複 数 の 銀 行 が 共 同 で コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア 等 に 多 機 能 ATM を 設 置 し 24 時 間 サ ー ビ ス を 提 供 等 し て い る 他 に 近 年 で は ネ ッ ト バ ン キ ン グ と い う イ ン タ ー ネ ッ ト に 接 続 で き る 情 報 機 械 ( パ ソ コ ン や 携 帯 電 話 ) を 操 作 し て 振 込 等 を 行 う サ ー ビ ス も 登 場 し ど の 手 段 を 使 う か は 顧 客 の 選 択 に 委 ね る も の の 今 ま で 窓 口 で 済 ま せ る よ り は 手 数 料 が 安 い こ と や 支 店 に 行 か な く て も 身 近 な 所 で サ ー ビ ス を 受 け ら れ る と い う 利 便 性 が 大 き い 2 最 後 に 地 方 銀 行 の 人 員 数 平 成 22 年 9 月 末 地 点 で 136803 人 参 考 に 都 市 銀 行 は 96268 人 第 二 地 銀 は 49221 人 と 依 然 銀 行 界 で は 最 大 の 数 で あ る し か し 銀 行 界 全 体 の 流 れ で は あ る が 地 方 銀 行 も 低 コ ス ト 体 質 の 実 現 に よ る 財 務 体 質 強 化 の た め に 人 員 削 減 を 進 め て い る (ピ ー ク 時 の 平 成 6 年 度 末 の 16922 人 に 比 べ て 約 19.1% の 減 少 ) 30 サ ー ビ ス は 主 に 都 市 銀 な ど と 同 じ も の を 取 り 扱 う だ が 地 方 銀 行 な ら で は

の サ ー ビ ス を 提 供 し て い る そ れ は バ ン ク カ ー ド と 地 方 銀 行 ネ ッ ト ワ ー ク サ ー ビ ス (CNS) と い う も の で あ る バ ン ク カ ー ド は 各 銀 行 が キ ャ ッ シ ュ カ ー ド と ク レ ジ ッ ト カ ー ド 機 能 を 1 枚 の カ ー ド に し た 多 機 能 カ ー ド で こ の バ ン ク カ ー ド を 発 行 し 互 い に 提 携 す る こ と で 顧 客 に 全 国 的 な サ ー ビ ス を 提 供 し て い る 平 成 17 年 3 月 末 現 在 で カ ー ド 会 員 数 は 26.9 万 人 加 盟 店 舗 数 は 2.8 万 店 で あ る 地 方 銀 行 ネ ッ ト ワ ー ク サ ー ビ ス は 地 方 銀 行 63 行 を 結 ぶ フ ァ ー ム バ ン キ ン グ シ ス テ ム に よ り 複 数 行 へ の 口 座 引 き 落 と し 情 報 や 振 込 み 依 頼 の 一 括 受 渡 し サ ー ビ ス や 全 国 の 取 引 先 か ら の 代 金 回 収 サ ー ビ ス な ど を 提 供 し て い る 第 二 節 現 在 の 地 方 証 券 会 社 の 現 状 地 方 密 着 で 営 業 し て い る 証 券 会 社 は 中 堅 証 券 と 地 場 証 券 と の 2 つ に 分 け ら れ る 中 堅 証 券 は 全 国 的 な 支 店 網 を 持 つ が 地 域 的 に 偏 り が あ る た め に そ の 偏 っ た 地 域 を 中 心 に し て 営 業 を 行 っ て い る そ の 証 券 会 社 は 全 国 で 1 6 社 あ る 地 場 証 券 は 中 堅 証 券 と は 異 な り そ の 地 域 の み 支 店 を 置 か な い 方 針 で 営 業 す る た め に よ り 地 域 に 密 着 し て の 営 業 を 行 う 地 方 証 券 会 社 は 67 社 あ り 東 日 本 に 多 く あ る ( 北 海 道 東 北 8 社 東 京 除 い た 関 東 9 社 中 部 18 社 近 畿 12 社 四 国 6 社 中 国 7 社 九 州 沖 縄 6 社 ) そ し て そ の 地 場 証 券 に は 一 部 横 浜 銀 行 や 千 葉 銀 行 の よ う に 証 券 を 主 に し た 会 社 を 作 っ た り 大 手 証 券 会 社 と 業 務 提 携 し て い た り す る 会 社 も あ る 地 方 証 券 会 社 は 主 に 対 面 営 業 に よ る 顧 客 と の つ な が り に よ り そ の 縁 に よ っ て 収 益 を 出 し て い る し か し 平 成 11 年 月 か ら の 株 式 売 買 委 託 手 数 料 が 完 全 に 自 由 化 さ れ て か ら イ ン タ ー ネ ッ ト 取 引 専 門 業 者 が 続 々 と 登 場 し そ こ で 活 発 に 株 式 取 引 が 行 わ れ る よ う に な っ て か ら は 収 益 力 が 低 下 し て い る 更 に 2 地 方 に な る と 地 方 銀 行 の 項 目 で も 記 し た が 顧 客 全 体 が 高 齢 化 し て き た こ と に よ り 証 券 会 社 も 中 長 期 的 に 経 営 が 先 細 る の で は な い か と 危 惧 し て い る こ の た め 地 方 証 券 会 社 は 生 き 残 る た め に こ れ ま で 主 力 だ っ た 株 式 取 引 か ら 投 信 売 買 や 外 債 を 主 力 に す る こ と や 自 己 売 買 を す る な ど を 通 し て 収 益 を 安 定 さ せ て い る 更 に 地 縁 を 大 事 に す る た め に 営 業 方 針 を 顧 客 資 産 の 相 30 談 を 受 け る こ と に 重 点 を 置 い た コ ン サ ル タ ン ト 型 の 営 業 を 重 点 に 置 い た り 敢 6

え て イ ン タ ー ネ ッ ト 取 引 を せ ず に 対 面 や 電 話 で の 取 引 に 重 点 を 置 い て 営 業 し た り と 様 々 な 方 法 を 行 っ て い る 7

第 三 章 地 方 銀 行 及 び 地 方 証 券 会 社 の 強 み 第 一 節 地 方 銀 行 の 強 み 地 方 銀 行 は 大 都 市 に 本 拠 地 を 構 え 主 に 大 企 業 な ど の 大 口 と 取 引 を す る 都 市 銀 行 と は 違 い 地 域 に 支 店 が 集 中 す る た め に 小 中 企 業 や 個 人 等 の 小 口 と 取 引 を す る の が 主 な 地 方 銀 行 は 地 域 に 根 ざ し た サ ー ビ ス を し て い る 全 国 的 な 問 題 で は あ る が 少 子 高 齢 化 が 顕 著 な 地 域 が 見 ら れ る ほ か 大 都 市 地 域 へ の 転 出 の 増 加 に よ り 人 口 そ の も の が 減 少 す る 市 町 村 も 増 加 し て い る こ う し た 過 疎 化 だ け で な く 地 域 の 産 業 の 衰 退 は 地 域 の 活 力 を 削 ぐ こ と に な る た め に 地 方 銀 行 は 如 何 に 地 元 地 域 の 経 済 の 建 て 直 し を 図 り 地 域 社 会 の 活 性 化 を 実 現 す る か が 重 要 な 経 営 課 題 と な っ て い る ま た 地 方 銀 行 は 地 域 の 顧 客 と の 金 融 取 引 を 通 じ て 利 益 を 確 保 し て い く と と も に 雇 用 面 や さ ま ざ ま な 社 会 貢 献 活 動 な ど を 通 し て 地 域 に 還 元 す る こ と に よ り 自 ら の 経 営 基 盤 で あ る 地 域 経 済 の 一 層 の 発 展 に 資 す る た め に 地 域 社 会 と の 共 存 共 栄 関 係 を 構 築 し て い る さ ら に 地 1 域 社 会 において 決 済 機 能 を 軸 にする 金 融 インフラの 担 い 手 であるために 社 会 的 公 共 的 役 割 を 持 つ た め に 地 域 銀 行 も 企 業 と し て 中 長 期 的 に 持 続 可 能 な 収 益 を 目 指 す 経 営 と 同 時 に 地 域 か ら の 一 定 程 度 の 期 待 に 応 え る た め に 地 域 社 会 の 信 頼 を 確 保 し 関 係 を 強 め て い く 経 営 を 目 指 す 必 要 が で て く る そ の た め 地 方 銀 行 は 地 域 社 会 の た め に 様 々 な 取 り 組 み が 出 来 る こ と が 大 き な 強 み に な っ て い る そ の 例 と し て 地 域 企 業 の 育 成 地 域 企 業 の 経 営 改 善 事 業 再 生 地 方 公 共 団 体 と の 取 引 が あ る 地 域 企 業 の 再 生 は 地 域 経 済 活 性 化 に 向 け て 創 業 や 新 規 分 野 進 出 を 目 指 す 企 業 の 資 金 調 達 を 支 援 す る た め に 専 門 の 担 当 者 を 設 置 し 創 業 新 規 分 野 向 け の 専 用 融 資 フ ァ ン ド の 設 立 や 将 来 性 の あ る 中 小 企 業 へ の 融 資 を 行 う 投 資 事 業 組 合 の 設 立 等 を 行 っ て い 2 る 地 域 企 業 の 経 営 改 善 は 取 引 先 企 業 の 経 営 改 善 の た め に 情 報 提 供 や ビ ジ ネ ス マ ッ チ ン グ サ ー ビ ス 人 材 派 遣 な ど を 行 っ て い る ま た 経 営 状 態 が 悪 化 し た 企 業 を 再 生 す る た め に 地 元 の 地 方 公 共 団 体 等 と 協 調 し 企 業 再 生 フ ァ ン ド を 行 っ て い る 銀 行 も あ る 地 方 公 共 団 体 と の 取 引 は 地 方 公 共 団 体 の 指 定 金 融 機 関 と し て 地 方 債 の 引 受 け な ど を 行 う と と も に 地 域 開 発 プ ロ ジ ェ ク 30 ト な ど 地 方 公 共 団 体 が 行 う 事 業 へ の 参 画 な ど を 行 っ て い る 8

こ こ で 地 方 公 共 団 体 と 出 て き た が 実 は 地 方 銀 行 は 地 方 公 共 団 体 と 密 接 な 関 係 で あ る こ と も 強 み で あ る 平 成 17 年 7 月 地 点 で 1300 団 体 (41 府 県 489 市 67 町 9 村 )か ら 指 定 金 融 機 関 と し て 業 務 を 受 託 し て い て (こ の こ と を 指 定 金 融 機 関 業 務 と い う ) 地 方 公 共 団 体 の 行 政 サ ー ビ ス の 向 上 に 大 き な 役 割 を 果 た し て い る 具 体 的 に 地 方 公 共 団 体 に 対 し 行 う 業 務 は 地 方 公 金 の 収 納 支 払 い の 事 務 の 受 託 歳 出 歳 入 に か か る 資 金 ( 地 方 に お い て は 歳 計 現 金 と い う )の 保 管 管 理 地 方 債 の 引 受 け 外 郭 団 体 と の 取 引 な ど が あ る 第 二 節 地 方 証 券 会 社 の 強 み 地 方 証 券 会 社 も 地 方 社 会 に 関 わ り が あ る こ と か ら 地 方 重 視 の 営 業 を し て い る そ こ で 強 み に な る の が 長 年 の 対 面 取 引 に よ っ て 生 ま れ た 地 縁 に 基 づいた 営 業 である 大 手 証 券 会 社 はリテール( 個 人 向 け)と 法 人 向 けに 取 引 を し て き た が 地 方 証 券 会 社 は リ テ ー ル を 主 に 取 引 し て き た そ こ で 顧 客 と 強 い 1 結 び つ き に よ り そ の 信 頼 関 係 に よ り 取 引 が 重 ね て き た そ の た め 今 も 地 方 の 証 券 会 社 は そ の 特 徴 を 大 事 に し て 営 業 を し て い る 具 体 的 に ど う い っ た こ と を す る の か と い う と 基 本 的 に 1 人 の 顧 客 に 対 し 1 人 の 担 当 者 (デ ィ ー ラ ー ) を 設 け 基 本 的 に 1 対 1 で 取 引 を し 顧 客 の 経 験 や 資 産 な ど を 考 慮 し 適 切 な 商 品 を 提 供 す る と い う も の 契 約 が 済 ん だ 後 も ア フ タ ー サ ー ビ ス を 徹 底 す る そ し て 他 の 証 券 会 社 と 違 い 担 当 者 の 人 格 で 決 め ら れ る こ と も あ る の で あ る 意 味 で 人 物 で 買 う 面 も あ る 現 在 主 流 に な り つ つ あ る ネ ッ ト 取 引 と 比 べ て 手 数 料 は 高 い が 直 接 取 引 の 安 心 感 か ら か 特 に 高 齢 層 を 中 心 に 根 強 い 人 気 を 得 て い る 他 に 地 方 証 券 会 社 の 強 み と い え る も の は 証 券 会 社 同 士 の 競 争 に よ っ 2 て 生 ま れ た 営 業 の 機 転 が 利 く こ と で あ る 平 成 11 年 に 手 数 料 の 完 全 自 由 化 に よ り 手 数 料 が 安 い ネ ッ ト 取 引 が 活 発 化 し て き て 競 争 を 強 い ら れ た が 故 に 手 数 料 か ら の 利 益 が 少 な く な っ た 地 方 証 券 会 社 は 今 ま で の 主 力 だ っ た 株 式 取 引 か ら 転 換 し 他 の 取 引 に 重 視 す る よ う に な っ た 例 え ば 投 資 信 託 や 外 債 を 取 引 し た り 自 社 資 金 を 用 い て 株 や 先 物 を 取 引 30 す る 自 己 売 買 を 行 っ た り す る よ う に し て 収 益 構 造 の 転 換 を 試 み た 9

以 上 の よ う に 銀 行 証 券 会 社 と も 規 模 が 大 き す ぎ て 機 転 が 利 き づ ら く て ニ ッ チ な ニ ー ズ に 対 応 し づ ら い 大 手 会 社 に 対 し 元 々 縁 を 基 に し た 地 方 社 会 に 根 ざ し た 営 業 を し て い る た め に 機 転 が 利 き や す く か つ 地 方 の 個 人 会 社 公 共 団 体 な ど の 顧 客 の 信 頼 に 応 え た 営 業 を 行 っ て い る

第 四 章 現 在 の 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 問 題 点 及 び 解 決 策 こ の 章 で は 近 年 の 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 問 題 点 を 挙 げ 解 決 策 を 提 示 し て い き た い と 思 う 第 1 節 現 在 の 地 方 銀 行 の 問 題 点 地 方 銀 行 の 問 題 点 を 明 ら か に す る に あ た っ て 当 期 純 利 益 と 経 常 利 益 の 側 面 か ら 問 題 点 を 明 ら か に し て い き た い 下 に 示 し た 図 1 は 1998 年 3 月 期 か ら 09 年 の 3 月 期 ま で の 経 常 利 益 当 期 純 利 益 の 推 移 で あ る こ れ を み る と 98 年 か ら 09 年 ま で に 大 き く 3 回 の 落 ち 込 み を み る こ と が で き る 1 回 目 の 要 因 と し て は 97 年 に お き た 北 海 道 拓 殖 銀 行 な ど 相 次 ぐ 経 営 破 綻 に よ る 金 融 危 機 ま た 金 融 危 機 に 影 響 を 受 け た 景 気 後 退 を う け 98 年 の 経 常 利 益 1 当 期 純 利 益 は 大 幅 な 赤 字 を 計 上 し た こ と と 99 年 に は 日 本 長 期 信 用 銀 行 日 本 債 券 信 用 銀 行 の 大 型 経 営 破 綻 が お き 2 年 連 続 で の 大 幅 な 赤 字 計 上 と な っ た 2 回 目 の 要 因 と し て は 01 年 は IT バ ブ ル が は じ け そ の 影 響 が 02 年 の 決 算 の 悪 化 と し て あ ら わ れ 03 年 に は 小 泉 政 権 の 不 良 債 権 処 理 推 進 の 影 響 を 受 け 不 良 債 権 処 理 損 を 要 因 と し て 赤 字 を 計 上 し た 04 年 の 当 期 純 利 益 が 大 き く 赤 字 に な っ て い る の は 足 利 銀 行 7828 億 円 近 畿 大 阪 銀 行 2886 億 円 と 特 定 の 地 方 銀 行 の 赤 字 計 上 が 作 用 し た た め で あ る 3 回 目 の 要 因 と し て は 08 年 リ ー マ ン シ ョ ッ ク の 影 響 を 受 け た こ と で あ る 表 1 を み て る と 09 年 の 地 方 銀 行 の 赤 字 行 数 は 経 常 利 益 の 段 階 で 99 年 02 年 の 地 域 銀 行 の 赤 字 行 数 を 上 回 っ て い る ま た こ の 間 に 第 二 地 銀 の 再 編 は 進 行 2 し て い る の で 地 域 銀 行 の 行 数 は 99 年 と 比 べ 13 行 も 少 な く て っ て お り 09 年 は 地 域 銀 行 の 半 数 以 上 が 赤 字 で あ っ た と い う 事 態 と な っ た ま た 地 方 銀 行 で み る と 経 常 利 益 の 赤 字 行 数 が 31 行 ろ 過 去 2 回 を 上 回 っ て お り そ の 範 囲 も 全 国 に ま た が っ て い る こ れ は 特 定 の 銀 行 の 破 綻 等 を 原 因 と し た 全 体 の 収 益 が 影 響 し た わ け で は な く 30 す べ て の 地 域 銀 行 に マ イ ナ ス 影 響 が 及 ん だ と い え る だ ろ う 11

図 1 地 域 銀 行 の 経 常 利 益 当 期 純 利 益 000 00 000 000 0 経 常 利 益 当 期 純 利 益 -000-000 -00 表 1 地 域 銀 行 の 赤 字 行 数 の 推 移 出 典 : 地 銀 決 済 に み る 地 方 金 融 の 問 題 点 よ り 抜 粋 1993 年 3 月 期 地 方 銀 行 第 二 地 銀 合 計 地 方 銀 行 第 二 地 銀 合 計 経 常 利 益 2 27 2 64 7 121 当 期 純 利 益 26 26 2 02 年 3 月 期 地 方 銀 行 第 二 地 銀 合 計 地 方 銀 行 第 二 地 銀 合 計 経 常 利 益 21 26 47 64 3 117 当 期 純 利 益 23 23 46 08 年 3 月 期 地 方 銀 行 第 二 地 銀 合 計 地 方 銀 行 第 二 地 銀 合 計 経 常 利 益 17 18 3 64 4 9 当 期 純 利 益 16 18 34 09 年 3 月 期 地 方 銀 行 第 二 地 銀 合 計 地 方 銀 行 第 二 地 銀 合 計 経 常 利 益 31 2 6 64 44 8 当 期 純 利 益 29 23 2 出 典 : 地 銀 決 済 に み る 地 方 金 融 の 問 題 点 よ り 抜 粋 12

第 二 節 地 方 銀 行 の 改 善 策 及 び ビ ジ ネ ス プ ラ ン 提 案 改 善 策 を 考 え る に あ た っ て ビ ジ ネ ス プ ラ ン の 提 案 を 行 い た い と 思 う 09 年 の 地 域 銀 行 の 半 数 以 上 が 赤 字 で あ り 全 国 的 に マ イ ナ ス 影 響 を 受 け て い る と い う こ と を 配 慮 し 今 回 提 案 す る ビ ジ ネ ス プ ラ ン の 条 件 と し て は 全 国 的 に 通 用 す る こ と が 挙 げ ら れ る そ こ で 私 た ち は 農 業 の 事 業 化 の 支 援 を ビ ジ ネ ス プ ラ ン と し て 提 案 し た い 日 本 の 農 業 は 開 拓 の 余 地 が 十 分 に あ り 農 業 は 全 国 的 に 分 布 し て お り 多 く の 地 域 銀 行 で ビ ジ ネ ス プ ラ ン と し て 挙 げ る こ と が で き る だ ろ う 第 一 項 ビ ジ ネ ス プ ラ ン 農 業 の 事 業 化 の 支 援 日 本 の 農 業 の 多 く は 個 人 営 農 で あ り そ こ で は 農 家 に の っ て ま さ に 生 活 と 事 業 が 一 体 的 に 営 ま れ て き た そ し て 農 協 が 農 機 具 飼 料 農 薬 な ど の 共 同 購 入 や 農 産 物 の 共 同 販 売 な ど に よ っ て マ ー ケ テ ィ ン グ の 両 面 で サ ポ ー ト す る と 同 時 1 に 貯 蓄 や 貸 出 な ど の 信 用 事 業 保 険 事 業 と い っ た 金 融 サ ー ビ ス も 提 供 し て い る 農 協 は 農 家 に 関 し て ま さ に 事 業 と 生 活 の 場 に 溶 け 込 ん で い る と い え る し か し 農 業 の 競 争 力 を 高 め 自 給 率 の 向 上 を 目 指 す た め に は 農 業 生 産 を 高 め る 必 要 が あ る そ の た め に は 兹 業 農 家 や 小 規 模 農 家 よ り も 農 業 の プ ロ を 支 援 し て い く 必 要 が あ る だ ろ う そ こ で 注 目 さ れ て い る の が 農 業 法 人 で あ る 農 業 法 人 の 経 営 は 従 来 の 農 業 生 産 者 と は 異 な り 極 め て 機 動 的 な 事 業 や 投 資 の 意 思 決 定 が な さ れ る 経 営 主 体 と し て 期 待 さ れ て い る 農 林 水 産 省 が 示 し て い る 農 業 構 造 の 展 望 ( 平 成 12 年 ) に よ れ ば 総 農 家 す うが 1999 年 の 324 万 戸 か ら 年 に は 230~ 270 万 戸 へ 減 少 す る の に 対 し 農 業 法 人 等 の 組 織 経 営 に あ た っ て は 01 年 の 時 点 で は 6213 戸 で あ る が 2 年 には 3~ 4 万 戸 に 達 す る と 見 込 ま れ て い る し か し 農 業 法 人 の 資 金 調 達 は こ れ ま で の 農 林 漁 業 金 融 公 庫 農 業 協 同 組 合 中 央 会 な ど の 金 融 機 関 を 中 心 と し た 融 資 だ け で は 必 要 な 資 金 量 の 確 保 や 機 動 的 な 調 達 が 困 難 に な る 場 合 が 予 想 さ れ る 日 本 農 業 法 人 協 会 が 実 施 し た 農 業 法 人 に 対 す る ア ン ケ ー ト (03 年 実 施 ) 30 で 農 業 法 人 が 抱 え る 経 営 課 題 と し て 最 も 回 答 が 多 か っ た の は 資 金 調 達 で あ っ 13

た JA バ ン ク は 農 業 法 人 へ の 融 資 課 題 と し て 担 保 不 足 農 業 法 人 の 経 営 分 析 手 法 が 未 確 立 を 挙 げ て い る た い し て 一 般 金 融 機 関 は 農 業 の 事 業 性 を 審 査 す る ノ ウ ハ ウ に 欠 け て い た す で に 農 林 漁 業 金 融 公 庫 な ど 農 業 専 門 の 金 融 機 関 と 地 銀 と の 間 で 審 査 ノ ウ ハ ウ の 提 供 な ど 連 携 が 急 ピ ッ チ で 進 ん で い る こ の よ う な 現 状 を 踏 ま え た う え で 農 業 の 事 業 化 へ の 支 援 は 地 域 銀 行 の 新 た な ビ ジ ネ ス プ ラ ン と な り う る と 私 た ち は 考 え る 14

第 五 章 今 後 の 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 の 展 望 現 在 メ ガ バ ン ク が 急 速 に 全 国 展 開 を し て お り 地 方 銀 行 の 意 義 が 問 わ れ て い る メ ガ バ ン ク に は で き な い よ り 地 域 の 特 性 に 根 ざ し た 経 済 支 援 を 地 方 銀 行 は 行 う べ き で あ る 地 方 銀 行 は 地 域 内 で は 高 い シ ェ ア 率 を 誇 っ て お り 地 域 経 済 の 重 要 な 役 割 を 果 た し て い る こ れ か ら さ ら に 地 方 銀 行 の 地 域 経 済 へ の コ ミ ッ ト し 地 方 企 業 の 育 成 に 協 力 し て い く こ と が さ ら に 求 め ら れ る だ ろ う 地 方 証 券 会 社 も ま た 大 手 証 券 会 社 が 販 路 拡 大 を 行 っ て い る 地 方 の 富 裕 層 を ね ら い 地 域 の 特 性 を 考 え よ り 顧 客 の 望 む 金 融 サ ー ビ ス を 提 供 す る べ き だ 1

終 章 地 方 銀 行 地 方 証 券 会 社 共 地 域 社 会 (と い っ て も 銀 行 は 企 業 も 絡 む 一 方 で 証 券 会 社 は 主 に 個 人 相 手 に な る が )と と も に 歩 ん で き て こ こ ま で 続 い て き た 地 方 銀 行 の 場 合 一 時 期 は 大 都 市 圏 内 に 支 店 を 増 や し て い く 方 針 を 採 っ て い っ た が バ ブ ル 期 に 生 じ た 大 都 市 圏 で の 過 剰 な 融 資 に よ っ て 大 量 な 不 良 債 権 が 発 生 し た が ゆ え に 現 在 は 地 元 を 中 心 に 営 業 を し 更 に 地 元 の 企 業 を 支 援 し て い く 形 で 現 在 問 題 に な る 地 方 経 済 の 衰 退 を 改 善 し こ う と い う 試 み が 見 え て く る し か し 金 融 界 全 体 の 流 れ で は あ る が 営 業 の 効 率 化 を 進 め て い く た め に ATM や CD を 増 や す の を 引 き 換 え に 支 店 を 減 ら す 方 向 に な っ て い る そ の た め か つ て の 強 み だ っ た 縁 を 基 に し た 営 業 が で き な く な っ て く る こ こ で 自 分 が 考 え る 展 望 と し て は 地 方 銀 行 の 場 合 支 店 の 数 を 減 ら し て 効 率 化 を こ こ ろ み る 一 方 サ ー ビ ス の 充 実 や 特 定 の 分 野 に 特 化 し た 店 舗 を 設 け る な ど を し て 顧 客 が 多 彩 な サ ー ビ ス を 受 け ら れ る よ う に す る と 考 え ら れ る 1 現 に 近 年 の 規 制 緩 和 に よ り 取 り 扱 う よ う 業 務 の 範 囲 が 拡 大 し 保 険 商 品 の 窓 口 販 売 や 証 券 仲 介 業 も 行 え る よ う に な っ た そ し て 銀 行 の グ ル ー プ 会 社 も リ ー ス 会 社 で オ ペ レ ー テ ィ ン グ リ ー ス (リ ー ス 物 件 の 期 間 終 了 後 の 残 存 価 値 を 設 定 し リ ー ス 料 を 算 定 す る 際 に そ の 額 を 差 し 引 い た 額 で リ ー ス 料 を 決 定 す る ス キ ー ム ) ク レ ジ ッ ト カ ー ド 会 社 で シ ョ ッ ピ ン グ ク レ ジ ッ ト が 行 え る よ う に な る な ど 多 彩 な 業 務 が 行 え る よ う に な っ た そ れ が 地 域 と の 関 わ り を そ の ま ま に 最 適 な 営 業 が 行 え る よ う に す る に は ネ ッ ト を 主 に し た 業 務 で は な く 窓 口 販 売 を 主 に す る ほ う が ネ ッ ト が 使 え な い 顧 客 層 に と っ て は 大 き な 安 心 に 繋 が り 一 定 の 支 持 を 得 る こ と が で き る 一 方 地 方 証 券 会 社 は こ こ も 対 面 取 引 を 主 に 営 業 し て き た が 近 年 の 競 争 2 激 化 そ し て 対 面 販 売 に よ る デ メ リ ッ ト 面 が 露 呈 し て き て い る た め に 今 地 方 の 証 券 会 社 は 重 大 な 分 か れ 目 に 来 て い る と 考 え ら れ る 考 え ら れ る の は 引 き 続 き 対 面 販 売 を 基 に し つ つ 地 方 銀 行 か 大 手 証 券 会 社 の 傘 下 に 入 る 現 在 大 手 証 券 会 社 や 地 方 銀 行 の 傘 下 に 入 っ て い る 地 方 証 券 会 社 が あ る が こ の 流 れ は 今 後 更 に 続 く の で は な い か と 思 う 例 え ば 地 方 銀 行 の 傘 下 に 入 る こ と で 30 証 券 会 社 側 は 銀 行 の 営 業 を ベ ー ス に 改 善 が で き る こ と に 対 し 銀 行 側 は 証 券 業 16

を 行 う こ と が で き る と い う 双 方 に 対 し 利 点 が あ る と 考 え ら れ る お そ ら く 地 方 証 券 会 社 と 地 方 銀 行 は 今 よ り も 更 に 地 域 主 義 を 重 視 し つ つ お 互 い に 協 調 し て 営 業 し て い き 地 方 を 活 性 化 す る の を 支 援 し て い く の で は な い だ ろ う か 17

参 考 文 献 大 庫 直 樹 (09) あ し た の た め の 銀 行 学 入 門 PHP 研 究 所 野 村 総 合 研 究 所 (06) 年 の 金 融 東 洋 経 済 新 報 社 地 方 銀 行 読 本 編 集 委 員 会 編 (06) 新 地 方 銀 行 読 本 社 団 法 人 金 融 財 政 事 情 研 究 会 数 阪 孝 志 地 銀 決 算 に み る 地 域 金 融 の 問 題 点 http:// www. seijo. ac.jp/files/www. seijo. ac.jp/ univ/keiken/ kankou/green/gr een3.pdf#search=' 地 銀 決 算 に み る 地 域 金 融 の 問 題 ' 溝 田 泰 夫 今 年 度 の 地 方 銀 行 の 課 題 http://www.saa.or.jp/journal/eachtitle/pdf/shiten_1401.pdf#search=' 今 年 度 の 地 方 金 融 の 課 題 ' 18