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平成16年度

平成21年10月30日

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弁護士報酬規定(抜粋)

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日 雇 い 等 の 収 入 の 場 合 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分 所 得 額 証 勤 務 先 が 不 特 定 の 日 雇 いをしている 方 前 年 分 確 定 申 告 書 ( 控 ) 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分

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Microsoft Word - y doc

相 続 の 手 続 の ご 案 内

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第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

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障害福祉制度あらまし目次

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保 険 料 は 個 人 ごとに 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 では 被 保 険 者 一 人 ひとりに 保 険 料 を 負 担 していただくことになります 新 たに75 歳 になられた 方 (65 歳 以 上 75 歳 未 満 で 一 定 以 上 の 障 害 があり 認 定 を 受 けた 方 を

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(2) 本 人 本 人 の 配 偶 者 及 び 扶 養 義 務 者 の 前 年 (1 月 から3 月 までの 間 に 申 請 する ときは 前 々 年 )の 所 得 を 確 認 できる 書 類 (3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 めた 書 類 2 市 長 は 前 項 の 申 請 書 に 添

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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種 類 控 除 額 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 生 命 保 険 料 控 除 地 震 保 険 料 控 除 支 払 った 小 規 模 共 済 心 身 障 害 者 扶 養 共 済 の 掛 金 の 金 額 生 命 保 険 料 控 除 額 = 一 般 生 命 保 険 料 控 除 額 + 個

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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

(2) 協 会 加 入 月 の1カ 月 前 までに 様 式 1が 提 出 された 市 町 村 等 に 対 して 契 約 書 及 び 掛 金 請 求 書 を 送 付 します その 後 返 送 されてきた 様 式 2-2を 保 管 し 掛 金 の 納 入 を 確 認 します 第 2 章 契 約 更 新

目  次

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え

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Ⅴ Ⅵ 目 予 算 編 成 のフローチャートと 決 算 書 類 19 図 表 6 予 算 編 成 のフローチャート 20 図 表 7 収 支 報 告 書 貸 借 対 照 表 財 産 目 録 備 品 台 帳 モデル 21 滞 納 金 回 収 に 関 する 管 理 会 社 の 業 務 と 役 割 25

(2) 対 象 となる 方 75 歳 以 上 の 方 65 歳 ~74 歳 の 一 定 の 障 害 をもつ 方 で 申 請 により 広 域 連 合 の 認 定 を 受 けた 方 身 体 障 害 者 手 帳 (1~3 級 及 び4 級 の 一 部 ) 療 育 手 帳 (A1 A2) または 精 神 障

1. 任 免 1-1 採 用 ( 試 験 採 用 ) 1 任 免 試 験 採 用 採 用 者 予 定 者 数 報 告 試 験 公 告 任 命 結 果 通 知 書 採 用 予 定 者 数 の 報 告 採 用 説 明 会 の 計 画 実 施 人 事 異 動 対 象 者

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土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

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か 行 繰 上 げ/ 繰 上 げ 支 給 の 国 民 年 金 受 取 額 は 少 なくなるが 年 金 を 早 く 受 け 取 ること 早 期 ( 減 額 ) 支 払 い 65 歳 から 受 け 取 る 年 金 を 前 倒 しで 減 額 して 受 ける 年 金 繰 上 げ 請 求 早 期 に 受 け

か 行 基 金 代 行 厚 生 年 金 基 金 が 国 に 代 わって 厚 生 年 金 の 事 務 の 一 部 を 行 うこと 基 本 月 額 ( 在 職 老 齢 年 金 ) 給 付 加 給 年 金 経 過 的 加 算 を 除 いた 年 金 月 額 加 算 部 分 を 除 いた 年 金 月 額 支

給 与 所 得 控 除 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え 360 万 円 以 下 の 場 合 360 万 円 を 超 え 660 万 円 以 下 の 場 合

年 支 給 開 始 年 齢 図 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 ( 給 料 比 例 部 分 ) 昭 和 29 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 特 別 支 給 の 退 職 共 済 年 老 齢 厚 生 年 昭 和 25 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 退 職 共 済 年

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(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

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Transcription:

葬 儀 後 の 諸 手 続 相 続 手 続 人 が 亡 くなると どの 様 な 手 続 きが 必 要 となるでしょう? 死 亡 届 から 始 まり 遺 族 年 金 保 険 金 の 請 求 遺 産 分 割 相 続 税 など 多 くの 手 続 が 待 ち 構 えています これらの 手 続 には 多 くの 時 間 と 労 力 を 要 します 必 要 となる 手 続 の 内 容 を 確 認 し 自 分 で 手 続 するもの 専 門 家 に 依 頼 するものを 分 けて 考 えたほうがよいでしょう

1. 遺 産 相 続 のスケジュールとポイント 相 続 開 始 ( 死 亡 日 ) 遺 言 書 の 有 無 の 確 認 遺 言 書 の 検 認 戸 籍 等 の 収 集 法 定 相 続 人 を 確 定 相 続 財 産 ( 負 債 )の 把 握 3ヶ 月 4ヶ 月 負 債 が 多 い 場 合 は 相 続 放 棄 限 定 承 認 故 人 の 準 確 定 申 告 相 続 財 産 の 評 価 遺 産 総 額 を 判 明 させる 遺 産 分 割 遺 産 分 割 協 議 書 を 作 成 相 続 財 産 の 名 義 変 更 ( 不 動 産 預 貯 金 株 式 など) 10ヶ 月 相 続 税 の 申 告

ポイント1 遺 言 の 確 認 遺 言 の 有 無 は 非 常 に 大 事 なポイントです まず 遺 言 があるかどうかを 確 認 しましょう 自 筆 証 書 遺 言 があった 場 合 遺 言 書 を 保 管 していた もしくは 発 見 した 相 続 人 は 家 庭 裁 判 所 で 遺 言 書 の 検 認 を 受 けなければなりません 封 がしてある 遺 言 書 は 勝 手 に 開 封 せずに 家 庭 裁 判 所 で 開 封 することになります 検 認 を 受 けていない 自 筆 証 書 遺 言 は 相 続 手 続 では 使 用 できません 公 正 証 書 遺 言 があった 場 合 自 筆 証 書 遺 言 と 違 い 家 庭 裁 判 所 の 検 認 手 続 を 行 う 必 要 はありません 公 証 人 役 場 で 遺 言 書 を 作 成 したはずだけど 遺 言 書 が 見 つからない という 場 合 には 平 成 以 降 のものであれば 全 国 の 公 証 人 役 場 のネットワークを 使 って 検 索 してくれます 有 効 な 遺 言 があれば 後 述 する 遺 産 分 割 協 議 書 や 相 続 人 全 員 の 印 鑑 証 明 書 などの 書 類 が 不 要 となります また 相 続 人 の 間 での 争 いを 未 然 に 防 いでくれるので 非 常 に 重 要 な 書 類 になります

ポイント2 戸 籍 等 の 収 集 ( 法 定 相 続 人 の 確 定 ) 亡 くなられた 方 の 相 続 人 は 誰 なのか? 相 続 人 と 思 っている 人 が 本 当 に 相 続 人 なのか?を 調 査 し 相 続 人 を 確 定 します 具 体 的 には 故 人 の 出 生 時 から 死 亡 時 までの 連 続 した 戸 籍 除 籍 原 戸 籍 をそれぞれの 本 籍 地 の 役 場 から 収 集 して 調 査 します 二 代 三 代 前 の 戸 籍 も 必 要 となりますので 非 常 に 面 倒 な 手 続 のひとつです 収 集 した 戸 籍 等 は 預 貯 金 不 動 産 株 式 などの 名 義 変 更 手 続 に 必 要 となるので 避 けては 通 れない 手 続 です 1 相 続 人 となる 順 位 第 一 順 位 子 供 孫 曾 孫 ( 直 系 卑 属 ) 第 二 順 位 親 第 三 順 位 兄 弟 ( 配 偶 者 は 常 に 相 続 人 となります) 第 一 順 位 の 子 供 が 一 人 でも 存 在 すれば 第 二 順 位 の 親 には 相 続 権 はありません 第 一 順 位 の 子 供 が 先 に 死 亡 していても 孫 がいれば 第 二 順 位 以 降 には 相 続 権 は ありません 子 供 には 養 子 も 含 まれます 実 子 と 養 子 の 相 続 分 は 同 じです 配 偶 者 については あくまでも 戸 籍 上 の 配 偶 者 が 相 続 人 となります 内 縁 の 妻 などは 相 続 人 とはなれません たとえ 別 居 して 三 十 年 経 過 していても 戸 籍 上 が 妻 であれば 相 続 人 ということになります 逆 に 内 縁 の 妻 として 三 十 年 間 夫 のために 世 話 をしてきたとしても 相 続 権 はありません

ポイント3 相 続 財 産 の 把 握 相 続 の 対 象 となる 財 産 は 何 かということを 調 査 して その 物 とその 金 額 を 確 定 させます 主 要 な 遺 産 としては 土 地 建 物 預 貯 金 株 券 があげられます 基 本 的 には 家 にある 権 利 証 預 金 通 帳 株 式 銘 柄 一 覧 表 などをみればどのぐらい 遺 産 があるのかがわかります 但 し 同 居 していた 者 がいない 場 合 などは 権 利 証 や 預 金 通 帳 などがどこにあるのか 株 を 持 っていたのかどうかを 把 握 するのに 苦 労 する 場 合 が 多 いです 同 居 をしていない 場 合 は 生 前 からできるだけ 多 くの 情 報 を 得 るようにしたほうが 良 いでしょう 生 命 保 険 について 生 命 保 険 の 保 険 金 については 原 則 として 遺 産 には 入 りません その 保 険 金 は 受 取 人 の 固 有 の 財 産 となるので 受 取 人 以 外 の 相 続 人 はその 金 銭 の 分 割 を 要 求 できません 明 らかに 借 金 の 方 が 多 い 場 合 には 死 後 三 ヶ 月 以 内 に 家 庭 裁 判 所 で 相 続 放 棄 手 続 を 行 う 必 要 があります

ポイント4 遺 産 分 割 協 議 相 続 人 と 遺 産 が 確 定 した 後 相 続 人 全 員 で 遺 産 分 割 協 議 を 行 います 土 地 はAさんに 預 貯 金 はBさんに という 具 合 で 遺 産 の 取 得 者 を 決 定 して 相 続 人 全 員 が 署 名 押 印 します この 場 合 の 押 印 は 実 印 の 押 印 が 必 要 となります (あわせて 印 鑑 証 明 書 も 必 要 となります) この 協 議 で 決 定 したことは 原 則 として 取 り 消 せませんので 内 容 をよく 確 認 の 上 でハンコを 押 すようにしましょう 相 続 人 の 間 で 合 意 ができないときには 遺 産 分 割 協 議 が 不 調 に 終 わった 場 合 には 家 庭 裁 判 所 にて 遺 産 分 割 調 停 を 行 うこと になります この 手 続 は 調 停 委 員 が 相 続 人 双 方 の 意 見 を 聞 き 妥 当 と 思 う 調 停 案 を 提 示 し その 案 を 相 続 人 全 員 が 受 け 入 れた 場 合 に 成 立 となります 調 停 でも 結 論 がでない 場 合 は 遺 産 分 割 審 判 を 行 うことになります この 手 続 は 通 常 の 裁 判 手 続 と 同 様 で 何 度 か 審 理 をした 後 裁 判 官 が 強 制 的 に 審 判 を 下 します

ポイント5 名 義 変 更 手 続 き その1 遺 産 分 割 協 議 書 の 内 容 に 従 い 不 動 産 預 貯 金 株 式 車 などの 名 義 を 変 更 します 不 動 産 物 件 所 在 地 を 管 轄 する 法 務 局 で 手 続 を 行 います 申 請 書 類 必 要 書 類 などが 複 雑 で 正 確 性 が 求 められるので 通 常 は 司 法 書 士 に 依 頼 することになります ( 不 動 産 登 記 のほとんどは 司 法 書 士 が 代 理 しています) 預 貯 金 各 金 融 機 関 の 窓 口 で 相 続 が 発 生 した 旨 を 伝 え 相 続 手 続 書 類 をもらう ( 郵 送 対 応 が 可 能 な 金 融 機 関 もあります) 相 続 手 続 書 類 を 記 入 し 被 相 続 人 の 出 生 時 から 死 亡 時 までの 戸 籍 相 続 人 の 戸 籍 印 鑑 証 明 書 金 融 機 関 の 通 帳 などを 持 参 して 金 融 機 関 の 窓 口 にて 手 続 を 行 う その 後 約 1 週 間 で 預 貯 金 払 戻 預 貯 金 名 義 変 更 手 続 が 完 了 する 金 融 機 関 に 死 亡 した 旨 を 伝 えると 口 座 が 凍 結 されるので 要 注 意 戸 籍 等 の 書 類 の 返 却 を 求 めれば 金 融 機 関 側 でコピーを 取 り 原 本 は 返 却 してくれるところが 多 い( 印 鑑 証 明 書 は 返 却 してくれないところが 多 い) 司 法 書 士 などが 代 理 して 手 続 を 行 うことも 可 能

ポイント5 名 義 変 更 手 続 き その2 株 式 国 債 投 資 信 託 手 続 窓 口 は 諸 手 続 代 行 している 証 券 会 社 や 信 託 銀 行 になります 株 式 銘 柄 の 会 社 で 直 接 手 続 をするわけではありません 手 続 の 流 れは 基 本 的 に 預 貯 金 と 同 様 です 注 意 する 点 は 下 記 のとおりです 1.どの 会 社 のものを 何 株 所 有 していたか 2.どの 証 券 会 社 と 取 引 ( 口 座 開 設 )していたのか 3. 株 券 は 保 護 預 かりにしていたのか 自 分 で 所 有 していたのか 株 式 を 相 続 する 人 が その 証 券 会 社 に 特 定 口 座 を 持 っていない 場 合 には 新 たに 特 定 口 座 を 開 設 する 必 要 があります 毎 年 2 回 株 式 状 況 の 報 告 が 送 られてくるので 郵 便 などをこまめにチェック しましょう 車 手 続 窓 口 はナンバープレートの 地 名 を 管 理 する 陸 運 局 です ディーラーに 代 理 してもらうこともできます 必 要 書 類 は 遺 産 分 割 協 議 書 故 人 の 戸 籍 謄 本 相 続 人 の 戸 籍 謄 本 相 続 人 全 員 の 印 鑑 証 明 書 自 動 車 税 申 告 書 など

ポイント6 相 続 税 の 申 告 相 続 税 が 課 税 される 場 合 は 相 続 税 の 申 告 をして 相 続 税 を 納 付 しなければなりません 但 し 相 続 税 がかかる 方 は 日 本 全 国 で 亡 くなられた 方 の5%に 満 たない 数 ですので ほとんどの 家 庭 には 無 関 係 の 話 です 基 礎 控 除 遺 産 の 総 額 が 基 礎 控 除 額 以 下 であれば 相 続 税 の 申 告 自 体 が 不 要 です 基 礎 控 除 は 5000 万 円 + 法 定 相 続 人 の 数 1000 万 円 です 法 定 相 続 人 が1 人 であれば6000 万 円 2 人 であれば7000 万 円 が 基 礎 控 除 額 となります 今 後 予 定 されている 相 続 税 の 改 正 基 礎 控 除 3000 万 円 + 法 定 相 続 人 の 数 600 万 円 法 定 相 続 人 が2 人 であれば4200 万 円 が 基 礎 控 除 額 となる 小 規 模 宅 地 等 の 特 例 配 偶 者 控 除 などの 特 例 措 置 もある 故 人 が 生 前 暮 らしていた 土 地 については 一 定 の 要 件 を 満 たせば 評 価 額 が 80% 減 額 となります 配 偶 者 が 相 続 する 財 産 については 1 億 6 千 万 円 または 法 定 相 続 分 までは 課 税 されません 但 し いずれも 申 告 自 体 は 必 要 となるので この 特 例 を 使 用 する 場 合 は 税 理 士 に 相 談 されたほうが 良 いでしょう

葬 儀 後 に 行 う 諸 手 続 き 電 気 ガス 水 道 NHK 電 話 で 申 し 出 る 送 られてくる 書 類 に 記 入 し 新 たな 引 き 落 とし 口 座 を 決 める 固 定 電 話 NTTに 電 話 をする 送 られてくる 書 類 に 記 入 し 新 たな 引 き 落 とし 口 座 を 決 める 将 来 的 に 消 滅 するので 電 話 加 入 権 の 相 続 手 続 を 行 う 必 要 性 は 低 い 住 民 票 ( 世 帯 主 変 更 ) 世 帯 主 が 死 亡 してから14 日 以 内 に 住 所 地 の 市 区 町 村 役 場 で 手 続 をする 世 帯 主 が 明 らかな 場 合 には 不 要 葬 祭 費 の 請 求 死 後 14 日 以 内 に 住 所 地 の 市 区 町 村 役 場 へ 故 人 の 保 険 証 を 返 却 する その 配 偶 者 や 扶 養 家 族 の 保 険 証 も 書 き 換 えが 必 要 故 人 の 保 険 証 を 返 却 した 場 合 喪 主 に 対 して 葬 祭 費 が 支 給 される 金 額 は 自 治 体 により 異 なるが 3 万 ~8 万 円 葬 祭 費 の 振 込 先 金 融 機 関 の 通 帳 と 葬 儀 費 用 の 領 収 書 を 持 参 する 葬 祭 費 は 死 後 2 年 以 内 に 請 求 する 必 要 がある

葬 儀 後 に 行 う 諸 手 続 き 健 康 保 険 ( 勤 務 先 の 健 康 保 険 など) 被 保 険 者 本 人 が 死 亡 した 場 合 は 勤 務 先 に 保 険 証 を 返 却 し 故 人 の 被 扶 養 者 だった 遺 族 は 新 たに 国 民 健 康 保 険 に 加 入 する この 手 続 は 死 後 14 日 以 内 に 行 う 扶 養 家 族 が 死 亡 した 場 合 にも 勤 務 先 に 届 出 を 行 う 年 金 老 齢 基 礎 年 金 や 老 齢 厚 生 年 金 を 受 給 している 人 が 死 亡 した 場 合 には すみやかに 未 支 給 ( 年 金 ) 請 求 書 と 年 金 受 給 権 者 死 亡 届 を 提 出 する これにより 死 亡 月 の 分 の 年 金 まで 請 求 することができる 手 続 を 怠 ると 年 金 の 過 払 いが 生 じてしまい 後 日 返 還 しなければならなくなる 提 出 先 は 老 齢 基 礎 年 金 は 市 区 町 村 老 齢 厚 生 年 金 は 社 会 保 険 事 務 所 や 年 金 センター 必 要 書 類 は 故 人 の 年 金 証 書 戸 籍 謄 本 住 民 票 振 込 先 金 融 機 関 の 通 帳 など 厚 生 年 金 の 被 保 険 者 が 受 給 期 間 中 に 死 亡 した 場 合 など 一 定 の 要 件 を 満 たしている ときには その 遺 族 に 遺 族 厚 生 年 金 が 支 給 される 請 求 先 は 社 会 保 険 事 務 所 や 年 金 センター

葬 儀 後 に 行 う 諸 手 続 き 高 額 療 養 費 健 康 保 険 や 国 民 健 康 保 険 を 利 用 して 療 養 中 に 医 療 費 の 自 己 負 担 額 が 一 定 額 を 超 えた 場 合 には その 超 えた 部 分 が 払 い 戻 される 収 入 や 年 齢 診 療 の 回 数 などによって 変 動 があるが 一 月 に10 万 円 以 上 の 医 療 費 を 支 出 している 場 合 には 適 用 があると 思 われる 請 求 先 は 健 康 保 険 は 社 会 保 険 庁 国 民 健 康 保 険 は 市 区 町 村 必 要 書 類 は 被 保 険 者 証 と 医 療 機 関 の 領 収 書 生 命 保 険 被 保 険 者 が 死 亡 した 場 合 受 取 人 または 相 続 人 は 保 険 金 を 受 け 取 れるので 生 命 保 険 会 社 に 連 絡 をして 手 続 を 進 める 被 保 険 者 ではない 保 険 契 約 者 や 保 険 金 受 取 人 が 死 亡 しても 保 険 金 は 支 払 われることはないので その 名 義 変 更 をすることになる 一 般 的 には 死 後 2 年 を 過 ぎると 死 亡 保 険 金 の 請 求 権 がなくなることが 多 い