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( 減 免 の 根 拠 等 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は, 地 方 税 法 第 条 の 規 定 に 基 づ く 市 税 条 例 第 6 9 条 の 2 の 規 定 を 根 拠 と す る 身 体 障 害 者 等 に 対 す る 軽 自 動 車 税 の 減 免 の 具 体 的 な 対

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(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

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死 亡 後 の 手 続 きリスト 2 14 日 以 内 住 民 票 の 抹 消 届 の 提 出 市 町 村 役 場 の 戸 籍 住 民 登 録 窓 口 届 出 人 の 印 鑑 本 人 確 認 できる 証 明 書 類 ( 運 転 免 許 証 パスポ-ト) 世 帯 主 変 更 届 の 提 出 市 町 村

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

― 目次 ―

伊勢崎市職員職場復帰支援制度

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目  次

前橋市軽自動車税減免要綱(案)1

障害福祉制度あらまし目次

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

3 保 険 料 ( 掛 金 )を 納 めていること 原 則 として 初 診 日 月 前 々 月 まで 国 民 年 金 加 入 期 間 全 体 うち 3 分 2 以 上 きち んと 納 めている( 保 険 料 免 除 期 間 も 含 む)ことが 必 要 です 現 在 は 特 例 として 初 診 日 が

(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大 学 校 に 改 組 修 業 年 限 を1 年 制 から2 年 制 に 改

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( 延 納 ) 第 6 条 前 第 5 条 第 1 項 の 期 日 までに 学 費 の 納 入 ができない 者 は 次 の 期 日 までに 延 納 願 いを 提 出 し 許 可 を 得 なければならない 前 期 分 延 納 願 い 4 月 15 日 後 期 分 延 納 願 い 9 月 10 日 2

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

(平成13年9月25日現在)

 

戸 籍 謄 本 ( 本 籍 が 当 市 以 外 の 方 ) 親 の 同 意 書 ( 未 成 年 の 方 ) 離 婚 届 夫 妻 離 婚 届 書 印 鑑 ( 届 出 人 の もの) 届 出 人 を 確 認 できるも の( 運 転 免 許 証 等 ) 戸 籍 謄 本 ( 本 籍 が 当 市 以 外 の

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

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5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

税 市 民 税 県 民 税 家 屋 敷 課 税 の 申 告 書 の 提 出 豊 川 市 外 にお 住 まいで 1 月 1 日 現 在 で 市 内 に 事 務 所 事 業 所 または 家 屋 敷 を 有 する で 申 告 書 を 提 出 される 平 成 29 年 度 以 後 の 年 度 分 の 申 告

届 届 火 葬 費 補 助 金 町 内 に 住 所 を 有 するかたが 死 亡 ( 死 産 も 含 む)し 火 葬 の 許 可 を 受 け 火 葬 をした 場 合 に 申 請 により 火 葬 料 を 補 助 します なお 平 成 28 年 3 月 までに 許 可 された 分 の 申 請 は 従 前

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接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

臨 床 研 究 報 告 に 関 するお 知 らせとご 協 力 のお 願 い 長 崎 労 災 病 院 は 地 域 の 基 幹 病 院 であります その 使 命 は 患 者 さんの 病 気 を 適 切 に 治 療 することと 同 時 にその 診 療 の 際 に 生 じた 重 要 な 事 柄 や 新 しい

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

後期高齢者医療制度

中 部 学 院 大 学 主 催 2016(H28) 年 度 第 1 回 介 護 職 員 等 によるたんの 吸 引 等 研 修 事 業 ( 第 1 2 号 研 修 不 特 定 多 数 の 者 対 象 ) 受 講 者 募 集 要 項 中 部 学 院 大 学 では 2012(H24) 年 4 月 1 に

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

別記

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6 謝金(給与等)

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

諸 手 続 きの 方 法 について 手 続 きの 種 類 手 続 きの 内 容 手 続 きに 必 要 なもの 初 めて 手 帳 交 付 を 申 請 する 場 合 診 断 書 ( 指 定 様 式 ) 新 規 交 付 写 真 1 枚 ( 縦 3cm 横 2.5cm) 再 交 付 等 級 変 更 及 び

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

(2) 国 民 年 金 の 保 険 料 国 民 年 金 の 第 1 号 被 保 険 者 および 任 意 加 入 者 は, 保 険 料 を 納 めなければなりま せん また,より 高 い 老 齢 給 付 を 望 む 第 1 号 被 保 険 者 任 意 加 入 者 は, 希 望 により 付 加 保 険

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

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厚 生 年 金 制 度 及 び 年 金 払 い 退 職 給 付 について 日 本 郵 政 共 済 組 合

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本 日 の 内 容 薬 事 法 改 正 の 概 要 医 療 機 器 QMSに 関 する 条 文 抜 粋 と 解 説 新 法 対 応 に 向 けて

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東 京 電 力 ホールディングス 株 式 会 社 労 働 環 境 改 善 2016/9/29 在 分 野 名 括 り 5 内 容 これまで1ヶ 月 の 動 きと 今 後 1ヶ 月 の 予 定 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 備 考 員 の 確 保 状 況 と 地 元 雇 用 率 の 実

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訪 問 看 護 と 看 護 職 員 による の 選 択 主 治 医 意 見 書 において 訪 問 看 護 と 看 護 職 員 の 訪 問 による 相 談 支 援 の 両 方 の 項 にチェ ックがある 場 合 どちらのサービスを 優 先 すべ きか 以 下 の 場 合 は どのように 取 扱 うのか

大学病院治験受託手順書

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(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

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群馬県多文化共生推進指針

(3) 財 形 貯 蓄 等 に 係 る 給 与 からの 控 除 預 入 等 を 行 うための 明 細 書 ( 以 下 控 除 額 明 細 書 という )について 人 事 課 と 財 形 貯 蓄 取 扱 機 関 との 相 互 間 における 送 付 の 取 次 ぎを 行 うこと (4) 財 務 課 から

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2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

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マスミューチュアル 定 額 終 身 保 険 の 特 徴 としくみ Point 1 健 康 状 態 の 告 知 は Point 2 ありません 固 定 利 率 で る 保 険 す 契 約 積 立 す * 被 保 険 者 が 入 院 中 の 場 合 など ご 加 入 いただけない 場 合 がございます

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

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住み慣れたこの町で最期まで 安心して暮らすために

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2. 当 初 の 目 的 と 現 状 コア 会 議 の 役 割 目 的 現 状 分 析 マネジメント 会 議 の 運 営 や あり 方 問 題 取 り 組 みにつ いての 議 論 会 員 からの 意 見 の 吸 い 上 げ と 内 容 の 各 会 議 への 振 り 分 け 全 体 会 運 営 会 議

5) 在 宅 医 療 提 供 体 制 の 検 討 退 院 に 関 わる 業 種 ごとに 部 会 を 立 ち 上 げ 在 宅 医 療 に 必 要 なことについて 検 討 していく またそれを 拠 点 整 備 事 業 委 員 会 が 統 括 し さらにそれを 拠 点 整 備 事 業 協 議 会 が 監

(3) 定 年 退 職 時 にG 職 員 就 業 規 則 第 23 条 の 各 号 に 該 当 している 者 (4) 定 年 退 職 時 にE 職 員 就 業 規 則 第 22 条 の 各 号 に 該 当 している 者 (5) 定 年 退 職 時 にG 職 員 就 業 規 則 第 66 条 の(1)

技術専門委員会

Transcription:

2014.3 Vol. 72

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4つの 権 利 と 意 思 表 示 カード 日 本 臓 器 移 植 ネットワークは4つの 権 利 を 示 しています 臓 器 を 提 供 する 権 利 提 供 し な い 権 利 そ して 臓 器 を 受 け 取 る 権 利 受 け 取 らない 権 利 です どの 権 利 も 自 分 で 選 ぶことができ 尊 重 されます 臓 器 を 提 供 しないという 意 思 も 大 切 な 権 利 の 一 つなので 明 確 に 示 しておく 必 要 があります その 中 の 提 供 する 側 と 受 け 取 る 側 の 意 思 をつなげる 役 割 を 果 たすのが 日 本 臓 器 移 植 ネットワーク 臓 器 提 供 に ついて 意 思 表 示 カード を 作 成 し 市 町 村 窓 口 やコンビ ニなどに 配 布 したり 運 転 免 許 証 や 健 康 保 険 証 などにも 臓 器 提 供 の 意 思 の 有 無 の 項 目 を 設 けたりして 意 思 表 示 を 呼 び 掛 けています 最 終 的 に 家 族 が 判 断 することにな るので 日 ごろからお 互 いの 意 思 を 伝 えておきましょう 脳 死 とは? 日 本 臓 器 移 植 ネットワークより 脳 死 とは 呼 吸 循 環 機 能 の 調 節 や 意 識 の 伝 達 など 生 きていくために 必 要 な 働 きを 司 る 脳 幹 を 含 む 脳 全 体 の 機 能 が 失 われた 状 態 です 事 故 や 脳 卒 中 などが 原 因 で 脳 幹 が 機 能 しなくなると 回 復 する 可 能 性 はなく 二 度 と 元 に 戻 りません 脳 死 後 に 臓 器 を 提 供 する 場 合 は 法 に 定 められた 厳 格 な 脳 死 判 定 を2 回 行 い 脳 死 であることを 確 実 に 判 定 します 2 回 目 の 脳 死 判 定 時 刻 が 死 亡 時 刻 となります 移 植 する 人 はどうやって 選 ばれる? 臓 器 移 植 ネットワークに 登 録 している 移 植 希 望 者 の 中 から 提 供 される 臓 器 が 医 学 的 に 最 も 適 した 方 がコン ピュータで 公 平 に 選 ばれます 臓 器 の 摘 出 法 的 な 脳 死 判 定 が 終 わり 移 植 する 人 が 選 ばれると 臓 器 の 摘 出 手 術 が 行 われます 摘 出 手 術 は3~5 時 間 か かりますが 摘 出 後 はきれいに 縫 い 合 わせて 手 術 の 痕 がわからないようにします 臓 器 の 運 搬 摘 出 された 臓 器 は すぐ に 移 植 施 設 に 運 ば れ ま す 臓 器 を 摘 出 すれば 臓 器 内 の 血 流 が 止 まるので 時 間 との 戦 いになります ヘリコプター 臓 器 を 運 搬 する 救 急 車 や 飛 行 機 を 使 い 陸 路 では パトカー 先 導 で 運 搬 します 臓 器 の 移 植 臓 器 の 提 供 や 移 植 は 認 められた 施 設 でしかできません 特 に 肺 移 植 は 九 州 では 長 崎 大 学 病 院 と 福 岡 大 学 病 院 だけが 肝 移 植 は 長 崎 大 学 病 院 九 州 大 学 病 院 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 だけが 実 施 することができます 長 崎 大 学 病 院 での 実 績 脳 死 状 態 からの 臓 器 提 供 4 例 ( 成 人 3 例 10 歳 以 上 15 歳 未 満 1 例 ) 脳 死 臓 器 移 植 10 例 ( 肺 4 例 肝 臓 1 例 腎 臓 5 例 ) 脳 死 下 で 移 植 できる 臓 器 平 成 23 年 4 月 長 崎 初 の 脳 死 肝 移 植 脳 死 臓 器 移 植 に 直 接 関 わる 医 療 スタッフはもとより 大 勢 の 方 々の 協 力 でかけがえのない いのちの 贈 りもの は 患 者 さんに 届 けられています 4

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