苫 小 牧 市 総 合 防 犯 計 画 ( 案 ) 苫 小 牧 市
目 次 第 1 章 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 1 1 計 画 策 定 の 経 緯 1 2 計 画 の 目 的 1 3 計 画 の 対 象 範 囲 1 4 計 画 の 期 間 1 第 2 章 犯 罪 の 現 状 と 課 題 2 1 安 全 安 心 に 関 する 市 民 意 識 2 (1) 地 域 の 安 全 についての 満 足 度 2 (2) 犯 罪 被 害 への 不 安 感 2 (3) 犯 罪 被 害 にあう 不 安 を 感 じる 犯 罪 3 (4) 犯 罪 被 害 にあう 不 安 を 感 じる 場 所 4 (5) 犯 罪 情 報 の 入 手 方 法 5 (6) 犯 罪 対 策 に 対 する 意 識 と 取 組 6 (7) 防 犯 対 策 における 防 犯 グッズの 活 用 6 (8) 安 全 で 安 心 して 暮 らせるまちを 実 現 するために 苫 小 牧 市 に 期 待 する 取 組 7 2 地 域 防 犯 活 動 の 現 状 8 (1) 自 主 防 犯 組 織 8 (2) 青 色 回 転 灯 装 備 車 両 によるパトロール 8 (3) 防 犯 活 動 推 進 員 8 (4) 地 域 防 犯 活 動 (ボランティア)の 認 知 及 び 活 動 状 況 8 (5) 地 域 防 犯 活 動 (ボランティア)に 参 加 するために 必 要 な 条 件 9 3 犯 罪 の 現 状 等 10 (1) 北 海 道 内 都 市 の 犯 罪 10 (2) 一 般 刑 法 犯 認 知 件 数 11 (3) 交 番 別 一 般 刑 法 犯 認 知 件 数 12 (4) 子 どもに 対 する 事 案 14 (5) 道 内 の 振 り 込 め 詐 欺 などの 特 殊 詐 欺 14 (6) 暴 力 団 情 勢 14 4 防 犯 に 対 する 取 組 における 課 題 ( 犯 罪 発 生 の 背 景 と 要 因 ) 14 (1) 市 民 の 安 全 安 心 感 14 (2) 市 民 の 防 犯 意 識 15 (3) 地 域 の 防 犯 活 動 15 (4) 犯 罪 が 起 きにくい 環 境 の 整 備 15 (5) 子 どもの 安 全 確 保 15 (6) 高 齢 者 の 安 全 確 保 16
第 3 章 計 画 の 基 本 目 標 17 第 4 章 計 画 の 推 進 18 1 市 の 取 組 18 (1) 広 報 及 び 啓 発 活 動 の 実 施 18 (2) 防 犯 に 配 慮 した 環 境 の 整 備 18 (3) 市 民 及 び 事 業 者 の 防 犯 活 動 への 支 援 19 (4) 学 校 等 における 子 どもの 安 全 対 策 19 (5) 高 齢 者 の 安 全 対 策 20 (6) その 他 の 取 組 21 2 市 民 の 取 組 21 (1) 身 の 回 りの 安 全 対 策 21 (2) 防 犯 知 識 の 習 得 22 (3) 地 域 における 安 全 活 動 への 協 力 22 3 事 業 者 の 取 組 22 (1) 事 業 所 等 の 防 犯 対 策 22 (2) 従 業 員 の 啓 発 22 (3) 地 域 における 安 全 活 動 への 協 力 22 第 5 章 計 画 の 実 施 に 当 たって 23 1 推 進 体 制 の 整 備 23 (1) 全 市 的 な 推 進 体 制 23 (2) 庁 内 推 進 体 制 23 2 計 画 の 進 捗 管 理 23 苫 小 牧 市 総 合 防 犯 計 画 の 体 系 図 24
第 1 章 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 1 計 画 策 定 の 経 緯 本 市 では 犯 罪 及 び 交 通 事 故 のない 安 全 な 市 民 生 活 を 確 保 するため 平 成 13 年 に 苫 小 牧 市 防 犯 及 び 交 通 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 13 年 条 例 第 21 号 以 下 防 犯 条 例 という )を 制 定 し 犯 罪 の 防 止 に 関 し 広 報 及 び 啓 発 活 動 施 設 などの 取 組 に 努 めているところです また 平 成 24 年 度 改 定 の 苫 小 牧 市 総 合 計 画 基 本 構 想 第 5 次 基 本 計 画 ( 以 下 第 5 次 基 本 計 画 という )には 主 要 施 策 に 総 合 的 な 防 犯 施 策 の 体 系 化 を 犯 罪 予 防 対 策 の 強 化 のための 取 組 として 位 置 付 けています この 苫 小 牧 市 総 合 防 犯 計 画 は 第 5 次 基 本 計 画 を 受 け 防 犯 条 例 に 規 定 す る 市 の 防 犯 に 関 する 施 策 として 策 定 したものです 2 計 画 の 目 的 この 計 画 は 市 市 民 及 び 事 業 者 の 防 犯 に 果 たす 役 割 を 明 確 にするととも に これらの 者 が 協 働 して 犯 罪 予 防 対 策 の 強 化 に 取 り 組 むことによって 安 心 して 暮 らせる 市 民 生 活 の 確 立 を 目 指 すこととしています 3 計 画 の 対 象 範 囲 犯 罪 には 様 々なものがありますが この 計 画 では 市 民 が 日 頃 から 不 安 を 抱 いている 空 き 巣 ねらい 等 の 窃 盗 事 件 や 子 どもに 対 する 犯 罪 など 市 民 の 身 近 な 場 所 で 発 生 する 犯 罪 を 対 象 とし 法 律 による 分 類 の 中 で 主 に 一 般 刑 法 犯 を 対 象 範 囲 とします 犯 罪 凶 悪 犯 ( 殺 人 強 盗 放 火 強 姦 ) 一 般 刑 法 犯 粗 暴 犯 ( 暴 行 傷 害 脅 迫 恐 喝 凶 器 準 備 集 合 ) 刑 法 犯 窃 盗 犯 ( 空 き 巣 自 転 車 盗 車 上 狙 い ひったくり 等 ) 1 交 通 関 係 業 過 知 能 犯 ( 詐 欺 横 領 偽 造 汚 職 背 任 等 ) 風 俗 犯 ( 賭 博 わいせつ) 特 別 法 犯 刑 法 犯 以 外 の 罪 ( 覚 せい 剤 軽 犯 罪 銃 刀 等 ) その 他 ( 公 務 執 行 妨 害 住 居 侵 入 逮 捕 監 禁 器 物 損 壊 等 ) 4 計 画 の 期 間 この 計 画 の 期 間 は 平 成 27 年 度 から 平 成 31 年 度 までの5 年 間 とします ただ し 施 策 の 進 捗 状 況 や 社 会 情 勢 の 変 化 に 応 じて 適 時 計 画 の 見 直 しを 行 い より 効 果 的 かつ 効 率 的 な 施 策 の 展 開 に 努 めることとします 1 交 通 関 係 業 過 : 交 通 事 故 によって 人 を 死 傷 させた 場 合 過 失 があれば 業 務 上 過 失 致 死 傷 罪 又 は 重 過 失 致 死 傷 罪 が 成 立 しますが これを 交 通 関 係 業 過 と 呼 びます - 1 -
第 2 章 犯 罪 の 現 状 と 課 題 1 安 全 安 心 に 関 する 市 民 意 識 (1) 地 域 の 安 全 についての 満 足 度 苫 小 牧 市 における 防 犯 など 身 近 な 地 域 の 安 全 が 保 たれていることにつ いて どのようにお 考 えですか との 問 に 対 して 満 足 やや 満 足 の 合 計 が17.7%で やや 不 満 不 満 の 合 計 は19.8%でした この 項 目 は 第 5 次 基 本 計 画 の 策 定 の 際 平 成 24 年 6 月 に 行 った 調 査 ( 対 象 2,000 名 )と 同 じ 問 で その 調 査 においては 満 足 やや 満 足 の 合 計 が15.3% やや 不 満 不 満 の 合 計 は34.5%でした 平 成 26 年 度 市 民 アンケート 2 より (2) 犯 罪 被 害 への 不 安 感 日 常 生 活 を 送 る 中 自 分 が 何 らかの 犯 罪 被 害 にあう 不 安 を 感 じますか との 問 に 対 して 大 いに 感 じる 多 少 感 じる の 合 計 が56.7%で 半 数 以 上 が 犯 罪 被 害 にあう 不 安 を 感 じています 平 成 26 年 度 市 民 アンケートより 2 市 民 アンケート: 苫 小 牧 市 市 民 生 活 部 安 全 安 心 生 活 課 が 平 成 26 年 8 月 18 日 から 9 月 19 日 までの 間 に 住 民 基 本 台 帳 から 無 作 為 で 抽 出 した 苫 小 牧 市 内 の 満 18 歳 以 上 の 男 女 1,200 人 に 対 して 行 った 犯 罪 のない 安 全 で 安 心 なまちづくりに 関 する 市 民 アンケートをい います - 2 -
(3) 犯 罪 被 害 にあう 不 安 を 感 じる 犯 罪 空 き 巣 などの 住 宅 への 侵 入 犯 が 最 も 高 く69.7%で 次 いで 車 上 狙 い が59.4%で 子 どもを 狙 った 犯 罪 32.8% 振 り 込 め 詐 欺 などの 詐 欺 犯 罪 28.8%と 続 きます 平 成 26 年 度 市 民 アンケートより - 3 -
(4) 犯 罪 被 害 にあう 不 安 を 感 じる 場 所 庭 や 車 庫 などを 含 む 自 宅 が 最 も 高 く70.5%で 次 いで 道 路 駐 輪 場 駐 車 場 公 園 と 公 共 空 間 において 犯 罪 被 害 にあう 不 安 感 が 高 くなっ ています 平 成 26 年 度 市 民 アンケートより - 4 -
(5) 犯 罪 情 報 の 入 手 方 法 地 域 で 起 きている 犯 罪 をどのような 手 段 で 知 りますか との 問 に 対 し て テレビ ラジオ 等 のマスコミからの 情 報 が90.8%と 最 も 高 く 次 が 町 内 会 からの 情 報 の30.8%でした 平 成 26 年 度 市 民 アンケートより - 5 -
(6) 防 犯 対 策 に 対 する 意 識 と 取 組 在 宅 時 でも 自 宅 の 施 錠 をしたり 車 内 に 貴 重 品 を 置 きっぱなしにしな いなど 簡 単 にできる 防 犯 対 策 を 日 ごろ どの 程 度 意 識 して 取 り 組 んでい ますか との 問 に 対 して 意 識 を 高 く 持 って 取 り 組 んでいる 意 識 を 持 って ある 程 度 取 り 組 んでいる の 合 計 が86.8%で 多 くがなんらかの 防 犯 対 策 をしていました 平 成 26 年 度 市 民 アンケートより (7) 防 犯 対 策 における 防 犯 グッズの 活 用 防 犯 ブザー 警 報 装 置 玄 関 や 窓 の 補 助 錠 などの 防 犯 グッズをどの 程 度 活 用 していますか との 問 に 対 して 積 極 的 に 活 用 している 少 し 活 用 している の 合 計 が40.4%で 関 心 がない 関 心 はあるが 活 用 してい ない の 合 計 58,9%を18.5% 下 回 りました 平 成 26 年 度 市 民 アンケートより - 6 -
(8) 安 全 で 安 心 して 暮 らせるまちを 実 現 するために 苫 小 牧 市 に 期 待 する 取 組 見 通 しの 悪 い 場 所 の 改 善 等 環 境 の 整 備 が 最 も 高 く82.0%で 次 いで 子 どもや 高 齢 者 等 の 安 全 対 策 の53.8% 防 犯 への 関 心 を 向 上 させるための 取 組 33.5%と 続 いています 平 成 26 年 度 市 民 アンケートより - 7 -
2 地 域 防 犯 活 動 の 現 状 (1) 自 主 防 犯 組 織 自 主 防 犯 組 織 は 防 犯 のために 自 主 的 に 地 域 のパトロール 活 動 などに 取 り 組 む 町 内 会 PTAなどのボランティア 団 体 です 市 内 で 活 動 する 自 主 防 犯 組 織 のうち 平 成 26 年 3 月 末 で 苫 小 牧 警 察 署 が 把 握 するものが 53 団 体 本 市 が 合 図 灯 腕 章 などの 防 犯 用 具 の 貸 出 し 等 を 行 っているものが 22 団 体 で 75 団 体 ( 町 内 会 58 団 体 ボランティア 団 体 17 団 体 )が 活 動 しています (2) 青 色 回 転 灯 装 備 車 両 3 によるパトロール 自 主 防 犯 組 織 が 青 色 回 転 灯 を 用 いて 行 う 防 犯 パトロールは 活 動 範 囲 が 広 域 になることもあり 地 域 の 犯 罪 抑 止 の 有 効 な 手 段 として 期 待 されてい ます 平 成 26 年 3 月 末 で 町 内 会 を 含 む 33 団 体 ( 町 内 会 23 団 体 その 他 ボランティア 10 団 体 )が 登 録 車 両 88 台 を 使 用 して 活 動 しています ( 苫 小 牧 警 察 署 調 べ) (3) 防 犯 活 動 推 進 員 防 犯 活 動 推 進 員 は 地 域 の 安 全 を 担 っており 町 内 会 等 の 防 犯 活 動 推 進 団 体 の 推 薦 を 受 け 市 が 委 嘱 するもので 平 成 26 年 3 月 末 で 27 団 体 203 名 が 活 動 を 行 っています (4) 地 域 防 犯 活 動 (ボランティア)の 認 知 及 び 活 動 状 況 地 域 住 民 がボランティアで 実 施 している 防 犯 活 動 を 知 っていますか との 問 に 対 して 実 際 に 活 動 している 過 去 に 活 動 したことがある 活 動 したことはないが 知 っている の 合 計 が84.3%で そのうち 実 際 に 活 動 している 過 去 に 活 動 したことがある の 合 計 は15.7%でした 平 成 26 年 度 市 民 アンケートより 3 青 色 回 転 灯 装 備 車 両 : 警 察 から 青 色 回 転 灯 を 装 備 した 自 動 車 による 自 主 防 犯 パトロールを 適 正 に 行 うことができる 旨 の 証 明 を 受 けた 団 体 が 使 用 する 車 で 運 輸 支 局 等 において 自 動 車 検 査 証 に 自 主 防 犯 活 動 用 自 動 車 との 記 載 を 受 けたものをいいます - 8 -
(5) 地 域 防 犯 活 動 (ボランティア)に 参 加 するために 必 要 な 条 件 現 在 活 動 していない 方 が 今 後 地 域 防 犯 活 動 に 参 加 するために 必 要 な 条 件 については 好 きな 時 間 や 参 加 頻 度 を 選 べれば が34.1% 参 加 の 仕 方 が わかりやすくなっていれば が30.5%と 高 くなっていました そのほかに 地 域 で 自 分 の 希 望 する 活 動 ができるならば が18.0% 危 険 な 目 にあう ことがなければ が15.4%となっていました 平 成 26 年 度 市 民 アンケートより - 9 -
3 犯 罪 の 現 状 等 (1) 北 海 道 内 都 市 の 犯 罪 平 成 25 年 の 苫 小 牧 市 における 犯 罪 率 ( 人 口 1 万 人 当 たりの 犯 罪 件 数 をい う )は 86.31で 全 道 35 市 中 5 番 目 となっており これまでと 同 様 に 全 道 都 市 平 均 を 上 回 る 状 況 にあります 平 成 25 年 順 位 市 名 住 民 基 本 台 帳 平 成 25 年 刑 法 犯 件 数 平 成 24 年 平 成 23 年 犯 罪 率 順 位 犯 罪 率 順 位 犯 罪 率 1 千 歳 市 95,079 1,000 105.18 3 99.62 5 105.93 2 札 幌 市 1,921,237 19,423 101.10 1 111.23 1 126.13 3 恵 庭 市 68,656 663 96.57 7 89.20 3 108.20 4 石 狩 市 59,829 564 94.27 2 101.88 2 116.38 5 苫 小 牧 市 174,032 1,502 86.31 4 98.05 4 106.07 6 岩 見 沢 市 87,162 690 79.16 10 85.96 11 78.36 7 函 館 市 273,780 2,138 78.09 8 86.67 7 94.35 8 砂 川 市 18,419 143 77.64 5 95.54 14 74.79 9 滝 川 市 42,212 327 77.47 11 84.74 16 73.21 10 帯 広 市 168,594 1,300 77.11 9 86.02 8 92.39 11 北 斗 市 48,235 363 75.26 16 78.04 10 78.74 12 旭 川 市 348,416 2,572 73.82 15 78.64 12 77.13 13 留 萌 市 23,362 168 71.91 20 59.57 30 43.24 14 深 川 市 22,648 158 69.76 6 91.86 17 72.42 15 釧 路 市 179,763 1,227 68.26 14 79.42 15 73.90 16 三 笠 市 9,689 65 67.09 17 64.64 32 39.43 17 江 別 市 120,445 806 66.92 13 81.06 9 82.37 18 小 樽 市 126,807 826 65.14 19 62.24 13 74.99 19 北 広 島 市 59,916 375 62.59 12 82.87 6 97.76 20 美 唄 市 24,447 145 59.31 28 50.43 31 40.98 21 稚 内 市 36,918 213 57.70 27 50.48 22 51.17 22 室 蘭 市 90,996 472 51.87 18 62.25 19 66.87 23 赤 平 市 11,658 58 49.75 21 58.32 26 47.91 24 士 別 市 21,042 104 49.42 24 54.76 29 45.99 25 登 別 市 50,799 232 45.67 23 56.66 21 55.25 26 夕 張 市 9,774 44 45.02 29 49.10 24 50.06 27 伊 達 市 36,085 157 43.51 26 50.67 20 60.14 28 富 良 野 市 23,475 92 39.19 32 42.93 27 47.04 29 根 室 市 28,287 110 38.89 31 44.17 34 38.43 30 名 寄 市 29,478 113 38.33 30 46.82 23 50.08 31 北 見 市 123,074 452 36.73 25 50.89 18 67.50 32 紋 別 市 23,782 87 36.58 34 39.86 25 49.08 33 網 走 市 38,072 132 34.67 33 42.02 33 38.99 34 芦 別 市 15,813 50 31.62 35 39.29 35 30.11 35 歌 志 内 市 4,020 10 24.88 22 57.62 28 46.43 市 計 4,411,981 36,771 83.34 91.51 99.60 町 村 計 1,025,620 4,227 41.21 46.74 46.97 不 明 58 合 計 5,437,601 41,056 75.50 83.14 89.61 人 口 については 北 海 道 総 合 政 策 部 地 域 行 政 局 市 町 村 課 が 刑 法 犯 件 数 については 北 海 道 警 察 本 部 刑 事 企 画 課 が それぞれ 発 表 した 各 年 の12 月 31 日 現 在 のものを 使 用 し 集 計 したものである - 10 -
4 (2) 一 般 刑 法 犯 認 知 件 数 北 海 道 警 察 本 部 が 発 表 した 苫 小 牧 市 における 認 知 件 数 の 確 定 値 は 平 成 15 年 の3,826 件 をピークに 全 体 的 に 減 少 傾 向 にあり 平 成 22 年 に 前 年 を 上 回 りましたが その 後 平 成 23 年 24 年 と 減 少 し 平 成 25 年 も 前 年 から204 件 減 少 し 1,502 件 となりました H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 認 知 件 数 3,681 3,826 3,617 3,058 2,383 2,186 2,138 1,711 2,127 1,848 1,706 1,502 4,500 4,000 3,681 3,826 3,617 3,500 3,000 3,058 2,500 2,000 1,500 2,383 2,186 2,138 1,711 2,127 1,848 1,706 1,502 1,000 500 0 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 北 海 道 警 察 本 部 発 表 確 定 値 苫 小 牧 市 における 過 去 5 年 間 の 刑 法 犯 認 知 件 数 暦 年 総 数 ( 件 ) 総 数 の 内 訳 ( 件 ) 前 年 比 ( 件 ) 同 左 (%) 凶 悪 犯 粗 暴 犯 窃 盗 犯 その 他 25 1,502 204 11.96 13 83 1,051 355 24 1,706 142 7.68 11 71 1,198 426 23 1,848 279 13.12 4 79 1,388 377 22 2,127 416 24.31 12 70 1,609 436 21 1,711 13 81 1,295 322 北 海 道 警 察 本 部 発 表 確 定 値 4 認 知 件 数 : 警 察 において 発 生 を 認 知 した 事 件 の 数 - 11 -
(3) 交 番 別 一 般 刑 法 犯 認 知 件 数 市 内 の 交 番 別 の 一 般 刑 法 犯 認 知 件 数 については 苫 小 牧 警 察 署 が 速 報 値 として 集 計 しており それによる 平 成 25 年 の 合 計 件 数 は1,500 件 で その 内 窃 盗 犯 が1,050 件 (70.0%)を 占 め 市 内 各 交 番 ともに 同 様 の 傾 向 でした また 窃 盗 犯 の 内 887 件 (84.5%)が 自 転 車 盗 万 引 きなどの 非 侵 入 窃 盗 でした 全 件 交 番 名 駅 本 臨 双 木 美 弥 山 糸 錦 前 町 港 葉 場 園 生 手 井 岡 沼 ノ 端 沼 ノ 端 北 勇 合 払 計 年 殺 人 凶 悪 犯 強 盗 放 火 強 姦 凶 準 暴 行 粗 暴 犯 傷 害 脅 迫 恐 喝 窃 盗 犯 詐 欺 23 1 1 3 88 2 2 1 6 22 126 24 2 2 97 3 2 5 24 135 25 4 2 1 96 2 1 1 1 7 26 141 23 1 5 37 1 2 25 71 24 5 22 1 1 22 51 25 7 8 31 1 1 1 1 1 25 76 23 5 1 53 2 3 9 73 24 1 3 23 1 1 20 49 25 2 2 23 1 3 4 83 3 1 2 1 1 3 15 117 24 1 6 6 60 1 2 1 25 102 25 1 3 1 1 68 1 1 2 15 93 23 1 5 1 104 1 1 4 24 141 24 4 3 96 2 1 3 8 31 148 25 2 2 2 111 1 2 9 18 147 23 1 1 4 1 276 4 2 1 5 39 334 24 1 2 219 3 1 1 1 9 29 266 25 1 3 5 174 5 1 1 6 1 4 24 225 23 1 105 1 7 23 137 24 1 2 3 1 74 2 2 21 106 25 1 2 3 89 2 2 1 7 23 130 23 1 2 2 52 3 1 1 2 12 76 24 1 2 54 1 4 13 75 25 1 2 1 29 1 1 10 45 23 9 10 1 1 275 2 1 4 21 27 351 24 1 1 6 5 271 1 1 4 11 54 355 25 3 1 11 6 1 187 3 2 5 3 11 41 274 23 2 2 1 122 1 16 26 170 24 3 4 3 104 1 1 1 4 52 173 25 1 1 6 1 121 1 2 1 5 20 159 23 7 4 163 2 1 1 7 34 219 24 2 4 5 163 1 1 1 5 37 219 25 3 2 64 1 1 1 22 94 25 1 4 1 66 1 2 19 94 23 1 27 2 30 24 1 1 15 6 23 25 1 12 1 6 20 23 1 2 1 0 0 33 41 2 3 1,385 17 1 6 0 0 0 11 6 2 76 258 1,845 24 1 4 0 6 0 29 40 2 0 1,198 15 1 4 0 0 0 13 6 0 49 334 1,702 25 3 9 0 1 0 46 33 4 0 1,050 18 2 4 0 0 0 11 17 3 50 249 1,500 横 領 知 能 犯 偽 造 汚 職 背 任 賭 博 風 俗 犯 強 猥 公 猥 そ の 他 その 他 占 脱 苫 小 牧 警 察 署 各 年 12 月 末 発 表 速 報 値 平 成 25 年 1 月 沼 ノ 端 北 交 番 の 開 設 ( 臨 港 交 番 の 移 転 改 築 )により 一 部 管 轄 地 区 が 見 直 された 他 合 計 - 12 -
各 交 番 の 管 轄 において 発 生 した 犯 罪 の 傾 向 としては 認 知 件 数 の 約 7 割 を 占 める 窃 盗 のうち 空 き 巣 や 忍 び 込 みなど 家 屋 などに 侵 入 する 窃 盗 は 糸 井 交 番 錦 岡 交 番 双 葉 交 番 木 場 交 番 美 園 交 番 の 管 轄 で 多 く 発 生 してい ます また その 他 の 非 侵 入 窃 盗 では 万 引 きや 置 引 き 等 が 大 型 商 店 があ る 美 園 交 番 糸 井 交 番 の 管 轄 地 域 で 自 転 車 盗 がJR 駅 がある 糸 井 交 番 木 場 町 交 番 沼 ノ 端 沼 ノ 端 北 交 番 の 管 轄 で 多 く 発 生 しています 窃 盗 犯 内 訳 交 番 名 駅 前 本 町 臨 港 双 葉 木 場 美 園 弥 生 山 手 糸 井 錦 岡 沼 ノ 端 沼 ノ 端 北 勇 払 合 計 年 空 き 巣 侵 入 窃 盗 非 侵 入 窃 盗 事 オ 出 自 忍 金 務 自 自 部 車 店 そ 小 販 万 そ び 庫 所 動 ト 転 品 上 荒 の 機 引 の 込 破 荒 車 バ 車 狙 狙 ら 他 計 狙 き 他 み り ら 盗 イ 盗 い い し い し 盗 ー 23 1 1 1 1 4 2 23 4 16 7 19 13 84 88 24 1 2 2 5 36 17 25 14 92 97 25 3 1 4 8 2 1 23 13 12 13 24 88 96 23 3 3 6 1 8 2 5 7 8 31 37 24 2 3 5 1 5 1 3 1 6 17 22 25 3 1 4 7 1 3 8 8 27 31 23 2 2 1 4 9 1 9 12 6 4 12 44 53 24 4 1 2 3 10 1 1 1 4 2 4 13 23 25 1 1 1 1 2 23 6 1 1 8 3 20 8 17 10 17 75 83 24 5 2 1 1 9 2 19 2 9 8 11 51 60 25 4 3 5 7 19 1 14 5 4 1 6 18 49 68 23 2 1 1 4 2 44 3 18 1 16 16 100 104 24 6 1 9 3 19 34 3 21 5 14 77 96 25 4 3 1 1 1 10 1 44 3 14 14 25 101 111 23 16 3 18 1 7 45 3 48 6 28 4 84 58 231 276 24 5 3 6 1 12 27 1 30 2 24 2 80 53 192 219 25 9 1 1 1 3 15 6 1 20 4 9 2 74 43 159 174 23 5 1 1 4 11 2 57 6 7 7 3 12 94 105 24 7 3 3 1 14 1 4 34 2 2 7 10 60 74 25 1 1 2 1 10 15 1 23 13 13 10 14 74 89 23 3 1 1 3 8 1 1 16 7 4 6 9 44 52 24 13 1 1 15 1 11 5 6 3 13 39 54 25 2 1 1 7 11 2 1 3 5 7 18 29 23 19 6 1 4 15 45 3 5 76 6 31 10 51 48 230 275 24 32 5 3 6 2 9 57 1 4 67 5 33 3 35 66 214 271 25 10 5 3 5 8 31 3 4 49 15 14 1 26 44 156 187 23 7 1 1 5 14 3 43 12 15 8 11 16 108 122 24 9 2 2 6 3 22 2 1 34 3 13 2 11 16 82 104 25 11 2 2 1 16 32 2 31 13 16 1 4 22 89 121 23 8 2 10 8 28 8 2 35 8 36 4 4 38 135 163 24 5 1 3 6 17 32 4 1 26 10 43 3 4 40 131 163 25 1 1 2 5 9 3 7 8 11 1 1 24 55 64 25 2 2 1 1 6 4 17 10 11 2 16 60 66 23 1 5 6 1 3 2 1 14 21 27 24 2 3 5 1 1 2 6 10 15 25 2 2 1 1 1 7 10 12 23 69 9 8 41 9 52 188 25 13 382 55 194 52 215 261 1197 1385 24 89 14 10 42 12 53 220 15 10 297 34 176 12 181 253 978 1198 25 47 16 3 18 35 44 163 24 6 237 87 111 9 161 252 887 1050 小 計 合 計 苫 小 牧 警 察 署 各 年 12 月 末 発 表 速 報 値 - 13 -
(4) 子 どもに 対 する 事 案 子 どもに 対 する 痴 漢 変 質 者 不 審 者 などの 事 案 で 平 成 25 年 度 中 に 苫 小 牧 市 少 年 指 導 センターに 寄 せられた 通 報 は88 件 で 前 年 より2 件 増 加 して います 被 害 者 の44.9%は 小 学 生 で 中 学 生 は31.5%でした (5) 道 内 の 振 り 込 め 詐 欺 などの 特 殊 詐 欺 道 内 で 平 成 25 年 中 に 発 生 した 特 殊 詐 欺 は 前 年 比 26 件 増 加 の217 件 で 被 害 金 額 は 前 年 比 約 2 億 2,124 万 円 増 の 約 8 億 8,178 万 円 となりました この 中 で 最 も 被 害 件 数 が 多 いのが52 件 発 生 した 架 空 請 求 詐 欺 で 被 害 金 額 が 多 いのが 約 4 億 4,802 万 円 の 金 融 商 品 取 引 詐 欺 でした 被 害 者 を 年 齢 層 でみると 高 齢 者 (65 歳 以 上 )の 割 合 が 多 く 全 体 の58.1% を 占 めました ( 北 海 道 警 察 提 供 資 料 より) (6) 暴 力 団 情 勢 道 内 の 暴 力 団 構 成 員 等 の 総 数 は 平 成 25 年 12 月 末 現 在 2,660 人 で 前 年 に 比 べ200 人 減 少 しました このうち 暴 力 団 構 成 員 5 は 約 1,770 人 で 暴 力 団 6 準 構 成 員 等 は 約 890 人 です 主 要 3 団 体 といわれる 指 定 暴 力 団 の 山 口 組 住 吉 会 稲 川 会 の 暴 力 団 構 成 員 数 は 約 2,540 人 で 全 体 の95.5%を 占 め 中 でも 山 口 組 は 約 1,930 人 で 全 体 の 73%を 占 めており 一 極 集 中 の 状 態 が 顕 著 です ( 北 海 道 警 察 本 部 提 供 資 料 ) 苫 小 牧 市 内 には 2 団 体 3 箇 所 の 事 務 所 があり 構 成 員 は 約 145 人 となって います ( 苫 小 牧 警 察 署 提 供 資 料 より) 4 防 犯 に 対 する 取 組 における 課 題 ( 犯 罪 発 生 の 背 景 と 要 因 ) (1) 市 民 の 安 全 安 心 感 市 内 の 一 般 刑 法 犯 認 知 件 数 は 平 成 15 年 のピーク 時 から 着 実 に 減 少 し 市 民 の 地 域 での 安 心 感 も 市 民 アンケートでは 満 足 に 普 通 を 加 え ると 約 7 割 となっていますが その 一 方 で 6 割 近 くの 市 民 が 何 らかの 犯 罪 被 害 にあう 不 安 があるとしており 安 心 して 暮 らせるまちだとは 感 じてい ません その 理 由 として 子 どもを 狙 った 犯 罪 や 振 り 込 め 詐 欺 など 全 国 で 社 会 に 大 きな 影 響 を 与 える 凶 悪 な 事 件 が 多 く 発 生 していることが 背 景 にあると 考 えられますが 苫 小 牧 市 における 犯 罪 発 生 状 況 や 町 内 会 自 主 防 犯 組 織 等 が 地 域 の 身 近 な 安 全 安 心 のために 取 り 組 んでいる 状 況 が 市 民 に 十 分 周 知 されていないことにも 要 因 があるものと 考 えます 5 暴 力 団 構 成 員 : 暴 力 あるいは 暴 力 的 脅 迫 によって 自 己 の 私 的 な 目 的 を 達 しようとする 反 社 会 的 集 団 の 構 成 員 をいいます 6 暴 力 団 準 構 成 員 : 構 成 員 ではないが 暴 力 団 と 関 係 を 持 ちながら その 組 織 の 威 力 を 背 景 として 暴 力 的 不 法 行 為 等 を 行 う 者 又 は 暴 力 団 に 資 金 や 武 器 を 供 給 するなどして その 組 織 の 維 持 運 営 に 協 力 し 若 しくは 関 与 する 者 をいいます - 14 -
(2) 市 民 の 防 犯 意 識 防 犯 においては 自 分 の 安 全 は 自 分 が 守 る という 強 い 意 志 と 姿 勢 が 重 要 となります 市 民 アンケートでは 8 割 以 上 の 市 民 が 日 常 生 活 の 中 でなん らかの 防 犯 対 策 に 取 り 組 んでいる 一 方 犯 罪 被 害 のリスクを 軽 減 させる 防 犯 グッズ 等 の 活 用 については4 割 に 止 まり その 意 識 は 十 分 とはいえません 市 民 が 不 安 を 多 く 感 じる 空 き 巣 などの 住 宅 への 侵 入 車 上 狙 い など 身 近 な 犯 罪 を 減 少 させる 対 策 として 犯 罪 の 未 然 防 止 に 対 する 一 人 ひとり の 意 識 を 高 めるとともに 自 らの 安 全 を 確 保 するための 自 主 的 な 取 組 を 促 進 する 必 要 があります (3) 地 域 の 防 犯 活 動 町 内 会 をはじめ 地 域 の 防 犯 組 織 の 活 動 は 犯 罪 認 知 件 数 の 減 少 等 に 大 き く 貢 献 してきました 一 方 そうした 活 動 を 支 えているのは 一 部 の 市 民 であり 従 事 者 の 高 齢 化 も 進 む 中 活 動 をいかに 継 続 し 広 めていくかが 大 きな 課 題 となっていま す また 地 域 においては 市 民 が 最 も 不 安 を 感 じる 空 き 巣 など 自 宅 におけ る 犯 罪 を 防 止 するため 住 民 の 協 力 によって 犯 罪 を 起 こさせない 地 域 づくり について 学 べる 機 会 が 必 要 です (4) 犯 罪 が 起 きにくい 環 境 の 整 備 平 成 25 年 に 市 内 で 発 生 した 犯 罪 のうち 約 7 割 は 窃 盗 で そのうち 自 転 車 盗 や 車 上 狙 い 万 引 きなどの 非 侵 入 窃 盗 がその8 割 以 上 を 占 めています また 市 民 アンケートの 結 果 からは 空 き 巣 などに 次 いで 車 上 狙 いの 不 安 が 高 く 不 安 を 感 じる 場 所 も 自 宅 に 次 いで 道 路 駐 輪 場 駐 車 場 公 園 などの 公 共 空 間 が 高 くなっています このため これら 公 共 空 間 に 関 して 見 通 しがきかない 場 所 の 改 善 や 夜 間 の 明 るさの 確 保 など 犯 罪 が 起 きにくい 環 境 の 整 備 が 求 められ その 対 策 は より 実 効 性 のあるものにしていくことが 必 要 です (5) 子 どもの 安 全 確 保 市 内 における 不 審 者 による 子 どもへの 声 かけ 等 に 関 する 通 報 は 依 然 減 少 の 兆 しはありません また 子 どもを 狙 った 犯 罪 について 3 割 以 上 の 市 民 が 不 安 を 抱 いており 市 の 取 組 として 期 待 することに 子 どもの 安 全 対 策 をあげています 犯 罪 の 被 害 から 子 どもを 守 るため 保 護 者 や 地 域 市 学 校 ( 保 育 園 等 を 含 む )が 連 携 し 地 域 の 安 全 環 境 を 確 立 するとともに 子 ども 自 らが 犯 罪 の 被 害 から 身 を 守 る 教 育 犯 罪 を 起 こさせない 人 間 づくりにも 取 り 組 む ことが 重 要 です - 15 -
(6) 高 齢 者 の 安 全 確 保 振 り 込 め 詐 欺 などの 特 殊 犯 罪 が 全 国 で 急 増 している 中 市 内 においても 高 齢 者 を 狙 った 振 り 込 め 詐 欺 等 につながる 電 話 などの 事 案 が 発 生 していま す 高 齢 者 は 被 害 にあったことに 気 づかないことも 多 く 複 数 の 被 害 に あっているケースもあり 被 害 金 額 はしばしば 非 常 に 高 額 になります 高 齢 者 を 犯 罪 から 守 るため 家 族 はもとより 地 域 を 巻 き 込 んだ 対 策 を 講 じ る 必 要 があります - 16 -
第 3 章 計 画 の 基 本 目 標 この 計 画 では 家 庭 地 域 学 校 関 係 機 関 や 団 体 と 行 政 が 一 体 となって 防 犯 に 関 する 広 報 及 び 啓 発 活 動 や 防 犯 活 動 を 展 開 し 暴 力 や 犯 罪 から 守 られ て 安 心 して 暮 らせる 市 民 生 活 の 確 立 を 目 指 します そのため 市 民 アンケートの 結 果 などに 現 れた 安 全 安 心 に 関 する 市 民 意 識 を 踏 まえ 犯 罪 を 防 止 するための 様 々な 施 策 に 取 り 組 み 地 域 の 活 動 を 支 援 するとともに 犯 罪 の 防 止 に 配 慮 した 環 境 整 備 を 行 うなどし 市 民 が 最 も 不 安 を 感 じる 空 き 巣 などの 犯 罪 や 子 どもや 高 齢 者 などを 狙 った 犯 罪 など 市 民 に とって 身 近 な 犯 罪 の 未 然 防 止 に 向 けた 取 組 を 進 めます なお この 計 画 の 成 果 を 次 の 指 標 で 評 価 することとしています (1) 地 域 の 安 全 についての 市 民 満 足 度 平 成 26 年 度 17.7 % 平 成 31 年 度 21.6 % (2) 自 主 防 犯 組 織 の 組 織 数 平 成 25 年 度 75 団 体 平 成 31 年 度 80 団 体 - 17 -
第 4 章 計 画 の 推 進 1 市 の 取 組 防 犯 条 例 では 市 は 防 犯 に 関 し 基 本 となる 施 策 を 基 にさまざまな 施 策 を 策 定 し これを 実 施 する 責 務 を 有 すると 規 定 しています 市 は 市 民 が 安 全 に 安 心 して 暮 らせるよう 市 民 や 事 業 者 関 係 機 関 と 連 携 協 働 し さまざまな 施 策 を 推 進 します (1) 広 報 及 び 啓 発 活 動 の 実 施 防 犯 条 例 では 市 は 防 犯 に 関 する 施 策 として 市 民 及 び 事 業 者 の 防 犯 に 関 する 意 識 の 高 揚 を 図 るため 広 報 及 び 啓 発 活 動 を 行 うものとしていま す これらの 活 動 は 市 民 や 事 業 者 関 係 機 関 と 連 携 協 働 を 進 める 上 で 重 要 な 取 組 となっています 1 犯 罪 情 報 等 の 提 供 本 市 のホームページを 通 じて 市 内 で 発 生 した 犯 罪 等 に 関 する 情 報 を 提 供 するとともに 防 犯 だより を 定 期 的 に 発 行 し 町 内 会 や 自 主 防 犯 組 織 関 係 機 関 等 に 対 し これらの 団 体 の 取 組 を 紹 介 するなどして 地 域 ボラ ンティア 活 動 を 支 援 します また 市 内 の 犯 罪 の 発 生 状 況 や 本 市 の 防 犯 に 関 する 取 組 を 紹 介 する 防 犯 ガイドブック を 発 行 します 2 防 犯 に 関 する 学 習 機 会 の 提 供 町 内 会 や 老 人 クラブのほか 市 内 の 団 体 やグループを 対 象 に 高 齢 者 の 犯 罪 対 策 や 消 費 者 トラブルの 防 止 などをテーマとした 出 前 講 座 を 実 施 します 3 防 犯 に 関 する 啓 発 地 域 防 犯 啓 発 パトロールを 行 うとともに 市 民 や 防 犯 関 係 団 体 の 参 加 に よる 歳 末 地 域 安 全 運 動 市 民 パレードや 市 役 所 庁 舎 への 防 犯 キャンペーン 等 に 関 する 懸 垂 幕 の 掲 揚 などにより 市 民 の 防 犯 意 識 の 啓 発 に 努 めます (2) 防 犯 に 配 慮 した 環 境 の 整 備 防 犯 条 例 では 市 は 犯 罪 に 関 する 環 境 の 整 備 を 図 るため 防 犯 施 設 の 整 備 等 に 努 めるものとすると 規 定 しています 犯 罪 が 起 きにくいまちをつくるため 明 るく 見 通 しのよい 道 路 や 公 園 など 防 犯 に 配 慮 した 環 境 の 整 備 は 市 が 取 り 組 むべき 重 要 な 課 題 です 1 道 路 における 安 全 対 策 道 路 の 安 全 性 を 確 保 するため 幹 線 道 路 に 街 路 灯 を 設 置 するとともに 町 内 会 の 防 犯 灯 の 設 置 費 用 や 電 気 代 に 対 し 助 成 を 行 います また 犯 罪 危 険 箇 所 への 注 意 喚 起 の 看 板 を 設 置 するほか 街 路 樹 の 植 栽 せん 定 などを 適 切 に 行 います 2 公 園 における 安 全 対 策 公 園 の 安 全 性 を 確 保 するため 犯 罪 危 険 箇 所 への 注 意 喚 起 の 看 板 を 設 置 するほか 公 園 内 の 樹 木 の 植 栽 せん 定 などを 適 切 に 行 います - 18 -
3 公 共 施 設 における 安 全 対 策 新 たに 公 共 施 設 を 建 設 する 場 合 や 公 共 施 設 の 大 規 模 改 修 を 行 う 場 合 に は 防 犯 に 配 慮 した 設 計 を 行 います 4 防 犯 カメラの 設 置 防 犯 カメラは 犯 罪 の 未 然 防 止 や 事 件 解 決 に 有 効 と 考 えられるため 道 路 や 公 園 等 を 含 む 公 共 施 設 における 安 全 対 策 の 一 つとして 防 犯 カメラの 設 置 を 進 めます その 運 用 に 当 たっては 市 民 のプライバシーなどにも 十 分 配 慮 して 取 り 組 むこととします 5 民 間 施 設 等 に 対 する 協 力 要 請 店 舗 や 駐 車 場 を 有 する 事 業 者 などに 対 し 本 市 の 防 犯 対 策 への 協 力 を 要 請 します 必 要 に 応 じ 啓 発 看 板 の 設 置 等 の 具 体 的 対 応 について 要 請 します また 空 き 地 や 空 家 の 放 置 が 犯 罪 の 発 生 につながるおそれがあ るため その 所 有 者 や 管 理 者 に 対 し 適 正 な 管 理 を 要 請 します (3) 市 民 及 び 事 業 者 の 防 犯 活 動 への 支 援 安 全 安 心 のまちづくりを 進 める 上 では 市 民 一 人 ひとりが 防 犯 に 対 す る 意 識 を 高 め 自 らの 安 全 を 確 保 することに 加 え 地 域 全 体 が 互 いに 協 力 し 支 えあうことが 必 要 になります 町 内 会 や 自 主 防 犯 組 織 事 業 者 関 係 団 体 との 幅 広 い 連 携 を 確 保 するためにも これらの 団 体 への 支 援 が 必 要 となります このような 考 えから 防 犯 条 例 では 市 は 防 犯 に 関 する 市 民 団 体 の 自 主 的 活 動 に 対 して 必 要 な 支 援 を 行 うことができることとしてい ます 1 苫 小 牧 市 防 犯 活 動 推 進 員 の 委 嘱 苫 小 牧 市 防 犯 活 動 推 進 員 を 委 嘱 することにより 町 内 会 や 自 主 防 犯 組 織 の 活 動 を 支 援 します 2 青 色 回 転 灯 装 備 車 両 の 台 数 増 加 に 向 けた 支 援 自 主 防 犯 組 織 の 防 犯 パトロールに 使 用 する 青 色 回 転 灯 装 備 車 両 を 増 加 させるため 申 請 手 続 等 を 支 援 します 3 防 犯 ボランティア 構 成 員 の 拡 大 支 援 減 少 傾 向 にある 防 犯 ボランティア 構 成 員 の 拡 大 を 支 援 するため 市 広 報 紙 ホームページ 等 を 活 用 し 活 動 内 容 の 紹 介 と 併 せ 協 力 要 請 を 行 いま す 4 防 犯 カメラの 設 置 に 関 する 取 扱 指 針 の 策 定 近 年 犯 罪 の 未 然 防 止 や 事 件 解 決 に 役 立 つものとして 市 内 においても 防 犯 カメラの 設 置 が 増 加 しています しかし 防 犯 カメラは 人 の 容 姿 等 を 撮 影 するものであり 個 人 情 報 やプライバシー 保 護 の 問 題 が 懸 念 されるた め その 設 置 運 用 の 適 正 化 を 図 るための 指 針 を 策 定 します (4) 学 校 等 における 子 どもの 安 全 対 策 犯 罪 の 被 害 から 子 どもを 守 るため 学 校 ( 保 育 園 等 を 含 む ) 施 設 や 通 学 - 19 -
路 などにおける 安 全 対 策 が 必 要 です 保 護 者 や 地 域 関 係 機 関 等 と 連 携 を 図 り 不 審 者 情 報 を 共 有 するなどして 子 どものための 安 全 安 心 の 環 境 整 備 を 進 めます また その 他 の 施 設 においても 防 犯 上 子 どもが 安 全 に 安 心 して 利 用 できる 環 境 づくりを 進 めます 1 学 校 の 防 犯 管 理 体 制 の 確 立 児 童 生 徒 等 の 安 全 を 確 保 するため 学 校 において 危 機 管 理 マニュアル を 作 成 し 保 護 者 や 地 域 関 係 機 関 との 迅 速 な 連 絡 体 制 を 維 持 します また この 連 絡 体 制 を 活 用 し 周 辺 地 域 の 不 審 者 情 報 の 提 供 なども 併 せ て 行 います 2 学 校 の 不 審 者 侵 入 対 策 学 校 への 不 審 者 の 侵 入 を 防 止 するため 校 門 や 玄 関 にオートロック 錠 な どを 設 置 し 来 校 者 のチェック 及 び 施 錠 の 確 認 を 行 います また その 対 応 策 を 各 校 の 危 機 管 理 マニュアルにおいて 明 らかにするとともに 不 審 者 侵 入 対 策 の 講 習 や 訓 練 を 実 施 します 3 通 学 路 の 安 全 対 策 登 下 校 時 における 学 校 周 辺 や 通 学 路 での 児 童 の 安 全 を 確 保 するため 保 護 者 や 教 員 町 内 会 市 交 通 指 導 員 などが 見 守 りや 安 全 指 導 を 行 います また 市 指 導 センターにおいては 不 審 者 から 子 どもを 守 るため 子 ども SOSの 家 7 や 子 どもSOSカー8の 普 及 に 努 めます 4 防 犯 力 の 育 成 子 どもが 自 ら 犯 罪 から 身 を 守 ることができるよう 警 察 と 連 携 し 学 校 において 防 犯 教 室 を 開 催 します また 青 少 年 の 健 全 育 成 や 非 行 防 止 を 目 的 とした 子 どもを 守 り 心 を 育 てる 運 動 9 による 有 害 図 書 販 売 や 空 き 家 危 険 箇 所 の 点 検 指 導 などの 環 境 浄 化 運 動 や 薬 物 等 乱 用 根 絶 運 動 子 どもが 犯 罪 などの 被 害 にあわないよ う 知 識 の 習 得 を 図 る 防 犯 教 室 等 に 関 係 機 関 と 連 携 して 取 り 組 みます 5 その 他 の 安 全 対 策 青 少 年 の 非 行 防 止 のため 祭 典 時 における 巡 回 指 導 遊 技 場 への 立 入 調 査 大 型 店 海 岸 線 巡 回 指 導 等 を 行 うとともに 不 審 者 の 出 没 地 域 におい ては 防 犯 組 織 と 情 報 を 共 有 し 連 携 した 巡 回 を 行 います (5) 高 齢 者 の 安 全 対 策 高 齢 者 が 悪 質 商 法 や 振 り 込 め 詐 欺 などの 被 害 にあわないように 消 費 者 被 7 子 どもSOSの 家 : 不 審 者 変 質 者 から 子 ども 達 を 守 るために 商 店 事 業 所 地 域 の 協 力 者 を 指 定 し 子 どもの 緊 急 時 に 保 護 と 通 報 を 依 頼 するものです 8 子 ども SOS カー: 不 審 者 変 質 者 に 対 して 警 告 を 発 するとともに 子 どもの 見 守 り 緊 急 時 の 保 護 救 助 など 安 全 確 保 するため 本 市 の 公 用 車 に 子 ども SOS カー ステッカー を 貼 付 して 走 行 するものです 9 子 どもを 守 り 心 を 育 てる 運 動 : 本 市 が 事 務 局 となり 市 内 の 関 係 機 関 団 体 で 実 行 委 員 会 を 組 織 し 年 間 を 通 じて 青 少 年 の 健 全 育 成 及 び 非 行 防 止 対 策 を 行 うための 運 動 です - 20 -
害 防 止 講 座 などを 通 じ 必 要 な 啓 発 に 努 めるとともに さまざまな 犯 罪 被 害 などの 防 止 に 向 けた 相 談 を 受 け 付 けます また 警 察 や 消 費 者 協 会 などで 構 成 する 消 費 者 被 害 防 止 ネットワーク 活 動 を 推 進 し 消 費 者 被 害 の 防 止 に 向 けた 取 組 を 進 めます とりわけ 市 内 に おいても 予 兆 も 含 めて 多 発 している 振 り 込 め 詐 欺 等 の 特 殊 詐 欺 については その 手 口 が 巧 妙 化 し 全 国 的 にも 減 少 の 兆 しがないことから 継 続 した 注 意 喚 起 を 家 庭 や 地 域 に 対 して 行 います (6) その 他 の 取 組 1 犯 罪 被 害 者 相 談 窓 口 の 設 置 犯 罪 により 被 害 を 受 けた 方 やその 家 族 が 被 害 を 回 復 し 又 は 軽 減 し 再 び 平 穏 な 生 活 を 営 んでいただくための 相 談 窓 口 を 設 置 するとともに 警 察 や 関 係 機 関 団 体 との 連 携 を 図 ります 2 暴 力 団 の 不 当 介 入 の 排 除 市 が 発 注 する 契 約 から 暴 力 団 を 排 除 するほか 暴 力 団 による 公 共 施 設 の 使 用 などを 排 除 するための 取 組 を 進 めます 3 交 番 の 新 設 等 の 要 望 活 動 交 番 は 地 域 住 民 の 安 全 安 心 を 確 保 する 上 で 重 要 な 役 割 を 果 たしてい るため 市 街 化 の 状 況 に 対 応 したバランスの 取 れた 配 置 が 必 要 となります このため ときわ 澄 川 地 区 への 交 番 新 設 を 目 指 し 関 係 機 関 等 への 要 望 を 継 続 します 2 市 民 の 取 組 防 犯 条 例 では 防 犯 に 関 し 市 民 は 自 ら 必 要 な 知 識 及 び 技 術 を 習 得 し 安 全 の 保 持 に 努 めるとともに 市 が 実 施 する 防 犯 に 関 する 施 策 に 協 力 しなけれ ばならないと 規 定 しています 安 全 安 心 のまちづくりを 進 める 上 では 市 民 一 人 ひとりが 自 分 の 安 全 は 自 分 で 守 る という 意 識 に 基 づき 幅 広 い 防 犯 意 識 を 持 つとともに 地 域 の 安 全 は 地 域 で 守 る という 観 点 から 自 主 防 犯 組 織 等 との 連 携 を 深 め 地 域 ぐる みの 防 犯 活 動 に 取 り 組 むことが 必 要 です 次 に 掲 げる 取 組 例 を 参 考 に 取 組 を 進 めていただきたいと 考 えます (1) 身 の 回 りの 安 全 対 策 住 宅 や 車 庫 の 施 錠 を 徹 底 し 補 助 錠 やセンサーライト 窓 センサーな どの 犯 用 品 を 活 用 する 住 宅 の 玄 関 灯 や 住 宅 敷 地 内 の 証 明 設 備 テレビ 付 インターホンを 活 用 す る 植 栽 を 適 切 に 管 理 するなどし 自 宅 周 辺 の 見 通 しを 確 保 する 住 宅 の 新 築 や 改 築 の 際 には 防 犯 ガラスの 使 用 などにより 高 い 防 犯 性 を 確 保 する - 21 -
(2) 防 犯 知 識 の 習 得 市 や 警 察 町 内 会 自 主 防 犯 組 織 等 が 行 う 防 犯 講 座 や 訓 練 に 参 加 する (3) 地 域 における 安 全 活 動 への 協 力 子 どもSOSの 家 の 指 定 を 受 け 子 どもを 犯 罪 被 害 から 守 る 小 中 学 校 の 校 区 における 児 童 生 徒 の 登 下 校 時 の 見 守 り 活 動 や 町 内 会 自 主 防 犯 組 織 による 防 犯 パトロール 活 動 に 参 加 する 自 主 防 犯 組 織 を 結 成 し 各 種 防 犯 啓 発 活 動 に 参 加 する 青 色 回 転 灯 装 備 車 両 による 防 犯 パトロール 活 動 に 参 加 する 3 事 業 者 の 取 組 防 犯 条 例 では 防 犯 に 関 し 事 業 者 はその 事 業 活 動 を 行 うに 当 たり 必 要 な 措 置 を 講 じるとともに 市 が 実 施 する 防 犯 に 関 する 施 策 に 協 力 しなければ ならないと 規 定 しています 市 や 市 民 関 係 機 関 等 と 連 携 し 地 域 の 安 全 安 心 を 確 保 するため 防 犯 活 動 に 取 り 組 むことが 必 要 です 次 に 掲 げる 取 組 例 を 参 考 に 取 組 を 進 めていただきたいと 考 えます (1) 事 業 所 等 の 防 犯 対 策 事 業 所 等 における 防 犯 責 任 者 を 設 置 する 犯 罪 に 備 えた 対 応 マニュアル 等 を 作 成 する 夜 間 金 庫 の 活 用 などにより 現 金 有 価 証 券 等 を 常 時 置 かない 適 正 な 警 備 員 を 配 置 する オートロック 錠 などによる 来 所 者 等 の 入 出 管 理 を 行 う 事 業 所 等 の 施 錠 を 徹 底 し 補 助 錠 センサーライト 窓 センサーなどの 防 犯 用 品 を 活 用 する 事 業 所 等 にセキュリティ 装 置 を 設 置 し 夜 間 休 日 の 警 備 を 強 化 する 事 業 所 等 の 周 辺 の 見 通 しを 確 保 する 新 築 改 修 増 築 等 に 当 たっては 防 犯 性 を 考 慮 した 施 設 とする (2) 従 業 員 の 啓 発 従 業 員 に 対 し 防 犯 冊 子 等 の 啓 発 物 資 を 配 布 し 防 犯 意 識 の 高 揚 に 努 め る 従 業 員 に 対 し 防 犯 講 座 や 防 犯 訓 練 を 実 施 する 市 や 警 察 等 が 行 う 防 犯 講 座 や 防 犯 訓 練 に 参 加 させる (3) 地 域 における 安 全 活 動 への 協 力 車 両 に 防 犯 関 連 ステッカー 等 を 貼 付 して 地 域 の 防 犯 啓 発 活 動 に 協 力 す る 子 どもSOSの 家 の 指 定 を 受 け 子 どもを 犯 罪 被 害 から 守 る 市 や 警 察 町 内 会 自 主 防 犯 組 織 との 連 携 を 図 り 防 犯 活 動 に 参 加 する - 22 -
第 5 章 計 画 の 実 施 に 当 たって 1 推 進 体 制 の 整 備 (1) 全 市 的 な 推 進 体 制 この 計 画 の 実 施 に 当 たっては 防 犯 に 関 する 関 係 団 体 の 構 成 員 や 市 民 学 術 経 験 を 有 する 者 などから 構 成 される 組 織 ( 以 下 防 犯 に 関 する 懇 話 会 ( 仮 称 ) という )において この 計 画 に 基 づく 取 組 の 状 況 や 地 域 におけ る 課 題 などに 関 する 意 見 を 求 め 計 画 に 基 づく 施 策 や 地 域 活 動 を 総 合 的 に 推 進 します (2) 庁 内 推 進 体 制 これまでも 防 犯 に 関 する 市 の 施 策 を 共 有 するため 苫 小 牧 市 防 犯 施 策 に 係 る 連 絡 会 議 を 設 置 しており 今 後 も この 計 画 の 施 策 の 推 進 や 検 討 を 図 る 庁 内 の 中 心 組 織 として 全 庁 一 体 となって 施 策 を 展 開 します 2 計 画 の 進 捗 管 理 防 犯 に 関 する 懇 話 会 ( 仮 称 )が 設 置 されるまでの 間 苫 小 牧 市 防 犯 施 策 に 係 る 連 絡 会 議 において 計 画 に 基 づく 施 策 の 進 捗 状 況 を 定 期 的 に 検 証 評 価 すると ともに 新 たな 施 策 や 計 画 の 見 直 しの 必 要 性 などについても 議 論 します - 23 -
- 24 - ( 計 画 の 推 進 ) 条 例 第 4 条 条 例 第 5 条 苫 小 牧 市 総 合 防 犯 計 画 の 体 系 図 ( 犯 罪 の 現 状 と 課 題 ) 条 例 第 3 条 6 条 7 条 8 条 13 条 14 条 15 条 16 条 基 本 目 標 暴 力 や 犯 罪 から 守 られて 安 心 して 暮 らせる 市 民 生 活 の 確 立 成 果 指 標 (1) 地 域 の 安 全 についての 市 民 満 足 度 (2) 自 主 防 犯 組 織 の 組 織 数 1 安 全 安 心 に 関 する 市 民 意 識 2 地 域 防 犯 活 動 の 現 状 3 犯 罪 の 現 状 等 4 防 犯 に 対 する 取 組 に おける 課 題 1 市 の 取 組 2 市 民 の 取 組 3 事 業 者 の 取 組 ( 1 ) 広 報 及 び 啓 発 活 動 の 実 施 ( 2 ) 防 犯 に 配 慮 し た 環 境 の 整 備 ( 3 ) 市 民 及 び 事 業 者 の 防 犯 活 動 へ の 支 援 ( 4 ) 学 校 等 に おけ る 子 ど もの 安 全 対 策 ( 5 ) 高 齢 者 の 安 全 対 策 ( 6 ) そ の 他 の 取 組 ( 1 ) 身 の 回 り の 安 全 対 策 ( 2 ) 防 犯 知 識 の 習 得 ( 3 ) 地 域 に おけ る 安 全 活 動 へ の 協 力 ( 1 ) 事 業 所 等 の 防 犯 対 策 ( 2 ) 従 業 員 の 啓 発 ( 3 ) 地 域 に おけ る 安 全 活 動 へ の 協 力