育 児 休 業 関 連 の 諸 制 度 産 前 6 週 間 出 産 産 後 8 週 間 子 が 1 歳 子 が 1 歳 2 ヶ 月 子 が 3 歳 子 が 小 学 校 入 学 女 性 産 前 産 後 休 業 育 児 休 業 保 育 所 に 入 所 を 希 望 しているが 入 所 できない 等 の 場



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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児


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平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

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(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

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子 育 てをサポート サポートする 休 暇 等 制 度 1 出 産 前 後 の 休 暇 休 暇 等 名 称 妊 娠 出 産 後 通 院 休 暇 ( 特 別 休 暇 ) 妊 娠 中 の 職 員 及 び 出 産 後 1 年 以 内 の 職 員 が 保 健 指 導 又 は 健 康 審 査 を 受 ける 場

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取 り 消 された 後 当 該 産 前 の 休 業 又 は 出 産 に 係 る 子 若 しくは 同 号 に 規 定 する 承 認 に 係 る 子 が 死 亡 し 又 は 養 子 縁 組 等 により 職 員 と 別 居 することとなったこと (2) 育 児 休 業 をしている 職 員 が 休 職 又

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退職手当とは

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となるため 退 職 をし かつ 引 き 続 き 国 家 公 務 員 等 として 在 職 (その 者 が 更 に 引 き 続 き 当 該 国 家 公 務 員 以 外 の 他 の 国 等 の 機 関 に 係 る 国 家 公 務 員 等 として 在 職 した 場 合 を 含 む )した 後 引 き 続 い

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目  次


Transcription:

育 児 介 護 休 業 法 が 改 正 されます 改 正 育 児 介 護 休 業 法 が 平 成 22 年 6 月 30 日 に 施 行 されます 今 回 の 育 児 休 業 関 係 の 改 正 は 少 子 化 の 流 れを 変 え 男 女 ともに 子 育 てをしながら 働 き 続 けることができる 社 会 を 目 指 して 行 われます また 介 護 休 業 関 係 の 改 正 は 高 齢 化 が 急 速 に 進 んでいる 中 で 仕 事 と 介 護 の 両 立 支 援 を 一 層 進 めるため 雇 用 環 境 を 整 備 するため 行 われます 今 回 の 改 正 は 企 業 に 対 し 措 置 義 務 を 要 求 する 規 定 もあり 企 業 は 法 の 施 行 日 までに 就 業 規 則 や 労 使 協 定 等 を 見 直 し 法 に 沿 って 整 備 する 必 要 があります 改 正 のポイント 1. 育 児 のための 短 時 間 勤 務 制 度 及 び 所 定 外 労 働 ( 残 業 )の 免 除 の 義 務 化 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 労 働 者 について 短 時 間 勤 務 制 度 を 設 けることが 義 務 になります 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 労 働 者 が 請 求 した 場 合 所 定 外 労 働 を 免 除 しなければなりません 2. 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 拡 充 小 学 校 就 学 前 の 子 を 養 育 する 労 働 者 は その 子 が 1 人 であれば 年 5 日 2 人 以 上 であれば 年 10 日 の 休 暇 を 取 得 することができます 3. 父 親 の 育 児 休 業 の 取 得 促 進 父 母 ともに 育 児 休 業 を 取 得 する 場 合 育 児 休 業 取 得 可 能 期 間 を 1 歳 2 ヶ 月 まで 延 長 することができます (パパ ママ 育 休 プラス) 父 親 が 出 産 後 8 週 間 以 内 に 育 児 休 業 取 得 した 場 合 再 度 育 児 休 業 の 取 得 が 可 能 となりました 労 使 協 定 による 専 業 主 婦 ( 夫 )の 育 児 休 業 取 得 除 外 規 定 が 廃 止 されました 4. 介 護 休 暇 制 度 の 新 設 要 介 護 状 態 にある 対 象 家 族 を 介 護 する 労 働 者 は その 対 象 者 が 1 人 であれば 年 5 日 2 人 以 上 であれば 年 10 日 の 介 護 休 暇 を 取 得 することができます 改 正 法 の 施 行 日 : 平 成 22 年 6 月 30 日 注 ) 常 時 100 人 以 下 の 労 働 者 を 雇 用 する 企 業 については 1.の 短 時 間 勤 務 制 度 及 び 所 定 外 労 働 ( 残 業 )の 免 除 の 義 務 化 および 4. 介 護 休 暇 制 度 の 新 設 については 平 成 24 年 6 月 30 日 ( 予 定 )までは 改 正 規 定 の 適 用 が 猶 予 されます Q. 常 時 100 人 以 下 の 労 働 者 とは? 常 時 とは 常 態 として という 意 味 であり 臨 時 に 労 働 者 を 雇 い 入 れた 場 合 や 臨 時 的 に 欠 員 を 生 じた 場 合 等 については 労 働 者 の 数 が 変 動 したものとしては 取 り 扱 わない 労 働 者 とは 日 々 雇 用 される 者 や 期 間 を 定 めて 雇 用 される 者 も 含 まれ こうした 者 を 常 時 雇 用 している 場 合 には 人 数 に 含 む また 派 遣 労 働 者 は 派 遣 元 の 事 業 主 に 雇 用 される 労 働 者 として 算 定 する 複 数 の 事 業 所 を 擁 する 事 業 主 においては 事 業 主 単 位 で 算 定 し 事 業 所 ごとにカウントするものではない

育 児 休 業 関 連 の 諸 制 度 産 前 6 週 間 出 産 産 後 8 週 間 子 が 1 歳 子 が 1 歳 2 ヶ 月 子 が 3 歳 子 が 小 学 校 入 学 女 性 産 前 産 後 休 業 育 児 休 業 保 育 所 に 入 所 を 希 望 しているが 入 所 できない 等 の 場 合 1 歳 6 ヶ 月 まで 延 長 可 能 男 性 パパ 休 暇 育 児 休 業 (パパママ 育 休 プラスで 1 歳 2 ヶ 月 まで 最 大 1 年 ) < 努 力 義 務 > 共 通 * 女 性 は 産 前 産 後 休 業 終 了 後 短 時 間 勤 務 所 定 外 労 働 免 除 フレックスタイム 制 等 子 の 看 護 休 暇 ( 子 が1 人 の 場 合 年 5 日 2 人 以 上 の 場 合 年 10 日 ) 時 間 外 労 働 制 限 深 夜 業 制 限 給 付 < 産 前 産 後 休 業 > 健 康 保 険 出 産 手 当 金 ( 給 与 の 2/3) 出 産 育 児 一 時 金 (42 万 円 ) 社 会 保 険 料 負 担 あり < 育 児 休 業 > 雇 用 保 険 育 児 休 業 給 付 ( 休 業 前 の 給 与 の 50% 2 ) 社 会 保 険 料 負 担 免 除 2 平 成 22 年 3 月 31 日 までに 育 児 休 業 を 開 始 した 場 合 は 休 業 中 30% 職 場 復 帰 6 ヶ 月 経 過 後 20%と 給 付 が 2 回 に 分 かれる 介 護 休 業 制 度 について 介 護 休 業 とは 要 介 護 状 態 にある 対 象 家 族 を 介 護 するための 休 業 のこと 対 象 家 族 配 偶 者 ( 事 実 上 婚 姻 関 係 と 同 様 の 事 情 にある 者 を 含 む) 父 母 子 配 偶 者 の 父 母 同 居 し 扶 養 している 祖 父 母 孫 兄 弟 姉 妹 要 介 護 状 態 負 傷 疾 病 または 身 体 上 若 しくは 精 神 上 の 障 害 により 2 週 間 以 上 の 期 間 にわたり 常 時 介 護 を 必 要 とする 状 態 ( 日 常 生 活 動 作 に 介 助 が 必 要 かどうか 徘 徊 その 他 問 題 行 動 の 有 無 程 度 などに よって 判 断 ) 介 護 休 業 の 期 間 対 象 家 族 1 人 につき 短 時 間 勤 務 等 の 措 置 と 合 わせて 通 算 93 日 休 業 は 一 の 要 介 護 状 態 につき 1 回 給 付 雇 用 保 険 : 介 護 休 業 給 付 ( 休 業 開 始 時 賃 金 の 40%) 社 会 保 険 料 負 担 あり( 休 業 開 始 前 の 標 準 報 酬 月 額 により 算 定 )

改 正 に 伴 う 就 業 規 則 の 整 備 育 児 介 護 休 業 法 に 定 められている 内 容 は そのほとんどが 就 業 規 則 の 絶 対 必 要 記 載 事 項 に 該 当 します そのため 改 正 に 伴 い 対 応 していく 必 要 があります 1. 育 児 のための 短 時 間 勤 務 制 度 及 び 所 定 外 労 働 ( 残 業 )の 免 除 の 義 務 化 改 正 前 は 事 業 主 の 選 択 的 措 置 義 務 として 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 労 働 者 について 育 児 休 業 に 準 ず る 措 置 短 時 間 勤 務 制 度 所 定 外 労 働 の 免 除 制 度 フレックスタイム 制 度 始 業 終 業 時 刻 の 繰 り 上 げ 繰 り 下 げ 事 業 所 内 保 育 施 設 の 設 置 運 営 から 少 なくとも 一 つを 選 択 し 実 施 することが 義 務 づけられていました このうちの 短 時 間 勤 務 制 度 が 義 務 となり 所 定 外 労 働 の 免 除 については 労 働 者 の 請 求 権 として 新 設 されました 1-a 短 時 間 勤 務 制 度 ( 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 ) 短 時 間 勤 務 制 度 として 1 日 の 所 定 労 働 時 間 を 6 時 間 とするものを 含 む 制 度 を 設 置 しなければならない 6 時 間 の 制 度 と 7 時 間 の 制 度 隔 日 勤 務 等 の 所 定 労 働 日 数 を 短 縮 する 制 度 などを 併 設 して 選 択 制 にすることは 可 能 短 時 間 勤 務 となった 労 働 者 についても 労 働 基 準 法 第 67 条 に 定 める 育 児 時 間 を 請 求 することができる ( 育 児 時 間 による 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 分 も 含 めて 1 日 6 時 間 とすることは 可 能 ) 労 働 基 準 法 第 41 条 2 号 に 定 める 管 理 監 督 者 については 対 象 外 対 象 外 となる 労 働 者 の 範 囲 日 々 雇 用 される 者 / 1 日 の 所 定 労 働 時 間 が 6 時 間 以 下 の 者 < 労 使 協 定 により> 勤 続 1 年 未 満 の 者 / 所 定 労 働 日 数 が 週 2 日 以 下 の 者 / 業 務 の 性 質 または 業 務 の 実 施 体 制 に 照 らして 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 を 講 ず ることが 困 難 と 認 められる 業 務 に 従 事 している 者 ( 代 替 措 置 を 講 じる 義 務 あり) 規 定 例 1-a ( 育 児 短 時 間 勤 務 ) 1 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 従 業 員 は 申 し 出 ることにより 就 業 規 則 第 条 の 所 定 労 働 時 間 について 以 下 のように 変 更 することができる 所 定 労 働 時 間 を 午 前 9 時 から 午 後 4 時 まで(うち 休 憩 時 間 は 午 前 12 時 から 午 後 1 時 までの 1 時 間 とする ) の 6 時 間 とする(1 歳 に 満 たない 子 を 育 てる 女 性 従 業 員 は 更 に 別 途 30 分 ずつ 2 回 の 育 児 時 間 を 請 求 することが できる ) 2 1 にかかわらず 日 雇 従 業 員 及 び 1 日 の 所 定 労 働 時 間 が 6 時 間 以 下 である 従 業 員 からの 育 児 短 時 間 勤 務 の 申 出 は 拒 むことができる 3 申 出 をしようとする 者 は 1 回 につき 1 ヶ 月 以 上 1 年 以 内 の 期 間 について 短 縮 を 開 始 しようとする 日 及 び 短 縮 を 終 了 しようとする 日 を 明 らかにして 原 則 として 短 縮 開 始 予 定 日 の 1 ヶ 月 前 までに 育 児 短 時 間 勤 務 申 出 書 ( 社 内 様 式 )により 課 に 申 し 出 なければならない 申 出 書 が 提 出 されたときは 会 社 は 速 やかに 申 出 者 に 対 し 育 児 短 時 間 勤 務 取 扱 通 知 書 ( 社 内 様 式 )を 交 付 する 従 業 員 が 2 回 目 以 降 短 時 間 勤 務 を 更 新 ま たは 利 用 しようとする 場 合 のも 同 様 の 手 続 きとする 4 本 制 度 の 適 用 を 受 ける 間 の 給 与 については 別 途 定 める 給 与 規 定 に 基 づく 基 本 給 を 時 間 換 算 した 額 を 基 礎 とし た 実 労 働 時 間 分 の 基 本 給 と 諸 手 当 の 全 額 を 支 給 する 5 賞 与 については その 算 定 対 象 期 間 に 本 制 度 の 適 用 を 受 ける 期 間 がある 場 合 においては 短 縮 した 時 間 に 対 応 する 賞 与 は 支 給 しない 6 定 期 昇 給 及 び 退 職 金 の 算 定 にあたっては 本 制 度 の 適 用 を 受 ける 期 間 は 通 常 の 勤 務 をしているものとみなす 7 会 社 は 従 業 員 が 本 制 度 の 申 出 をしたこと 本 制 度 を 利 用 したことを 理 由 として 解 雇 その 他 の 不 利 益 な 取 り 扱 いをしない

1-b 所 定 外 労 働 の 免 除 所 定 外 の 労 働 であれば 法 内 残 業 であっても 申 出 により 免 除 される 事 業 の 正 常 な 運 営 を 妨 げる 場 合 は 所 定 時 間 を 超 える 残 業 をさせることができる 免 除 されている 期 間 であっても 労 働 者 の 真 の 意 思 に 基 づいて 残 業 を 行 わせることは 差 し 支 えない 短 時 間 勤 務 制 度 が 適 用 されている 期 間 に 重 ねて 所 定 外 労 働 の 免 除 を 請 求 することは 可 能 労 働 基 準 法 第 41 条 2 号 に 定 める 管 理 監 督 者 については 対 象 外 対 象 外 となる 労 働 者 の 範 囲 日 々 雇 用 される 者 < 労 使 協 定 により> 勤 続 1 年 未 満 の 者 / 所 定 労 働 日 数 が 週 2 日 以 下 の 者 規 定 例 1-b ( 育 児 のための 所 定 外 労 働 の 免 除 ) 1 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 従 業 員 ( 日 雇 従 業 員 を 除 く)が 当 該 子 を 養 育 するために 申 し 出 た 場 合 には 事 業 の 正 常 な 運 営 に 支 障 がある 場 合 を 除 き 所 定 労 働 時 間 を 超 えて 労 働 をさせることはない 2 申 出 をしようとする 者 は 1 回 につき 1 ヶ 月 以 上 1 年 以 内 の 期 間 ( 以 下 この 条 において 免 除 期 間 という ) について 免 除 を 開 始 しようとする 日 ( 以 下 この 条 において 免 除 開 始 予 定 日 という ) 及 び 免 除 を 終 了 しよ うとする 日 を 明 らかにして 原 則 として 免 除 開 始 予 定 日 の 1 か 月 前 までに 育 児 のための 所 定 外 労 働 免 除 申 出 書 ( 社 内 様 式 )を 課 に 提 出 するものとする この 場 合 において 免 除 期 間 は 条 第 項 に 規 定 する 育 児 介 護 のための 時 間 外 労 働 の 制 限 期 間 と 重 複 しないようにしなければならない 3 会 社 は 所 定 外 労 働 免 除 申 出 書 を 受 け 取 るに 当 たり 必 要 最 小 限 度 の 各 種 証 明 書 の 提 出 を 求 めることがある 4 会 社 は 従 業 員 が 本 制 度 の 申 出 をしたこと 本 制 度 を 利 用 したことを 理 由 として 解 雇 その 他 の 不 利 益 な 取 り 扱 いをしない 2. 子 の 看 護 休 暇 の 拡 充 小 学 校 就 学 前 の 子 を 養 育 する 労 働 者 は 一 の 年 度 においてその 子 が 1 人 であれは 5 労 働 日 2 人 以 上 であれ ば 10 労 働 日 の 看 護 休 暇 が 付 不 されることになりました 一 の 年 度 については 企 業 が 任 意 に 定 めることができるが 特 段 の 定 めがなかった 場 合 は 4 月 1 日 から の 1 年 間 とされる 休 暇 申 請 時 点 の 子 の 人 数 によって 何 日 の 休 暇 の 権 利 があるか 判 断 される 有 給 でも 無 給 でも 可 (ただし 従 前 に 有 給 扱 いだった 休 暇 を 無 給 にするのは 丌 利 益 変 更 に 該 当 ) 休 暇 の 取 得 理 由 について 負 傷 や 疾 病 のほか 予 防 接 種 や 健 康 診 断 の 受 診 が 追 加 され これらの 事 由 に ついて 証 明 書 類 の 提 出 を 求 めることができる 休 暇 取 得 当 日 に 電 話 により 休 暇 の 申 出 があった 場 合 でも これを 拒 むことはできない( 事 業 の 正 常 な 運 営 を 妨 げる 場 合 といった 除 外 事 由 は 定 められていない) 時 間 単 位 または 半 日 単 位 で 休 暇 を 取 得 することができるよう 配 慮 することが 望 ましい( 労 使 協 定 等 は 丌 要 ) 対 象 外 となる 労 働 者 の 範 囲 日 々 雇 用 される 者 < 労 使 協 定 により> 勤 続 6 ヶ 月 未 満 の 者 / 所 定 労 働 日 数 が 週 2 日 以 下 の 者

規 定 例 2 ( 子 の 看 護 休 暇 ) 1 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 するまでの 子 を 養 育 する 従 業 員 ( 日 雇 従 業 員 を 除 く)は 負 傷 し 若 しくは 疾 病 にかか った 当 該 子 の 世 話 をするために 又 は 当 該 子 に 予 防 接 種 や 健 康 診 断 を 受 けさせるために 就 業 規 則 第 条 に 規 定 する 年 次 有 給 休 暇 とは 別 に 当 該 子 が 1 人 の 場 合 は 1 年 間 につき 5 日 2 人 以 上 の 場 合 は 1 年 間 につき 10 日 を 限 度 として 子 の 看 護 休 暇 を 取 得 することができる この 場 合 の 1 年 間 とは 4 月 1 日 から 翌 年 3 月 31 日 まで の 期 間 とする 2 子 の 看 護 休 暇 は 時 間 単 位 で 取 得 することができる 3 取 得 しようとする 者 は 原 則 として 事 前 に 課 に 申 し 出 るものとする ただし やむを 得 ない 事 情 によ り 事 前 に 届 け 出 ることができないときは 事 後 速 やかに 届 出 なければならない 4 看 護 休 暇 は 無 給 とする 5 給 与 賞 与 定 期 昇 給 及 び 退 職 金 の 算 定 に 当 たっては 取 得 期 間 は 通 常 の 勤 務 をしたものとみなす 6 会 社 は 従 業 員 が 看 護 休 暇 の 申 出 をしたこと または 取 得 したことを 理 由 として その 従 業 員 に 対 して 解 雇 そ の 他 の 不 利 益 な 取 扱 いをしない 3. 父 親 の 育 児 休 業 の 取 得 促 進 3-a パパママ 育 休 プラス 両 親 がともに 育 児 休 業 をした 場 合 は 特 段 の 事 情 がなくても 1 歳 2 ヶ 月 までは 休 業 取 得 が 可 能 となりました ただ し 1 人 が 取 得 できる 上 限 は 1 年 間 ( 女 性 の 場 合 は 出 産 日 の 産 前 休 業 とその 後 の 産 後 休 業 も 合 わせて 1 年 間 ) 対 象 とならない 場 合 本 人 の 育 児 休 業 開 始 予 定 日 が 子 の 1 歳 到 達 日 の 翌 日 後 である 場 合 (1 歳 の 誕 生 日 は OK) 本 人 の 育 児 休 業 開 始 予 定 日 が 配 偶 者 の 育 児 休 業 の 初 日 より 前 である 場 合 男 性 のみを 対 象 とすることはできない 配 偶 者 がしている 育 児 休 業 期 間 の 初 日 以 後 である 事 実 について 証 明 書 類 の 提 出 を 求 めることができる 保 育 所 に 入 所 を 希 望 しているが 入 所 できない 場 合 等 一 定 の 要 件 があれば 1 歳 6 ヶ 月 までの 休 業 を 申 し 出 ることができる 一 定 の 要 件 とは 1) 本 人 または 配 偶 者 が 子 の 1 歳 到 達 日 後 の 育 児 休 業 終 了 予 定 日 において 育 児 休 業 をしていること 2) 子 の 1 歳 到 達 日 後 保 育 所 に 入 れないなどの 要 件 を 満 たすこと [ 取 得 例 ] 1 出 生 8 週 間 1 歳 1 歳 2 ヶ 月 母 産 休 母 育 児 休 業 父 育 児 休 業 2 母 産 休 母 育 児 休 業 子 の 1 歳 の 誕 生 日 より 後 の 日 を 開 始 日 にする ことはできない 父 育 児 休 業

規 定 例 3-a ( 育 児 休 業 の 期 間 ) 1 育 児 休 業 の 期 間 は 原 則 として 子 が 1 歳 に 達 するまで( 子 が 1 歳 6 か 月 に 達 するまで 育 児 休 業 をする 場 合 に は 子 が 1 歳 6 か 月 に 達 するまで)を 限 度 として 育 児 休 業 申 出 書 ( 社 内 様 式 )に 記 載 された 期 間 とする 2 配 偶 者 が 従 業 員 と 同 じ 日 から 又 は 従 業 員 より 先 に 育 児 休 業 をしている 場 合 従 業 員 は 子 が 1 歳 2 か 月 に 達 す るまでの 間 で 出 生 日 以 後 の 産 前 産 後 休 業 期 間 と 育 児 休 業 期 間 との 合 計 が 1 年 を 限 度 として 育 児 休 業 をする ことができる 3-b 出 産 後 8 週 間 以 内 の 父 親 の 育 児 休 業 取 得 の 促 進 育 児 休 業 は 原 則 として1 人 に 子 に 対 して 1 回 しか 取 得 できず 再 度 取 得 には 特 別 の 事 情 ( 配 偶 者 死 亡 別 居 等 )が 必 要 とされていましたが 出 産 後 8 週 間 以 内 に 父 親 が 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 (パパ 休 暇 )には 理 由 を 問 わず 再 度 取 得 できるようになりました 出 産 後 8 週 間 以 内 ( 子 の 出 生 の 日 から 起 算 して 8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 まで)に 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 している 必 要 がある ただし 出 産 予 定 日 より 実 際 の 出 産 日 が 早 まった 場 合 は 実 際 の 出 産 日 から 出 産 予 定 日 の 8 週 間 後 出 産 予 定 日 より 実 際 の 出 産 日 が 遅 れた 場 合 は 出 産 予 定 日 から 実 際 の 出 産 日 の 8 週 間 後 を 起 算 終 了 日 と する [ 取 得 例 ] 出 生 8 週 間 1 歳 1 歳 2 ヶ 月 母 産 休 母 育 児 休 業 父 1 回 目 父 2 回 目 規 定 例 3-b ( 父 親 の 育 児 休 業 再 取 得 ) 育 児 休 業 に 係 る 子 の 出 生 日 から 起 算 して 8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までの 期 間 内 に 従 業 員 ( 当 該 期 間 内 に 産 後 休 業 を 取 得 した 者 を 除 く)が 当 該 子 を 養 育 するためにした 最 初 の 申 出 により 育 児 休 業 をした 場 合 は 当 該 従 業 員 は 育 児 休 業 を 開 始 した 日 に 養 育 していた 子 について 特 別 な 事 情 がない 場 合 でも 再 度 育 児 休 業 の 申 出 をする ことができる 3-c 労 使 協 定 による 専 業 主 婦 ( 夫 ) 等 除 外 規 程 の 廃 止 現 行 法 は 労 使 協 定 で 定 めることにより 配 偶 者 が 専 業 主 婦 ( 夫 )である 場 合 等 について 常 態 として 子 を 養 育 す ることができる 労 働 者 からの 育 児 休 業 取 得 の 申 出 を 事 業 主 が 拒 むことができると 規 定 していましたが 改 正 法 では この 制 度 が 廃 止 されました 引 き 続 き 適 用 除 外 できる 場 合 日 々 雇 用 される 者 / ( 有 期 契 約 の 者 について) 勤 続 1 年 以 上 子 の 1 歳 の 誕 生 日 の 前 日 を 超 え て 引 き 続 き 雇 用 されることが 見 込 まれる 者 実 質 的 に 期 間 の 定 めがないと 同 視 される 者 以 外 の 者 < 労 使 協 定 により> 勤 続 1 年 未 満 の 者 / 育 児 休 業 できないことについて 合 理 的 理 由 があると 認 められる 者 (1 年 以 内 に 雇 用 契 約 が 終 了 することが 明 らかな 者 所 定 労 働 日 数 が 週 2 日 以 下 の 者 )

4. 介 護 休 暇 制 度 の 新 設 要 介 護 状 態 の 対 象 家 族 が 1 人 の 場 合 は 年 5 日 2 人 以 上 の 場 合 は 年 10 日 の 介 護 休 暇 が 新 設 されました 介 護 休 暇 の 対 象 となる 者 の 範 囲 は 介 護 休 業 の 場 合 と 同 様 で 要 介 護 状 態 にあること 対 象 家 族 であることが 要 件 です 有 給 でも 無 給 でも 可 (ただし 従 前 に 有 給 扱 いだった 休 暇 を 無 給 にするのは 丌 利 益 変 更 に 該 当 ) 要 介 護 状 態 であること 対 象 家 族 であることについて 証 明 書 類 の 提 出 を 求 めることができる 休 暇 の 対 象 となる 世 話 には 対 象 家 族 を 直 接 介 護 するものに 限 られず 対 象 家 族 のために 行 う 家 事 や 買 い 物 などについても 含 まれる( 取 得 事 由 についての 証 明 書 は 提 出 を 求 めうる 範 囲 から 外 されている) 休 暇 取 得 当 日 に 電 話 により 休 暇 の 申 出 があった 場 合 でも これを 拒 むことはできない 時 間 単 位 または 半 日 単 位 で 休 暇 を 取 得 することができるよう 配 慮 するほうが 望 ましい( 労 使 協 定 等 は 丌 要 ) 対 象 外 となる 労 働 者 の 範 囲 日 々 雇 用 される 者 < 労 使 協 定 により> 勤 続 6 ヶ 月 未 満 の 者 / 所 定 労 働 日 数 が 週 2 日 以 下 の 者 規 定 例 4 ( 介 護 休 暇 ) 1 要 介 護 状 態 にある 家 族 の 介 護 その 他 の 世 話 をする 従 業 員 ( 日 雇 従 業 員 を 除 く)は 就 業 規 則 第 条 に 規 定 する 年 次 有 給 休 暇 とは 別 に 当 該 家 族 が 1 人 の 場 合 は 1 年 間 につき 5 日 2 人 以 上 の 場 合 は 1 年 間 につき 10 日 を 限 度 として 介 護 休 暇 を 取 得 することができる この 場 合 の 1 年 間 とは 4 月 1 日 から 翌 年 3 月 31 日 までの 期 間 とする 2 介 護 休 暇 は 時 間 単 位 で 取 得 することができる 3 取 得 しようとする 者 は 原 則 として 事 前 に 課 に 申 し 出 るものとする ただし やむを 得 ない 事 情 によ り 事 前 に 届 け 出 ることができないときは 事 後 速 やかに 届 出 なければならない 4 看 護 休 暇 は 無 給 とする 5 給 与 賞 与 定 期 昇 給 及 び 退 職 金 の 算 定 に 当 たっては 取 得 期 間 は 通 常 の 勤 務 をしたものとみなす 6 会 社 は 従 業 員 が 介 護 休 暇 の 申 出 をしたこと または 取 得 したことを 理 由 として その 従 業 員 に 対 して 解 雇 そ の 他 の 不 利 益 な 取 扱 いをしない 5.その 他 5-a 丌 利 益 な 取 り 扱 いの 禁 止 改 正 前 も 育 児 介 護 休 業 および 子 の 看 護 休 暇 を 取 得 したことを 理 由 とする 解 雇 その 他 の 丌 利 益 な 取 扱 いは 禁 止 されていましたが 今 回 の 改 正 で これに 介 護 休 暇 所 定 外 労 働 免 除 短 時 間 勤 務 時 間 外 労 働 の 制 限 深 夜 業 の 制 限 を 申 出 取 得 したことを 理 由 とした 解 雇 その 他 丌 利 益 取 扱 いの 禁 止 が 追 加 されました 育 児 介 護 休 業 子 の 看 護 休 暇 介 護 休 暇 短 時 間 勤 務 等 の 適 用 期 間 中 に 働 かなかった 期 間 につい て 賃 金 を 支 払 わないこと 退 職 金 や 賞 不 の 算 定 にあたり 実 際 に 労 務 を 提 供 しなかった 期 間 を 働 かなかったものとすること 丌 利 益 な 取 扱 いではない( 丌 就 労 に 比 例 したカットは 可 能 )

5-b 休 業 の 申 出 に 対 する 書 面 での 通 知 事 業 主 は 育 児 休 業 の 申 出 がなされたときは 休 業 期 間 に 関 する 事 項 等 を 労 働 者 に 速 やかに 通 知 しなければ ならないこととされました 介 護 休 業 の 場 合 の 同 様 です [ 育 児 介 護 ] 休 業 取 扱 通 知 書 1) 申 出 を 受 けた 旨 2) 休 業 開 始 予 定 日 及 び 休 業 終 了 予 定 日 3) 休 業 を 拒 む 場 合 はその 理 由 等 を 記 載 規 定 例 5-b ( 育 児 休 業 の 申 出 の 手 続 等 ) 1 育 児 休 業 申 出 書 が 提 出 されたときは 会 社 は 速 やかに 当 該 育 児 休 業 申 出 書 を 提 出 した 者 に 対 し 育 児 休 業 取 扱 通 知 書 ( 社 内 様 式 )を 交 付 する 2 育 児 休 業 期 間 変 更 申 出 書 が 提 出 されたときは 会 社 は 速 やかに 当 該 育 児 休 業 期 間 変 更 申 出 書 を 提 出 した 者 に 対 し 育 児 休 業 取 扱 通 知 書 ( 社 内 様 式 2)を 交 付 する ( 介 護 休 業 の 申 出 の 手 続 等 ) 1 介 護 休 業 申 出 書 が 提 出 されたときは 会 社 は 速 やかに 当 該 介 護 休 業 申 出 書 を 提 出 した 者 )に 対 し 介 護 休 業 取 扱 通 知 書 ( 社 内 様 式 )を 交 付 する 2 介 護 休 業 期 間 変 更 申 出 書 が 提 出 されたときは 会 社 は 速 やかに 当 該 介 護 休 業 期 間 変 更 申 出 書 を 提 出 した 者 に 対 し 介 護 休 業 取 扱 通 知 書 ( 社 内 様 式 )を 交 付 する 5-c 育 児 休 業 の 再 取 得 について 育 児 休 業 を 再 度 取 得 できる 場 合 および 育 児 休 業 申 出 の 撤 回 後 に 再 度 育 児 休 業 を 取 得 できる 場 合 として 次 の 2 つの 場 合 が 追 加 されました 1) 子 が 負 傷 疾 病 等 により 2 週 間 以 上 の 期 間 にわたり 世 話 が 必 要 となった 場 合 2) 保 育 所 に 入 所 申 請 を 行 ったが 当 面 入 所 できない 場 合 雇 用 保 険 の 育 児 休 業 給 付 の 改 正 について 育 児 介 護 休 業 法 の 改 正 と 同 時 に 雇 用 保 険 法 の 一 部 が 改 正 されました 平 成 22 年 4 月 1 日 以 降 育 児 休 業 を 開 始 した 場 合 育 児 休 業 者 職 場 復 帰 給 付 金 が 廃 止 され 育 児 休 業 給 付 金 に 一 本 化 されました 現 行 法 は 育 児 休 業 基 本 給 付 金 が 休 業 開 始 時 賃 金 の 30% 育 児 休 業 者 職 場 復 帰 給 付 金 が 職 場 復 帰 後 6 ヶ 月 経 過 した 時 に 休 業 開 始 時 賃 金 の 20%( 暫 定 措 置 ; 本 来 は 10%)が 支 給 されていますが 平 成 22 年 4 月 1 日 からは 育 児 休 業 期 間 中 に 休 業 開 始 時 賃 金 の 50%が 育 児 休 業 給 付 金 として 支 給 されます 夫 婦 で 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 には 育 児 休 業 期 間 が 1 年 2 ヶ 月 となりますので この 分 の 給 付 が 増 えることに なります

助 成 金 の 活 用 について 1. 中 小 企 業 子 育 て 支 援 助 成 金 この 助 成 金 は 一 定 の 要 件 を 備 えた 育 児 休 業 を 実 施 する 中 小 企 業 事 業 主 に 対 して 育 児 休 業 取 得 者 が 初 めて 出 た 場 合 に 支 給 されます 受 給 できる 事 業 主 ア) 常 時 雇 用 する 労 働 者 の 数 1 が 100 人 以 下 であること イ) 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づき 一 般 事 業 主 行 動 計 画 を 策 定 し 都 道 府 県 労 働 局 に 届 け 出 てい ること ウ) 申 請 に 係 る 育 児 休 業 制 度 について 労 働 協 約 または 就 業 規 則 に 規 定 していること エ) 平 成 18 年 4 月 1 日 以 降 企 業 において 初 めての 育 児 休 業 取 得 者 2 が 出 たこと オ) 対 象 となる 育 児 休 業 取 得 者 を 子 の 出 生 日 まで 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 として 1 年 以 上 継 続 して 雇 用 して いたこと 1 支 給 申 請 を 行 う 日 の 属 する 月 の 初 日 において 2 ヶ 月 を 超 えて 使 用 される 者 で かつ 週 あたりの 所 定 労 働 時 間 が 通 常 の 従 業 員 とおおむね 同 等 である 者 も 含 む 2 6 ヶ 月 以 上 の 育 児 休 業 ( 産 後 休 業 の 終 了 後 引 き 続 き 育 児 休 業 をした 場 合 には 産 後 休 業 を 含 め 6 ヶ 月 以 上 )を 取 得 し 職 場 復 帰 後 6 ヶ 月 以 上 ( 復 帰 日 が 平 成 22 年 5 月 1 日 以 降 の 場 合 は 1 年 以 上 ) 継 続 して 雇 用 されている 者 支 給 対 象 となる 期 間 平 成 18 年 度 から 平 成 22 年 度 育 児 休 業 または 産 後 休 業 の 取 得 を 始 めた 労 働 者 が 出 た 事 業 主 について 当 該 労 働 者 が 6 ヶ 月 以 上 の 育 児 休 業 を 取 得 しまたは 産 後 休 業 と 育 児 休 業 を 続 けて 併 せて 6 ヶ 月 以 上 取 得 し 職 場 復 帰 後 6 ヶ 月 以 上 ( 復 帰 日 が 平 成 22 年 5 月 1 日 の 場 合 は 1 年 以 上 ) 継 続 して 雇 用 された 場 合 に 支 給 対 象 となる 受 給 できる 額 育 児 休 業 取 得 者 が 初 めて 出 た 場 合 に 2 人 目 まで 支 給 される 1 人 目 :100 万 円 2 人 目 :60 万 円 一 般 事 業 主 行 動 計 画 とは 301 人 以 上 の 労 働 者 を 常 時 雇 用 する 事 業 主 は 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づいて 雇 用 する 労 働 者 が 仕 事 と 子 育 てを 両 立 しやすい 雇 用 環 境 の 整 備 等 について 自 社 の 行 動 計 画 を 策 定 し 労 働 局 へ 届 け 出 て 計 画 を 実 施 することが 求 められています また 一 般 事 業 主 行 動 計 画 を 公 表 し 労 働 者 に 周 知 させるための 措 置 を 講 じる 必 要 があります 常 時 雇 用 する 労 働 者 が 300 人 以 下 の 事 業 主 も 一 般 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 届 出 公 表 周 知 に 努 める ことが 求 められています

2. 両 立 支 援 レベルアップ 助 成 金 この 助 成 金 は 仕 事 と 家 庭 の 両 立 を 図 る 労 働 者 を 支 援 する 事 業 主 に 対 して 助 成 するもので 4 つのコースがあり ます 子 育 て 期 の 短 時 間 勤 務 支 援 コース 育 児 介 護 費 用 等 補 助 コース 代 替 要 員 確 保 コース 休 業 中 能 力 アップコース 子 育 て 期 の 短 時 間 勤 務 支 援 コース 従 来 の 中 小 企 業 子 育 て 支 援 助 成 金 の 短 時 間 勤 務 制 度 部 分 が 統 合 され 制 度 が 簡 略 化 されました 小 学 校 第 3 学 年 修 了 までの 子 を 養 育 する 労 働 者 が 利 用 できる 短 時 間 勤 務 制 度 を 労 働 協 約 又 は 就 業 規 則 に 規 定 し 労 働 者 がこれらの 制 度 を 連 続 して 6 ヶ 月 以 上 利 用 した 場 合 に 支 給 されます 支 給 対 象 となる 制 度 ア)1 日 の 所 定 労 働 時 間 を 短 縮 する 短 時 間 勤 務 1 日 の 所 定 労 働 時 間 が 7 時 間 以 上 の 者 について 1 日 の 所 定 労 働 時 間 を1 時 間 以 上 短 縮 しているも のに 限 られる イ) 週 又 は 月 の 所 定 労 働 時 間 を 短 縮 する 短 時 間 勤 務 1 週 当 たりの 所 定 労 働 時 間 が 35 時 間 以 上 の 者 について 1 週 当 たりの 所 定 労 働 時 間 を 一 割 以 上 短 縮 しているものに 限 られる ウ) 週 又 は 月 の 所 定 労 働 日 数 を 短 縮 する 短 時 間 勤 務 1 週 当 たりの 所 定 労 働 日 数 が 5 日 以 上 の 者 について 1 週 当 たりの 所 定 労 働 日 数 を1 日 以 上 短 縮 し ているものに 限 られる 受 給 できる 事 業 主 以 下 の(1)(2)のいずれかに 該 当 する 事 業 主 で (3)から(6)の 要 件 を 満 たしていることが 必 要 です (1) 小 規 模 事 業 主 ( 常 時 100 人 以 下 の 労 働 者 を 雇 用 する 事 業 主 )であって 以 下 のア) 及 びイ)を 満 たしているこ と ア) 少 なくとも 3 歳 に 達 するまでの 子 を 養 育 する 労 働 者 が 利 用 できる 短 時 間 勤 務 制 度 を 労 働 協 約 又 は 就 業 規 則 により 制 度 化 していること なお 複 数 の 事 業 所 を 有 する 事 業 主 にあっては すべての 事 業 所 におい て 制 度 化 している 事 業 主 であること イ) 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 として 雇 用 する 小 学 校 第 3 学 年 修 了 までの 子 を 養 育 する 労 働 者 であって 短 時 間 勤 務 制 度 の 利 用 を 希 望 した 労 働 者 に 連 続 して 6 ヶ 月 以 上 利 用 させたこと (2) 中 規 模 事 業 主 (101 人 以 上 の 労 働 者 を 雇 用 し 常 時 雇 用 する 労 働 者 の 数 が 300 人 以 下 の 事 業 主 ) 又 は 大 規 模 事 業 主 ( 常 時 雇 用 する 労 働 者 の 数 が 301 人 以 上 の 事 業 主 )であって 以 下 のア) 及 びイ)を 満 たしているこ と ア) 少 なくとも 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 するまでの 子 を 養 育 する 労 働 者 が 利 用 できる 短 時 間 勤 務 制 度 を 労 働 協 約 又 は 就 業 規 則 により 制 度 化 していること なお 複 数 の 事 業 所 を 有 する 事 業 主 にあっては すべての 事 業 所 において 制 度 化 している 事 業 主 であること イ) 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 として 雇 用 する 小 学 校 第 3 学 年 修 了 までの 子 を 養 育 する 労 働 者 であって 短 時 間 勤 務 制 度 の 利 用 を 希 望 した 労 働 者 に 連 続 して 6 ヶ 月 以 上 利 用 させたこと

(3) 支 給 申 請 に 係 る 短 時 間 勤 務 制 度 を 連 続 して 6 ヶ 月 以 上 利 用 した 労 働 者 を 短 時 間 勤 務 制 度 利 用 開 始 時 に 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 として 雇 用 していること 新 たに 雇 用 した 労 働 者 にあっては 雇 用 期 間 の 定 めのない 者 であり かつ 時 間 当 たりの 基 本 給 の 水 準 及 び 賞 不 等 の 支 給 基 準 等 が 同 種 の 業 務 に 従 事 する 通 常 の 労 働 者 と 同 等 以 上 である 者 に 限 る (4) 支 給 対 象 労 働 者 を 支 給 申 請 に 係 る 短 時 間 勤 務 制 度 を 連 続 して 6 ヶ 月 以 上 利 用 した 日 の 翌 日 から 引 き 続 き 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 として 1 ヶ 月 以 上 雇 用 していること かつ 支 給 申 請 日 において 雇 用 していること (5) 平 成 22 年 6 月 30 日 に 施 行 される 改 正 後 の 育 児 介 護 休 業 法 に 規 定 する 育 児 休 業 所 定 外 労 働 の 免 除 及 び 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 について 労 働 協 約 又 は 就 業 規 則 に 定 め 実 施 していること (6) 一 般 事 業 主 行 動 計 画 を 策 定 し その 旨 を 都 道 府 県 労 働 局 長 に 届 け 出 ていること また 平 成 21 年 4 月 1 日 以 降 に 一 般 事 業 主 行 動 計 画 を 策 定 変 更 する 事 業 主 は 策 定 届 出 に 加 え 当 該 一 般 事 業 主 行 動 計 画 を 公 表 し 労 働 者 に 周 知 させるための 措 置 を 講 じていること 受 給 できる 額 少 なくとも 3 歳 までの 子 を 養 育 する 者 少 なくとも 小 学 校 就 学 前 の 子 を 養 育 常 時 雇 用 が 利 用 できる 短 時 間 勤 務 制 度 を 設 する 者 が 利 用 できる 短 時 間 勤 務 制 労 働 者 数 けた 場 合 度 を 設 けた 場 合 最 初 の 支 給 対 象 者 : 100 万 円 1~100 人 2 人 から 5 人 目 : 80 万 円 最 初 の 支 給 対 象 者 : 50 万 円 101~300 人 2 人 から 10 人 目 : 40 万 円 最 初 の 支 給 対 象 者 : 40 万 円 300 人 以 上 2 人 から 10 人 目 : 10 万 円 1 事 業 主 あたり 延 べ 10 人 ( 小 規 模 事 業 主 は 5 人 )までの 支 給 となる 2 人 目 以 降 の 支 給 対 象 労 働 者 は 同 一 の 子 を 養 育 する 同 一 の 労 働 者 を 除 く 3. 育 児 休 業 取 得 促 進 等 助 成 金 この 助 成 金 は 雇 用 する 従 業 員 の 育 児 休 業 期 間 中 や 短 時 間 勤 務 制 度 の 利 用 中 に 事 業 主 が 3 ヶ 月 以 上 の 経 済 的 支 援 を 行 う 取 り 組 みを 助 成 する 制 度 です 育 児 休 業 取 得 促 進 措 置 と 短 時 間 勤 務 促 進 措 置 ( 平 成 22 年 3 月 31 日 まで) の 2 つの 制 度 があります 育 児 休 業 取 得 促 進 措 置 労 働 協 約 又 は 就 業 規 則 に 育 児 休 業 制 度 を 定 め 対 象 被 保 険 者 の 請 求 に 基 づき 当 該 育 児 休 業 制 度 を 利 用 さ せ その 育 児 休 業 期 間 中 に 当 該 対 象 労 働 者 に 対 し 連 続 して 3 ヶ 月 以 上 経 済 的 支 援 を 行 った 場 合 に 支 給 されま す

男 性 従 業 員 の 育 児 休 業 に 備 える 今 回 の 改 正 の 最 も 大 きな 特 徴 は 男 性 従 業 員 の 育 児 休 業 取 得 の 促 進 といえます これまで 労 使 協 定 に 定 める ことにより 事 業 主 が 育 児 休 業 の 申 出 を 拒 否 できることとされていた 配 偶 者 が 育 児 に 専 念 できる 従 業 員 の 規 定 が 削 除 され 事 業 主 は 男 性 従 業 員 による 育 児 休 業 の 申 出 を 拒 むことはできなくなりました 男 性 の 育 児 休 業 取 得 が 可 能 になったからといって すぐに 育 児 休 業 取 得 が 大 幅 に 増 えることはないと 思 われま すが 少 しずつ 増 えていくことになるでしょう これまで 育 児 休 業 に 無 縁 だった 男 性 中 心 の 企 業 でも 育 児 休 業 取 得 へ 向 けて 環 境 整 備 に 取 り 組 まざるを 得 なくなります また これまでは 女 性 従 業 員 の 育 児 休 業 しか 経 験 がなかった 企 業 では 男 性 従 業 員 の 育 児 休 業 を 想 定 した 休 業 者 代 替 措 置 等 のシミュレーションをしていく 必 要 性 が 生 じます 改 正 にあたって 育 児 介 護 休 業 法 は 企 業 に 影 響 を 不 える 改 正 が 頻 繁 にあり また 内 容 が 細 かいため 改 正 に 伴 って 就 業 規 則 や 規 定 を 整 備 する 場 合 まず 法 令 に 抵 触 していないか 注 意 することが 必 要 です 今 回 の 改 正 にあたっては 実 効 性 の 確 保 という 点 から 1) 紛 争 解 決 の 援 助 制 度 および 調 停 制 度 の 新 設 2) 勧 告 に 従 わない 場 合 の 公 表 制 度 および 過 料 の 新 設 が 設 けられています( 調 停 については 平 成 22 年 4 月 1 日 そ の 他 は 平 成 21 年 9 月 30 日 施 行 ) 育 休 切 り が 問 題 となっているように 育 児 休 業 や 介 護 休 業 の 規 定 に 違 反 する 事 業 主 はかなり 存 在 します その ような 状 況 にならないよう 子 育 てや 介 護 をしている 従 業 員 にとって 働 きやすい 職 場 づくりを 目 指 すことは 従 業 員 の モチベーションを 高 め 企 業 に 利 益 をもたらすことになるはずです 改 正 育 児 介 護 休 業 法 を 踏 まえて きめ 細 やかな 対 応 が 必 要 となっています