Ⅰ 現 在 の 公 的 年 金 制 度 の 概 要 1 現 在 の 公 的 年 金 制 度 組 合 員 の 皆 さまは 2つの 公 的 年 金 制 度 と 公 務 員 特 有 の 制 度 に 加 入 しています 1 2 +α 基 礎 年 金 : 全 国 民 に 共 通 する 国 民 年 金 制 度

平 成 28 年 3 月 平 成 27 年 度 末 普 通 勧 奨 退 職 者 向 け 年 金 手 続 等 説 明 会 資 料 公 立 学 校 共 済 組 合 東 京 支 部 給 付 貸 付 課 ねんきん 博 士 目 次 Ⅰ 現 在 の 公 的 年 金 制 度 の 概 要 P 2 Ⅱ 老 齢 年 金 等 について P 4 Ⅲ 老 齢 年 金 に 関 する 注 意 事 項 P 8 (A 受 給 権 発 生 前 B 受 給 権 発 生 時 C 年 金 受 給 開 始 後 ) Ⅳ これからの 年 金 手 続 P14 (A 退 職 時 B 退 職 後 から 受 給 権 発 生 まで C 受 給 権 発 生 時 ) Ⅴ その 他 の 年 金 制 度 P17 Ⅵ こんなときどうする?Q&A P19 Ⅶ 退 職 後 の 医 療 保 険 ( 健 康 保 険 制 度 ) P20 Ⅷ 主 な 問 合 せ 先 一 覧 P22

Ⅰ 現 在 の 公 的 年 金 制 度 の 概 要 1 現 在 の 公 的 年 金 制 度 組 合 員 の 皆 さまは 2つの 公 的 年 金 制 度 と 公 務 員 特 有 の 制 度 に 加 入 しています 1 2 +α 基 礎 年 金 : 全 国 民 に 共 通 する 国 民 年 金 制 度 で1 階 部 分 と 呼 ばれます 国 民 皆 年 金 制 度 が 導 入 さ れた 昭 和 61 年 4 月 1 日 以 降 は 20 歳 から60 歳 までの 全 国 民 に 国 民 年 金 への 加 入 が 義 務 づけられ ています 厚 生 年 金 : 被 用 者 ( 給 与 をもらい 働 く 人 )に 共 通 する 年 金 制 度 で2 階 部 分 と 呼 ばれます 被 用 者 を 対 象 とした 報 酬 比 例 の 年 金 を 支 給 する 制 度 です 民 間 サラリーマン 等 を 対 象 とする 厚 生 年 金 公 務 員 等 を 対 象 とする 共 済 年 金 に 分 かれていましたが 平 成 27 年 10 月 に 厚 生 年 金 に 一 元 化 されました 退 職 等 年 金 給 付 ( 年 金 払 い 退 職 給 付 ): 被 用 者 年 金 制 度 一 元 化 を 機 に 創 設 された 公 務 員 特 有 の 制 度 で 新 3 階 部 分 と 呼 ばれます 図 1 現 在 の 公 的 年 金 制 度 の 体 系 2 年 金 の 種 類 被 用 者 年 金 制 度 国 民 年 金 制 度 には 給 付 の 事 由 により 老 齢 障 害 遺 族 の3つの 種 類 の 年 金 があります 受 給 するためには それぞれ 一 定 の 支 給 要 件 があります 種 類 名 称 被 用 者 年 金 ( 厚 生 年 金 ) 給 付 事 由 国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 ) 老 齢 一 定 の 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 があり 支 給 開 始 年 齢 に 達 したときに 支 給 される 年 金 老 齢 基 礎 年 金 障 害 障 害 厚 生 年 金 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 中 に 初 診 日 がある 傷 病 により 一 定 以 上 の 障 害 状 態 となった 場 合 に 支 給 される 年 金 障 害 基 礎 年 金 遺 族 遺 族 厚 生 年 金 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 が 死 亡 したときに 遺 族 に 支 給 される 年 金 遺 族 基 礎 年 金 3 一 人 一 年 金 の 原 則 ( 併 給 調 整 ) 原 則 として 種 類 の 異 なる 複 数 の 年 金 を 同 時 に 受 給 することはできません いずれか 一 つを 選 択 し 受 給 することになります この 選 択 は いつでも 将 来 に 向 かって 変 更 することが 可 能 です なお 給 付 事 由 が 同 じ 年 金 については 同 時 に 受 給 できます 2

3 4 被 用 者 年 金 制 度 一 元 化 ( 平 成 27 年 10 月 )による 影 響 平 成 27 年 10 月 の 被 用 者 年 金 制 度 一 元 化 により 共 済 年 金 と 厚 生 年 金 の 制 度 的 な 差 異 は 厚 生 年 金 に 揃 えて 解 消 されました 詳 細 は 平 成 27 年 10 月 発 行 の 広 報 誌 かがやき 臨 時 増 刊 号 知 っ ておきたい 被 用 者 年 金 制 度 一 元 化 をご 覧 ください 平 成 27 年 度 末 に 退 職 される 皆 さまに 影 響 するのは 共 済 年 金 独 自 の3 階 部 分 職 域 年 金 相 当 部 分 が 廃 止 され 新 たな 退 職 給 付 として 年 金 払 い 退 職 給 付 が 創 設 されたことです また 年 金 受 給 開 始 後 に 就 職 する 方 は 所 得 による 支 給 調 整 にもご 注 意 ください (P13 参 照 ) 図 2 一 元 化 前 後 の 公 務 員 の 老 齢 年 金 等 の 受 給 イメージ 1 共 済 年 金 の 職 域 年 金 相 当 部 分 廃 止 後 も 平 成 27 年 9 月 分 までの 期 間 に 応 じて 経 過 的 職 域 加 算 額 が 年 金 支 給 開 始 年 齢 から 支 給 されます 2 平 成 27 年 10 月 以 降 の 期 間 に 応 じて 65 歳 から 年 金 払 い 退 職 給 付 が 支 給 されます 5 年 金 を 決 定 支 給 する 実 施 機 関 公 務 員 期 間 の 第 二 三 号 厚 生 年 金 の 決 定 支 給 は 最 後 に 所 属 した 共 済 組 合 が 行 います 民 間 サ ラリーマン 等 の 第 一 号 厚 生 年 金 と 国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 )は 日 本 年 金 機 構 が 決 定 支 給 します 公 的 年 金 の 種 類 基 礎 年 金 第 一 号 厚 生 年 金 厚 生 年 金 ( 第 二 三 号 は 経 過 的 職 域 加 算 を 含 む) 第 二 号 厚 生 年 金 第 三 号 厚 生 年 金 第 四 号 厚 生 年 金 年 金 払 い 退 職 給 付 加 入 者 20 歳 ~60 歳 の 国 民 民 間 13 月 を 超 えない 任 用 の 臨 時 的 任 用 教 員 非 常 勤 教 員 等 国 家 公 務 員 等 地 方 公 務 員 等 ( 公 立 学 校 教 職 員 を 含 む) 私 立 学 校 教 員 第 二 三 号 厚 生 年 金 加 入 者 年 金 を 決 定 支 給 する 実 施 機 関 日 本 年 金 機 構 ( 年 金 事 務 所 ) 各 国 家 公 務 員 共 済 組 合 ( 文 部 科 学 省 共 済 組 合 等 ) 各 地 方 公 務 員 共 済 組 合 ( 公 立 学 校 共 済 組 合 東 京 都 職 員 共 済 組 合 市 町 村 職 員 共 済 組 合 等 ) 日 本 私 立 学 校 振 興 共 済 事 業 団 各 共 済 組 合

Ⅱ 老 齢 年 金 等 について A 老 齢 年 金 等 の 支 給 開 始 年 齢 皆 さまが 将 来 受 け 取 ることになる 老 齢 年 金 等 は 共 済 年 金 の 経 過 措 置 である 経 過 的 職 域 加 算 額 年 金 払 い 退 職 給 付 老 齢 基 礎 年 金 に 分 けることができます それぞれの 支 給 開 始 年 齢 は 下 図 のとおりです 図 3 老 齢 年 金 等 の 支 給 開 始 年 齢 生 年 月 日 62 歳 63 歳 64 歳 65 歳 年 金 払 い 退 職 給 付 昭 30.4.2~ 昭 32.4.1 3 階 2 階 経 過 的 職 域 加 算 額 ( 共 済 年 金 の 経 過 措 置 ) 特 別 支 給 の 本 来 支 給 の 3 階 2 階 1 階 老 齢 基 礎 年 金 1 階 年 金 払 い 退 職 給 付 昭 32.4.2~ 経 過 的 職 域 加 算 額 ( 共 済 年 金 の 経 過 措 置 ) 昭 34.4.1 特 別 支 給 の 本 来 支 給 の 老 齢 基 礎 年 金 年 金 払 い 退 職 給 付 昭 34.4.2~ 経 過 的 職 域 加 算 額 ( 共 済 年 金 の 経 過 措 置 ) 昭 36.4.1 特 老 厚 本 来 支 給 の 老 齢 基 礎 年 金 年 金 払 い 退 職 給 付 昭 36.4.2~ 経 過 的 職 域 加 算 額 本 来 支 給 の 老 齢 基 礎 年 金 B それぞれの 老 齢 年 金 等 の 概 要 2 階 部 分 (1) 支 給 要 件 を 受 給 するための 支 給 要 件 は 下 表 のとおりです 本 来 65 歳 に 達 したときに 支 給 さ れますが 昭 和 36 年 4 月 1 日 以 前 に 生 まれた 方 には 64 歳 まで 特 別 支 給 の が 支 給 さ れます 特 別 支 給 の 60 歳 以 上 65 歳 未 満 であること 公 的 年 金 制 度 の 加 入 期 間 が25 年 以 上 あること 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 が1 年 以 上 あること ( 本 来 支 給 の) 65 歳 以 上 であること 公 的 年 金 制 度 の 加 入 期 間 が25 年 以 上 あること 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 が1 月 以 上 あること 4

5 用 語 説 明 年 金 タロウさんの 場 合 公 的 年 金 制 度 の 加 入 期 間 : 国 民 年 金 や 厚 生 年 金 等 すべての 公 的 年 金 制 度 の 加 入 期 間 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 : 第 一 号 から 第 四 号 まですべての 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 公 務 員 共 済 組 合 加 入 期 間 : 第 二 三 号 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 公 的 年 金 制 度 の 加 入 期 間 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 公 務 員 共 済 組 合 加 入 期 間 国 民 年 金 民 間 企 業 国 家 公 務 員 地 方 公 務 員 国 民 年 金 20 歳 22 歳 入 社 40 歳 転 職 48 歳 転 職 56 歳 退 職 60 歳 (2) 額 の 内 訳 額 の 内 訳 は 次 のとおりです 65 歳 未 満 ( 特 別 支 給 ) 65 歳 以 上 ( 本 来 支 給 ) 年 金 額 の 内 訳 =1+( ) 1 特 別 支 給 の 年 金 額 の 内 訳 =1+2 2 加 給 年 金 額 1 本 来 支 給 の 1 厚 生 年 金 報 酬 に 比 例 平 均 給 与 月 額 及 び 平 均 標 準 報 酬 月 額 と 加 入 期 間 により 算 出 2 加 給 年 金 額 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 が20 年 以 上 あり 65 歳 から 支 給 される 本 来 支 給 の の 受 給 権 発 生 時 に 生 計 を 共 にする 加 給 年 金 額 対 象 者 がい る 場 合 に 加 算 されます( 下 表 参 照 ) ( ) 特 例 請 求 に 該 当 する 場 合 は 65 歳 前 から 定 額 部 分 加 給 年 金 額 が 支 給 されます( 詳 細 はP10) 加 給 年 金 額 対 象 者 年 齢 要 件 収 入 要 件 配 偶 者 65 歳 未 満 恒 常 的 収 入 が 年 額 850 万 円 未 満 子 18 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 子 20 歳 未 満 で 障 害 等 級 が1~ 2 級 に 該 当 する 障 害 状 態 に ある 子 ( 所 得 が655.5 万 円 未 満 ) 収 入 限 度 額 以 上 であっても 5 年 以 内 に 定 年 等 の 理 由 のため 収 入 減 になる 見 込 みがある 場 合 は 該 当 します 加 給 年 金 額 ( 平 成 28 年 度 ) 390,100 円 / 年 2 人 まで1 人 につき 224,500 円 / 年 3 人 目 から1 人 につき 74,800 円 / 年 加 給 年 金 額 対 象 者 が20 年 以 上 の 加 入 期 間 を 有 する または 障 害 年 金 を 受 けた 場 合 加 給 年 金 額 は 支 給 停 止 されます 旧 3 階 部 分 経 過 的 職 域 加 算 額 平 成 27 年 9 月 までの 公 務 員 期 間 がある 方 には 共 済 年 金 の 経 過 措 置 として その 期 間 に 応 じた 経 過 的 職 域 加 算 額 が 支 給 されます 年 金 額 は 平 成 27 年 9 月 までの 平 均 給 与 月 額 と 期 間 により 決 定 され 公 務 員 期 間 の 支 給 開 始 年 齢 より 支 給 されます

6 Ⅱ 老 齢 年 金 等 について 新 3 階 部 分 年 金 払 い 退 職 給 付 年 金 払 い 退 職 給 付 は 平 成 27 年 10 月 の 被 用 者 年 金 制 度 一 元 化 により 創 設 された 公 務 員 の 新 しい 制 度 です 将 来 の 年 金 給 付 に 必 要 な 原 資 を あらかじめ 受 給 者 本 人 の 掛 金 と 雇 用 主 の 負 担 金 で 積 み 立 てる 積 立 方 式 による 給 付 となります 皆 さまも 一 元 化 以 降 平 成 27 年 10 月 分 より 厚 生 年 金 保 険 料 とは 別 に 年 金 払 い 退 職 給 付 の 掛 金 を 負 担 しています 平 成 28 年 3 月 31 日 で 退 職 する 方 は 退 職 までの6 月 分 を 次 のように 受 け 取 るこ とができます 受 取 り 方 法 支 給 開 始 :65 歳 (60 歳 から 繰 上 げ 可 能 ) 半 分 は 有 期 年 金 (10 年 20 年 又 は 一 時 金 から 選 択 ) 半 分 は 終 身 年 金 として 受 給 有 期 年 金 (20 年 ) 終 身 年 金 または 有 期 年 金 (10 年 ) 終 身 年 金 または 一 時 金 終 身 年 金 受 給 者 が 死 亡 した 場 合 終 身 年 金 は 終 了 し 有 期 年 金 の 残 余 部 分 は 遺 族 に 一 時 金 として 支 給 されます ( 遺 族 一 時 金 ) 例 有 期 年 金 (10 年 ) 終 身 年 金 終 了 有 期 年 金 の 残 余 部 分 約 3 年 分 が 遺 族 一 時 金 として 支 給 される 65 歳 72 歳 死 亡 (75 歳 時 点 ) 65 歳 前 に 死 亡 した 場 合 も 有 期 年 金 は 遺 族 一 時 金 となります 1 階 部 分 老 齢 基 礎 年 金 ( 国 民 年 金 ) 老 齢 基 礎 年 金 は 国 民 年 金 法 に 規 定 する 期 間 が25 年 以 上 ある 方 が 65 歳 に 達 したときに 支 給 されます 年 金 額 は 加 入 可 能 月 数 (480 月 =40 年 ) 全 てにおいて 保 険 料 納 付 済 である 場 合 特 例 水 準 額 ( 満 額 ) 780,100 円 ( 平 成 28 年 度 )が 支 給 されます 未 納 期 間 がある 方 は 加 入 月 数 に 応 じて 計 算 されます 加 入 月 数. 老 齢 基 礎 年 金 の 額 = 780,100 円 ( 満 額 ) 50 銭 未 満 は 切 捨 て 加 入 可 能 月 数 (480 月 ) 50 銭 以 上 は1 円 に 切 り 上 げ ( 参 考 ) 国 民 年 金 の 強 制 加 入 : 満 60 歳 到 達 日 の 属 する 月 の 前 月 まで 加 入 平 成 28 年 度 保 険 料 : 月 額 16,260 円 加 入 月 数 は 次 の 期 間 を 合 計 した 期 間 となります (1) 国 民 年 金 第 1 号 被 保 険 者 : 国 民 年 金 保 険 料 納 付 期 間 免 除 月 数 がある 場 合 は 全 部 又 は 一 部 免 除 に 応 じた 割 合 の 期 間 が 加 算 (2) 国 民 年 金 第 2 号 被 保 険 者 : 20 歳 から60 歳 までの 共 済 組 合 や 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 (3) 国 民 年 金 第 3 号 被 保 険 者 : 昭 和 61 年 4 月 1 日 以 降 の 国 民 年 金 第 2 号 被 保 険 者 の 被 扶 養 配 偶 者 の 期 間 満 額 を 受 給 できない 場 合 は 厚 生 年 金 の 被 保 険 者 でないことを 条 件 に 65 歳 まで 任 意 加 入 の 制 度 があります 保 険 料 納 付 等 についての 問 合 せ 先 は 各 区 市 町 村 の 国 民 年 金 相 談 窓 口 となります

7 支 給 開 始 年 齢 のおさらい 東 京 ジロウさんの 場 合 生 年 月 日 : 昭 和 33 年 6 月 20 日 生 まれ P4の 図 3で 特 別 支 給 の の 支 給 開 始 年 齢 を 確 認! 配 偶 者 : 被 扶 養 配 偶 者 あり 専 業 主 婦 で 年 齢 はジロウさんの3 歳 下 です P5の 表 で 加 給 年 金 額 の 対 象 者 に 該 当 するかどうかを 確 認! 65 歳 受 給 開 始 有 期 年 金 の 受 け 取 り 方 は3 択 (P6 参 照 ) 63 歳 受 給 開 始 3 階 部 分 年 金 払 い 退 職 給 付 経 過 的 職 域 加 算 額 ( 共 済 年 金 の 経 過 措 置 ) の 加 給 年 金 額 2 階 部 分 特 別 支 給 の 本 来 支 給 の 配 偶 者 が 65 歳 で 終 了 振 替 加 算 本 来 支 給 へ 切 替 1 階 部 分 老 齢 基 礎 年 金 ( 国 民 年 金 ) 配 偶 者 が65 歳 に 到 達 し 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 発 生 すると 加 給 年 金 額 はなくなります 配 偶 者 の 生 年 月 日 によって 一 部 が 配 偶 者 の 老 齢 基 礎 年 金 に 振 替 加 算 として 加 算 されます

Ⅲ 老 齢 年 金 に 関 する 注 意 事 項 A 受 給 権 発 生 前 1 60 歳 からの 繰 上 げ 支 給 支 給 開 始 年 齢 を 問 わず 60 歳 以 降 であれば 希 望 により1 月 あたり 0.5%の 割 合 で 減 額 された 年 金 の 繰 上 げ 支 給 を 受 けることができます ただし 支 給 される 年 金 額 は 生 涯 減 額 されたままとなります その 他 にも 制 約 ( 下 記 参 照 )がありますので 十 分 に 検 討 ください (1)60 歳 以 降 特 別 支 給 の 支 給 開 始 前 に 繰 上 げ 請 求 全 ての 公 的 年 金 の 老 齢 年 金 の 繰 上 げ 支 給 を 同 時 に 受 けることが 条 件 老 齢 基 礎 年 金 はもちろん 第 一 号 第 四 号 も 同 時 に 繰 り 上 げることになります 繰 上 げ 期 間 減 額 率 5 年 (60 月 ) 30% 4 年 (48 月 ) 24% 3 年 (36 月 ) 18% 2 年 (24 月 ) 12% 1 年 (12 月 ) 6% 例 1 62 歳 支 給 開 始 の 方 が60 歳 で 繰 上 げ 請 求 をした 場 合 2 年 繰 上 げ0.5 24 月 =12% 減 額 62 歳 63 歳 64 歳 65 歳 60 歳 61 歳 62 歳 63 歳 64 歳 65 歳 特 別 支 給 の 老 齢 基 礎 年 金 繰 上 げ 支 給 の 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 基 礎 年 金 5 年 繰 上 げ0.5 60 月 =30% 減 額 (2) 特 別 支 給 の 支 給 開 始 到 達 後 に 繰 上 げ 請 求 65 歳 から 受 給 する 老 齢 基 礎 年 金 のみ 繰 上 げ 支 給 を 受 けることができます 例 2 62 歳 支 給 開 始 の 方 が63 歳 で 老 齢 基 礎 年 金 の 繰 上 げ 請 求 をした 場 合 62 歳 63 歳 64 歳 65 歳 62 歳 63 歳 64 歳 65 歳 特 別 支 給 の 特 別 支 給 の 老 齢 基 礎 年 金 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 基 礎 年 金 2 年 繰 上 げ0.5 24 月 =12% 減 額 繰 上 げ 請 求 を 行 った 場 合 の 制 約 事 項 8 1 繰 上 げ 支 給 により 減 額 された 年 金 は 生 涯 にわたって 続 きます このため 受 け 取 る 期 間 の 長 短 により 繰 上 げ 請 求 しない 場 合 よりも 受 け 取 る 総 額 が 減 少 する 場 合 があります 2 繰 上 げ 請 求 を 行 った 後 に 取 消 しをすることはできません 3 繰 上 げ 請 求 を 行 った 後 は 障 害 基 礎 ( 共 済 厚 生 ) 年 金 に 関 する 以 下 の 請 求 等 ができなくなります ア 事 後 重 症 などによる 障 害 基 礎 ( 共 済 厚 生 ) 年 金 の 請 求 イ 繰 上 げ 請 求 を 行 った 後 に 初 診 日 がある 障 害 基 礎 年 金 の 請 求 ウ 3 級 の 障 害 共 済 ( 厚 生 ) 年 金 を 受 給 されている 方 の 障 害 の 程 度 が 増 進 した 場 合 の 改 定 請 求 4 繰 上 げ 請 求 を 行 った 後 に 国 民 年 金 の 寡 婦 年 金 を 請 求 することはできません また すでに 寡 婦 年 金 を 受 給 されている 方 については 寡 婦 年 金 の 権 利 はなくなります 5 繰 上 げ 請 求 を 行 った 後 に 国 民 年 金 の 任 意 加 入 被 保 険 者 になることはできません 6 繰 上 げ 請 求 を 行 った 後 に 以 下 に 該 当 する 場 合 は 繰 上 げ 支 給 の の 一 部 ( 又 は 全 部 )が 支 給 停 止 となる 場 合 があります ア 障 害 基 礎 ( 共 済 厚 生 ) 年 金 遺 族 基 礎 ( 共 済 厚 生 ) 年 金 の 受 給 権 がある 場 合 イ 厚 生 年 金 保 険 又 は 私 立 学 校 教 職 員 共 済 制 度 に 加 入 した 場 合 ウ 常 勤 の 公 務 員 として 再 就 職 し 共 済 組 合 の 組 合 員 となった 場 合 エ 雇 用 保 険 の 基 本 手 当 を 受 給 する 場 合 寡 婦 年 金 = 国 民 年 金 第 1 号 被 保 険 者 としての 保 険 料 納 付 済 み 期 間 等 が25 年 以 上 ある 夫 が 年 金 を 受 けずに 死 亡 した 場 合 に 10 年 以 上 婚 姻 関 係 があった 妻 に60 歳 から65 歳 までの 間 支 給 されるもの

9 ( 参 考 ) 老 齢 基 礎 年 金 を 繰 上 げ 受 給 した 際 の 受 取 り 総 額 例 20 歳 から60 歳 までの40 年 間 保 険 料 を 納 め 65 歳 から 満 額 780,100 円 受 けるものとして 計 算 表 中 の 年 金 額 は 支 給 開 始 年 齢 到 達 日 ( 誕 生 日 の 前 日 の 属 する 月 )に 繰 上 げ 請 求 した 減 額 率 により 計 算 しています 実 際 には 請 求 した 月 に 応 じて 次 の 式 で 計 算 された 減 額 率 によって 老 齢 基 礎 年 金 が 減 額 されます 減 額 率 =0.5% 繰 上 げ 請 求 月 から65 歳 になる 月 の 前 月 までの 月 数 65 歳 からの 老 齢 年 金 には 繰 下 げ 支 給 があります! 65 歳 から 支 給 される 及 び 老 齢 基 礎 年 金 は 本 人 の 申 し 出 により 66 歳 以 降 の 希 望 する 月 から 繰 下 げて 受 給 することができます 繰 下 げ 支 給 の 年 金 の 額 は1 月 あたり0.7%の 割 合 で 増 額 されて 支 給 されます 繰 下 げることのできる 期 間 は 70 歳 まで( 最 高 60 月 )となります 特 別 支 給 の には 繰 下 げ 支 給 の 制 度 はありません

Ⅲ 老 齢 年 金 に 関 する 注 意 事 項 B 受 給 権 発 生 時 1 障 害 者 特 例 請 求 この 制 度 は 昭 和 36 年 4 月 1 日 生 まれまでの 方 が 対 象 です 特 別 支 給 の 受 給 権 発 生 時 に 障 害 等 級 が3 級 以 上 の 障 害 状 態 にある 方 は 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 していないこと( 退 職 )を 要 件 に 65 歳 に 達 する 前 に 老 齢 基 礎 年 金 相 当 額 を 定 額 部 分 として 共 済 組 合 に 請 求 することができます また 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 が20 年 以 上 あり 加 給 年 金 額 加 算 対 象 者 がいる 場 合 は 加 給 年 金 額 も 請 求 することができます 就 職 前 や 退 職 後 の 障 害 等 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 中 に 初 診 日 のない 障 害 を 持 つ 方 も 請 求 可 能 です 障 害 等 級 は 身 体 障 害 者 手 帳 等 の 障 害 等 級 とは 異 なります 公 的 年 金 制 度 による 障 害 程 度 の 認 定 を 受 けることが 必 要 です の 請 求 書 には 障 害 状 態 の 申 告 欄 がないため 障 害 年 金 を 受 給 していない 方 で 特 例 請 求 を 希 望 する 方 は ご 自 分 で 共 済 組 合 へ 申 し 出 てください 退 職 後 にケガをして 障 害 等 級 3 級 となった 東 京 レイコさんの 場 合 昭 和 32 年 8 月 20 日 生 まれ 退 職 後 にケガをして 人 工 関 節 を 挿 入 63 歳 で 特 別 支 給 の の 受 給 権 が 発 生 した 際 に 障 害 等 級 3 級 に 認 定 され 特 例 請 求 を 行 いました 63 歳 65 歳 3 階 2 階 1 階 63 歳 から 支 給 ( 障 害 者 特 例 請 求 ) 年 金 払 い 退 職 給 付 経 過 的 職 域 加 算 額 ( 共 済 年 金 の 経 過 措 置 ) 加 給 年 金 額 ( 該 当 者 のみ) 加 給 年 金 額 ( 該 当 者 のみ) 特 別 支 給 の 本 来 支 給 の 定 額 部 分 老 齢 基 礎 年 金 ( 国 民 年 金 ) 2 退 職 一 時 金 の 返 還 以 下 に 該 当 する 方 は 受 給 した 退 職 一 時 金 に 利 子 を 付 して 返 還 していただくことにより その 期 間 を 通 算 して を 決 定 します なお 通 算 の 有 無 を 選 択 することはできません 1 昭 和 54 年 12 月 31 日 以 前 に 組 合 員 期 間 が1 年 以 上 で 公 務 員 を 退 職 し 退 職 一 時 金 を 受 給 した 方 で その 前 歴 を 含 めた 組 合 員 期 間 が20 年 以 上 となる 方 2 20 年 に 満 たないが 退 職 一 時 金 支 給 の 際 原 資 控 除 ( 年 金 を 受 給 するための 権 利 を 残 すため 退 職 一 時 金 から 年 金 の 原 資 を 控 除 すること )を 受 けた 方 返 還 方 法 年 金 の 各 支 給 期 ごとに 年 金 支 給 額 の2 分 の1を 限 度 として 返 還 に 充 当 するか 1 年 以 内 に 一 括 または 分 割 で 返 還 するかのいずれかを 選 択 できます 年 金 請 求 書 のなかに 退 職 一 時 金 に 関 する 項 目 がありますので 該 当 する 方 は 記 入 し 提 出 してください 10

3 他 制 度 ( 第 一 号 第 四 号 厚 生 年 金 )の 請 求 一 元 化 以 前 は 各 実 施 機 関 ごとに 別 々に 年 金 を 請 求 する 必 要 がありましたが 平 成 27 年 10 月 の 一 元 化 以 降 は 支 給 開 始 年 齢 が 同 じ 老 齢 年 金 をまとめて 請 求 できるようになりました 支 給 開 始 年 齢 の2~3か 月 前 に 年 金 請 求 書 ( 国 民 年 金 厚 生 年 金 保 険 老 齢 給 付 ) が 最 後 に 所 属 した 厚 生 年 金 の 実 施 機 関 から 届 きます 請 求 書 はどの 実 施 機 関 に 提 出 しても 構 いません ただし 年 金 払 い 退 職 給 付 の 請 求 書 は 公 務 員 共 済 組 合 に 別 途 提 出 してください 厚 生 年 金 の 種 別 厚 生 年 金 ( 第 二 三 号 は 経 過 的 職 域 加 算 を 含 む) 第 一 号 厚 生 年 金 第 二 号 厚 生 年 金 第 三 号 厚 生 年 金 第 四 号 厚 生 年 金 加 入 者 民 間 13 月 を 超 えない 任 用 の 臨 時 的 任 用 教 員 非 常 勤 教 員 等 国 家 公 務 員 等 地 方 公 務 員 等 私 立 学 校 教 員 実 施 機 関 日 本 年 金 機 構 ( 年 金 事 務 所 ) 各 国 家 公 務 員 共 済 組 合 各 地 方 公 務 員 共 済 組 合 日 本 私 立 学 校 振 興 共 済 事 業 団 4 第 一 号 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 がある 女 性 の 請 求 時 期 民 間 臨 時 的 任 用 教 員 非 常 勤 教 員 等 の 職 歴 のある 女 性 はご 注 意 ください 昭 和 41 年 4 月 1 日 生 まれまでの 女 性 の 場 合 第 一 号 厚 生 年 金 保 険 期 間 に 係 る 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 開 始 年 齢 が 他 とは 異 なります 第 一 号 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 がある 女 性 で すべての 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 が1 年 以 上 ある 場 合 は 下 表 の 年 齢 から 年 金 を 受 給 できます 参 考 : 第 一 号 の 支 給 開 始 年 齢 ( 女 性 ) 生 年 月 日 昭 29.4.2~ 昭 33.4.1 昭 33.4.2~ 昭 35.4.1 昭 35.4.2~ 昭 37.4.1 昭 37.4.2~ 昭 39.4.1 昭 39.4.2~ 昭 41.4.1 昭 41.4.2~ 支 給 開 始 年 齢 ( 特 別 支 給 ) 60 歳 61 歳 62 歳 63 歳 64 歳 65 歳 ( 本 来 支 給 ) 年 金 受 給 権 発 生 のタイミング 東 京 ハナコさんの 場 合 生 年 月 日 昭 和 31 年 10 月 2 日 生 まれ 年 金 期 間 第 一 号 厚 生 年 金 第 三 号 厚 生 年 金 第 四 号 厚 生 年 金 国 民 年 金 加 入 期 間 あり 退 職 日 平 成 28 年 3 月 31 日 第 一 号 厚 生 年 金 ( 特 別 ) 第 三 号 厚 生 年 金 ( 特 別 ) ( 経 過 的 職 域 加 算 額 含 む) 第 四 号 厚 生 年 金 ( 特 別 ) 第 一 号 厚 生 年 金 ( 本 来 ) 第 三 号 厚 生 年 金 ( 本 来 ) ( 経 過 的 職 域 加 算 額 含 む) 第 四 号 厚 生 年 金 ( 本 来 ) 年 金 払 い 退 職 給 付 老 齢 基 礎 年 金 60 歳 62 歳 65 歳 11

Ⅲ 老 齢 年 金 に 関 する 注 意 事 項 C 年 金 受 給 開 始 後 1 年 金 の 定 期 支 給 と 送 金 日 年 金 の 支 給 は2 4 6 8 10 12 月 の 年 6 回 で 原 則 として 支 給 月 の15 日 (その 日 が 土 曜 日 のときは14 日 日 曜 日 のときは13 日 )に 支 給 月 の 前 月 までの2か 月 分 が 支 給 されます 初 回 支 給 は 新 規 決 定 処 理 を 行 うため 遅 れる 場 合 もありますので 御 了 承 ください 初 回 支 給 日 はいつ? ~ 東 京 サブロウさんの 場 合 ~ 生 年 月 日 昭 和 33 年 6 月 20 日 受 給 権 発 生 日 平 成 33 年 6 月 19 日 (63 歳 の 誕 生 日 の 前 日 ) 年 金 支 給 月 初 回 は 平 成 33 年 8 月 15 日 に7 月 分 を 支 給 以 後 8 9 月 分 を10 月 15 日 に 10 11 月 分 を12 月 15 日 に 支 給 再 就 職 をして 厚 生 年 金 に 加 入 していると 年 金 額 の 調 整 あり 2 年 金 にかかる 税 金 は 所 得 税 法 の 規 定 により 雑 所 得 として 課 税 対 象 となり 年 金 支 給 の 都 度 源 泉 徴 収 されます 障 害 年 金 遺 族 年 金 は 非 課 税 です また 年 金 は 給 料 のような 年 末 調 整 制 度 はありません 各 自 で 確 定 申 告 が 必 要 となります (1) 公 的 年 金 等 の 受 給 者 の 扶 養 親 族 等 申 告 書 を 提 出 した 場 合 所 得 税 の 源 泉 徴 収 額 =( 支 給 額 - 控 除 額 ) 5.105%( 復 興 特 別 所 得 税 を 含 む) (2) 公 的 年 金 等 の 受 給 者 の 扶 養 親 族 等 申 告 書 を 提 出 しなかった 場 合 所 得 税 の 源 泉 徴 収 額 =( 支 給 額 - 控 除 額 ) 10.21%( 復 興 特 別 所 得 税 を 含 む) 課 税 対 象 となる の 受 給 者 の 方 には 税 金 の 控 除 を 受 けるために 公 的 年 金 等 の 受 給 者 の 扶 養 親 族 等 申 告 書 の 用 紙 を 毎 年 10 月 中 旬 に 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 から 送 付 しま す 扶 養 親 族 がいない 場 合 でも 年 金 額 から 基 礎 的 控 除 等 を 受 けるために 扶 養 親 族 等 申 告 書 を 提 出 してください 未 提 出 の 場 合 は 税 額 が 多 くなります 復 興 特 別 所 得 税 は 平 成 25 年 1 月 から 平 成 49 年 12 月 まで 徴 収 されます 3 雇 用 保 険 の 失 業 給 付 等 を 受 給 したときの 年 金 額 の 停 止 65 歳 未 満 の 年 金 受 給 者 が 失 業 給 付 又 は 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 を 受 ける 場 合 は 経 過 的 職 域 加 算 額 を 除 いた 年 金 額 が 支 給 停 止 されます 公 務 員 は 雇 用 保 険 適 用 除 外 となっています ただし 都 の 再 任 用 職 員 臨 時 的 任 用 教 員 非 常 勤 教 員 ( 日 勤 講 師 ) 首 都 大 学 東 京 教 職 員 等 は 雇 用 保 険 が 適 用 となりますので ご 注 意 ください 年 金 を 受 給 されていて 失 業 給 付 を 受 給 される 場 合 は 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 へ 届 出 が 必 要 とな ります 未 届 けや 遅 延 されますと 支 給 済 みの 年 金 を 遡 って 返 還 していただくことになります 失 業 給 付 を 受 給 される 場 合 は 年 金 とどちらを 受 給 したら 有 利 か 十 分 検 討 してください 12

4 所 得 による 年 金 の 支 給 調 整 年 金 の 支 給 開 始 年 齢 到 達 後 に 働 く( 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 する) 場 合 は 再 就 職 先 の 賃 金 等 に 応 じて 年 金 が 全 額 または 一 部 支 給 停 止 されます 年 金 決 定 後 の 再 就 職 の 形 態 年 金 の 支 給 停 止 調 整 額 ( 一 元 化 後 : 平 成 27 年 10 月 以 降 ) ( 再 就 職 先 の 例 ) 65 歳 未 満 65 歳 以 上 公 務 員 共 済 の 組 合 員 再 任 用 フルタイム 勤 務 首 都 大 学 東 京 在 職 中 再 就 職 先 の 賃 金 等 と ( 月 額 )の 合 計 額 が28 万 円 を 超 えた 場 合 超 えた 額 の1/2の 年 金 が 支 給 停 止 ( 経 過 的 職 域 加 算 額 は 全 額 支 給 停 止 ) 再 就 職 先 の 賃 金 等 と ( 月 額 )の 合 計 額 が47 万 円 を 超 えた 場 合 超 えた 額 の1/2の 年 金 が 支 給 停 止 ( 経 過 的 職 域 加 算 額 年 金 払 い 退 職 給 付 は 全 額 支 給 停 止 ) 第 一 四 号 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 再 任 用 短 時 間 勤 務 非 常 勤 教 員 臨 時 的 任 用 教 員 私 立 学 校 民 間 企 業 勤 務 再 就 職 先 の 賃 金 等 と ( 月 額 )の 合 計 額 が28 万 円 を 超 えた 場 合 超 えた 額 の1/2の 年 金 が 支 給 停 止 ( 経 過 的 職 域 加 算 額 は 全 額 支 給 ) 再 就 職 先 の 賃 金 等 と ( 月 額 )の 合 計 額 が47 万 円 を 超 えた 場 合 超 えた 額 の1/2の 年 金 が 支 給 停 止 ( 経 過 的 職 域 加 算 額 年 金 払 い 退 職 給 付 は 全 額 支 給 ) 賃 金 等 = 再 就 職 先 等 の 標 準 報 酬 月 額 と 過 去 1 年 間 の 賞 与 の1/12の 合 計 額 28 万 円 と47 万 円 の 支 給 停 止 調 整 額 は 平 成 28 年 度 の 額 であり 賃 金 や 物 価 の 変 動 により 改 定 することがあります 年 金 の 支 給 停 止 はいくらくらい? ~ 東 京 トシコさんの 場 合 ~ 昭 和 34 年 2 月 16 日 生 まれ 年 金 額 : 特 別 支 給 の は144 万 円 経 過 的 職 域 加 算 は24 万 円 受 給 権 発 生 時 ( 平 成 34 年 2 月 15 日 )は 民 間 企 業 に 勤 務 中 で 標 準 報 酬 月 額 は28 万 円 過 去 1 年 間 のボーナスは120 万 円 特 別 支 給 の の 初 回 支 給 は 平 成 34 年 3 月 分 から 計 算 方 法 A 毎 月 の 賃 金 B 過 去 1 年 の ボーナスの1/12 C 厚 生 年 金 (2 階 )の 月 額 収 入 月 額 (A B Cの 合 算 ) 収 入 月 額 収 入 月 額 支 給 停 止 調 整 額 (28 万 円 ) 支 給 停 止 なし > 支 給 停 止 調 整 額 (28 万 円 ) 支 給 停 止 調 整 額 を 超 えた 額 の1/2が 支 給 停 止 トシコさんの 平 成 34 年 3 月 分 (63 歳 時 点 )の 支 給 停 止 の 算 定 事 例 A(28 万 円 )+B(120 12=10 万 円 )+C(144 12=12 万 円 )= 収 入 月 額 (50 万 円 ) 収 入 月 額 (50 万 円 )ー 支 給 停 止 調 整 額 (28 万 円 )=22 万 円 22 万 円 2=11 万 円 平 成 34 年 3 月 分 は 12 万 円 のうち 11 万 円 が 支 給 停 止 されます 計 算 の 対 象 は 2 階 部 分 だけ 13

Ⅳ これからの 年 金 手 続 A 退 職 時 B 退 職 後 ~ 請 求 時 C 請 求 時 年 金 受 給 開 始 後 の 手 続 は 年 金 証 書 と 併 せて 届 くリーフレット 参 照 A 退 職 時 の 手 続 1 退 職 届 書 ( 年 金 待 機 者 登 録 届 書 )の 提 出 の 支 給 開 始 年 齢 に 達 する 前 に 退 職 される 方 は 年 金 待 機 者 登 録 を 行 う 必 要 があ るため 退 職 届 書 を 提 出 してください 年 金 待 機 者 登 録 とは 将 来 の 年 金 決 定 に 必 要 な 年 金 記 録 ( 公 務 員 期 間 報 酬 額 等 )をデータとして 登 録 する 手 続 です 組 合 員 本 人 の 申 請 ( 退 職 届 書 の 提 出 )をもって 登 録 を 行 うため 忘 れずに 提 出 してください (1) 退 職 届 書 の 提 出 方 法 別 添 の 用 紙 に 必 要 事 項 を 記 入 し 退 職 日 以 降 組 合 員 証 一 般 組 合 員 資 格 喪 失 届 書 と 一 緒 に 所 属 所 の 共 済 事 務 担 当 者 宛 てに 提 出 してください 所 属 所 長 が 証 明 の 上 共 済 組 合 に 送 付 するこ とで 資 格 喪 失 及 び 年 金 待 機 者 登 録 の 手 続 が 行 われます (2) 待 機 者 登 録 完 了 までの 流 れ 退 職 時 に 退 職 届 書 を 提 出 すると 概 ね3か 月 から6か 月 後 に 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 から リーフレット 年 金 待 機 者 になられた 方 へ と 年 金 待 機 者 登 録 通 知 書 が 自 宅 に 送 付 され 同 時 に 待 機 者 番 号 が 付 番 されます これで 手 続 は 完 了 となります なお 送 付 された 通 知 書 等 は 年 金 支 給 開 始 まで 大 切 に 保 管 してください 退 職 届 書 の 用 紙 は 共 済 事 務 担 当 者 用 の 福 利 厚 生 事 務 の 手 引 別 冊 様 式 集 ( 平 成 28 年 3 月 発 行 ) P163に 掲 載 されていますのでコピーを 使 用 しても 構 いません また 公 立 学 校 共 済 組 合 東 京 支 部 のホームページにも 掲 載 されています 退 職 後 1 日 もあけずに 引 き 続 き 国 家 公 務 員 又 は 地 方 公 務 員 となり 共 済 組 合 に 加 入 する 場 合 は 待 機 者 登 録 はせず 新 たに 加 入 する 公 務 員 の 共 済 組 合 に 年 金 記 録 を 引 き 継 ぎます 退 職 届 書 の 提 出 は 必 要 ありませんが 組 合 員 転 出 異 動 届 書 を 必 ず 提 出 し てください 2 60 歳 まで 国 民 年 金 への 加 入 退 職 後 は 60 歳 に 達 するまで 国 民 年 金 へ 加 入 することが 義 務 付 けられています (P6 参 照 ) (1) 民 間 や 非 常 勤 教 員 等 に 再 就 職 して 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 する 場 合 国 民 年 金 第 2 号 被 保 険 者 になります 手 続 は 再 就 職 先 の 事 業 所 で 行 います (2) 厚 生 年 金 被 保 険 者 の 被 扶 養 配 偶 者 になる 場 合 国 民 年 金 第 3 号 被 保 険 者 になります 手 続 は 配 偶 者 が 勤 務 する 事 業 所 で 行 います (3) (1)(2)に 該 当 しない 場 合 国 民 年 金 第 1 号 被 保 険 者 になりますので ご 自 身 で 手 続 が 必 要 です 退 職 後 各 区 市 町 村 役 場 の 国 民 年 金 の 窓 口 で 加 入 手 続 をしてください 14

退職届書の記入例 15

Ⅳこれからの 年 金 手 続 B 退 職 後 から 受 給 権 発 生 まで 1 住 所 氏 名 が 変 更 した 場 合 年 金 待 機 者 期 間 中 に 住 所 氏 名 の 変 更 があった 場 合 は リーフレット 年 金 待 機 者 となられた 方 へ に 同 封 されている 年 金 待 機 者 異 動 報 告 書 の 提 出 が 必 要 です 必 要 事 項 を 記 入 し 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 に 届 け 出 てください 年 金 待 機 者 異 動 報 告 書 は 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 のホーム ページからもダウンロードできます 2 ねんきん 定 期 便 の 確 認 ねんきん 定 期 便 は 毎 年 1 回 皆 さまの 誕 生 月 の 月 末 までに 届 きます 35 歳 4 5 歳 59 歳 の 節 目 年 齢 の 方 には 封 書 で それ 以 外 の 方 にはハガキで 届 きます その 内 容 は これまでの 年 金 加 入 期 間 保 険 料 納 付 額 将 来 の 年 金 見 込 額 など 皆 さま ひとり 一 人 の 年 金 個 人 記 録 です 将 来 正 確 に 年 金 受 給 するためにも 必 ず 内 容 を 確 認 し ご 自 身 の 年 金 記 録 が 正 しいかどうか 把 握 しましょう C 受 給 権 発 生 時 の 手 続 1 の 請 求 (1) 請 求 関 係 書 類 の 受 取 受 給 権 が 発 生 した 日 から5 年 以 内 に 請 求 しま しょう 5 年 を 過 ぎると 時 効 により 一 部 年 金 が 受 けられなくなります 年 金 の 請 求 を 行 うために 請 求 書 を 下 表 のとおり 取 得 してください 年 金 の 種 類 手 続 き 開 始 時 期 請 求 関 係 書 類 の 受 取 方 法 特 別 支 給 の 生 年 月 日 に 応 じ た 支 給 開 始 年 齢 に 達 したとき 年 金 払 い 退 職 給 付 65 歳 の 誕 生 月 支 給 開 始 年 齢 になる2~3か 月 前 に 請 求 関 係 書 類 が 送 付 され ます 退 職 後 に 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 した 場 合 最 後 に 加 入 した 実 施 機 関 から 送 付 されます(P11 参 照 ) 登 録 している 住 所 宛 にお 送 りします 支 給 開 始 年 齢 のお 誕 生 日 を 過 ぎても 届 かない 場 合 は 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 へ 御 連 絡 ください 繰 上 げ 支 給 60 歳 以 降 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 に 自 ら 申 し 出 て 請 求 書 類 を 受 け 取 っ 繰 下 げ 支 給 66 歳 以 降 てください (2) 請 求 書 類 の 提 出 と 年 金 決 定 請 求 書 に 必 要 事 項 を 記 入 し 添 付 書 類 とともに 公 立 学 校 共 済 組 合 (または 他 の 実 施 機 関 )に 提 出 し てください 公 務 員 期 間 の については 公 立 学 校 共 済 組 合 において 審 査 決 定 し 初 回 支 給 日 までに 年 金 証 書 等 をお 送 りします 原 則 として 一 つの 実 施 機 関 に 年 金 請 求 書 を 提 出 することによって 他 の 実 施 機 関 に 係 る 老 齢 厚 生 年 金 も 請 求 することができます 16

Ⅴ その 他 の 年 金 制 度 A 遺 族 厚 生 年 金 厚 生 年 金 被 保 険 者 であった 方 がお 亡 くなりになったとき 残 されたご 遺 族 の 生 活 を 保 障 する 制 度 として 遺 族 厚 生 年 金 があります 次 のいずれかの 要 件 に 該 当 する 場 合 その 方 の 遺 族 に 支 給 されます 要 件 1 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 中 にお 亡 くなりになられたとき 2 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 中 に 初 診 日 がある 病 気 やケガが 原 因 で 当 該 初 診 日 から 起 算 して5 年 を 経 過 する 日 前 にお 亡 くなりになられたとき 3 障 害 等 級 が1 級 または2 級 に 該 当 する 障 害 厚 生 ( 共 済 ) 年 金 等 の 受 給 権 者 がお 亡 く なりになられたとき 4 の 受 給 権 者 又 は 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 を 含 む 公 的 年 金 制 度 の 加 入 期 間 が25 年 以 上 ある 方 がお 亡 くなりになられたとき 1 及 び2の 場 合 は 死 亡 日 の 前 日 において 以 下 のいずれかの 国 民 年 金 の 保 険 料 の 納 付 要 件 を 満 たしていること ア 20 歳 に 到 達 した 月 から 死 亡 日 の 属 する 月 の 前 々 月 までの 期 間 のうち 受 給 資 格 期 間 から 合 算 対 象 期 間 を 除 いた 期 間 が3 分 の2 以 上 あること イ 死 亡 日 の 属 する 月 の 前 々 月 までの 直 近 の1 年 間 に 国 民 年 金 の 保 険 料 未 納 期 間 が ないこと 初 診 日 が 平 成 38 年 3 月 31 日 以 前 で 初 診 日 に65 歳 未 満 であるときに 限 る 遺 族 とは 厚 生 年 金 被 保 険 者 であった 方 の 死 亡 の 当 時 その 方 と 生 計 を 共 にし かつ 恒 常 的 収 入 が850 万 円 未 満 の 方 をいいます ただし 恒 常 的 な 収 入 が850 万 円 以 上 であっても 年 金 受 給 権 発 生 日 ( 死 亡 年 月 日 ) から 概 ね5 年 以 内 に 定 年 退 職 等 により 確 実 に 年 額 850 万 円 未 満 になることが 明 らかな 場 合 は 遺 族 となります 順 位 続 柄 備 考 1 配 偶 者 子 夫 は55 歳 以 上 ( 原 則 として 60 歳 未 満 は 支 給 停 止 ) 子 は 現 に 婚 姻 をしていない 以 下 のいずれかに 該 当 する 方 118 歳 に 達 する 日 の 属 する 年 度 末 までの 間 にある 方 220 歳 未 満 であって 障 害 等 級 の1 級 2 級 に 該 当 する 障 害 状 態 にある 方 2 父 母 55 歳 以 上 (60 歳 未 満 は 支 給 停 止 ) 3 孫 子 と 同 じ 4 祖 父 母 父 母 と 同 じ 請 求 方 法 年 金 待 機 者 が 亡 くなられた 場 合 は ご 遺 族 が 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 へ 直 接 お 問 い 合 わ せください 17

Ⅴその 他 の 年 金 制 度 B 障 害 厚 生 年 金 障 害 厚 生 年 金 は 在 職 中 に 初 診 日 のある 傷 病 により 日 常 の 生 活 に 困 難 がある 仕 事 に 支 障 があ るなど 一 定 の 障 害 状 態 ( 障 害 等 級 1~3 級 )に 認 定 されたときに 支 給 されます 障 害 とは 身 体 に 関 するものだけでなく 精 神 の 障 害 も 含 まれます 障 害 等 級 は 身 体 障 害 者 手 帳 等 の 等 級 とは 異 なります 要 件 1 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 中 に 初 診 日 ( 障 害 の 原 因 となった 傷 病 について 初 めて 医 師 または 歯 科 医 師 の 診 療 を 受 けた 日 )があること 2 障 害 認 定 日 ( 原 則 として 初 診 日 から1 年 6 月 を 経 過 した 日 )または 障 害 認 定 日 後 65 歳 に 達 する 日 の 前 日 までの 間 に 障 害 等 級 が1~3 級 までの 状 態 にあること 3 初 診 日 の 前 日 に 以 下 のいずれかの 国 民 年 金 の 保 険 料 の 納 付 要 件 を 満 たしている こと ア 20 歳 に 到 達 した 月 から 初 診 日 の 属 する 月 の 前 々 月 までの 期 間 のうち 受 給 資 格 期 間 から 合 算 対 象 期 間 を 除 いた 期 間 が3 分 の2 以 上 あること イ 初 診 日 の 属 する 月 の 前 々 月 までの 直 近 の1 年 間 に 国 民 年 金 の 保 険 料 未 納 期 間 が ないこと 初 診 日 が 平 成 38 年 3 月 31 日 以 前 で 初 診 日 に65 歳 未 満 であるときに 限 る 請 求 方 法 請 求 をお 考 えの 方 は 初 診 日 やこれまでの 通 院 歴 を 確 認 して 公 立 学 校 共 済 組 合 東 京 支 部 へお 問 い 合 わせください C 離 婚 時 の 年 金 分 割 制 度 離 婚 または 婚 姻 の 取 消 し( 以 下 離 婚 等 といいます )をした 場 合 に 婚 姻 期 間 中 の 厚 生 年 金 の 保 険 料 納 付 記 録 ( 標 準 報 酬 )を 当 事 者 間 で 分 割 することができます 対 象 となるのは 平 成 19 年 4 月 1 日 以 降 に 成 立 した 離 婚 等 に 限 られますが 同 日 前 の 婚 姻 期 間 にお ける 標 準 報 酬 も 分 割 の 対 象 となります また 平 成 20 年 4 月 1 日 以 後 の 国 民 年 金 第 3 号 被 保 険 者 期 間 については 離 婚 等 をした 場 合 に 当 事 者 一 方 からの 請 求 により 当 事 者 間 の 合 意 がなくても 標 準 報 酬 を2 分 の1に 分 割 することができま す ( 注 ) 原 則 として 離 婚 等 をした 日 の 翌 日 から 起 算 して2 年 を 経 過 した 場 合 は 標 準 報 酬 の 分 割 請 求 をすることができません 問 合 せ 先 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 へお 問 い 合 わせください 18

Ⅵ こんなときどうする?Q&A Q. 年 金 待 機 者 登 録 通 知 書 の 期 間 に 誤 りがあったら? 東 京 ゲン 太 さん 退 職 時 に 退 職 届 書 を 出 したので 年 金 待 機 者 登 録 通 知 書 とリーフレットが 届 きました 確 認 したところ 登 録 されている 期 間 が 間 違 っているように 感 じま した 東 京 都 の 教 員 になる 前 に 地 元 北 海 道 で 正 規 教 員 だった3 年 間 と 民 間 企 業 で 働 いていた1 年 間 が 載 っていません これで 良 いのでしょうか? A. 登 録 期 間 に 漏 れがあると 感 じたら 当 共 済 東 京 支 部 へ 連 絡 を 年 金 待 機 者 登 録 通 知 書 には 公 務 員 共 済 組 合 に 加 入 していた 第 二 三 号 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 が 印 字 されています 民 間 企 業 で 働 いていた1 年 間 ( 第 一 号 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 期 間 )は 印 字 されません すべての 公 的 年 金 制 度 への 加 入 期 間 は ねんきん 定 期 便 を 確 認 してください(P16 参 照 ) ゲン 太 さんの 場 合 北 海 道 で 正 規 教 員 として 働 かれていた 期 間 が 漏 れている 可 能 性 があ ります 調 査 する 必 要 があるため 一 度 公 立 学 校 共 済 組 合 東 京 支 部 へ 御 連 絡 ください ゲン 太 さんのように 皆 さんも 必 ずご 自 分 の 年 金 記 録 を 御 確 認 ください Q. 老 齢 年 金 の 請 求 書 はどこから 届 きますか? 東 京 シゲルさん 平 成 27 年 度 末 で 退 職 した 後 非 常 勤 教 員 として 働 く 予 定 です 年 金 の 受 給 権 が 発 生 する 少 し 前 に 日 本 年 金 機 構 から 請 求 書 が 届 くという 解 釈 で 間 違 いありませんか? A. 請 求 書 は 最 後 に 所 属 した 実 施 機 関 から 届 きます 正 解 です! 被 用 者 年 金 制 度 一 元 化 以 降 は 第 一 号 から 第 四 号 まで まとめて 請 求 でき ます(ワンストップサービス) 共 済 年 金 の 経 過 措 置 である 経 過 的 職 域 加 算 額 もこの 請 求 書 を 提 出 することで 請 求 できます 書 類 の 提 出 先 はどの 実 施 機 関 でも 構 いません(P11 参 照 ) ただし 年 金 払 い 退 職 給 付 の 請 求 書 はワンストップサービス 対 象 外 のため 最 後 に 所 属 した 共 済 組 合 から 届 きます 記 入 した 請 求 書 は 最 後 に 所 属 した 共 済 組 合 へ 提 出 してください Q. 退 職 後 任 意 継 続 組 合 員 になれば 国 民 年 金 保 険 料 は 払 わずに 済 む? 退 職 後 は 60 歳 まで 国 民 年 金 に 入 る 必 要 があると 聞 きました わたしは 引 き 続 き 任 意 継 続 組 合 員 として 掛 金 を 払 うので 国 民 年 金 保 険 料 を 払 わなくてもいいのですよね? 東 京 トヨコさん A. 任 意 継 続 組 合 員 は 医 療 保 険 のみ 年 金 は 別 途 手 続 が 必 要 です! これは 間 違 いやすいのですが 任 意 継 続 組 合 員 は 医 療 保 険 のための 制 度 です 現 職 の 組 合 員 と 異 なり 公 的 年 金 制 度 に 加 入 するわけではありませんので ご 自 分 で 国 民 年 金 に 加 入 する 手 続 を 行 ってください(P14 参 照 ) 退 職 後 厚 生 年 金 被 保 険 者 の 被 扶 養 配 偶 者 となる 場 合 は 国 民 年 金 第 3 号 被 保 険 者 とな りますので 医 療 保 険 と 同 様 に 保 険 料 を 払 う 必 要 はありません 19

Ⅶ 退 職 後 の 医 療 保 険 ( 健 康 保 険 制 度 ) 1 退 職 後 の 医 療 保 険 ( 健 康 保 険 制 度 )について 退 職 後 は 現 在 お 持 ちの 公 立 学 校 共 済 組 合 組 合 員 証 は 使 用 できなくなります 退 職 後 どの 健 康 保 険 に 加 入 することになるのか フロー 図 で 確 認 してください 1 再 任 用 (フルタイム)は 公 立 学 校 共 済 組 合 員 の 資 格 が 継 続 します 2 再 任 用 ( 短 時 間 ) 再 雇 用 非 常 勤 教 員 民 間 ( 私 立 学 校 含 む) 等 へ 就 職 の 場 合 3 非 常 勤 講 師 パート 等 の 場 合 4 配 偶 者 等 が 共 済 組 合 の 組 合 員 又 は 健 康 保 険 の 被 保 険 者 になっている 場 合 ( 被 扶 養 者 の 認 定 要 件 を 事 前 に 御 確 認 ください ) 5 被 扶 養 者 の 年 間 収 入 限 度 額 退 職 する 組 合 員 の 退 職 後 ( 平 成 28 年 4 月 1 日 以 降 )の 収 入 ア 60 歳 未 満 の 場 合 は 130 万 円 未 満 ( 障 害 年 金 を 受 給 する 方 は180 万 円 未 満 ) イ 60 歳 以 上 の 場 合 は 180 万 円 未 満 ただし 公 的 年 金 等 を 受 給 していない 方 で 共 済 組 合 の 被 扶 養 者 になる 場 合 は130 万 円 未 満 6 国 民 健 康 保 険 については 居 住 地 の 各 区 市 町 村 国 民 健 康 保 険 担 当 窓 口 にお 問 い 合 わせく ださい 20

問 合 せ 先 は 給 付 貸 付 課 資 格 係 ( 電 話 03-5320-6826)です 2 任 意 継 続 組 合 員 とは 退 職 日 の 前 日 までに 引 き 続 き1 年 以 上 組 合 員 であった 方 が 任 意 継 続 組 合 員 となることを 申 し 出 て 掛 金 を 毎 月 負 担 することによって 退 職 後 2 年 間 在 職 中 とほぼ 同 様 の 給 付 等 が 受 けられる 制 度 です 対 象 者 加 入 方 法 加 入 期 間 受 けられる 給 付 及 び 利 用 できる 事 業 掛 金 の 算 出 方 法 ( 月 額 ) ( 平 成 27 年 度 ) 掛 金 の 払 込 方 法 退 職 日 の 前 日 まで 引 き 続 き1 年 以 上 組 合 員 であった 方 次 に 該 当 する 方 は 任 意 継 続 組 合 員 の 申 出 を 行 うことができません ア 再 任 用 フルタイム 勤 務 で 働 かれる 方 イ 再 任 用 短 時 間 勤 務 再 雇 用 非 常 勤 教 員 で 働 かれる 方 民 間 会 社 等 に 再 就 職 をする 方 で 就 職 先 の 健 康 保 険 に 加 入 される 方 ウ 家 族 の 健 康 保 険 の 被 扶 養 者 になる 方 エ 退 職 日 の 前 日 において 組 合 員 期 間 が1 年 未 満 の 方 任 意 継 続 組 合 員 申 出 書 を 退 職 日 から 起 算 して20 日 以 内 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 退 職 の 方 は 平 成 28 年 4 月 19 日 ( 火 )まで)に 資 格 係 窓 口 へ 直 接 提 出 し 期 日 までに 掛 金 を 払 い 込 む 加 入 を 希 望 される 方 は 所 属 の 事 務 担 当 者 にお 申 し 出 ください 平 成 28 年 2 月 1 日 ~15 日 の 事 前 受 付 で 加 入 申 出 をされた 方 は 改 めて 手 続 を 取 る 必 要 はありません 最 長 2 年 間 期 間 満 了 後 は 国 民 健 康 保 険 等 へ 加 入 < 短 期 給 付 > 在 職 組 合 員 の 時 と 変 わりありません (ただし 育 児 休 業 手 当 金 介 護 休 業 手 当 金 休 業 手 当 金 は 支 給 されません また 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 については 現 職 中 に 支 給 事 由 が 生 じている 場 合 のみ 支 給 対 象 とな ります ) < 厚 生 事 業 > 人 間 ドック 共 済 組 合 の 宿 泊 事 業 等 ( 福 利 厚 生 ハンドブック 参 照 ) 次 のア~ウのいずれか 少 ない 額 に 短 期 掛 金 率 0.0862と 介 護 掛 金 率 0.01084をそれぞ れ 乗 じて 合 算 した 額 ア 退 職 した 月 の 標 準 報 酬 月 額 イ 440,000 円 ( 前 年 度 の 全 国 の 組 合 員 の 平 均 標 準 報 酬 月 額 ) 平 成 28 年 度 の 場 合 ウ アから アに0.3を 乗 じて 得 た 額 を 控 除 した 額 を 標 準 報 酬 等 級 表 に 当 てはめて 求 めた 額 ( 組 合 員 期 間 が15 年 以 上 であり かつ 退 職 時 の 年 齢 が55 歳 以 上 の 方 で 55 歳 となった 日 以 後 初 めての 退 職 に 該 当 する 場 合 に 限 ります ) ア 口 座 振 替 払 ( 毎 月 払 い) イ 払 込 取 扱 票 払 ( 毎 月 払 い 半 年 払 い 一 年 払 い) 半 年 払 いと 一 年 払 いは 割 引 制 度 あり ~ 掛 金 計 算 の 例 ~ 小 学 校 教 諭 昭 和 56 年 4 月 1 日 採 用 平 成 28 年 3 月 31 日 退 職 組 合 員 期 間 35 年 57 歳 ア 退 職 した 月 の 標 準 報 酬 月 額 ( 等 級 ) 560,000 円 ( 第 28 級 ) イ 440,000 円 ウ 560,000-560,000 円 0.3( 円 位 未 満 の 端 数 切 上 げ)=392,000 円 標 準 報 酬 等 級 表 に 当 てはめると 標 準 報 酬 月 額 ( 等 級 )380,000 円 ( 第 22 級 ) ウが 最 も 少 ない 額 なので ウに 短 期 掛 金 率 と 介 護 掛 金 率 をそれぞれ 乗 じて 合 算 します 短 期 掛 金 380,000 円 0.0862 =32,756 円 ( 円 位 未 満 の 端 数 切 捨 て) 1 介 護 掛 金 380,000 円 0.01084= 4,119 円 ( 円 位 未 満 の 端 数 切 捨 て) 2 1+2= 36,875 円 ( 月 額 ) 12=442,500 円 ( 年 額 ) 21

Ⅷ 主 な 問 合 せ 先 一 覧 1 公 立 共 済 年 金 待 機 者 年 金 受 給 者 の 方 の 年 金 相 談 の 問 合 せ 公 立 学 校 共 済 組 合 本 部 ( 年 金 相 談 センター) 101-0062 千 代 田 区 神 田 駿 河 台 2-9-5 電 話 03-5259-1122 http://www.kouritu.go.jp/ 2 公 立 共 済 現 職 者 退 職 者 ( 年 金 待 機 者 になる 前 )の 問 合 せ 公 立 学 校 共 済 組 合 東 京 支 部 ( 給 付 貸 付 課 年 金 係 ) 163-8001 新 宿 区 西 新 宿 2-8-1 電 話 03-5320-6828 http://www.kouritu.go.jp/tokyo/ 3 私 立 学 校 教 職 員 共 済 制 度 第 四 号 厚 生 年 金 に 関 する 問 合 せ 日 本 私 立 学 校 振 興 共 済 事 業 団 共 済 事 業 本 部 113-8441 文 京 区 湯 島 1-7-5 電 話 03-3813-5321 http://www.shigakukyosai.jp/ 4 国 民 年 金 第 一 号 厚 生 年 金 に 関 する 問 合 せ 日 本 年 金 機 構 本 部 ( 基 礎 年 金 厚 生 年 金 及 び 年 金 に 関 しての 一 般 的 な 問 合 せ 先 ) 168-8505 杉 並 区 高 井 戸 西 3-5-24 ねんきんダイヤル 電 話 0570-05-1165 http://www.nenkin.go.jp/ 年 金 事 務 所 電 話 番 号 年 金 事 務 所 電 話 番 号 年 金 事 務 所 電 話 番 号 東 京 千 代 田 03-3265-4381 立 川 042-523-0352 鶴 見 045-521-2641 中 央 03-3543-1411 青 梅 0428-30-3410 港 北 045-546-8888 東 港 03-5401-3211 八 王 子 042-626-3511 横 浜 中 045-641-7501 京 新 宿 03-5285-8611 武 蔵 野 0422-56-1411 横 浜 西 045-820-6655 神 杉 並 03-3312-1511 府 中 042-361-1011 横 浜 南 045-742-5511 中 野 03-3380-6111 浦 和 048-831-1638 川 崎 044-233-0181 上 野 03-3824-2511 大 宮 048-652-3399 奈 高 津 044-888-0111 文 京 03-3945-1141 熊 谷 048-522-5012 平 塚 0463-22-1515 墨 田 03-3631-3111 埼 川 越 049-242-2657 厚 木 046-223-7171 川 江 東 03-3683-1231 玉 所 沢 04-2998-0170 相 模 原 042-745-8101 江 戸 川 03-3652-5106 春 日 部 048-737-7112 小 田 原 0465-22-1391 品 川 03-3494-7831 越 谷 048-960-1190 横 須 賀 046-827-1251 大 田 03-3733-4141 秩 父 0494-27-6560 藤 沢 0466-50-1151 渋 谷 03-3462-1241 千 葉 043-242-6320 水 戸 南 029-227-3278 目 黒 03-3770-6421 幕 張 043-212-8621 水 戸 北 029-231-2283 茨 世 田 谷 03-6880-3456 船 橋 047-424-8811 土 浦 029-825-1170 千 城 池 袋 03-3988-6011 市 川 047-704-1177 下 館 0296-25-0829 葉 北 03-3905-1011 松 戸 047-345-5517 日 立 0294-24-2194 板 橋 03-3962-1481 木 更 津 0438-23-7616 前 橋 027-231-1705 練 馬 03-3904-5491 佐 原 0478-54-1442 桐 生 0277-44-2311 群 足 立 03-3604-0111 大 月 0554-22-3811 高 崎 027-322-4299 山 馬 荒 川 03-3800-9151 甲 府 055-252-1431 渋 川 0279-22-1614 梨 葛 飾 03-3695-2181 竜 王 055-278-1100 太 田 0276-49-3716 5 公 立 共 済 退 職 後 の 医 療 保 険 任 意 継 続 組 合 員 に 関 する 問 合 せ 公 立 学 校 共 済 組 合 東 京 支 部 ( 給 付 貸 付 課 資 格 係 ) 163-8001 新 宿 区 西 新 宿 2-8-1 電 話 03-5320-6826 http://www.kouritu.go.jp/tokyo/ 22