第1報 10月10日 午後

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日本医師会ニュース「平成28年熊本地震」:情報提供第十報

日本医師会ニュース「平成28年熊本地震」:情報提供第八報

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日本医師会ニュース「平成28 年熊本地震」:情報提供第五報

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Microsoft PowerPoint 「平成28年熊本地震活動記録(第17報) 案-2.pptx

た ( 派遣員数 4 名 ) (2) 全国知事会は 大分県等と連携しながら 引き続き情報共有に努めるとともに 各都道府県に対し 知事会の対応状況等を連絡することとしている (3) 全国知事会は 被災市町村と支援県によるカウンターパート方式による支援を決定 (4) 熊本県への救護班の派遣について 36

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日本医師会ニュース「平成28 年熊本地震」:情報提供第八報

00 表紙・目次

平成28年熊本地震に対する日医の対応について

日本医師会ニュース「平成28年熊本地震」:情報提供第六報

た ( 派遣員数 4 名 ) (2) 全国知事会は 大分県等と連携しながら 引き続き情報共有に努めるとともに 各都道府県に対し 知事会の対応状況等を連絡することとしている (3) 全国知事会は 被災市町村と支援県によるカウンターパート方式による支援を決定 (4) 熊本県への救護班の派遣について 36

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平成28年4月 地震・火山月報(防災編)

4:10 防災科学技術研究所第 2 回災害対策本部会議を開催 各班による状況報告による情報共有等を実施 9:34 防災科学技術研究所第 3 回災害対策本部会議を開催 各班による状況報告による情報共有等を実施 11:50 防災科学技術研究所職員が熊本県庁 ( 熊本県災害対策本部 ) に到着 16:00

平成16年度 台風災害調査報告書(WEB).indd

A 各DMATの活動拠点となった熊 本赤十字病院 B 同上 C 患者搬送のため集結する緊急車両 D 支援活動の打ち合わせを行う京大 DMAT隊員 E 帰院した京大DMAT隊員を出迎 えた病院スタッフ 京 大 病 院 の 基 本 理 念 ① 患者中心の開かれた病院として 安全で質の高い医療を提供する

角田徹副会長日赤や各医療救護班が展開し活動しているために 東日本大震災の時のような現場での医療活動はほとんどなかった 今後は 地域医療への引き継ぎに際してのコーディネーター役 並びに現地医療機関の手が回らない分野の医療的補助 ( 巡回 往診 福祉避難所等 ) が主と思われる 今後の南阿蘇村の地域医療

災害拠点病院 災害拠点病院は 病院などの後方医療機関として 地域の医療機関を支援する機能を有する病院で 重症 重篤な傷病者を受入れるなど 災害時の医療救護活動において中心的な役割を担う病院として位置づけられています 厚生労働省の基準では 地域の災害拠点病院については 原則として 二次保健医療圏ごとに

新潟中越地震における行政機関の初動対応.doc

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アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

平成17年7月11日(月)

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テンプレートのご提案

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

この資料は速報値であり 後日の調査で変更されることがあります 時間帯 最大震度別回数 震度 1 以上を観測した回数 弱 5 強 6 弱 6 強 7 回数 累計 4/14 21 時 -24 時 /15 00 時 -24 時 30

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ヘリ搬送チームの活動

3 熊野地区 被災 共助 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 をまとめました 1 建物倒壊 注 1 の は活動内容を示し は活動準備を示す 老朽木造住宅面的被害木造密集市街地激しい揺れブロック塀 電柱の倒壊建物倒壊家具の転倒ガラスの飛散生

病院機構災害医療センター ( 以下 災害医療センター という ) に DMAT 事務局を設置する 都道府県は 通常時に DMAT 運用計画の策定 医療機関等との協定の締結等を行い 災害時に 計画に基づき DMAT を運用し 活動に必要な支援 ( 情報収集 連絡 調整 人員又は物資の提供等 ) を行う


地震発生後の九州地方整備局の活動 4 月 16 日の夜明け 本震の後に再度調査を実施しておりま す その際は 道路崩壊の調査 土砂崩壊の箇所の調査 被 災地に入るための安全ルートの確認等を実施しております 次に九州地方整備局の活動について紹介させていただき ます まず最初に地震発生後の初動体制につい

30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

02一般災害対策編-第3章.indd


行政サービス部門 No.19 庁あてに情報共有のためのメールを発送 広域支援要請に備え 資機材の確認を実施 (5) 2016年4月18日 月 午前中 兵庫県から 国交省からの正式な要請があれ ば 近畿からは第一陣として兵庫県4名 大阪府4名で対 応する との連絡 13時から危機管理センターにおいて

【集約版】国土地理院の最近の取組

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

スライド 1

Microsoft Word - ★ウェブサイト用★平成28年熊本地震に関する対応状況について(H28.7

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PowerPoint プレゼンテーション

基礎 Q 地震の原因や特徴は? A 活断層の横ずれで発生し 余震の規模が大きいのが特徴です 日の熊本地震 M6.5) は 活断層 日奈久 ひなぐ ) 断層帯 の北側の一部がずれて起きました 余震が多発し その規模が大きいのも特徴です 同時多発的な地震が起きている九州中央部では活断層が連なる 別府 島

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PowerPoint プレゼンテーション

として現地で医療支援を行っておりました そこに 南阿蘇村でのノロウイルスアウトブレイクのニュースが入り 避難所の感染対策のニーズがでました ADRO 本部に感染対策の専門家はおりませんでしたが 居合わせた長崎大学病院の救護班チームリーダーの浜田医師が ICD 資格を有することから感染対策の実務を担う

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大規模災害対策マニュアル

第 1 章熊本地震の概要 執筆 : 阿部直樹 ( 国立研究開発法人防災科学技術研究所 ) 1-1 熊本地震動の概要 2016 年 4 月 14 日 21 時 26 分頃 熊本県熊本地方の深さ約 11km を震源とする M6.5 の地震が発生し 熊本県上益城郡益城町において震度 7を観測した また約

熊本地震での「お知らせ」活用から見えた課題

平成 28 年 4 月 16 日 01 時 25 分頃の熊本県熊本地方の地震 震度分布図 各地域の震度分布 : 震央 各観測点の震度分布図 ( 震央近傍を拡大 )

18 応急給水活動の様子 け付けた各都市が従事した ( 豊中市 岐阜市 佐世保市 長崎市 福知山市 木津川市等 ) (2) 応急復旧活動について熊本市における給水管の修繕に係る派遣要請に基づき 職員 4 名が第 1 次隊として 4 月 27 日 ( 水 ) に被災地に出発して以後 第 3 次隊が 活

Microsoft Word - 熊本地震現地調査速報(福島) rev.docx

熊本地震に対する四国地方整備局の対応状況 ( 平成 28 年 5 月 9 日現在 ) 被災地への支援 1) 四国地方整備局支援対策本部の設置四国地方整備局では 4 月 14 日 ( 木 ) に支援対策本部 ( 本部長 : 四国地方整備局長石橋良啓 ) を設置し 被災地域への支援を行っています 2)

の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

まさしく先人から引き継いだ電力社員のスピリッツそのものであります 未だに余震も発生しておりますが 九州電力においては 引き続き 電力供給に最善を尽くすとともに 電事連といたしましても 必要な支援は速やかに実施してまいりたいと考えております 4 月から小売全面自由化が始まり 電力各社はお互いがライバル

(阿蘇保健所服部)抄録

医学フォーラム 図 済生会滋賀県支部の病院以外の 施設 支部は 済生会看護専門学校 淡海荘 特別養護老人ホーム ケアポート栗東 介 護老人保健施設 滋賀県訪問看護ステーションと病院の 施設から成り 支部は一つ として医療 保健 福祉 看護教育を担う す また地域医療では 地域の医療施設 診療 所の先

(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

2

医 学 部 長 退 任 挨 拶 - 百 里 を 行 くものには 九 十 九 をもって 半 ばとす- 医 学 部 長 血 液 内 科 学 教 授 東 原 正 明 ひがしはら まさあき 1. 医 学 教 育 研 究 開 発 センターおよび 新 世 紀 医 療 開 発 セン ターの 人 材 配 置 2.

2 物的支援の実施について 物資については 各避難所への搬送などの課題が指摘されているが 被災自治体には地震発生直後から国や周辺自治体等による物資供給が行われていたため 都など他地域への支援要請は限定的であった こうした状況にあって 都は 区市町村等関係機関との緊密な連携により被災地からの要請に基づ

※本プレスリリースは特定非営利活動法ADRA Japan、特定非営利活動法人難民支援協会、特定非営利活動法人ピース ウィンズ・ジャパンおよび特定非営利活動法人チャリティ・プラットフォームの共同リリースです

佐賀県の地震活動概況 (2018 年 12 月 ) ( 1 / 10) 平成 31 年 1 月 15 日佐賀地方気象台 12 月の地震活動概況 12 月に佐賀県内で震度 1 以上を観測した地震は1 回でした (11 月はなし ) 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 図 1 震央分布図 (2018 年 1

職務の級及び職制上の段階ごとの職員数(平成29年4月1日現在)

熊本地震における 西原村の現状と今後の対応等

地震の概要 検知時刻 : 1 月 3 日 18 時分 10 発生時刻 : 1 月 3 日 18 時 10 分 マグニチュード: 5.1( 暫定値 ; 速報値 5.0から更新 ) 場所および深さ: 熊本県熊本地方 深さ10km( 暫定値 ) 発震機構 : 南北方向に張力軸を持つ横ずれ断層型 ( 速報

平成28年4月14日熊本県熊本地震災害対応5月

05_資料2_160909熊本地震活動(局議後)0906

い場合は 引渡しカードに書かれた代理者でもかまいません 原則 記入された方以外には引渡しをしません Q3 学校からの情報を得られる方法は? A3( 保護者への連絡方法 ) 災害時には 被災地などへ通話が集中することから 電話 ( 固定電話 携帯電話を問わず ) での連絡が取れなくなることが予想されま

(/9) 07 年に発生した地震の概要. 佐賀県の地震活動 07 年に佐賀県で震度 以上を観測した地震は 9 回 (06 年は 85 回 ) でした ( 表 図 3) このうち 震度 3 以上を観測した地震はありませんでした (06 年は 9 回 ) 表 07 年に佐賀県内で震度 以上を観測した地震

2. 運用の基本方針 DMATの活動は 通常時に都道府県と医療機関との間で締結された協定及び厚生労働省 文部科学省 独立行政法人国立病院機構等により策定された防災計画等に基づくものである DMATの派遣は被災地域の都道府県の派遣要請に基づくものである ただし 厚生労働省は当分の間 被災地域の都道府県

熊本地震に係る対応について

助成団体一覧

平成 28 年熊本地震における対応 平成 28 年熊本地震 ( 前震 :4/14 本震 :4/16) において 電力 ガス等の分野で供給支障等の被害が発生 関係事業者が広域的な資機材 人員の融通を実施するなど 迅速な復旧に努めた結果 当初の想定よりも 早期の復旧が実現 また 復旧見通しを早い段階で提

ウ)災害WG検討結果

第3編 災害応急対策

2019 年1月3日熊本県熊本地方の地震の評価(平成31年2月12日公表)

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

平成 30 年 7 月豪雨に伴う岩手県応援本部の対応状況 平成 30 年 7 月 13 日 14 時 00 分現在 岩手県総務部総合防災室防災危機管理担当 電話 019(629) 平成 30 年 7 月豪雨により甚大な被害を受けた被災道府県を支援するため 7 月 10 日 10 時

熊本地震における支援 受援活動について 阿蘇保健所服部希世子

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別表第 17( 第 21 条関係 ) 種類支給される職員の範囲支給額 1 放射線業務手当 2 病棟指導手当 3 死後処置手当 4 夜間看護等手当 循環器 呼吸器病センター及びがんセンターに所属する職員 ( 放月額 7,000 円射線科医師及び診療放射線技術者を除く ) がエックス線の照射補助作業に従

2016年(平成28年) 熊本地震

特集大規模自然災害からの復旧 復興 参考 警察が検視により確認している死者数 50 名 災害による負傷の悪化または避難生活等における身体的負担による死者数 106 名 6 月 日に発生した豪雨による被害のうち熊本地震と関連が認められた死者数 5 名建物被害全壊 8,360 棟, 半壊 3

市町村支援の状況について

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

( 災害医療調整本部の所管事務 ) 第 4 条災害医療調整本部は 次の事務をつかさどる (1) 全県域を対象とした医療資源の配置調整及び患者搬送調整に関すること (2) 国や他都道府県等に対する医療支援の要請及び受入れと その派遣調整に関すること (3) 地域災害医療対策会議の支援に関すること (4

プリント

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

JMAT 派遣状況(2018年8月3日現在)

Microsoft Word - 熊本地震FAQ(目次)HP用

5 公衆衛生関係職員の派遣 生活衛生課健康対策課医薬安全課 保健師の派遣に併せて 薬剤師 獣医師の公衆衛生専門職員を派遣 1 派遣先 : 熊本県御船保健所 2 派遣人数 : 獣医師 1 人 薬剤師 2 人 計 3 人 / 班 3 派遣期間 : 平成 28 年 5 月 31 日 ( 火 )~6 月 6

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

Transcription:

TMAT 災害医療活動報告 平成 28 年 4 月 16 日 23:30 第 3 報 4 月 15 日昼時点で 一旦活動を終了していましたが 16 日未明の地震 ( 本震 ) により甚大な被害が出たため 活動を再開いたします 4 月 16 日 1:26 頃熊本県熊本地方を震源とする マグニチュード 7.3 最大震度 6 強の 地震が発生 3:00 頃 TMAT 事務局情報収集開始 14 日の地震より被害が甚大であること を確認 4:00 頃 TMAT 理事長へ報告 前回より規模を拡大して支援を再開することを 決定 7:00 頃 TMAT 事務局東京本部を再設置 8:30 頃本日午前 1 時 25 分頃発生した最大深度 6 強を観測した地震に対して TMAT としての初動体制について 現在 福岡徳洲会病院を拠点として準備を開始 昨日の TMAT 先遣隊坂元医師が現在スタンバイ中 TMAT 橋爪理事 當麻医師 ( 八尾 ) 栁澤看護師( 四街道 ) が飛行機にて福岡へ移動を開始 大隅鹿屋病院チームが熊本県八千代にある鏡クリニックに向けて出発準備中 長崎北徳洲会病院チームが午前中に福岡徳洲会病院へ救急車で移動予定 宇和島徳洲会病院チームが午前中に救急車にて福岡徳洲会病院へ移動予定 また 西村看護師 ( 松原 ) を中心としてチーム ( 看護師 4 名事務他 ) が 大阪より救急車で福岡に向けて出発しました ( 車両は東大阪徳洲会病院の協力 ) また 関西地区より他 3 台の救急車での出動を準備中 なお DMAT として鹿児島徳洲会病院チーム 福岡徳洲会病院チームが熊本赤十字病院に向けて出発した

10:00 頃橋爪理事 拠点となる福岡徳洲会病院到着 TMAT 現地 ( 福岡 ) 本部設置 8 チームが参集開始 13:30 頃状況坂元医師 ( 福岡 ) と中心とする 5 名のメンバーが熊本市の県庁 ( 対策本部 ) に向かい 現在熊本市内に入った その他 岸和田 八尾 宇治 宇和島 高砂西部 松原 東大阪の各病院の隊員が救急車で福岡徳洲会病院に向かっている 福岡徳洲会病院対策本部には 橋爪理事 當麻医師 ( 八尾 ) 四街道チーム( 栁澤看護師他 ) が到着 今後の対応について調整している 熊本県内の病院はライフラインが止まっており 病院機能に大きな支障が出ているとの情報です 今後天候が荒れる予報です 十分に注意して活動を行ってまいります 18:00 頃状況 TMAT 坂元チーム ( 長崎北救急車 ) 熊本県対策本部に向かい情報収集を行った 坂元医師を中心とするチームは 今回の地震で被害が甚大でまだ医療チームが入っていない南阿蘇へ向かうことになった 途中 土砂崩れの影響で自衛隊による作業があり その間阿蘇郡西原村にある 山西小学校 の避難所を訪問 約 1000 名の住人が避難していた 軽傷の外傷や 体調不良を訴えた避難者 11 名の診療をおこなったが 大きな医療ニーズはなし その後 道路が開通し 南阿蘇へ再び向かった 途中 同阿蘇郡西原村 河原小学校 で情報収集を行い 18:20 頃 南阿蘇村役場に到着した 今後 情報収集を行い 避難所を中心に状況調査を行う予定 福岡本部 松原 東大阪チームが福岡本部に到着 當麻医師( 八尾 ) 同乗し 大分方面の状況調査をしたのち南阿蘇に向かう予定 宇和島チームは四国からフェリーで九州に到着 大分方面から南阿蘇に向かう予定 八尾チームは 18 時頃福岡本部に到着する予定 その後 高力医師 ( 藤沢 ) を同乗して熊本に向かう予定 宇治チームは 21 時頃福岡本部に到着する予定 岸和田チームは 24 時頃福岡本部に到着する予定 本日は福岡本部に滞在予定 高砂西部チームは 20 時頃に福岡本部に到着する予定 その後 栁澤看護師を同乗して熊本に向かう予定 大隅鹿屋チームは南から熊本入りし 八代市にある 鏡クリニック に到着 その後 南から南阿蘇に向かっている

23:30 頃状況 坂元チーム 5 名 ( 長崎北車両 ) 18 時 30 過ぎ頃 南阿蘇村役場久木野庁舎に到着 南阿蘇小学校が避難所となっており 170 人避難している事を確認し 19 時頃同小学校に到着 打撲 擦過傷等 6 名の診療を行った その後 同じく避難所となっている長陽中学校と長陽庁舎体育館に 500 人の避難者がいることを確認し 移動 同体育館仮設診療所を設置し診療することとなった また 東海大学グラウンドに 578 名の避難者がいることも確認しており 土砂崩れにより車両ではいけないため 明日徒歩で向かう予定とした 全体的に緊急性の高い医療ニーズはないものの 孤立集落を抱える地域であるため救護所の必要性はある また 同地域にある有料老人ホーム はなみずき からの要請で 疲弊している職員に代わり 看護師 2 名 ( 西村 長崎北 川添 福岡 ) が当直業務に入ることとした なお 大隅鹿屋チームと宇和島チームが一時南阿蘇で合流したがが滞在していたが 大隅鹿屋チームは一旦八代市の鏡クリニックの帰ることとした 坂元チームと宇和島チームは本日南阿蘇に宿泊する予定 當麻チーム ( 松原 東大阪車両 ) 18:30 頃 當間チームが福岡徳洲会病院を出発 大分自動車道で大分方面に向かい 九重町 小国町 南小国町の対策本部 避難所を訪問するも緊急性の高い医療ニーズなし その後南阿蘇村に向かい 23:30 頃坂元チームと合流した 當麻チームも同所で宿泊する予定 ( 南阿蘇には 3 チームが滞在 ) 高力チーム ( 八尾車両 ) 19:30 頃 高力チームが福岡徳洲会病院を出発 熊本市内に向かい 益城熊本空港インター近くの グランメッセ熊本 という大きめの避難所を視察 同所は 2500 台の駐車場を開放しており おおよそ 7000 人超の益城町民が車で避難 益城町役場職員によると益城町で一番多くの避難民がいる模様 建物は浸水しガラスが割れ使用していない状況 同所に医療チームはいないが 緊急性の高い医療ニーズはなし 益城町は住宅被害や道路被害が大きく 昨日一昨日 TMAT 先遣隊が拠点として活動していた益城町役場は倒壊しており 人はいなかった その後 益城町の保健福祉センター はぴねす に向かった 同所には 900 名ほど避難者がおりこの地域の医療支援を行っているが DMAT や JMAT がすでに活動していた 日中 軽傷や体調不良者が 50~100 名程度診療したとのこと 明日以降も DMAT JMAT が活動する予定とのこと その後 23 時過ぎ 熊本医療センターを訪問 DMAT 統括と情報交換を行った 本日は熊本市内に宿泊予定

栁澤 宇治チーム ( 高砂西部車両 宇治車両 ) 21:30 頃栁澤 宇治チームは 2 台で 物資調達の依頼を受けた熊本医療センターへ向かった 必要な物資を調達 ( 小児アレルギー食 粉ミルク等 ) したのち 23:30 頃熊本医療センターに到着 物資の引き渡しをしたあと 高力チームと合流した 本日は熊本市内に宿泊予定 岸和田チーム ( 岸和田車両 ) 23 時 30 頃に福岡徳洲会病院に到着し 本日は福岡に宿泊予定 明日は 6 時 半に熊本に向けて出発予定 活動メンバー 坂元チーム ( 長崎北車両 ) 坂元孝光医師 ( 福岡徳洲会病院 ) 川添陽介看護師 ( 福岡徳洲会病院 ) 白井耕志看護師 ( 福岡徳洲会病院 ) 寺才元孝一事務 ( 福岡徳洲会病院 ) 西村俊謙看護師 ( 長崎北徳洲会病院 ) 當麻チーム ( 東大阪車両 ) 當間俊彦医師 ( 八尾徳洲会総合病院 ) 田中雄基医師 ( 福岡徳洲会病院 ) 西村浩一看護師 ( 松原徳洲会病院 ) 田中文看護師 ( 松原徳洲会病院 ) 大西美由紀看護師 ( 松原徳洲会病院 ) 芝孝一郎看護師 ( 松原徳洲会病院 ) 髙力チーム ( 八尾車両 ) 髙力俊策医師 ( 湘南藤沢徳洲会病院 ) 有本菜実子看護師 ( 八尾徳洲会総合病院 ) 土山優子看護師 ( 八尾徳洲会総合病院 ) 瀧平絵美看護師 ( 八尾徳洲会総合病院 ) 浅海勇樹事務 ( 八尾徳洲会総合病院 ) 宇治チーム (: 宇治車両 ) 木庭茂医師 ( 宇治徳洲会病院 ) 丹羽香織看護師 ( 宇治徳洲会病院 ) 森藤章宏看護師 ( 宇治徳洲会病院 ) 藤田益巳事務 ( 宇治徳洲会病院 )

岸和田チーム ( 岸和田車両 ) 芳竹宏幸医師 ( 岸和田徳洲会病院 ) 中村直晶看護師 ( 岸和田徳洲会病院 ) 藤原裕看護師 ( 岸和田徳洲会病院 ) 西本幸司事務 ( 岸和田徳洲会病院 ) 大隅鹿屋チーム ( 大隅鹿屋車両 ) 有村芳文看護師 ( 大隅鹿屋病院 ) 伊達由和看護師 ( 大隅鹿屋病院 ) 甲斐昭彦事務 ( 大隅鹿屋病院 ) 山元大作事務 ( 大隅鹿屋病院 ) 久保公男事務 ( 大隅鹿屋病院 ) 前村辰浩事務 ( 大隅鹿屋病院 ) 宇和島チーム ( 宇和島車両 ) 冨永誠看護師 ( 宇和島徳洲会病院 ) 田邊和也看護師 ( 宇和島徳洲会病院 ) 赤嶺豊事務 ( 宇和島徳洲会病院 ) 池田信正事務 ( 宇和島徳洲会病院 ) 栁澤チーム ( 高砂西部車両 ) 柳澤修平看護師 ( 四街道徳洲会病院 ) 橋爪よしの看護師長谷川広市事務 臨床工学技士 ( 東大阪徳洲会病院 ) 羽田博之事務 ( 八尾徳洲会総合病院 ) 福岡本部橋爪慶人医師 ( 東大阪徳洲会病院 )TMAT 理事倉掛真理子看護部長 ( 福岡徳洲会病院 ) 竹中学事務部長 ( 福岡徳洲会病院 ) 吉澤由美理学療法士 ( 四街道徳洲会病院 ) 屋宜盛仁事務 ( 四街道徳洲会病院 ) 鳥飼茂事務 ( 福岡徳洲会病院 ) 楠原省仁事務 ( 福岡徳洲会病院 ) 江川美知子事務 ( 福岡徳洲会病院 ) 東京本部 福島安義 TMAT 理事長 野口幸洋 TMAT 事務局 ( 一般社団法人徳洲会 )

阿蘇郡の避難所で診療体育館に多くの住人が避難 ( 阿蘇郡 ) 住宅被害は甚大 ( 阿蘇郡 ) 益城町は建物被害大きく人の気配ない DMAT と情報交換 ( 熊本医療センター ) 福岡現地本部 ( 福岡徳洲会病院 ) 事務局担当 野口幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部 ) ( 文責事務局野口幸洋 )