日本学術会議 国際対応分科会自己点検報告書 国際対応分科会 ( 小委員会 ) 名 ICLAS 分科会 国際学術団体に関する事項 更新日 2013/9/9 (2009/05/01の形式) 国際学術団体名 ( 和文 ) ( 欧文 ) ( 略称 ) 国際実験動物学会議 International Council for Laboratory Animal Science ICLAS 日本学術会議加入年 ( 西暦 ) 運営組織の名称 役員の構成等運営組織の名称 ( 欧文 ) 1976 年 ICLAS General Assembly and Governing Board ( 氏名 ) ( 国 ) 会長 Patri Vergara スペイン 会長代理 / 次期会長 副会長 Naoko Kagiyama 日本 事務局長 Cynthia Pekow アメリカ 役員選出方法の概要 (120 文字程度で記載 ) 4 年に1 回開催される総会時に選出された理事の直接選挙によって会長 事務局長そして会計担当理事を選出する 副会長は理事の互選によって選出し 総会で承認される 2013 年 6 月 15 日 事務局長 Harry Rozmiarekの死去に伴い 暫定事務局長としてCynthia Pekowが指名された 加入国 地域の数 31 ヶ国主要加入国 (10ヶ国程度を列挙) 日本 韓国 タイ インド アメリカ カナダ アルゼンチン ブラジル フランス ドイツ スペイン イタリア オーストラリア チュニジア 国際学術団体のホームページ URL 国際学術団体の年間運営経費日本の分担予定額 [ 事務局で記入 ] http://www.iclas.org/ EUR60,800(2013 年度予算 ) 361 千円 (2013 年度 )
総会 学術研究集会の開催状況 ( 過去 10 年間 開催年の新しいものから順に 5 件まで記載 ) 開催年 ( 西暦 ) 会議の名称 国際学術団体の活動状況 開催地 参加者数 日本からの参加者数 学術会議共催 / 協賛の有 2013 FELASA-ICLAS 会議 バルセロナ ( スペイン ) 500 人 15 人 2012 AFLAS-ICLAS 会議 バンコク ( タイ ) 400 人 50 人 ICLAS 東地中海実験動物学会議 イスタンブール ( トルコ ) 200 人 6 人 2010 AFLAS-ICLAS 会議 台北 ( 台湾 ) 400 人 70 人 ICLAS, FESSACAL, モンテヴィデオ ( ウル 2009 300 人 ACCMAL 地域会議グアイ ) 2 人 運営に関する会議の開催状況 ( 過去 10 年間 開催年の新しいものから順に 5 件まで記載 ) 開催年 ( 西暦 ) 会議の名称 開催場所 ( 機関等 ) 参加国数 日本からの代表者名 学術会議の代表派遣数 2013 ICLAS 理事会 総会 バルセロナ ( スペイン ) 20 篠田義一 0 2012 ICLAS 理事会 総会バンコク ( タイ ) 17 篠田義一 0 ICLAS 総会 イスタンブール ( トルコ ) 17 玉置憲一 1 2010 ICLAS 理事会台北 ( 台湾 ) 11 玉置憲一 0 2009 ICLAS 理事会 モンテビデオ ( ウルグアイ ) 9 玉置憲一 0 出版物等 ( 主要な定期刊行物 不定期刊行物を刊行頻度とともに箇条書きで記載 ) ICLASニュース: 不定期 ( 年間約 10 回配信 ) ICLAS Web Page 実験動物ニュースによる国内周知( 日本実験動物学会の季刊誌 ) LABIO 21による国内周知 ( 日本実験動物協会の季刊誌 )
活動状況 ( 各項目につき過去 5 年間の状況を120 文字以内で記載 ) 国際機関等の提唱で行った活動 日本学術会議ガイドラインの国際認知活動 1IUPS Symposium in Kyoto, 2009で講演.Best Practices in Physiological Research: Ethics and Integrity - SCJ Guidelines for Proper Conduct of Animals Experiments 2 改訂 CIOMS-ICLAS International Guiding Principles(2012) の参考文献に採用 国際機関等への提言等 医学生物学領域の動物実験に関する国際原則 (CIOMS, 1985) の改訂案作成 実験動物のcare and useに関する国際ハーモナイゼーション (Science, 312, 700-701, 2006). 南東ヨーロッパにおける実験動物のcare and useの普及におけるiclasの関係 (Arch., Biol., Sci., 60(2), 175-179, 2008). International harmonization of guidance on the ethical review of proposals for the use of animals, and on the education and training of animal users in science. 国際事業等への参加 実施等 ICLAS Animal Quality Network: 実験動物の品質向上ネットワーク およびPerformance Evaluation Program for Diagnostic Laboratories: 検査実施機関の自己点検評価システムの樹立 Towards International Guidance Concerning the Production, Care and Use of Genetically Altered animals: 遺伝子改変動物の生産と飼養等に関する国際ガイド Signature of the ICLAS-OIE Agreement on May 27, 2008, in Paris 全世界的 / 地域的研究課題への取組み ICLASは実験動物の適正利用のために活動する唯一の国際機構であり 過去 30 年間 日本は国際的に強い影響力を発揮してきた ヨーロッパ アメリカ アジア アフリカに対し 地域のニーズに根ざした 科学的合理性のある動物実験倫理の国際ハーモナイゼーションに取組んでいる 発展途上国への対応 発展途上国や地域で開催される国際会議への開催費補助と理事を含む講師の派遣 アジアや中南米への実験動物の品質管理に係る技術支援 アジア地区の共同座長として 途上国の実験動物 動物実験関連プログラムに対するICLAS 補助金給付を支援 関連学術分野の動向と今後の重要課題 (120 文字以内で記載 ) 動物実験の科学的 倫理的適正化は国内外における喫緊の課題であり 国際ハーモナイゼーションの観点から日本学術会議 ICLAS 分科会の役割は多大である 2012 年に改訂されたCIOMS- ICLASの 医学生物学領域の動物実験に関する国際原則 を国内の関連学協会ならびに科学者に浸透させることには大きな意義がある
日本学術会議代表篠田義一 2012 副会長 国内における国際学術団体への対応状況 国際学術団体の役員就任状況 ( 過去 10 年間 新しいものから遡って 5 件まで記載 ) 副会長鍵山直子 理事 理事 理事 国際学術団体における役職名 玉置 鍵山 伊藤 森脇 憲一 直子 豊志雄 和郎 氏名 開始年 2003 2007 2003 1999 任期 終了年 2015 2015 2007 2007 学術会議の国際対応分科会 ( 小委員会 ) 名 ICLAS 分科会 学術会議以外の国内対応組織 委員会等日本学術会議はわが国を代表する唯一のNational Memberである Scientific Memberとして日本実験動物学会および日本実験動物協会が加盟し それぞれ 動物実験研究者および実験動物生産者を指導 啓発している 国内の関連学協会等の状況 ( 主要なもの 5 件まで記載 ) 学協会の名称 会員数 学協会のホームページ URL 日本実験動物学会 1,400 名 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jalas/ 日本実験動物協会 93 法人 http://www.nichidokyo.or.jp/
学術会議の国際対応分科会 ( 小委員会 ) の活動状況 学術会議の国際対応分科会 ( 小委員会 ) 名所属分野別委員会 ICLAS 分科会基礎医学委員会 分科会 ( 小委員会 ) の構成委員長 副委員長 幹事 渡辺守篠田義一 鍵山直子 会員数 1 連携会員数 4 特任連携会員数 2 分科会 ( 小委員会 ) の活動方針 ( 箇条書きで120 文字以内で記載 ) 日本の動物実験の法規制の実態を紹介するために これまで日本学術会議が国内の実験動物や動物実験の法や実施体制の整備に果たしてきた役割を継承する 実験動物科学や動物愛護活動に関するICLASの対応窓口だけでなく 国際的な情報発信窓口となる 今期の会議開催状況 ( 開催日時の新しいものから遡って 6 回まで記載 ) 会議開催日時 (2009/05/01 の形式 ) 1.ICLAS 理事会 総会報告 2.CIOMS-ICLAS 医学生物学領域の動物実験に関する国際原則 の改訂報 2013/10( 予定 ) 告と国内周知活動に関する意見交換 3. 日本学術会議実験動物研連元委員長故野村達次博士へのICLASによる謝意報告 1. 委員長 副委員長 幹事の選出 2012/5/30 2.ICLAS 日本代表の選出 3.ICLASの活動の現状報告 1.1 月の提案による実験動物分科会との合同会議が開催された 2. 学術会議ガイドライン策定以降の第三者評価システム進捗状況の 2010/3/10 報告 3.ICLASの紹介 1.ICLAS 活動報告 2010/1/7 2. 実験動物としてのサル類の日本の現状把握 3.ICLAS 分科会と実験動物分科会との合同会議提案 2009/5/13 1. 委員長 副委員長 幹事の選出 2. 分科会活動方針について 3.2009 年 ICLAS 理事会への対応 主な審議事項 議題等
日本における国際学術団体の活動の周知 広報の状況 ( 箇条書きで120 文字以内で記述 ) 実験動物学に関する唯一の国際組織としてのICLASについては 日本学術会議がNational Member 日本実験動物学会と日本実験動物協会がScientific memberとなっており 関係者には十分周知されているものと考える 国際対応における国内学協会との連携状況 ( 箇条書きで120 文字以内で記述 ) ICLAS 分科会の委員がICLASおよび日本実験動物協会の役員に就任しており 国内学協会の意見を国際的にも反映できる状況にあり 現にICLAS 理事会において日本の状況を報告している 特記事項 国際委員会による指摘事項等への対応状況 ( 箇条書きで120 文字以内で記述 ) ICLAS 等国際協調の成果として 動物の愛護と管理に関する法律 の改正 (2005) ならびに日本学術会議による 動物実験の適正な実施に向けたガイドライン (2006) の発出に貢献した 改訂 CIOMS-ICLAS Guiding Principlesを国内に浸透するために ICLAS 分科会をはじめとする関係者による和訳を実施し 年内に公表する 分科会 小委員会活動の自己評価等 ( 箇条書きで120 文字以内で記述 ) これまで本分科会が中心になり 日本の実験動物や動物実験のあり方に関する複数の提言 基本指針の策定等に係わってきた また 他の関連分科会との連絡を密にとりながら 先の日本学術会議のガイドラインの策定を実現した 最近では 本分科会の委員がヒアリングの参考人として当局の招聘を受け 国際動向や科学的知見の収集について説明した それらの機会を通じてICLAS 分科会は十分にその任を果たしてきたものと考える