税理士法人トーマツ Newsletter

Similar documents
教育資金の一括贈与に係る非課税特例の創設

3

Japan Tax Newsletter

教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置について

3. 口座開設のお手続きに必要なもの 書類 ご準備 記入 捺印していただく方 贈与する方贈与を受ける方親権者 1 戸籍謄本または住民票の写し ( 原本 ) 2 3 本人確認資料 ( 原本 ) 4 贈与契約書 ( 原本 ) 教育資金管理特約申込書 教育資金非課税申告書 預金口座開設申込時のご確認シート

非課税上場株式等管理に関する約款 第 1 条 ( 約款の趣旨 ) この約款は お客さまが租税特別措置法第 9 条の8に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税および租税特別措置法第 37 条の14に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る譲渡所得等の非課税の特例 ( 以下 非課税

<4D F736F F D CA8E A817982A88B71976C8CFC82AF8E9197BF817A82B CC82B288C493E0>

教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置のポイント 1 平成 25 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日までの間に行われた 直系尊属 ( 祖父母 父母さまなど ) からの書面による贈与により取得したご資金を お孫さまなどの名義の口座にお預入れした場合に 実際に教育資金として支払わ

(Q13) 複数の金融機関に NISA( 少額投資非課税制度 ) の非課税口座開設の申込みをしてしまいましたが ど うすればよろしいですか... 6 (Q14) 非課税適用確認書の交付を行わない旨の通知書 が送られてきましたが どうすればよろしいですか 6 ( 基準日における国内の住所を証する書類

Global Tax Update

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

相続の基礎 ~ 「相続」を学ぼう!! ~ 生前贈与①有価証券

非課税上場株式等管理に関する約款 1 約款の趣旨 (1) この約款は 投資家 ( 個人の投資家に限ります ) が租税特別措置法 ( 以下 租特法 といいます ) 第 9 条の8に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税および租特法第 37 条の 14 に規定する非課税口座内の少額上

税金読本(13-2)直系尊属からの贈与の贈与税非課税制度

非課税累積投資契約に関する約款 (NISA 約款 ) 第 1 条 ( 約款の趣旨 ) 1. この約款は お客さまが租税特別措置法第 9 条の8に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税及び租税特別措置法第 37 条の14に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る譲渡所得等の非課税

7.(1)NISA 口座の開設時の手続きの見直し 1. 改正のポイント (1) 趣旨 背景 NISA 口座の稼働率向上のため 非課税口座の開設手続きについての見直しが行われる (2) 内容 NISA 口座の開設申し込み時に 即日での買付けを可能とすること (3) 適用時期平成 31 年 1 月 1

国外転出時課税制度に関する改正「所得税基本通達」の解説

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

税務情報 固定資産の加速減価償却の範囲が拡大 ~ 財税 [2014]75 号の施行 ~ 2014 年 10 月 20 日付けで 固定資産の加速減価償却に係る企業所得税政策の完備に関する通知 ( 財税 [2014]75 号 以下 75 号通知 と表記 ) が公布され 2014 年 1 月 1 日から遡

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

月に締結 ) し それぞれについて教育資金非課税申告書を提出 ( 教育資金管理契約の締結日にそれぞれ提出 ) して 教育資金の非課税 の特例の適用を受けることはできますか 15 [Q2-8] 平成 25 年 4 月 1 日前に祖母から金銭等の贈与を受け 平成 25 年 4 月 1 日以後に金融機関等

Japan Tax Newsletter

積立 NISA の創設 1. 改正のポイント (1) 趣旨 背景 1 家計の安定的な資産形成を支援する観点から 少額の積立 分散投資を促進するための 積立 NISA が創設される (2) 内容 1 積立 NISA は 20 歳以上の居住者等が金融機関に開設した非課税口座内に 積立 NISA 専用の累

[2] 税率構造の見直し 相続税の税率構造が現行の6 段階から8 段階に変更されるとともに 最高税率が 50% から 55% に引き上げられることとなりました ただし 各法定相続人の取得金額が2 億円以下の場合の税率は と変わりありません この改正は 平成 27 年 1 月 1 日以後に相続または遺

贈与税の非課税特例 ①住宅取得等資金の贈与

以下本人の給与収入速報 平成 29 年度税制改正解説所得課税 ~ 配偶者控除及び配偶者特別控除の見直し 2 配偶者の給与収入が 万円超 15 万円以下の場合の改正案の控除額及び改正前後の影響について 配偶者特別控除 配偶者の給与収入 万円超 15 万円 15 万円以上 11 万円 11 万円以上 1

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

非課税上場株式等管理及び非課税累積投資契約に関する約款 新旧対照表

3種類の贈与税非課税制度を使いこなす

税金読本(5-3)ジュニアNISA

4年間NISA 制度の一部改正のお知らせ 2014 年 3 月 31 日に公布された 所得税法等の一部を改正する法律 について NISA に関する改正内容をお知らせいたします ( 制度改正の内容は 2015 年 1 月から手続 適用が可能です ) 本改正に伴い 2015 年 1 月以降 当行の 非課

キャッシュカードのご利用 口座振替のご利用によるお引出しはできません 手数料無料 詳しくは 弊行店頭またはホームページ ( にてご確認ください 口座開設のお手続きに必要なもの必要なものご留意点 保険証 運転免許証 旅券 住民基本台帳カード ( 顔写真付 ) な 預金

統合型リゾート (IR:Integrated Resort) ~ マネーロンダリング防止の取組み ~ 2014 年 12 月 IR ビジネス リサーチグループリーダー 有限責任監査法人トーマツパートナー 仁木一彦 当該資料中 意見に亘る部分は著者の私見であり 著者の属する法人等のものではありません

【投信調査室コラム】日本版ISAの道[その6]

NISAファンドナビ_t4

Ⅰ ワンルームマンション経営と節税 税務署 確定申告 税金還付 20 万 ~30 万円 ワンルーム家賃収入ローン元利返済サラリーマンマンション A 氏 1 戸所有月 70,000 円月 60,000 円 銀行 年 30,000 円 月 8,000 円 固定資産税 管理会社 1 ワンルームマンション投

Microsoft Word - 最新版租特法.docx

なっとくインドネシア

【表紙】

上場株式等の配当等に対する課税

非課税上場株式等管理に関する約款 第 1 条 ( 約款の趣旨 ) この約款は お客様が租税特別措置法第 9 条の 8 に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税及び租税特別措置法第 37 条の 14 に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る譲渡所得等の非課税の特例 ( 以下 非

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

第三者割当増資について

投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

未成年者控除 障害者控除の見直し 未成年者控除 障害者控除 6 万円 20 歳に達するまでの年数 6 万円 ( 特別障害者 :12 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 10 万円 20 歳に達するまでの年数 10 万円 ( 特別障害者 :20 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 小規模宅地等につ

o ( 注 ) 上記 1 及び2の改正は平成 27 年 1 月 1 日以後に相続又は遺贈により取得する財産に係る相続税について適用し 上記 3 及び4の改正は平成 26 年 1 月 1 日以後に相続又は遺贈により取得する財産に係る相続税について適用する (3) 未成年者控除及び障害者控除を次のとおり

ご利用案内

PowerPoint プレゼンテーション

目次 国内企業の事例から学ぶこと これからの課題 GRC Technology の活用 なぜデロイトがクライアントから選ばれているのか 本資料の意見に関する部分は私見であり 所属する法人の公式見解ではありません 2

<4D F736F F D208CDA8B7190E096BE8E9197BF81698DC58F49816A2E646F63>

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

非課税上場株式等管理に関する約款

Microsoft Word 役立つ情報_税知識_.doc

証券総合取引および口座開設に関する確認書兼確約書(2017年3月31日改定版)

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

非課税上場株式等管理に関する約款

新規文書1

この約款に基づく取引以外の取引に関する事項を扱わないものに限ります 以下同じ ) に係る口座以外の保護預り口座を保有している場合は 以下 未成年者口座および課税未成年者口座に係る口座を ジュニアNISA 専用口座 といい ジュニアNISA 専用口座以外に開設される保護預り口座 ( 特定口座を含む場合

図 起床してから携帯電話を確認するまでの時間 日本では 起床後直ちに携帯電話を確認するユーザーの比率が であり 他の先進国より高い Q. 起床してから携帯電話 * を確認するまでの時間は? 0 8 わからない 3 時間以上 6 2~3 時間以内 時間以内 30 分以内 5 分以内 5 分以内 34%

投資信託ホームページ構成案

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置について(教育費の範囲等)

iii. 源泉徴収選択口座への受入れ源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

教育資金贈与専用口座「未来」ご利用のご案内(商品概要説明書)

49 年 12 月 31 日までの間 源泉徴収される配当等の額に係るの額に対して 2.1% の税率により復興 特別が源泉徴収されます b. 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 分割型分割及び株式分配並びに組織変更による場合を除く 以下本 1において同じ

統合型リゾート (IR:Integrated Resort) ~ ゲーミング ( カジノ ) 市場及び主要 IR 施設の概要 ~ 2014 年 11 月 IR ビジネス リサーチグループリーダー 有限責任監査法人トーマツパートナー 仁木一彦 当該資料中 意見に亘る部分は著者の私見であり 著者の属する

Tax Analysis

<4D F736F F D202891B791A B282A482AC82F18BB388E78E918BE091A1975E8CFB8DC B782D682CC91A182E895A B CC82B288C493E02E646F63>

. 個人投資家の年齢層と年収 個人投資家 ( 回答者 ) の年齢層 8% 6% 28% 2~3 代 5% 2% 3% 4 代 5 代 6~64 歳 65~69 歳 7 代以上 個人投資家 ( 本調査の回答者 ) の過半数 (56%) は 6 歳以上のシニア層 昨年調査 6 歳以上の個人投資家 56%

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

<4D F736F F D A83414E A290AC944E8ED28FAD8A7A938A8E9194F189DB90C590A A82C98AD682B782E E82568C8E825593FA814091E C581762E646F6378>

非課税上場株式等管理に関する約款 ( 約款の趣旨等 ) 第 1 条この約款は お客さま ( 個人のお客さまに限ります ) が租税特別措置法第 9 条の8に規定する少額投資非課税口座 ( 以下 非課税口座 といいます ) 内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税及び租税特別措置法第 37 条の 14


( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者

「ほくぎん教育資金贈与専用口座」のご案内

2 2 上場株式等 の範囲の拡大 上場株式等には 上場株式 上場投資信託の受益権 (ETF) 上場不動産投資法人の投資口 (REIT) 公募株式等証券投資信託の受益権が含まれていた 今回の租税特別措置法の改正により 発行者の情報が一般に公開され その商品内容を入手することが容易に可能な公社債を 上場

1 どちらかをご選択特定口座と客さま般口座の特定口座の概要 特定口座とは 個人のお客さまが公募株式投資信託を換金され利益が出た場合は 原則 確定申告が必要ですが お客さまの確定申告にかかる負担を軽減させるべく当金庫が納税の代行などを行う制度として 特定口座 があります 特定口座 をご利用いただくこと

とが企図されているものと考えられる NISA を利用する層としては 投資経験及び投資資金ともに豊富で比較的年齢の高い層だけでなく 投資経験が浅くまた投資資金が少ない若年層まで幅広く考えられるため 特定の投資スタイルや投資行動に限定されるのではなく 本制度のなかで多様な資産形成ニーズに則した利用が考え

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

1. 相続税 (1) 基礎控除額の引き下げ 1) 改正の趣旨現在 ( ) の相続税の仕組みは 下図の通りです すなわち 合計課税価格から 基礎控除額を除いた課税遺産総額が相続税の計算の対象となるため 合計課税価格が基礎控除額の範囲内である場合には 相続税が課税されません その結果として 現状の相続税

(2) 教育資金非課税措置の対象対象となるとなる教育資金教育資金の範囲 1 学校等に対して直接支払われる金銭 (1,500 万円まで非課税 ) 入学金 授業料 入園料 保育料 施設設備費または入学( 園 ) 試験の検定料など 学用品の購入費や修学旅行費や学校給食費など学校等における教育に伴って必要な

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

Microsoft Word - 第53号 相続税、贈与税に関する税制改正大綱の内容

特定口座一般口座株式等の譲渡 売却などが該当 ) による所得は 申告分離課税の対象となっており 原則として お客さまによる譲渡損益の計算や申告納税の手続きが必要です 特定口座には これらの事務負担を軽減する機能があります 特定口座の機能 上場株式等の譲渡損益の計算 管理を行います 特定口座内に保管す

( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

Microsoft Word - NO.2 株式の譲渡 2.docx

NIS を理解する NIS( ニーサ ) ってどんな制度なの? NIS は 中長期な資産形成を支援することを目的とした 個人投資家のための税制優遇制度です NIS を活用すれば NIS 口座で購入した株式投資信託 上場株式等の値上がり益や配当 分配金等が非課税となります 証券税制のイメージ 平成 2

「(仮)ちばぎん教育資金贈与口 普通預金」のご案内

ごうぎん教育資金贈与口座 孫への贈り物 ご利用のご案内 本預金にかかるお手続きや注意事項を記載しております ご契約の前にご確認ください 本預金は 平成 25 年度税制改正における 教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置 ( 以下 非課税措置 といいます ) の適用商品です 口座開設にあたっては

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

Japan Tax Newsletter

! ジュニア NISA の 5 つのポイント 28 年から 未成年者が利用できる ジュニア NISA が始まりました! 父母や祖父母さまが 大切なお子さま お孫さまの将来のために お子さま お孫さま名義で投資を行い 非課税でお金を育てる制度です 対象は日本に住む 0~19 歳の未成年者

商品名_

Transcription:

税理士法人トーマツ Newsletter 2013 年 11 月 1 日号 (Vol.36) CONTENTS 1. 教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置について名古屋事務所樋口亮輔 ( 税理士 ) 2. 非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税について名古屋事務所柴崎正雄 ( 税理士 ) 教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置について 1 はじめに 従来 扶養義務者間 ( 親子間等 ) で必要の都度支払われる教育資金は贈与税が非課税とされてきたが 将来にわたり必要となる教育資金を一括で贈与した場合には贈与税が課税されていた しかし 多額に生ずる教育資金を一括で贈与するニーズも高く 高齢者世代の保有する資産の若い世代への移転を促進することによって経済活性化を図ることなどを目的に平成 25 年度税制改正において教育資金を一括で贈与した場合の非課税措置が創設された ここでは平成 25 年 4 月 1 日より適用が開始された教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置について解説する 2 制度の概要 (1) 教育資金一括贈与時の非課税 平成 25 年 4 月 1 日から平成 27 年 12 月 31 日までの間に 祖父母等の贈与者が 子 孫等の受贈者に下記 1から3に該当する方法により教育資金を一括して贈与した場合 子 孫 1 人につき 1,500 万円までが非課税となる ( 措法 70 の 2 の 21) 1 直系尊属と信託会社との間の教育資金管理契約に基づき信託の受益権を取得した場合 2 その直系尊属からの書面による贈与により取得した金銭を教育資金管理契約に基づき銀行等の営業所等において預金もしくは貯金として預入をした場合 3 教育資金管理契約に基づきその直系尊属からの書面による贈与により取得した金銭等で証券会社の営業所等において有価証券を購入した場合 1

受贈者の要件 教育資金管理契約を締結する日において 30 歳未満の個人 贈与者の要件受贈者の直系尊属 ( 曾祖父母 祖父母 父母等 ) 対象となる金銭 入学金等の教育資金に充てるために拠出した金銭 非課税となる金額受贈者 1 人につき 1,500 万円まで ( 学校等以外の者に支払われるものは 500 万円 ) 非課税となる期間 平成 25 年 4 月 1 日から平成 27 年 12 月 31 日までに拠出されたものに限る (2) 教育資金管理契約終了時の課税下記 1または2の事由により教育資金管理契約が終了した場合に残額がある場合には 当該年度に残額について贈与があったものとして贈与税が課されることになる ( 措法 70 の 2 の 21011) 1 受贈者が 30 歳に達したこと 2 口座等の残高がゼロになり かつ 教育資金口座に係る契約を終了させる合意があったこと 3 手続の概要 (1) 一括贈与時における手続き贈与者は 適用を受けようとする旨 受贈者の氏名および住所その他一定の事項を記載した下記の申告書を 取り扱い金融機関の営業所等を経由して受贈者の納税地の所轄税務署長に提出しなければならない ( 措法 70 の 2 の 234) 教育資金非課税申告書追加教育資金非課税申告書 信託がされた日 預金もしくは貯金の預入日 有価証券の購入の日までに提出する必要がある すでに上記教育資金非課税申告書を提出している ( 記載金額が 1,500 万円未満の場合に限る ) 場合において 新たに贈与資金の預入等をしたときに その新たに信託がされた日 預金もしくは貯金の預入日 有価証券の購入の日までに提出する必要がある (2) 教育資金の払出時および支払時における手続き教育資金口座からの払出しおよび教育資金の支払いを行った場合には その支払いに充てた金銭に係る領収書などその支払いの事実を証する書類等を 次の1または2の提出期限までに教育資金口座の開設等をした金融機関等の営業所等に提出する必要がある ( 措法 70 の 2 の 27 一二 ) 1 教育資金を支払った後にその実際に支払った金額を教育資金口座から払い出す方法を教育資金口座の払出方法として選択した場合 領収書等に記載された支払年月日から 1 年を経過する日 2 1 以外の方法を教育資金口座の払出方法として選択した場合 領収書等に記載された支払年月日の属する年の翌年 3 月 15 日 (3) 教育資金管理契約終了時の手続き教育資金口座に係る契約は 下記の1~3の事由に該当したときに終了する ( 措法 70 の 2 の 21011) 1 受贈者が 30 歳に達したこと 2 受贈者が死亡したこと 2

3 口座等の残高がゼロになり かつ 教育資金口座に係る契約を終了させる合意があったこと 上記 1 または 3 の事由に該当した場合は 非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額について贈 与税の課税価格に算入することになる 非課税拠出額 教育資金支出額 教育資金非課税申告書または追加教育資金非課税申告書に教育資金の非課税の特例の適用を受けるものとして記載された金額の合計額 (1,500 万円が限度 ) 金融機関等において教育資金の支払いの事実が確認され かつ 記録された金額の合計額 ( 学校等以外の者に支払われるものについては 500 万円が限度 ) 4 教育資金の範囲 (1) 学校等 ( 注 1) に対して直接支払われる次のような金銭 ( 措法 70 の 2 の 22 一イ ) 1 入学金 授業料 入園料 保育料 施設設備費または入学 ( 園 ) 試験の検定料など 2 学用品費 修学旅行費 学校給食費など学校等における教育に伴って必要な費用など ( 注 1) 学校等とは具体的に以下のものが含まれる 幼稚園 小学校 中学校 高等学校 中等教育学校 特別支援学校 大学 大学院 高等専門学校 専修学校 各種学校 保育所 保育所に類する施設 認定こども園 外国の教育施設のうち一定のもの 水産大学校 海技教育機構の施設 航空大学校 国立国際医療研究センターの施設 職業能力開発総合大学校 職業能力開発大学校 職業能力開発短期大学校 職業能力開発校 職業能力開発促進センター 障害者職業能力開発校 (2) 学校等以外に対して直接支払われる次のような金銭で社会通念上相当と認められるもの ( 措法 70 の 2 の 22 一ロ ) イ ) 役務提供または指導を行う者 ( 学習塾や水泳教室など ) に直接支払われるもの 3 教育 ( 学習塾 そろばんなど ) に関する役務の提供の対価や施設の使用料など 4 スポーツ ( 水泳 野球など ) または文化芸術に関する活動 ( ピアノ 絵画など ) その他教養の向上のための活動に係る指導への対価など 5 3の役務提供または4の指導で使用する物品の購入に要する金銭ロ ) イ以外 ( 物品の販売店など ) に支払われるもの 6 2 に充てるための金銭であって 学校等が必要と認めたもの ( 注 2) ( 注 2) 具体的には 学校等における教育に伴って必要であり 学校等が書面で業者を通じての購入や支払いを保護者に依頼しているものを指し 例えば下記のようなものが想定される 3

教科書 副教材費 教科教材費 ( リコーダー 裁縫セット等 ) 学校指定の学用品費 ( 制服 体操着 ジャージ 上履き 通学鞄等 ) 卒業アルバム代 修学旅行 自然教室等の校外活動費 給食費 ( 措令 40 の 4 の 36~8 措規 23 の 5 の 323 平成 25 年 3 月 30 日文部科学省告示第 68 号 平成 25 年 3 月 30 日文部科学省 厚生労働省告示第 1 号 ) 4

非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税について 1 はじめに平成 22 年税制改正で創設され その後 適用開始時期の延長等の改正を経て 平成 26 年 1 月 1 日より適用が開始される 非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税 ( いわゆる NISA) について留意点を踏まえ解説する 2 制度の概要居住者または国内に恒久的施設を有する非居住者 ( 以下 居住者等 ) について 平成 26 年から平成 35 年までの間に 年間 100 万円を上限として非課税口座内で取得した上場株式等の配当やその上場株式等を譲渡したことにより生じた譲渡益について 最長 5 年間非課税となる制度である 平成 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 非課税期間最長 5 年 勘定設定期間 4 年間 4 年間 H26 非課税管理勘定 H27 非課税管理勘定 H28 非課税管理勘定 H29 非課税管理勘定 H30 非課税管理勘定 H31 非課税管理勘定 H32 非課税管理勘定 H33 非課税管理勘定 投資 投資 投資投資 投資投資 投資投資 百 5 万年円間まで で設最定大可 5 2 年間 H34 非課税管理勘定 H35 非課税管理勘定投資 投資 3 適用要件等 本制度の適用要件等は 以下のとおりである 1 対象者 ( 措法 37 の 145 一 ) 非課税口座開設の年の 1 月 1 日において満 20 歳以上の居住者等 2 対象取引口座 ( 措法 37 の 145 一 ) 下記 4. の口座開設手続きにより開設した非課税口座内の非課税管理勘定 3 非課税対象 ( 措法 37 の 145 一 ) 非課税口座内で取得した上場株式等に係る配当等及び譲渡益 4 非課税投資額 ( 措法 37 の 145 二イ ) 1 非課税管理勘定ごとに 100 万円が上限 5

5 口座開設可能期間 ( 措法 37 の 145 一 ) 平成 26 年 1 月 1 日から平成 35 年 12 月 31 日までの 10 年間 6 非課税期間 ( 措法 37 の 145 二 ) 非課税口座内に非課税管理勘定を設けた日の属する年の 1 月 1 日以後 5 年間 7 勘定設定期間 ( 措法 37 の 145 三 ) 以下のそれぞれの期間をいい それぞれの期間内に非課税口座を廃止した場合には その期間内における再度の非課税口座の開設はできないこととなっている 平成 26 年 1 月 1 日から平成 29 年 12 月 31 日 平成 30 年 1 月 1 日から平成 33 年 12 月 31 日 平成 34 年 1 月 1 日から平成 35 年 12 月 31 日 4 口座開設手続き本制度の適用を受けるための非課税口座を開設し 非課税管理勘定を設定する場合には 勘定設定期間の開始の日の属する年の前年 10 月 1 日からその勘定設定期間の終了の日の属する年の 9 月 30 日までの間に 金融商品取引業者等に以下の書類の提出及び提示することが必要である ( 措法 37 の 145 三 37 の 14 6 37 の 147 措令 25 の 1312) 非課税適用確認書の交付申請書提出書類基準日における住所を証する書類 ( 住民票の写し ( 提出日前 6ヶ月以内に作成されたもの ) 等 ) 提示書類本人確認書類の提示 ( 運転免許証 健康保険証等 ) 非課税適用確認書提出書類非課税口座開設届出書提示書類本人確認書類の提示 ( 運転免許証 健康保険証等 ) 非課税口座開設 ( 注 1) 金融商品取引業者等とは以下の者をいう 金融商品取引法第 2 条第 9 項に規定する金融商品取引業者 ( 同法第 28 条第 1 項に規定する第 1 種金融商品取引業を行う者に限る ) 金融商品取引法第 2 条第 11 項に規定する登録金融機関投資信託および投資法人に関する法律第 2 条第 11 項に規定する投資信託委託会社 ( 注 2) 基準日とは 勘定設定期間に応じ それぞれ以下の日をいう 勘定設定期間平成 26 年 1 月 1 日から平成 29 年 12 月 31 日平成 30 年 1 月 1 日から平成 33 年 12 月 31 日平成 34 年 1 月 1 日から平成 35 年 12 月 31 日 基準日平成 25 年 1 月 1 日平成 29 年 1 月 1 日平成 33 年 1 月 1 日 6

5 主な留意点 本制度の主な留意点は以下のとおりである 1 非課税口座の開設について ( 措法 37 の 1412) 非課税口座の開設は一人につき一口座となっている 従って 複数の金融機関等にそれぞれ非課税口座を開設することはできない 2 非課税投資額について ( 措法 37 の 145 二イ ) 非課税となる投資枠は非課税管理勘定ごとに 100 万円である 投資枠の未使用額の繰越及び非課税口座内で上場株式等を取得後に譲渡した後の投資枠の再利用はできない 3 一般口座や特定口座からの上場株式等の移管について ( 措法 37 の 145 二 ) すでに一般口座又は特定口座で保有している上場株式等を非課税口座に移管することはできない 従って 非課税口座内であらためて上場株式等を購入する必要がある なお 非課税期間経過後の非課税口座から一般口座又は特定口座への移管は可能である 4 非課税口座と他の口座に同一銘柄を保有している場合 ( 措法 37 の 143 措令 25 の 132) 非課税口座と他の口座に同一の銘柄を保有している場合には 非課税口座の銘柄は他の銘柄を保有しているものとみなして 取得費の計算をする 5 移管時の上場株式等の取得価額について ( 措法 37 の 144) 非課税口座から一般口座又は特定口座へ上場株式等を移管した場合には 移管した時における時価がその移管した上場株式等の移管した後の取得価額となる 6 配当所得について ( 措法 9 の 8 措令 5 の 2 の 2) 非課税口座内で取得した上場株式等の配当については 非課税口座で支払を受ける必要がある 郵便振替や他の口座で支払を受ける場合には 非課税の適用はない 7 譲渡損失について ( 措法 37 の 142) 非課税口座内で取得した上場株式等の譲渡による譲渡損失はなかったものとされる 従って 他の口座等で生じた譲渡益との損益通算及び繰越控除はできない 6 適用時期平成 26 年 1 月 1 日以後に支払を受けるべき非課税口座内上場株式等の配当等及び同日以後の非課税口座内上場株式等の譲渡について適用される なお 同制度の適用のために必要な非課税口座開設の申請手続きは平成 25 年 10 月 1 日より開始している ( 措法 37 の 141 6) 7

過去のニュースレター 過去に発行されたニュースレターは 下記のウェブサイトをご覧ください www.tohmatsu.com/tax/nl/japan 問い合わせ 税理士法人トーマツ名古屋事務所 所在地 TEL 052-565-5533 450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅 3-15-1 名古屋ダイヤビルディング 2 号館 email URL tax.cs@tohmatsu.co.jp www.tohmatsu.com/tax 免責事項本資料に記載されている内容の著作権はすべてデロイトトゥシュトーマツリミテッド そのメンバーファームまたはこれらの関連会社 ( 税理士法人トーマツを含むがこれに限らない 以下 デロイトネットワーク と総称します ) に帰属します 著作権法により デロイトネットワークに無断で転載 複製等をすることはできません 本資料は 関連税法およびその他の有効な典拠に従い 例示の事例についての現時点における一般的な解釈について述べたものです デロイトネットワークは 本資料により専門的アドバイスまたはサービスを提供するものではありません 貴社の財務または事業に影響を及ぼす可能性のある一切の決定または行為を行う前に 必ず資格のある専門家のアドバイスを受ける必要があります デロイトネットワークの各法人は 本資料に依拠することにより利用者が被った損失について一切責任を負わないものとします トーマツグループは日本におけるデロイトトウシュトーマツリミテッド ( 英国の法令に基づく保証有限責任会社 ) のメンバーファームおよびそれらの関係会社 ( 有限責任監査法人トーマツ デロイトトーマツコンサルティング株式会社 デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー株式会社および税理士法人トーマツを含む ) の総称です トーマツグループは日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループのひとつであり 各社がそれぞれの適用法令に従い 監査 税務 コンサルティング ファイナンシャルアドバイザリー等を提供しています また 国内約 40 都市に約 7,100 名の専門家 ( 公認会計士 税理士 コンサルタントなど ) を擁し 多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています 詳細はトーマツグループ Web サイト (www.tohmatsu.com) をご覧ください Deloitte( デロイト ) は 監査 税務 コンサルティングおよびファイナンシャルアドバイザリーサービスを さまざまな業種にわたる上場 非上場のクライアントに提供しています 全世界 150 ヵ国を超えるメンバーファームのネットワークを通じ デロイトは 高度に複合化されたビジネスに取り組むクライアントに向けて 深い洞察に基づき 世界最高水準の陣容をもって高品質なサービスを提供しています デロイトの約 200,000 名におよぶ人材は におよぶ人材は ファームのネットワークを通じとなることを目指しています Deloitte( デロイト ) とは デロイトトウシュトーマツリミテッド ( 英国の法令に基づく保証有限責任会社 ) およびそのネットワーク組織を構成するメンバーファームのひとつあるいは複数を指します デロイトトウシュトーマツリミテッドおよび各メンバーファームはそれぞれ法的に独立した別個の組織体です その法的な構成についての詳細は www.tohmatsu.com/deloitte/ をご覧ください 2013. For information, contact Deloitte Tohmatsu Tax Co. Member of Deloitte Touche Tohmatsu Limited 8