税金読本(13-2)直系尊属からの贈与の贈与税非課税制度

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1 直系尊属からの贈与の贈与税非課税制度 3 種類の非課税制度の概要 直系尊属 ( 父母 祖父母など ) から直系卑属 ( 子 孫など ) に贈与を行う場合 贈与資金の目的別に3 種類の贈与税非課税制度があります それぞれ非課税制度の実施期間 金額 条件等が異なります 直系尊属からの贈与の贈与税非課税制度の概要 住宅取得等資金の非課税制度 使途住宅取得等資金 13-2 それぞれの制度の適用条件を満たせば いずれも併用することが可能です ( 注 ) 3 種類の贈与税非課税制度の概要は下表の通りです それぞれの制度について 順に詳しく説明します 教育資金の一括贈与非課税制度 教育資金 ( 本人の出生 30 歳まで ) 贈与者の直系尊属 ( 父母 祖父母など ) 20 歳以上の直系卑属 ( 所得制限あり ) 30 歳未満の直系卑属 ( 所得制限なし ) 贈与できる期間 2021 年 12 月 31 日まで 2019 年 3 月 31 日まで 非課税が適用される贈与の上限金額 時期 住宅の種類等により異なる ( 最大 3,000 万円 ) 結婚 子育て資金の一括贈与非課税制度 結婚 子育て資金 ( 子育て資金は子の小学校就学前まで ) 20 歳以上 50 歳未満の直系卑属 ( 所得制限なし ) 1,500 万円 1,000 万円 贈与の方法特になし贈与された資金を金融機関の専用口座で管理する 資金使途の確認方法 贈与された資金を使用できる期間 贈与後に贈与者が死亡した場合 贈与税の申告書等を期日内に税務署に提出する 贈与された年の翌年の3 月 15 日まで 相続財産に持ち戻さない 領収書等を期日内に金融機関に提出する が30 歳に達するまで ( 残額には贈与税課税 ) が50 歳に達するまで ( 残額には贈与税課税 ) 残額につき相続財産に持ち戻す ( 326ページ ) ( 注 ) 保育所 幼稚園の費用などは教育資金の一括贈与非課税制度と結婚 子育て資金の一括贈与非課税制度の両制度の対象となっていますが 両制度を併用する場合でも 同一の費用にかかる領収書等を両制度で重複して金融機関に提出することはできません 319

2 320 住宅取得等資金の非課税制度 2015 年 1 月 1 日から2021 年 12 月 31 日までの間に 直系尊属からの贈与により住宅取得等資金の贈与を受け 一定の条件の下 住宅の新築 中古住宅の取得 増改築等 ( 以下 住宅取得等 ) を行った場合 一定額まで贈与税を非課税とすることができます 住宅取得等資金の贈与税非課税となる贈与の上限金額は 当該住宅取得等の契約の時期 当該住宅の取得につき 10% が適用されるか否か 取得する住宅が一般住宅であるか 耐震 エコ バ 住宅取得等資金の非課税制度 贈与の時期 2015 年 1 月 1 日から 2021 年 12 月 31 日までの贈与 贈与者の直系尊属 ( 父母 祖父母など ) 資金使途 取得する住宅の条件 住宅取得等の契約 取得した住宅の新築等 取得した住宅への居住 リアフリー住宅であるかにより異なります また が東日本大震災の被災者である場合は上限金額の特例が適用されます なお 住宅取得等資金の贈与税非課税となる贈与の上限金額が最大となるのは 2019 年 4 月から2020 年 3 月までの間にの取得契約を締結し 当該住宅の取得につき 10% が適用された場合で 3,000 万円となります 以下の1 3の全てを満たす者 1 贈与を受けた年の1 月 1 日において20 歳以上 2 贈与を受けた年の合計所得金額が2,000 万円以下 年 2014 年までに住宅取得等資金の非課税制度の適用を受けていない 居住用住宅の新築 中古住宅の取得 増改築 ( これらとともにする当該住宅の敷地である土地等の取得を含む 以下 新築等 ) 床面積が 50 m2以上 240 m2以下などの条件あり 2021 年 12 月 31 日までに締結する 贈与を受けた年の翌年 3 月 15 日までに住宅取得等資金の全額を充てて住宅用の家屋の新築等をする ( ) 贈与を受けた年の翌年 3 月 15 日までに居住の用に供すること又は同日後遅滞なく居住の用に供することが確実であると見込まれ かつ 贈与を受けた年の翌年 12 月 31 日までに実際に居住の用に供する ( ) ( )2017 年度税制改正により 2015 年 1 月 1 日から 2016 年 12 月 31 日までの間に贈与により取得した住宅取得等資金に係る贈与税についての 住宅取得等資金の贈与税の非課税 住宅取得等資金の贈与を受けた場合の相続時精算課税選択の特例 又は 東日本大震災に係る住宅取得等資金の贈与税の非課税 ( これらの特例をあわせて 以下 住宅取得等資金の贈与税の特例 ) の適用については 2016 年 4 月 1 日以後に発生した災害により住宅用の家屋に被害を受けた場合 期日の延長または居住要件の免除が認められる場合があります 非課税となる上限金額を超える金額の贈与を受けた場合 超過分の金額について 暦年課税か相続時精算課税制度を選択することになります ( ただし 直系尊属からの贈与のうち 相続時精算課税制度を選択できるのは 親から子 または祖父母から孫への贈与に限られます ) 暦年課税を選択した場合 住宅取得等資金の贈与税非課税となる贈与の上限金額を超える分の贈与額について 110 万円の基礎控除が適用されます すなわち 合計で最大 3,110 万円まで非課税で贈与を行うことができます 住宅取得等資金の贈与税非課税となる贈与の上限金額 一般の 東日本大震災の被災者である 10% 適用以外の場合 10% 適用の場合 10% 適用以外の場合 10% 適用の場合 2016 年 1 月 2019 年 3 月 相続時精算課税制度を選択した場合 住宅取得等資金の贈与税非課税となる贈与の上限金額を超える分の贈与額について 最大 2,500 万円まで特別控除を適用できます すなわち 合計で最大 5,500 万円まで贈与時非課税で贈与を行うことができます なお 暦年課税と相続時精算課税制度のいずれを選択した場合でも 住宅取得等資金の非課税制度により贈与を受けた金額については 将来の相続において生前贈与加算の対象になりません 住宅取得等の契約の時期 2019 年 4 月 2020 年 3 月 2020 年 4 月 2021 年 3 月 2021 年 4 月 2021 年 12 月 一般住宅 700 万円 500 万円 300 万円 1,200 万円 1,000 万円 800 万円 一般住宅 2,500 万円 1,000 万円 700 万円 一般住宅 3,000 万円 1,500 万円 1,200 万円 1,000 万円 1,500 万円 一般住宅 2,500 万円 1,000 万円 3,000 万円 1,500 万円 321

3 教育資金の一括贈与非課税制度 2013 年 4 月 1 日から2019 年 3 月 31 日価証券の購入の3 種類の方法があり いまでに 直系尊属から30 歳未満の直系卑ずれも金融機関と教育資金管理契約を締属に教育資金の一括贈与を行った場合 結する必要があります 最大 1,500 万円まで贈与時の贈与税が非この制度を利用できるのは1 人の受贈課税とされます 者につき1つの金融機関のみとなります 非課税を適用するための贈与の方法と同じ金融機関を用いて 限度額の範囲内しては 1 信託会社への信託 2 銀行等で再度贈与することは可能です への預貯金の預入 3 証券会社等での有 贈与の方法贈与者贈与を受ける者の直系尊属 ( 父母 祖父母など ) 教育資金管理契約の締結日において30 歳未満教育資金管理契約に基づいた以下のいずれかの方法 1 信託会社への信託贈与の方法 2 銀行等への預貯金の預入 3 証券会社等での有価証券の購入 (2 3は書面による贈与が必要) 贈与を受ける者 1 人につき1,500 万円まで ( 贈与する側については 何人教育資金管理契約へのに贈与するか 総額はいくらかについては制限なし 贈与を受ける側につ非課税拠出額の限度額いては 何人から贈与を受けても合計 1,500 万円まで ) 拠出できる期間 2013 年 4 月 1 日 2019 年 3 月 31 日 教育資金支出額 この制度による贈与は 教育資金 の額が 教育資金支出額 とされます ための贈与ですので は金融機関 教育資金 のうち 学校等に直接支払の口座から払出された金銭を教育資金にわれる入学金 授業料等は累計 1,500 万使ったときは 領収書等を所定の期限内円まで 教育資金支出額 とされます に金融機関に提出 ( 電磁的方法による提 教育資金 のうち 学校等以外の者に出も可 ) しなければなりません 教育資支払われる金銭等 ( 塾代 習い事代など ) 金 のうち 金融機関に領収書等が提出については 累計で500 万円までしか 教され金融機関が確認を行い記録された金育資金支出額 に算入できません 322 教育資金の定義と領収書等の提出 教育資金 教育資金支出額 領収書等の提出期限 1 学校等 ( 外国を含む ) に直接支払われる 入学金 授業料 入園料 保育料 施設設備費 入学試験料 在学証明料など 1 2 学校等以外の者 ( 外国を含む ) に支払われる金銭のうち 以下の活動内容の以下の費用 ( 社会通念上相当と認められるものに限る ) [ 活動内容 ] 学習 スポーツ 文化芸術活動 教養の向上のための活動 [ 費用 ] 月謝 謝礼 入会金 施設利用料など 上記活動で使用する物品の費用のうち 上記の指導を行う者を通じて購入するもの ( 指導を行う者の名で領収書が出るもの ) 1 同一の費用に係る領収書等を 結婚 子育て資金の一括贈与非課税制度 と重複して金融機関に提出することはできない 2 学用品の購入費 修学旅行費または学校給食費その他学校における教育に伴って必要な費用に充てるための金銭 については 学校等に直接支払った場合は1 業者等を通じて支払ったもので 学生等の全部または大部分が支払うべきものと当該学校等が認めたもの については2に算入する 3 通学定期代 留学渡航費 転校等に伴う交通費については2に算入する 契約終了時の扱い 教育資金のうち 金融機関に領収書等が提出され 金融機関が確認を行い 記録された金額 ( ただし 上記 2については500 万円までしか 教育資金支出額 に算入できない ) いずれかの方式をが選択する ( 一度選択したら 変更不可 ) [ 立替払方式 ] 教育資金の支払を行った後に相当額の金銭を口座から引き出す場合 それぞれの領収書等に記載された支払日から1 年以内に 都度提出 [ 暦年管理方式 ] 口座から金銭を引き出した後に教育資金の支払を行う場合 暦年 (1 月 12 月 ) ごとに領収書等をまとめ 翌年の3 月 15 日までに提出 税法上の規定です 実際の取扱いについては 取扱いの金融機関にご確認ください 教育資金管理契約は 次ページ表に掲載された事項のいずれかに該当するまで継続します 教育資金管理契約の終了時に 非課税拠出額から教育資金支出額として払い出した額を差し引き 残額があれば30 歳到達時 ( または残高が0になったとき ) に贈与があったものとして贈与税が課税されます すなわち 教育資金以外の目的で口座から引き出した場合や 教育資金に支出 2したが領収書等を提出しなかった場合などについては 口座の残高が0であったとしても 贈与税が課税されます なお 口座に拠出された額を教育資金以外に利用することも 30 歳到達時等に贈与税が課税されることにはなりますが 税法上は可能です ( 注 ) 教育資金管理契約の終了時には 金融機関よりの納税地の所轄税務署長に調書が提出されます 323 ( 注 ) 取扱いの金融機関によっては 教育資金以外の目的の引出しについて制限があります 018年度改正所得税住民税株式N

4 契約終了時の扱い下記のいずれかに該当して教育資金管理契約が終了するまで 1 が30 歳に達する教育資金管理契約 2 が死亡するの期間 3 口座の残高が0になる ( と金融機関との間で教育資金管理契約を終了させる合意があった場合に限る ) 30 歳到達時 ( または 残高が0になったとき ) 非課税拠出額 から 教育資金支出額 として払い出した額を差し引いた残額があれば 30 歳到達時 ( または残高が0になったとき ) に贈与があったものと教育資金管理契約して贈与税を課税終了時の扱い 死亡時 非課税拠出額 から 教育資金支出額 として払い出した額を差し引いた残額があっても贈与税非課税 口座内での運用 贈与税非課税で拠出された資金を 口他方で 口座内の運用によって損失が座内で運用することもできます ( ただし 生じた場合についてはその損失分は 教口座内の有価証券を信用取引等の証拠金育資金支出額 とはならないため 贈与代用有価証券とすることはできません ) 税が課税されます すなわち 口座内の口座内の運用により譲渡益 利子 配当運用で損失が発生した場合は 元本が毀などが得られた場合は その譲渡益 利子 損する上に贈与税を課税されることにな配当などについては通常通り所得税等がるので注意が必要です 課税されますが 贈与税はかかりません 結婚 子育て資金の一括贈与非課税制度 2015 年 4 月 1 日から2019 年 3 月 31 日までの間に 直系尊属から20 歳以上 50 歳未満の直系卑属に結婚 子育て資金の一括贈与を行った場合 最大 1,000 万円まで贈与時の贈与税が非課税とされます 非課税を適用するための贈与の方法としては 1 信託会社への信託 2 銀行等への預貯金の預入 3 証券会社等での有価証券の購入の3 種類の方法があり い 1つの金融機関のみとなります 同じ金融機関を用いて 限度額の範囲内で再度贈与することは可能です なお この制度での 子育て とは 小学校就学前までの 子育て のことを言います このため 小学校就学以後の教育費は 結婚 子育て資金の一括贈与非課税制度 の対象ではありません 小学校就学以後の教育費については 教育 ずれも金融機関と結婚 子育て資金管理 資金の一括贈与非課税制度 ( 322ペー 契約を締結する必要があります この制度を利用できるのは1 人のにつき ジ ) の対象となります 324 贈与の方法 贈与者贈与を受ける者の直系尊属 ( 父母 祖父母など ) 贈与の方法 結婚 子育て資金管理契約への非課税拠出額の限度額 拠出できる期間 結婚 子育て資金支出額 この制度による贈与は 結婚 子育て資金 のための贈与ですので は金融機関の口座から払出された金銭を結婚 子育て資金に使ったときは 領収書等を所定の期限内に金融機関に提出しなければなりません 結婚 子育て資金 のうち 金融機関に領収書等が提出され金融機関が確認を行い記録された金額が 結婚 子育て資金支出額 となります 結婚 子育て資金管理契約の締結日において 20 歳以上 50 歳未満 結婚 子育て資金管理契約に基づいて以下のいずれかの方法 1 信託会社への信託 2 銀行等への預貯金の預入 3 証券会社等での有価証券の購入 (2 3は書面による贈与が必要) 贈与を受ける者 1 人につき1,000 万円まで ( 贈与する側は 何人に贈与するか 総額はいくらかについては制限なし 贈与を受ける側については 何人から贈与を受けても合計 1,000 万円まで 夫婦それぞれが1,000 万円ずつ贈与を受けることは可能 ) 2015 年 4 月 1 日 2019 年 3 月 31 日 結婚 子育て資金 のうち 妊娠 出産 子育てに関する費用については 累計 1,000 万円まで 結婚 子育て資金支出額 とされます 結婚 子育て資金 のうち 結婚に関する費用については 累計 300 万円までしか 結婚 子育て資金支出額 に算入できません 325

5 326 結婚 子育て資金の定義と領収書等の提出 結婚 子育て資金 結婚 子育て資金支出額 領収書等の提出期限 贈与者死亡時の扱い 1 結婚に関する費用 挙式代 結婚披露宴の会場費など 新居の家賃( 最大 3 年分 ) 礼金 敷金 引越費用など ( 結納式 新婚旅行 婚約指輪 結婚指輪などの費用は含まれない ) 2 妊娠に関する費用 不妊治療に係る費用 ( 医薬品代 ( 処方せんに基づき調剤されたものに限る ) を含む ) 妊婦健診に係る費用 妊娠に起因する疾患の治療に要する費用 医薬品代など ( 自身だけでなくの配偶者に係る費用も含まれる ) 3 出産に関する費用 病院等に支払った分娩費 入院費など 産後ケアに係る費用(1 度の出産につき6 泊または7 回が上限 ) 母子保健法に基づく産婦健診費用 出産に起因する疾患の治療に要する費用 医薬品代 ( 自身だけでなくの配偶者に係る費用も含まれる ) 4 子育て ( 小学校就学前 ) に関する費用 病院等に支払った子( 小学校就学前 ) の医療費 予防接種代など 保育所 幼稚園等の保育料 ベビーシッターの費用など 同一の費用に係る領収書等を 教育資金の一括贈与非課税制度 と重複して金融機関に提出することはできない 結婚 子育て資金のうち 金融機関に領収書等が提出され 金融機関が確認を行い 記録された金額 ( ただし 上記 1 については 300 万円までしか 結婚 子育て資金支出額 に算入できない ) いずれかの方式をが選択する ( 一度選択したら 変更不可 ) [ 立替払方式 ] 結婚 子育て資金の支払を行った後に相当額の金銭を口座から引き出す場合 それぞれの領収書等に記載された支払日から1 年以内に 都度提出 [ 暦年管理方式 ] 口座から金銭を引き出した後に結婚 子育て資金の支払を行う場合 暦年 (1 月 12 月 ) ごとに領収書等をまとめ 翌年の3 月 15 日までに提出 税法上の規定です 実際の取扱いについては 取扱いの金融機関にご確認ください 結婚 子育て資金管理契約が終了する前に 贈与者が死亡したときは 非課税拠出額から結婚 子育て資金支出額を控除した残額 ( 管理残額 ) について 贈与者から相続等によって取得したものとみなされ 相続税の課税対象となります ただし が代襲相続人でない孫など 相続税額の2 割加算 ( 287ページ参照 ) の対象となる者であったとして も 管理残額については 相続税額の2 割加算 の対象にはなりません 贈与者が死亡しても結婚 子育て管理契約は終了しませんが 管理残額は結婚 子育て資金管理契約に算入され 契約の終了時に贈与税が課税されることはなくなります このため 贈与者死亡後に口座に残った金額については使途を問われず 領収書等の提出も不要となります ( 注 ) ( 注 ) 税法上の規定です 実際の取扱いについては 取扱いの金融機関にご確認ください 契約終了時の扱い 結婚 子育て資金管理契約は 次の表に掲載された事項のいずれかに該当するまで継続します 結婚 子育て資金管理契約の終了時に 非課税拠出額から結婚 子育て資金支出額として払い出した額を差し引き 残額があれば50 歳到達時 ( または残高が0になったとき ) に贈与があったものとして贈与税が課税されます すなわち 結婚 子育て資金以外の目的で口座から引き出した場合や 結婚 子 契約終了時の扱い 結婚 子育て資金管理契約の期間 結婚 子育て資金管理契約終了時の扱い 口座内での運用 育て資金に支出したが領収書等を提出しなかった場合などについては 口座の残高が0であったとしても 贈与税が課税されます なお 口座に拠出された額を結婚 子育て資金以外に利用することも 50 歳到達時等に贈与税が課税されることにはなりますが 税法上は可能です ( 注 ) 結婚 子育て資金管理契約の終了時には 金融機関よりの納税地の所轄税務署長に調書が提出されます 下記のいずれかに該当して結婚 子育て資金管理契約が終了するまで 1 が50 歳に達する 2 が死亡する 3 口座の残高が0になる ( と金融機関との間で結婚 子育て資金管理契約を終了させる合意があった場合に限る ) 50 歳到達時 ( または残高が0になったとき ) 非課税拠出額 から 結婚 子育て資金支出額 として払い出した残額があれば 50 歳到達時 ( または残高が0になったとき ) に贈与があったものとして贈与税を課税 死亡時上記残額があっても贈与税は非課税 贈与税非課税で拠出された資金を 口座内で運用することもできます その際 の注意点は 教育資金の一括贈与非課税制度と同様です ( 324ページ参照 ) ( 注 ) 税法上の規定です 実際の取扱いについては 取扱いの金融機関にご確認ください 327

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