モラロジー研究 No.63,2009 ものにあまり気が進まなかったんです これは私の のことも える のですが 中国と戦争をしている時代ですが 愛国的という感じは全 然しない それでうちの なども医学部へ行くのですが よく哲学の 話をしたりしていました うちの 親は実は武蔵高 という所に行っ ておりました 旧制高 的な文化 教養主義的な文化の影響を受けて
日本人の救済観と死生観 ているんじゃないかと思います 戦後の戦中派の人たち 私の の世代がある意味ではこちらの方へ グーっと行ったというか そういうふうな感じを私は持っているわけ です 我々が育った戦後の文化というのは そちらの方へグーっと舵 を取った 武士道という言葉を戦後口にするのはなかなか言いにくい
モラロジー研究 No.63,2009 びなんだと 生命の大発展なんだと そういうような新しいタイプの 仏教をつくったということになると思います 野日敬は この時代の宗教家としてはなかなか優れた人物の一人 だと思います 一つの偉大な業績としては 日本発の世界平和運動と いうのを担った人ですね この人は新潟県の それこそ2004年の中越
日本人の救済観と死生観 地震で苦しんだあの辺りの農家の出身で 学 教育は小学 しか受け ていない 東京で奉 をしながら 様々な宗教に親しみ 最後に法華 経に行きついた 法華経もほとんど独学ですが 非常にしっかりした 理解を持っている そういう人ですね この 野日敬の言うところを見ると 仏>とは宇宙の大生命です
日本人の救済観と死生観 いた人ですが この バカボンド は今 25 6巻までですかね 出 ているそうですが 全部で4000万部だそうです 元々はしかし吉川英 治の 宮本武蔵 1930年頃の大衆小説ですね もちろんこれは武士 道に関わっています それを現代風の 現代のビジネスマン 孤独に 浪人のように戦い抜いていくビジネスマンの感性に合わせてリメイク
モラロジー研究 No.63,2009 した そういう作品ですね 何故 俺を生んだんだ という 非常 にニヒルな男が出てくる この宮本武蔵はまさにニヒルですね 親を 恨んでいる 親は何か子供に 自 たちの都合の良いことだけを望 む 本当に自 を受け容れてくれてないと親を恨んでいる だから親 との絆ということが信用されていない そういう世界ですね そうい