夫婦の家事分担に関する調査

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夫婦間でスケジューラーを利用した男性は 家事 育児に取り組む意識 家事 育児を分担する意識 などに対し 利用前から変化が起こることがわかりました 夫婦間でスケジューラーを利用すると 夫婦間のコミュニケーション が改善され 幸福度も向上する 夫婦間でスケジューラーを利用している男女は 非利用と比較して

出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

PowerPoint プレゼンテーション

「いい夫婦の日」アンケート結果 2014

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

< 主な調査結果 > 最も夫ウケする髪型は 黒髪 ミディアム 妻にどんなヘアスタイルをしてほしいか夫に尋ねたところ カラーは ブラック (47.8%) スタイルは ミディアム (45.4%) がトップ回答となり 黒髪 ミディアム の髪型が夫からの人気が高いことがわかりました Q. あなたはパートナー

2017 年 2 月 27 日株式会社カカクコム 価格.com 生命保険 に関する調査結果を発表加入率は約 8 割 若年層ほど低い傾向 加入中の生命保険は終身タイプがトップ将来への不安?20 代の加入目的 老後保障 貯蓄 が他世代よりも高い結果に補償内容への理解度 十分理解できていない加入者が 53

「いい夫婦の日」アンケート結果2011

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~「よい夫婦の日」、夫婦間コミュニケーションとセックスに関する実態・意識調査~

News Release 2019 年 4 月 5 日共働き世帯のおふろ掃除 調理などの 家事シェア 実態と意識調査女性が誰かに任せたいトップ 3 は おふろ掃除 食後の洗いもの 調理 25~34 歳ミレニアル世代男性のおふろ掃除率は 45~49 歳より 24.6 ホ イント高い ~IoT 家電を使

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

ご主人へはチョコレート ( または贈り物 ) を贈りましたか? 93% (6,740) 7% (534) 贈った 贈らなかった (n=7,274 バレンタイン直後実施アンケート結果 ) 夫はホワイトデーに贈り物をしない? ご主人にバレンタインデーの贈り物をした人に ご主人からホワイトデーの贈り物はあ

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ボスの本音(ボスジレンマ)調査報告書_

三ヶ国のオーラルケア意識調査vol.2(改)

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調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

質問 1 母の日 にプレゼントを贈りますか?( 回答者数 :6,916 名 ) 質問 2[ 贈る方への質問 ] プレゼントを贈る理由は何ですか?( 回答者数 :5,134 名 ) 贈る と回答した方は全体の 74.8% で 4 人に 3 人は 贈る と回答した 贈る理由として 日頃の感謝を伝えたいか

Microsoft Word 年10月(HP).doc

2) 生まれ変わったら 別の人を選ぶ 男女間の格差が昨年対比 2 倍! 生まれ変わったとしたら 今のパートナーを選ぶかどうか において 全体では 考える が約 46% で最も高く 次いで もちろん今の相手を選ぶ が 37% で 昨年とほぼ同様の結果となりました 性別でみると もちろん今の相手を選ぶ

3. 家族とのコミュニケーションを増やしたい さらに 家庭で使いやすい IT ツールがあれば使ってみたい と思う オンライン家族 予備軍は 41.2% 家族とのコミュニケーションに IT ツールを 2~3 日に 1 回以下 の頻度で使っている人の中には 今よりも 家族とのコミュニケーションを増やした

【日本・アメリカ・スウェーデン 3カ国のオーラルケア意識調査Vol.1】

平成30年版高齢社会白書(全体版)

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「いい夫婦の日」夫婦に関するアンケート調査 調査報告書

第4章妊娠期から育児期の父親の子育て 45

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

ニュースリリース:P&G「ダイバーシティ時代の“管理職1000人の本音”調査」を実施(参考資料)

(2) 月額の手取り収入と扶養控除について 図 2: 月額の手取り収入について ( 既婚女性 n=968 未婚女性 n=156) 図 3:( 上 ) 扶養控除や健康保険免除について ( 月収 10 万円未満 n=802 月収 10 万円以上 n=166) ( 下 ) 働く際に扶養控除などを気にしてい

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

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「夫婦関係調査2017」発表

ニッセイインターネットアンケート ~ 夏のボーナス について ~ 2019 年 6 月 2 8 日日本生命保険相互会社 日本生命保険相互会社 ( 社長 : 清水博 ) は ずっともっとサービス のサンクスマイルメニューのひとつ として ホームページ (

◎公表用資料

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【プレスリリース】AAIF2018

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

資料2(コラム)

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15 第1章妊娠出産子育てをめぐる妻の年齢要因


調査概要 アンケート名 : 夫婦のコミュニケーションに関するアンケート ( 夫調査 妻調査 ) アンケート期間 : ~ 実施方法 :WEBアンケート (NPO 法人ファザーリング ジャパン及び関連団体 MLにて呼びかけ ) 対象者 : 末子が 9 歳以下 ( 小学校低学年

第2回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 

(2) 記録用サポートブックの作り方 記録用サポートブックは 一般様式 を使って書きます 一般様式 は 項目 本人の状況 支援方法 の 3 つの枠からできています 様式一般様式支援者 : 場所 : 日付 : < 項目 > 例 ) 話を聞く( 授業中 ) 使い ポイント 方 気になるな 困ったな と思

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今回の調査では 主に次のような結果が得られました 花粉症の現状と生活に及ぼす影響の実態 スギ花粉症を初めて発症してから 10 年以上経つ人が 66.8% と 長年花粉症に悩まされている人が多いという結果に 10 年以上経つ人の割合が多い地域としては静岡県 栃木県 群馬県 山梨県等が上位に 今までにス

1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2

バレンタインデーのプレゼントにかける予算は増加傾向 中でも 女性の友人 への予算の平均は 33 円増加バレンタインデーのプレゼントにかける予算について プレゼントを渡す相手別に見たところ パートナー 思いを寄せている相手 への予算は 2 が最も多い一方 配偶者以外の家族 会社 取引先や男性の友人など

2) 親子関係 家族との生活に満足している について と の調査と比較した 図 12-2 に 示しているように の割合は 4 かとも増加傾向が見られた 日 本 米 中

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

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平成17年5月11日

調査結果 子どものスマホ利用の実態 子どものファーストスマホ半数以上が Android を利用 2 割弱が 中古スマホ を利用 子どものファーストスマホ選択基準 自分と同じキャリア 端末代金が安い 月額利用料金が安い 小学 3 年生 ~ 中学 3 年生のスマートフォン ( 以下スマホ ) を保有して

「いい夫婦の日」アンケート結果 2015【プレゼント編】

ふくい経済トピックス ( 就業編 ) 共働き率日本一の福井県 平成 2 2 年 1 0 月の国勢調査結果によると 福井県の共働き率は % と全国の % を 1 1 ポイント上回り 今回も福井県が 共働き率日本一 となりました しかし 2 0 年前の平成 2 年の共働き率は

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

報道関係各位 2015 年 7 月 31 日 ガルデルマ株式会社 塩野義製薬株式会社 ~ ニキビ経験者を対象としたニキビとニキビ痕に関する調査 より ~ ニキビ経験者の多くが ニキビ治療を軽視 軽いニキビでも ニキビ痕 が残る ことを知らない人は約 8 割 ガルデルマ株式会社 ( 本社 : 東京都新

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

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2. 女性の労働力率の上昇要因 М 字カーブがほぼ解消しつつあるものの 3 歳代の女性の労働力率が上昇した主な要因は非正規雇用の増加である 217 年の女性の年齢階級別の労働力率の内訳をみると の労働力率 ( 年齢階級別の人口に占めるの割合 ) は25~29 歳をピークに低下しており 4 歳代以降は

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第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

男女共同参画に関する意識調査

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資料2

IMJG Release

2016年11月_第7回ビジネスパーソン1000人調査(仕事と感謝編)

平成18年度推進計画の進行状況_参考資料

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

ビジネスパーソン外飲み事情

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2009年 30~50歳代の夫婦に関する意識調査

第2章 調査結果の概要 3 食生活

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25~34歳の結婚についての意識と実態

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< 調査結果 > 現在 単身赴任をしていますか? 単身赴任者 43.3% 非単身赴任者 56.7% Q. 現在 単身赴任をしていますか?( 対象 :598 名 有効回答 :598 名 ) 56.7% 43.3% 転勤先へは単身赴任かどうか聞いたところ と回答したのは 43.3% でした 家族も一緒に

実施した人で挙式とは別の日に結婚記念の写真撮影 ( 前撮り 後撮り ) を行ったかについて聞いたところ 写真撮影を実施した人は約 9 割という結果になった 撮影場所については 挙式 ( もしくは披露宴をされた方は披露宴会場 ) と同じ場所で撮影した という回答が 76.1% と大半を占めた また 挙

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

< 調査概要 ( 経営者版 )> 調査期間 : 平成 29 年 8 月 2 日 ( 水 )~10 月 20 日 ( 金 ) 調査地域 : 全国 調査方法 : 当社営業職員によるアンケート回収 回答数 :13,854 部無作為に 5,000 サンプル ( 男性 :4,025 名 :975 名 ) を抽

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

Transcription:

130-8644 東京都墨田区本所 1-3-7 発表資料 2016 年 10 月 6 日 夫婦の家事分担に関する意識 実態調査 夫は家事を3 割担っているつもりでも 妻は認めていなかった! 原因は 家事のやり方 やりがいの違いにあり夫婦の 家事ギャップ は 長時間労働 に次ぐ第 2のハードル?! 一億総活躍社会 の実現に向けて 働き方改革 がスタートしました 長時間労働の是正により 男性が家事 育児に取り組む時間が増え 少子化対策に繋がることが期待されています 近年 長時間労働をしている男性は減少傾向にありますが ( 1) 妻の家事時間は短くなっていません ( 2) そこでこの度 ライオン株式会社( 代表取締役社長 濱逸夫 ) は 妻の家事負担軽減を阻害する要因を探るために 共働きの夫婦に 家事分担に関する意識 実態調査 を実施しました その結果 夫の家事分担割合について 夫と妻それぞれに尋ねたところ 夫は自己申告で 34% としているのに対し 妻は 21% と夫の申告に対し6 割程度にしか認識していませんでした また 夫がやっている家事に対する認識の違いは 特に 食事の後片付け において大きく 夫と妻とではやり方が違っていることが原因となっていました そして今後 分担する家事を増やしてもよい と考える夫の割合は 13% ですが 自分の家事について妻から高く評価されている夫では 23% と 分担する家事を増やす意向が高くなっていました 夫の家事参加を促進するためには 長時間労働を見直し 家事に使う時間を確保することに加え 家事のやり方 やりがいを夫婦間で共有化し 家事ギャップ を解消することが必要であると推察されます 1 総務省 労働力調査 より 2 厚生労働省 第 5 回全国家庭動向調査 より < 調査概要 > 調査時期 :2016 年 4 月 調査対象者 :20~50 歳代夫婦 1000 組計 2000 名 対象者居住地域 : 全国 調査方法 : インターネット < 結果の概要 > 夫は自分の家事分担割合を 34% と考えているのに対し 妻の認識は 21% に留まっていた 夫の自己申告よりも妻の認識が低い家庭は半数に上る! 夫の家事分担割合に対する認識のギャップの一因? 夫の家事のやり方に不満を感じたときに 3 人に1 人の妻は やり直している と回答 夫は やっている 妻は やってもらってない と 夫婦の意見が最も食い違っていた家事は 食事 の後片付け 理由は 夫と妻で 食事の後片付け のやり方の認識に違いがあることだった 夫の家事に対するモチベーションは妻が喜んでくれること?! 家事分担割合を増やしたいと考える夫はわずか 13% しかし 妻が自分以上に 夫の家事分担割合 を多く認識してくれている夫に限ると 23% と高かった 妻は夫よりも 生まれ変わっても同じ相手と結婚したい と考えている割合が低かった しかし 夫の家事分担割合が2 割以上と回答している妻は 同じ相手と結婚したい割合が高い 夫婦円満と 妻の 夫と家事をシェアしている 実感には相関があった! 1

夫は家事に参加しているつもりでも 妻は認めていないことが発覚 夫は自分の家事分担割合を 34% と考えているのに対し 妻の認識は 21% に留まっていた そして 夫の自己申告よりも妻の認識が低い家庭は半数に上る! まず 夫の家事分担割合 について夫と妻の双方に聞きました その結果 夫の自己申告は 34% であるのに対し 妻は 21% と低く 認識のギャップがあることがわかりました 夫の家事負担割合 60% 以上 40%~59% 20%~39% 10%~19% 0%~9% 夫の自己申告 21.3 16.1 29.0 19.3 14.3 (N=1000) 平均 34% 妻から見た割合 (N=1000) 4.3 13.7 34.6 25.4 22.0 21% 0% 25% 50% 75% 100% また 夫の家事分担割合について 夫の自己申告よりも妻の認識の方が低い夫婦は 50% に上っており 夫婦間の認識の差が 20 ポイント以上乖離している夫婦が 18% を占めていました つまり 夫は家事に参加しているつもりでも 妻は認めていないケースが多いことがわかりました 中でも 子どもの末子年齢が小学校 3 年生以下の家庭では 家事分担割合の認識のギャップが 夫婦間で大きい傾向が見られました 夫の家事分担割合 に対する夫婦の認識の差 妻の認識の方が高い 妻の認識の方が低い (20 ポイント以上 ) 17% 18% 同じ 34% 31% 妻の認識の方が低い (20 ポイント未満 ) 2

夫の家事分担割合に対する認識のギャップの一因? 夫の家事のやり方に不満を感じたときに 3 人に1 人の妻は やり直している と回答 一方 妻の家事のやり方に不満を感じても 夫は4 割が あきらめる だった 夫婦お互いの家事全般のやり方について 不満を感じたときにどうするか その対処方法を聞きました その結果 夫の家事に対して不満がある時に 妻は 自分がやりなおす (33%) との回答が最も多く 特に 夫の家事分担割合について夫の自己申告よりも 21 ポイント以上少なく認識している妻は 42% とさらに多い結果でした この やりなおす 行為が 夫の家事に対するモチベーションを下げる原因の1つであり 夫婦間の家事分担割合への認識のギャップにつながっていると推察されます 一方 夫は妻の家事に対する不満を感じた時 あきらめる (42%) が最も多くなっていました 配偶者の家事について不満時の対処方法 自分でやり直す相手にやり直してもらう不満 意見を伝えるあきらめてそのままにしておくその他 妻 ( 全体 ) N=1000 妻 ( 夫の家事への評価低い ) N=184 夫 ( 全体 ) N=1000 33 6 28 30 3 42 8 23 26 1 17 9 26 42 6 0% 25% 50% 75% 100% 夫が 自分はやっている と自己申告 一方で妻は 夫にはやってもらっていない と認識 夫婦の意見が最も食い違っていた家事は 食事の後片付け 理由は 夫と妻で 食事の後片付け のやり方の認識に違いがあることだった 日常的に夫がやっている家事について 夫と妻各々に聞きました その結果 夫と妻の認識に最も差があった家事は 食事の後片付け でした ( 図 1) さらに 食事の後片付け の工程ごとに 夫の自己申告と妻の自己申告による実施率を比較しました ( 図 2) すると 妻はすべてにおいて8 割以上の人が行っているのに対し 夫は 生ごみを処理する 以降は2 割程度に留まっていました 食事の後片付け の捉え方( やり方 ) について 夫婦で話し合い 共有化する事が夫婦のギャップを埋める第一歩になると考えられます (%) 80 60 62 60 40 20 54 49 52 夫が日常的にやっている家事 15 ポイント 41 37 35 37 28 夫 32 28 23 22 ( 図 1) 妻 23 17 0 3

食事の後片付け の工程ごとの実施率 ( 図 2) 食事の後片付けの工程 妻の実施率 ( 自己申告 ) 夫の実施率 ( 自己申告 ) 1. 食べた食器を運ぶ 92% 71% 2. 食器を水につけておく 81% 57% 3. 食器を洗う 90% 44% 4. 生ゴミを処理する 89% 25% 5. 排水口 ストレーナーをきれいにする 88% 24% 6. シンクをきれいにする 89% 22% 7. スポンジを洗う 86% 20% 8. シンクの周りを拭く 89% 22% 夫の実施率低い 夫の家事のモチベーションは妻が喜んでくれること?! 今後 家事分担割合を増やしたいと考える夫はわずか 13% しかし 妻が自分以上に 夫の家事分担割合 を多いと認識してくれている夫に限ると 23% と高かった ここまでの結果から 夫と妻では家事のやり方が違っており 夫の家事参加が必ずしも妻の家事負担軽減に繋がっていないことが浮き彫りになりました さらに 夫に今後の家事分担割合の増減意向を聞いたところ 今よりも増やしたいと回答した人は 全体で 13% に留まっていました 夫が家事に対して不満に感じることを聞くと 最も多いのは 家事をやっても文句を言われる(32%) であり 妻の夫への低い評価が 夫が家事に前向きになれない要因の一つと考えられます 一方 夫自身よりも妻の方が夫の家事分担割合を多いと認識している夫の場合 10 ポイント多い 23% が家事分担割合を増やしたいと回答していました 夫にとって 妻に認められることが家事をするモチベーションになっていると考えられます 家事分担割合の増減意向 増やしたいやや増やしたいどちらともいえないやや減らしたい減らしたい 夫全体 N=1000 1 12 10 ポイント 69 14 4 妻の評価が高い夫 N=165 2 21 66 7 4 0% 20% 40% 60% 80% 100% 4

妻は夫よりも 生まれ変わっても同じ相手と結婚したい と考えている割合が低かった しかし 夫の家事分担割合が2 割以上と回答している妻は同じ相手と結婚したい割合が高い! 夫婦円満と 妻の 夫と家事をシェアしている 実感には相関があった! 最後に 生まれ変わっても同じ相手と結婚したいか 聞いたところ 結婚したい と回答した割合は 夫の 66% に対して妻は 50% と低い結果でした しかし 夫の家事分担割合が2 割以上と高い妻 あるいは夫の家事分担割合を夫自身よりも多いと認識している妻は 結婚したい割合が高まる傾向が見られました 妻が夫と家事をシェアできていることが実感できると夫婦円満に繋がると考えられます 一方 自分の家事を妻にしっかりと認識されている夫は 生まれ変わっても同じ妻と結婚したい人の割合が 81% に上りました 生まれ変わっても結婚したい割合 ( 妻による 夫の家事負担割合 別 ) 50 < 妻の結果 > 夫の家事負担 2 割未満 N=681 44 夫の家事負担 2 割以上 N=319 63 夫の家事負担 2 割未満 N=681 夫の家事負担 2 割以上 N=319 62 66 < 夫の結果 > 73 0 20 40 60 80 (%) 生まれ変わっても結婚したい割合 ( 夫の家事負担割合 に対する妻の認識別 ) 50 < 妻の結果 > 夫の自己申告以上に 妻が夫の家事を認識 N=165 60 夫の自己申告以上に 妻が夫の家事を認識 N=165 66 < 夫の結果 > 81 0 20 40 60 80 (%) お問い合わせ窓口 < 報道関係の方 > コーポレートコミュニケーションセンター 03-3621-6661 5

参考資料 夫婦の家事シェアを応援し 働き方改革 に貢献する共同取り組み 日南市の 夫婦円満都市 推進プロジェクト日南市民が登場するコンテンツを WEB サイトにて公開! 家事ギャップ解消を応援する 夫婦円満マニュアル を制作 ライオン株式会社 ( 代表取締役社長 濱逸男 ) は 宮崎県日南市と共同で 夫婦円満都市 推進プロジェクトを 2016 年 10 月 10 日 ( 月 ) よりスタートいたします 日南市は 夫婦が共に働きながら子育てがしやすい都市を目指し 家事シェア応援の機会となる制度を整えます ライオンは 夫婦間の家事に関する意識の違いである 家事ギャップ を解消し家事をシェアするための情報をマニュアル化し 提供いたします また ライオンの生活情報メディア Lidea では 日南市在住の夫婦が登場し 家事ギャップの実態とそのギャップを埋めていく過程について楽しく紹介するコンテンツを公開いたします 日南市﨑田市長も登場 https://lidea.today/projects/meister-trip/articles/934 <Lidea に掲載するコンテンツの概要 > 1. 日南市在住の夫婦が 家事ギャップを埋めるトレーニングを体験! 家事に関してギャップを感じている夫婦にご協力いただき 夫には家事の方法 妻には褒め方のトレーニングを体験してもらい その結果について紹介します 2. 夫婦間の 家事ギャップ を埋めるための方法を専門家が直伝! 家事ギャップの原因の1つは 夫と妻で家事のやり方が違っていることです 夫の多くは妻の笑顔や褒められることをモチベーションに家事に取り組んでいるのに対し 妻の多くは夫の家事にダメ出しをしてしまい 夫を家事から一層遠ざけてしまっています そこで 家事の方法についてはライオンリビングケアマイスターが また 感謝の言葉掛けについては ほめる達人協会 講師がノウハウを紹介します 3. 印刷しておけば役立つ! 家事ギャップを解消するための 夫婦円満マニュアル を制作家事について夫婦でコミュニケーションをとる時の心得から 家事をしてもらった時の感謝の仕方 男性でもすぐに実践できる 食事の後片付けの方法 についてまとめています 印刷して 目に付く場所に置いていただけるように PDF ファイルを用意しました 6