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か A: これは 受け入れがたい内容 という私の発言にすべて帰着することだと思っています Q: それは控訴する方向ということでよろしいでしょうか A: あくまでも 受け入れがたい内容 でありますので 関係機関と調整の上 適切に対応してまいりたいと思います Q: 飛行差止めに関してなのですが これは戦

岩国基地問題に関する要望 岩国基地周辺の安全性の確保と航空機の騒音軽減を図るための沖合移設事業は 平成 23 年 3 月末に完了いたしましたが 岩国基地には 現在も約 60 機の航空機が所属するとともに 基地内外には5,300 人を超える米軍人 軍属 家族が居住しており 基地周辺の自治体といたしまし

CV-22 オスプレイの横田飛行場への配備について CV-22 の配備について 平成 30 年 9 月 19 日北関東防衛局 スケジュール 米側からは 5 機のCV-22を本年 10 月 1 日に配備し 残り5 機については 具体的な配備の計画は未定ですが 2024 年頃までに10 機の配備を行う予

1 検査の背景 日本国政府は 日米安全保障条約 日米地位協定 特別協定等に基づき 日本国の安全に寄与するなどのために 日本国政府の負担の下 日本国内の施設等を合衆国政府に提供するなどしており 在日米軍が日本国内各地に配置されている また 日本国政府の負担の下に 在沖縄駐留米軍に関する沖縄県民の負担を

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会長宮本正則 年頭挨拶年頭挨拶

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また 前提となる衝突や紛争といった脅威が不明確であり 在日米軍 海兵隊の出動が見込まれる事例をはじめ 具体的な説明がなく 抽象的である このような内容では 県外移設 ができない理由が説明されているとは言えず 県民の納得のいくものではない 鳩山前総理は 昨年 5 月の記者会見において 何とか県外に見つ

普天間飛行場代替施設の建設は 2014 年までの完成が目標とされる 普天間飛行場代替施設への移設は 同施設が完全に運用上の能力を備えた時に実施される 普天間飛行場の能力を代替することに関連する 航空自衛隊新田原基地及び築城基地の緊急 時の使用のための施設整備は 実地調査実施の後 普天間飛行場の返還の

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建設CALSの利用及び管理等に関する要領について(通知)

2-(5)-ア①-1 日米両政府への要請活動

議 決 承認申請者第 1 施設団副団長 陸将補安田 茂 主 文 本件承認申請は 承認すべきものと認定する 事実関係 1 承認申請者陸将補安田茂 ( 以下 申請者 という ) は 平成 25 年 8 月 1 日付で自衛隊を退職し 平成 25 年 9 月 17 日付で 株式会社日立製作所に就職する予定で

安全保障会議 ( 現行 ) の概要 ( 構成 ) 委員長 : 内閣官房長官 委 安全保障会議 ( 構成 ) 議長 : 内閣総理大臣 事態対処専門委員会 内閣総理大臣の諮問に基づき 以下の事項を審議 国防の基本方針 防衛計画の大綱 対処基本方針 武力攻撃事態 / 周辺事態等への対処 / 自衛隊法第 3

自衛隊の原子力災害派遣に関する達


再就職審査室長 : ( 渡部悦和陸将の株式会社富士通システム統合研究所への再就職について 資料に基づき説明 ) 委員 : この安全保障研究所については 何名位の研究員がいて どういう前歴の方が勤務されているのでしょうか また 富士通という民間企業の中の研究所ということですが 行っている研究は 国ない

この審査において点検を行っているのは 次の項目である 政策の実施により得ようとする効果はどの程度のものかなど 具体的に特定され ているか ( 事前評価の結果の妥当性の検証について ) 事前評価については 政策効果が発現した段階においてその結果の妥当性を検証すること等により得られた知見を以後の事前評価

(2) 北関東防衛局広報 第 87 号 特集! 海上自衛隊下総航空基地 ~ 千葉県柏市 鎌ヶ谷市 ~ 下総航空基地の概要 哨戒機搭乗員等のスペシャリストを養成 下総航空基地は 千葉県柏市にある海上自衛隊の航空基地です 所在地は柏市ですが 敷地は同県鎌ヶ谷市にまたがっており 滑走路の南端は鎌ヶ谷市の中

2-(5)-ア①-1 日米両政府への要請活動

三浦市長 吉 田 英男 新年明けまして おめでとうございます 市民の皆様には 気持ちも新たに 素晴らしい新年をお 迎えになられたこととお喜び申し上げます 昨年は 消えた年金問題 薬害肝炎犠牲者への対応 安倍首相の突然の辞任 ねじれ国会 による審議の停滞など 国政においては 国民に目を向けているとは思

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1/5 総括調査票 事案名 (36) 予備自衛官制度の運用 調査対象予算額 平成 24 年度 :8,049 百万円平成 23 年度 :8,081 百万円 所管防衛省組織防衛本省会計一般会計 調査区分 取りまとめ財務局 本省調査 - 1 調査事案の概要 事案の概要 予備自衛官制度は いざという時に必要

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それぞれについて 現地の状況はおおむね次のようなことです 1 岩国市も山口県も 普天間基地の移設の見通しが立たないうちの先行移駐は認めない としてきましたが 政府から 2+2 の前記共同声明を伝えられ 沖縄の負担軽減を目に見える形で実現したい と迫られた福田良彦市長は 11 月に沖縄を視察し 12

総務省 1 統計功労者に対する大 臣表彰 統計に関し功績のあった統計調査員を表彰する 11 月 19 日 2 広報関係 (1) 刊行物の活用等による広報 総務省広報誌 総務省 等に 統計の日 についての広報記事を掲載して周知を図るとともに 各種行事結果についても掲載する 統計の日 関連行事の広報文を

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れにMINUSTAH 軍事部門司令部において行われる企画及び調整の分野並びに我が国のMINUSTAHに対する協力を円滑かつ効果的に行うための連絡調整の分野における国際平和協力業務を行わしめるとともに 自衛隊の部隊等により ハイチ地震の被災者の支援等の分野における国際平和協力業務を実施することとする

JEGS は英語版が正文である JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても その定義は必ずしも一致するとは限らない 2018JEGS バージョン 1.1 日本環境管理基準 国防省 日本環境管理基準 2018 年 4 月 バージョン 1.1 ( 改訂 :2018 年 12 月 )

20総合要望書

不合格品の受領に関する値引額算定要領について(通知)

平和と安定に寄与する在日米軍の抑止力の維持と沖縄の負担軽減が両立する方向で対応することに合意する 2 防衛庁と沖縄県は 平成 18 年 5 月 1 日に日米安全保障協議委員会において承認された政府案を基本として 1 普天間飛行場の危険性の除去 2 周辺住民の生活の安全 3 自然環境の保全 4 同事業


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自衛隊の新たな統合運用体制への移行計画 米軍の変革と世界的な態勢の見直しといった 日米の 役割 任務 能力に関連する安全保障及び防衛政策における最近の成果と発展を 双方は認識した 1. 重点分野 この文脈で 日本及び米国は 以下の二つの分野に重点を置いて 今日の安全保障環境における 多様な課題に対応

日米同盟:

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1. 自衛隊と関係機関の連携 < 発災当初から 被災者の捜索や人命救助活動を全力で実施 > 警察 消防 海上保安庁等と協力し 津波等により孤立した地域や倒壊家屋等から多数の被災者を救出 米軍 警察 消防 海上保安庁等と共同し 被災 3 県の沿岸 河口部を中心とした集中捜索を実施 関係機関との連携 1

News Release 2014 年 3 月 24 日 伊丹市と新関西国際空港株式会社が 伊丹市域におけるまちづくりの推進 について合意 伊丹市と新関西国際空港株式会社は 伊丹市域の生活環境の改善 地域コミュニティの再生等を図るためのまちづくりを連携して推進するため 2014 年 3 月 24 日

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大綱コンセプトの変遷 初めて策定した 51 大綱 (1976 年策定 ) においては 自らが力の空白となって我が国周辺地域における不安定要因とならないよう 必要最小限度の防衛力を保有するという考え方 すなわち 基盤的防衛力構想 を採用 その後 東西冷戦の終結といった国際情勢の変化 より安定した安全保

前提 新任務付与に関する基本的な考え方 平成 28 年 11 月 15 日 内 閣 官 房 内 閣 府 外 務 省 防 衛 省 1 南スーダンにおける治安の維持については 原則として南スー ダン警察と南スーダン政府軍が責任を有しており これを UNMISS( 国連南スーダン共和国ミッション ) の部

として本件対象文書にかがみを加えたものを特定した 本件開示請求に対しては, 法 11 条に規定する開示決定等の期限の特例を適用し, まず, 平成 27 年 4 月 20 日付け防官文第 6779 号により, かがみについて開示決定を行った後, 同年 9 月 3 日付け防官文第 号により

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自衛隊に導入いたしまして船舶として運用することから 陸上自衛隊の使用する船舶につきましても 海上自衛隊の使用する船舶と同様に船舶安全法等の適用を除外することなどを内容としてございます また 先ほどございましたように 本法案に直接の規定ではございませんが 平成二十九年度末におきまして 万が一島嶼部を占

条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

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市町村合併の推進状況について

優良消防団 ( 表彰旗 )40 団 優良消防団 ( 竿頭綬 )90 団 功績章 958 名 精績章 2,283 名 勤続章 7,941 名 優良婦人消防隊 ( 表彰旗 )16 隊 優良婦人消防隊員 ( 功績章 ) 16 名 都道府県消防協会等役職員 永年勤続者表彰 5 名

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横田基地対策に関する要望書(在日米軍第374空輸航空司令部への要望事項)

つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

平成 27 年 2 月から適用する公共工事設計労務単価 1 公共工事設計労務単価は 公共工事の工事費の積算に用いるためのものであり 下請契約等における労務単価や雇用契約における労働者への支払い賃金を拘束するものではない 2 本単価は 所定労働時間内 8 時間当たりの単価である 3 時間外 休日及び深

280701 広報誌第33号(発注データ)

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( 別添 ) 大雨警報 注意報の土壌雨量指数基準値平成 23 年 5 月 31 日現在 市町村等をまとめた地域 市町村等 地域メッシュコード (1km 格子対応 ) 注意報 土壌雨量指数 広島 呉 広島市 広島 呉 広島市 広島 呉

道州制基本法案(骨子)

H24年度総合要請文(374あて)

諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 28 年 2 月 25 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 192 号 ) 答申日 : 平成 29 年 1 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 694 号 ) 事件名 : 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 運用上の留意事項等に

平成25年度横田基地対策に関する要望書

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防止策等の検討を開始いたしております 事案の詳細につきましては 現在 調査中であるため お答えは差し控えさせて頂きますが まずは 調査委員会による調査等によって 事実関係を明らかにすることが重要であると認識しております その上で 必要な再発防止等の対応について 検討していきたいと考えております Q:

要請結果概要 協議会会員等が 外務省 防衛省 及び駐日米国大使館で要請活動を実施 ( 他は郵送等 ) 外務省 ( 薗浦健太郎外務副大臣 ) 防衛省 ( 若宮健嗣防衛副大臣 ) 駐日米国大使館 ( ロバート G ラプソン政務担当公使 ) 外務省として 空母艦載機移駐に全力で取り組みたい 現在 厚木基地

平成 25 年 10 月 30 日 外務副大臣及び防衛大臣政務官が来県し 15 機の KC -130 の移駐時期について 2014 年 ( 平成 26 年 )6 月か ら 9 月の間の移駐を申し出 平成 25 年 12 月 16 日 県及び地元市町が KC-130 の移駐時期を容認 平成 26 年

Microsoft PowerPoint - (0630 最終)佐賀県議会説明パンフ

1.日本家族社会学会会則_ 施行

(2) 日本の領土 領海の上空を通過した場合 旧 1 ミサイル発射情報 避難の呼びかけ 新 ミサイル発射情報 ミサイル発射情報 先程 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 続報が入り次第お知らせします ミサイル発射 ミサイル発射 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 頑丈な建物や地下に避難して下

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【投込】

1 監督 検査の意義監督 検査は 会計法 に基づき 契約の適正な履行を確保するための手段です 監督は 通常 製造又は役務の請負契約の履行過程において 必要な立会 工程管理 材料 部品等の審査又は試験 細部設計書の審査 承認等の方法により 検査では確認できない部分について 契約物品に対する要求事項が確


イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

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事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

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公表用 平成 31 年 4 月 10 日 評価の見方 A: 達成できたもの B: できている ( ただし 更なる努力を要する ) C: できていない ( 検討を要する ) D: 条文を改正する E: その他 -: 評価の対象としない 条文評価取組状況 課題 問題点今後の対策等 目的第 1 条 - 取

笠縫東学区まちづくり協議会会則 ( 名称 ) 第 1 条本会は 笠縫東学区まちづくり協議会 ( 以下 協議会 という ) と称する ( 事務所 ) 第 2 条協議会の事務所は 滋賀県草津市集町 58 番地の8に置く ( 目的 ) 第 3 条協議会は 地域住民が主体となって地域共通の願いの実現ならびに

航空隊及び教育航空隊の編制に関する訓令

弦打校区コミュニティ協議会会則 ( 名称及び組織 第 1 条この会は, 弦打校区コミュニティ協議会 ( 以下 協議会 という ) と称し, 協議会の区域内に居住する個人および所在する法人ならびに別表 ( 組織図 ) に掲げる構成団体等で組織する ( 目的 ) 第 2 条協議会は, 住みよい地域社会の

防衛関係予算のポイント 30 年度予算編成の基本的な考え方 1. 中期防対象経費については 中期防衛力整備計画 に沿って 周辺海空域における安全確保 島嶼部に対する攻撃への対応 弾道ミサイル攻撃等への対応等に重点化を図るとともに 装備品の調達の効率化等を通じてメリハリある予算とする 2. 防衛関係費

共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(速報集計結果)からの推計-

朝日 TV 2015/4/18-19 原発政策安倍内閣は 今後の電力供給のあり方について検討しているなかで 2030 年時点で 電力の 2 割程度を 原子力発電で賄う方針を示しています あなたは これを支持しますか 支持しませんか? 支持する 29% 支持しない 53% わからない 答えない 18%

海上自衛隊安全管理規則


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各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある


テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法案要綱

特集平成 30 年度予算特集 2 図表 1 防衛関係予算の推移 ( 億円 ) 54,000 52,000 50,000 48,000 中期防対象経費 (SACO 米軍再編経費等を除く防衛関係費) SACO 米軍再編経費 政府専用機関連経費 50,541 49,801 (+1.5%) ,8

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横田基地対策に関する要望書

Transcription:

第 31 号中国四国防衛局広報平成 28 年 1 月発行 中国四国 第 31 号 平成 28 年 1 月発行 http://www.mod.go.jp/rdb/chushi/ 中国四国防衛局長 年頭の挨拶 2016 年 菅原隆拓中国四国防衛局長 出雲大社 御本殿 ( 平成 25 年に 60 年ぶりの大遷宮が行われ 大屋根のふき替えが行われました ) 謹んで新年のお慶びを申し上げます 平素から中国四国防衛局へのご支援 ご協力を頂き 改めて感謝申し上げます 管内には種々の課題が山積しておりますが 地元の皆様方のご意見に耳を傾け 地域の皆様と防衛省 自衛隊を結ぶ架け橋となるべく 職員一同より一層の努力を傾けてまいる所存です 皆様方の変わらぬご支援 ご協力を賜りますよう お願い申し上げます CONTENTS 旧大社駅 ( 平成 2 年 3 月まで使用されていました ) 1 中国四国防衛局長 年頭の挨拶 8 2 中谷防衛大臣 岩国市及び山口県を表敬訪問 9 3 愛宕山野球場起工式 10 4 中国四国防衛局長感謝状贈呈 11 ( 松江市長 安来市長 津山市長 ) 12 5 中国四国防衛局長感謝状贈呈 ( 企業 6 社 ) 6 防衛大臣感謝状贈呈 ( 前奈義町長 ) 13 7 在日米軍従業員永年勤続者表彰式 14 日米共同指揮所演習 (YS-69) 関係自治体への平成 27 年防衛白書の説明セーフティ ブリーフィング安心 安全共同パトロール島根県西部における米軍機の騒音等に係る意見交換会大竹市議会議員に対する説明会 26 年度計画潜水艦救難艦の起工式 Chugoku-Shikoku Defense Bureau 編集 発行 中国四国防衛局 730-0012 広島県広島市中区上八丁堀 6-30 082-223-7109

中谷防衛大臣 岩国市及び山口県を表敬訪問 平成 27 年 12 月 2 日及び 3 日 中谷防衛大臣が岩国市長及び山口県知事等を表敬訪問し KC-130 の普天間飛行場から岩国飛行場への移駐完了について謝意を表明するとともに 空母艦載機の厚木から岩国への移駐について 引き続き 理解と協力を求めました 岩国市役所 ( 中谷防衛大臣 ) ( 福田岩国市長 ) 山口県庁 ( 村岡山口県知事 ) ( 中谷防衛大臣 ) 左から 周防大島町岡村副町長 山口県議会畑原議長 中谷防衛大臣 山口県村岡知事 和木町米本町長

愛宕山野球場起工式 愛宕山野球場工事に係る起工式が平成 27 年 10 月 15 日 岩国市の愛宕山地区で行われ 中国四国防衛局から菅原隆拓局長 伊藤企画部長 紅林調達部長他 また 地元岩国市の福田良彦市長をはじめ 山口県関係者 ブシェー米海兵隊岩国航空基地司令官等が出席しました 愛宕山地区は平成 24 年 3 月 米軍再編関連施設を整備するための用地として防衛省が山口県住宅供給公社から購入し 現在 空母艦載機の移駐に必要な家族住宅や運動施設の整備を行っており 今回の野球場建設はその一環として行われています 野球場は 両翼 100 メートル センター 122 メートルの規模を有しており 高校野球の公式戦を行うことが可能 施設の工事契約額は約 46 億円で 2017 年頃に完成する予定です 愛宕山地区の野球場をはじめとする運動施設については 岩国市と共同使用することとなり 岩国市民も利用できるため 日米交流の場となるような施設になることが期待されています 起工式では 菅原局長が 岩国市と共同使用することとなるので 市民の方々に 良いものができた と思ってもらえる施設となるよう努力していきたい とあいさつ 福田市長は 市民の利用しやすい施設 日米双方の絆を深める貴重な機会が得られる場となることを期待している と述べられました 関係者による鍬入れの後 野球場の予定地で福田市長とブシェー司令官による始球式が行われるなど 終始 和やかな雰囲気で起工式を終えました 菅原局長挨拶 関係者による鍬入れ 始球式 記念撮影

中国四国防衛局長感謝状贈呈 ( 松江市長 安来市長 津山市長 ) 中国四国防衛局長感謝状は 当局業務の円滑な推進と防衛施設の安定的な運用に対し 積極的な協力と多大な貢献をされた方々を表彰するものです 平成 27 年度自衛隊記念日にあたり 松浦松江市長 近藤安来市長 宮地津山市長に対して 菅原中国四国防衛局長から感謝状を贈呈しました 松江市長 ( 写真右 ) に感謝状贈呈 松江市長 ( 写真中央 ) と懇談 安来市長 ( 写真右 ) に感謝状贈呈 安来市長 ( 写真右 ) と懇談 津山市長 ( 写真左 ) に感謝状贈呈 津山市長 ( 写真左 ) と懇談

中国四国防衛局長感謝状贈呈 ( 企業 6 社 ) 岩国飛行場米軍再編事業及び自衛隊施設整備事業の建設工事において 重要な施設を完成させ 我が国の防衛に対する深い理解のもと 当局の業務遂行に積極的に協力されたとして 菅原中国四国防衛局長から感謝状を贈呈しました 対象企業 工事 井森工業株式会社 安本建設株式会社 株式会社藤川興業所 株式会社日立プラントサービス中国支店 五洋建設株式会社中国支店 株式会社 IHIインフラシステム中国営業所 岩国飛行場(H24) 低層住宅 ( 桜通東 8) 新設建築工事 岩国飛行場(H24) 低層住宅 ( 桜通東 8) 新設建築工事 岩国飛行場(H23) 整備格納庫 (A) 新設土木工事 岩国飛行場(H23) 整備格納庫 (A) 新設機械工事 呉(24) 係船堀係留施設整備工事 呉(24) 係船堀係留施設整備工事 井森工業株式会社 安本建設株式会社 株式会社藤川興業所 株式会社日立プラントサービス中国支店 五洋建設株式会社中国支店 株式会社 IHI インフラシステム中国営業所

防衛大臣感謝状贈呈 ( 前奈義町長 ) 平成 27 年 10 月 17 日 グランドヒル市ヶ谷 ( 東京都新宿区 ) において 平成 27 年度防衛大臣感謝状の贈呈式が挙行されました 防衛大臣感謝状は 防衛協力功労や自衛官募集で功績があった方々を表彰するもので 今年度は個人 64 名 団体 70 件に中谷防衛大臣から感謝状が贈呈されました 当局関係では 防衛施設の安定的運用に多大な貢献をされた防衛協力功労者として 花房昭夫前奈義町長に感謝状が贈呈されました 中谷防衛大臣 ( 写真左 ) と花房前奈義町長 ( 写真右 ) 中島地方協力局長 ( 写真左 ) と花房前奈義町長 ( 写真右 ) 在日米軍従業員永年勤続者表彰式 米陸軍第 10 地域支援群弾薬廠 米海兵隊岩国航空基地 ブシェー司令官 ( 写真上 ) ムーア廠長 ( 写真中央 ) 表彰を行う菅原局長 平成 27 年 10 月 7 日及び 22 日 在日米陸軍第 10 地域支援群弾薬廠及び米海兵隊岩国航空基地に勤務する在日米軍従業員の永年勤続者表彰式が それぞれ開催されました 江田島市長をはじめとする関係各市等来賓のご臨席を賜り 勤続 40 年 30 年 20 年及び 10 年を迎えた 130 名の受賞者へ局長及び司令官から表彰状並びに記念品が授与されました 終始和やかなムードで式典は進行し 式典終了後には出席者の方々の懇親会が行われました

日米共同指揮所演習 (YS-69) 中谷防衛大臣来幕 高官討議 中国四国防衛局は 12 月 1 日から同月 12 日までの間 伊丹駐屯地 ( 兵庫県伊丹市 ) において実施された日米共同指揮所演習 (YamaSakura69) に参加しました なお YamaSakura については 在日米陸軍のシンボルである 富士山 と陸上自衛隊のシンボルである 桜 に由来しています この演習は 武力攻撃事態 における仮想の状況を想定し 方面軍レベルの指揮官の判断能力や 幕僚調整能力の向上を目的とし 陸上自衛隊と米陸上部隊がそれぞれの指揮系統に従って行う各種活動を コンピュータ上で訓練するものであり 本訓練は昭和 57 年から 69 回目 中部方面隊では 4 年ぶり 4 回目の実施となります 中国四国防衛局は 近畿中部防衛局 東海防衛支局職員とともに 24 時間態勢で参加し 地方防衛局の主要な役割である地方公共団体との連絡調整業務 土地の提供 物品 役務の調達 損失補償等に係る多くの状況付与がなされる中 武力攻撃事態における手続 調整等について演練しました また 訓練中に防衛局天幕を訪れた中谷防衛大臣から参加職員に対し激励を受けました なお 今般の日米共同指揮所演習における調整結果を各地方防衛局で共有し 武力攻撃事態における地方防衛局の練度向上を図るべく 演習参加局以外の地方防衛局職員に対して 研修を実施しました 調整の状況 研修者への説明

関係自治体への平成 27 年防衛白書の説明 防衛白書は我が国の防衛政策に対する内外の理解を得るために毎年刊行しているもので 今年で 41 回目を迎えました 中国四国防衛局は 自衛隊地方協力本部及び部隊と連携し 中国四国地方 9 県の全ての地方公共団体等に対し 平成 27 年版防衛白書の内容について説明を行っています 平成 27 年版は 第 Ⅰ 部として わが国を取り巻く安全保障環境 第 Ⅱ 部は わが国の安全保障 防衛政策と日米同盟 第 Ⅲ 部 国民の生命 財産と領土 領海 領空を守り抜くための取組 の三部構成となっており 文書だけでなく写真や図表を数多く使用し 一般の方に分かりやすくお伝えできるよう作成しております ( 徳島県知事への説明 ) ( 愛媛県知事への説明 ) ( 岩国市長への説明 ) 平成 27 年版防衛白書は 防衛省の HP からご覧いただけます http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2015/w2015_00.html

セーフティ ブリーフィング 米海兵隊岩国航空基地主催による セーフティブリーフィング が平成 27 年 11 月 25 日に同基地内サクラシアターで開催され 菅原中国四国防衛局長及び福田岩国市長が 海兵隊員に英語でブリーフィングを行いました セーフティブリーフィングは 基地内各担当者が夏及び冬の長期休暇などを前に基地に所属する隊員を対象に年 2 回 安全意識等の向上を図るために行われています 当局は平成 20 年度から 岩国市は平成 21 年度より年 1 回参加しブリーフィングを行っております 開催に当たってロバート V. ブシェー基地司令官は 岩国基地は地元と良好な関係を続けているが 事件 事故等があれば良好な関係に影響を及ぼすこととなる などを述べ 注意を促しました 菅原局長は 日米の地勢的 文化的な違いをはじめ 米軍構成員による事件 事故等が発生した場合の地域社会に与える影響や信頼関係の大切さ 地域住民との交流の意義などについて説明しました 更に 一人ひとりの 良き隣人 としての目に見える行動が 岩国基地の安定使用と共に 同盟国としての任務を達成する上で非常に重要であることを述べ 理解を求めました 福田市長からは 基地と地域住民が友好的な関係を維持しながら 両国の安全保障政策上 岩国基地が安定的に運用されることが重要だ と説明があり また 今年 10 月に起工式が行われた愛宕山運動施設での より多くの日米交流の場ができることに大きな期待感を示されました 米軍関係による事件の影響 米軍関係者による事件 事故の発生 これまで 防衛省 在日米軍が築き上げてきた周辺地域との信頼関係を破壊 基地反対運動に拡大 ブリーフィングの全景 ブリーフィング内容の一部 説明する菅原局長 説明する福田岩国市長

安心 安全共同パトロール 中国四国防衛局は平成 27 年 12 月 4 日夜 岩国市 山口県 米海兵隊岩国航空基地 地元防犯関係者と共同で 岩国基地近くの川下地区と岩国駅周辺の繁華街の麻里布地区の防犯パトロールを行いました 街もクリスマスを控え活気づいているところ 菅原局長 福田市長 浅野県民局長 トマソン基地副司令官ら約 50 名が参加しました このパトロールは 岩国市民のくらしやすい安心 安全なまちづくりを推進するため 市民と行政 さらに基地関係者とが共働して安心 安全意識の向上を図るのが狙いで 平成 21 年 8 月に始まりましたが 本年 1 月以来 今回が 6 回目となります 出発に際し 福田市長は 自らのまちは自分らで守るという意識を高めるために始まった クリスマス 忘年会 新年会のシーズンを迎える時期にパトロールを行うことは非常に意義がある 菅原局長は 中国四国防衛局としても岩国市からの安心安全の要望をいただいており 今後もこうした安心安全パトロールを含め しっかりと各種施策を行っていく と述べ トマソン基地副司令官も 安心安全というのは 私たちの暮らすまちでもあるので とても重要なことである 参加させていただきありごとうございます とそれぞれ挨拶をしました 一行は隊列を組み川下地区 麻里布地区の順にパトロールをし 途中 通行人たちに くらしやすい安心 安全なまち を! と書いたチラシを配りながら 市民へ安心 安全意識の向上を呼びかけました ( 川下地区のパトロール ) ( 麻里布地区のパトロール ) ( 配布チラシ )

島根県西部における米軍機の騒音等に係る意見交換会 平成 27 年 10 月 6 日 島根県浜田市役所講堂において 米軍機の騒音等に係る意見交換が行われ 関係自治体から 久保田浜田市長を会長とする 米軍機騒音対策協議会 参加 3 市 2 町 ( 浜田市 益田市 江津市 邑南町 川本町 ) 及び島根県の各首長等が出席し 当局からは 菅原局長ほか担当職員が出席しました 冒頭の挨拶で 久保田浜田市長が 意見交換の場を設けることで 米軍機騒音対策協議会 島根県 中四局が共通認識を図り 一緒に取り組むことで状況の改善に生かしてまいりたい と述べられ 菅原局長は 基地の安定的運用に関する御理解と御協力に謝意を表し 地元の皆様から直接意見を伺い 情報を交換 共有することにより 地元の皆様が置かれている状況について理解を深めたい と述べました その後 各首長等が 地元の現状を述べるとともに質問や要望が出され 菅原局長ほか担当職員が説明 応答 約 1 時間の有意義な意見交換が行われました 最後に 邑南町桑野副町長から 今後 このような場を関係自治体トップに限らず 事務レベルにおいても適宜開催すること について 提案があり 出席者全員の了解を得て 意見交換は終了しました 大竹市議会議員に対する説明会 平成 27 年 11 月 27 日 ( 金 ) 大竹市議会基地周辺対策特別委員会 において 当局企画部長をチーフに各担当者から 当省の補助金制度等について説明しました 当日は 同委員会所属の議員のほか 8 名の議員及び大竹市長 副市長 教育長も傍聴しました 当日の主な説明内容は 1 空母艦載機の岩国飛行場への移駐等について 2 防衛施設周辺対策事業について 3 再編交付金等の概要について 4 岩国基地騒音訴訟について の 4 項目です 当局としましては 今後も管内自治体等からのご要望があれば 説明会の開催を計画してまいります

26 年度計画潜水艦救難艦の起工式 ( 玉野防衛事務所 ) 平成 27 年 10 月 21 日 岡山県玉野市の三井造船 ( 株 ) 玉野事業所で 26 年度計画潜水艦救難艦 ( 以下 26ASR という ) の起工式が行われ 中国四国防衛局から菅原隆拓局長 防衛補佐官金山 1 佐 玉野防衛事務所長野口 1 佐他 また 要求元の海上幕僚監部から装備計画部長佐伯将補が出席いたしました 式典では神主による神事が厳かに行われました その中の 溶接行事 では 菅原局長が起工式用の鉄板 ( プレート ) にサインを施し 溶接機械を作動させ 建造工事が開始されました 26ASR は潜水艦救難母艦 ちよだ の後継として計画され 基準排水量は 5,600 トン 潜水艦の事故発生時に乗員を救出するほか大規模災害時には医療支援 被災者支援等を行います 今後は船台において船体ブロックを搭載 平成 28 年 10 月進水式を予定しています そして ぎ装工事を経て平成 30 年 3 月に横須賀の潜水艦隊に配備される予定です 菅原局長は 潜水艦救難艦は 遭難した潜水艦乗員を安全確実に救助する極めて重要かつ特殊な艦です この艦の建造に際しては専門性が高く確実性の高い技術が求められます 三井造船の皆様が一丸となって 世界に誇る日本の潜水艦救難艦を建造されると確信しております そのような立派な艦を造るため 中国四国防衛局も監督 検査において努力して参りたい と述べられました 起工式典の様子 玉串奉奠を行う海幕装備計画部長 参列者の記念撮影 中国四国防衛局長のサイン ( 手前 )