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札幌市一般廃棄物処理基本計画年次報告書


答申

家庭ごみ有料化市民懇談会での質問及び回答

資料 3 1 ごみ減量化についての課題分析 1) 原因の抽出 課題 : どうして 家庭ごみの排出量が減らないのか? ごみが 減らな い原因 1 使い捨て製品やすぐにごみになるものが身の回りに多い 2ごみを減らしたり リサイクルについての情報が少ない 3 分別収集しているごみの品目が少なく 資源化が十

-- ごみの減量やリサイクルに関して あなたのご家庭で積極的に取り組んでいることは何ですか ( 複数回答 ) マイバックの利用 過剰な包装を断る 使い捨て商品は買わない 食べ残しを減らす 生ごみの水切り 生ごみ処理容器 ( コンポスト ) や電動式生ごみ処理機の活用 雑がみの分別 リサイクルショップ

< 目次 > Ⅰ さらなるごみの減量 資源化に向けた新たな施策の進め方 1 1 先行して実施する施策 1 2 引き続き検討していく施策 2 Ⅱ 先行して実施する施策の実施内容 3 1 ごみの減量 分別に関する広報 啓発の強化 3 2 ごみ収集回数の削減 5 Ⅲ 引き続き検討していく施策の検討項目 8

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ごみ減量化 資源化に関する 市民アンケート結果 ( 項目別分析 ) 平成 27 年 (2015 年 )12 月 資源循環部

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

回答用 この用紙に回答をご記入願います 質問 1-(1 1-(2 1-(3 1-(4 1-(5 2-(1 20 歳未満 20 男性 回答欄 女性 歳以上 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人それ以上 戸建て住宅共同住宅店舗兼住宅その他 一中地区二中地区三中地区四

(1) 住民は有料化をどう考えているか 循環型社会の形成に関する世論調査 ( 内閣府平成 13 年 ) ごみ問題にどの程度関心があるか 非常に関心がある (32) ある程度関心がある (58) あまり関心がない (8) まったく関心がない わからない (2) ごみの有料化 に対してどのように思うか

図 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方 2 市民 事業者 行政の役割資料 2-2 に示したとおり 今後のごみ処理においては ごみの減量化 資源化の推進が重要となり これらを実現するためには 各主体がそれぞれの役割を認識し 相互に協力しながら取り組む体制を整備する必要があります

計画の策定にあたって 本計画は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 6 条第 1 項の規定される網走市における一般廃棄物処理に関する基本計画です 網走市では 平成 4 年に策定した基本計画に基づき ごみの減量化の推進 リサイクルセンターや最終処分場を整備するとともに 平成 16 年度にはごみ処理の

第6章 その他ごみ処理に関し必要な事項

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Ⅰ 家庭ごみ有料化の目的                                                         


平成 29 年度第 5 回清瀬市廃棄物減量等推進審議会 ( 要旨 ) 日時 : 平成 30 年 3 月 23 日 ( 金 ) 午前 10 時 ~ 場所 : 健康センター 2F 第 3 会議室 出席委員石井会長 尾﨑副会長 関委員 恩田委員 金子委員 加藤委員 小畑委員 阿久津委 員 濱野委員 有戸委

目 次 1. 家庭ごみの有料化について 1 (1) 家庭ごみ有料化制度とは (2) なぜ今有料化を導入するのか (3) 家庭ごみを有料化する目的 2. 家庭ごみ有料化制度について 3 (1) 対象となるごみ (2) 負担軽減措置 (3) 有料化の方法 (4) 手数料の料金体系 (5) 指定ごみ袋の種

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12年~16年

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資料 4 平成 26 年報告書に提言された取組のうち 回収率目標達成アクションプラン以外の取組状況について 平成 29 年 12 月 4 日 経 済 産 業 省 環 境 省

さらなるごみの減量 資源化に向けた 新たな施策について 答申 平成 28 年 1 月 市川市廃棄物減量等推進審議会

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普段のごみ出しについて (2) ごみと資源の分別について 1 分別の取り組み状況 Q2 ごみと資源 ( 缶 びん ペットボトル プラスチック製容器包装 小型金属 ) を分別していますか 美原区は古紙類 ( 新聞 雑誌 ダンボール 紙パック ) を含む 分別の取り組み状況 分別していないほとんど 0.

平成 18 年 11 月 6 日 龍ケ崎市長串田武久殿 龍ケ崎市廃棄物減量等推進審議会 会長古井恒 家庭系ごみ有料化に係る基本方針について ( 答申 ) 平成 18 年 2 月 16 日付け龍環第 99 号で諮問のあった龍ケ崎市の家庭系ごみ有料化に 係る基本方針である 循環型社会の形成に向けて 家庭

二フリーマーケットなどの推進家庭などにある不用品を再使用する意識を高めるため 市民参加によるフリーマーケット ( 不用品交換会 ) など 自主的なリサイクル活動の推進に努めます ホ表彰制度の創設 3Rに積極的に取り組んでいる家庭 地域 団体 事業所などを表彰し あわせてその内容を広く周知し 活動を支

川口市環境基本計画 .indb

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Ⅰ. 前回 (12 月 1 日開催第 43 回 ) の意見等の集約について [ ごみ減量を進めるにあたってのテーマの設定 ] 減量施策全体をまとめる大阪らしいテーマが必要である 次世代に引き継げるようなもの( 美しい環境など?) をごみ減量施策の目標とすべきである [ 施策の実施単位 ] 施策の 実

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1 大内

1 平川

< 目次 > 飯山市の今後のごみ減量施策のあり方について答申 1 諮問書 ( 写し ) 6 答申資料編 7


はじめに

家庭ごみ有料化制度の 導入是非の検討について

2 基本方針と数値目標基本的考え方を踏まえ, 資源循環型社会の形成に向けてごみ減量 リサイクルの施策を推進するためには, 基本方針と達成度を測る指標が必要です 本計画においては, 本市の過去の実績や今後の施策の展開をもとに, 数値目標を設定します (1) 基本方針 1 と数値目標 基本方針 1 家庭

るための説明会を開催 併せて指定ごみ袋の製造及び販売ルートの整備を順次行い 平成 24 年 1 月 1 日から販売開始 同 4 月 1 日までを移行期間とした 猶予期間についても 地域性を考慮し 指定ごみ袋制が導入されていなかった旧近江八幡市域については新たに指定ごみ袋を購入してもらわなければならな

【資料2】答申概要(案)

Ⅱ ごみに関する情報提供について 問 6 あなたは下記のごみに関する事項についてどの程度関心がありますか ごみに関する事項 関心の程度 非常に関心がある ある程度関心がある あまり関心がない 全く関心がない 1 ごみの減量化について ごみの再資源化について ご

目次

岸和田市分別収集計画

朝日町分別収集計画

第 4 回審議会 資料 4 H ごみ減量 資源化の目標について 1. 現行計画の目標達成状況と今後の予測 (1) 現行計画の目標達成状況現行計画の数値目標の内, 家庭系ごみ原単位目標は平成 29(2017) 年度の時点で既に平成 34(2022) 年度目標を達成しています 低下傾向にあ

目 次 提言にあたって 1 1 本市のごみ処理の現状と課題 2 (1) これまでの取り組み (2) 現状 (3) 課題 2 今後の方向性 3 3 有料化によるごみ減量施策について 4 (1) 必要性 (2) 仕組み (3) 市民の合意形成 4 有料化以外のごみ減量施策について 5 (1) 広報 啓発

5 公害等の苦情の受理状況 (1) 公害苦情の状況 最近の公害に関する苦情は 環境基本法でいう 公害 にあたる大気汚染 水質汚濁 土壌汚染 騒音 振動 地盤沈下 悪臭の 典型 7 公害 に関する苦情よりも 野焼き等の その他公害 の苦情が多くなっており しかも日常生活に密着した感覚的 心理的な苦情が

城陽市ごみ処理基本計画 ( 概要版 ) 城陽市

阿久比町家庭系ごみ減量化実施計画(案)

目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

3Rエコポイントシステム促進のためのガイドライン

問 7. 問 6で 1. 委託している とお答えの方にお尋ねします 契約の形態は次のうちどれにあたりますか 1. 従量制 ( 排出する量に応じて金額が変動 ) 2. 定額制 ( 月額または年額固定制など ) 3. その他 ( 具体的に ) 問 8. 問 6で 2. 委託していない とお答えの方にお尋

新座市分別収集計画

平成 年 0 年 January 0 月 成人の日 ごみ出し時刻 AM ごみ 資源物は 収集日当日の朝 時までに出してください 粗大ごみの申込先 0-- P0 参照 0 0 ご不明な点は ページ以降を確認するか ごみゼロ推進課にお問い合わせを 剪定枝拠点収集会場 P 参照 剪定枝拠点収集会場 剪定枝

1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな

目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容


都道府県の食品ロス削減の取組状況 1 47 都道府県全てから回答があった 平成 8 年度に食品ロス削減に関する取組を 行っている と回答したのは 4 自治体で 食品ロス削減施策に関する予算が ある と回答したのは 5 自治体であった 平成 7 年度の調査結果と比較するといずれも増加している 食品ロス

第 1 廃棄物減量等推進員グループワーク実施概要 目的 日時 場所... 1 第 2 グループワーク グループワークの方法 グループワーク検討結果... 3 (1) 広報部会... 3 (2) 生ごみ減量部会... 5 (3) 集団資源

1. 制度全般に関すること ( 目的 必要性など ) 1-1 家庭ごみ有料化に賛成する ( 同旨 9 件 ) 今 持続可能な社会の構築と将来の世代の暮らしを守る 1-2 家庭ごみ有料化に賛成する ごみについて考ためにも 一層のごみの減量 資源化の促進が求められてえるきっかけとなった います 1-3

提案仕様書

1. 自治会清掃を行うにあたって (1) 自治会清掃を行うにあたってこの手引きは 自治会清掃ごみとして排出されたごみを市が収集するまでの流れをまとめた物です ごみを適正に処理するためには 分別等のルールを守って活動していただく必要があります 安全には十分に気を付けていただくのはもちろんですが この手

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Microsoft PowerPoint 崎田委員

あなたの声をお聞かせください

はじめに 本町では 家庭からのごみの排出量の抑制 限りある資源の有効利用のため昭和 54 年 6 月から資源ごみ分別収集を町内全域で開始し その後 今日までに回収品目の見直しを重ねてきました 粗大ごみについては 平成 13 年 6 月から戸別の有料収集を開始しました 本町の取り組みの他にも小売店では


政策提言書(環境厚生)

Q6 戸別収集は検討しないのか A6 平成 29 年 2 月に策定した 一般廃棄物処理基本計画 の中では 戸別収集 を今後の施策として位置付けておりません しかしながら 今後 高齢化にともなうごみ出し支援の拡大と戸別に出すことでのごみの分別の徹底と減量の更なる効果も期待できることから 収集経費と近隣

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常磐町内会説明会 会議要旨

3 集約した意見の詳細及びそれについての市の考え方 1 戸別収集について 31 件 意見内容家庭でごみを保管することになると 臭いや保管場所がないなどの問題があるので 収集回数を検討してほしい ごみを出せる時間が決まってしまうと困る ダストボックス収集から戸別収集となることで 収集の費用及び労力は増

目 次 1 計画策定の目的 1P 2 平川市のごみの現状 2P 3 これからの課題 5P 4 ごみ減量 リサイクル目標 5P 5 市民 事業者 市の役割 6P 6 積極的な減量施策の推進 ( 行動計画 ) 重点施策 1 7P 重点施策 2 8P 重点施策 3 9P 7 その他参考資料 10P 2

目 次 はじめに (1) 検討の背景 (2) 審議会における検討の経過 成果 定日収集生活ごみの処理費用の負担のあり方 (1) 今後の費用負担の方向性 (2) ごみの種類ごとの費用負担の方向 (3) 手数料の設定 (4) 手数料の減免 (5) 実施時期 ご

Taro-H 議事要旨

参考資料6 容器包装3Rに関する消費者意識調査 調査レポート

目 次 1 行動計画策定の趣旨 1 (1) 行動計画の目的 1 (2) 計画の位置づけ 1 (3) 基本方針 1 2 ごみ減量等の数値目標 2 (1) ごみ排出量の目標 2 (2) リサイクル目標 3 3 具体的施策の取り組みと実践内容 4 参考資料ごみ排出の現状整理 1 ごみ排出量等の推移 8 2


平成 27 年度一般廃棄物処理等の概要 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 < 平成 27 年度実績 > ( 環境省大臣官房廃棄物 リサイクル対策部廃棄物対策課 )


指定ごみ袋制度の導入について 豊橋市環境部

A. 1 管理責任者に変更がない場合書面で ( 書式はありません ) 速やかに所有者の住所 氏名 電話番号及び管理責任者に変更がない旨お知らせ下さい 2 管理責任者に変更がある場合書面で ( 書式はありません ) 速やかに所有者変更の旨お知らせいただき 30 日以内に 管理責任者選任届 を提出して下

第 2 回審議会資料 (2017/11/24) 資料 1 一般廃棄物処理基本計画の策定に関する審議スケジュール ( 訂正 ) 一般廃棄物処理基本計画の策定に関する審議会は 本年度において本会をあわせて 4 回を 予定しています 開催回年月日審議事項 第 1 回 ( 済 ) 平成 29 年 8 月 4

教務厚生常任委員会行政視察報告書 1. 視察期間 平成 26 年 10 月 14 日 ( 火 ) から 10 月 16 日 ( 木 ) まで 2. 視察事項 ( 視察地 ) 及び選定理由 (1) 幼保一体化施設 コロポックルの森 について ( 北海道登別市 ) 登別市では 新たに建設する市立保育所を

表紙

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家庭系ごみを更に促進するための減量方策     ~家庭系ごみ有料化の基本的なあり方について(案)~

平成26年度に向けた事務局案

会津若松地区2018表紙.pwd

家庭ごみ ( もえるごみ 粗大ごみ ) の有料化について ( 基本的な考え方 ) はじめに物の豊かさや人々の生活レベルが向上するにつれ ごみの種類や質も非常に多様化し ごみ量の増加や分別の徹底などにより ごみ処理費用に要する経費は年々増加しております また 地球温暖化や資源の枯渇などの問題と相まって

熊野市ごみ減量化市民行動計画 目次 1 はじめに 1 (1) 計画策定の背景と趣旨 1 (2) 熊野市のめざす姿 2 2 ごみ処理の現状 3 3 ごみ処理の課題 4 4 熊野市ごみ減量化市民行動計画について 5 5 市民 事業者 市の役割 6 (1) 市民の役割 6 (2) 事業者の役割 7 (3)

目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

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資料 2 家庭ごみ有料化に伴う各種課題について 1 リバウンド... 1 (1) 定義... 1 (2) 併用施策... 2 2 不法投棄... 2 (1) 本市の現状... 2 (2) 旭川市の場合 ( 有料化実施 19 年 8 月 )...3 (3) 帯広市の場合 ( 有用化実施 16 年 10 月 )...3 (4) 石狩市の場合 ( 有料化実施 18 年 10 月 )...4 (5) 対策... 4 3 不適正排出... 5 (1) 現状... 5 (2) 対策... 6 1 意図的な不適正排出... 6 2 情報阻害による不適正排出... 6 参考 戸別収集について... 7 (1) 戸別収集とは...7 (2) 導入理由は...7

1 リバウンド (1) 定義ごみ有料化を導入すると その直後 一時的な減量効果が生じる しかし 実際排出量が有料化した場合の予想排出量を上回り 有料化しなかった場合の予想排出量に近づいていくことを リバウンド と言う ごみ処理手数料を低い水準に設定した場合 経済的インセンティブの働きが弱いため リバウンドが生じやすいと言われている また ごみ減量効果を持続させるため 併用施策や新規施策を推進することが リバウンド対策として有効であると言われている ( ごみ量 ) 将来予測 ( 有料化なし ) 増加傾向 リバウンド 一時的な減量効果 長期的な減量効果 将来予測 ( 有料化あり ) 有料化 ( 時間 ) 図 1 ごみ排出量が増加傾向の場合 ( ごみ量 ) 減少傾向 一時的な減量効果 将来予測 ( 有料化なし ) リバウンド 長期的な減量効果 限界 将来予測 ( 有料化あり ) 有料化 ( 時間 ) 図 2 ごみ排出量が減少傾向の場合 1

(2) 併用施策有料化を導入する際 他市では 資源ごみ分別収集や粗大ごみの有料化 生ごみ処理機の購入 助成 集団資源回収の支援 助成などを併行して実施している しかし 本市では プラスチックの分別収集 生ごみ堆肥化容器助成 古着 古布の拠点回収 廃食油の拠点回収 集団回収奨励金制度の導入など すでに 様々なごみ減量 リサイクル推進施策を実施している また レジ袋に関する協定の締結やふれあい収集なども他市に先行して開始している 本市の有料化併用施策としては 第 5 回審議会でも示したとおり 下記の 5 つの施策を考えているが その効果を高めるために 環境教育や周知 啓発活動も強化していく また ごみ全体の減量施策としては 家庭系ごみと同時に事業系ごみに関する施策も重要であり 事業系ごみ処理手数料の見直し等についても検討していく必要がある 1 減免制度 2 大型ごみ処理手数料の適正化 3 生ごみ減量化の推進 4 紙類の分別収集 5 集団回収事業の拡充 2 不法投棄 (1) 本市の現状本市の不法投棄発見件数は 平成 13 年に 家電リサイクル法 が施行され 家電 4 品目 ( テレビ 冷蔵庫 洗濯機 エアコン ) の処分が有料となってから急激に増加した しかし 18 年度をピークに減少傾向に反転しており 21 年度は 97 件となっている その内訳を見ると 家電 4 品目に加えて タイヤやスプリング入りマットレス等の市で処理できない品目の不法投棄が多い 市では 12 名の清掃指導員によるパトロールに加え 市が委嘱したパトロール員による監視 市民や町内会等からの情報提供を受け 警察署 北海道とも連携を図り 不法投棄の防止に努めている 389 232 273 283 184 175 121 97 図 3 本市の不法投棄発見件数の推移 2

(2) 旭川市の場合 ( 有料化実施 19 年 8 月 ) 旭川市の場合 有料化実施前の不法投棄発見件数は 560~600 件程度で推移していた 有料化実施に当たり不法投棄増加を懸念し 民間会社に委託して夜間 休日のパトロールを強化した しかし 20 年度の発見件数は 452 件であり むしろ導入前を下回ったため 1 年間限りで取り止めている 有料化実施後 図 4 旭川市の不法投棄発見件数の推移 (3) 帯広市の場合 ( 有用化実施 16 年 10 月 ) 帯広市の場合 有料化実施時 (16 年度 ) に不法投棄件数は 522 件であったが 21 年度はその 4 分の 1 以下の 121 件と大幅に減少している 不法投棄対策としては 従来からの不法投棄多発地帯に立て看板を設置するとともに 平成 16 年 8 月から委託会社による夜間パトロールを実施している 有料化実施後 図 5 不法投棄発見件数の推移 ( 帯広市 ) 3

(4) 石狩市の場合 ( 有料化実施 18 年 10 月 ) 石狩市の場合 有料化実施時の不法投棄対策として 監視パトロールを強化するとともに ボランティア専用袋を作成し 町内会に配布して協力体制を整えた しかし 不法投棄発見件数は 19 年度 119 件 20 年度 101 件 21 年度 109 件と推移し 有料化実施後の不法投棄状況に変化は見られない なお その後 有料化実施以前からの不法投棄多発地帯に 試験的に監視カメラ ( ダミーも含む ) を設置したところ かなり大きな効果が見られた (5) 対策本市では 平成 13 年に 家電リサイクル法 が施行後 一時的に不法投棄が増加した また 旭川市や石狩市では 一時的な増加も見られなかったものの 帯広市では 有料化実施年の不法投棄がピークとなっていた そのため 本市の場合 有料化実施直後には 一時的な不法投棄の増加が懸念される 他市の事例を参考にすると 次のような不法投棄対策が考えられる 1 2 3 不法投棄多発地帯への看板や監視カメラの設置 夜間 休日の監視パトロールの強化 町内会や警察との連絡体制の確立 4

3 不適正排出 (1) 現状ごみステーションにおける苦情やトラブルの一因となる不適正排出には 次のようなものがある ごみ収集日や排出時間を守らない適切に分別しない大型ごみ等を違法に捨てる指定された袋で排出しないこのような排出ルールを守らない不適正排出は 有料化実施に関わらず 現存する課題である 20 年度に実施した組成分析の結果では 燃やせるごみの中に 資源物が 3.7% 不燃物が 0.8% 含まれていた また 燃やせないごみの中の 27.7% が資源物であった また 不適正排出のうち ごみステーションに大型ごみ等を捨てる 不法持ち出し については 17 年度以降減少傾向にあり 昨年は 943 件であった 今年度については 不法持ち出しも不法投棄もテレビだけが昨年を上回る見込みとなっているが これは 来年 7 月の地上デジタル放送完全移行に伴い テレビの買い換えが進んでいることが原因であり 本市に限らず 全国的な課題となっている 市では 毎年 クリーンとまこまい や ごみ収集カレンダー を全戸配布するなど ごみの適正排出に対する周知 啓発に努めるとともに 排出ルールが守られていない場合には 清掃指導員が調査 指導にあたっている 1,733 1,604 1,428 1,316 943 図 6 本市の不法持ち出し件数の推移 5

図 7 クリーンとまこまい図 8 ごみ収集カレンダー (2) 対策 他市の事例を参考にすると 次のような不適正排出対策が考えられる 1 表示や色等を工夫し 区分が一目で判別可能な指定ごみ袋の製作 2 中身が見え易く 異物混入の確認が容易な半透明袋の採用 3 戸別収集の実施 4 ごみ集積所での市職員や町内会役員による指導 啓発 5 集合住宅の管理人 所有者との連携 6 指導員によるパトロール 指導 7 町内会での説明会開催 既往の調査研究によると 特に有料化導入が起因となる不適正排出には 大きく分けて 二つのタイプがあるとされている また 戸別収集の実施 が不適正排出対策として最も有効であると言われている 1 意図的な不適正排出 理 由 有 効 的 な 対 策 経済的負担を免れようとする者 指定袋購入の手間を面倒くさがる者 手数料の減免 指定袋取扱店の増加 2 情報阻害による不適正排出 理由有効的な対策 賃貸集合住宅に居住する単身赴任者 学生 外国人など 町内会に加入せず地域社会とのつながりが希薄な市民 転入手続き時における説明や有料指定袋のサンプル提供大学新入生ガイダンス時の説明集合住宅排出場所へ啓発看板等設置 6

戸別収集ステーション収集仕組みみを排出し 収集する方式のこと メリット戸別収集に比べ 収集経費がかからない デメリット 参考 戸別収集について (1) 戸別収集とはステーション収集とは数十世帯に一つの割合で設置されたごみステーションにごみを排出し ごみステーションからごみを収集する方式であり 戸別収集とは各家の玄関前等にごみを排出し 収集する方式のことである 道内では ほとんどの市町村が ステーション収集を採用している (2) 導入理由は他市の事例では 大きく下記 2 つの理由により 戸別収集を導入している 1 2 ステーション収集では不適正排出などが多いため 排出マナーを徹底し ステーション管理に対する課題解消のために 戸別収集を導入する 新興住宅街等でステーション設置場所の確保が難しく 戸別収集を導入する 札幌市は 昨年 7 月に有料化を実施し 収集はステーション方式を採用している しかし 正しく分別されていない 収集日 時間が守られていない カラスなどに荒らされてごみが散乱している といった指摘もあり 今年 6 月に 家庭ごみ収集方法等に関する調査研究委員会 を立ち上げ ごみ収集やごみステーションなどに関する課題に対する調査 研究を開始している その中では 戸別収集もテーマの一つとなっているなお 本市では 大半の地域がステーション収集を採用しているが 固定したステーション設置場所を確保できない地域等もある 各自の家の玄関前等にごみを排出し 収集する 方式のこと 数十世帯ごとに指定のステーションにご 市民がごみを排出し易い 高齢者の排出負担が軽減される 事業系ごみを切り離すことができる 排出マナーの改善が期待できる 分別排出が徹底される 個別の排出指導等を行い易い ごみ排出に対する責任感の醸成が図られる 戸別収集に比べ 効率的に収集できる 作業量が多く 収集時間がかかるため 収集経費が増大する 排出者自身が収集箱等を設置する必要がある プライバシーの問題が指摘される 集合住宅ではステーション収集と変わらない 排出マナーを完全に徹底できない 不適正な排出が見受けられる 排出者を特定できない 排出時刻等を守らず カラス等によるごみの散乱が生じる ステーションの管理を町内会等で行う必要がある 7