実習日 : 平成 25 年度第 Ⅱ 期 11 月 1 日 ( 金 ) 実習先 : 大分市医師会立アルメイダ病院大学名 : 崇城大学 5 年氏名 : 清原智佳子今回大分ゆふみ病院で実習を行い 緩和ケアにおける薬物治療はもちろんのこと 緩和医療の必要性や薬剤師として出来ることは何か考え 学ぶことが出来ました 私は人の死に立ち会ったことがなく 死というもののイメージが全くついていませんでした 実習にて 最期を遂げた患者さんのお還りに立ち会わせて頂きました 最後に家族の謝礼の言葉を聞いた時には すごく胸が熱くなりました その後 堀先生より様々な患者さんのエピソードを聞き 心打たれました また 患者さんと自由に会話をする機会を頂き 私は患者さんが落ち込んでいたり 痛みや苦労などの訴えがあると思っていましたが そんな訴えは一切なく笑顔で明るく ここは別荘みたいで 最期にここに来れて私は幸せやわ~ と前向きな意見をおっしゃっており 逆に私がパワーを頂きました 背景を考えると 今まで数々の苦悩や辛い経験 様々な思いを乗り越えて来たのだろうと思いました 緩和ケアは 患者さんの疼痛コントロールや心のケアを行うことはもちろんですが 患者さんの家族のケアも行うことが重要であることを学びました 患者さん 家族に寄り添い 共感することで QOL 向上につながると考えました 今後 疼痛緩和の知識はもちろんのこと 薬剤以外のケアも多く身に付けたいと思います 一日と短い時間の中で貴重な経験をし 緩和ケアについて深く考え 濃密で充実した実習を行うことが出来ました 院長の一万田先生 薬剤師の堀先生をはじめとし 大分ゆふみ病院の皆様には大変お世話になりました ありがとうございました
実習日 : 平成 25 年度第 Ⅱ 期 11 月 1 日 ( 金 ) 実習先 : 大分市医師会立アルメイダ病院大学名 : 九州保健福祉大学 5 年氏名 : 森田浩司 終末期医療を受けるガン患者さんのために何ができるのか 終末期医療を受けるガン患者さんとどのように向き合えばよいのだろうか ゆふみ病院での実習前 私はこのようにずっと考えていました ガンを完治させることができる可能性がゼロに近づいた時 言わば打つ手がなくなった時 病気を完治させる ことを前提とする医療従事者は治療以外に他に何ができるのか 死 を近くに感じている患者さんの目に映る 死 を遠くに感じている人の姿を想像すると患者さんとの接し方が分からない という思いでいたからです 私は 自分が考えていることに対してある程度の答えを見つけようと思って実習に臨みました なことを学んで欲しいという先生方の熱い思いを感じました 先生方のおかげで私は実習を通して多くのことを考え 学ぶことができました 私が実習で学んだことの中で特に印象に残ったことが一つあります それは 終末期医療を受けるガン患者さんに対し 医療従事者として何か良くしてあげよう 特別なことをしてあげようと思わなくていい 何をしても治せない患者さんもいる だから 患者さんの悩みを聴いてあげるだけでもいい 患者さんは悩みを聴いてもらうだけで気が楽になることもあるし 治すだけが医療ではない という先生方の考え方です それは 私が実習前に考えていたことに対する答えのように感じました 今回の実習を通して 私は ( 医療従事者 = 病気を治す人 ) ではなく ( 医療従事者 = 悩みを取る人 ) と捉えなおすことができました 将来は患者さんの病気ではなく 患者さんの悩みに注目できる薬剤師になりたいと思います 貴重な体験をさせて頂きまして本当にありがとうございました 実習ではカンファレンスに参加させて頂いたり 医師や薬剤師の先生方の終末期医療に対する考え方を聴かせて頂いたり 実際にガン患者さんと会話する機会を設けて頂いたりと 私達学生に少しでもいろいろ
実習日 : 平成 25 年度第 Ⅱ 期 11 月 1 日 ( 金 ) 実習先 : 大分市医師会立アルメイダ病院大学名 : 崇城大学 5 年氏名 : 津下裕季穂 知れない苦しみや悲しみを医療スタッフが共有することで少しでも楽になれるようケアすることが大事だということを学びました 今回私は独立型のホスピスである大分ゆふみ病院で一日実習をさせていただきました 緩和ケアをされている患者さんに対して薬剤師として医療スタッフとしてどのようなサポートができるかということを念頭に実習に臨みました 調剤業務としては 緩和ケアが中心とあって麻薬に関わる薬剤が多くあり 管理が厳しくされていました 緩和ケアによって痛みや苦しみを取り除くことは患者さんがその人らしく生きるために大切なことであり 患者さんにとって最大の治療だと感じました ラウンジで患者さんと一緒にお茶を飲みました 何気ない会話の中で 死 を覚悟していることがうかがい知れました 最後にこんな素敵なところに来れてよかった 別荘にいるみたい と とても穏やかな様子でおっしゃっていたのが印象的でした 自分の最期をこのような感情で過ごせることは人の尊厳が生かされていて 改めてホスピスの素晴らしさを感じました 亡くなられた患者さんのお見送りに立ち会いました 家族の方から深く感謝されていた医療スタッフの方々を見るとチーム一丸となって一人の患者さんを最後までサポートしておられるのだなと思いました ゆふみ病院では患者さんだけでなく その家族の方へのサポートも大切にしているそうです 本人が死を覚悟するのと同時に 家族も覚悟しなければなりません その計り 病院は病院の有り方 ホスピスはホスピスの有り方がありどちらも必要だと勉強になりました 将来自分がどんな環境の薬剤師に就こうとも まずは患者さんの気持ちにより添う薬剤師でありたいと思います このような貴重な体験をさせていただいたことは将来への財産となりました 本当にありがとうございました
実習日 : 平成 25 年度第 Ⅱ 期 11 月 8 日 ( 金 ) 実習先 : 大分三愛メディカルセンター大学名 : 九州保健福祉大学 5 年氏名 : 守永綾佳今回 ゆふみ病院で緩和ケアや麻薬の取り扱いについて学ばせて頂きました カンファレンスを見学させて頂いたり 医師や薬剤師の先生方のお話を聞くなかで 患者さんとスタッフの距離だけでなくスタッフ同士の距離もとても近く チームとして患者さんのケアに当たっているのだと強く実感しました 薬局や急性期の病院では どうやって患者さんを治すのか に目を向けがちですがゆふみ病院では患者さんが どう生きるか に目を向け それを医療スタッフがサポートしていました これはホスピスだけでなく 一般の病院や薬局でも重要なことだと思います 私は疾患ではなく 患者さん自身に目を向けることのできる薬剤師になりたいです 今回このような機会を頂き様々なことに気付き 学ぶことができました ご指導頂いたゆふみ病院の皆様 ありがとうございました 私の ホスピスのイメージは 死までの期間をすごす場所というものでした しかし 今回の実習を通し ホスピスは生きるための場所であるということを学びました 患者さんとお話する機会を頂いた際に 患者さんが 今 私は幸せよ とおっしゃったのが印象的で 患者さんは生きるためにここに来ていらっしゃるのだと思いました また 過去の患者さんのお話をお聞きしたり ビデオを見せて頂きホスピスは患者さんだけでなくその家族の生き方も支えている場所であると感じました
実習日 : 平成 25 年第 Ⅱ 期 11 月 8 日 ( 金 ) 実習先 : 大分県立病院大学名 : 長崎国際大学 5 年氏名 : 工藤詩瑞砂 ホスピスの施設を見学するのは初めてでした 木を基調とした優しい雰囲気のラウンジや四季折々の風景が見られる庭があり 想像していた暗くて重いイメージと全然違いました 病院では 患者さんが 死を待つのではなく生きる為 に何が出来るか 薬剤師は薬の面からその手助けを行っていました 癌の痛みは想像を絶するもので 麻薬の使用量は一般病院の何倍もの量でした 他には不眠や便秘に対する薬など 患者さんが普通の生活を過ごせる様に処方される薬が多いなと思いました 過去にはオピオイドで疼痛をコントロールし海外旅行が出来た患者さんもいたということで 死期が迫る患者さんであっても薬の使い方によって普通の人と同じ様に生活出来るのだと驚きました また 患者さんだけでなくその家族にも精神面などの配慮を行っていました 病院全体が一つの緩和チームとして機能しており 他職種とのより一層の連携が重要だと感じました ティータイムでは患者さんと話す機会もありました 悩む暇は無いので楽しく過ごしたい という患者さんは笑顔で 重い病気を抱えている様には見えませんでした まだ受け入れられないのか時折涙を見せる患者さんもいました しかし 話をしてくれた方は二人とも ここに来てよかった とおっしゃっていました 今までの実習では治すための治療を行う患者さんを見てきたので 一般病院とホスピスとの違いに衝撃を受けることも多く 短い時間ではありましたが 医療従事者としてこのような施設の見学が出来たことは非常に良い経験になりました ありがとうございました
実習日 : 平成 25 年度第 Ⅱ 期 11 月 8 日 ( 金 ) 実習先 : 大分県立病院大学名 : 長崎国際大学 5 年氏名 : 足達正和今回 独立型ホスピスである大分ゆふみ病院で実習をさせていただきました 施設はとても穏やかで温かな雰囲気であり この環境を見ただけで 患者さんにとってゆふみ病院がいかに過ごしやすい場所であるか想像することができました ゆふみ病院はホスピスであり 緩和ケアに力を入れているので やはり麻薬の数が非常に多かったです そこでまず学んだことは その大量の麻薬を扱う上で知っておかなければならない法律や取り決めでした 麻薬を取り扱う施設では 麻薬の購入 使用 破棄 事故など何をするにしても決まりがあるため 管理はとても大変だということを改めて実感しました また 今回麻薬に関する様々な決まりを教わったことで 将来自分が薬剤師になり麻薬を取り扱う際 どのように対応すればよいかを学ぶことができました 次にカンファレンスに参加しました ゆふみ病院はカンファレンスが多く 通常の病院とは違い ほぼ全てのスタッフが参加するということには驚きました 多くの職種が集まって情報を共有することで よりよいケアができるようになっており 通常の病院で行われている緩和ケアチームやN STなど様々なチームが1 人 1 人の患者さんに付いているような印象を受けました 患者さんと触れ合うと とても余命を宣告されているとは思えないほど明るく元気でした また 会話の中で 毎日のように来てくれるボランティアの方や 温かいスタッフに囲まれて とても幸せな時間を過ごしているということを教えてくれました 院長先生が吹いてくれるオカリナを初めて聴いたとき 本当に感動して涙が出たという患者さんもいて ゆふみ病院がどれだけ患者さん またそのご家族の支えになっているかということが伝わってきました 最後に ホスピスは化学療法も何もできなくなったから何もしないのではなく 残された時間をどう過ごすかを大切にしていること 患者さんの 希望を叶える明るい場所 であることを今回の実習を通じて知ることができ とてもよい経験ができたと思います 本当にありがとうございました
私たち 理想の薬剤師を目指して がんばります!!