3 技術資料 3-1 適正管理化学物質の使用量等報告と Q&A 3-1-1 適正管理化学物質の使用量報告 化学物質は非常に種類が多く また 難分解性 高蓄積性 慢性毒性 発ガン性等を有する物質も多いため 化学物質による環境汚染の未然防止を図るには 従来の規制的方法では不十分です このため 化学物質の管理の適正化 環境への排出の抑制 有害性の少ない代替物質への転換等を推進する必要があります このため 都ではこれまでの公害防止条例を全面改正し この中に化学物質の適正管理に関する規定を設けました この改正された 都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 略称 : 環境確保条例 ) により 平成 13 年 10 月から化学物質の適正管理の規定が施行されました 図 (3-1-1) 化学物質適正管理に関する届出の流れ化学物質取扱事業者 ( 放射性物質を除く元素及び化合物を取り扱う事業者 ) 東京都化学物質適正管理指針並びに PRTR 法に基づき 化学物質の適正な管理に努める 東京都環境確保条例の適正管理化学物質のうち年間 100kg 以上取り扱うものが 1 つ以上ある 東京都環境確保条例の適正管理化学物質のうち年間 100kg 以上取り扱うものが全くない 工場 指定作業場に該当する 工場 指定作業場に該当しない 適正管理化学物質取扱事業者 使用量等報告書の提出 毎年度届出書を提出すること提出先 : 区役所提出時期 : 毎年 4 月から 6 月末日 化学物質の使用量等の報告及び化学物質管理方法書の提出は必要ありません 東京都化学物質適正管理指針並びに PRTR 法に基づき 化学物質の適正な管理に努めて下さい 従業員数が 21 人以上 従業員数が 20 人以下 化学物質管理方法書の提出 化学物質管理方法書の作成 提出先 : 区役所提出時期 : 作成後速やかに変更がある場合も同様 作成に努めてください 化学物質管理方法書の届出は必要ありません PRTR 法の第 1 種指定化学物質を年間 1t 以上 ( 平成 13 14 年度は 5t 以上 ) 取り扱っている事業場は排出量, 移動量の届出が必要です -29-
これに基づき 化学物質管理方法書の受理を昨年 10 月から そして 適正管理化学物質の使用量等報告 ( 以下 使用量等報告 とする ) の受理を今年の4 月から開始しました 板橋区で受理した使用量等報告の件数は206 件 ( 工場 12 8 件 指定作業場 78 件 ) で 化学物質管理方法書は 今年 3 月までに都が3 件 ( 工場 3 件 ) 受理し 4 月以降板橋区で受理したのは45 件 ( 工場 37 件 指定作業場 8 件 8 月末現在 ) でした 報告された化学物質はトルエン キシレン 硫酸などで57 物質中 35 物質でした 表 (3-1-2) 各区市に報告された化学物質の種類 使用量 環境への排出量 事業所外への移動量等については東京都において集計が行われ 都 区市から同時に公表する予定です この化学物質に関する制度の周知を図るため 都や区では説明会を実施するなど取り組んできました しかし なにぶん初めてのことであり 使用量等の算出にあたっては個々の事業所の使用内容等により判断する必要があり お手数をおかけいたしました また 届出開始直前の3 月末に 記入する産業分類の見直しがあり周知できませんでした 化学物質管理方法書及び使用量等報告書に記載する業種名 産業分類番号は表 (3-1-3) のとおりです 表 (3-1-2) 適正管理化学物質番号項目報告のあった物質 1 アクロレイン 2 アセトン 3 イソアミルアルコール 4 イソプロピルアルコール 5 エチレン 6 塩化スルホン酸 7 塩化ビニルモノマー 8 塩酸 9 塩素 10 カドミウム及びその化合物 11 キシレン 12 クロム及び三価クロム化合物 13 六価クロム化合物 14 クロルピクリン 15 クロロホルム 16 酢酸エチル 17 酢酸ブチル 18 酢酸メチル 19 酸化エチレン 20 シアン化合物 ( 錯塩及びシアン酸塩を除く無機シアン化合物 ) 21 四塩化炭素 22 1,2-ジクロロエタン 23 1,1-ジクロロエチレン 24 シス-1,2-ジクロロエチレン 25 1,3-ジクロロプロペン 26 ジクロロメタン 27 シマジン 28 臭素化合物 ( 臭化メチルに限る ) 29 硝酸 30 水銀及びその化合物 31 スチレン 32 セレン及びその化合物 33 チウラム 34 チオベンカルプ 35 テトラクロロエチレン 36 1,1,1-トリクロロエタン 37 1,1,2-トリクロロエタン 38 トリクロロエチレン 39 トルエン 40 鉛及びその化合物 41 ニッケル 42 ニッケル化合物 43 二硫化炭素 44 砒素及びその無機化合物 45 ポリ塩化ビフェニル 46 ピリジン 47 フェノール 48 ふっ化水素及びその水溶性塩 49 ヘキサン 50 ベンゼン 51 ホルムアルデヒド 52 マンガン及びその化合物 53 メタノール 54 メチルイソブチルケトン 55 メチルエチルケトン 56 有機燐化合物 (ENPに限る) 57 硫酸 -30-
表 (3-1-3) 業種名 産業分類番号一覧 ( 東京都 ) 業種名産業分類番号業種名産業分類番号 食料品製造業 1200 輸送用機械器具製造業 ( 下の業種を除く ) 3100 食料 たばこ 飼料製造業 ( 下の業種を除く ) 1300 鉄道車両 同部品製造業 3120 種類製造業 1320 船舶製造 修理業 舶用機関製造業 3140 たばこ製造業 1350 精密機械器具製造業 ( 下の業種を除く ) 3200 繊維工業 ( 衣類その他の繊維製品を除く ) 1400 医療用機械器具 医療用品製造業 3230 衣服 その他の繊維製品製造業 1500 武器製造業 3300 木材 木製品製造業 ( 家具を除く ) 1600 その他の製造業 3400 家具 装備品製造業 1700 電気業 3500 パルプ 紙 紙加工品製造業 1800 ガス業 3600 出版 印刷 同関連産業 ( 下の業種を除く ) 1900 熱供給業 3700 新聞業 1911 上水道業 3810 出版業 1921 工業用水道業 3820 印刷業 1931 下水道業 3830 製版業 1941 鉄道業 3900 製本業 1951 倉庫業 4400 印刷物加工業 1952 石油卸売業 5132 化学工業 ( 下の業種を除く ) 2000 鉄スクラップ卸売業 5142 塩製造業 2025 自動車卸売業 5220 医薬品製造業 2060 燃料小売業 5930 農薬製造業 2092 洗濯 理容 浴場業 ( 下の業種を除く ) 7200 石油製品 石炭製品製造業 2100 普通洗濯業 7211 プラスチック製品製造業 2200 リネンサプライ業 7213 ゴム製品製造業 2300 自動車整備業 7700 なめし皮 同製品 毛皮製造業 2400 機械修理業 7810 窯業 土石製品製造業 2500 環境計量証明業 8632 鉄鋼業 2600 廃棄物処理業 ( 下の業種を除く ) 8700 非鉄金属製造業 2700 一般廃棄物処理業 8710 金属製品製造業 ( 下の業種を除く ) 2800 ごみ処分業 8716 金属製品塗装業 2861 産業廃棄物処分業 8722 溶融めっき業 ( 表面処理鋼材製造業を除く ) 2862 特別産業廃棄物処分業 8724 電気めっき業 ( 表面処理鋼材製造業を除く ) 2864 医療業 8800 金属熱処理業 2865 教育 9100 一般機械器具製造業 2900 自然科学研究所 9210 電気機械器具製造業 ( 下の業種を除く ) 3000 電子応用装置製造業 3060 電気計測器製造業 3070 国の機関又は地方公共団体の公務については 公務の具体的内容に対応した業種を分類し 当該対象業種の産業分類番号を記載してください 3-1-2 適正管理化学物質に関する Q&A 使用量等報告は毎年提出していただきます 報告書の記入にあたって 都が皆様から寄せられた質問に回答する形の Q&A の改訂版を作成しましたのでご紹介いたします (1) 届出について Q1 化学物質を取り扱っている工場ですが 使用量等を報告する義務がありますか A1 使用量等を報告する義務のある事業所は工場又は指定作業場で 適正管理化学物質のいずれかを年間 100 キログラム以上取り扱っている事業場です -31-
Q2 届出はどこにすればいいですか A2 事業所が所在する区役所 市役所です 町村部にあるときは多摩環境事務所になります * 板橋区の場合は板橋区役所資源環境部環境保全課です Q3 使用量等の報告 化学物質管理方法書の提出はいつするのですか A3 使用量の報告は前年度分を当年度の 4 月 1 日から 6 月 30 日までの間にすることになっています 平成 13 年度分については平成 14 年の 4 月 1 日から 7 月 1 日までにしてください 化学物質管理方法書の提出は作成後遅滞なくとしていますので 作成されたら速やかに提出してください * 平成 14 年度分については平成 15 年の 4 月 1 日から 6 月 30 日までに行って下さい Q4 化学物質管理方法書はどの様な事業所が提出するのですか A4 化学物質の管理方法書は適正管理化学物質を年間 100 キログラム以上取り扱っている工場又は指定作業場で 従業員数が 21 人以上の事業場です 従業員の人数はアルバイト パートの人は含まず 正職員 正社員の人数です なお 従業員数が 21 人未満の事業所は 提出の義務はありませんが 作成する必要があります Q5 事業所の従業員数は 21 人以上いますが 化学物質を取り扱っている従業員は 2 人しかいません この場合も化学物質管理方法書を提出するのですか A5 化学物質管理方法書を提出する義務のある事業所の従業員数は 化学物質を取り扱っていない従業員を含めた人数です ですから 実際に化学物質を取り扱っている従業員数が少人数であっても提出する義務があります Q6 当社の構成は 正社員 5 人と派遣社員 20 人です この場合に 化学物質管理方法書を提出しなければなりませんか A6 派遣社員の社会保険料を誰が負担しているかで判断してください 貴社が負担していれば 派遣社員も従業員数に加えてください 派遣会社が負担していれば 従業員数に加えないでください Q7 PRTR 法の届出をすれば条例の届出はしなくてもいいですか A7 PRTR 法では排出量と移動量の届出が必要です 条例ではその他に使用量 製造量 製品としての出荷量を求めています ですから PRTR 法の届出をした場合でも 条例の報告は必要です -32-
Q8 ガソリンスタンドを経営していますが PRTR 法と条例の両方の届出をしなければなりませんか A8 PRTR 法届出対象事業者は 従業員数 (1 ヶ月以上のアルバイトを含む ) が 21 人以上の事業者が対象です 複数のスタンドを経営されていて 従業員の合計が 21 人以上であれば対象になります 条例は従業員の規定がありませんので 1 カ所のスタンドを経営されていても届出の対象になります PRTR 法の届出事項は 排出量と移動量ですが 条例はその他に取扱量 給油量も求めています 届出内容が異なります このため PRTR 法の届出対象事業者は 条例の届出も必要です なお 届出先は PRTR 法は東京都庁 条例はスタンドがある区役所 市役所になります Q9 適正管理化学物質を複数使用しています 単独では年間 100 キログラムを使用しませんが 合計すると 100 キログラムを超えます この場合に届出は必要ですか A9 届出は不要です 適正管理化学物質ごとに 100 キログラム以上取り扱った場合に届出が必要です Q10 適正管理化学物質の年間使用量が 100 キログラムぎりぎりです 100 キログラムを超えない年は届出をしなくてもいいですか A10 100 キログラム以上取り扱った場合に届出が必要ですので それに満たない年度の届出は不要です Q11 届出の書類は何部必要ですか A11 正本と写しの 2 部必要です 受付後 1 部お返しします Q12 使用量等の報告 化学物質管理方法書を提出しないと罰則はありますか A12 条例第 163 条で使用量の報告をせず 又は虚偽の報告をした場合 また 化学物質管理方法書を提出しなかった場合は科料に処すと規定されています (2) 対象物質について Q13 使用量等を報告する化学物質はどの様な物質ですか A13 条例では性状及び使用状況から特に適正な管理が必要とされる 六価クロム トリクロロエチレンなどの 57 物質を適正管理化学物質として 使用量等の報告を求めています Q14 適正管理化学物質は PRTR 法の第一種指定化学物質ですか A14 適正管理化学物質 57 物質のうち 41 物質は PRTR 法の第一種指定化学物質です その他の 16 物質は アセトン イソプロピルアルコール 酢酸エチル 塩酸等です Q15 57 物質はどの様に選定したのですか A15 条例では人の健康に影響を及ぼす化学物質として有害ガス 42 物質 ( 大気 ) 有害物質 24 物質 ( 水質 土壌 ) の規制基準を定めています これらの有害ガス 有害物質のうち重複した物質を除くと 57 物質になります 都の化学物質の適正管理を定めた趣旨は 事業者に規制基準の遵守と化学物質の環境への負荷の低減を求めていることです -33-
Q16 東京都有害化学物質管理指導指針 ( 平成 9 年 2 月 13 日制定 ) で定めた要管理物質 (131 物質 ) と適正管理化学物質との関係はどうなりますか A16 有害化学物質管理指導指針では 毒性 分解性などから 特に環境保全上注意を要する物質として要管理物質 131 物質を定めています 要管理化学物質の中には適正管理化学物質が 43 物質含まれています 今回 条例では性状及び使用状況から特に適正な管理が必要とされる物質を適正管理化学物質として定めましたが 適正管理化学物質以外の要管理化学物質も引き続き 自主管理をお願いします Q17 PRTR 法では排出量 移動量を算出するために 第一種指定化学物質の含有率を規定しています 条例では定めていませんが PPM 単位のような極微量のものでも把握の対象とするのですか A17 適正管理化学物質のうち PRTR 法の第一種指定化学物質については PRTR 法で義務づけられた MSDS で把握してください それ以外の 16 物質については 労働安全衛生法 毒物及び劇毒取締法による MSDS 等により把握してください Q18 塗装業をしていますが 塗料の中のイソプロピルアルコール 酢酸エチルなどの含有率は 20 ~30% といった幅で表示されています この場合 どの数字で計算すればよいでしょうか A18 労働安全衛生法では含有率が幅で表示することが認められています この場合安全性を考えて 30 を使って計算してください Q19 殺菌 消毒に次亜塩素酸ソーダを使用していますが 届出対象物質になりますか A19 適正管理化学物質の中に塩素がありますが 通常ボンベに充填している塩素を対象にしています 次亜塩素酸ソーダは対象外の物質なので 届出の必要はありません Q20 コンクリート製造工場でアルカリを硫酸で中和して下水道に排水していますが 下水道への移動量はどの様に計算したらいいですか A20 排水が下水道の排水基準 (PH5.8~8.6) に適合していれば 移動量は 0 としてください Q21 クリーニングではどのようなものを使用していれば 届出の対象になりますか A21 ドライクリーニングでテトラクロロエチレン ( パークロ ) 1,1,1- トリクロロエタンを年間 100 キログラム以上使用していれば 届出の対象になります また 中和に硫酸などを使用していれば 対象になります 石油系の洗浄剤を使用している場合は キシレンが含まれているものがありますが 含有率が少ないので 大量 ( 年間 5 トン ~10 トン程度 ) に使用していなければ対象になりません Q22 清掃工場で発泡スチロールに熱をかけて固形化させていますが スチレンとして届出が必要ですか A22 適正管理化学物質のスチレンはモノマー ( 液体 ) を対象にしており 発泡スチロールは対象にしていません また 廃棄物は把握の対象にしていません いずれの理由からも届出は必要ありません -34-
Q23 下水処理場でスラッジの焼却に助燃剤として灯油を使用しています 灯油にはキシレンが 1.1% 含まれています このキシレンも届出する必要がありますか A23 キシレンとして年間 100 キログラム以上使用していれば届出対象になります この場合に タンクへの受入れロスが環境への排出量になります 焼却によって排出される量は 0 と考えてください Q24 廃棄物処理業をしていますが 廃棄物の中のどの様な化学物質が入っているかわかりません 排水の中和処理に硫酸を使用しています 届出はどの様にしたらいいですか A24 廃棄物中の化学物質は把握する必要はありません 中和に使用される硫酸が届出対象になります Q25 ニッケルめっきをしています めっき浴の中に硫酸ニッケル 塩化ニッケルを入れていますが ニッケル化合物の使用量は硫酸ニッケル 塩化ニッケルの量を合計すればいいですか A25 硫酸ニッケル 塩化ニッケルの中のニッケル分が対象です ニッケル化合物などの金属化合物やシアン化合物は金属元素やシアンに換算した量が使用量になります 金属化合物に換算係数をかけて算出してください Q26 バスの営業所で 200 台のバスがあります バッテリーの中の鉛 硫酸は届出の対象になりますか A26 バッテリーは密閉されて使用されます 通常の使用では環境中に排出される可能性はないので 届出の必要はありません (3) 使用量等の算出と化学物質管理方法書の作成について Q27 使用量等はどの様な単位で報告するのですか 何桁まで出せばよいのですか A27 報告する単位は kg/ 年です 有効数字は四捨五入して 2 桁としてください 例 ) 計算値 : 使用量 1,250kg/ 年報告値 : 使用量 1,300kg/ 年 Q28 使用量等の計算の仕方が難しいのですが いい方法はありませんか A28 使用量等を計算されるのは難しいと思われますので 都では業種別届出の手引きを作成しています この手引きは 印刷 塗装 めっき クリーニング ガソリンスタンド 一般用の 6 種類あります この業種以外は都にご相談ください Q29 化学物質管理方法書を作成しなければなりませんが どの様に作成したらよろしいですか A29 都では化学物質適正管理指針を定めていますので これに基づいて作成していただければよろしいのですが 業種別届出の手引きの中に化学物質管理方法書作成例を記載していますので参考にしてください Q30 化学物質管理方法書を変更したときは 提出しなければならないとありますが どの様な場合に提出するのですか A30 化学物質取扱行程 排出防止設備 事故処理マニュアル 管理組織の変更のように事業所の内容 管理方法等が大きく変わった場合に 提出してください 管理責任者の変更等の場合は必要ありません -35-
Q31 東京都有害化学物質管理指導指針に基づいて 安全管理マニュアルを作成 提出しましたが 新たに 化学物質管理方法書を提出しなければならないのですか A31 安全管理マニュアルは 有害化学物質指導指針 ( 平成 9 年 2 月 13 日制定 ) で定めた要管理物質を取り扱っている事業者に対し 適正な管理を図るため 取扱方法や管理方法を定めたものです 今回 条例で定めた化学物質管理方法書は適正管理化学物質の管理方法 事故時の対応 管理組織等を記載する内容となっております このため 記載内容が異なりますので 新たに提出してください Q32 適正管理化学物質の使用量等報告書 ( 第 28 号様式 ) の備考には 業種 欄には日本標準産業分類の中分類項目を記入することとなっていますが ホームページを見ると 産業分類番号に細分類番号のもあります どうしてですか A32 中分類項目では 例えば 塗装業 めっき業 金属熱処理業等がすべて金属製品製造業となります 都は届出データを集計 分析することにより 化学物質の取扱状況を把握し 化学物質対策に活用することを考えています このため 一部の業種においては細分類化しています Q33 PRTR 法の業種 業種コードと条例の業種 産業分類番号が異なっていますが どうしてですか A33 PRTR 法は届出対象業種を指定しています 条例は工場及び指定作業場を届出対象にしています 理由の一つは対象事業者の違いによるものです もう一つの理由は 東京都内に多い印刷関連産業 金属製品製造業等について きめ細かく集計 解析するためです Q34 届出の手引き ( ガソリンスタンド編 ) の中の排出量の計算方法が前の手引きと大きく変わっていますが どうしてですか A34 前の手引きの計算方法は PRTR 法排出量等算出マニュアルに基づき ガソリン中のトルエン キシレンなどの化学物質は受入 給油時に液体ベースの割合で排出されると考えました 実際に排出されるのは 気体ベースで排出されますので 計算方法が異なります 新しい計算方法は石油連盟 全国石油商業組合連合会が出している PRTR 制度と給油所 を基にしています *: 板橋区環境保全課で追加記入 -36-