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○国民健康保険税について

1. 高額療養費制度について 高額療養費制度とは 患者さんの高額な医療費負担を軽減するための制度です 医療機関や薬局で 診察や治療を受けたときや薬局でお薬を受け取ったときなどに 支払った医療費の自己負担額が一定の金額 ( 自己負担限度額 ) を超えた場合 加入している健康保険 に申請することで 超え

常務理事事務長係係 70 歳以上 ソニー健康保険組合理事長殿 1 被保険者証の記号 番号 健康保険限度額適用認定申請書 [ 兼食事療養標準負担額減額申請書 ( 被保険者が非課税の場合に限る )] 被保険者の氏名 押 被保険者本人が氏名を記入した場合は押不要 平成年月日 認 日中連絡の取れる電話番号

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Microsoft Word - (修正後)◆1-1_記載要領通知(肝がん・肝硬変)通知.rtf

4 各保険等を所管する行政庁 医療保険と介護保険を所管する行政機関は 厚生労働省 ( 中国四国厚生局岡山事務所 ) 及び県 ( 長寿社会課 ) ですが それぞれの所管は次のとおりとなっています 被用者保険厚生労働省 ( 中国四国厚生局岡山事務所 ) 岡山市北区下石井 岡

Microsoft PowerPoint - (H27.1~)高額療養費制度を利用される皆さまへ

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はじめに 私たちの暮らしの中で 病気やケガなどによって不意な出費が必要になるときがあります 特に がんに罹ると治療のために 長期にわたって高額な医療費を支払うケースが少なくありません そのため 患者さんやご家族の方は 身体的 精神的負担だけでなく 経済的にも悩んでしまうことがあると思います このよう

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目 次 1 様式及び記載方法等について 1 2 算定事例 (1) 協会けんぽ等の被保険者の場合 6 (2) 国保組合の被保険者の場合 7 (3) 国保保険者と福祉医療費を請求する市町村が異なる場合 8 (4) 次の公費負担医療等を併用する場合 ( 国保 協会けんぽ等 国保組合 )9 ア公費 10(

国民健康保険で受けられる給付 保険の給付 1 3 区分 療養の給付 2 3 負担割合 1 2 療養費として払い戻されるもの 高額療養費の支給 高額療養費の自己負担限度額 70 歳未満の方 区分 所得要件 自己負担限度額 ( 月額 )

平成 27 年 1 月から難病医療費助成制度が変わりました! (H26 年 12 月末までに旧制度の医療費助成を受けている人は 3 年間の経過措置 を受けられます ) 分かり難い場合は協会又は自治体の窓口へお問い合わせください H27 年 1 月からの新制度 1. 難病医療費助成の対象は ALS 重

平成 29 年 4 月から 保険料の軽減率が変わります 後期高齢者医療保険料は 1 被保険者全員に納めていただく定額部分 ( 均等割 ) と 2 所得に応じて納めていただく部分 ( 所得割 ) があります 平成 29 年 4 月から 保険料が下のように変わります 1 均等割の額が変わる方 元被扶養者

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

東部-2

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2018年8月改定対応(高額療養費制度の見直し)(第二版)

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

2 3

診療報酬明細書の請求事例 ( 浜松市重度心身障害者 母子家庭等医療費助成制度と公費負担医療との併用請求 ) 平成 30 年 10 月診療分より 平成 30 年 10 月 静岡県国民健康保険団体連合会


神戸市高額療養費支給制度のご案内.indd

< 請求者の方へ > 1 承認期間中における血清肝炎 肝硬変の治療費用について 医療機関等の窓口で医療費の軽減を受けることができなかった場合には この請求書を使用して 愛知県知事に対し 医療費の償還払いの請求ができます 2 高額療養費制度の対象となる場合 この請求書で償還される金額は高額療養費制度の


記事提供 : 日本年金機構年金事務所全国健康保険協会茨城支部 発行 : 一般財団法人茨城県社会保険協会 水戸市南町 常陽海上ビル 8F TEL 茨城事務センターは埼玉広域事務センターと統合します September 9 月分の保険料は新しい標準報

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - 資料②限度額適用認定証と高額療養費に(訂正後

Transcription:

136 4-11 付加給付 ( 医療費の自己負担が戻るとき ) (1) 被保険者は 自己負担分としてかかった医療費のうち 3 割を 医療機関の窓口で支払います 同一の月に同一の保険医療機関 保険薬局または訪問看護ステーションごとに 支払った自己負担額が 25,000 円を超えると 自己負担額から 25,000 円を差し引いた額がとして支給されます (100 円未満の端数は切り捨て ) ( 例 )26,050 25,000 円 =1,050 円支給額は 1,000 円 診療報酬明細書ごとに計算します (2) 家族療養費付加金 は かかった医療費の 3 割 乳幼児 ( 義務教育就学前 ) は 2 割を医療機関の窓口で支払います ごとに 同一の月に同一の保険医療機関 保険薬局または訪問看護ステーションごとに支払った自己負担額が 25,000 円を超えると 自己負担額から 25,000 円を差し引いた額が家族療養費付加金として支給されます (100 円未満の端数は切り捨て ) 診療報酬明細書ごとに計算します (3) 訪問看護療養費付加金家族訪問看護療養費付加金 被保険者及びが訪問看護を受けたときは 訪問看護ステーションから受 診者ごとに費用の請求がきます 訪問看護療養費明細書 1 件ごとに 25,000 円を 差し引いた額が支給されます (100 円未満の端数は切り捨て ) ( 4) と 付加給付金等の 計算 83 万円以上 53 万 ~79 万円 28 万 ~50 万円 26 万円以下 被保険者 の自己負担額が 252,600 円を超えた場合に支給されます ただし 総医療費 ( 自己負担額 + 健保負担額 ) が 842,000 円を超えた場合は その超えた金額の 1% が 252,600 円にプラスされます 被保険者 の自己負担額が 167,400 円を超えた場合に支給されます ただし 総医療費 ( 自己負担額 + 健保負担額 ) が 558,000 円を超えた場合は その超えた金額の 1% が 167,400 円にプラスされます 被保険者 の自己負担額が 80,100 円を超えた場合に支給されます ただし 総医療費 ( 自己負担額 + 健保負担額 ) が 267,000 円を超えた場合は その超えた金額の 1% が 80,100 円にプラスされます 被保険者 の自己負担額が 57,600 円を超えた場合に支給されます -136-

136.1 や家族療養費付加金と同様 一人ひとりについて同一の月に同一の保険医療機関 保険薬局または訪問看護ステーションごとに支払った自己負担額が上記の金額を超えた場合に として支給されます 残りの金額については 訪問看護療養費付加金や家族療養費付 加金 家族訪問看護療養費付加金の支給対象となります -136.1-

137 ( 支給例標準報酬月額 83 万円以上 ) ( 総医療費 1,00,000 円を想定 ) 被保険者が入院し 自己負担額 ( 医療費の 3 割 ) が 1 ヵ月に 300,000 円かかったとき 300,000 円 254,180 円 =45,820 円 254,180 円 25,000 円 229,100 円 計 274,920 円支給 25,080 円 計算方法 総医療費 1,000,000 円で計算 252,600 円 + (1,000,000 円 842,000 円 ) 0.01 = 254,180 円 300,000 円 254,180 円 = 45,820 円 254,180 円 25,000 円 = 229,180 円 229,100 円 ( 付加金 )100 円未満の端数は切り捨て ( ) ( 付加金 ) ( 還付額 ) 45,820 円 + 229,100 円 = 274,920 円 ( 支給例標準報酬月額 53 万 ~79 万円 ) ( 総医療費 1,000,000 円を想定 ) 被保険者が入院し 自己負担額 ( 医療費の 3 割 ) が 1 ヵ月に 300,000 円かかったとき 300,000 円 171,820 円 =128,180 円 171,820 25,000 円 146,800 円 計 274,980 円支給 25,020 円 計算方法総医療費 1,000,000 円で計算 167,400 円 + (1,000,000 円 558,000 円 ) 0.01 = 171,820 円 300,000 円 171,820 円 = 128,180 円 171,820 円 25,000 円 = 146,820 円 146,800 ( 付加金 )100 円未満の端数は切り捨て ( ) ( 付加金 ) ( 還付額 ) 128,180 円 + 146,800 円 = 274,980 円 -137-

137.1 ( 支給例標準報酬月額 28 万 ~50 万円 ) ( 総医療費 700,000 円を想定 ) 被保険者が入院し 自己負担額 ( 医療費の 3 割 ) が 1 ヵ月に 210,000 円かかったとき 210,000 円 84,430 円 =125,570 円 84,430 25,000 円 59,400 円 計 184,970 円支給 25,030 円 計算方法総医療費 700,000 円で計算 80,100 円 + (700,000 円 267,000 円 ) 0.01 = 84,430 円 210,000 円 84,430 円 = 125,570 円 84,430 円 25,000 円 = 59,430 円 59,400 ( 付加金 )100 円未満の端数は切り捨て ( ) ( 付加金 ) ( 還付額 ) 125,570 円 + 59,400 円 = 184,970 円 ( 支給例標準報酬月額 26 万円以下 ) ( 総医療費 700,000 円を想定 ) 被保険者が入院し 自己負担額 ( 医療費の 3 割 ) が 1 ヵ月に 210,000 円かかったとき 210,000 円 57,600 円 =152,400 円 57,600 25,000 円 =32,600 円 計 185,000 円支給 25,000 円 計算方法総医療費 700,000 円で計算 ( 自己負担限度額 ) 57,600 円 210,000 円 57,600 円 = 152,400 円 57,600 円 25,000 円 = 32,600 ( ) ( 付加金 ) ( 還付額 ) 152,400 円 + 32,600 円 = 185,000 円 (5) 低所得世帯の 低所得世帯 ( 市町村民税非課税世帯等 ) については 自己負担限度額を 35,400 円とし て 35,400 円を超えた額が支給されます -137.1-

138 (6) 合算と合算付加金 同一世帯で同一月に 21,000 円を超える負担が 2 件以上生じた場合は それらを合算して自己負担限度額を超えた額が支給されます この場合は 合算 と 合算付加金 として両方が支給される時もあります 低所得者の場合は 35,400 円を超えた額が 合算 合算付加金 として両方が支給される時もあります 高齢受給者は合算対象基準額が設定されていません ( 全ての自己負担額が対象となります ) 計算方法被保険者 の入院分の自己負担額と 外来分の自己負担額を合算して世帯の限度額を適用します 被保険者 ( 標準報酬月額 28 万 ~50 万円 ) との世帯合算例 ( 総医療費合計 162 万円 ) 総医療費 100 万円被保険者健保負担額 700,000 円自己負担額 300,000 円 総医療費 50 万円健保負担額 350,000 円自己負担額 150,000 円総医療費 12 万円健保負担額 84,000 円自己負担額 36,000 円世帯合算 ( 自己負担額の合計 ) 金額 486,000 円 合算 486,000 円 93,630 円 =392,370 円 世帯合算金額 486,000 円 合算付加金 93,630 円 75,000 円 18,600 円 計 410,970 円支給 75,030 円 計算方法総医療費 1,620,000 円 ( 標準報酬月額 28 万 ~50 万円で計算 ) 80,100 円 + (1,620,000 円 267,000 円 ) 0.01 = 93,630 円 486,000 円 93,630 円 = 392,370 円 93,630 円 75,000 円 = 18,630 円 18,600 円 ( 付加金 )100 円未満の端数は切り捨て ( ) ( 付加金 ) ( 還付額 ) 392,370 円 + 18,600 円 = 410,970 円 -138-

139 高齢受給者と 70 歳未満の人との合算 高齢受給者と 70 歳未満の人が混在する世帯の場合については 手順 1 手順 2 手順 3 手順 4 高齢受給者ごとに外来の自己負担額を合計し (A) の負担限度額により個々のを計算して それを世帯で合算する 高齢受給者の入院 外来の自己負担額を世帯で合算し (B) の負担限度額によりの計算をする 世帯全員の 入院 外来の自己負担額を合算し (C) の負担限度額によりの計算をする 上記の計算の結果を比較して 一番高額となるを支給する (A)~(D) は 次ページの計算式による 計算の例 ( 点線の四角内 50 万円 と仮定 ) < 世帯の医療費合計 117.4 万円 > 本人 被保険者 (70 歳未満の人 ) が高齢受給者 収入区分は全員 標準報酬月額 28 万 ~ 健保負担額 105,000 円 総医療費 15 万円 高齢受給者 ( ア ~ エ ) の自己負担額合計は 86,800 円 ア父親 健保負担額 555,600 円 総医療費 60 万円 自己負担額 (3 割 ) 45,000 円 自己負担額 以上は窓口で徴収しない 54 万円 +15,600 円は現物給付 ( 償還分なし ) イ父親 ウ母親 エ母親 総医療費 20 万円 健保負担額 自己負担額 (1 割 ) 180,000 円 20,000 円 総医療費 20 万円 健保負担額 自己負担額 (1 割 ) 180,000 円 20,000 円 総医療費 2.4 万円 健保負担額 自己負担額 (1 割 ) 20,600 円 2,400 円 手順 1の計算 ( 高齢受給者の外来 ) 父親 ( イ ) 20,000 円 - 12,000 円 = 8,000 円母親 ( ウ エ ) (20,000 円 + 2,400 円 ) - 12,000 円 = 10,400 円父親 + 母親 8,000 円 + 10,400 円 = 18,400 円 1 手順 2 の計算 ( 高齢受給者だけの入院 外来 ) 86,800 円 - = 42,400 円 2 手順 3 の計算 ( 世帯単位の入院 外来 ) 80,100 円 +(1,174,000 円 -267,000 円 ) 0.01=89,170 円 a( 自己負担限度額 ) (70 歳未満の人の自己負担額 + 高齢受給者の自己負担額 )-a= (45,000 円 +86,800 円 )-89,170 円 =42,630 円 3 手順 4 の計算 1 2 3 を比較して 3 が一番高額となるため 42,630 円が支給される -139-

140 70 歳未満の被保険者等の自己負担限度額 所得区分標準報酬月額 83 万円以上標準報酬月額 53 万 ~79 万円標準報酬月額 28 万 ~50 万円標準報酬月額 26 万円以下低所得者 ( 住民税非課税 ) 自己負担限度額 (C) 252,600 円 +( 総医療費 -842,000 円 ) 1% 4 回目以降は 140,100 円 167,400 円 +( 総医療費 -558,000 円 ) 1% 4 回目以降は 93,000 円 80,100 円 +( 総医療費 -267,000 円 ) 1% (D) 4 回目以降は 57,600 円 4 回目以降は 35,400 円 4 回目以降は 24,600 円 標準報酬月額 28 万円以上 70 歳以上 75 歳未満の被保険者等の自己負担限度額 外来 ( 個人ごと ) 外来 + 入院 ( 世帯ごと ) (B) (A) 80,100 円 +( 総医療費 -267,000 円 ) 1% (D) 4 回目以降は 標準報酬月額 26 万円以下 低所得者 ( 住民税非課税 ) 12,000 円 Ⅱ 8,000 円 24,600 円 Ⅰ 8,000 円 15,000 円 (7) 多数該当世帯の負担軽減 同一世帯でが支給された月が 3 月以上ある場合 次の月から下記の額を超えた額が支給されます 標準報酬月額 83 万円以上 標準報酬月額 53 万 ~79 万円 標準報酬月額 28 万 ~50 万円 標準報酬月額 26 万円以下 低所得者 140,100 円 93,000 円 24,600 円 -140-