平成21年度第1四半期運用状況

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1. 平成 28 年度第 1 四半期運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 : 日銀の緩和的な金融政策を背景に 10 年国債利回りは マイナス 0.1% 前後での推移が続きました 6 月に入ると 世界的な景気低迷や不安定な金融市場の動きを受け 日銀の追加金融緩和観測が台頭し 1

平成 29 年度第 3 四半期運用状況 年金積立金管理運用独立行政法人年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の公表

1. 平成 28 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :7 月の日銀金融政策決定会合でマイナス金利の拡大が見送られたことから 10 年国債利回りは -0.01% 程度に上昇 ( 債券価格は下落 ) して推移しました また 期末に近い 9 月の金融政策決定会合で日銀が

1. 平成 28 第 3 運用環境 各市場の動き ( 10 月 ~ 12 月 ) 国内債券 :9 月に導入された日銀の 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 を受け 期初から 10 年国債利回りはゼロ % をやや下回る水準で推移しましたが 11 月の米大統領選挙後は米国の財政拡大期待による米国金利上昇

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

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平成24年度 業務概況書

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第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

スライド 1

国家公務員共済組合連合会 厚生年金保険給付積立金の令和元年度第 1 四半期運用状況 第 1 四半期末の運用資産額は 6 兆 7,376 億円となりました 第 1 四半期の収益額は 実現収益額が 512 億円 総合収益額が 128 億円となりました 第 1 四半期の収益率は 実現収益率 ( 期間率 )

目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合


平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

目 次 1. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) における運用環境について 2. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) のポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 被保険者ポート

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平成 9 第 3 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +3.98% 収益率 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1.11% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +4,418 億円 総合収益額 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1,05 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 3 四半

目次 1. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) における運用環境について 2. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) におけるポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 用語の説明 頁 1

平成30年度第1四半期における運用状況等

平成29年度における運用状況等

目次 1 運用実績の概要 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 2 2 市場環境 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 3 3 資産構成割合 ( 平成 28 年度第 3 四半期末 ) 5 4 運用利回り ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 6 ( 参考 ) 運用利回り ( 前年度 ) 7 5

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資産運用関係補足説明資料

平成 30 年度 厚生年金保険給付組合積立金 運用報告書

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(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

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当期の 1 口当たり純資産価格等の推移について 運用経過 円建円ヘッジクラス受益証券 円建円ヘッジなしクラス受益証券 第 4 期末の 1 口当たり純資産価格 : 第 5 期末の 1 口当たり純資産価格 : 第 5 期中の 1 口当たり分配金合計額 : 騰落率 : 円建円ヘッジクラス 13,212 円

目 次 運用全般について 1. 基本ポートフォリオと運用資産構成 2. の推移 3. 運用資産額 責任準備金 利益剰余金 繰越欠損金の推移 各運用資産について 4. 国内債券 ( 簿価 ) 資産 ( 満期保有目的 ) 5. 融資経理貸付金 6. 生命保険資産 7. 委託運用資産 ( 国内株式 国内債

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平成23年11月1日

平成 29 年度 厚生年金保険法第七十九条の八第二項に基づく国家公務員共済組合連合会にかかる管理積立金の管理及び運用の状況についての評価の結果 概要 平成 30 年 12 月 財務省主計局給与共済課

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目 次 野村資産設計ファンド (2015/2020/2025/2030/2035/2040/2045/2050) の運用状況のご報告 各ファンドの運用経過 1ページ 7ページ 13ページ 19ページ 25ページ 31ペー




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2018年度年金資産運用状況(速報).pdf

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当期の 1 口当たり純資産価格等の推移について 運用経過 第 4 期末の1 口当たり純資産価格 : 8,906 円第 5 期末の1 口当たり純資産価格 : 8,373 円第 5 期中の1 口当たり分配金合計額 : 2 円騰落率 : 3.52% ( 注 1) 課税前分配金再投資換算 1 口当たり純資産

有価証券等の情報(会社計)162 満期保有目的の債券 がを超えるもの がを超えないもの 公社債 435, ,721 31, , ,565 29,336 外国証券 ( 公社債 ) 1,506,014 1,835, ,712 1,493,938 1,778

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

162 有価証券等の情報(会社計 満期保有目的の債券 ( 単位 : 百万円 ) がを超えるもの がを超えないもの )合計 2,041,222 2,440, ,058 1,942,014 2,303, ,434 責任準備金対応債券 ( 単位 : 百万円 ) が貸借対照表 公社債

(4) 資産運用の実績 ( 一般勘定 ) ア. 資産の構成 ( 単位 : 百万円 %) 金額占率金額占率 現預金 コールローン 394, , 買 現 先 勘 定 223, , 商 品 有 価 証 券 金 銭 の 信 託 有 価 証

CONTENTS Nomura Fund August / September vol

【11】ゼロからわかる『債券・金利』_1704.indd

金融監督等にあたっての留意事項について*事務ガイドライン*第三分冊:金融会社関係

ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価


【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 日本株式市場 運用環境 [ 2015 年 4 月 ~2016 年 3 月

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平成23年11月1日

地震保険と当社経営についてトピックス地震保険と再保険のしくみ社会活動資料編 出再控除前の発生損害率 事業費率及びその合算率 該当ありません 損害率の上昇に対する経常利益または経常損失の額の変動地震保険については ノーロス ノープロフィットの原則に基づき 増加する発生保険金は責任準備金の取崩により相殺

退職等年金給付積立金 平成30年度第2四半期運用状況

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日本円単位型特別勘定月次運用レポート 単位型特別勘定の運用方針等 2018 年 12 月末現在 主として円建ての債券に投資することにより 満期時の所定の金額の確保を目指しながら 中長期的に高い投資成果をあげることを目標とします 基本保険金額と同額の成果を目指す 安定運用部分 と 株式市場の環境に応じ

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平成11年度決算:計数資料

目次 1. プラン概況 資産概況 2P 人員構成 2. 運用商品選択状況種類別資産配分比率推移 3P 選択者数と資産評価額 4P 年代別資産配分状況元本確保型への投資割合 5P 商品選択カテゴリー数別 / 人数割合株式への投資割合 6P 外国資産への投資割合 3. 運用実績 運用利回り ' 拠出開始

営業活動によるキャッシュ フロー の区分には 税引前当期純利益 減価償却費などの非資金損益項目 有価証券売却損益などの投資活動や財務活動の区分に含まれる損益項目 営業活動に係る資産 負債の増減 利息および配当金の受取額等が表示されます この中で 小計欄 ( 1) の上と下で性質が異なる取引が表示され

ジャパン ゴールドファンド Ⅱ( ブル 2 倍型 ) 運用経過 基準価額等の推移について 期首 :11,205 円 償還時 :10,439 円 01 銭 騰落率 : 6.8%( 分配金再投資ベース ) 基準価額の主な変動要因わが国の金先物取引を積極的に活用し 日々の基準価額の値動きがわが国の金先物取

1. ETF の概要 株価指数などに連動した運用成績を目指す 取引所に上場している投資信託 全世界の資産残高 全世界で約 356 兆円と急拡大 国内の ETF 市場 国内投資信託全体の約 15% を占める 1 米ドル =120 円にて算出 単位 :10 億米ドル 3,000 単位 : 兆円 単位 :

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『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

運営管理機関 : ろうきん DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 2 安定 成長型 3 成長型 一般社団法人投資信託協会分類 DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 : 追加型投信 / 内外 / 資産複合 / インデックス型 DIAM バランス ファンド <DC

「つみたてNISA」専用商品の取扱開始について

WTI 原油先物ファンド ( ロング ポジション ) 運用経過 基準価額等の推移について 第 9 期首 :2,385 円 第 9 期末 :3,585 円 ( 既払分配金 0 円 ) 騰落率 : 50.3%( 分配金再投資ベース ) 基準価額の主な変動要因米国の原油先物取引を積極的に活用し 日々の基準

1. 国際財務報告基準に準拠した財務諸表 ( 抜粋 翻訳 ) 国際財務報告基準に準拠した財務諸表の作成方法について当行の国際財務報告基準に準拠した財務諸表 ( 以下 IFRS 財務諸表 という ) は 平成 27 年 3 月末時点で国際会計基準審議会 (IAS B) が公表している基準及び解釈指針に

ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに-為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由

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特別勘定の運用状況一覧 (2018 年 12 月 ) 日本株式型 (M225) 組入投資信託:MHAM 株式インデックスファンド225VA 騰落率基準価額 世界債券型 (MGB1) 組入投資信託:DIAMグローバル ボンド

 


当ファンドの仕組みは次の通りです 商品分類追加型投信 / 国内 / 債券 / インデックス型信託期間無期限 (2012 年 10 月 29 日設定 ) 三菱 UFJ 国内債券マザーファンド受益証券への投資を通じて わが国の公社債に実質的な運用方針投資を行い NOMURA-BPI 総合に

2017 年度第 1 四半期業績の概要 年 8 月 9 日 日本生命保険相互会社

第101期(平成15年度)中間決算の概要

平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 の 運 用 資 産 額 は 2 兆 4,339 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +2.05%となりました 実 現 収 益 率 は +1.19%です

フ ァ ン ド の 特 色 ハイグレード ハイグレード オセアニア オセアニ ニア ボンド マザーファンド マザーファンド を通じて オーストラリア ドル建ておよびニュージーラ ドル建ておよびニュージーランド ドル 建ての 債券等 に投資します 債券等 には コマーシャル ペーパー等の短期金融商品を

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変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

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年金積立金管理運用独立行政法人第 1 運用状況 第 1 運用状況 第 1 の収益率 ( 期間率 ) は 金融資本市場が落ち着きを取り戻す中 内外株式が大幅に上昇したことにより プラス 3.89% となりました 第 1 の収益額は プラス 4 兆 5,682 億円となりました 第 1 末の運用資産額は 121 兆 8,619 億円となりました ( 注 1) 当法人が管理 運用している資産は 市場運用を行っている資産 ( 以下 市場運用分 という ) と満期保有としている財投債になります 市場運用分は時価評価 財投債は償却原価法による評価により管理 運用を行っています ( 注 2) 収益率は 市場運用分と財投債の投下元本平均残高等で加重平均により算出しています 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 情報公開を徹底する観点から ごとに運用状況の公表を行うものです -1-

第 1 運用状況の概要 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 収益率 (%) 1.15-3.37-4.68-0.78-7.57 3.89 - - - 3.89 収益額 ( 億円 ) 13,854-41,577-56,601-9,157-93,481 45,682 - - - 45,682 運用資産額 ( 億円 ) 1,229,935 1,199,167 1,166,299 1,176,286 1,176,286 1,218,619 - - - 1,218,619 参考 ( 市場運用分 ) ( 財投債 ) 第 1 第 1 修正総合収益率 (%) ( 時間加重収益率 ) -10.03 4.85 (-10.04) (4.85) 収益率 (%) 1.18 0.31 総合収益額 ( 億円 ) -96,670 44,921 収益額 ( 億円 ) 3,189 761 運用資産額 ( 億円 ) 925,397 979,554 運用資産額 ( 億円 ) 250,888 239,065 ( 注 1) 市場運用分は時価による評価 財投債は償却原価法による評価に未収収益を含めたものにより算出しています ( 注 2) 収益率及び収益額は 運用手数料等控除前のものです また 各期間の収益率は期間率 ( 年度 ) は年率です -2-

1. 収益率の状況 ( 単位 :%) 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 収益率 -7.57 3.89 - - - 3.89 参考 ( 市場運用分 ) 修正総合収益率 ( 単位 :%) 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 -10.03 4.85 - - - 4.85 時間加重収益率 ( 単位 :%) 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 -10.04 4.85 - - - 4.85 国内債券 1.35 0.62 - - - 0.62 国内株式 -35.55 20.55 - - - 20.55 外国債券 -6.75 1.68 - - - 1.68 外国株式 -43.21 17.64 - - - 17.64 ( 財投債 ) 収益率 ( 単位 :%) 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 1.18 0.31 - - - 0.31 ( 注 ) 収益率は 運用手数料等控除前 の各期間 年度は期間率 は年率です -3-

2. 収益額の状況 ( 単位 : 億円 ) 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 収益額 -93,481 45,682 - - - 45,682 参考 ( 市場運用分 ) ( 単位 : 億円 ) 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 総合収益額 -96,670 44,921 - - - 44,921 国内債券 8,700 3,811 - - - 3,811 国内株式 -50,613 23,425 - - - 23,425 外国債券 -6,213 1,677 - - - 1,677 外国株式 -48,547 16,007 - - - 16,007 短期資産 3 1 - - - 1 ( 財投債 ) ( 単位 : 億円 ) 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 収益額 3,189 761 - - - 761 ( 注 1) 上記数値は四捨五入のため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 2) 収益額は 運用手数料控除前のものです -4-

3. 運用資産額及び資産構成割合 国内債券 運用資産額 ( 億円 ) 運用資産の構成割合 ( 参考 ) 年金積立金全体の構成割合 861,763 70.72% 67.79% 市場運用 622,697 51.10% 48.98% 財投債 ( 簿価 ) 239,065 19.62% 18.81% ( 参考 : 時価 ) 244,911 - - 国内株式 第 1 末 ( 平成 21 年 6 月末 ) 137,411 11.28% 10.81% 国内株式 11.28% 外国債券 8.35% 外国株式 8.76% 資産構成割合 短期資産 0.89% 市場運用 51.10% 外国債券 外国株式 短期資産 101,812 8.35% 8.01% 106,735 8.76% 8.40% 10,898 0.89% 5.00% 財投債 19.62% 国内債券 70.72% 合計 1,218,619 100.00% 100.00% ( 注 1) 上記数値は四捨五入のため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 2) 運用資産額は時価総額です 財投債 ( 簿価 ) は償却原価法による簿価に未収収益を含めた額です ( 注 3) 上記の ( 参考 ) 年金積立金全体の構成割合は 6 月末の各資産の構成割合と基本ポートフォリオに定める資産構成割合の比較のため 短期資産を基本ポートフォリオにおける割合である 5% として 当法人が管理運用している運用資産を基に算出しています -5-

4. 超過収益率の状況 ( 市場運用分 ) 第 1 第 1 ( 期間率 ) ( 単位 :%) 時間加重収益率 (A) ベンチマーク収益率 (B) 超過収益率 (A-B) 国内債券 0.62 0.65-0.03 国内株式 20.55 20.08 0.47 外国債券 1.68 1.54 0.13 外国株式 17.64 18.01-0.37 国内債券 : 概ねベンチマーク並みの収益率となりました 国内株式 : 銀行業等の業種において保有していた銘柄の収益率が 当該業種のベンチマーク収益率より高い収益率となったこと等がプラスに寄与しました 外国債券 : ベンチマーク収益率に比べ収益率の高かった社債セクターをベンチマークの時価構成割合に比べ多めに保有していたこと等がプラスに寄与しました 外国株式 : ベンチマーク収益率に比べ収益率の高かった銀行等の業種をベンチマークの時価構成割合に比べ少なめに保有していたこと等がマイナスに寄与しました なお 超過収益率のうち約マイナス 0.12% は配当課税要因によるものです -6-

第 1 運用環境 ( 参考資料 1) 各市場の動き(4 月 ~6 月 ) 国内債券 : 新発 10 年国債利回りは 内外の景気および金融システムの回復期待から 4 月から5 月にかけて上昇 ( 債券価格は下落 ) 6 月に入ると1.3% 台へ反落 ( 債券価格は上昇 ) し 期を通じては1.35% と同水準になりました 国内株式 : 国内株式市場は 世界的な景気回復期待により 4 月から6 月中旬頃まで大幅に上昇しました 6 月中旬以降は 米国の弱い経済指標や円高傾向を背景に頭打ちとなりましたが 大きな調整はなく 堅調な展開で期を終えました 外国債券 : 米国 10 年国債は 景気の回復期待や国債の増発懸念を背景に 金利が上昇 ( 価格は低下 ) しました 為替は 期を通じてドル / 円は小幅ながら円高ドル安 ユーロ / 円は円安ユーロ高となりました その結果 外国債券のベンチマーク収益率は 1.54% となりました 外国株式 : 米国株式市場は 4 月から6 月中旬頃まで 金融セクターへの懸念の後退や予想を上回る経済指標 好決算を背景に大幅に上昇しました 6 月後半は商品価格の上昇傾向や利益確定売りから反落し 5 月末と同水準となりました 欧州市場は 概ね米国市場につられる展開でした 参考指標 ベンチマーク収益率 平成 21 年 3 月末 平成 21 年 4 月末 平成 21 年 5 月末 平成 21 年 6 月末 平成 21 年 7 月末 平成 21 年 4 月 ~6 月 平成 21 年 4 月 ~7 月 国内債券 ( 新発 10 年国債利回り ) 1.35% 1.42% 1.48% 1.35% 1.41% 国内債券国内株式 (TOPIX 配当なし ) 773.66ホ イント 837.79ホ イント 897.91ホ イント 929.76ホ イント 950.26ホ イント (NOMURA-BPI 除くABS ) ( 日経 225) 8,109.53 円 8,828.26 円 9,522.50 円 9,958.44 円 10,356.83 円国内株式外国債券 ( 米国 10 年国債利回り ) 2.71% 3.16% 3.47% 3.53% 3.52% (TOPIX 配当込み ) ( ドイツ10 年国債利回り ) 3.00% 3.19% 3.60% 3.38% 3.34% 外国債券 ( 円ベース ) 外国株式 (NYダウ) 7,608.92ト ル 8,168.12ト ル 8,500.33ト ル 8,447.00ト ル 9,171.61ト ル複合ベンチマーク収益率 0.65% 20.08% 1.54% 0.53% 22.73% 2.24% ( ドイツDAX) 4,084.76ホ イント 4,769.45ホ イント 4,940.82ホ イント 4,808.64ホ イント 5,332.14ホ イント ( シティグループ世界国債インデックス ( 除く日本 )) 1.41% 2.09% 為替 ( ドル / 円 ) 98.77 円 98.39 円 95.46 円 96.49 円 95.20 円 ( シティグループ世界 BIG 債券インデックス ( 除く日本円 )) 1.88% 2.64% ( ユーロ / 円 ) 131.14 円 130.37 円 135.11 円 135.33 円 134.96 円外国株式 ( 円ベース ) (MSCI KOKUSAI) 18.01% 26.95% 累積ベンチマークインデックスの推移 ( 第 1 ) (国券)式)1.88% 国内債券 外国債券 (WGBI) 外国債券 (WBIG) 国内株式 外国株式 118 130 115 125 (国内株式国 112 20.08% 120 3 月末 (= 期初 ) 4 月末 5 月末 6 月末 7 月末 内 内 債 109 115 株券外国株式式 18.01% 106 外 110 外 国外国債券外国債券国債 103 WGBI WBIG 105 株 100 100 国内債券 0.65% 97 95-7-

( 参考資料 2) 資金運用に関する専門用語の解説 時間加重収益率時間加重収益率は 時価に基づく運用収益に基づき 運用元本の流出入の影響を排除して求めた収益率であり その運用実績とベンチマーク収益率 ( 市場平均収益率 ) との比較により 運用能力を評価することが可能となります 管理運用法人では 時間加重収益率の市場平均対比での超過収益率を測定し 運用行動の自己評価と 運用受託機関の定量評価に使用しています ( 計算式 ) 時間加重収益率は 次の式により日次の収益率から月次の収益率を算出し n 期間の収益率を算出したものです 1 日次の収益率 = { 当日時価総額 / ( 前日時価総額 +( 当日の資金追加額 - 当日の資金回収額 )) } -1 2 月次の収益率 =(1+r 1 )(1+r 2 ) (1+r n )-1 r= 日次収益率 3n 期間の収益率 =(1+R 1 )(1+R 2 ) (1+R n )-1 R= 月次収益率 修正総合収益率総合収益額を投下元本平残で除したものです キャッシュフローを含めた運用資産全体の投資収益を把握するための指標として使われます ( 計算式 ) 修正総合収益率 = 総合収益額 /( 投下元本平均残高 + 前期末未収収益 + 前期末評価損益 ) 償却原価法債券を額面金額よりも低い金額又は高い金額で取得した場合 差額が発生しますが これらの差額を償還期までに毎期 一定の方法で収益又は費用に加減する評価方法です 総合収益額総合収益額は 実現収益額に加え資産の時価評価による評価損益を加味することにより 時価に基づく収益把握 -8-

を行ったものです ( 計算式 ) 総合収益額 = 売買損益 + 利息 配当金収入 + 未収収益増減 ( 当期末未収収益 - 前期末未収収益 ) + 評価損益増減 ( 当期末評価損益 - 前期末評価損益 ) デュレーション債券の各キャッシュフロー ( 利払い及び元本償還 ) が発生する期間を そのキャッシュフローの現在価値で加重平均したもので 債券投資の平均回収期間です また デュレーションは金利変動に対する債券価格の変化率を表わしており デュレーションが長いということは 金利リスクが大きいことを示します 投下元本平均残高期初の運用資産時価 に期中に発生した資金追加 回収 (=キャッシュフロー) の加重平均を加えたものです 総合収益額を発生させた元手がいくらであったかを表します 管理運用法人では 市場運用資産については 時価主義 発生主義の会計処理を行います 従って 年度初元本には前年度末評価損益と前年度末未収収益を含み 年度初元本は年度初運用資産時価と一致します ( 計算式 ) 投下元本平均残高 = 期初の運用資産時価 +キャッシュフローの加重平均 キャッシュフローの加重平均 = i (i 番目のキャッシュフロー i 番目のキャッシュフロー発生時から期末までの日数 / 期 中の合計日数 ) ベンチマーク運用成果を評価する際に 相対比較の対象となる基準指標のことを言い 市場の動きを代表する指数を使用しています 管理運用法人で採用している各運用資産のベンチマークは以下の通りです -9-

* NOMURA-BPI 除く ABS 野村證券が作成 発表している国内債券市場の代表的なベンチマークである NOMURA-BPI 総合から資産担保証券 (ABS) を除いたベンチマークです * TOPIX( 配当込み ) 東京証券取引所が作成 発表している国内株式の代表的なベンチマークです 東証第一部の基準時の時価総額を 100 として その後の時価総額を指数化したものです * シティグループ世界国債インデックス ( 除く日本 円貨換算 ヘッジなし ) シティグループ グローバル マーケッツ インクが作成 発表している世界国債のベンチマーク 時価総額につき一定基準を満たす国の国債について 投資収益率を指数化したものです 国際債券投資の代表的なベンチマークです * シティグループ世界 BIG 債券インデックス ( 除く日本円 円貨換算 ヘッジなし ) シティグループ グローバル マーケッツ インクが作成 発表している世界債券のベンチマーク 国債に加え 米ドル ユーロ及び英ポンドについては政府機関債 担保付証券及び社債を含みます 国際債券投資の代表的なベンチマークです * シティグループ世界国債インデックス ( 除く日本 円貨換算 ヘッジなし ) 及びシティグループ世界 BIG 債券インデックス ( 除く日本円 円貨換算 ヘッジなし ) の複合インデックス管理運用法人における外国債券の運用評価に使用するインデックスです パッシブ運用部分については世界国債インデックスの アクティブ運用部分については世界 BIG 債券インデックスのそれぞれの運用金額による構成比で加重平均したインデックスです * MSCI-KOKUSAI( 配当込み ) モルガン スタンレー キャピタル インターナショナル (MSCI) KOKUSAI( 円貨換算 配当込み -10-

グロス ) モルガン スタンレ - キャピタル インターナショナル社が作成 発表している日本を除く先進国で構成された世界株指数です 対象国の包括性 切り口の多様性等の点で国際株式投資の代表的なベンチマークです ベンチマーク収益率ベンチマークの騰落率 いわゆる市場平均収益率のことです 運用収益率の絶対値の高低による評価は 投資環境の違いを反映せず 運用期間が異なる場合に横並びの比較が不可能です しかし 投資環境を反映する基準指標の騰落率に対してどの程度収益率が上回ったか ( 超過収益率 ) を算出することにより 運用期間の異なるものの横並び比較が可能となります ただし ベンチマーク収益率は 市場平均収益率を示す理論値であるため 取引に係る売買手数料等の取引コストは考慮されていません -11-