被扶養者認定事務の取扱い基準

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被扶養者になれる者の判定

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

( 扶養義務者が複数の場合の認定対象者の帰属 ) 第 4 条 認定対象者にかかわる扶養義務者が複数ある場合は 扶養義務者の収入および扶養能力 被保険者の被扶養者としなければならない経緯または理由 生計維持の事実などを総合的に審査して組合がその帰属を判定する なお 夫婦 親子等社会通念上被保険者よりも

( 同一世帯の取扱い ) 第 条組合員と生計を共にし かつ 同居している場合をいう ただし 組合員の勤務上別居を要する場合若しくはこれに準ずる場合又は勤務等に際して自己の都合により一時的に別居を余儀なくされる場合には これを同居とみなして取扱う ( 別居認定 ) 第 4 条前条ただし書の同居とみなす

【文 書 名】田辺三菱製薬健康保険組合 被扶養者認定基準(案)

資格取得( 認定日 ) 出生 離職 婚姻 離婚 1カ月以内の届出 出生日 喪失日から 市区町村受理日 1カ月を越えた届出 出生日 健康保険組合受付日 被扶養者の範囲被扶養者となるためには 主として被保険者の収入によって生活していることが必要です 扶養の程度の基準としては 被扶養者となる人の年間収入が

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

扶養手当 (1) 支給要件について (2) 扶養親族の範囲について の親族に該当し, かつ, 年額 130 万円以上の恒常的な所得が見込まれない者 ( 本学又は本学以外の事業所において扶養手当等の支給対象となっている場合を除く ) を, 主として扶養している場合 共済組合の被扶養者とは要件等について

(5) 認定対象者に収入がある場合は 厚生労働省通知並びに関係法令 本基準に定める範囲内であること (6) 認定対象者を被扶養者として認定する事が実態と著しくかけ離れたものではなく かつ社会通念上妥当性を欠いていないと認められること ( 扶養義務者が複数の場合の認定対象者の帰属 ) 第 4 条認定対

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

  組合員が扶養している家族等については、共済組合の給付を受けることができますが、こ

2 扶養親族の収入見込については 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 扶養親族 ( 異動 ) 届に載のとおりです 3 私の配偶者若しくは親族等が受ける扶養手当又は民間その他のこれに相当する手当の支給の基礎とはなっておりません 4 ( 子を扶養親族とする場合 ) 私の費用負担は配偶者の費用負

Microsoft Word - P11_2903_被扶養者①

点及び 認定された日以降の年間の見込みの収入額のことをいいます ( 給与所得等の収入がある場合 月額 108,333 円以下 雇用保険等の受給者の場合 日額 3,611 円以下であること ) また 被扶養者の年間収入には 雇用保険の失業等給付 公的年金 健康保険の傷病手当金や出産手当金も含まれます

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

(2) 父又は母が死亡した児童 (3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次の各号のいずれかに該当する児童と同居して これを監護し かつ その生

には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含み 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和三十三年法律第百九十二号 ) 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

( 雇用保険法による給付金の受給 ) 第 4 雇用保険法による給付金 ( 基本手当日額及び他の恒常的収入の日額の合計が 3,612 円以上であるもの ただし 第 3 三 (1) 又は (2) に該当する場合には 公的年金及び他の恒常的収入の日額と合算して日額 5,000 円以上であるもの ) を受給

(3) 障害共済年金 退職老齢年金給付 給料との調整ア障害共済年金との支給の調整傷病手当金は 同一の傷病について障害共済年金の支給を受けることができるときは 支給されません ただし その支給を受けることができる障害共済年金の額 ( 当該障害共済年金と同一の給付事由に基づき国民年金法による障害基礎年金

目次 1 被扶養者の範囲 P1 2 被扶養者として認定されない者 P2 3 被扶養者の生計維持関係 P3 4 共済組合における所得の取扱い P4 5 被扶養者認定の効力と消滅 P5 6 被扶養者資格確認調査 ( 検認 ) について P7 7 配偶者からの暴力を受けた被扶養者の取扱いについて P7 被

Q1 社会保険とはどのような制度でしょうか 会社などで働く人たちが収入に応じて保険料を出し合い いざというときの生活の安定を図る目的でつくられた制度のことで 一般的に健康保険や厚生年金保険のことを 社会保険 といいます 健康保険法第 1 条では 労働者の業務外の事由による疾病 負傷若しくは死亡又は出

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強制加入被保険者(法7) ケース1

(1) 被扶養者とは主として組合員の収入によって生計を維持していると 共済組合に被扶養者の要件を備えていることが認定された者をいいます 家族が被扶養者に認定されるためには組合員が直接共済組合に申告しなければなりません (2) 家族を被扶養者にするには ア 被扶養者認定フローチャート で被扶養者の要件

健康保険 被扶養者資格について

職員退職手当支給規程

4 恩給 ( 文官恩給 旧軍人恩給 旧軍人遺族恩給等 ) 5 労働保険 ( 雇用保険給付金 労災年金 一時金等 上積み補償を含む ) 6 社会保険 ( 公的年金を除く傷病手当金 出産手当金等 健康保険組合の場合は付加給付を含む ) 7 事業収入 ( 自営業 農業 漁業 林業 畜産業等 ) 休業補償費

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京都市ひとり親家庭等医療費支給条例 ( 目的 ) 第 1 条この条例は, 母子家庭の児童及び母, 父子家庭の児童及び父等に対し, 医療費の一部を支給することにより, これらの者の保健の向上を図り, もってひとり親家庭 ( 母子家庭及び父子家庭をいう ) 等の福祉の増進に寄与することを目的とする (

Microsoft Word - T2-11-1_紙上Live_生計維持_13分_


をしていないもの と読み替えた場合に同号イに該当する所得割の納税義務者又は同項第 12 号中 妻と死別し 若しくは妻と離婚した後婚姻をしていない者又は妻の生死の明らかでない者で政令で定めるもの とあるのを 婚姻によらないで父となった男子であって 現に婚姻をしていないもの と読み替えた場合に同号に該当

2 返還額の算定方法 (1) 前記 1の (1) (2) (5) 及び (6) の退職一時金に係る返還額 退職一時金の額に利子に相当する額を加えた額とされており この利子に相当する 額は当該一時金の支給を受けた日の属する月の翌月から退職共済年金等を受ける権利 を有することとなった日の属する月までの期

25 継続認定 25-1 家事手伝い又は求職中のため 25-2 子が高校 大学等に進学したため 25-3 収入が少ないため (18 歳以上 60 歳未満の者 ) 25-4 認定期間中に大学を中退し その後アルバイトをしているため 提出書類参考 それぞれの事例により 以下に掲げていない書類の提出を求め

被扶養者とは 組合員と一定の身分関係にあり, 主として組合員の収入により生計を維持している者で, 共済組合が認定した者は, 被扶養者として各種の給付を受けることができます 被扶養者としての認定要件は次のとおりですが, 地方公共団体の給与条例上の扶養親族の要件とは一部異なります 被扶養者の認定要件被扶

独立行政法人大学改革支援・学位授与機構役員退職手当( 改正)

2 前項第 1 号の制限額は, 次表のとおりとする 対象者制限額乳幼児等を養育している者扶養親族等及び児童がないときは,53 2 万円とし, 扶養親族等及び児童があるときは,532 万円に当該扶養親族等及び児童 1 人につき38 万円 ( 当該扶養親族等が所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号

足利市妊産婦医療費助成条例 昭和 48 年 3 月 23 日条例第 2 号改正昭和 49 年 6 月 11 日条例第 38 号昭和 59 年 12 月 20 日条例第 32 号昭和 62 年 3 月 23 日条例第 7 号平成 6 年 12 月 21 日条例第 35 号平成 10 年 3 月 24

平成 25 年度冬季研修会第 1 講座質問事項回答 通勤手当 Q1. 拠点校指導員の通勤手当額の計算方法や非常勤講師が複数の学校を同日に勤務する場合の計算方法を詳しく教えて欲しい 自宅 ~ 兼務校 が2km 未満でも 条件を満たせば手当は支給できると記憶している A1. 自宅 ~ 兼務校 が2km

京都市職員共済組合被扶養者認定基準

羽村市乳幼児の医療費の助成に関する条例施行規則 平成 5 年 9 月 24 日規則第 21 号 改正 平成 6 年 3 月 16 日規則第 6 号平成 7 年 10 月 1 日規則第 31 号平成 8 年 10 月 1 日規則第 27 号平成 9 年 6 月 5 日規則第 20 号平成 10 年 3

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被扶養者認定申告のてびき 皆さまは 日本郵政グループ各社に採用されると同時に日本郵政共済組合の組合員となります 組合員になると共済組合から組合員証 ( 保険証 ) が交付されますが 家族を被扶養者にしたい場合 共済組合に所定の手続 ( 被扶養者の認定申告 ) を行い 被扶養者として認定されない限り

公立学校共済組合和歌山支部被扶養者認定要領の取り扱いについて

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伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

諸規程

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香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する

152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

目次 はじめに 3 頁 被扶養者認定参考事項 4 頁 被扶養者について 5 頁 被扶養者の範囲 7 頁 添付書類一覧表 8 頁 被扶養者認定日 9 頁 収入の対象 9 頁 被扶養者の申請の申し出があったときに 確認していただきたいこと 10 頁 特殊な取り扱い 12 頁 2

国立研究開発法人土木研究所役員退職手当支給規程

第 3 条海陽町は 海陽町の区域内に居住地を有する重度心身障害者等の疾病又は負傷について医療保険各法又は高齢者の医療の確保に関する法律の規定による医療に関する給付 ( 前条第 1 項第 3 号に該当する者 ( 以下 ひとり親家庭の父母等 という ) のうち母子家庭の母又は父子家庭の父にに係るものにあ

役員退職手当支給規程

第2章 第2章 1 補償基礎額 補償基礎額 団員の補償基礎額 問 団員の補償基礎額は どのようにして決定されているのでしょうか 答 補償基礎額は 一般にいう 日当 に相当するものであり 災害補償では 療養 補償費 介護補償費を除く損害補償費並びに福祉事業のうちの休業援護金及び各種特 別給付金の算定基

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被扶養者認定事務の取扱い基準

沖縄市こども医療費助成要綱

粕屋町重度障害者医療費の支給に関する条例

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(3) 母子家庭の母又は父子家庭の父の前年 (1 月から9 月までに医療の給付を受けた場合にあっては 前々年をいう 以下同じ ) の所得 ( 規則で定める所得の範囲及び所得の額の計算方法により算出した額をいう 以下同じ ) が その者の所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) に規定する控除

宇部市乳幼児医療費助成要綱

被扶養者認定Q&A

ときは 繰り上げて支給することができる 2 月の中途における採用又は給与額に異動を生じた場合は 発令の日から 退職又は死亡した場合はその日までその月の現日数により日割計算により給料を支給する 3 日給者については 当月末までを締め切り期間とし翌月 1 日に支給する 第 5 条次の各号に該当するときは

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平成16年規程第03号_役員退職手当規程

独立行政法人勤労者退職金共済機構役員退職金規程

●国民年金法等の一部を改正する法律案

国立大学法人京都大学教職員給与規程

( その 1) 月収額の計算のしかた 給与所得者の場合 1. 年間総収入の計算あなたが仕事を始めた時期 対 象 の 収 入 金 額 1 現在の勤務先に前年 1 月 1 日以前から引 前年中の年間総収入金額 き続き勤務している方 ( 源泉徴収票の支払金額の欄 ) 2 現在の勤務先に前年 1 月 2 日

第 4 条市は 助成対象者に係る医療費 ( 入院時食事療養費を除く ) のうち医療保険各法に定める一部負担金 ( 法令の規定に基づく国若しくは地方公共団体の負担による医療に関する給付又は保険者等の負担による高額療養費及び高額介護合算療養費の支給若しくは附加給付がある場合は その額を控除した額とする

るところによる ( 昭 53 条例 31 昭 55 条例 19 昭 57 条例 6 昭 59 条例 14 昭 59 条例 39 平 6 条例 26 平 10 条例 5 平 12 条例 14 平 18 条例 13 平 19 条例 44 改 ) (1) 児童 18 歳未満の者 (18 歳に達した日の属す

独立行政法人土木研究所役員退職手当支給規程

[ 特別控除の一覧 ] 控除の内容 特定扶養親族控除 ( 税法上の扶養親族で満 16 才以上 23 才未満の扶養親族 ) 老人扶養親族 配偶者控除 ( 税法上の扶養親族で満 70 才以上の扶養親族 ) 控除額 1 人につき 250,000 1 人につき 100,000 障がい者控除寡婦 ( 夫 )

3 この条例において 幼児 とは 1 歳に達する日の属する月の翌月の初日から6 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までの間にある者をいう 4 この条例においては 児童 とは 6 歳に達する日以後の最初の4 月 1 日から15 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までの間にある者をいう 5

その額に老人扶養親族 1 人につき ( 当該老人扶養親族のほかに扶養親族等がないときは 当該老人扶養親族のうち1 人を除いた老人扶養親族 1 人につき ) 60,000 円を加算した額 ) (3) 条例第 3 条第 2 項第 4 号に規定する心身障害者に 扶養親族等がないときは 3,604,000

( 育児又は介護を行う職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限 ) 第 9 条略 4 前 3 項の規定は, 第 16 条第 1 項に規定する日常生活を営むのに支障がある者を介護する職員について準用する この場合において, 第 1 項中 小学校就学の始期に達するまでの子のある職員 ( 職員の配偶者で当該子の

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議案第07号-給与に関する条例の一部改正【確定】

障害認定者 180 万円未満 150,000 円未満 ( 注 1) 収入基準は 所得金額ではなく税金等控除前の総収入金額から判断します ( 注 ) 収入が変動的な場合 原則として過去 年間の総収入金額から判断します 上記収入基準は一律に適用されるものではなく あくまでも目安であり 認定を受けようとす

( 市町村の条例で定めるところにより当該市町村民税を免除された者を含む ) をいう (6) 所得を有しない者その属する世帯の世帯主及びすべての世帯員につき 医療保険各法の給付が行われた月の属する年度分の地方税法の規定による市町村民税に係る同法第 313 条第 1 項に規定する総所得金額及び山林所得金

飯塚市在日外国人高齢者福祉給付金支給要綱

富山市妊産婦医療費助成条例 平成 1 7 年 4 月 1 日富山市条例第 号改正平成 1 8 年 3 月 3 0 日富山市条例第 4 4 号平成 1 9 年 3 月 2 6 日富山市条例第 1 4 号平成 2 0 年 3 月 2 6 日富山市条例第 1 7 号平成 2 0 年 3 月 2

強制加入被保険者(法7) ケース1

給与収入年金収入事業収入不動産収入配当収入利子収入給付金仕送りその他収入 交通費などの非課税分 賞与を含む総支給額公的年金 各種年金基金 障害年金 遺族年金など自営業など経費差引前の総収入から当組合が認める直接的必要経費 ( 表 1 参照 ) を引いた額土地 家屋 駐車場などの賃貸 譲渡など経費差引

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

常陸大宮市医療福祉費支給に関する条例 平成 16 年 9 月 15 日条例第 79 号大宮町医療福祉費支給に関する条例 ( 昭和 51 年大宮町条例第 22 号 ) の全部を改正する ( 目的 ) 第 1 条この条例は, 妊産婦, 小児, 母子家庭の母子, 父子家庭の父子及び重度心身障害者の健康の保

市県民税所得課税証明書から年間所得金額を見る場合 平成 年度 ( 平成 年分 ) 市県民税所得課税証明書 住所 羽生市 134 番地 1 氏名 羽生田羽生子 所得の区分 所得金額 所得の区分 所得金額 総所得金額 330,000 所得控除金額 1,500,000 合計所得金額 330,000 課税標

記入例子 ( 収入が組合員 < 配偶者 別紙 1 柔 S H 1 9 年 7 月 8 日 ( 1 1 歳 子 有 無 E 住居区分 同居別居 無職無収入です 公的年金収入 ( 遺族 障害年金含む が 年間 雇用保険にかかる申立書 ( 別紙 1-2 のとおりです 雇用保険による収入が 日額 事業 農業

労災年金のスライド

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し 認定対象者の収入 生活実態 被保険者が扶養するに至った経緯 被保険者の扶養能力 被保険者による経済的扶養の事実とその内容などを慎重に審査し 公正に判断するように努めなければならない そのためには 被保険者に対して判断に必要な諸資料の提出や電話連絡等による事実確認を求め その結果 被扶養者資格があ

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被扶養者制度についてH 生計

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群馬県市町村職員共済組合被扶養者認定事務の取扱い基準 被扶養者に関しては 地方公務員等共済組合法第 条第 1 項第 号にその定義が 同法第 55 条及び同法施行規程第 94 条に届出の義務並びに認定の効力が 同法関係運用方針第 1 章第 条関係第 1 項第 号に具体的な取扱いの概要がそれぞれ規定されているところであるが 被扶養者の公正 かつ適正な認定及び資格管理を積極的に推進するため 次により事務を取扱うものとする 1 被扶養者の意義地方公務員等共済組合法における被扶養者とは 一定の範囲内の親族等で 主として組合員の収入により生計を維持している者 である この被扶養者が疾病 負傷 出産又は死亡した場合に 組合員の経済上の負担を課すのみならず 精神的な面 その他多くの面においても 組合員に圧迫を加える結果となり 組合員の労働力ひいては生活状態までに影響を及ぼすこととなるため 共済制度の目的からして このような事故に対して一定の短期給付を行うものである 被扶養者の範囲 ( 法第 条第 1 項第 号 運用方針第 1 章第 条関係第 1 項第 号 ) 組合員の 親等内の親族であって 一般職の職員の給与に関する法律 ( 昭和 5 年法律第 95 号 以下 一般職給与法 という ) 第 11 条第 1 項の規定に相当する給与条例の規定による扶養手当又はこれに相当する手当を受けている者及び扶養手当は受けていないが 主として組合員の収入により生計を維持している者 で次に掲げる者をいう 組合員の 子 父母 祖父母及び弟妹 組合員と同一世帯に属する 親等内の親族で に掲げる者以外の者 組合員ので届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者及びその者の父母 子で組合員と同一世帯に属する者 (4) に掲げるの死亡後におけるその父母及び子で 引き続きその組合員と同一世帯に属する者 (5) 前各号に掲げる者のうち 18 歳以上 60 歳未満の者にあっては通常稼働能力を有するものと考えられるので 次に掲げる者で組合員の収入により主として生計を維持しているものをいう ア学校教育法 ( 昭和 年法律第 6 号 ) 第 1 条に規定する学校並びに監督官庁の許可を受けている学校法人又は各種学校 ( 就学期間 1 年以上のもの ) の学生又は生徒 ただし 定時制課程 夜間課程及び通信制課程の学生等は除く イ就労能力を恒久的に喪失した重度障害者 ウ病気又は負傷のため療養中であり 就労能力を失っている者 エ家事従事者 < 用語の意義 > ( ア ) 子 とは 実子及び養子をいう ( イ ) 父母 とは 実父母及び養父母をいう ( ウ ) とは 実子の実子 実子の養子 養子の実子及び養子の養子をいう ( エ ) 祖父母 とは 実父母の実父母 実父母の養父母 養父母の実父母及び養父母の養父母をいう

( オ ) 弟妹 とは 実父母の子である弟妹及び養父母の子である弟妹をいう ( カ ) 親等内の親族 とは 別表に掲げる 親等内の血族及び姻族をいう ( キ ) 組合員と同一世帯に属する とは 組合員と生計を共にし かつ 同居している場合をいう ただし 病院勤務の看護師のように勤務上別居を要する場合 若しくはこれに準ずる場合又は転勤等に際して自己の都合により一時的に別居を余儀なくされる場合には 同居していることを要しない 被扶養者として認定されない者次に掲げる者は 主として組合員の収入により生計を維持する者 に該当しない その者について 当該組合員以外の者が一般職給与法に規定する扶養手当又はこれに相当する手当を地方公共団体 国 その他から受けている者 組合員が他の者と共同して同一人を扶養する場合において その組合員が主たる扶養者でない者 他の共済組合の組合員 健康保険及び船員保険等の被保険者である者 あるいは すでにそれらの被扶養者に認定されている者 ( 退職後の任意継続も含む ) (4) 雇用保険法に基づく手当の支給を受けている者 ( ただし支給額が基準額を下回っている場合はその限りではない ) (5) 後述で説明する給与 ( 年金等を含む ) 又は事業による年間収入 ( 所得 ) が 法の運用方針第 条関係に規定する基準額以上の所得がある者 4 生計維持関係 ( 政令第 条 運用方針第 1 章第 条関係第 1 項第 号 ) 主として組合員の収入により生計を維持する ことの認定に関しては 一般職給与法に規定する扶養親族に係る扶養の事実の認定の例及び健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) における被扶養者の認定の取扱いを参酌して行うものとする 主として組合員の収入により生計を維持する とは被扶養者として認定を行うには 生活の実態等具体的事情を十分勘案し 最も妥当と認められる取扱いをしなければならないが 一定の基礎基準として次により取扱うものとする ア認定対象者が組合員と同一世帯に属する場合には 認定対象者の年間収入が10 万円未満 ( 認定対象者が60 歳以上の公的年金受給者又は障害を支給事由とする年金受給者にあっては180 万円未満 ) であって かつ 組合員の年間収入の 分の1 未満である場合は原則として被扶養者に該当するものとする また 組合員に現在認定されている被扶養者がいる場合にあっては 認定対象者の年間収入が 10 万円未満 ( 認定対象者が60 歳以上の公的年金受給者又は障害を支給事由とする年金受給者にあっては180 万円未満 ) であって 組合員の収入による組合員及び被扶養者一人当たり年間生計費より少ない場合には 原則として被扶養者に該当するものとする イ認定対象者が組合員と同一世帯に属していない場合には 認定対象者の年間収入が10 万円未満 ( 認定対象者が60 歳以上の公的年金受給者又は障害を支給事由とする年金受給者にあっては1 80 万円未満 ) であって かつ 組合員からの援助による収入額より少ない場合には 原則として被扶養者に該当するものとする 夫婦共同扶養 ( 組合員が他の者と共同して同一人を扶養する ) の場合における被扶養者の認定にあっては その家計の実態及び社会通念等を総合的に勘案し 次により取扱うものとする

ア一般職給与法に規定する扶養手当又はこれに相当する手当の支給が行われている場合は その支給を受けている者の被扶養者として認定するものとする イア以外の場合には 共同扶養している双方の年間収入が同程度 ( 一割以内 ) であるときは 被扶養者申告書を提出した組合員の被扶養者として認定されるものとする ただし 一般職給与法に規定する扶養親族の要件を満たしている者であっても 当該扶養手当等の支給を受けていない者にあっては 認定できないものとする 年間所得被扶養者認定の収入基準額として年間 10 万円以上 (60 歳以上の公的年金受給者又は障害を支給事由とする年金受給者にあっては180 万円以上 ) の所得がある者は 主として組合員の収入により生計を維持する者 に該当しない 所得年額とは 次に掲げる所得の合計年額で非課税所得 ( 障害年金 遺族年金等 ) も含まれる また 所得税法上の課税対象所得をさすものではなく その者の恒常的な所得の現況により算定される収入の総額 ( 事業所得等にあっては 所得を得るための 修理費 管理費 役務費等の経費の支出を要するものについては 社会通念上明らかに当該所得を得るために必要と認められる経費に限り その実額を控除して得た額を所得とする ) である したがって 一般的にいう所得つまり収入のことであり 扶養の事実が発生したときから将来に向かって恒常的に取得することが予測できる年収入をいうものであり 暦年又は年度によって期間を限定して得られた収入ではないものである ア給与所得 ( 給料 賞与 手当 賃金 ) 雑所得( 恩給 年金等 ) 勤務開始日 ( 恒常的収入が変化した日 ) より1 年間の恒常的な収入の総所得推計額 ( 保険料等を控除する前のいわゆる総収入額 ) をいう ( ア ) 月額の場合 ( 月額 1 月 )+ 賞与等の年間推計額 ( イ ) 日額の場合 ( 日額 1カ月の勤務日数 1 月 )+ 賞与等の年間推計額 ( ウ ) 時間給の場合 ( 時間給 1 日の勤務時間 1カ月の勤務日数 1 月 )+ 賞与等の年間推計額 ( エ ) 恩給 年金等の場合支給開始後向こう1 年間の実支給額をいう イ事業所得 ( 農業 商業 製造業 その他の事業から生ずるもの ) ウ利子所得 配当所得 ( 預貯金利子 株式配当金 有価証券利息等 ) エ不動産所得 ( 土地 家屋の賃貸等による収入等 ) オその他の所得 ( 社会保険各法に基づく休業給付金等 ) カ組合において 前各号に準ずる所得と認定した収入 ( 個人年金等 ) 5 認定の効力と消滅 新たに組合員となった者に被扶養者となるべき者がある場合には その者が組合員となった日から また組合員に新たに被扶養者の要件を備える者が生じた場合には その事実が生じた日からそれぞれ効力を生じる

ただし 組合員となった日又はその 事実の生じた日 から0 日以内に被扶養者申告がなされない場合には その申告を受理した日から認定の効力を生じるものとする 事実の生じた日 とは ア新たに組合員となったときは 組合員となった日 イ出生のときは 出生の日 ウ婚姻したときは 婚姻の届のいかんにかかわらず 事実上婚姻関係と同様の事情が生じた日 エ等が会社等を退職し 被扶養者の要件を満たすこととなったときは その退職した日の翌日 オ同居により扶養事実が生じたときは その同居した日 被扶養者の資格は その要件を 欠くに至った日 から消滅する 被扶養者の要件を欠くに至った日 とは ア死亡したときは 死亡した日の翌日 イ離婚によるときは 事実上婚姻関係がなくなり生計関係を共にしないこととなった日 ウ恩給 年金又は扶助料等を受けることとなったとき又は年金改定により収入基準額以上となったときは 年金受給者が当該年金等に係る裁定通知書あるいは改定通知書を受領した日 エ就職により他の保険制度の被保険者となったときは 就職した日 オパート及び臨時職員等により給与収入があるときは その恒常的収入が収入基準額以上となる日 カ失業給付金及び傷病手当金等を受けることとなったことにより収入基準額以上となったときは その受給開始日 キ同居を条件とする被扶養者が別居したときは その別居した日 組合は すでに被扶養者として認定されている者について 被扶養者実態調査等により被扶養者としてその要件を具備していないことが判明した場合 その要件を欠くに至った日まで遡って認定の取消をするものとする これにより医療費等の返還が生じたときは 組合員に請求するものとする 6 その他の事項この取扱い基準に定めるもののほか 被扶養者の認定に関し必要な事項は 理事長が別に定める 附記 1 この基準は 公布の日から施行し 昭和 61 年 4 月 1 日から適用する この基準の一部改正は 平成元年 5 月 1 日から適用する この基準の一部改正は 平成 4 年 1 月 1 日から適用する 4 この基準の一部改正は 平成 4 年 4 月 1 日から適用する 5 この基準の一部改正は 平成 5 年 4 月 1 日から適用する 6 この基準の一部改正は 平成 10 年 4 月 1 日から適用する 7 この基準の一部改正は 平成 17 年 4 月 1 日から適用する 8 この基準の一部改正は 平成 5 年 4 月 1 日から適用する 9 この基準の一部改正は 平成 6 年 4 月 1 日から適用する

別表 扶養親族の範囲 曾祖父母 曾祖父母 祖父母 祖父母 伯叔父母 父母 父 1 母 伯叔父母 兄弟姉妹 本 人 弟妹兄姉 甥姪 子 1 子 甥 姪 曾 曾 ( 注 ) 1 は血族を表わし は姻族を表わす 点線内以外の被扶養者は 同一世帯に属することが条件となる 1 の記号は血族の親等を示し の記号は姻族の親等を示す