<B 型肝炎 (HBV)> ~ 平成 28 年 10 月 1 日から定期の予防接種になりました ~ このワクチンは B 型肝炎ウイルス (HBV) の感染を予防するためのワクチンです 乳幼児感染すると一過性感染あるいは持続性感染 ( キャリア ) を起こします そのうち約 10~15 パーセントは

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ヒブ ( インフルエンザ菌 b 型 ) 対象者 : 生後 2ヶ月から5 歳未満までのお子さん標準的な接種開始期間は 生後 2ヶ月から7ヶ月未満です 生後 2ヶ月を過ぎたら 早目に接種しましょう 接種方法 : 接種開始時の年齢により接種方法が異なります 接種開始が生後 2ヶ月から7ヶ月未満の場合 (

ロタウイルスワクチンは初回接種を1 価で始めた場合は 1 価の2 回接種 5 価で始めた場合は 5 価の3 回接種 となります 母子感染予防の場合のスケジュール案を示す 母子感染予防以外の目的で受ける場合は 4 週間の間隔をあけて2 回接種し 1 回目 の接種から20~24 週あけて3 回目を接種生

H30_業務の概要18.予防接種

平成 24 年 7 月改定版 すべての予防接種につきましては 次のページに記載してあります 平成 24 年度予防接種日程表 ( 国の通知により 内容が変わる場合があります 毎月の 広報みなみちた でご確認ください 新 麻しん風しん混合 3 期 4 期 ( 個別 ) 対象 :3 期 ( 中学 1 年生

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール 014 年 10 月 1 日版日本小児科学会 乳児期幼児期学童期 / 思春期 ワクチン 種類 直後 6 週 以上 インフルエンザ菌 b 型 ( ヒブ )

小児用肺炎球菌ワクチン 対象者 : 生後 2カ月 ~5 歳未満の方接種費用 : 無料ただし 接種開始が2 歳以上の場合は自己負担あり (1100 円 ) 接種回数 : 接種開始年齢によって異なります 接種開始月 年齢接種回数 接種間隔接種費用 生後 2 月から 7 月未満 生後 7 月から 12 月

9 予防接種

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日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールの主な変更点 2014 年 1 月 12 日 1)13 価結合型肺炎球菌ワクチンの追加接種についての記載を訂正 追加しました 2)B 型肝炎母子感染予防のためのワクチン接種時期が 生後 か月 から 生直後 1 6 か月 に変更と なりました (

生ワクチン 不活化ワクチン ジフテリア 百日咳 破傷風 不活化ポリオ混合ワクチン の接種から20~24 週あけて3 回目を接種 別の種類のワクチンを接種する場合は 中 27 日 ( いわゆる4 週間 ) 以上あけて受けます 別の種類のワクチンを接種する場合は 中 6 日 ( いわゆる1 週間 ) 以

第1 入間市の概要

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および

(Microsoft PowerPoint \217\254\216\231\227\\\226h\220\332\216\355\202\314\214\273\217\363.ppt)

Microsoft PowerPoint - 【配布資料】28予防接種従事者研修

2. 定期接種ンの 接種方法等について ( 表 2) ンの 種類 1 歳未満 生 BCG MR 麻疹風疹 接種回数接種方法接種回数 1 回上腕外側のほぼ中央部に菅針を用いて2か所に圧刺 ( 経皮接種 ) 1 期は1 歳以上 2 歳未満 2 期は5 歳以上 7 歳未満で小学校入学前の 1 年間 ( 年

02別添:日本脳炎ワクチン接種に関するQ&A[H28.3月版]

次の人は 医師が健康状態や体質に基づいて 接種の適否を判断します 心臓や血管 腎臓 肝臓 血液の障害や発育の障害などの基礎疾患がある人 他のワクチンの接種を受けて 2 日以内に発熱があった人や全身性の発疹などアレルギーが疑われる症状が出たことがある人 過去にけいれんをおこしたことがある人 過去に免疫

予防接種のてびき こどもの命を守るために 釜石市

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子宮頸がん予防ワクチン及びヒブ・小児用肺炎球菌ワクチンの接種助成事業スタート

このワクチンの接種前に 確認すべきことは? ワクチン接種を受ける人または家族の方などは このワクチンの効果や副反応などの注意すべき点について十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した上で接種を受けてください 医師が問診 検温および診察の結果から 接種できるかどうか判断します 次の人は こ

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参考資料 5 MR の接種勧奨の取り組みについて MR1 期 (1 歳 ~2 歳未満 ) 1 歳となる月の前月末に予診票及びお知らせを発送 1.6 歳児健診時 個別チェックによりお知らせ配布 ( 通年 ) 2 歳となる前々月に未接種者に案内を発送 ( 別紙 1) MR2 期 ( 小学校に入学する前年

始前に出生したお子さんについては できるだけ早く 1 回目の接種を開始できるように 指導をお願いします スムーズに定期接種を進めるために定期接種といっても 予防接種をスムーズに進めるためには 保護者の理解が不可欠です しかし B 型肝炎ワクチンの接種効果は一生を左右する重要なものですが 逆にすぐに効

ロタテック内用液ワクチン接種を受ける人へのガイド

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1 定期予防接種を受けられる方 接種時点で 千葉市に住民登録のある方 2 予防接種とは 麻しん ( はしか ) や百日せきのような感染症の原因となるウイルスや細菌 または細菌が作り出す毒素の力を弱めて予防接種液 ( ワクチン ) をつくり これを接種してその病気に対する抵抗力 ( 免疫 ) をつくる

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海外勤務健康プラザ 大阪(OHAP-OSAKA)のご案内      2001

医師が問診 検温および診察の結果から 接種できるかどうか判断します 次の人は このワクチンの接種を受けることはできません 明らかに発熱 ( 通常 37.5 以上 ) している人 重篤な急性疾患にかかっている人 過去にこのワクチンに含まれている成分でアナフィラキシーをおこしたことがある人 上記以外に医

2 (2) 異なった種類のワクチンを接種する場合の間隔 生ワクチン BCG 麻しん風しん混合 (MR) ロタウィルス 水痘 おたふくかぜ 不活化ワクチン ヒブ 小児用肺炎球菌 四種混合 三種混合 不活化ポリオ 日本脳炎 二種混合 B 型肝炎 インフルエンザ 27 日以上あける 不活化ワクチン生ワクチ


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00【議連提出資料】B型肝炎ワクチンの定期接種化について

肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝

次の人は このワクチンの接種を受けることはできません 明らかに発熱 ( 通常 37.5 以上 ) している人 重篤な急性疾患にかかっている人 過去にこのワクチンに含まれている成分 ( ジフテリアトキソイドを含む ) でアナフィラキシーをおこしたことがある人 上記以外に医師が予防接種を行うことが不適当

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第2章

ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン<医療従事者用>

定期予防接種スケジュール 平成 30 年 4 月 1 日現在 か か か か か か か 9~11か月 か か か 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 2 歳 3 歳 4 歳 5 歳 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 10 歳以上 予 Hib( ヒブ

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り感染し 麻薬注射や刺青なども原因になります 輸血の安全性や医療環境の改善によって 医原性の感染は例外的な場合になりました 日本では約 100 万人の B 型肝炎ウイルスキャリアがいます その大部分は成人で, 昔の母子感染を含む小児期の感染に由来します 1986 年から B 型肝炎ウイルスキャリアの

DPT, MR等混合ワクチンの推進に関する要望書

報告風しん

患者向医薬品ガイド

0 歳 0カ月 乳幼児の予防接種スケジュール ( 例 : その 1) 同時接種を希望するが 1 回に受ける数は 2 種類以下を希望する場合 ( 受診回数 : インフルエンザを除いて 18 回 ) 1 歳 カ月 日本小児科学会推奨案 ジフテリア 百日咳 破傷風混合ワクチン生ワクチン別の種類のワクチンを

サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および 26 歳以上の女性にお

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赤ちゃんが生まれたら 新生児 低体重児の家庭訪問 問 保健推進課 お子さんが生まれたら 母子健康手帳と一緒にお渡ししている 新生児出生通知書兼低体重児出生届出書 を 保健推進課に提出してください TEL

定期接種 * 料金無料 * 持参するもの 母子健康手帳 * 受ける場所 那須塩原市予防接種指定医療機関 ( 一覧表参照 ) * 注 意 事 項 予診票は医療機関にあります 上記の医療機関以外で受ける場合は事前に那須塩原市健康増進課( 黒磯保健センター ) へ連絡をしてください ( 手続きに1 週間程

方法について教えてください A 妊娠中の接種に関する有効性および安全性が確立されていないため 3 回接種を完了する前に妊娠していることがわかった場合には一旦接種を中断し 出産後に残りの接種を行うようにしてください 接種が中断しても 最初から接種し直す必要はありません 具体的には 1 回目接種後に妊娠

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平成24年、秋、日本の予防接種はこのように変わります

予防接種にあたっての基本事項 定期接種と任意接種予防接種には 予防接種法によって対象疾病 及び接種期間等が定められている定期接種とそれ以外の任意接種があります 任意接種は 予防接種を受ける方及びその保護者の希望により受けるもので法律上の義務はありません 医師との相談によって判断して受けてください ワ

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成人用 (65 歳以上 ) 予防接種予診票 任意接種用 本冊子は 肺炎球菌ワクチン 沈降 13 価肺炎球菌結合型ワクチン ( 無毒性変異ジフテリ ア毒素結合体 ) プレベナー 13 水性懸濁注 の接種をご希望の方への説明文書および 予診票 ( 複写式 2 枚綴り ) で 1 セットになっております

顎下腺 舌下腺 ) の腫脹と疼痛で発症し そのほか倦怠感や食欲低下などを訴えます 潜伏期間は一般的に 16~18 日で 唾液腺腫脹の 7 日前から腫脹後 8 日後まで唾液にウイルスが排泄され 分離できます これらの症状を認めない不顕性感染も約 30% に認めます 合併症は 表 1 に示すように 無菌

北海道における日本脳炎に係る定期の予防接種を実施することについての検討(概要)


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B 型肝炎 予防接種予診票 * 接種希望の方へ : 太ワク内にご記入ください * お子さんの場合には 健康状態をよく把握している保護者がご記入ください 記入日年月日 男 ふ り が な 住 所 ける人の氏名女受 保護者の氏名 生年月日 大正昭和平成 年月日生 ( 満歳ヵ月 ) 診察前の体温度分 電話

矢巾町生きがい推進課(平成23年10月15日発行)

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B 型肝炎 予防接種予診票 * 接種希望の方へ : 太ワク内にご記入ください * お子さんの場合には 健康状態をよく把握している保護者がご記入ください 記入日年月日 男 ふ り が な 住 所 ける人の氏名女受 保護者の氏名 生年月日 大正昭和平成 年月日生 ( 満歳ヵ月 ) 診察前の体温度分 電話


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生ワクチン乳幼児の予防接種スケジュール ( 例 : その 1) 同時接種を希望するが 1 回に受ける数は 2 種類以下を希望する場合 ( 受診回数 : インフルエンザを除いて 18 回回または 19 回 ) 0 歳 0カ月 カ月 カ月 1 歳 カ月 13 カ月 1 15 カ月 16 カ月 17 カ月

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RS ウイルスは 乳幼児に呼吸器感染症を引き起こす重要な原因 ウイルスです 大人が感染した場合は軽いかぜ様症状のみでおさ まりますが 予定日よりも早く生まれた赤ちゃん ( 早産児 ) 生まれつき呼吸器や心臓に病気をもっている赤ちゃん あるいは免疫不全を伴う赤ちゃんやダウン症候群の赤ちゃんが感染すると

今週前週今週前週 2/18~2/24 インフルエンザ ヘルパンギーナ 4 4 RS ウイルス感染症 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 7 4 咽頭結膜熱 急性出血性結膜炎 0 0 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 流行性角結膜炎 ( はやり目

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事務連絡平成 28 年 2 月 5 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省健康局健康課 厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会の審議について 本日開催された厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会における審議の結果 B 型肝炎ワクチンの定期接種化について 以下の

Transcription:

定期予防接種 ( 平成 28 年 10 月 1 日現在 ) B 型肝炎 (HBV) インフルエンザ菌 b 型 (Hib) 小児用肺炎球菌 四種混合(DPT-IPV) BCG 麻しん 風しん(MR) 水痘( 水ぼうそう ) 日本脳炎けい 子宮頸がん予防ワクチン 予防接種健康被害救済制度について

<B 型肝炎 (HBV)> ~ 平成 28 年 10 月 1 日から定期の予防接種になりました ~ このワクチンは B 型肝炎ウイルス (HBV) の感染を予防するためのワクチンです 乳幼児感染すると一過性感染あるいは持続性感染 ( キャリア ) を起こします そのうち約 10~15 パーセントは 慢性肝炎を 発症し 肝硬変や肝臓がんを発症することがあります 抗体獲得率が高い 0 歳の時期に接種をして 予防することが大切です 慢性肝炎 長期にわたり肝臓に炎症が発生する病気 自覚症状がないことが多く 肝硬変や肝がんに移行する場合もあります 肝硬変 肝臓が硬くなり機能が低下した状態 症状としては 食欲不振 黄疸 意識障害などがあります 対象年齢 :< 平成 28 年 4 月 1 日以降に生まれ 生後 1 歳に至るまで> 27 日 (4 週 ) 以上の間隔で 2 回接種後 第 1 回目から 139 日 (20 週 ) 以上の間隔で 1 回接種 計 3 回接種 ( 標準的な接種期間は生後 2~9 か月に至るまで ) 任意接種でこのワクチンを接種したことのあるお子さんは すでに接種した回数分の接種を受けたものとみなします ( 平成 28 年 3 月 31 日以前に生まれたお子さん 4 月 1 日以降の生まれで平成 28 年 9 月 30 日までに接種したものについては 館林市 B 型肝炎ワクチン接種費用助成の対象になります ) 母子感染予防のため 健康保険の給付により B 型肝炎ワクチンの投与を受けたかたは 定期接種の対象となりません まれに接種部位が赤く腫れたり かゆくなったりすることがあります

< インフルエンザ菌 b 型 (Hib)> このワクチンは インフルエンザ菌 b 型 (Hib) による病気の発症を予防するためのワクチンです b 型株はインフルエンザ菌の中でもっとも病原性が高いとされ 敗血症 髄膜炎などの起因菌として知られています 敗血症 細菌の毒素が全身にまわることで発症する感染症 症状としては 高熱 寒け 震え 発汗などがおこり 数時間で死亡することもあります 髄膜炎 脳の髄膜に菌などが感染することで発症する病気 症状としては 発熱 頭痛 おう吐 けいれん 意識障害などが見られます ( 接種を開始する時期によって回数が異なります ) 生後 2 ヵ月 ~7 ヵ月未満 生後 7 ヵ月 ~1 歳未満 : : 1 歳 ~5 歳未満 : 1 回のみ接種 初回接種生後 12 月に至るまでの間に 27 日以上 ( 医師が必要と認めた場合 20 日 ) の間隔を おいて 3 回接種 追加接種その後 7 月以上の間隔をおいて追加で 1 回接種 生後 12 月に至るまでの間に初回接種が終了しなかった場合 未接種分は行わず 最後の初回接種の注射終了後から 27 日以上 ( 医師が必要と認めた場合 20 日 ) の間隔をおいて追加接種を 1 回 初回接種生後 12 月に至るまでの間に 27 日以上 ( 医師が必要と認めた場合 20 日 ) の間隔を おいて 2 回接種 追加接種その後 7 月以上の間隔をおいて追加で 1 回接種 生後 12 月に至るまでの間に初回接種が終了しなかった場合 未接種分は行ず 最後の初回接種の注射終了後から 27 日以上 ( 医師が必要と認めた場合 20 日 ) の間隔をおいて 1 回 接種部位の発赤 腫れ 痛みなどが発生することがあります また全身反応として 発熱などがあらわれることもあります

< 小児用肺炎球菌 > このワクチンは 肺炎球菌による病気の発症を予防するためのワクチンです 肺炎球菌によって 髄膜炎 肺炎 中耳炎が引き起こされる可能性があります 肺炎 肺に炎症がおこる病気 症状としては 発熱 咳 痰 胸の痛み 呼吸困難などの症状があります 中耳炎 鼓膜から奥の中耳に炎症がおこる病気 症状としては 耳の痛み 発熱 聴力低下 耳だれ等の症状があります 生後 2 ヵ月 ~7 ヵ月未満 生後 7 ヵ月 ~1 歳未満 : : 初回接種標準的には生後 12 月までに 27 日以上の間隔をあけて 3 回接種 初回 2 回目 3 回目の接種は 生後 24 月を超えた場合は行わないこと また 2 回目の接種が生後 12 月を超えた場合 3 回目の接種は行わないこと ただし 追加接種は実施可能 追加接種初回接種終了後 60 日以上の間隔を空けて 1 歳に至った日以降に 1 回接種 初回接種標準的には生後 13 月までに 27 日以上の間隔をあけて 2 回接種 初回 2 回目の接種は 生後 24 月を超えた場合は行わないこと ただし 追加接種は実施可能 追加接種初回接種終了後 60 日以上の間隔を空けて 1 歳に至った日以降に 1 回接種 1 歳 ~2 歳未満 : 1 回目接種後 60 日以上の間隔をあけて 2 回目を接種 2 歳 ~5 歳 : 1 回のみ 接種部位の発赤 腫れや痛みが発生することがあります また全身反応として 発熱やじんましんなどがあらわれることもあります

< 四種混合 (DPT-IPV)> 平成 24 年 7 月以前に生まれたかたは 三種混合ワクチン (DPT) と不活化ポリオワクチン (IPV) を接種している場合があります このワクチンは ジフテリア 百日せき 破傷風 急性灰白髄炎 ( 小児マヒ ) を予防するためのワクチンです ジフテリア ジフテリア菌による感染症 症状は のどの痛み 咳 発熱 嘔吐 神経麻痺 呼吸困難などが見られます 百日せき 百日せき菌による感染症 長期間続くせきが特徴的な症状で せきの発作時には嘔吐や無呼吸などの症状も見られます 破傷風 傷口から菌が体内に侵入することで感染する病気 症状は 舌のもつれ 全身の筋肉麻痺 強いけいれん等が見られます 急性灰白髄炎 ポリオウイルスによる病気 発熱 頭痛 嘔吐などの症状に続き 手足の痺れや終生麻痺を引き起こす可能性があります 三種混合が終了していないかたは 四種混合での対応になります ( 予診票の差し替えが必要です 保健センターへお問い合わせください ) 対象年齢 :1 期接種 < 生後 3 月から 90 月 (7 歳 6 か月 ) に至るまで > 1 期接種 ( 初回 ): 20 日以上 ( 標準的には 56 日まで ) の間隔をおいて 3 回 ( 推奨されているのは 生後 3 月から 1 歳に達するまでの期間 ) 1 期接種 ( 追加 ): 初回接種 (3 回 ) 終了後 6 月以上の間隔をおいて四種混合ワクチンを 1 回 ( 推奨されているのは 初回接種終了後 12 月から 18 月までの間隔をおく ) 2 期接種 : 二種混合 ( ジフテリア 破傷風 ) ワクチンを 1 回 2 期接種 <11 歳以上 13 歳未満 > 接種部位の発赤 腫れ 痛みなどが発生することがあります また全身反応として発熱などがあらわれることもあります

<BCG> このワクチンは 結核を予防するためのワクチンです 赤ちゃんはお母さんから結核に対する抵抗力をもらうことができません 対象年齢 :< 生後 1 歳に至るまで > 生後 1 歳に至るまで間に 1 回 ( 推奨されているのは 生後 5 月 ~8 月に達するまでの期間 ) 接種部位の局所的な炎症 発熱 腫れ等が発生することがあります また 接種をした側の脇のリンパ腺が腫れることもあります 接種部位の腫れが 2~3cm を超えた場合や リンパ腺の腫れが化膿してただれた場合 3 か月経過しても治癒しない場合は 医療機関にご相談ください コッホ現象 BCG では コッホ現象とよばれる症状が見られることがあります コッホ現象とは 接種後 10 日以内に接種部位に発赤 腫脹 化膿などが起こり 2 週間 ~3 か月以内に治癒する現象 を言います お子さんが接種前に結核菌に感染している場合に見られ 通常の副反応よりも早い段階で発現します コッホ現象が見られた際には 速やかに健康推進課に相談するか あるいは医療機関に受診してください

< 麻しん 風しん (MR)> このワクチンは 麻しんと風しんを予防するための混合ワクチンです 麻しん はしか とも呼ばれ 高熱と赤い発疹を特徴とする全身疾患です 感染力が強く 脳炎を発症することや死亡することもあります 風しん 急性の発疹性感染症 症状としては発疹 発熱 リンパ腺の腫れ等が見られ まれに脳炎などの合併症が発生することもあります 1 期 : 生後 12 月から 24 月に至るまで ( 満 1 歳 ~2 歳未満 ) の間にMRワクチンを 1 回 2 期 : 5 歳以上 7 歳未満で 就学前の 1 年間 ( 年長児 ) の間にMRワクチンを 1 回 保護者の希望により 単独ワクチンの使用も可能です この場合 別の予診票になりますので健康推進課までご連絡ください 接種部位の発赤が発生することがあります また全身反応として 発熱 発疹 せき リンパ腺の腫れなどがあらわれることもあります

< 水痘 ( 水ぼうそう )> このワクチンは 水痘 ( 水ぼうそう ) を予防するためのワクチンです 水痘はウイルスの感染により起こる病気で 感染力がとても強く 全身に発疹が現れるのが特徴です 発疹の他には 発熱 頭痛 腹痛などの症状があります 集団生活に入る前に早めに受けましょう 対象年齢 : 生後 12 月から 36 月に至るまでに 3 月以上 ( お奨めは 6 月以上 ) の間隔をあけて 2 回接種 (1 歳 ~3 歳未満 ) 既に任意予防接種として 1 回受けているかた 1 歳未満の間は 1 回接種可能です 水痘にかかったことがあるかた 予防接種の対象外となります 全身反応として 発熱 じんましん等があらわれることがあります

< 日本脳炎 > このワクチンは 日本脳炎を予防するためのワクチンです 日本脳炎は ウイルスを持つ蚊がヒトを刺すことによって感染します 症状としては発熱 けいれん 意識障害などがあらわれます 多数のかたは無症状に終わりますが 脳炎を発症した場合の致死率は 20% 程度となり 半数以上は脳にダメージを受け後遺症が残る病気です 対象年齢 :1 期接種 < 生後 6 月 ~90 月 (7 歳 6 か月未満 )> 2 期接種 <9 歳 ~12 歳 > 1 期接種 ( 初回 ): 6 日以上 ( 標準的には 28 日まで ) の間隔をおいて 2 回 ( 推奨されているのは 3 歳の間に 6 日 ~28 日の間隔をおいて 2 回 ) 1 期追加 ( 追加 ): 初回終了後 6 月以上の間隔をおいて 1 回 ( 推奨されているのは おおむね 1 年後に 1 回 ) 2 期接種 : 1 回 ( 推奨されているのは 9 歳で 1 回 ) 2 期については一部の年齢を除き積極的推奨ではありませんが 保護者の希望により接種可能です 平成 17 年度から 21 年度にかけての積極的接種勧奨の差し控えにより 日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃したかたは 特例措置 として 20 歳未満まで定期接種の対象者となります 接種部位の発赤 腫れ 痛みなどが発生することがあります また全身反応として 発熱 ショック症状 けいれんなどがあらわれることもあります

けい < 子宮頸がん予防ワクチン> ~ 平成 25 年 6 月 14 日から積極的接種勧奨差し控え中です ~ このワクチンは ヒトパピローマウイルス (HPV) による病気の発症を予防するためのワクチンです HPV によって発症する病気として 子宮頸がん 尖圭コンジローマなどが知られています また子宮けいがんワクチンにはサーバリックスとガーダシルの二種類のワクチンがあり それぞれ接種時期や間隔が異なります 接種の 3 回は 同一のワクチンを 3 回接種してください ( 接種するワクチンの種類によって回数が異なります ) 対象年齢 : 小学 6 年生から高校 1 年生の女児に計 3 回接種 ( 推奨されているのは 中学 1 年生の間に接種 ) サーバリックス : 1 月以上の間隔をおいて 2 回接種 その後 1 回目の接種から 5 月以上かつ 2 回目の接種から 2 月半以上の間隔をおいて 1 回接種 ( 推奨されているのは 1 月の間隔をおいて 2 回 その後 1 回目から 6 月の間隔をおいて 1 回接種 ) ガーダシル :1 月以上の間隔をおいて 2 回接種 その後 2 回目から 3 月以上の間隔をおいて 1 回接種 ( 推奨されているのは 2 月の間隔をおいて 2 回 その後 1 回目から 6 月の間隔をおいて 1 回接種 ) 接種部位の発赤 腫れ 痛み等が発生することがあります また ワクチン接種後に注射による痛みや心因性の反応などによる失神があらわれることがあります 失神による転倒を避けるため 接種後 30 分程度は体重を預けることのできる背もたれのあるソファに座るなどして様子を見るようにしてください

< 重篤な副反応が起こった場合の 予防接種健康被害救済制度 > 予防接種の後 極めてまれ ( 百万から数百万人に 1 人程度 ) に脳炎や神経障害などの重い副反応が生じることもあります 予防接種法に基づき予防接種を受けた者が疾病にかかり 障害の状態となり または死亡した場合に 厚生労働大臣が予防接種法に基づく定期の予防接種によるものと認定したときは 健康被害救済の給付の対象となります