I F 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療 現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文 書に記

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医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

スライド 1

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2001年 月(新様式第1版)                 日本標準商品分類番号:872144

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医薬品インタビューフォーム

ハイボン錠20mg/ハイボン錠40mg/ハイボン細粒10%/ハイボン細粒20%

Transcription:

2010 年 5 月改訂 ( 第 4 版 ) 日本標準商品分類番号 :873136 医薬品インタビューフォーム日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2008 に準拠して作成 末梢性神経障害治療剤 剤 形硬カプセル剤 製剤の規制区分 規格 含量 1 カプセル中に日本薬局方メコバラミン 250μg を含有する 一般名 和名 : メコバラミン (JAN) 洋名 :Mecobalamin(JAN) 製造販売承認年月日薬価基準収載 発売年月日 製造販売承認年月日 :2006 年 1 月 18 日 ( 販売名変更による ) 薬価基準収載年月日 :2006 年 6 月 9 日 ( 販売名変更による ) 発売年月日 :1981 年 9 月 1 日 開発 製造販売 ( 輸入 ) 提携 販売会社名 発売元 : 科研製薬株式会社製造販売元 : 日新製薬株式会社 医薬情報担当者の連絡先 問合せ窓口 科研製薬株式会社医薬品情報サービス室 T E L:0120-519874 受付時間 :9:00~17:00( 土 日 祝日 その他当社の休業日を除く ) 医療関係者向けホームページ :http://www.kaken.co.jp/ 本 IF は 2007 年 8 月改訂の添付文書の記載に基づき改訂した 最新の添付文書情報は 医薬品医療機器情報提供ホームページ http://www.info.pmda.go.jp/ にてご確認ください

I F 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療 現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文 書に記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必要な場合がある 医療現場では 当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者等に情報の追加請求や質疑をして情報を 補完して対処してきている この際に必要な情報を網羅的に入手するための情報リストとしてインタビュ ーフォームが誕生した 昭和 63 年に日本病院薬剤師会 ( 以下 日病薬と略す ) 学術第 2 小委員会が 医薬品インタビューフォー ム ( 以下 IF と略す ) の位置付け並びに IF 記載様式を策定した その後 医療従事者向け並びに患者向 け医薬品情報ニーズの変化を受けて 平成 10 年 9 月に日病薬学術第 3 小委員会において IF 記載要領の改訂が 行われた 更に 10 年が経過した現在 医薬品情報の創り手である製薬企業 使い手である医療現場の薬剤師 双方 にとって薬事 医療環境は大きく変化したことを受けて 平成 20 年 9 月に日病薬医薬情報委員会において 新たな IF 記載要領が策定された 2.IF とは IF は 添付文書等の情報を補完し 薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な 医薬品の品質管理のための情報 処方設計のための情報 調剤のための情報 医薬品の適正使用のための情報 薬学的な患者 ケアのための情報等が集約された総合的な個別の医薬品解説書として 日病薬が記載要領を策定し 薬剤師 等のために当該医薬品の製薬企業に作成及び提供を依頼している学術資料 と位置付けられる ただし 薬事法 製薬企業機密等に関わるもの 製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師自ら が評価 判断 提供すべき事項等は IF の記載事項とはならない 言い換えると 製薬企業から提供された IF は 薬剤師自らが評価 判断 臨床適応するとともに 必要な補完をするものという認識を持つことを前提としている [IF の様式 ] 1 規格は A4 判 横書きとし 原則として 9 ポイント以上の字体 ( 図表は除く ) で記載し 一色刷りとする ただし 添付文書で赤枠 赤字を用いた場合には 電子媒体ではこれに従うものとする 2 IF 記載要領に基づき作成し 各項目名はゴシック体で記載する 3 表紙の記載は統一し 表紙に続けて日病薬作成の IF 利用の手引きの概要 の全文を記載するものとし 2 頁にまとめる [IF の作成 ] 1 IF は原則として製剤の投与経路別 ( 内用剤 注射剤 外用剤 ) に作成される 2 IF に記載する項目及び配列は日病薬が策定した IF 記載要領に準拠する 3 添付文書の内容を補完するとの IF の主旨に沿って必要な情報が記載される 4 製薬企業の機密等に関するもの 製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師をはじめ医療従事者 自らが評価 判断 提供すべき事項については記載されない 5 医薬品インタビューフォーム記載要領 2008 ( 以下 IF 記載要領 2008 と略す ) により作成された IF は 電子媒体での提供を基本とし 必要に応じて薬剤師が電子媒体 (PDF) から印刷して使用する 企業での製本は必須ではない [IF の発行 ] 1 IF 記載要領 2008 は 平成 21 年 4 月以降に承認された新医薬品から適用となる 2 上記以外の医薬品については IF 記載要領 2008 による作成 提供は強制されるものではない 3 使用上の注意の改訂 再審査結果又は再評価結果 ( 臨床再評価 ) が公表された時点並びに適応症の拡大 等がなされ 記載すべき内容が大きく変わった場合には IF が改訂される

3.IF の利用にあたって IF 記載要領 2008 においては 従来の主に MR による紙媒体での提供に替え PDF ファイルによる電 子媒体での提供を基本としている 情報を利用する薬剤師は 電子媒体から印刷して利用することが原則 で 医療機関での IT 環境によっては必要に応じて MR に印刷物での提供を依頼してもよいこととした 電子媒体の IF については 医薬品医療機器総合機構の医薬品医療機器情報提供ホームページに掲載場所 が設定されている 製薬企業は 医薬品インタビューフォーム作成の手引き に従って作成 提供するが IF の原点を踏ま え 医療現場に不足している情報や IF 作成時に記載し難い情報等については製薬企業の MR 等へのインタ ビューにより薬剤師等自らが内容を充実させ IF の利用性を高める必要がある また 随時改訂される使 用上の注意等に関する事項に関しては IF が改訂されるまでの間は 当該医薬品の製薬企業が提供する添 付文書やお知らせ文書等 あるいは医薬品医療機器情報配信サービス等により薬剤師等自らが整備すると ともに IF の使用にあたっては 最新の添付文書を医薬品医療機器情報提供ホームページで確認する なお 適正使用や安全性の確保の点から記載されている 臨床成績 や 主な外国での発売状況 に関 する項目等は承認事項に関わることがあり その取扱いには十分留意すべきである 4. 利用に際しての留意点 IF を薬剤師等の日常業務において欠かすことができない医薬品情報源として活用して頂きたい しかし 薬事法や医療用医薬品プロモーションコード等による規制により 製薬企業が医薬品情報として提供でき る範囲には自ずと限界がある IF は日病薬の記載要領を受けて 当該医薬品の製薬企業が作成 提供する ものであることから 記載 表現には制約を受けざるを得ないことを認識しておかなければならない また製薬企業は IF があくまでも添付文書を補完する情報資材であり 今後インターネットでの公開等 も踏まえ 薬事法上の広告規制に抵触しないよう留意し作成されていることを理解して情報を活用する必 要がある (2008 年 9 月 )

目 次 Ⅰ. 概要に関する項目 1. 開発の経緯... 1 2. 製品の治療学的 製剤学的特性... 1 Ⅱ. 名称に関する項目 1. 販売名... 2 (1) 和名... 2 (2) 洋名... 2 (3) 名称の由来... 2 2. 一般名... 2 (1) 和名 ( 命名法 )... 2 (2) 洋名 ( 命名法 )... 2 (3) ステム... 2 3. 構造式又は示性式... 2 4. 分子式及び分子量... 2 5. 化学名 ( 命名法 )... 2 6. 慣用名 別名 略号 記号番号... 2 7.CAS 登録番号... 2 Ⅲ. 有効成分に関する項目 1. 物理化学的性質... 3 (1) 外観 性状... 3 (2) 溶解性... 3 (3) 吸湿性... 3 (4) 融点 ( 分解点 ) 沸点 凝固点... 3 (5) 酸塩基解離定数... 3 (6) 分配係数... 3 (7) その他の主な示性値... 3 2. 有効成分の各種条件下における安定性... 3 3. 有効成分の確認試験法... 3 4. 有効成分の定量法... 3 Ⅳ. 製剤に関する項目 1. 剤形... 4 (1) 剤形の区別 規格及び性状... 4 (2) 製剤の物性... 4 (3) 識別コード... 4 (4)pH 浸透圧比 粘度 比重 無菌の旨及び安定な ph 域等... 4 2. 製剤の組成... 4 (1) 有効成分 ( 活性成分 ) の含量... 4 (2) 添加物... 4 (3) その他... 4 3. 懸濁剤 乳剤の分散性に対する注意... 4 4. 製剤の各種条件下における安定性... 4 5. 調製法及び溶解後の安定性... 5 6. 他剤との配合変化 ( 物理化学的変化 )... 5 7. 溶出性... 5 8. 生物学的試験法... 5 9. 製剤中の有効成分の確認試験法... 5 10. 製剤中の有効成分の定量法... 5 11. 力価... 5 12. 混入する可能性のある夾雑物... 5 13. 治療上注意が必要な容器に関する情報... 5 14. その他... 5 Ⅴ. 治療に関する項目 1. 効能又は効果... 6 2. 用法及び用量... 6 3. 臨床成績... 6 (1) 臨床データパッケージ... 6 (2) 臨床効果... 6 (3) 臨床薬理試験 : 忍容性試験... 6 (4) 探索的試験 : 用量反応探索試験... 6 (5) 検証的試験... 6 (6) 治療的使用... 6 Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 1. 薬理学的に関連ある化合物又は化合物群.. 7 2. 薬理作用... 7 (1) 作用部位 作用機序... 7 (2) 薬効を裏付ける試験成績... 7 (3) 作用発現時間 持続時間... 7 Ⅶ. 薬物動態に関する項目 1. 血中濃度の推移 測定法... 8 (1) 治療上有効な血中濃度... 8 (2) 最高血中濃度到達時間... 8 (3) 臨床試験で確認された血中濃度... 8 (4) 中毒域... 8 (5) 食事 併用薬の影響... 8 (6) 母集団 ( ポピュレーション ) 解析により 判明した薬物体内動態変動要因... 8 2. 薬物速度論的パラメータ... 8 (1) コンパートメントモデル... 8 (2) 吸収速度定数... 9 (3) バイオアベイラビリティ... 9 (4) 消失速度定数... 9 (5) クリアランス... 9 (6) 分布容積... 9 (7) 血漿蛋白結合率... 9 3. 吸収... 9 4. 分布... 9 (1) 血液 - 脳関門通過性... 9 (2) 血液 - 胎盤関門通過性... 9 (3) 乳汁への移行性... 9 (4) 髄液への移行性... 9 (5) その他の組織への移行性... 9

5. 代謝... 9 (1) 代謝部位及び代謝経路... 9 (2) 代謝に関与する酵素 (CYP450 等 ) の分子種... 9 (3) 初回通過効果の有無及びその割合... 10 (4) 代謝物の活性の有無及び比率... 10 (5) 活性代謝物の速度論的パラメータ... 10 6. 排泄... 10 (1) 排泄部位及び経路... 10 (2) 排泄率... 10 (3) 排泄速度... 10 7. 透析等による除去率... 10 Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 1. 警告内容とその理由... 11 2. 禁忌内容とその理由 ( 原則禁忌を含む ) 11 3. 効能又は効果に関連する使用上の注意と その理由... 11 4. 用法及び用量に関連する使用上の注意と その理由... 11 5. 慎重投与内容とその理由... 11 6. 重要な基本的注意とその理由及び 処置方法... 11 7. 相互作用... 11 (1) 併用禁忌とその理由... 11 (2) 併用注意とその理由... 11 8. 副作用... 11 (1) 副作用の概要... 11 (2) 重大な副作用と初期症状... 11 (3) その他の副作用... 11 (4) 項目別副作用発現頻度及び 臨床検査値異常一覧... 12 (5) 基礎疾患 合併症 重症度及び手術 の有無等背景別の副作用発現頻度... 12 (6) 薬物アレルギーに対する注意及び 試験法... 12 9. 高齢者への投与... 12 10. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与... 12 11. 小児等への投与... 12 12. 臨床検査結果に及ぼす影響... 12 13. 過量投与... 12 14. 適用上の注意... 12 15. その他の注意... 12 16. その他... 12 2. 毒性試験... 13 (1) 単回投与毒性試験... 13 (2) 反復投与毒性試験... 13 (3) 生殖発生毒性試験... 13 (4) その他の特殊毒性... 13 Ⅹ. 管理的事項に関する項目 1. 規制区分... 14 2. 有効期間又は使用期限... 14 3. 貯法 保存条件... 14 4. 薬剤取扱い上の注意点... 14 (1) 薬局での取り扱いについて... 14 (2) 薬剤交付時の注意 ( 患者等に留意すべき必須事項等 )... 14 5. 承認条件等... 14 6. 包装... 14 7. 容器の材質... 14 8. 同一成分 同効薬... 14 9. 国際誕生年月日... 14 10. 製造販売承認年月日及び承認番号... 15 11. 薬価基準収載年月日... 15 12. 効能又は効果追加 用法及び用量変更 追加等の年月日及びその内容... 15 13. 再審査結果 再評価結果公表年月日及びその内容... 15 14. 再審査期間... 15 15. 投薬期間制限医薬品に関する情報... 15 16. 各種コード... 15 17. 保険給付上の注意... 15 ⅩⅠ. 文 献 1. 引用文献... 16 2. その他の参考文献... 16 ⅩⅡ. 参考資料 1. 主な外国での発売状況... 17 2. 海外における臨床支援情報... 17 ⅩⅢ. 備 考 1. その他の関連資料... 18 (1)JAN コード... 18 Ⅸ. 非臨床試験に関する項目 1. 薬理試験... 13 (1) 薬効薬理試験... 13 (2) 副次的薬理試験... 13 (3) 安全性薬理試験... 13 (4) その他の薬理試験... 13

Ⅰ. 概要に関する項目 1. 開発の経緯 メコラミンカプセル 250μg の有効成分メコバラミンは 1963 年 Lindstrand らにより ヒト血清中に生体成分として存在することが明らかにされたビタミン B12 同族体である 生体内では補酵素活性型ビタミン B12 としてはたらき ホモシステインからメチオニンを合成するメチル基転移反応に重要な役割を果たす また メチオニン合成反応を通じて貯蔵型葉酸の利用を促進するとともに t-rna のメチル化など 核酸代謝にも関与し 核酸 蛋白 脂質代謝において ビタミン B12 同族体の中で最も優れた生体内活性を示す 臨床的には髄鞘形成促進作用 神経再生促進作用により糖尿病性神経障害 多発性神経炎など末梢性神経疾患に対して有用性が認められている 1981 年 4 月に承認され 同年 9 月に発売に至った なお メコラミンカプセル については 医療事故を防止するための医薬品の表示事項及び販売名の取扱いについて (2000 年 9 月 19 日付医薬発第 935 号 ) に基づき 2006 年 1 月に メコラミンカプセル 250μg へ名称を変更し現在に至っている 2. 製品の治療学的 製剤学的特性 1) ビタミン B12 同族体の中で最も優れた生体内活性を示す 2) 髄鞘形成促進作用 神経再生促進作用により末梢性神経疾患に対して効果を示す ( Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 参照 ) 1

Ⅱ. 名称に関する項目 1. 販売名 (1) 和 名 : メコラミンカプセル 250μg (2) 洋 名 :Mecolamin Cap.250μg (3) 名称の由来 : 有効成分 メコバラミン より命名 2. 一般名 (1) 和 名 ( 命名法 ): メコバラミン (JAN) (2) 洋 名 ( 命名法 ):Mecobalamin(JAN) (3) ステム :- 3. 構造式又は示性式 4. 分子式及び分子量 分子式 :C63H91CoN13O14P 分子量 :1,344.38 5. 化学名 ( 命名法 ) Coα-[α- (5,6-Dimethylbenz-1H-imidazolyl)]-Coβ-methylcobamide(IUPAC) 6. 慣用名 別名 略号 記号番号 略 号 :CH3-B12 7.CAS 登録番号 13422-55-4 2

Ⅲ. 有効成分に関する項目 1. 物理化学的性質 (1) 外観 性状 暗赤色の結晶又は結晶性の粉末である (2) 溶解性 溶媒 1g を溶かすのに要する溶媒量 日本薬局方の溶解度表記 水 30mL 以上 100mL 未満やや溶けにくい エタノール (99.5) 100mL 以上 1000mL 未満溶けにくい アセトニトリル 10000mL 以上ほとんど溶けない (3) 吸湿性 吸湿性である (4) 融点 ( 分解点 ) 沸点 凝固点 約 200 で黒変し 約 240 で分解する (5) 酸塩基解離定数 pka=2.7 (6) 分配係数 (7) その他の主な示性値 2. 有効成分の各種条件下における安定性 本品は光によって変化する 3. 有効成分の確認試験法 日本薬局方 メコバラミン の確認試験法による 4. 有効成分の定量法 日本薬局方 メコバラミン の定量法による 3

Ⅳ. 製剤に関する項目 1. 剤形 (1) 剤形の区別 規格及び性状 製品名性状外形サイズ 重量 メコラミンカプセル 250μg キャップが深紅色 ボディが淡桃色の硬カプセル剤で 内容物は淡桃色の粉末である 4 号カプセル長さ :14.0mm 直径 : 5.4mm 重量 :175mg (2) 製剤の物性 日本薬局方の一般試験法 カプセル剤の内容物の重量偏差試験 の項に従って試験を行うとき これに適合する (3) 識別コード ME250( カプセル表面 ) (4)pH 浸透圧比 粘度 比重 無菌の旨及び安定な ph 域等 2. 製剤の組成 (1) 有効成分 ( 活性成分 ) の含量 1 カプセル中に日本薬局方メコバラミン 250μg を含有する (2) 添加物 内容物に乳糖水和物 結晶セルロース タルク トウモロコシデンプンを含有する また カプセル本体にラウリル硫酸ナトリウム 黄色 5 号 赤色 3 号 青色 1 号を含有する (3) その他 特になし 3. 懸濁剤 乳剤の分散性に対する注意 4. 製剤の各種条件下における安定性 1) 最終包装製品を用いた加速試験 (40 相対湿度 80% 6 ヵ月 ) の結果 メコラミンカプセル 250μg は 室温保存において 3 年間安定であることが推測された 試験保存条件保存形態保存期間結果 加速試験 40 80%RH 市販包装形態 6 ヵ月蛍光灯照射 (PTP 包装し 紙箱に 3 ヵ月 2000±150lx 詰め製品としたもの ) 適合 : 性状 確認試験 重量偏差試験 崩壊試験 定量 4

また 最終包装製品を用いた長期保存試験 ( 室温 3 年間 ) の結果 外観及び含量等は規格の範囲内であり メコラミンカプセル 250μg の室温保存における 3 年間の安定性が確認された 試験 保存条件 保存形態 保存期間 結果 長期保存試験 室温 市販包装形態 (PTP 包装し 紙箱に詰め製品としたもの ) 3 年 適合 : 性状 確認試験 平均質量 質量偏差試験 溶出試験 定量 5. 調製法及び溶解後の安定性 6. 他剤との配合変化 ( 物理化学的変化 ) 7. 溶出性 2) 試験液に水 900mL を用い 日局溶出試験法パドル法で試験を行うとき ( 回転数 :50rpm) メコラミンカプセル 250μg は 日本薬局方外医薬品規格第三部に定められたメコバラミン 0.25mg カプセルの溶出規格に適合していることが確認されている 8. 生物学的試験法 9. 製剤中の有効成分の確認試験法 紫外可視吸収度測定法 10. 製剤中の有効成分の定量法 紫外可視吸光度測定法 11. 力価 12. 混入する可能性のある夾雑物 13. 治療上注意が必要な容器に関する情報 14. その他 5

Ⅴ. 治療に関する項目 1. 効能又は効果 末梢性神経障害 効能 効果に関連する使用上の注意 本剤投与で効果が認められない場合 月余にわたって漫然と使用すべきではない ( 解説 ) ビタミン剤共通の一般的注意事項として記載 2. 用法及び用量 通常 成人は 1 日 6 カプセル ( メコバラミンとして 1 日 1,500μg) を 3 回に分けて経口投与する ただし 年齢及び症状により適宜増減する 3. 臨床成績 (1) 臨床データパッケージ (2) 臨床効果 (3) 臨床薬理試験 : 忍容性試験 (4) 探索的試験 : 用量反応探索試験 (5) 検証的試験 (6) 治療的使用 6

Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 1. 薬理学的に関連ある化合物又は化合物群 コバマミド ヒドロキソコバラミン酢酸塩 シアノコバラミン 2. 薬理作用 (1) 作用部位 作用機序 作用部位 : 神経細胞作用機序 : 生体内のメチル基転移反応に関与し 神経細胞内の核酸 タンパク代謝を促進する (2) 薬効を裏付ける試験成績 1 ビタミン B12 作用メコバラミンは 尿中メチルマロン酸排泄量低下 血漿中乳酸脱水素活性低下など B12 欠乏症の改善 ヘマトクリット値の上昇 赤血球数増加などの改善作用を示し その B12 作用は ヒドロキソコバラミンと同程度であった (B12 欠乏ラット ) 2 神経細胞内核酸 タンパク代謝の改善 3~5) メコバラミンは 極めてラディカルなメチル基を有し 生体内のメチル基転移反応に関与するビタミンであり タンパク合成過程において重要な役割を占める核酸合成に関与する そのため 神経細胞内の核酸 タンパク代謝を促進する 3 神経組織の修復 6) メコバラミンは シュワン細胞の分裂や脂質代謝を促し 髄鞘形成の促進 タンパク合成の活発化により 神経組織の回復を促進する (3) 作用発現時間 持続時間 7

Ⅶ. 薬物動態に関する項目 1. 血中濃度の推移 測定法 (1) 治療上有効な血中濃度 (2) 最高血中濃度到達時間 (3) 臨床試験で確認された血中濃度 の項参照 (3) 臨床試験で確認された血中濃度 < 参考 > 家兎 14 匹にメコラミンカプセル 250μg1 カプセル ( メコバラミンとして 250μg) を経口投与し 血清中濃度を測定した 投与後 1.5 時間で最高濃度を示し以後急速に下降 し 12 時間後には測定されなかった 7) (ng/ml) 200 血中濃度 150 100 50 (4) 中毒域 0 1 2 3 4 6 8(hr) メコラミンカプセル 250μg 経口投与時の血清中濃度 ( 家兎 ) (5) 食事 併用薬の影響 (6) 母集団 ( ポピュレーション ) 解析により判明した薬物体内動態変動要因 2. 薬物速度論的パラメータ (1) コンパートメントモデル 8

(2) 吸収速度定数 (3) バイオアベイラビリティ (4) 消失速度定数 (5) クリアランス (6) 分布容積 (7) 血漿蛋白結合率 3. 吸収 吸収部位 : 小腸下部 4. 分布 (1) 血液 - 脳関門通過性 (2) 血液 - 胎盤関門通過性 (3) 乳汁への移行性 (4) 髄液への移行性 (5) その他の組織への移行性 5. 代謝 (1) 代謝部位及び代謝経路 肝及び腎で一部ジメチルベンズイミダゾリルコバミド補酵素 (DBCC) に変換される (2) 代謝に関与する酵素 (CYP450 等 ) の分子種 9

(3) 初回通過効果の有無及びその割合 (4) 代謝物の活性の有無及び比率 (5) 活性代謝物の速度論的パラメータ 6. 排泄 (1) 排泄部位及び経路 (2) 排泄率 (3) 排泄速度 7. 透析等による除去率 10

Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 1. 警告内容とその理由 2. 禁忌内容とその理由 ( 原則禁忌を含む ) 3. 効能又は効果に関連する使用上の注意とその理由 Ⅴ. 治療に関する項目 を参照すること 4. 用法及び用量に関連する使用上の注意とその理由 5. 慎重投与内容とその理由 6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法 7. 相互作用 (1) 併用禁忌とその理由 (2) 併用注意とその理由 8. 副作用 (1) 副作用の概要 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない (2) 重大な副作用と初期症状 (3) その他の副作用その他の副作用頻度頻度不明分類消化器食欲不振 悪心 嘔吐 下痢 ) 過敏症注発疹注 ) このような症状があらわれた場合には 投与を中止すること 11

(4) 項目別副作用発現頻度及び臨床検査値異常一覧 (5) 基礎疾患 合併症 重症度及び手術の有無等背景別の副作用発現頻度 (6) 薬物アレルギーに対する注意及び試験法 (3) その他の副作用 の項参照 9. 高齢者への投与 10. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 11. 小児等への投与 12. 臨床検査結果に及ぼす影響 13. 過量投与 14. 適用上の注意 適用上の注意 薬剤交付時 PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること (PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ) 15. その他の注意 その他の注意 水銀及びその化合物を取り扱う職業従事者に長期にわたって大量に投与することは避けることが望ましい ( 解説 ) メコバラミンは有機水銀中毒を発現しないが メチル水銀問題 ( 水俣病 ) が社会問題となっていたことを背景に念のため記載された 16. その他 特になし 12

Ⅸ. 非臨床試験に関する項目 1. 薬理試験 (1) 薬効薬理試験 ( Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 参照 ) (2) 副次的薬理試験 (3) 安全性薬理試験 (4) その他の薬理試験 2. 毒性試験 (1) 単回投与毒性試験 (2) 反復投与毒性試験 (3) 生殖発生毒性試験 (4) その他の特殊毒性 13

Ⅹ. 管理的事項に関する項目 1. 規制区分 2. 有効期間又は使用期限 使用期限 :3 年 ( 安定性試験結果に基づく ) 3. 貯法 保存条件 室温保存 ( 光に不安定なので遮光して保存すること ) 4. 薬剤取扱い上の注意点 (1) 薬局での取り扱いについて (2) 薬剤交付時の注意 ( 患者等に留意すべき必須事項等 ) Ⅷ-14. 適用上の注意 の項参照 5. 承認条件等 6. 包装 P T P:1000 カプセルバラ :500 カプセル 7. 容器の材質 [PTP 包装製品 ] P T P: ポリ塩化ビニル アルミニウムピロー : ポリエチレンテレフタラート ポリエチレン セロハン複合材個装箱 : 紙 [ バラ包装製品 ] 袋 : ポリエチレンラミネートアルミニウムボトル : 高密度ポリエチレン中栓 : 低密度ポリエチレンキャップ : ポリプロピレン個装箱 : 紙 8. 同一成分 同効薬 同一成分薬 : メチコバール コバメチンなど同効薬 : コバマミド ヒドロキソコバラミン酢酸塩 シアノコバラミン 9. 国際誕生年月日 14

10. 製造販売承認年月日及び承認番号 製品名製造販売承認年月日承認番号 メコラミンカプセル 250μg 備考 : 旧販売名および旧販売名での承認年月日 メコラミンカプセル 2006 年 1 月 18 日 ( 販売名変更による ) 承認年月日 :1981 年 4 月 8 日 21800AMX10018000 11. 薬価基準収載年月日 2006 年 6 月 9 日 備考 : 旧販売名および旧販売名での薬価収載年月日 経過措置期間終了年月日 メコラミンカプセル薬価収載年月日 :1981 年 9 月 1 日経過措置期間終了 :2007 年 3 月 31 日 12. 効能又は効果追加 用法及び用量変更追加等の年月日及びその内容 13. 再審査結果 再評価結果公表年月日及びその内容 14. 再審査期間 15. 投薬期間制限医薬品に関する情報 本剤は 投薬期間に関する制限は定められていない 16. 各種コード HOT(9 桁 ) 番号 厚生労働省薬価基準収載医薬品コード レセプト電算コード 107088001 3136004M1165 620003626 17. 保険給付上の注意 本剤は保険診療上の後発医薬品である 15

ⅩⅠ. 文 献 1. 引用文献 1) 日新製薬株式会社社内資料 ( 安定性試験 ) 2) 日新製薬株式会社社内資料 ( 溶出試験 ) 3) Walerych,W.S.et al. : Biochem.Biophys.Res.Comm., 23, 368(1966) 4) 中沢恒幸 他 : ビタミン, 42, 193(1970) 5) 中沢恒幸 他 : ビタミン, 42, 275(1970) 6) 米沢 猛 他 : 生体の科学, 22, 230(1971) 7) 日新製薬株式会社社内資料 ( 生物学的同等性試験 ) 2. その他の参考文献 特になし 16

ⅩⅡ. 参考資料 1. 主な外国での発売状況 2. 海外における臨床支援情報 17

ⅩⅢ. 備 考 1. その他の関連資料 (1)JAN コード 製品名 メコラミンカプセル 250μg JAN コード 1000 カプセル PTP:4987042075240 500 カプセルバラ :4987042075202 18