症状誘発 寛解手技など ) の実施と意味の説明ができる 6. 画像検査 (X 線 CT MRI ECHO 骨シンチ 各種造影など ) 電気生理学的検査 ( 筋電図 神神経伝導速度など ) 関節鏡検査 生検の意義を列挙できる 7. 運動器疾患の保存療法 外科療法 リハビリテーションの概要を述べることが

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整形外科後期臨床研修プログラム

10035 I-O1-6 一般 1 体外衝撃波 2 月 8 日 ( 金 ) 09:00 ~ 09:49 第 2 会場 I-M1-7 主題 1 基礎 (fresh cadaver を用いた肘関節の教育と研究 ) 2 月 8 日 ( 金 ) 9:00 ~ 10:12 第 1 会場 10037

10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4

2012 年度リハビリテーション科勉強会 4/5 ACL 術後 症例検討 高田 5/10 肩関節前方脱臼 症例検討 梅本 5/17 右鼠径部痛症候群 右足関節不安定症 左変形性膝関節症 症例検討 北田 月田 新井 6/7 第 47 回日本理学療法学術大会 運動器シンポジウム投球動作からみ肩関節機能

3009 及び 肩関節炎 肩の M0001,M0011,M0021,M0081,M0091,M0101, 障害 ( その他 ) M0111,M0121,M0131,M0141,M0151,M0161, 3010 M0162,M0181,M0201,M0202,M0211,M0212,

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運動器検診マニュアル(表紙~本文)

2015 年度手術のうちわけ ( 実績 ) セキツイ脊椎 ナンブソシキ軟部組織 椎間板摘出術 35 アキレス腱断裂手術 40 内視鏡下椎間板摘出 4 腱鞘切開術 ( 関節鏡下によるものを含む ) 0 シュコンカン 脊椎固定術 椎弓切除術 椎弓形成術 ( 多椎間又は多椎弓の場合を含む )( 椎弓形成

第 43 回日本肩関節学会 第 13 回肩の運動機能研究会演題採択結果一覧 2/14 ページ / ポスター会場 第 43 回日本肩関節学会 ポスター 運動解析 P / ポスター会場 第 43 回日本肩関節学

保発第 号

椎間板の一部が突出した状態が椎間板ヘルニアです 腰痛やあしに痛みがあります あしのしびれやまひがある場合 要注意です 対応 : 激しい運動を控えましょう 痛みが持続するようであれば 整形外科専門医を受診して 検査を受けましょう * 終板障害 成長期では ヘルニアとともに骨の一部も突出し ヘルニア同様

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桜町病院対応病名小分類別 診療科別 手術数 (2017/04/ /03/31) D12 D39 Ⅳ G64 女性生殖器の性状不詳又は不明の新生物 D48 その他及び部位不明の性状不詳又は不明の新生物 Ⅲ 総数 構成比 (%) 該当無し Ⅰ 感染症及び寄生虫症 Ⅱ 新生物 C54 子宮体部

採択演題一覧

Case  A 50 Year Old Man with Back Pain,Fatigue,Weight Loss,and Knee Sweling

靭帯付 関節モデル ( 全 PVC 製 ) AS-6~AS-12 骨格の靭帯部分を 個別関節モデルとしてお買い求め頂けます 弊社カタログでは多くの選択肢の提案に努めています ご希望に合わせてお選び下さい ( 経済型関節モデル靭帯付 AJ-1~7 も良品です )

(4) 最小侵襲の手術手技である関節鏡視下手術の技術を活かし 加齢に伴う変性疾患に も対応 前述したようにスポーツ整形外科のスタッフは 日頃より関節鏡手技のトレーニングを積み重ねおります その為 スポーツ外傷 障害以外でも鏡視下手術の適応になる疾患 ( 加齢変性に伴う膝の半月板損傷や肩の腱板断裂など

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骨・関節を“診る”サブノート

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の投薬 トリガーポイント注射 温熱療法などが行われてきましたが 最近では消炎鎮痛剤の投与頻度は減り これに変わってオピオイド系の薬の投与が保険で適応となりました さらに 様々な新薬が開発されています このオピオイド系の薬 ( トラマドール ブプレノルフィンの 1 週間持続貼付剤 デュロキセチンなど

一般問題 4,800 問の科目ごとの出題数 ( 第 1 回 第 24 回国家試験 ) 2 複合問題の実例 2 1 第 18 回 第 24 回国家試験において出題された一般問題のうち, 専門分野に該当する 315 問から臨床実地問題 ( 症例文章および画像などの資料から総合的に判断する

リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように リハビリ

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」

膝蓋大腿関節 (PFJ) と大腿脛骨関節 (FTJ) Femur Tibia Patella

70% の患者は 20 歳未満で 30 歳以上の患者はまれです 症状は 病巣部位の間欠的な痛みや腫れが特徴です 間欠的な痛みの場合や 骨盤などに発症し かなり大きくならないと触れにくい場合は 診断が遅れることがあります 時に発熱を伴うこともあります 胸部に発症するとがん性胸水を伴う胸膜浸潤を合併する

4 月 20 日 2 胃癌の内視鏡診断と治療 GIO: 胃癌の内視鏡診断と内視鏡治療について理解する SBO: 1. 胃癌の肉眼的分類を列記できる 2. 胃癌の内視鏡的診断を説明できる 3. 内視鏡治療の適応基準とその根拠を理解する 4. 内視鏡治療の方法 合併症を理解する 4 月 27 日 1 胃

系統看護学講座 クイックリファレンス 2012年 母性看護学

平成 29 年度九段坂病院病院指標 年齢階級別退院患者数 年代 10 代未満 10 代 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 80 代 90 代以上 総計 平成 29 年度 ,034 平成 28 年度 -

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0. はじめに 当院でこれまで行ってきたメディカルチェックでは 野球選手のケガに対するアンケート調査も行 ってきました (P.4 表 1 参照 ) アンケート調査で 肘 ( ひじ ) の痛みを訴えていた選手は 高校生で 86.7% 小学生で 41.1% でした また 小学生に対しては 超音波 ( エ

末梢神経障害

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小児外科学 (-Pediatric Surgery-) Ⅰ 教育の基本方針小児外科は 子供 (16 歳未満 ) の一般外科と消化器外科を扱う科です 消化器 一般外科学並びに小児外科学に対する基礎医学から臨床にわたる幅広い知識をあらゆる診断 治療技術を習得し 高い技術力と探究心及び倫理観を兼ね備えた小

第2回神戸市サッカー協会医科学講習会(PDF)F.pptx

2 片脚での体重支持 ( 立脚中期, 立脚終期 ) 60 3 下肢の振り出し ( 前遊脚期, 遊脚初期, 遊脚中期, 遊脚終期 ) 64 第 3 章ケーススタディ ❶ 変形性股関節症ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

原因は不明ですが 女性に多く 手首の骨折後や重労働を行う人に多く見られます 治療は安静や飲み薬で経過を見ますが しびれが良くならない場合 当科では 小さな傷で神 経の圧迫をとる手術を行っており 傷は 3 ヶ月ぐらい経過するとほとんど目立ちません 手術 時間は約 30 分程度ですが 抜糸するのに約 1

Microsoft Word 整形外科

足関節

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A クラス対象者 ( 准医師科 3 年生 29 名 指導者候補生 5 名 ) 8:40 ~ 9:00: 開講式 9:00 ~ 9:30: 柔道整復の歴史 ( 本間 ) 9:30 ~10:10: 基本包帯法包帯の名称 環行帯 螺旋帯 ( 浪尾 ) 10:20~11:50: 基本包帯法麦穂帯 折転帯 亀

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995'tjö 9 月 30 日 図 2 a 初診時の 図 2 b 2 週間後の CT 図 2 化骨性筋炎 12 歳男性 1 週間前 学校でキックホールをしていて右大腿部に突然震痛を自覚する 来院時ので 大腿部の軟部組織内に不整な石反沈着を認める ( ) 0 週間後に施行された CTでは リング状石

[ 骨損傷の分類 (1) 外傷性骨折 正常な骨に外力が作用して骨組織の連続性が完全にまたは部分的に離断されたもの (2) 疲労性骨折 比較的軽度な負荷が繰り返し加わって発生下肢の疲労骨折は 10 代に好発 (16 歳にピークがある ) 中足骨 脛骨 腓骨 肋骨などに発生 (3) 病的骨折 骨に基礎疾

を優先する場合もあります レントゲン検査や細胞診は 麻酔をかけずに実施でき 検査結果も当日わかりますので 初診時に実施しますが 組織生検は麻酔が必要なことと 検査結果が出るまで数日を要すること 骨腫瘍の場合には正確性に欠けることなどから 治療方針の決定に必要がない場合には省略されることも多い検査です

の内外幅は考慮されず 側面像での高さのみで分類されているため正確な評価ができない O Driscoll は CT 画像を用いて骨片の解剖学的な位置に基づいた新しい鉤状突起骨折の分類を提案した この中で鉤状突起骨折は 先端骨折 前内側関節骨折 基部骨折 の 3 型に分類され 先端骨折はさらに 2mm

健康た?よりNo106_健康た?より

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表面から腫れがわかりにくいため 診断がつくまでに大きくなっていたり 麻痺が出るまで気付かれなかったりすることも少なくありません したがって 痛みがずっと続く場合には要注意です 2. 診断診断にはレントゲン撮影がもっとも役立ちます 骨肉腫では 膝や肩の関節に近い部分の骨が虫に食べられたように壊されてい

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日本整形外科学会教育研修講演のご案内 本学会の招待講演 (3 題 ) 教育講演 (3 題 ) 文化講演 (1 題 ) ランチョンセミナー (10 題 ) を日本整形外科学会認定の教育研修講演として開催いたします 1. 聴講は自由ですが 研修単位を必要とする場合に限り 教育研修講演受付で受講料 (1

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脊椎損傷の急性期治療

治療 : 神経根症状であれば数週 数ヶ月の保存加療で多くは対応可能ですが 疼痛が強く麻痺などの合併がある場合や保存加療に特に抵抗性のあるものに関しては手術を行います 特に 巧緻運動障害 ( 箸 書字 ボタン掛けが困難 ) 歩行障害がある場合は手術を考慮します 頚椎症性脊髄症病態 : 脊髄が圧迫され脊

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5. 予後病状は数十年にわたり徐々に進行し 広範囲の激しい疼痛に加え 脊椎や四肢関節の運動制限により日常生活動作は著しく制限されるようになる 約 1/3 の患者が全脊椎の強直 ( 竹様脊椎.bamboo spine.1 本の棒のようになる ) に進展する 併発する臓器病変や長期の薬物治療の影響も加わ

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第3回 筋系

診療科 血液内科 ( 専門医取得コース ) 到達目標 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 研修日数 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 期間定員対象評価実技診療知識 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認

CONTENTS はじめに 3 必修問題 7 第 14 回 8 第 15 回 13 第 16 回 19 第 17 回 25 第 18 回 31 第 19 回 37 第 20 回 43 第 21 回 49 第 22 回 56 第 23 回 63 解剖学 71 第 13 回 72 第 14 回 79 第

月 6 日金 幼児期の子どもの健康障害と看護 2 川崎病幼児期の子どもの健康障害と看護 3 髄膜炎 月 13 日金 C401 学童期の子どもの健康障害と看護 2 糖尿病学童期の子どもの健康障害と看護 3 紫斑病看護過程 3 まとめネフローゼ症候群の子

通常は単関節に起きるのが特徴 ( 単関節炎といえば化膿性関節炎 痛風 偽痛風を考える )5) 急激な疼痛 著名な腫脹 発赤 熱感を伴う 4) 股関節 足関節 肘関節 手関節 肩関節など 大関節に多いといわれている 5) 免疫抑制状態 関節注射などの侵襲の有無などを評価する 4) 化膿性関節炎は 5

科目科目区分 単位数 (1 単位当た りの時間 ) 必修 選択 区分 開講時期 授業形態 病理病態学 専門基礎科目 病気と治療 2 単位 (30 時間 ) 必修 1 年次 通年 講義 演習 科目担当者科目責任者 : 黒田雅彦担当教員 : 井上理恵 佐藤栄一 松本哲哉 長尾俊孝 後藤明彦 河合隆 森安

手足のしびれ 脱力感 手指の使いにくさ ( ボタンがかけにくい 字を書きにくいなど : 巧緻運動障害という ) 歩きにくさが典型例での症状となる 進行例では四肢麻痺がより重症化し 膀胱障害 ( おしっこができらない 回数が多い 残尿感 失禁 ) や便秘が出現する 2) 臨床症状は 脊髄への圧迫の程度

関節リウマチ関節症関節炎 ( 肘機能スコア参考 参照 ) カルテNo. I. 疼痛 (3 ) 患者名 : 男女 歳 疾患名 ( 右左 ) 3 25 合併症 : 軽度 2 術 名 : 中等度 高度 手術年月日 年 月 日 利き手 : 右左 II. 機能 (2 ) [A]+[B] 日常作に

退院患者数 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 合計 24 年度 年度

(Carpus. Wikipedia Kienbock は外傷後の月状骨軟化症の X 線所見と臨床症状を詳細に報告した 彼は 外力により月状骨の血行が途絶 軟化 圧壊すると考えた 以来 Kienbock 病の病因に関しては大き

東邦大学学術リポジトリ タイトル別タイトル作成者 ( 著者 ) 公開者 Epstein Barr virus infection and var 1 in synovial tissues of rheumatoid 関節リウマチ滑膜組織における Epstein Barr ウイルス感染症と Epst

3) 適切な薬物療法ができる 4) 支持的関係を確立し 個人精神療法を適切に用い 集団精神療法を学ぶ 5) 心理社会的療法 精神科リハビリテーションを行い 早期に地域に復帰させる方法を学ぶ 10. 気分障害 : 2) 病歴を聴取し 精神症状を把握し 病型の把握 診断 鑑別診断ができる 3) 人格特徴

5. アルコールはひかえめに アルコールを代謝するときに尿酸が作られます とくにビールはプリン体を含むだけでなく 高エネルギーであるため肥満の助長効果もあります 6. 水分を十分にとる 尿量が増えると尿酸の排泄も増えます 高尿酸血症では 1 日に 2L 程度の尿量を確保するため 1 日に 1L 程度

5 月 18 日 5 新生児の呼吸障害 GIO: 新生児期に生じる呼吸障害の病態の特徴を説明でき 胸部 XPから診断できる SBO: 1. 新生児呼吸障害の病態に基づく症状の特徴を説明できる 2. RDSの病態を知り 診断でき その治療法について説明できる 3. 新生児一過性多呼吸の特徴を説明できる

切断者の義足装用の現状について 身体障害者手帳情報および 5 年間の義足判定からの考察 仙台市障害者総合支援センター ( ウェルポートせんだい ) 佐藤廣之 後藤美枝 石川洋子 北川佳世 1. はじめに 従来, 四肢切断 ( 以下 切断 ) に至る原因の多くは, 交通事故や労働災害などの外傷およ 1

外科学

北海道医療大学歯学部シラバス

がん登録実務について

P26 3. 肩関節複合体の関節運動肩複合体の関節運動 P27 図 15 P28 4. 肩関節複合体の運動に関与する筋肩複合体の運動に関与する筋 P28 (2) 下制 3 行目 鎖骨下神経 鎖骨下筋神経 P28 下から 1 行目長筋神経長胸神経 P29 図 17 ( 誤 ) 2

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

2/10 平成 23 年 12 月 31 日現在のスタッフは 常勤医 4 名 専攻医 5 名 計 9 名 名古屋大学医学部整形外科教室と連携して人事の交流を行っている 一般外来は新患 再来とも各 1 診で毎日行い 専門外来は小児整形外科 脊椎外科 関節外科 手の外科 リウマチ科 外傷科の専門医が週に

柔道整復科 (3 学年 ) 2019 年 2019 年度シラバス目次 科目名項科目名項 療法科学 Ⅰ 2 療法科学 Ⅱ 8 療法科学 Ⅲ 12 病理学概論 Ⅱ 16 公衆衛生学 衛生学 19 社会体育 Ⅲ( 柔道 ) 23 関係法規 26 基礎柔道整復学演習 28 基礎柔道整復学 Ⅱ 31 基礎柔道

痛が増悪することがあります この原因は 多くの場合 仕事のやりがいや緊張感がなくなり 気持ちの張りが衰えると同時に足腰の筋力が急激に弱るためと考えられます できれば仕事以外に 普段から気の合う仲間と適度な運動やスポーツを楽しむ時間を作り ストレスを発散し 気持ちを萎えさせず 足腰の力を衰えさせないよ

急性期疾患の特徴と初期診断 四肢領域

脊柱模型・椎骨模型・骨盤模型

情報提供の例

足底腱膜炎 ( 足の裏 ) 踵骨疲労骨折( 踵全体 ) アキレス腱付着部炎( 踵のうしろ ) 足の裏のしびれ 痛み足根管症候群母趾 ( 足の親ゆび ) が外を向いて 付け根が痛い外反母趾母趾の付け根がはれていたい そり返せない強剛母趾 それぞれの障害について 変形性足関節症 足関節の軟骨が磨耗して腫

膝関節鏡

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358 理学療法科学第 23 巻 3 号 I. はじめに今回は, 特にスポーツ外傷 障害の多い肩関節と膝関節について, 各疾患の診断を行ううえで重要な整形外科徒手検査法と徴候を中心に述べるので, 疾患については特に説明を加えないので, 成書を参照すること 1. 非外傷性肩関節不安定症 1 sulcu

実地医家のための 甲状腺エコー検査マスター講座

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整形外科学 責任者 コーディネーター 整形外科学講座嶋村正教授 担当講座 学科 ( 分野 ) 整形外科学講座 担当教員 山崎健准教授 西田淳講師 古町克郎講師 一戸貞文准教授 田島克巳講師 田島吾郎助教 青木裕助教 田島育郎助教 対象学年 4 期間前期 区分 時間数 講義 27 時間 学習方針 ( 講義概要等 ) 整形外科学は 身体の姿勢および運動器 ( 骨 関節 靭帯 筋 腱 腱鞘 脊髄 馬尾 末梢神経 血管 ) に関する臨床医学である すなわち 機能解剖と運動生理の理解に基づいて 運動器の疾病 外傷の病因 病態と診断 治療法を究明する学問である 診断 治療法には放射線学的 病理学的 神経学的 一般外科学的手法も必要であり 新生児から高齢者まで また 頸部 体幹から上 下肢までと守備範囲は広い そして治療法も外科療法のみならず 装具療法や運動療法を含む保存療法も大きな比重を占めている 運動器の医学 医療をもって 健康と社会への貢献を目指すことが基本理念である 一般目標 (GIO) 医師として必要な整形外科学の基本的診察 診断ができるようになるため 診察法 検査法の原理 原則を学び 主要な運動器疾病 外傷の病因 病態に即した保存療法 外科療法を理解し 診察 治療の基本的知識 基礎的技能を身につける 到達目標 (SBO) 1. 運動器の構造と機能を説明できる 2. 運動器疾病 外傷の診断 治療における病歴 ( 主訴 現病の経過 治療歴 合併症 既往症 家家族歴 職業歴 スポーツ歴 外傷歴など ) の重要性を説明できる 3. 歩行 姿勢 肢位の異常 ( 跛行 変形など ) を 疾患 治療法と関連づけて説明できる 4. 四肢長 周径 関節可動域 (ROM) の測定ができる 5. 神経学的診察法 ( 徒手筋力テスト MMT 表在 深部反射 病的反射 表在 深部知覚検査 症

症状誘発 寛解手技など ) の実施と意味の説明ができる 6. 画像検査 (X 線 CT MRI ECHO 骨シンチ 各種造影など ) 電気生理学的検査 ( 筋電図 神神経伝導速度など ) 関節鏡検査 生検の意義を列挙できる 7. 運動器疾患の保存療法 外科療法 リハビリテーションの概要を述べることができる 8. 運動器の外傷に対する診断 治療 管理の概要を述べることができる 9. 骨 関節 靭帯 筋 腱 腱鞘の炎症の原因 病態 ( 急性 慢性 特殊性 ) と診断 治療の概概要を述べることができる 10. 新生児 乳児 小児疾患の初期症状 病因 病態 診断 治療の概要を述べることができる 11. 加齢変性に起因する疾患の病態と治療の概要を述べることができる 12. 骨 軟部腫瘍の診断 治療 予後の概要を述べることができる 13. スポーツによる運動器外傷 障害の診断 治療の概要を述べることができる 14. 職業による運動器傷病の診断 治療の概要を述べることができる 15. 緊急検査 緊急手術を要する疾病 外傷の診断 治療の概要を述べることができる 講義日程 ( 矢 ) 西 104 1-D 講義室 講義 月日曜日時限講座 ( 学科 ) 担当教員講義内容 5/21 火 1 整形外科学講座山崎健准教授総論 運動器疾患の診断と治療 5/21 火 2 整形外科学講座山崎健准教授腰椎疾患と外傷 5/28 火 1 整形外科学講座山崎健准教授脊柱変形 5/28 火 2 整形外科学講座田島育郎助教骨端症 小児整形疾患 先天異常 5/30 木 3 整形外科学講座古町克郎講師肘関節 前腕の疾患 外傷 5/31 金 1 整形外科学講座古町克郎講師手 手関節の疾患 外傷 6/4 火 1 整形外科学講座一戸貞文准教授膝関節 下腿の疾患 外傷 6/4 火 2 整形外科学講座一戸貞文准教授足関節 足の疾患 外傷 6/11 火 1 整形外科学講座西田淳講師骨腫瘍

月日曜日時限講座 ( 学科 ) 担当教員講義内容 6/11 火 2 整形外科学講座西田淳講師軟部腫瘍 6/13 木 3 整形外科学講座村上秀樹講師頚椎疾患, 脊椎 脊髄損傷 6/13 木 4 整形外科学講座村上秀樹講師感染性脊椎炎, 脊椎 脊髄腫瘍 6/14 金 1 整形外科学講座田島吾郎助教スポーツ障害 外傷総論 6/14 金 2 整形外科学講座田島吾郎助教スポーツ障害 外傷各論 6/18 火 1 整形外科学講座西田淳講師 肩甲骨 肩関節 上腕の疾患 外傷 6/18 火 2 整形外科学講座青木裕助教骨盤 股関節 大腿の疾患 外傷 6/21 金 1 整形外科学講座安藤貴信助教関節リウマチと類似疾患 6/21 金 2 整形外科学講座田島克巳講師代謝性骨疾患 感染性疾患

教科書 参考書等 教 : 教科書参 : 参考書推 : 推薦図書 書籍名著者名発行所発行年 教標準整形外科学 11 版中村利孝他編医学書院 2011 参整形外科診断学改訂 3 版辻陽雄, 高橋栄明編金原出版 1999 参 参 EXPERT 膠原病 リウマチ改訂 2 版 実践アトラスでよくわかるスポーツ外傷 障害診療マニュアル 住田孝之編診断と治療社 2006 青木治人編全日本病院出版会 2005 成績評価方法 筆記試験 80% 出席点 20% 合計が 60% 以上を合格とする 再試験は 筆記 80% レポートまたは面接点 20% とする ( 再試験においても合計 60% 以上を合格とする ) 授業に使用する機器 器具と使用目的 使用区分機器 器具の名称台数使用目的 講義スキャナ透過原稿ユニット (ES-10000G) 1 学生講義用 講義モノクロ複合機 (MF6570) 1 学生講義資料 講義カラーレーザープリンター (LBP5900SE) 1 学生講義資料 講義ノートパソコン一式 (MB062J/A) 1 学生講義用

特記事項 その他 講義予定日時平成 25 年 5 月 21 日 1 時限講義担当者 : 山崎健 講義タイトル 整形外科学総論 目標 : 整形外科における身体診察法 創傷処置の基本 骨折の総論 整形外科特有の治療 : 装具 義手 義足等を理解する 必要な予備知識 1. 骨 関節 筋 靭帯の解剖学 2. 骨の構造 生理 生化学 3. 関節の構造と生化学 4. 関節の病態生理 5. 骨 軟骨の損傷修復と再生 6. 筋 神経の構造 整理 生化学 講義内容 1. 診療の基本 : 基本的身体診察法について : 徒手筋力テスト 関節可動域の測定法 四肢長の計測法 各種症状誘発テストの理論と実際 2. 治療法 : 保存療法 : 整形外科特有の治療 : 装具 義肢 義足 手術療法の基本 3. 各種整形外科疾患のアウトラインと診察法を概説 1) 骨 軟部組織 関節の感染症 2) 関節リウマチと類似疾患 3) 慢性関節疾患 ( 退行性 代謝性 ) 4) 代謝性疾患 5) 神経疾患 6) 骨腫瘍 軟部腫瘍 7) 先天性疾患 8) その他 国家試験項目分類 : 必修 7-I-8~11,8-J-1~3,12-J-4~5,13-A-1~2, 総論 Ⅵ9-G-1~4,9-L-1~3,9-N- 1~7,9-O-1~3,

講義予定日時平成 25 年 5 月 21 日 2 時限講義担当者 : 山崎健講義タイトル腰椎疾患の病態と治療目標 : 腰椎における腰痛 下肢痛を主症状とする腰椎疾患の病態と治療を理解する 必要な予備知識 1. 腰椎の機能解剖 ( 椎体 椎弓根 椎弓 椎間関節など ) 2. 椎間板の構造 生理 3. 神経症状についての基礎知識 ( 索路症状 髄節症状 神経根症状など ) 講義内容 1. 腰痛 下肢痛の診察法 : 問診 理学所見 ( 視診 脊柱所見 神経症状誘発試験 ) 2. 神経学的所見の見方 誘発試験 ( ラゼーグ試験等 ) の意義 3. 画像診断 :CT,MRI 画像の所見と意義 4. 腰椎椎間板ヘルニアの病態と治療 1) 急性腰痛症の鑑別診断の重要性 : 腫瘍 感染 外傷の鑑別の重要性 5. 腰部脊柱管狭窄症の病態と治療 1) 間欠跛行の鑑別診断 : 閉塞性動脈硬化症との鑑別 6. その他の腰椎疾患の病態と治療 1) 腰椎すべり症 ( 分離症 変性すべり症 ) 2) 変形性脊椎症 3) 急性腰痛症 4) その他 ( 強直性脊椎炎 強直性脊椎骨増殖症その他 ) 国家試験項目分類 : 総論 Ⅷ1-A-5,1-B-4.6-K-8,6-K-9 各論 Ⅸ7-A 講義予定日時平成 25 年 5 月 28 日 1 時限講義担当者 : 山崎健講義タイトル脊柱変形の病態と治療目標 : 脊柱変形の各種病態の理解 特に小児期においては先天性側弯症 症候群性側弯症 特発性側弯症の病態と治療 ( 装具療法 手術療法 ) の理解 また成人期においては変性疾患 骨粗鬆症と脊柱変形 ( 特に後弯症 ) の関連を学び その治療法について理解する 必要な予備知識 1. 脊柱の機能解剖 生理的弯曲 2. 脊柱の構造と機能 3. 脊柱と脊髄および神経根の関係講義内容 1. 脊椎側弯症の分類 : 先天性 症候群性 特発性側弯症の分類 病態と治療 1) 診察法 : 視診 前屈テスト 2) 画像検査 : コブ角 リッサーサイン 3) 装具療法 : ミルウォーキー装具 アンダーアーム装具の適応と限界 4) 手術療法 : 矯正の理論と実際 インストゥルメンテーション手術の概念 2. 特発性側弯症の分類 病態と治療 : 1) 乳幼児 若年期 思春期 成人側弯症 2) 特に思春期特発性側弯症の装具療法および手術療法 : 進行予測因子 3. 骨粗鬆症による脊柱変形 : 病態 診断 治療法 4. 脊柱後弯症の分類と治療 : 後弯症をきたす疾患の鑑別診断国家試験項目分類 : 各論 Ⅸ7-A

講義予定日時平成 25 年 5 月 28 日 2 時限講義担当者 : 田島育郎 講義タイトル : 骨端症 小児整形疾患 先天異常目標 : 小児股関節疾患について病態 症状 診断 治療について鑑別しながら説明できる 小児骨端症について理解する 先天性疾患について病態 症状 診断を説明できる 必要な予備知識 : 1. 股関節の構造と働き : 構造と筋肉の名称 2. 小児の股関節疾患 : 種類と鑑別 3. 小児先天性疾患の体型の特徴 4. 跛行の種類 講義内容 : 1. 股関節の構造と働き 1) 構造 2) 筋肉と働き 2. 小児の股関節疾患 1) 発育性股関節脱臼 : 原因 症状 所見 治療 2) 大腿骨頭すべり症 : 原因 症状 所見 治療 3) ペルテス病 : 原因 症状 所見 治療 4) 化膿性股関節炎 : 原因 症状 所見 治療 3. 骨端症 1) 第 1 ケーラー病 第 2 ケーラー病 : 原因 症状 所見 治療 2) 踵骨骨端症 : 原因 症状 所見 治療 3) Freeiberg 病 : 原因 症状 所見 治療 4. 先天性疾患 1) 大理石病 : 原因 症状 所見 治療 2) 軟骨無形性症 : 原因 症状 所見 治療 3) 骨形成不全症 : 原因 症状 所見 治療 4) 先天性多発関節拘縮症 : 原因 症状 所見 治療 5) 脊椎骨端異型性症 : 原因 症状 所見 治療 6) 先天性下腿偽関節症 : 原因 症状 所見 治療 国家試験項目分類 : 必修 ⅨN-1~7 各論 Ⅸ3-F,7-B,8-D,11-D

講義予定日時平成 25 年 5 月 30 日 3 時限講義担当者 : 古町克郎コアカリコード 4131D040405 4131D040401 4131D040409 目標手 手関節の外傷 疾患について発症機序 臨床像 治療法を理解する必要な予備知識関節の構成要素骨 関節の名称関節運動の表記法末梢神経の構造と機能講義内容正常な手 手関節の構造 神経支配主な疾患の症候学主な疾患の予後と合併症主な疾患の手術とその他の治療法手 手関節の構造と機能と診察法主な疾患 ( 外傷性と非外傷性 ) の解説 Minimum requirement 手関節舟状骨 TFCC 正中神経尺骨神経橈骨神経絞扼性神経障害手根管症候群肘部管症候群末梢神経伝導速度潜時 講義予定日時平成 25 年 5 月 31 日 1 時限講義担当者 : 古町克郎講義タイトル : 肘関節 前腕の外傷 疾患コアカリコード 4131D040405 4131D040401 4131D040409 目標肘関節 前腕の外傷 疾患について発症機序 臨床像 治療法を理解する必要な予備知識関節の構成要素骨 関節の名称関節運動の表記法講義内容正常な肘関節 前腕の構造 神経支配主な疾患の症候学主な疾患の予後と合併症主な疾患の手術とその他の治療法肘関節 前腕の構造と機能と診察法主な疾患 ( 外傷性と非外傷性 ) の解説 Minimum requirements 腕橈関節腕尺関節橈尺関節橈骨遠位端骨折上腕骨顆上骨折合併症フォルクマン拘縮内反肘

講義予定日時平成 25 年 6 月 4 日 1 時限講義担当者 : 一戸貞文 講義タイトル膝関節 下腿の疾患 外傷目標膝関節の変性疾患である変形性膝関節症について鑑別疾患と比較しながら疫学 病理所見 臨床像 治療法を説明できる また膝関節周辺の骨折について分類 臨床像 治療 合併症を理解する 必要な予備知識 1. 膝関節の解剖 ( 骨 軟骨 半月板 靭帯 主動作筋 ) 2. 骨 軟骨の代謝 3. 跛行の種類 4. 骨折の治癒機転 講義内容 1. 膝関節の正常解剖 p610-615 2. 変形性関節症の概念 p639-652 3. 臨床症状と診断の進め方 4. 鑑別疾患の病態 臨床像 1) 関節リウマチ 2) 特発性膝骨壊死 p644 3) シャルコー関節 p646 4) 血友病性関節症 p649 5) 偽痛風 p260 5. 変形性膝関節症の病期分類 p641 6. 変形性膝関節症の治療 1) 保存療法 2) 手術療法 8. 膝関節捻挫 p629 9. 骨折の定義と分類 p684-704,p760-767 1) 大腿骨顆上骨折 2) 大腿骨顆部骨折 3) 膝蓋骨骨折 4) 脛骨顆間隆起骨折 5) 脛骨顆部骨折 6) 下腿骨折 10. 膝関節脱臼 p763 頁は標準整形外科 11 版ページ 国家試験項目分類 : 必修 12-I-14 12-I-15 総論 Ⅲ8-F-3 Ⅸ10-F-7 各論 Ⅸ8-E Ⅸ8-G, Ⅸ8-H,8- I Ⅸ10-C Ⅸ10-H Ⅺ2-C

講義予定日時平成 25 年 6 月 4 日 2 時限講義担当者 : 一戸貞文 講義タイトル膝関節 下腿の疾患 外傷目標足部変形の重要な疾患である先天性内反足について 疫学 病理 臨床像 治療について理解する 足関節の変性疾患である変形性足関節症について鑑別疾患と比較しながら疫学 病理所見 臨床像 治療法を説明できる また足関節周辺の骨折について分類 臨床像 治療 合併症を理解する 必要な予備知識 1. 足関節 足部の解剖 ( 骨 軟骨 半靭帯 主動作筋 ) 2. 骨 軟骨の代謝 3. 跛行の種類 4. 骨折の治癒機転 講義内容 1. 先天性内反足 p659-661 1) 変形の病理 2) 鑑別疾患として先天性垂直距骨 内転足 3) 治療法 2. 外反母趾の臨床像と治療 p665-666 3. 変形性足関節症 p665 1) 病態と臨床像 2) 保存療法 3) 手術療法 4. 足関節捻挫 p772 5. 足関節周囲骨折の病態 合併症 治療 p767-776 1) 外果骨折 内果骨折 三果骨折 2) 距骨骨折 3) 舟状骨骨折 国家試験項目分類 : 必修 12-I-14 12-I-15 総論 Ⅲ8-F-3 Ⅸ10-F-7 各論 Ⅸ8-E Ⅸ8-F Ⅸ8-G, Ⅸ 8-H,Ⅸ10-C Ⅸ10-H

講義予定日時平成 25 年 6 月 11 日 1 時限講義担当者 : 西田淳 講義タイトル : 骨腫瘍 目標 ; 骨腫瘍の代表的疾患について 疫学と臨床像を覚え 画像所見と病理所見から診断ができるようになる 治療法と予後を理解する 必要な予備知識 ; 1. 骨の解剖学的構造 特に長管骨の骨幹部 骨幹端部 骨端軟骨板部 骨端部の違い 2. 骨巨細胞腫 骨肉腫 軟骨肉腫 ユーイング肉腫の組織学的特徴 講義内容 : 総論 1. 骨腫瘍の診断 1) 疫学 : 好発年齢 好発部位 2) 症状 : 疼痛 病的骨折 骨外腫瘤形成 3) 骨腫瘍の画像所見 : 病変の境界 溶骨性 造骨性 石灰化 骨膜反応 ( ア ) 正常な骨の画像所見 ( イ ) 良性腫瘍の画像所見 : 多くは境界明瞭 ( ウ ) 悪性腫瘍の画像所見 : 境界不明瞭で時に骨膜反応を伴う 4) 代表的骨腫瘍の特徴的病理組織像 2. 骨腫瘍の治療 1) 良性骨腫瘍の治療 ( ア ) 外科的療法 ( イ ) 補助療法 2) 悪性骨腫瘍の治療 ( ア ) 外科的療法 ( イ ) 補助療法 ( 化学療法 放射線療法 ) 各論 1. 良性骨腫瘍 腫瘍類似疾患 1) 骨軟骨腫 2) 内軟骨腫 1. 3) 非骨化生線維腫 4) 骨巨細胞腫 5) 線維性骨異型性症 2. 悪性骨腫瘍 1) 骨肉腫 2) 軟骨肉腫 3) ユーイング肉腫 4) 脊索腫 5) 癌骨転移 Minimum requirement: 骨巨細胞腫 骨肉腫 軟骨肉腫 ユーイング肉腫の診断と治療

講義予定日時平成 25 年 6 月 11 日 2 時限講義担当者 : 西田淳 講義タイトル : 軟部腫瘍 目標 ; 軟部腫瘍の代表的疾患について 疫学と臨床像を覚え 画像所見と病理所見から診断ができるようになる 治療法と予後を理解する 必要な予備知識 ; 1. 軟部組織を構成する解剖学的構造 : 脂肪 横紋筋 平滑筋 腱 神経 血管 リンパ管 靭帯 関節包 滑膜 2. 脂肪腫 神経鞘腫 脂肪肉腫 悪性線維性組織球腫 横紋筋肉腫 滑膜肉腫の組織学的特徴 講義内容 : 総論 1. 軟部腫瘍の診断 1) 好発年齢 好発部位 2) 症状 : 疼痛 神経障害 腫瘤形成 3) 軟部腫瘍の画像所見 : 非特異的なことが多いが サイズが多きい場合 悪性のことが多い ( ア ) 神経鞘腫のエコー所見 MR 所見 ( イ ) 脂肪性腫瘍の CT 所見 MR 所見 ( ウ ) 悪性線維性組織球腫 滑膜肉腫等の悪性腫瘍の画像所見 4) 代表的軟部腫瘍の特徴的病理組織像 2. 軟部腫瘍の治療 1) 良性軟部腫瘍の治療 ( ア ) 外科的療法 2) 悪性軟部腫瘍の治療 ( ア ) 外科的療法 ( イ ) 補助療法 ( 化学療法 放射線療法 ) 各論 1. 良性軟部腫瘍 腫瘍類似疾患 1) 脂肪腫 2) 色素性絨毛結節性滑膜炎 3) 神経鞘腫 4) 神経線維腫 5) 血管腫 2. 悪性軟部腫瘍 1) 脂肪肉腫 2) 悪性線維性組織球腫 3) 横紋筋肉腫 4) 平滑筋肉腫 5) 神経肉腫 6) 明細胞肉腫 Minimum requirement: 神経鞘腫 脂肪肉腫 悪性線維性組織球腫 横紋筋肉腫 ユーイング肉腫の診断と治療

講義予定日時平成 25 年 6 月 13 日 3 時限講義担当者 : 村上秀樹 講義タイトル : 頚椎疾患, 脊椎 脊髄損傷 目標 : 頚椎疾患に伴う臨床症状と画像所見, 理学所見について理解する. 脊椎損傷の臨床症状, 画像所見の特徴を理解し, それに伴う脊髄損傷の高位診断と治療方針決定への応用ができる. 必要な予備知識 : 1. 頚椎疾患における鑑別診断 2. 頚髄症, 神経根症の病因と診断 3. 脊椎損傷の画像所見の読影 4. 脊髄損傷の高位診断 講義内容 : 1. 頚椎疾患 1) 病因, 病態 2) 臨床症状 3) 画像診断 2. 頚髄症 神経根症 1) 病因 病態 2) 臨床症状 3) 理学所見 4) 画像所見 5) 治療 3. 脊椎損傷 1) 損傷高位での特徴 2) 臨床症状 3) 画像所見 4. 脊髄損傷 1) 高位診断 2) 画像所見 3) 治療標準整形外科第 11 版 P482-501,789-809

講義予定日時平成 25 年 6 月 13 日 4 時限講義担当者 : 村上秀樹 講義タイトル : 感染性脊椎炎, 脊椎 脊髄腫瘍目標 : 感染性脊椎炎について理解する. 脊椎 脊髄腫瘍について理解し 説明できる 必要な予備知識 1. 感染性脊椎炎の病因, 病態, 臨床症状, 画像所見, 治療法 2. 脊椎腫瘍の鑑別診断 ( 原発性, 転移性 ) と画像診断 3. 脊髄腫瘍の鑑別診断講義内容 1. 感染性脊椎炎 1) 病因, 病態 2) 臨床症状 3) 画像所見 4) 治療法 2. 脊椎腫瘍 1) 臨床症状 2) 鑑別診断 ( 原発性, 転移性 ) 3) 画像診断 3. 脊髄腫瘍 1) 臨床症状 2) 鑑別診断標準整形外科第 11 版 P220-221,542-544,546-555 講義予定日時平成 25 年 6 月 14 日 1 時限講義担当者 : 田島吾郎 講義タイトル : スポーツ障害 外傷総論目標 : スポーツにより発生する整形外科疾患 特に四肢の障害 外傷について 運動生理学や解剖学をふまえ その発症のメカニズムや病態について理解する 必要な予備知識 : 1. 筋の運動生理の基本的知識 2. 四肢の骨 筋 腱 関節の構造などの基本的な解剖学的知識講義内容 : 1. スポーツ障害と外傷の違い 2. トレーニング理論 3. スポーツ障害 外傷の発生のメカニズムと背景因子 (over use syndrome) 4. スポーツ障害 外傷の特性 5. スポーツ障害の重症度と対策 6. スポーツ障害 外傷の組織別分類 7. スポーツ障害 外傷の救急処置 Minimum requirement: 過負荷 超回復 over use syndrome 運動連鎖 アスレチックリハビリテーション RICE 処置 肉離れ 疲労骨折

講義予定日時平成 25 年 6 月 14 日 2 時限講義担当者 : 田島吾郎 講義タイトル : スポーツ障害 外傷各論 目標 : 上肢 下肢のスポーツ障害 外傷について 疾患別に発症のメカニズム 病態 診断 ( 理学的所見 単純 X 線像 MRI などの画像診断 ) 治療 予防などについて説明できる 必要な予備知識 : 1. 四肢の骨 筋 腱 関節の構造などの基本的な解剖学的知識 2. 代表的なスポーツ障害 外傷の基本的な知識 3. 講義内容 : 1 上肢のスポーツ障害 外傷の病態 診断 治療 予防 1) 肩関節 上腕投球肩障害 肩関節脱臼 投球骨折 2) 肘関節 前腕投球肘障害 上腕骨外上顆炎 ( テニス肘 ) 2 下肢のスポーツ障害 外傷の病態 診断 治療 予防 1) 股関節骨盤部の裂離骨折 疲労骨折 2) 膝関節オスグッド病 有痛性分裂膝蓋骨 ジャンパー膝 腸脛靭帯炎 前十字靭帯損傷 後十字靭帯損傷 内側側副靭帯損傷 半月板損傷 離断性骨軟骨炎 3) 下腿過労性脛骨部痛 ( シンスプリント ) 脛骨疲労骨折 アキレス腱損傷 4) 足関節 足衝突性外骨腫 足関節捻挫 ( 靭帯損傷 ) Minimum requirement: 外在筋 (outer muscle) 内在筋(inner muscle) 骨端線離開 裂離骨折 骨端症 腱付着部炎 関節血症 膝崩れ (giving way) Knee in toe out ラックマンテスト 軸移動テスト ロッキング症状 マクマレーテスト

講義予定日時平成 25 年 6 月 18 日 1 時限講義担当者 : 西田淳 講義タイトル : 肩甲骨 肩関節 上腕の疾患 外傷 目標 ; 肩 上腕に発生する代表的疾患について 発症機序を理解し 疫学と臨床像を覚え 理学所見 画像所見から診断ができるようになり 治療法を理解する 必要な予備知識 ; 1. 肩 上腕を構成する骨 関節 靭帯 : 鎖骨 肩甲骨 上腕骨 肩関節 肩峰下滑液包 腕 烏口肩峰靭帯 烏口鎖骨靭帯 肩鎖靭帯 烏口上腕靭帯 2. 肩 上腕を構成する筋 : 僧帽筋 広背筋 大胸筋 小胸筋 回旋筋腱板 大円筋 上腕三頭筋 上腕二頭筋 烏口腕筋 三角筋 1. 肩 上腕近傍にある神経血管 : 腕神経叢 鎖骨下動静脈 上腕動脈 講義内容 : 総論 1. 肩 上腕の解剖 1) 肩峰 烏口肩峰靭帯と回旋筋腱板との関係 2) 回線筋腱板を構成する筋 3) 肩甲骨関節窩と上腕骨頭との関係各論 1. 肩峰下衝突症候群 2. 回線筋腱板損傷 3. 上腕二頭筋長頭腱炎 4. 石灰沈着性腱板炎 5. 肩関節周囲炎 6. 反復性肩関節脱臼 亜脱臼 7. 動揺肩 8. 鎖骨骨折 9. 上腕骨近位端骨折 Minimum requirement: 回線筋腱板損傷の発症機序 反復性肩関節脱臼の発症機序 (Bankart lesion Hill-Sachs Lesion)

講義予定日時平成 25 年 6 月 18 日 2 時限講義担当者 : 青木裕講義タイトル : 骨盤 股関節 大腿の疾患 外傷目標 : 成人の骨盤 股関節 大腿の疾患 外傷について 疫学 発症機序 臨床所見 治療法 予後の違いを理解する 必要な予備知識 : 1. 股関節の構造と働き : 構造と筋肉の名称 2. 成人の股関節疾患 : 種類と鑑別 3. 骨盤の骨折 : 種類と治療 4. 股関節部の脱臼と骨折 : 種類と治療 講義内容 : 1. 股関節の構造と働き 1) 構造 2) 筋肉と働き 2. 成人の股関節疾患 1) 変形性股関節症 : 原因 症状 所見 治療 2) 大腿骨頭壊死症 : 原因 症状 所見 治療 3) 深部静脈血栓症 急速破壊型股関節症について 3. 骨盤の骨折 1) 骨盤輪の骨折 : 分類 種類 合併症 2) 寛骨臼の骨折 : 分類 治療 合併症 4. 股関節部の脱臼と骨折 1) 外傷性股関節脱臼と脱臼骨折 : 分類 治療 2) 大腿骨近位部骨折 : 疫学 分類 治療 講義予定日時平成 25 年 6 月 21 日 1 時限講義担当者 : 安藤貴信講義タイトル : 関節リウマチと類似疾患目標 : 関節炎を起こす代表的疾患の特徴を理解し 鑑別ができるようになる 治療法を理解する 必要な予備知識四肢の骨 関節の構造などの基本的な解剖学的知識膠原病の種類と基本的な知識講義内容 1. 関節リウマチとその類似疾患の概要 病理 病態 症状 検査 診断 治療 予後 1) 関節リウマチ p229-244 2) 血清反応陰性脊椎関節炎 p247-251 2. 慢性関節疾患 ( ア ) 痛風 ( イ ) 偽痛風 頁は標準整形外科 11 版医師国家試験出題基準 1( ア ): 医学各論 Ⅸ-8-H 滑膜炎 関節炎 ( 小項目 : 関節リウマチ ) 1( イ ): 医学各論 Ⅸ-7-A 脊椎 脊髄疾患 ( 小項目 : 強直性脊椎炎 ) 医学各論 Ⅺ-2-C 関節炎を主とする類縁疾患 ( 小項目 : 乾癬性関節炎 ) 2( ア )( イ ): 医学各論 Ⅸ-8-H 滑膜炎 関節炎 ( 小項目 : 痛風 偽痛風 )

講義予定日時平成 25 年 6 月 21 日 2 時限講義担当者 : 田島克巳講義タイトル : 代謝性骨疾患 感染性疾患目標 : 代表的な代謝性骨疾患の病態 症状 治療を理解し説明できる 軟部組織 骨 関節の感染症の病態 症状を理解し 適切な診断と対処ができるようになる 必要な予備知識四肢の骨 関節の構造などの基本的な解剖学的知識講義内容 1. 代謝性骨疾患 1) 骨粗鬆症の概念 成因 検査 診断 合併症 治療 p314-322 2) くる病 骨軟化症の概念 成因 検査 診断 治療 p322-327 2. 軟部組織 骨 関節の感染症の病態 病理 症状 診断 治療 予後 1) 壊死性筋膜炎 p211-213 2) ガス壊疽 p213-214 3) 破傷風 p214 4) 化膿性腱鞘滑膜炎 p214 5) 化膿性骨髄炎 p216-220 6) 化膿性脊椎炎 p220-221,542-544 7) 化膿性関節炎 p221-223 8) 結核性骨関節炎 p224-226,544 頁は標準整形外科 11 版医師国家試験出題基準 1( ア )( イ ): 医学各論 Ⅸ-7-C 代謝性骨疾患 ( 小項目 : 骨粗鬆症 くる病 骨軟化症 ) 2( ア )( イ ): 医学各論 Ⅲ-3-J 細菌感染症 ( 小項目 : 壊死性筋膜炎 ガス壊疽 ) 2( ウ ): 医学各論 Ⅻ-3-A 細菌 ( 小項目 : 破傷風 ) 2( オ )~( ク ): 医学各論 Ⅸ-3-F 骨 関節感染症