資料 1 平成 27 年人事院勧告の概要

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給与勧告の仕組みと本年の勧告のポイント

第 12 回委員会資料

職務や勤務実績に応じた給与配分を見直すことを内容とする給与制度の総合的見直しを3 年間にわたって段階的に実施している 本年度は 4 月から実施している諸手当の改定のほか 前述のとおり地域手当の支給割合の改定を行うとともに 平成 28 年度において 諸手当の所要の改定を行うこととする 第 1 給与勧告

目次 1 給与勧告の仕組みページ 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 3 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 3 4 民間給与と職員給与との比較 4 2 本年の給与改定 1 本年の給与改定 5 2 特別給の調査結果 6 3 行政職平均給与 ( 比較給与ベース ) 7 4

人事行政の運営等の状況の公表について

1 人事委員会勧告の対象職員 人事委員会の勧告の対象となるのは 給与条例の適用を受ける一般職の職員です その給料表ごとの内訳は以下のとおりです 職員数は 20,859 人であり 昨年より 130 人の減 ( 行政職については 4,681 人で 31 人の減 ) 職員の平均年齢は 43 歳 10 月で

目次 1 給与勧告の仕組みページ 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 3 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 3 4 民間給与と職員給与との比較 4 2 本年の給与改定 1 本年の給与改定 5 2 特別給の調査結果 6 3 その他の事項 7 4 行政職平均給与 ( 比較給

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目次 1 給与勧告の仕組みと本年の給与改定 2 給与制度の総合的見直しの概要 9 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 3 高齢層職員の能力及び経験の活用 10 3 民間給与との比較 4 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 民間給与との較差に基づく給与改定 5

別紙 平成 25 年 (2013 年 )12 月 公益社団法人日本介護福祉士会 公益社団法人日本介護福祉士会 介護職員処遇改善に関する調査結果 ( 概要 ) Ⅰ. 調査概要 1. 調査目的平成 21 年度からの処遇改善交付金と平成 24 年度の介護報酬改定が介護従事者の処遇改善にどのような影響を及ぼ

2 給与改定に対する基本的考え方職員の給与については 地方公務員法において 国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与等を考慮して定められなければならないとされている (1) 月例給本年 4 月時点で 市職員給与が民間給与を326 円 (0.09%) 下回っていることから 市職員の給与

扶養手当制度の概要 1 支給要件 扶養親族 ( 他に生計の途がなく主として職員の扶養を受けているもの ) を有する職員に対して支給 年額 130 万円以上の恒常的な所得があると見込まれる者は対象外 2 支給月額 配偶者 : 13,000 円子など : 1 人につき 6,500 円 ( 配偶者のない場

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

本院の給与勧告は 国家公務員に対し 社会一般の情勢に適応した適正な給与を確保する機能を有するものであり 国家公務員の給与水準を民間企業従業員の給与水準と均衡させること ( 民間準拠 ) を基本としている 民間準拠を基本とするのは 国家公務員も勤労者であり 勤務の対価として適正な給与を支給することが必

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資料9

が必要とされる中で 公務においては 民間企業と異なり 市場の抑制力という給与決定上の制約が存しないこと等から その給与水準は その時々の経済 雇用情勢等を反映して労使交渉等によって決定される民間の給与水準に準拠して定めることが最も合理的であると考えられることによる 国家公務員の給与と民間企業従業員の

4 共済組合 共済組合は 組合員及びその家族の相互救済を目的とした社会保障制度です 病気 負傷 出産などに対する 短期給付事業 退職 障害または死亡に対する 長期給付事業 及び組合員の健康管理 福利厚生 診療所の運営 または貯金 貸付等を行う 福祉事業 の三つの主な事業を行っています 特許庁の職員と

目 次 別紙第 1 職員の給与に関する報告 1 第 1 給与勧告制度の基本的考え方 1 第 2 官民給与の状況と給与改定 5 第 3 給与制度の改正等 13 第 4 給与勧告実施の要請 20 別紙第 2 職員の給与の改定に関する勧告 25 別紙第 3 国家公務員の育児休業等に関する法律の改正について

平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

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目次 1 給与勧告の仕組みと本年の給与改定 2 給与制度の改正 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 1 給与制度の総合的見直しの概要 9 2 扶養手当の見直し 10 3 民間給与との比較 3 3 専門スタッフ職俸給表 4 級の新設 11 4 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任法人の長 2,164 17,994 10,824 4, A 理事 B 理事 A 監事 16,722 9,816 4,762 1, ,12

2 民間給与との較差等に基づく給与改定 (1) 民間給与との比較結果 1 職種別民間給与実態調査県内の企業規模 50 人以上 かつ 事業所規模 50 人以上の民間事業所 371 事業所中 126 事業所を実地調査 2 給与比較の結果 ア月例給職員と民間従業員の4 月分の給与について ラスパイレス方式

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

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07体制届留意事項(就労継続支援A型)

H28秋_24地方税財源

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介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

b 特定管理職員 勤勉手当の支給割合を1.05 月分 ( 再任用職員にあっては 0.5 月分 ) とすること c 指定職俸給表の適用を受ける職員 ( 再任用職員を除く ) 勤勉手当の支給割合を0.9 月分とすること ( イ ) 平成 28 年 6 月期以降の支給割合 a b 及び指定職俸給表の適用を

N0.252

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別紙第 1 職員の給与に関する報告 人事委員会勧告制度は 地方公務員法に基づく労働基本権制約の代償措置として 職員の勤務条件を社会一般の情勢に適応させるための機能を有するものであり 住民に対する説明責任を果たし 理解を得るためにも その役割は重要である 本委員会は こうした認識の下 従来より 職員の

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日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について 平成28年度

女性が働きやすい制度等への見直しについて

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白川村給与 定員管理等について 1 総括 (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 区分 住民基本台帳人口 ( 平成 29 年 1 月 1 日 ) 歳出額 A 実質収支 人件費 B 人件費率 ( 参考 ) B/A 27 年度の人件費率 28 年度 1,672 人 3,311,519 千円 296,

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則


理事 A 監事 B 監事 14,409 8,640 3,955 1,728 ( 特別調整手当 ) 87 ( 通勤手当 ) 4 月 30 日 月 1 日 ( 注 1) ( 注 2) ( 注 3) 3 役員の報酬水準の妥当性について 法人の検証結果 理事長

留意事項 ( 1) 賃金アップの方法 欄には 賃金の算定方法を下記から選択し記載してください 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 の場合は 1 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 + 臨時に支払われる賃金 の場合は 2 賃金アップの方法 欄において 1の 毎月決まって支払われる賃金 を選

理事 同上 監事 同上 監事 ( 非常勤 ) 非常勤役員手当の月額については 当基金役員給与規程に基づいた額としている 2 役員の報酬等の支給状況 役名 A 理事長 B 理事 C 理事 D 理事 E 理事 F 監事 G 監事 ( 非常勤 ) 平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況報酬 (

Microsoft Word - Ⅰ-7_(資料7)_留意事項_

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

平成 24 年職種別民間給与実態調査の概要 今回の報告の基礎となった本委員会の職種別民間給与実態調査の概要は 次のとおりである 1 調査の目的と時期この調査は 本市職員の給与を検討するため 平成 24 年 4 月現在における民間給与の実態を調査したものである 2 調査機関 本委員会 人事院 広島県人

第2章 第2章 1 補償基礎額 補償基礎額 団員の補償基礎額 問 団員の補償基礎額は どのようにして決定されているのでしょうか 答 補償基礎額は 一般にいう 日当 に相当するものであり 災害補償では 療養 補償費 介護補償費を除く損害補償費並びに福祉事業のうちの休業援護金及び各種特 別給付金の算定基

別紙様式 3( 付表 1) 平成 年度介護職員処遇改善加算実績報告書積算資料 薄い黄色のセルに必要事項を入力してください 1. 加算受給額 ( 現行の加算 Ⅰと 現行の加算 Ⅱの比較額について ) 別紙様式 3の56を記載する場合のみ記載 別紙様式 3の34により報告した場合は記載不要です 単位 :

平成27年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

理事 同 上 監事 同 上 監事 ( 非常勤 ) 非常勤役員手当の月額については 当基金役員給与規程に基づいた額としている 2 役員の報酬等の支給状況 役名 A 理事長 B 理事 C 理事 D 監事 E 監事 ( 非常勤 ) 平成 28 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況報酬 ( 給与 ) 賞与そ

スライド 1

スライド 1

内閣府令本文

Microsoft PowerPoint - 7.【資料3】国民健康保険料(税)の賦課(課税)限度額について

別紙 3 吉賀町給与 定員管理等について 1 総括 (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 住民基本台帳人口歳出額実質収支人件費人件費率 ( 参考 ) 区分 (H28 年 1 月 1 日 ) A B B/A H26 年度の人件費率人千円千円千円 % % H27 年度 6,516 7,168,97

2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任千円千円千円千円 法人の長 15,153 10,740 4, ( 通勤手当 ) * 前職 A 監事 千円千円千円千円 9,801 7,020 2,757

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大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除額の変遷 1 昭和 49 年産業構造が転換し会社員が急速に増加 ( 働き方が変化 ) する中 (1) 実際の勤務関連経費が給与所得控除を上回っても 当時は特定支出控除 ( 昭和 63 年導入 ) がなく 会社員は実際の勤務関連経費がいくら高くても実額控除できなかった

職員組合の要求事項に対する県の回答 職員組合の要求事項 1 賃金及び諸手当の改善について本県の長年の労使交渉経過を尊重し 以下のとおり賃金及び諸手当の改善を行うこと (1) 基本賃金については 組合員の生活実態から一律 13,400 円以上の引上げを行うこと 県の回答 人事委員会勧告制度は 労働基本

3. 無期労働契約への転換後の労働条件無期労働契約に転換した後の職務 勤務地 賃金 労働時間等の労働条件は 労働協約 就業規則または個々の労働契約等に別段の定めがない限り 直前の有期労働契約と同一になるとされており 無期転換に当たって職務の内容などが変更されないにもかかわらず 無期転換後の労働条件を

別紙第 1 職員の給与 ( 海事職給料表の導入等 ) に関する報告 本委員会は 船舶に乗り組む職員 ( 以下 船舶乗組員 という ) の給与について 昨年 10 月 9 日の職員の給与に関する報告でも言及したとおり 勤務の特殊性から見直す必要があると考え 検討を重ねてきた その結果は 次のとおりであ

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別紙様式 3 松山市長様 介護職員処遇改善実績報告書 ( 平成年度届出用 ) 記載例 事業所等情報 事業者 開設者 主たる事務所の所在地 事業所等の名称 事業所の所在地 フリガナ カブシキガイシャマツヤマ 名称株式会社松山 79- 都 道愛媛松山市 一丁目 1-1 府 県 電話番号 89-- FAX

独立行政法人石油天然ガス 金属鉱物資源機構 ( ) の役職員の報酬 給与等について Ⅰ 役員報酬等について 1 役員報酬についての基本方針に関する事項 1 役員報酬の支給水準の設定についての考え方 役員の報酬水準については 国家公務員給与 民間企業の役員の報酬等を考慮して定め

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

() 給与改定の状況 身延町は人事委員会を設置していないので記載なし 1 例給人事委員会の勧告 年度 民間給与 A 円 公務員給与 B 較差 A B 勧告 ( 改定率 ) 円円 % ( %) 給与改定率 ( 参考 ) の改定率 % % 民間給与 公務員給与 は 人事委員会勧告において公民の 分の給与

○○○の課題と検討

介護職員処遇改善加算実績報告チェックリスト 提出前に 次の書類が揃っているか最終の確認をお願いします このチェックリストは 提出する実績報告書類に同封してください チェック 介護職員処遇改善実績報告書 ( 別紙様式 3) 事業所一覧表 ( 別紙様式 3 添付書類 1) 必要に応じて 別紙様式 3 添

2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任 理事長 1,418 ( 地域手当 ) 18,451 11,820 5, ( 通勤手当 ) 3 月 31 日 副理事長 1,315 ( 地域手当 ) * 1

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政策課題分析シリーズ16(付注)

はしがき 配偶者控除 と 配偶者特別控除 は 昭和 36 年と昭和 62 年の税制改正で導入された歴史ある制度です ここ数年 配偶者控除の改正について様々な議論が行われてきましたが 平成 29 年度税制改正において 就業調整を意識しなくて済む仕組みを構築する観点から配偶者控除と配偶者特別控除の見直し

別紙2

Microsoft Word - H29市町村職員の勤務条件等の状況

平成17年8月24日市長交渉想定質問

岩美町の給与 定員管理等について 1 総括 (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 区分住民基本台帳人口 ( 27 年 1 月 1 日 ) 26 年度人 1 2, 歳出額 A 千円 6, 6 8 1, 実質収支人件費 B 千円千円 8 8, , 1 6 7,

労働法令のポイント に賞与が分割して支払われた場合は 分割した分をまとめて 1 回としてカウントし また 臨時的に当該年に限り 4 回以上支払われたことが明らかな賞与については 支払い回数にカウントしない ( 賞与 として取り扱われ に該当しない ) ものとされている 本来 賞与 として取り扱われる

の他の臨時又は緊急の必要により週休日等以外の日の午前零時から午前 5 時までの間であって正規の勤務時間以外の時間に勤務した場合は 当該職員には 管理職員特別勤務手当を支給する 第 16 条の2 第 3 項中 前 2 項 を 前 3 項 に改め 同項を同条第 4 項とし 同条第 2 項の次に次の1 項

給与定員管理公表様式H27

議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

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2019年度はマクロ経済スライド実施見込み

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資料2:再任用制度と「雇用と年金の接続」の概要

人事院前26別.indd

役員の報酬等の支給状況平成 8 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任 法人の長 A ( 非常勤 ), ,789 0,944 4,653 4,907 9,3 4, ( 特別地域手当 ) ( 通勤手当 ) 4 月

記 1 標準報酬月額の決定に係る制度の概要 (1) 定時決定保険者等 ( 被保険者が 全国健康保険協会が管掌する健康保険の被保険者である場合は厚生労働大臣 健康保険組合が管掌する健康保険の被保険者である場合は当該健康保険組合をいう 以下同じ ) は 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 )

1 総括 大木町の給与 定員管理等について (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 区分住民基本台帳人口 歳出額 実質収支人件費 人件費率 ( 参考 ) ( 27 年 1 月 1 日 ) A B B / A 25 年度の人件費率 26 年度人 千円 千円 千円 % % 14, ,

Taro-役員報酬規程( 改正)【機1完2可2】機構内限り

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Transcription:

地方公務員の給与制度の総合的見直しに関する検討会 ( 第 15 回 ) 議事次第 日 時 平成 27 年 9 月 10 日 ( 木 ) 10:00~12:00 場 所 総務省 第 1 会議室 議 事 1 開会 2 配付資料説明 3 意見交換 4 その他

資料 1 平成 27 年人事院勧告の概要

平成 27 年給与勧告 報告の概要 月例給 ボーナスともに昨年に引き続き引上げ 月例給 +0.36%(1,469 円 ) ボーナス +0.1 月分 給与水準の改定 月例給 ( 平成 27 年 4 月に遡及して実施 ) 俸給表の改定( 平均 0.4% 引上げ ) 較差:313 円 初任給に重点 ( 一般職 ( 大卒程度 ) 初任給は2,500 円 (1.4%) 引上げ ) その他の職員は 1,100 円の引上げを基本とする 地域手当の改定 較差 :1156 円 給与制度の総合的見直しにおける引上げ幅に応じ 0.5%~2% の引上げ 例 : 東京都特別区は 18% 18.5% ボーナス ( 平成 27 年 12 月支給分から実施 ) 4.10 月分 4.20 月分 ( 年間 0.1 月分引上げ ) 引上げ分は勤勉手当に配分し 勤務実績を的確に処遇へ反映 給与制度の総合的見直し 給与制度の総合的見直しについては 平成 28 年度も引き続き着実に実施 配偶者に係る扶養手当本年の調査の結果 民間では 配偶者に家族手当を支給し 配偶者の収入による制限を設ける事業所が一般的 今後とも 民間の家族手当の見直しの動向や 税制 社会保障制度の見直しの動向等を注視しつつ 扶養手当の支給要件等について 必要な検討

資料 2 地域手当の指定基準に関する論点

地域手当の指定基準に関する論点についての考え方 ( 案 ) 本検討会は 昨年 12 月に給与制度の総合的見直しに関して報告書をとりまとめた その過程において地方団体等から 地域手当の指定状況について地域手当の指定方法 近隣団体間での格差拡大への対応 地域の一体性を考慮した市町村に対する補正のあり方 級地区分ごとの支給割合の差の幅に対する疑問 支給地域等の見直し期間などについて様々な意見を聴取したが ( 別紙 ) これらの意見に関し 本検討会は 現時点で人事院が作成した地域手当の指定基準と 異なる客観的な基準を設けることは困難であると考えられる 地域手当については 地方公務員給与においても人事院が作成した基準にのっとって支給地域 支給割合を定めることが原則と考えられる とした 一方 同時に 今回の見直しにおける各地域の実情を十分に分析し ( 中略 ) 地域手当のあり方について将来に向けて研究を行っていくことが望まれる とし 引き続き 地域手当の指定基準に関する論点について検討を行ってきたところであり 本検討会としての考え方を以下のとおりとりまとめる なお 地方公務員の給与については 国民 住民の理解と納得が得られるものであることが何よりも重要であり 地域の民間給与をより的確に反映したものとなるよう 十分留意するべきである 1. 人口 5 万人未満の市及び町村に対する賃金指数による指定基準の活用国の指定基準では地域における民間賃金の把握に賃金指数を用いているが 地域における民間賃金の把握が可能な地域を単位とする観点から人口 5 万人以上の市のみを対象に賃金指数 ( 過去 10 年間平均 ) を算出している 今回 人口 5 万人未満の市及び町村についても賃金指数を算出したデータをもとに検証したところ 賃金構造基本統計調査は 調査対象事業所を都道府県別 産業別 事業所規模別に抽出しているため 市町村単位では標本数やデータ数の制約がある また 市町村によっては 年により事業所の産業 規模に偏りが生じる そのため 人口 5 万人以上の市と比べ 十分な賃金データを確保できず 賃金データの存在年数が少ない 過去 10 年間の賃金データのばらつきが大きいなど データの信頼性に問題があり その活用には限界がある 2. 中核的な市への通勤者率による補正 ( パーソントリップ補正 ) の延長国の指定基準では 地域の一体性を考慮した支給地域の補正を行うため 賃金指数の基準を満たす中核的な市 ( 都道府県庁所在地又は人口 30 万人以上の市 ) への通勤者率の高い地域について 6 級地 (6%) 7 級地 (3%) に指定している ( パーソントリップ補正 ) 補正段階を 6 級地及び7 級地に指定する場合の2 段階にとどめているのは 法律上 地域手当は 当該地域における民間の賃金水準 1

を基礎とし 当該地域における物価等を考慮して ( 中略 ) 職員に支給する ( 一般職の職員の給与に関する法律第 11 条の3 第 1 項 ) とされていることから 賃金指数による指定基準を補完するものと位置づけているためであると考えられ 一定の合理性はある 一方 本検討会では 今回 1 補正段階を現行 2 段階から6 段階 ( 最大 2 級地 ) まで延長する 2 ただし 補正による支給割合の上限は 現行の国の指定基準の地域手当支給割合から1 段階までに限る という考え方で試算を行ったが 客観的なデータにより労働力市場としての一体性が示される納得性がある類型であり かつ パーソントリップ補正を補完的なものと位置づけていることとも齟齬をきたさないと考える 3. 支給地域に囲まれた非支給地における当該支給地域への通勤者率による補正の導入国の指定基準では 地域の一体性を考慮した支給地域の補正はパーソントリップ補正のみによって行われているが 本検討会では 今回 地域手当の支給地域に囲まれた非支給地及び複数の支給地域に隣接する非支給地について補正を行うことについても検討を行ったが 介護報酬における地域加算については 公務員の地域手当の設定に準拠しつつ 公務員の地域手当の設定がない地域に対して 複数の支給地域に隣接する場合の独自の補正が行われている が 支給地域に囲まれる 又は複数の支給地域に隣接するのみでは地域の一体性も 民間賃金の高さも推定困難であると考える 一方 1 支給地域に囲まれた非支給地域のうち 当該支給地域への通勤者率が5 0% 以上であるものを支給地域とすること 2 ただし 補正による支給割合の上限は 現行の国の指定基準の地域手当支給割合から1 段階までに限るという考え方で試算を行ったところ 2と同じく 客観的なデータにより労働市場としての一体性が示される納得性がある類型であり かつ パーソントリップ補正を補完的なものと位置づけていることとも齟齬をきたさないと考える 4. 支給割合の段階の細分化国の指定基準に応じた地域手当の支給割合の段階は 3% 6% 10% 12% 15% 16% 20% となっている これは 地域手当の前身である調整手当との連 第 123 回 ( 平成 27 年 6 月 25 日 ) 社会保障審議会介護給付費分科会資料より 2

続性 円滑な移行を考慮して設定されているものである 今回 この支給割合の段階の刻みを細分化することについて検討したところ 民間賃金の状況をよりきめ細かく反映できる反面 支給割合の変動も起こりやすくなる 賃金指数の算出されている団体を対象に 仮に支給割合を1% 刻みとして試算すると 現行より支給割合が上昇する団体よりも低下する団体の方がはるかに多い という課題がある 5. 見直し期間の短縮地域手当の支給地域 支給割合の見直しは 10 年ごとに見直すのを例とする ( 人事院規則 9-49 第 16 条 ) とされている 今回 この見直し期間を より短い期間とし 社会経済情勢の変化に迅速に対応させることについて検討したところ 例えば 10 年とされている見直しを5 年とすれば データの安定性や直近の経済状況の反映が図られる一方 制度が安定的に運用される期間が短くなるという課題がある 以上 3

別紙 今回の地域手当の見直しに関する個別の地方団体の意見 地域手当の指定基準が 3% 6% 10% 12% という粗い刻みとなっており 切り 捨ての部分が多いことを考慮すべきではないか 支給団体に囲まれた非支給地もあるなど 近隣団体との地域手当の支給割合の格差 が大きい場合もあることから 何らかの配慮ができないか 地域手当について 生活圏や経済圏を考慮した設定ができないか 賃金指数による指定が5 万人以上の市とされていることから 町村は民間賃金が高い地域であっても地域手当の対象とならない一方 大都市に通う人が多い町村は パーソントリップ補正により地域手当の対象となっており バランスを欠くのではないか 同一の職務でありながら 20% もの差をつけることが適当か 地域間の給与差が大きくなると優秀な人材の確保ができなくなるのではないか 東京 23 区への通勤圏にある地域の場合 地域手当の支給割合が高い東京に人材が集まってしまい 東京一極集中につながるのではないか 社会経済状況の変化に対応するため10 年ごととされている見直しについて より短い期間での見直しとすべきでないか 地方団体の意見聴取の方法 経過 地方公務員の給与水準等に関する調査研究会( 平成 25 年度 ) 第 1 回平成 26 年 1 月 9 日 都道府県 (7 団体 ) 指定都市(2 団体 ) 一般市 第 2 回 同年 1 月 16 日 (2 団体 ) の人事担当課 市町村担当課及び人事 第 3 回 同年 1 月 23 日 委員会から意見聴取 地方公務員の給与制度の総合的見直しに関する検討会( 平成 26 年度 ) 第 3 回平成 26 年 6 月 13 日全国知事会 ( 岐阜県副知事 ) から意見聴取第 4 回同年 6 月 24 日全国市長会 ( 香川県さぬき市長 ) 及び全国町村会 ( 大分県九重町長 ) から意見聴取 上記のほか 国と地方の協議の場における地方側代表者の発言等 4

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