平成27年国勢調査人口速報集計 結果の概要

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表 3 の総人口を 100 としたときの指数でみた総人口 順位 全国 94.2 全国 沖縄県 沖縄県 東京都 東京都 神奈川県 99.6 滋賀県 愛知県 99.2 愛知県 滋賀県 神奈川

(3) 最大較差 平成 17 年国調口平成 22 年国調口 H24.9 選挙名簿 在外選挙名簿 H25.9 選挙名簿 在外選挙名簿 最大 : 千葉 4 569,835 東京 ,677 最大 : 千葉 4 497,350 北海道 1 487,678 最小 : 高知 3 258,681 鳥取

統計トピックスNo.120 我が国のこどもの数―「こどもの日」にちなんで―

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第 18 表都道府県 産業大分類別 1 人平均月間現金給与額 ( 平成 27 年平均 ) 都道府県 鉱業, 採石業, 砂利採取業建設業製造業 円円円円円円円円円 全国 420, , , , , , , ,716 28

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

人口推計 平成26年10月1日現在 結果の概要 都道府県別人口の動向

海08:30~17:30 月火水木金土日祝北道08 健診機関リスト 北海道 リ P ト ス リ P 健診 リ P 健 健診 P 健診 リ P リ スリ 診 P リ P 健診 P 健 P ス P P P 健 P 健診 P P P P 健 健診 診 P P P リ P 機 機 P 健 ス 健 リ P P

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都道府県別の互助会等への公費支出額互助会等への公費支出額 ( 単位 : 百万円 ) 会員一人当たりの公費支出額 ( 単位 : 円 ) 北海道 1,531 1, ,257 16, % 24.8% 0.0% 0.0% 0.0% 0.

通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ

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都道府県の将来推計人口

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第 2 部 資料

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人口増加に転じた宮城県, 人口減少幅が縮小した福島県及び岩手県 人口増減率を別にみると, 増加は8 都県となっており, 東京都が0.53% と最も高く, 次いで沖縄県が4%, 愛知県が1%, 埼玉県が0.14%, 神奈川県が0.13% などとなっている 一方, 減少は39 道府県となっており, 秋田

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平成29年度通級による指導実施状況調査結果について(別紙2)

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計

平成 26 年 3 月 28 日 消防庁 平成 25 年の救急出動件数等 ( 速報 ) の公表 平成 25 年における救急出動件数等の速報を取りまとめましたので公表します 救急出動件数 搬送人員とも過去最多を記録 平成 25 年中の救急自動車による救急出動件数は 591 万 5,956 件 ( 対前

1★プレス42週HP表紙

平成 27 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

平成27年国勢調査人口等基本集計 結果の概要

2 受入施設別献血量 ( 推計値 ) ブロ都ック道府県 合計 全国血液センター献血者数速報 (Ⅰ) 血液センター 平成 30 年 12 月分 L % L % 日 L L % 日 L L % 台 L L % 台 L 8, ,768

山形県富山県秋田県福井県群馬県福島県島根県鳥取県長野県栃木県宮崎県新潟県佐賀県石川県岩手県山梨県岐阜県青森県徳島県茨城県三重県大分県山口県香川県熊本県岡山県鹿児島県沖縄県静岡県高知県和歌山県宮城県愛媛県長崎県滋賀県北海道愛知県福岡県広島県奈良県兵庫県千


129

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11 m2~15 m2 7m2~10 m2 6m2以下 1 級地別記 7 別記 8 別記 9 2 級地別記 7 別記 8 別記 9 3 級地別記 7 別記 8 別記 9 ただし 次に掲げる当該世帯の自立助長の観点から引き続き当該住居等に居住することが必要と認められる場合又は当該地域の住宅事情の状況に


目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい

(1) 人口規模別市区町村数平成 17(2005) 年 ( 市区町村数 ) 人口規模 ( 人 ) 都道府県 5 千未満 5 千 ~ 1 万 1~ 2 万 2~ 3 万 3~ 5 万 5~ 10 万 10~ 20 万 20~ 30 万 30~ 50 万 50~ 100 万 100 万以上 北 海 道

図表 1 個人保険の新規契約 保有契約 ( 万件 % 億円) 新規契約 保有契約 件数 金額 ( 契約高 ) 件数 金額 ( 契約高 ) 前年度比 前年度比 前年度比 前年度比 平成 25 年度 1, , , ,575,

全国血液センター供給本数速報 (Ⅰ) 2 全血製剤 赤血球製剤 血漿製剤管内純供給本数平成 30 年 12 月分項目全血製剤赤血球製剤血漿製剤ブロ施合計 1 単位 2 単位合計 1 単位 2 単位合計 FFP-LR120 FFP-LR240 FFP-LR480 ッ前年比前年比前年比前年比前年比前年比

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自殺者数の年次推移 平成 26 年の自殺者数は 25,427 人となり 対前年比 1,856 人 ( 約 6.8%) 減 平成 10 年以来 14 年連続して 3 万人を超える状況が続いていたが 3 年連続で 3 万人を下回った 男女別にみると 男性は 5 年連続 女性は 3 年連続で減少した また

レビューの雛型(ワード)

1 1 A % % 税負 300 担額

本土 ( 沖縄県を除く ) 保険期間 60か月 48か月 37か月 36か月 35か月 34か月 33か月 32か月 31か月 30か月 29か月 28か月 27か月 26か月 25か月 24か月 23か月 22か月 21か月 20か月 合 自家用 A B 営 業 用 用 C D 自 家 用 用 4

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81 平均寿命 女 単位 : 年 全 国 長野県 島根県 沖縄県 熊本県 新潟県 三重県 岩手県 茨城県 和歌山県 栃木県

調査実施概況 小学校 ( 都道府県 ( 指定都市除く )) 教育委員会数 ( 1) 学校数児童数 ( 2) 全体 実施数 調査対象者在籍学校数 実施数国語 A 国語 B 主体的 対話的で深い学びに関する状況 ( 3) 算数 A 算数 B 質問紙 平均正答率 13~15 問 国語

共通基準による観光入込客統計 ~ 共通基準に基づき 平成 22 年 月期調査を実施した 39 都府県分がまとまりました~ 平成 23 年 10 月 31 日観光庁 各都道府県では 平成 22 年 4 月より順次 観光入込客統計に関する共通基準 を導入し 信頼 性の高い観光入込客統計調査を

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第 40 回 看護総合 2009 年 平成 21 年 2009/7/18-19 京都府京都市 2009 年 2010 年 精神看護 2009/7/23-24 島根県松江市 2009 年 2010 年 母性看護 2009/8/6-7 佐賀県佐賀市 2009 年 2010 年 看護教育 2009/8/2

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年齢 年齢 1. 柏 2. 名古屋 3. G 大阪 4. 仙台 5. 横浜 FM 6. 鹿島 -19 歳 0 0.0% 0 0.0% 2 2.7% 1 1.4% 3 4.0% 3 4.6% 歳 4 5.0% 5 6.7% 7 9.6% 2 2.7% 2 2.7% % 25-2

別添2 乳児家庭全戸訪問事業の実施状況

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表 1) また 従属人口指数 は 生産年齢 (15~64 歳 ) 人口 100 人で 年少者 (0~14 歳 ) と高齢者 (65 歳以上 ) を何名支えているのかを示す指数である 一般的に 従属人口指数 が低下する局面は 全人口に占める生産年齢人口の割合が高まり 人口構造が経済にプラスに作用すると

関東 優良産廃処理業者認定制度で優良認定を受けている許可証 組合員都道府県 許可地域組合員名所在地 茨城県 黒沢産業 ( 株 ) 茨城県 関 茨城県 茨城県 ( 株 ) マツミ ジャパン 茨城県 茨城県 ( 株 ) 国分商会 埼玉県

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廃業等 ( 転出の免許換えを除く ) が 5,222 業者 (5,527 業者 ) となっています 平成 28 年度末と比較すると 新規免許件数 ( 転入の免許換えを除く ) が 99 件増加し 廃業等件数 ( 転出の免許換えを除く ) は 305 件減少しました 廃業等の 5,222 業者 (5,

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第 1 表 国籍 地域別在留外国人数の推移 国籍 地域 平成 20 年末平成 21 年末平成 22 年末平成 23 年末平成 24 年末平成 25 年末平成 26 年末平成 27 年末平成 28 年末平成 29 年末平成 30 年 (2008) (2009) (2010) (2011) (2012)

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Transcription:

27 年国勢調査 人口速報集計結果 全国 都道府県 市町村別人口及び世帯数 結果の概要 Ⅰ 全国の人口 1 Ⅱ 都道府県の人口 6 Ⅲ 市町村の人口 11 Ⅳ 世帯 16 28 年 2 月 26 日 総務省統計局

人口速報集計とは 市区町村から提出された要計表を基に, 男女別人口と世帯数を速報値として集計したものである 後日公表する人口及び世帯数の確定数は, 調査票の記入内容に基づいた審査を経て集計 公表するため, それとは必ずしも一致しない 数値のみかた 本文及び図表中の数値は, 表章単位未満で四捨五入している 本文及び図表中の値は, 表章単位未満を含んだ数値から算出している 人口増減数に使用している人口は, 比較する年の境域によって組み替えた人口である 昭和 20 年の人口は, 人口調査結果を使用している また, 沖縄県は調査していない 人口 用語の解説 国勢調査における人口は 常住人口 であり, 常住人口とは調査時に調査の地域に常住している者をいう 常住している者 については, 27 年国勢調査の概要 調査の対象 (20 ページ ) を参照のこと 人口性比 女性 100 人に対する男性の数をいう 世帯の種類 国勢調査では世帯を 一般世帯 と 施設等の世帯 の 2 種類に区分しているが, 人口速報集計では両者を合わせた世帯数のみを公表している 一般世帯 とは, 施設等の世帯 以外の世帯をいう 施設等の世帯 とは, 学校の寮 寄宿舎の学生 生徒, 病院 療養所などの入院者, 社会施設の入所者, 自衛隊の営舎内 艦船内の居住者, 矯正施設の入所者などから成る世帯をいう 面積 本資料に掲載されている面積は, 国土交通省国土地理院が公表した 26 年 10 月 1 日現在の 26 年全国都道府県市区町村別面積調 によっている 組替人口及び組替世帯数 27 年 10 月 1 日現在の市区町村の境域に基づいて組み替えた, 22 年の人口及び世帯数のことである 21 大都市 東京都特別区部及び政令指定都市のことである

Ⅰ 全国の人口 我が国の人口は 1 億 2711 万人, 世界で 10 番目 1 我が国の人口は 1 億 2711 万人 22 年から 94 万 7 千人減少,0.7% 減, 年平均 0.15% 減 大正 9 年の調査開始以来, 初めての減少 27 年国勢調査による 10 月 1 日現在の我が国の人口は1 億 2711 万人となった 前回 ( 22 年 ) に比べ, 人口は 94 万 7 千人減少している 5 年ごとの人口増減率の推移をみると, 昭和 20 年 ~25 年はいわゆる第 1 次べビーブーム等により 15.3% と高い増加率となったが, その後は出生率の低下に伴って増加幅が縮小し,30 年 ~35 年には 4.7% となった その後, 第 2 次ベビーブームにより, 昭和 45 年 ~50 年には 7.0% と増加幅が拡大したものの,50 年 ~55 年には 4.6% と増加幅が再び縮小に転じ, 22 年 ~27 年には 0.7% 減 ( 年平均 0.15% 減 ) と, 大正 9 年の調査開始以来, 初めての人口減少となっている ( 表 Ⅰ-1, 図 Ⅰ-1, 図 Ⅰ -2) 図 Ⅰ-1 人口及び人口増減率の推移 ( 大正 9 年 ~ 27 年 ) 1 億 6 千万 16 1 億 4 千万 1 億 2 千万 1 億人口(8 千万人)6 千万 4 千万 2 千万 人口増減率 ( 右目盛 ) 人口 ( 左目盛 ) 14 12 10 8 6 4 2 5 年間の人口増減率(% )0 0-2 千万 大正 9 年 14 昭和 5 年 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 2 年 7 12 17 22 27-2 1

表 Ⅰ-1 人口の推移 ( 大正 9 年 ~ 27 年 ) 年 次 人口 ( 千人 ) 5 年間の人口増減 増減数 ( 千人 ) 増減率 (%) 年平均人口増減率 (%) 大 正 9 年 (1920 年 ) 55,963 - - - 14 年 (1925 年 ) 59,737 3,774 6.7 1.31 昭 和 5 年 (1930 年 ) 64,450 4,713 7.9 1.53 10 年 (1935 年 ) 69,254 4,804 7.5 1.45 15 年 (1940 年 ) 1) 71,933 2,679 3.9 0.76 20 年 (1945 年 ) 2) 72,147 3) 780 3) 1.1 3) 0.22 25 年 (1950 年 ) 84,115 3) 11,052 3) 15.3 3) 2.89 30 年 (1955 年 ) 90,077 5,962 7.1 1.38 35 年 (1960 年 ) 94,302 4,225 4.7 0.92 40 年 (1965 年 ) 99,209 4,908 5.2 1.02 45 年 (1970 年 ) 104,665 5,456 5.5 1.08 50 年 (1975 年 ) 111,940 7,274 7.0 1.35 55 年 (1980 年 ) 117,060 5,121 4.6 0.90 60 年 (1985 年 ) 121,049 3,989 3.4 0.67 平 成 2 年 (1990 年 ) 123,611 2,562 2.1 0.42 7 年 (1995 年 ) 125,570 1,959 1.6 0.31 12 年 (2000 年 ) 126,926 1,356 1.1 0.21 17 年 (2005 年 ) 127,768 842 0.7 0.13 22 年 (2010 年 ) 128,057 289 0.2 0.05 27 年 (2015 年 ) 127,110-947 -0.7-0.15 1) 国勢調査による人口 73114 千人から内地外の軍人, 軍属等の推計数 1181 千人を差し引いた補正人口 2) 昭和 20 年人口調査による人口 71998 千人に内地の軍人及び外国人の推計数 149 千人を加えた補正人口 沖縄県を含まない 3) 沖縄県を除いて算出 図 Ⅰ-2 出生率, 死亡率及び自然増減率の推移 ( 大正 9 年 ~ 27 年の各年 ) 40 人 30 口千人当 20 たり(自然増減率 人)10 出生率 0 死亡率 -10 大正 9 年 14 昭和 5 年 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 2 年 7 12 17 22 27 資料 : 厚生労働省 人口動態統計 による 27 年は推計値 2

2 人口性比は緩やかに低下 27 年国勢調査による人口 (1 億 2711 万人 ) を男女別にみると, 男性は 6182 万 9 千人, 女性は 6528 万 1 千人となり, 女性が男性より 345 万 2 千人多く, 人口性比は 94.7 となっている 男女別人口の推移をみると, 戦前の昭和 15 年までは男性が女性を僅かに上回り, 人口性比は 100.0~101.0 で推移していたが, 戦争による男性の死亡によって男女別構成が大きく変化し,20 年には 89.0 と著しく低下した その後, 第 1 次ベビーブーム等により, 昭和 25 年には 96.2 に上昇し,50 年には第 2 次ベビーブームの影響で 96.9 に上昇した しかし, その後は, 高齢者の増加に伴い, 人口性比は緩やかに低下している ( 表 Ⅰ-2, 図 Ⅰ-3) 図 Ⅰ-3 男女別人口及び人口性比の推移 ( 大正 9 年 ~ 27 年 ) 7 千万 102 6 千万 人口性比 ( 右目盛 ) 98 5 千万 人女 ( 左目盛 ) 人口( 96 4 千万人)3 千万 男 ( 左目盛 ) 100 94 92 口性比 2 千万 90 1 千万 88 0 大正 9 年 14 昭和 5 年 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 2 年 7 12 17 22 27 86 表 Ⅰ-2 男女別人口及び人口性比の推移 ( 大正 9 年 ~ 27 年 ) 人口 ( 千人 ) 人口 ( 千人 ) 年 次 人口性比 年 次 人口性比 男 女 男 女 大正 9 年 (1920) 28,044 27,919 100.4 昭和 45 年 (1970) 51,369 53,296 96.4 14 年 (1925) 30,013 29,724 101.0 50 年 (1975) 55,091 56,849 96.9 昭和 5 年 (1930) 32,390 32,060 101.0 55 年 (1980) 57,594 59,467 96.9 10 年 (1935) 34,734 34,520 100.6 60 年 (1985) 59,497 61,552 96.7 15 年 (1940) 36,566 36,548 100.0 2 年 (1990) 60,697 62,914 96.5 20 年 (1945) 33,894 38,104 89.0 7 年 (1995) 61,574 63,996 96.2 25 年 (1950) 41,241 42,873 96.2 12 年 (2000) 62,111 64,815 95.8 30 年 (1955) 44,243 45,834 96.5 17 年 (2005) 62,349 65,419 95.3 35 年 (1960) 46,300 48,001 96.5 22 年 (2010) 62,328 65,730 94.8 40 年 (1965) 48,692 50,517 96.4 27 年 (2015) 61,829 65,281 94.7 3

3 人口は世界で 10 番目, 人口密度は世界平均の 6.0 倍 国際連合の推計によると, 27 年 (2015 年 ) の世界の人口 ( 年央推計 ) は 73 億 49 百万人で, 各国の人口をみると, 中国が 13 億 76 百万人と最も多く, 次いでインド (13 億 11 百万人 ), アメリカ合衆国 (3 億 22 百万人 ) と続いており, 我が国の人口は世界で 10 番目となっている また, 22 年 ~27 年 (2010 年 ~2015 年 ) の人口増減率をみると, 減少となっている国は日本のみである ( 表 Ⅰ-3) 表 Ⅰ-3 世界各国の人口及び人口増減率 - 人口上位 20 か国 1) (2005 年 ~2015 年 ) 人口人口増減率 (%) 世界人口に順位国名 ( 百万人 ) 占める割合 ( ) 内は年率 2005 年 2010 年 2015 年 (%) 2005 年 ~2010 年 2010 年 ~2015 年 世界 6,520 6,930 7,349 100.0 6.3 (1.2) 6.1 (1.2) 1 中 国 1,306 1,341 1,376 18.7 2.7 (0.5) 2.6 (0.5) 2 イ ン ド 1,144 1,231 1,311 17.8 7.6 (1.5) 6.5 (1.3) 3 ア メ リ カ 296 310 322 4.4 4.6 (0.9) 3.8 (0.8) 4 イ ン ドネ シア 226 242 258 3.5 6.8 (1.3) 6.6 (1.3) 5 ブ ラ ジ ル 188 199 208 2.8 5.4 (1.1) 4.6 (0.9) 6 パキスタン 153 170 189 2.6 10.9 (2.1) 11.1 (2.1) 7 ナイジェリア 140 159 182 2.5 14.2 (2.7) 14.3 (2.7) 8 バングラデシュ 143 152 161 2.2 6.1 (1.2) 6.2 (1.2) 9 ロシア 144 143 143 2.0-0.3 (-0.1) 0.2 (0.0) 10 日本 128 128 127 1.7 0.2 (0.0) -0.7 (-0.1) 11 メ キ シ コ 110 119 127 1.7 8.1 (1.6) 7.1 (1.4) 12 フ ィ リ ピ ン 86 93 101 1.4 8.0 (1.6) 8.2 (1.6) 13 エ チ オ ピ ア 77 88 99 1.4 14.3 (2.7) 13.5 (2.6) 14 ベ ト ナ ム 84 88 93 1.3 4.9 (1.0) 5.8 (1.1) 15 エ ジ プ ト 75 82 92 1.2 9.5 (1.8) 11.5 (2.2) 16 ド イ ツ 81 80 81 1.1-1.0 (-0.2) 0.3 (0.1) 17 イ ラ ン 70 74 79 1.1 5.9 (1.2) 6.5 (1.3) 18 ト ル コ 68 72 79 1.1 6.6 (1.3) 8.8 (1.7) 19 コンゴ民主共和国 56 66 77 1.1 17.6 (3.3) 17.2 (3.2) 20 タ イ 66 67 68 0.9 1.3 (0.3) 1.9 (0.4) 資料 : United Nations, "World Population Prospects, The 2015 Revision" による2015 年の年央推計値 ただし, 日本は国勢調査の結果による 1) 2015 年の人口による 4

27 年国勢調査における我が国の人口密度は 341 人 / km2で, 国際連合の推計による世界の人口密度 ( 年央推計 ) の 56 人 / km2の 6.0 倍となっている また, 人口 1 千万以上の国について人口密度をみると, バングラデシュが 1,237 人 / km2と最も高く, 次いで韓国 (517 人 / km2 ), オランダ (502 人 / km2 ) と続いており, 我が国の人口密度は世界で9 番目となっている ( 表 Ⅰ-4) 1) 表 Ⅰ-4 人口密度の上位 15 か国 (2015 年 ) 人口密度 人 口 順位 国 名 ( 人 /km2) ( 百万人 ) 世 界 56 7,349 1 バングラデシュ 1,237 161 2 韓 国 517 50 3 オ ラ ン ダ 502 17 4 ル ワ ン ダ 471 12 5 イ ン ド 441 1,311 6 ブ ル ン ジ 435 11 7 ハ イ チ 389 11 8 ベ ル ギ ー 373 11 9 日 本 341 127 10 フ ィ リ ピ ン 338 101 11 ス リ ラ ン カ 330 21 12 ベ ト ナ ム 301 93 13 イ ギ リ ス 267 65 14 パ キ ス タ ン 245 189 15 ド イ ツ 231 81 資料 :United Nations, "World Population Prospects, The 2015 Revision" による 2015 年の年央推計値 ただし, 日本は国勢調査の結果による 1) 人口 1 千万以上の国について算出 5

6 Ⅱ 都道府県の人口 8 都県で人口増加,39 道府県で減少大阪府は人口増加から減少に転ずる 1 人口が最も多いのは東京都で, 全国の 1 割以上を占める 27 年国勢調査による人口を都道府県別にみると, 東京都が 1351 万 4 千人と最も多く, 全国の 10.6% を占めている 次いで神奈川県 (912 万 7 千人 ), 大阪府 (883 万 9 千人 ), 愛知県 (748 万 4 千人 ), 埼玉県 (726 万 1 千人 ), 千葉県 (622 万 4 千人 ), 兵庫県 (553 万 7 千人 ), 北海道 (538 万 4 千人 ), 福岡県 (510 万 3 千人 ) などと続いている 人口上位 9 都道府県を合わせると 6847 万 3 千人で, 全国の 5 割以上 (53.9%) を占める また, 東京圏 ( 東京都, 神奈川県, 埼玉県, 千葉県 ) の人口は 3612 万 6 千人で, 全国の 4 分の 1 以上 (28.4%) を占めており,5 年前に比べ 50 万 8 千人増加している 一方, 最も少ないのは鳥取県で 57 万 4 千人となっている ( 表 Ⅱ-1, 図 Ⅱ-1) 図 Ⅱ-1 都道府県別人口 ( 27 年 ) 2 沖縄県, 東京都, 愛知県など 8 都県で人口増加,39 道府県で減少 22 年 ~27 年の人口増加数を都道府県別にみると, 東京都が 35 万 4 千人と最も多く, 次いで神奈川県 (7 万 9 千人 ), 愛知県 (7 万 3 千人 ) などとなっており, 8 都県で人口増加となっている また, 人口増加率をみると, 沖縄県が 3.0% と最も高く, 次いで東京都 (2.7%), 愛知県 (1.0%) などとなっている 0 2 4 6 8 10 12 14 16 東京都神奈川県大阪府愛知県埼玉県千葉県兵庫県北海道福岡県静岡県茨城県広島県京都府宮城県新潟県長野県岐阜県栃木県群馬県岡山県福島県三重県熊本県鹿児島県沖縄県滋賀県山口県愛媛県長崎県奈良県青森県岩手県大分県石川県山形県宮崎県富山県秋田県香川県和歌山県山梨県佐賀県福井県徳島県高知県島根県鳥取県人口(百万人)

一方, 人口減少数をみると, 北海道が 12 万 3 千人と最も多く, 次いで福島県 (11 万 5 千人 ), 新潟県 (6 万 9 千人 ) などとなっており,39 道府県で人口減少となっている また, 人口減少率をみると, 秋田県が 5.8% と最も高く, 次いで福島県 (5.7%), 青森県及び高知県 (4.7%) などとなっている ( 表 Ⅱ-1, 図 Ⅱ-2, 図 Ⅱ-3) 表 Ⅱ-1 都道府県別人口, 人口増減及び人口密度 ( 17 年 ~27 年 ) 人口 ( 千人 ) 人口増減 都道府県 17 年 22 年順位 27 年 順位 17 年 ~22 年 実数 ( 千人 ) 率 (%) 22 年 ~27 年 実数 ( 千人 ) 率 (%) 増減率の差 ( ポイント ) 面積 (k m2 ) 1) 人口密度 ( 人 /km2) 全 国 127,768 128,057 127,110 289 0.2-947 -0.7-1.0 377,972 341 北海道 5,628 5,506 8 5,384 8-121 -2.2-123 -2.2-0.1 83,424 69 青森県 1,437 1,373 31 1,309 31-63 -4.4-65 -4.7-0.3 9,645 136 岩手県 1,385 1,330 32 1,280 32-55 -4.0-50 -3.8 0.2 15,275 84 宮城県 2,360 2,348 15 2,334 14-12 -0.5-14 -0.6-0.1 7,282 321 秋田県 1,146 1,086 38 1,023 38-60 -5.2-63 -5.8-0.6 11,638 88 山形県 1,216 1,169 35 1,123 35-47 -3.9-46 -3.9-0.0 9,323 120 福島県 2,091 2,029 18 1,914 21-62 -3.0-115 -5.7-2.7 13,784 139 茨城県 2,975 2,970 11 2,918 11-5 -0.2-52 -1.7-1.6 6,097 479 栃木県 2,017 2,008 20 1,975 18-9 -0.4-33 -1.6-1.2 6,408 308 群馬県 2,024 2,008 19 1,973 19-16 -0.8-35 -1.7-0.9 6,362 310 埼玉県 7,054 7,195 5 7,261 5 140 2.0 67 0.9-1.1 3,798 1,912 千葉県 6,056 6,216 6 6,224 6 160 2.6 8 0.1-2.5 5,158 1,207 東京都 12,577 13,159 1 13,514 1 583 4.6 354 2.7-1.9 2,191 6,168 神奈川県 8,792 9,048 2 9,127 2 257 2.9 79 0.9-2.0 2,416 3,778 新潟県 2,431 2,374 14 2,305 15-57 -2.3-69 -2.9-0.6 12,584 183 富山県 1,112 1,093 37 1,067 37-18 -1.7-26 -2.4-0.7 4,248 251 石川県 1,174 1,170 34 1,154 34-4 -0.4-15 -1.3-1.0 4,186 276 福井県 822 806 43 787 43-15 -1.9-19 -2.4-0.5 4,190 188 山梨県 885 863 41 835 41-21 -2.4-28 -3.2-0.8 4,465 187 長野県 2,196 2,152 16 2,100 16-44 -2.0-53 -2.4-0.5 13,562 155 岐阜県 2,107 2,081 17 2,033 17-26 -1.3-48 -2.3-1.1 10,621 191 静岡県 3,792 3,765 10 3,701 10-27 -0.7-64 -1.7-1.0 7,779 476 愛知県 7,255 7,411 4 7,484 4 156 2.2 73 1.0-1.2 5,172 1,447 三重県 1,867 1,855 22 1,816 22-12 -0.7-39 -2.1-1.4 5,774 314 滋賀県 1,380 1,411 28 1,413 26 30 2.2 2 0.2-2.0 4,017 352 京都府 2,648 2,636 13 2,610 13-12 -0.4-26 -1.0-0.5 4,612 566 大阪府 8,817 8,865 3 8,839 3 48 0.5-26 -0.3-0.8 1,905 4,640 兵庫県 5,591 5,588 7 5,537 7-2 -0.0-51 -0.9-0.9 8,401 659 奈良県 1,421 1,401 29 1,365 30-21 -1.4-36 -2.6-1.1 3,691 370 和歌山県 1,036 1,002 39 964 40-34 -3.3-38 -3.8-0.6 4,725 204 鳥取県 607 589 47 574 47-18 -3.0-15 -2.6 0.5 3,507 164 島根県 742 717 46 694 46-25 -3.3-23 -3.2 0.1 6,708 103 岡山県 1,957 1,945 21 1,922 20-12 -0.6-23 -1.2-0.6 7,115 270 広島県 2,877 2,861 12 2,845 12-16 -0.6-16 -0.6 0.0 8,479 336 山口県 1,493 1,451 25 1,405 27-41 -2.8-46 -3.2-0.4 6,112 230 徳島県 810 785 44 756 44-24 -3.0-29 -3.7-0.7 4,147 182 香川県 1,012 996 40 977 39-17 -1.6-19 -1.9-0.3 1,877 520 愛媛県 1,468 1,431 26 1,386 28-36 -2.5-46 -3.2-0.7 5,676 244 高知県 796 764 45 728 45-32 -4.0-36 -4.7-0.7 7,104 103 福岡県 5,050 5,072 9 5,103 9 22 0.4 31 0.6 0.2 4,986 1,023 佐賀県 866 850 42 833 42-17 -1.9-17 -1.9-0.0 2,441 341 長崎県 1,479 1,427 27 1,378 29-52 -3.5-49 -3.4 0.1 4,132 333 熊本県 1,842 1,817 23 1,787 23-25 -1.3-30 -1.7-0.3 7,409 241 大分県 1,210 1,197 33 1,167 33-13 -1.1-30 -2.5-1.4 6,341 184 宮崎県 1,153 1,135 36 1,104 36-18 -1.5-31 -2.7-1.2 7,735 143 鹿児島県 1,753 1,706 24 1,649 24-47 -2.7-57 -3.4-0.7 9,188 179 沖縄県 1,362 1,393 30 1,434 25 31 2.3 41 3.0 0.7 2,281 629 資料 : 面積は, 国土交通省国土地理院 26 年全国都道府県市区町村別面積調 による 1) 北方領域にある歯舞群島, 色丹島, 国後島及び択捉島並びに島根県隠岐郡隠岐の島町にある竹島の面積を除いて算出した 7

3 大阪府は人口増加から減少に転ずる 22 年 ~27 年に人口が増加した8 都県について人口増加率をみると, 前回 (17 年 ~22 年の人口増加率 ) に比べ, 沖縄県 (2.3% から 3.0% へ 0.7 ポイント拡大 ), 福岡県 (0.4% から 0.6% へ 0.2 ポイント拡大 ) の2 県で増加幅が拡大している なお, 前回から今回にかけて, 人口が減少から増加に転じた都道府県は見られない 一方, 人口が減少した 39 道府県についてみると, 大阪府が増加から減少に転じている また, 福島県 (3.0% から 5.7% へ 2.7 ポイント拡大 ), 茨城県 (0.2% から 1.7% へ 1.6 ポイント拡大 ), 三重県 (0.7% から 2.1% へ 1.4 ポイント拡大 ) 及び大分県 (1.1% から 2.5% へ 1.4 ポイント拡大 ) など 33 道府県で減少幅が前回に比べ拡大している ( 表 Ⅱ-1, 表 Ⅱ-2, 図 Ⅱ-2) 図 Ⅱ-2 都道府県別人口増減率 ( 17 年 ~22 年, 22 年 ~27 年 ) 5 4 3 2 17 年 ~22 年人 1 口 0 増減 -1 率(-2 %) -3 22 年 ~27 年 22 年 ~27 年 22 年 ~27 年 -4 人口増加人口減少 -5-6 沖東愛埼神福滋千大広宮兵京岡石栃熊静群茨香佐三北岐福富長大奈鳥宮新愛山山島鹿長徳岩和山高青福秋縄京知玉奈岡賀葉阪島城庫都山川木本岡馬城川賀重海阜井山野分良取崎潟媛口梨根児崎島手歌形知森島田県都県県川県県県府県県県府県県県県県県県県県県道県県県県県県県県県県県県県島県県県山県県県県県県県県 表 Ⅱ-2 都道府県別の 17 年 ~22 年及び 22 年 ~27 年の人口増減の関係 22 年 ~27 年の人口増減 人口が増加 前回人口増減との比較都道府県名 増加が加速 福岡県, 沖縄県 計 2 増加が緩和 埼玉県, 千葉県, 東京都, 神奈川県, 愛知県, 滋賀県 計 6 減少から増加に転換 該当なし 増加から減少に転換 大阪府 計 1 減少が緩和 岩手県, 鳥取県, 島根県, 広島県, 長崎県 計 5 人口が減少 北海道, 青森県, 宮城県, 秋田県, 山形県, 福島県, 茨城県, 栃木県, 群馬県, 新潟県, 富山県, 石川県, 福井県, 山梨県, 減少が加速長野県, 岐阜県, 静岡県, 三重県, 京都府, 兵庫県, 奈良県, 計 33 和歌山県, 岡山県, 山口県, 徳島県, 香川県, 愛媛県, 高知県, 佐賀県, 熊本県, 大分県, 宮崎県, 鹿児島県 8

図 Ⅱ-3 都道府県別人口増減率 ( 22 年 ~27 年 ) 人口増減率 減少 (3.0% 以上 ) 減少 (1.5% 以上 3.0% 未満 ) 減少 (1.5% 未満 ) 増加 9

4 人口密度が最も高いのは東京都で, 全国平均の 18.1 倍 27 年国勢調査の人口に基づく人口密度を都道府県別にみると, 東京都が 6,168 人 / km2と最も高く, 全国平均 (341 人 / km2 ) の 18.1 倍となっている 次いで大阪府 (4,640 人 / km2 ), 神奈川県 (3,778 人 / km2 ) などと続き, 全国平均を上回っているのは 16 都府県となっている 一方, 人口密度が最も低いのは, 北海道の 69 人 / km2で, 次いで岩手県 (84 人 / km2 ), 秋田県 (88 人 / km2 ) などと続き, 全国平均を下回っているのは 31 道県となっている ( 表 Ⅱ-1, 図 Ⅱ-4) 図 Ⅱ-4 都道府県別人口密度 ( 27 年 ) 人口密度 100 人 / km2未満 100 人 / km2以上 341 人 / km2未満 341 人 / km2以上 1000 人 / km2未満 1000 人 / km2以上 10

Ⅲ 市町村の人口 全国 1,719 市町村のうち,1,416 市町村 (82.4%) で人口が減少 1 人口 100 万以上の市は 12 市 27 年国勢調査による人口を市町村別にみると, 東京都特別区部注 ) が 927 万 3 千人と最も多く, 次いで横浜市, 大阪市, 名古屋市, 札幌市, 福岡市, 神戸市, 川崎市, 京都市, さいたま市, 広島市, 仙台市と続いており, これら 12 市が人口 100 万以上となっている また,21 大都市の人口増加率をみると, 福岡市が 5.1% と最も高く, 次いで特別区部 (3.7%), 川崎市及び仙台市 (3.5%) などとなっている ( 表 Ⅲ-1) 注 ) 東京都特別区部は 23 区をまとめて 1 市として扱った 1) 順位 表 Ⅲ-1 21 大都市の人口及び人口増減 ( 22 年 ~27 年 ) 市 1 特 別 区 部 8,946 9,273 327 3.7 2 横 浜 市 3,689 3,726 37 1.0 3 大 阪 市 2,665 2,692 26 1.0 4 名 古 屋 市 2,264 2,296 32 1.4 5 札 幌 市 1,914 1,954 40 2.1 6 福 岡 市 1,464 1,539 75 5.1 7 神 戸 市 1,544 1,538-6 -0.4 8 川 崎 市 1,426 1,475 50 3.5 9 京 都 市 1,474 1,475 1 0.0 10 さ い た ま 市 1,222 1,264 42 3.4 11 広 島 市 1,174 1,195 21 1.8 12 仙 台 市 1,046 1,082 36 3.5 13 千 葉 市 962 973 11 1.1 14 北 九 州 市 977 962-15 -1.5 15 堺 市 842 840-2 -0.2 16 新 潟 市 812 811-1 -0.2 17 浜 松 市 801 798-3 -0.3 18 熊 本 市 734 741 7 0.9 19 相 模 原 市 718 721 3 0.5 20 岡 山 市 710 720 10 1.4 21 静岡市 716 705-11 -1.5 1) 27 年の人口による 人口 ( 千人 ) 22 年 27 年 22 年 ~27 年の人口増減 実数 ( 千人 ) 率 (%) 11

2 人口 5 万未満の市, 人口 5 千未満の町村が増加人口階級別にみると, 人口 5 万人未満の市数は 253 から 272 に増加, 人口 5 千人未満の町村数は 237 から 268 に増加し, 市町村の人口規模は小さくなっている ( 表 Ⅲ-2, 図 Ⅲ-1) 図 Ⅲ-1 人口階級別市町村数 ( 17 年 ~27 年 ) 市 町村 17 年 111 390 250 361 425 430 250 20 万以上 5 万 ~ 20 万未満 5 万未満 5 千未満 5 千 ~1 万未満 1 万 ~2 万未満 2 万以上 22 年 111 423 253 237 244 283 177 27 年 109 410 272 268 241 264 155 0 1,000 500 0 500 1,000 1,500 2,000 ( 市 ) ( 町村 ) 注 ) 東京都特別区部は1 市として計算 人口階級 表 Ⅲ-2 人口階級別の市町村数及び人口 ( 17 年 ~27 年 ) 市町村数人口 ( 千人 ) 人口の割合 (%) 17 年 22 年 27 年 17 年 22 年 27 年 17 年 22 年 27 年 総 数 2,217 1,728 1,719 127,768 128,057 127,110 100.0 100.0 100.0 市 751 787 791 110,264 116,157 116,149 86.3 90.7 91.4 100 万以上 12 12 12 27,878 28,827 29,507 21.8 22.5 23.2 50 万 ~100 万未満 14 17 17 9,775 11,641 11,720 7.7 9.1 9.2 30 万 ~50 万 45 43 43 17,299 16,691 16,724 13.5 13.0 13.2 20 万 ~30 万 40 39 37 9,758 9,775 9,321 7.6 7.6 7.3 10 万 ~20 万 141 157 152 19,384 21,845 21,472 15.2 17.1 16.9 5 万 ~10 万 249 266 258 17,378 18,567 18,137 13.6 14.5 14.3 3 万 ~5 万 182 178 181 7,207 7,006 7,144 5.6 5.5 5.6 3 万未満 68 75 91 1,585 1,804 2,125 1.2 1.4 1.7 町 村 1,466 941 928 17,504 11,901 10,961 13.7 9.3 8.6 3 万以上 90 72 65 3,387 2,749 2,441 2.7 2.1 1.9 2 万 ~3 万未満 160 105 90 3,845 2,537 2,181 3.0 2.0 1.7 1 万 ~2 万 430 283 264 6,088 4,151 3,841 4.8 3.2 3.0 5 千 ~1 万 425 244 241 3,089 1,792 1,768 2.4 1.4 1.4 5 千未満 361 237 268 1,095 672 730 0.9 0.5 0.6 注 ) 東京都特別区部は1 市として計算 12

3 全国 1,719 市町村のうち,1,416 市町村 (82.4%) で人口が減少全国 1,719 市町村について, 27 年 10 月 1 日時点の境域で5 年間の人口の増減をみると, 人口が増加したのは 303 市町村で, 全体の 17.6% を占めている そのうち, 東京都特別区部, 政令指定都市及びその周辺市町村を中心に, 人口が増加している 一方, 人口が減少したのは 1,416 市町村で, 全体の 82.4% を占めている 特に5% 以上人口が減少した市町村は約半数 (48.2%) で, その割合は拡大している ( 表 Ⅲ-3, 図 Ⅲ-2) 図 Ⅲ-2 人口増減率階級別市町村数の割合 ( 12 年 ~27 年 ) 減少 増加 12 年 ~17 年 (2,217 市町村 ) 29.5 42.9 22.4 5.3 5.0% 以上減少 0.0%~5.0% 未満減少 0.0%~5.0% 未満増加 5.0% 以上増加 17 年 ~22 年 (1,728 市町村 ) 41.1 35.4 18.5 5.1 22 年 ~27 年 (1,719 市町村 ) 48.2 34.2 15.2 2.4 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 注 ) 東京都特別区部は1 市として計算 表 Ⅲ-3 人口増減率階級別市町村数の割合 ( 12 年 ~27 年 ) 市町村数市町村数の割合 (%) 人口増減率階級 12 年 1) ~17 年 17 年 ~22 年 22 年 ~27 年 22 年 ~27 年 12 年 17 年 1) 総数市町村 ~17 年 ~22 年 総数 市 町村 総 数 人口増加 2,217 1,728 1,719 791 928 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 613 407 303 194 109 27.6 23.6 17.6 24.5 11.7 20.0% 以上 3 1 1 0 1 0.1 0.1 0.1 0.0 0.1 10.0%~20.0% 未満 19 17 10 3 7 0.9 1.0 0.6 0.4 0.8 5.0%~10.0% 95 70 31 15 16 4.3 4.1 1.8 1.9 1.7 2.5%~ 5.0% 181 107 80 47 33 8.2 6.2 4.7 5.9 3.6 0.0%~ 2.5% 315 212 181 129 52 14.2 12.3 10.5 16.3 5.6 人口減少 1,603 1,321 1,416 597 819 72.3 76.4 82.4 75.5 88.3 0.0%~ 2.5% 未満 411 280 260 181 79 18.5 16.2 15.1 22.9 8.5 2.5%~ 5.0% 539 331 328 187 141 24.3 19.2 19.1 23.6 15.2 5.0%~10.0% 553 560 601 208 393 24.9 32.4 35.0 26.3 42.3 10.0%~20.0% 96 146 212 21 191 4.3 8.4 12.3 2.7 20.6 20.0% 以上 4 4 15 0 15 0.2 0.2 0.9 0.0 1.6 注 ) 東京都特別区部は1 市として計算 1) 東京都三宅村は総数にのみ含まれている 13

4 人口増加率が 10% 以上の市町村数は 11, 人口減少率が 10% 以上の市町村数は 227 27 年 10 月 1 日時点の境域で市町村の人口増減率をみると, 人口増加率が 10% 以上の市町村数は 11 で, 人口減少率が 10% 以上の市町村数は 227 となっている 22 年 ~27 年の人口増加数が最も多かった市町村は, 東京都特別区部の 32 万 7 千人で, 次いで福岡県福岡市 (7 万 5 千人 ), 神奈川県川崎市 (5 万人 ) などとなっている 一方, 人口減少数注 ) が最も多かった市町村は, 福岡県北九州市の1 万 5 千人で, 次いで長崎県長崎市及び宮城県石巻市 (1 万 4 千人 ) などとなっている しんぐうまち人口増加率が最も高かった市町村は福岡県新宮町の 22.9% で, 次いで鹿児島県としまむらたいわちょう十島村 (15.4%), 宮城県大和町 (13.5%) などとなっている また, 人口減少率注 ) ならはまちが最も高かった市町村は, 福島県楢葉町の 87.3% で, 次いでおながわちょう宮城県女川町 (37.0%), 宮城県南三陸町 (29.0%) などとなっている ( 表 Ⅲ-3, 表 Ⅲ-4, 表 Ⅲ-5) 注 ) 原子力災害により, 全域が避難指示区域である町村を除く 14

表 Ⅲ-4 人口増減数の多い市町村の人口及び人口増減数 ( 22 年 ~27 年 ) 順位 人口増加数の多い市町村 人口 ( 人 ) 27 年 増加数 ( 人 ) 22 年 ~27 年 人口減少数の多い市町村人口 ( 人 ) 27 年 減少数 ( 人 ) 22 年 ~27 年 1 特別区部 ( 東京都 ) 9,272,565 326,870 北九州市 ( 福岡県 ) 961,815-15,031 2 福岡市 ( 福岡県 ) 1,538,510 74,767 長崎市 ( 長崎県 ) 429,644-14,122 3 川崎市 ( 神奈川県 ) 1,475,300 49,788 石巻市 ( 宮城県 ) 147,236-13,590 4 さいたま市 ( 埼玉県 ) 1,264,253 41,819 南相馬市 ( 福島県 ) 57,733-13,145 5 札幌市 ( 北海道 ) 1,953,784 40,239 函館市 ( 北海道 ) 266,117-13,010 6 横浜市 ( 神奈川県 ) 3,726,167 37,394 下関市 ( 山口県 ) 268,617-12,330 7 仙台市 ( 宮城県 ) 1,082,185 36,199 青森市 ( 青森県 ) 287,622-11,898 8 名古屋市 ( 愛知県 ) 2,296,014 32,120 横須賀市 ( 神奈川県 ) 406,686-11,639 9 大阪市 ( 大阪府 ) 2,691,742 26,428 呉市 ( 広島県 ) 228,635-11,338 10 広島市 ( 広島県 ) 1,194,507 20,664 静岡市 ( 静岡県 ) 705,238-10,959 11 吹田市 ( 大阪府 ) 374,526 18,728 小樽市 ( 北海道 ) 121,910-10,018 12 川口市 ( 埼玉県 ) 578,245 16,739 気仙沼市 ( 宮城県 ) 64,917-8,572 13 藤沢市 ( 神奈川県 ) 424,103 14,446 今治市 ( 愛媛県 ) 158,185-8,347 14 船橋市 ( 千葉県 ) 622,823 13,783 秋田市 ( 秋田県 ) 315,374-8,226 15 戸田市 ( 埼玉県 ) 136,083 13,004 日立市 ( 茨城県 ) 185,149-7,980 16 つくば市 ( 茨城県 ) 227,029 12,439 門真市 ( 大阪府 ) 122,808-7,474 17 越谷市 ( 埼玉県 ) 337,562 11,249 長岡市 ( 新潟県 ) 275,246-7,428 18 千葉市 ( 千葉県 ) 972,639 10,890 旭川市 ( 北海道 ) 339,797-7,298 19 流山市 ( 千葉県 ) 174,417 10,433 岩国市 ( 山口県 ) 136,809-7,048 20 柏市 ( 千葉県 ) 414,054 10,042 鶴岡市 ( 山形県 ) 129,630-6,993 注 ) 原子力災害により, 全域が避難指示区域である町村を除く 表 Ⅲ-5 人口増減率の高い市町村の人口及び人口増減率 ( 22 年 ~27 年 ) 順位 人口増加率の高い市町村 人口 ( 人 ) 増加率 (%) 人口減少率の高い市町村 27 年 22 年 ~27 年 人口 ( 人 ) 27 年 減少率 (%) 22 年 ~27 年 1 新宮町 ( 福岡県 ) 30,339 22.9 楢葉町 ( 福島県 ) 976-87.3 2 十島村 ( 鹿児島県 ) 758 15.4 女川町 ( 宮城県 ) 6,334-37.0 3 大和町 ( 宮城県 ) 28,252 13.5 南三陸町 ( 宮城県 ) 12,375-29.0 4 与那原町 ( 沖縄県 ) 18,429 12.9 川内村 ( 福島県 ) 2,021-28.3 5 与那国町 ( 沖縄県 ) 1,843 11.2 山元町 ( 宮城県 ) 12,314-26.3 6 長久手市 ( 愛知県 ) 57,593 10.7 上北山村 ( 奈良県 ) 510-25.3 7 戸田市 ( 埼玉県 ) 136,083 10.6 大槌町 ( 岩手県 ) 11,732-23.2 8 つくばみらい市 ( 茨城県 ) 49,146 10.5 黒滝村 ( 奈良県 ) 655-22.0 9 昭和町 ( 山梨県 ) 19,507 10.5 広野町 ( 福島県 ) 4,323-20.2 10 東神楽町 ( 北海道 ) 10,231 10.1 風間浦村 ( 青森県 ) 1,977-19.7 11 中城村 ( 沖縄県 ) 19,452 10.0 川上村 ( 奈良県 ) 1,320-19.7 12 朝日町 ( 三重県 ) 10,563 9.7 下市町 ( 奈良県 ) 5,662-19.3 13 富谷町 ( 宮城県 ) 51,592 9.7 夕張市 ( 北海道 ) 8,845-19.0 14 阿久比町 ( 愛知県 ) 27,767 9.0 馬路村 ( 高知県 ) 822-18.9 15 八重瀬町 ( 沖縄県 ) 29,084 9.0 東吉野村 ( 奈良県 ) 1,744-18.6 16 菊陽町 ( 熊本県 ) 40,996 8.6 南相馬市 ( 福島県 ) 57,733-18.5 17 小笠原村 ( 東京都 ) 3,023 8.5 南牧村 ( 群馬県 ) 1,980-18.3 18 粕屋町 ( 福岡県 ) 45,371 8.0 曽爾村 ( 奈良県 ) 1,549-18.3 19 大津町 ( 熊本県 ) 33,480 7.2 歌志内市 ( 北海道 ) 3,587-18.2 20 沖縄市 ( 沖縄県 ) 139,315 7.0 天龍村 ( 長野県 ) 1,363-17.7 注 ) 原子力災害により, 全域が避難指示区域である町村を除く 15

Ⅳ 世帯 我が国の世帯数は 5340 万 3 千世帯で 2.8% 増加世帯規模 (1 世帯当たり人員 ) は縮小 1 我が国の世帯数は 5340 万 3 千世帯 22 年から 145 万 3 千世帯増加,2.8% 増 42 都道府県で増加 27 年国勢調査による世帯数は 5340 万 3 千世帯で, 22 年から 145 万 3 千世帯の増加,2.8% 増となった 世帯数の推移をみると, 調査開始から一貫して増加を続けているものの, 昭和 50 年 ~55 年以降 5~7% 台で推移してきた増加率が, 17 年 ~22 年は 4.8% と低下し, 22 年 ~27 年では 2.8% となった 22 年 ~27 年の世帯数の増減を都道府県別にみると, 高知県, 鹿児島県, 青森県, 和歌山県, 秋田県を除く 42 都道府県で増加となっている 世帯増加率は, 沖縄県が 7.6% と最も高く, 次いで宮城県 (4.8%), 東京都 (4.7%) などとなっている ( 表 Ⅳ-1, 表 Ⅳ-2, 図 Ⅳ-1, 図 Ⅳ-2) 2 1 世帯当たり人員は 2.38 人で引き続き減少全ての都道府県で減少 1 世帯当たり人員 ( 世帯規模 ) は 2.38 人で, 22 年の 2.46 人から減少している 昭和 45 年以降について5 年ごとの推移をみると, 昭和 45 年から 27 年までの世帯増加率は, いずれも人口増加率を上回っている その結果,1 世帯当たり人員は, 昭和 45 年の 3.45 人から徐々に減少を続け, 7 年には 2.85 人と初めて3 人を下回り,27 年には 2.38 人と更に減少した 22 年と 27 年の1 世帯当たり人員の増減を都道府県別にみると, 全ての都道府県で 22 年より減少している 27 年の1 世帯当たり人員は, 山形県が 2.85 人と最も多く, 次いで福井県 (2.82 人 ), 佐賀県 (2.76 人 ) などとなっている 一方, 東京都が 2.02 人と最も少なく, 次いで北海道 (2.21 人 ), 大阪府 (2.25 人 ) などとなっている ( 表 Ⅳ-2, 図 Ⅳ-1, 図 Ⅳ-3) 16

17 図 Ⅳ-1 世帯数及び 1 世帯当たり人員の推移 ( 昭和 45 年 ~ 27 年 ) 表 Ⅳ-1 世帯数及び 1 世帯当たり人員の推移 ( 昭和 45 年 ~ 27 年 ) 図 Ⅳ-2 都道府県別世帯増減率 ( 22 年 ~27 年 ) 3.45 3.32 3.25 3.17 3.01 2.85 2.70 2.58 2.46 2.38 0 1 2 3 4 5 6 0 1 2 3 4 5 6 昭和 45 年 50 55 60 2 年 7 12 17 22 27 世帯数(千万世帯 ) 世帯数 ( 左目盛 ) 1 世帯当たり人員(人)1 世帯当たり人員 ( 右目盛 ) 5 年間の増減率 (%) 世帯数人口昭和 45 年 30,374 104,665 3.45 - - 50 年 33,729 111,940 3.32 11.0 7.0 55 年 36,015 117,060 3.25 6.8 4.6 60 年 38,133 121,049 3.17 5.9 3.4 2 年 41,036 123,611 3.01 7.6 2.1 7 年 44,108 125,570 2.85 7.5 1.6 12 年 47,063 126,926 2.70 6.7 1.1 17 年 49,566 127,768 2.58 5.3 0.7 22 年 51,951 128,056 2.46 4.8 0.2 27 年 53,403 127,110 2.38 2.8-0.7 年次世帯数 ( 千世帯 ) 人口 ( 千人 ) 1 世帯当たり人員 ( 人 ) -2-1 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 沖縄県宮城県東京都埼玉県愛知県福岡県滋賀県千葉県神奈川県茨城県石川県京都府兵庫県熊本県大阪府岡山県群馬県佐賀県栃木県福島県岐阜県広島県三重県香川県静岡県富山県鳥取県岩手県長野県福井県山形県奈良県新潟県徳島県島根県大分県山梨県北海道宮崎県長崎県愛媛県山口県秋田県和歌山県青森県鹿児島県高知県世帯増減率(% ) 22 年 ~27 年世帯数増加 22 年 ~27 年世帯数減少

表 Ⅳ-2 都道府県別世帯数及び 1 世帯当たり人員 ( 22 年 ~27 年 ) 都道府県 世帯数 ( 千世帯 ) 22 年 世帯数 ( 千世帯 ) 27 年 世帯増減 22 年 ~27 年 実数 ( 千世帯 ) 率 (%) 1 世帯当たり人員 ( 人 ) 22 年 27 年 全 国 51,951 53,403 1,453 2.8 2.46 2.38 北 海道 2,424 2,441 16 0.7 2.27 2.21 青 森県 513 511-2 -0.5 2.68 2.56 岩 手県 484 492 8 1.6 2.75 2.60 宮 城県 902 945 43 4.8 2.60 2.47 秋 田県 390 389-2 -0.4 2.78 2.63 山 形県 389 394 5 1.4 3.01 2.85 福 島県 721 737 16 2.2 2.82 2.60 茨 城県 1,088 1,124 35 3.3 2.73 2.60 栃 木県 746 763 17 2.3 2.69 2.59 群 馬県 756 773 17 2.3 2.66 2.55 埼 玉県 2,842 2,969 127 4.5 2.53 2.45 千 葉県 2,516 2,607 91 3.6 2.47 2.39 東 京都 6,394 6,692 298 4.7 2.06 2.02 神奈川県 3,845 3,978 134 3.5 2.35 2.29 新 潟県 839 848 9 1.1 2.83 2.72 富 山県 383 391 7 1.9 2.85 2.73 石 川県 441 453 12 2.8 2.65 2.55 福 井県 276 279 4 1.4 2.93 2.82 山 梨県 328 330 2 0.7 2.63 2.53 長 野県 794 806 12 1.5 2.71 2.60 岐 阜県 737 753 15 2.1 2.82 2.70 静 岡県 1,399 1,427 28 2.0 2.69 2.59 愛 知県 2,934 3,061 127 4.3 2.53 2.45 三 重県 705 719 14 2.0 2.63 2.53 滋 賀県 518 537 20 3.8 2.72 2.63 京 都府 1,122 1,153 31 2.8 2.35 2.26 大 阪府 3,832 3,922 90 2.3 2.31 2.25 兵 庫県 2,255 2,314 59 2.6 2.48 2.39 奈 良県 524 530 7 1.3 2.68 2.57 和歌山県 394 392-2 -0.4 2.55 2.46 鳥 取県 212 216 4 1.7 2.78 2.66 島 根県 262 264 2 0.9 2.74 2.62 岡 山県 755 772 18 2.3 2.58 2.49 広 島県 1,185 1,210 25 2.1 2.41 2.35 山 口県 597 599 1 0.2 2.43 2.35 徳 島県 302 305 3 0.9 2.60 2.48 香 川県 390 398 8 2.0 2.55 2.45 愛 媛県 591 592 1 0.2 2.42 2.34 高 知県 322 319-3 -0.9 2.37 2.28 福 岡県 2,110 2,199 89 4.2 2.40 2.32 佐 賀県 295 302 7 2.3 2.88 2.76 長 崎県 559 561 2 0.4 2.55 2.46 熊 本県 688 704 16 2.4 2.64 2.54 大 分県 482 486 4 0.8 2.48 2.40 宮 崎県 461 463 2 0.5 2.47 2.39 鹿児島県 729 725-5 -0.7 2.34 2.28 沖縄県 520 560 40 7.6 2.68 2.56 18

図 Ⅳ-3 都道府県別 1 世帯当たり人員 ( 27 年 ) 19

27 年国勢調査の概要 調査の目的国勢調査は, 我が国の人口, 世帯, 産業構造等の実態を明らかにし, 国及び地方公共団体における各種行政施策の基礎資料を得ることを目的として行われる国の最も基本的な統計調査である 調査は大正 9 年以来ほぼ5 年ごとに行われており, 27 年国勢調査はその 20 回目に当たる 調査の時期 27 年国勢調査は, 27 年 10 月 1 日午前零時 ( 以下 調査時 という ) 現在によって行われた 調査の法的根拠 27 年国勢調査は, 統計法 ( 19 年法律第 53 号 ) 第 5 条第 2 項の規定並びに次の政令及び総務省令に基づいて行われた 国勢調査令 ( 昭和 55 年政令第 98 号 ) 国勢調査施行規則 ( 昭和 55 年総理府令第 21 号 ) 国勢調査の調査区の設定の基準等に関する省令 ( 昭和 59 年総理府令第 24 号 ) 調査の地域 27 年国勢調査は, 我が国の地域のうち, 国勢調査施行規則第 1 条に規定する次の島を除く地域において行われた (1) 歯舞群島, 色丹島, 国後島及び択捉島 (2) 島根県隠岐郡隠岐の島町にある竹島 調査の対象 27 年国勢調査は, 調査時において, 本邦内に常住している者について行った ここで 常住している者 とは, 当該住居に3か月以上にわたって住んでいるか, 又は住むことになっている者をいい,3か月以上にわたって住んでいる住居又は住むことになっている住居のない者は, 調査時現在いた場所に 常住している者 とみなした ただし, 次の者については, それぞれ次に述べる場所に 常住している者 とみなしてその場所で調査した 1 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 1 条に規定する学校, 同法第 124 条に規定する専修学校若しくは同法第 134 条第 1 項に規定する各種学校又は就学前の子どもに関する教育, 保育等の総合的な提供の推進に関する法律 ( 18 年法律第 77 号 ) 第 2 条第 7 項に規定する幼保連携型認定こども園に在学し 20

ている者で, 通学のために寄宿舎, 下宿その他これらに類する宿泊施設に宿泊しているものその宿泊している施設 2 病院又は診療所に引き続き3か月以上入院している者その病院又は診療所 3 船舶 ( 自衛隊の使用する船舶を除く ) に乗り組んでいる者で, 陸上に生活の本拠を有するものその生活の本拠 4 自衛隊の営舎内又は自衛隊の使用する船舶内の居住者その営舎又は当該船舶が籍を置く地方総監部 ( 基地隊に配属されている船舶については, その基地隊本部 ) の所在する場所 5 刑務所, 少年刑務所又は拘置所に収容されている者のうち死刑の確定した者及び受刑者並びに少年院又は婦人補導院の在院者その刑務所, 少年刑務所, 拘置所, 少年院又は婦人補導院本邦内に常住している者は, 外国人を含めて全て調査の対象としたが, 次の者は調査から除外した (1) 外国政府の外交使節団 領事機関の構成員 ( 随員を含む ) 及びその家族 (2) 外国軍隊の軍人 軍属及びその家族 調査事項 27 年国勢調査では, 男女の別, 出生の年月など世帯員に関する事項を 13 項目, 世帯の種類, 世帯員の数など世帯に関する事項を4 項目, 計 17 項目について調査した 調査の方法 27 年国勢調査は, 総務省統計局 - 都道府県 - 市区町村 - 国勢調査指導員 - 国勢調査員 - 世帯の流れにより行った 総務大臣により任命された約 70 万人の国勢調査員が, インターネット回答の利用案内 を世帯ごとに配布した インターネットによる回答の無かった世帯に対しては, 紙の 調査票 を配布し, 世帯が調査票に記入した上で, 調査員への提出又は郵送による提出のいずれかを選択する方法により行った 集計体系及び結果の公表 提供等集計体系及び結果の公表 提供等については, 27 年国勢調査の集計体系及び結果の公表 提供等一覧 (22 ページ ) を参照のこと 21

27 年国勢調査の集計体系及び結果の公表 提供等一覧 集計区分 集計内容 産業分類 職業分類 集計対象 表章地域 全国結果の公表予定 結果の公表及び提供の方法 速 報 人口速報集計 ( 要計表による人口集計 ) 男女別人口及び世帯数の早期提供 - - 全数 全国, 都道府県, 市区町村 28 年 2 月 26 日 インターネットを利用する方法等によって公表 人口は公表日に官報に公示 集 計 抽出速報集計 全調査事項に係る主要な結果の早期提供 小分類 小分類 約 1/100 全国, 都道府県, 人口 20 万以上の市 28 年 6 月 インターネットを利用する方法等によって公表 おって, 報告書を刊行 基本集計 人口等基本集計 就業状態等基本集計 世帯構造等基本集計 人口, 世帯, 住居に関する結果及び外国人, 高齢者世帯等に関する結果 人口の労働力状態, 夫婦, 子供のいる世帯等の産業 職業大分類別構成に関する結果 母子 父子世帯, 親子の同居等の世帯の状況に関する結果 - - 大分類 大分類 大分類 大分類 全数 全国, 都道府県, 市区町村 28 年 10 月 29 年 4 月 29 年 9 月 全都道府県一括でインターネットを利用する方法等によって公表 おって, 報告書を刊行 人口等基本集計の人口及び世帯数 ( 確定人口 世帯数 ) は公表後に官報に公示 集計が完了した都道府県から順次, インターネットを利用する方法等によって公表 おって, 報告書を刊行 抽出詳細集計 就業者の産業 職業小分類別構成等に関する詳細な結果 小分類 小分類 抽出 全国, 都道府県, 市区町村 29 年 12 月 集計が完了した都道府県から順次, インターネットを利用する方法等によって公表 おって, 報告書を刊行 従業地 通学地集計 従業地 通学地による人口 就業状態等集計 従業地 通学地による抽出詳細集計 従業地 通学地による人口の基本的構成及び就業者の産業 職業大分類別構成に関する結果 従業地による就業者の産業 職業中分類別構成に関する詳細な結果 大分類 中分類 大分類 中分類 全数 抽出 全国, 都道府県, 市区町村 全国, 都道府県, 人口 10 万以上の市 29 年 6 月 29 年 12 月 集計が完了した後, インターネットを利用する方法等によって公表 おって, 報告書を刊行 人口移動集計 移動人口の男女 年齢等集計 移動人口の就業状態等集計 人口の転出入状況に関する結果 - - 移動人口の労働力状態, 産業 職業大分類別構成に関する結果 大分類 大分類 全数 全国, 都道府県, 市区町村 全国, 都道府県, 市区町村 29 年 1 月 29 年 7 月 集計が完了した後, インターネットを利用する方法等によって公表 おって, 報告書を刊行 人口等基本集計に関する集計 人口, 世帯, 住居に関する基本的な事項の結果 - - 小地域集計 就業状態等基本集計に関する集計 世帯構造等基本集計に関する集計 従業地 通学地による人口 就業状態等集計に関する集計 人口の労働力状態及び就業者の産業 職業大分類別構成に関する基本的な事項の結果 世帯の状況に関する基本的な事項の結果 常住地による従業地 通学地に関する基本的な事項の結果 大分類 大分類 - - - - 全数 町丁 字等, 基本単位区, 地域メッシュ 該当する基本集計等の公表後に集計し, 地理データ等を活用して秘匿処理を施した上で, 速やかに公表 集計が完了した後, インターネットを利用する方法等によって公表 移動人口の男女 年齢等集計に関する集計 5 年前の常住地に関する基本的な事項の結果 - - 1) 産業分類 及び 職業分類 欄は, 該当する分類を用いた集計結果があることを示す 2) 表章地域 欄は, 該当集計区分で集計する地域を表しているが, 必ずしも全ての統計表がその地域まで集計されるわけではない 22

問合せ先 統計調査部国勢統計課審査発表係 162-8668 東京都新宿区若松町 19 番 1 号 TEL: ( 代表 ) 03(5273)2020 内線 34399 ( 直通 ) 03(5273)1156 FAX: 03(5273)1552 Eメール : c-shinsa@soumu.go.jp ホームページ URL http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/index.htm この冊子は, 次の URL からダウンロードできます URL http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/kekka.htm 政府統計の総合窓口(e-Stat) ( http://www.e-stat.go.jp/) でも, 統計データ等の各種統計情報が御覧いただけます 本冊子に掲載されたデータを引用 転載する場合には, 出典の表記をお願いいたします ( 例 : 出典 : 27 年国勢調査結果 ( 総務省統計局 )) * 結果の概要は, 統計メールニュースでも配信しています メールニュースのお申込みは, 統計局ホームページから 国勢調査 検索