3)CAD/CAM 冠用材料の定義保険診療においては CAD/CAM 冠に使用できる材料は規定されており 次の定義を満たすものに限定されている CAD/CAM 冠用材料の定義 次のいずれにも該当すること (1) 薬事法承認又は認証上 類別が 歯科材料 (2) 歯冠材料 であって 一般的名称が 歯科切

Similar documents
NEW Calibra Ceram Adhesive Resin Cement キャリブラセラム さまざまな補綴症例をこの 1 本で セメントの使い分け不要 光照射での半硬化時間に余裕があり 余剰セメントの固まり過ぎを防止 変色リスクの少ない重合開始剤の配合により 長期にわたって色調が安定

口腔内スキャナーを用いた光学印象により製作された前 Title歯部ジルコニアセラミックブリッジフレームの適合性に 関する研究 四ツ谷, 護 ; 宅間, 裕介 ; 佐藤, 亨 ; 安田, 博光 ; 新谷, Author(s) 明則 ; 佐瀬, 俊之 Journal 歯科学報, 114(3): 227-

臨床シーンで発揮する特性を継承 CAD/CA用ハイブリッドレジンブロッ X線造影性および蛍光性 はと同等のX線造影性と蛍 光性を示します KZRCAD HR ブロッ CAD/CA冠用材料 Ⅱ X線造影性 左 右 ブロッ 耐着色性 摩耗特性 コーヒーによる耐着色性評価 色差 ( E) 大臼歯 に適した

クラウンブリッジ補綴とは クラウンブリッジ補綴の臨床的意義 クラウンブリッジは英単語の crown( 王冠, 冠 ) と bridge( 橋 ) に由来する学術用語である. クラウンは歯冠を覆って機能回復をはかる補綴装置であり, ブリッジは欠損した歯に隣接する歯やインプラントを支台として連結し, 橋

テイクワンアドバンス表

AVスクリュー固定 ( 嘩 麟. J スクリュー固定式 アバットメントの特徴 規格 1.1 スクリューリテンドアバットメントの特徴 スクリューリテンドアパットメントは 単独歯欠損 多数歯欠 } 員に対応するスクリュー固定式専用のアパッ トメントです ハイジーンスクリュースクリューリテンドタイプをスク

日補綴会誌 Ann Jpn Prosthodont Soc 7 : , 2015 依頼論文 企画論文 : 補綴臨床における CAD/CAM ワークフローの現状と未来 補綴臨床における CAD/CAM ワークフローの現状と未来 プロビジョナルレストレーションを活用した CAD モデリング

C A S E P R E S E N TAT I O N MANEWVERの構造 球面構造 インチ トルク インチ トルク 20 トルク 20 スロットのトルク 中央 0 両端 20 ブラケット表 面の球 面 構 造とス ロットのトルク ブラケット表面は滑らかな 球面構

Microsoft PowerPoint - アークティカ資料(印刷配布用)

ジルコニア製クラウン ブリッジ GZ クラウン技工術式解説書 =E グレーズ使用説明 = Glazed Zirconia Ⅰ. 製作手順 1. フレーム ( クラウン ) の確認 模型への適合をご確認します クラウンの拡大 焼成後のジルコニアクラウン 2. ジルコニアクラウンの調整 ジルコニアクラウ

日補綴会誌 Ann Jpn Prosthodont Soc 7 : , 2015 依頼論文 シリーズ : エビデンス & オピニオン 乱れた咬合平面を有する歯列欠損患者の補綴 乱れた咬合平面を有する歯列欠損患者の補綴 五十嵐順正 Restoration of the partially

食肉製品の高度化基準 一般社団法人日本食肉加工協会 平成 10 年 10 月 7 日作成 平成 26 年 6 月 19 日最終変更 1 製造過程の管理の高度化の目標事業者は 食肉製品の製造過程にコーデックスガイドラインに示された7 原則 12 手順に沿ったHACCPを適用して製造過程の管理の高度化を

中分類名 : テンポラリークラウン小分類名 : ( 株 ) 松風 シェルクラウン SA( 前歯用 ) ( 株 ) 松風 ( 株 ) ビー エス エーサクライ シェル臼歯 シェルピット ベラシア SA アンテリアと同じ唇面形態を採用し 審美性を向上させています 加工性にすぐれ 容易に形態修整 研磨を行

回転もしくは歯軸の変化を伴わない圧下のためには 頰舌側の近遠心両方で圧下力を付与し 歯の抵抗中心 (CR 図 1-13) に圧下力が伝わるような設計が必要となる そのために 2ヶ所のアンカースクリューとエラスティ ックチェーンを利用する 口腔内でエラスティックチェーンが滑るのを防ぐために メタルボタ

1級コンポジットレジン修復

- User Manual - 1/36

中分類名 : ダイヤモンドバー FG 用小分類名 : 保存 補綴用器材編 メーカー ( 株 ) 松風 商品名 ダイヤモンドポイントFG( レギュラー ) ( 株 ) 松風 ( 株 ) 松風 ダイヤモンドポイント FG( ファイン ) ダイヤモンドポイント FG( スーパーファイン ) 形態豊富で使用

セラマージュ システム スタンダードセット(取扱説明書)

1-4 プロビジョナルレストレーション 1-5 模型上にて考察 オベイドポンティックで形成した歯肉部の形態は テンポラリーにてオベイド形態を整えた クラウンを外し 印象を採取するまでのわずかな間でも変化するので その分を見越して模型を調整する Aadva システムにてジルコニアフレームを作製 1-6

KaVo SONICflex quick 2008 / L SONICflex 2003 / L BZY AIBZX VIC B1602V3 INS-031

CEREC_FACTS TO INSPIRE_6P

の差については確認できないが 一般的に定温で流通している弁当の管理方法等についてアンケートにより調査した その結果 大部分の事業者が管理温度の設定理由として JAS 規格と同様に食味等の品質の低下及び微生物の繁殖を抑えることを挙げ 許容差は JAS 規格と同様に ±2 としていた また 温度の測定方

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

歯科用 K18 板 歯科用 K14 板 GP タイプ Ⅰ 金 銀 銅 3 元素のみの配合となり 生体親和性が高く インレー クラウンに最適な硬さを持つ 黄金色の合金です 主としてインレーに用いる 美しい金色の合金です GP シリーズ中 最も深みのある黄金色をもち インレーに最適な展延性を有しています


日本舌側矯正歯科学会会誌 と骨格性上顎前突の様相を呈する 歯系では U1-SN 110 で 上顎前歯の唇側傾斜が認められる パノラマ X 線写真所見 : パノラマ X 線写真より 上下左右側に智歯が存在し 下顎においては左右側ともに水平埋伏を認める [ 治療手順およびワイヤーシークエ

中分類名 : 技工プライヤー小分類名 : クラスププライヤー用 溝型 クラスプベンディング #1 KI 型 ( 取り扱い中止 ) 三嘴 \12,100 \11,300 ( 株 ) タスク ( 株 ) タスク #118 ピーソプライヤー #110 ホウプライヤー \8,050 \6,600 \6,60

5級コンポジットレジン修復

ナビチップリファレンスガイド ナビチップとは ナビチップの先端はしなやかに湾曲するため根管治療の際に ニードルが根尖付近まで届き 材料を無駄なくデリバリーします ナビチップ 29G 外径 : 0.35mm ナビチップ 30G 外径 : 0.30mm ナビチップ FX(30G) 外径 : 0.30mm

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

卵及び卵製品の高度化基準

03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

4. STRAUMANN CARES X-Stream 回のスキャン 回の設計 回の納品ワンステップ補綴ソリューション CARES X-Stream は 効率的なデジタルワー クフローの革新的な例で 臨床ステップを合理化しプロセスを単純化します その一方で 高品質の修復物を保証します CARES X

第1章 日本における歯科用 CAD/CAM システムの現状 金額 単位 億円 50 生産金額 輸入金額 日本における歯科用 CAD/CAM システムの市 35 場は海外からの輸入品を中心に年々増加してきた が 図 5 特に 臼歯部の歯冠修復やブリッジ 15 への対応が可

Microsoft Word - ①平成30年度歯科診療報酬改定の概要.docx

Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )


Microsoft PowerPoint - 電子ポートフォリオのフィードバック(配付).pptx

Straumann CARES CADCAM Straumann CARES CADCAM CARES CADCAM CARES CADCAM CARES Scan CS2 13B1X

依頼 山下論文.indd

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

中分類名 : 表面処理材小分類名 : エッチング材 ( 株 ) トクヤマデンタル パルフィークエッチング剤 ( 株 ) トクヤマデンタルクラレノリタケデンタル ( 株 ) トクヤマエッチングゲル K エッチャント GEL 歯質の脱灰材として使用します 38% リン酸水溶液 エナメル質 象牙質 歯科修

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請について

<4D F736F F D C90BF8ED A93C192E890DA8EED8AC7979D DEC837D836A B2E646F6378>

CEREC AC CEREC AC MC XL inlab MC XL ineos Blue infire HTC Speed 追い求めたのは更なるリアリティー Powered by BLUECAM 仕様 CEREC システム構成 CEREC AC MC XL スタンダード MC XL プレミアム

Taro 適用(新旧)「医科歯科留意事項、材料定義・留意事項通知」

ベーシックインフォメーション PROSTHETIC PROCEDURES Straumann Bone Level Implant

Transcription:

保険診療における CAD/CAM 冠の診療指針 公益社団法人日本補綴歯科学会医療問題検討委員会 1. はじめに平成 26 年度の診療報酬改定により 歯科用 CAD/CAM 装置を用い 均質性及び表面性状を向上させたハイブリッドレジンブロックから削り出された小臼歯部の歯冠補綴であるCAD/CAM 冠が保険導入された このCAD/CAM 冠には これまでの補綴とは異なる対応が求められるが その適切な術式については周知されていない そこで ( 公社 ) 日本補綴歯科学会は 保険診療におけるCAD/CAM 冠の診療指針を作成することとした 2. 保険診療におけるCAD/CAM 冠について 1)CAD/CAM 冠の定義 CAD(Computer- Aided Design) はコンピュータ支援による設計 CAM(Computer- Aided Manufacturing) はコンピュータ支援による加工 製作のことで CAD/CAM 冠は 歯科用 CAD/CAMシステムを用いてCAD/CAM 冠の設計を行った後 製造機械と連結して CAD/CAM 冠の加工 製作を行った補綴装置を指し 保険診療においてはCAD/CAM 冠用材料との互換性が制限されない歯科用 CAD/CAM 装置を用いて 作業用模型で間接法により製作された歯冠補綴装置をいう 2)CAD/CAM 冠の施設基準 CAD/CAM 冠の施設基準は次の通りであるが 歯科用 CAD/CAM 装置が保険医療機関内にある場合は 保険医療機関に歯科技工士が配置されている必要があるので この点については留意が必要である CAD/CAM 冠に関する施設基準 (1) 歯科補綴治療に係る専門の知識および 3 年以上の経験を有する歯科医師が 1 名以上配置されていること (2) 保険医療機関内に歯科技工士が配置されていること なお 歯科技工士を配置していない場合は 歯科技工所との連携が図られていること (3) 保険医療機関内に歯科用 CAD/CAM 装置が設置されていること なお 保険医療機関内に設置されていない場合は 当該装置を設置している歯科技工所との連携が図られていること

3)CAD/CAM 冠用材料の定義保険診療においては CAD/CAM 冠に使用できる材料は規定されており 次の定義を満たすものに限定されている CAD/CAM 冠用材料の定義 次のいずれにも該当すること (1) 薬事法承認又は認証上 類別が 歯科材料 (2) 歯冠材料 であって 一般的名称が 歯科切削加工用レジン材料 であること (2) シリカ微粉末とそれを除いた無機質フィラーの 2 種類のフィラーの合計が 60% 以上であり 重合開始剤として過酸化物を用いた加熱重合により作製されたレジンブロックであること (3)1 歯相当分の規格であり 複数歯分の製作ができないこと (4)CAD/CAM 冠に用いられる材料であること 4)CAD/CAM 装置 CAD/CAM 冠用材料との互換性が制限されない歯科用 CAD/CAM 装置を用いることとなっており 複数企業のCAD/CAM 冠用材料に対応できる装置を指す なお CAD/CAM 冠用材料装着部の変更又は加工プログラムの改修 ( 追加 変更 ) により 複数企業のCAD/CAM 冠用材料に対応できる装置も対応となる 5) 適応症適応症は 全部被覆冠と同様であり 維持力に十分な歯冠高径があること 過度な咬合圧が加わらないこと等が求められる 適応可能な症例については 個別具体的に判断することとなるが 適応症 推奨できない症例 考慮すべき事項は以下の通りとなる また 部分床義歯の支台歯 事実上の最後臼歯については 適応症とするためのエビデンスが得られていないため 当面は慎重に適用を検討すべきである なお 後継永久歯がない乳臼歯に対して 必要があって製作する場合のCAD/CA M 冠については 維持力に十分な歯冠高径があること 過度な咬合圧が加わらないこと等から歯科医学的に適切であると判断された場合には適用が可能であると考えられる (1) 適応症 小臼歯の単冠症例 (2) 推奨できない症例 咬合面クリアランスが確保できない症例 過小な支台歯高径症例 顕著な咬耗( ブラキシズム ) 症例 (3) 考慮すべき事項 部分床義歯の支台歯

事実上の最後臼歯 ( 後方歯の欠損 ) 高度な審美性の要望 3.CAD/CAM 冠の製作 1) 支台歯形成適切なクリアランス 滑沢かつ単純な形態 丸みをもたせた凸隅角部 円滑で明確なマージン形態とフィニッシュラインが求められる (1) 咬合面 約 1mm のガイドグルーブを付与する 頬側 舌側内斜面ともに 咬頭傾斜に沿ってガイドグルーブが平らになるように切削し なめらかな逆屋根形状にする クリアランスは 1.5~2.0 mm 以上にする (2) 頬側面 舌側面 頬側面は咬頭側と歯頸側それぞれに咬合面と同様 1 mm 弱のガイドグルーブを付与し 2 面形成する 軸面テーパーは片面 6~10 の範囲におさめる 舌側も頬側と同様に形成する (3) 隣接面 隣接歯を傷つけないことが重要であり 隣接面に歯質が一層残るように軽くバーを通すイメージで形成する 両隣接面のテーパーも片面 6~10 の範囲におさめる (4) 軸面 マージン部 概形成ができたら 続けて支台歯全周の辺縁形態をディープシャンファーに修正する フィニッシュラインが鋸歯状とならないよう特に滑らかに仕上げることが大切である 舌側面も頬側面と同様に修正する クリアランスは 軸面で 1.5 mm 以上 マージン部で約 1.0mm にする (5) 隅角部 咬合面 軸面部に鋭角な部分がないように丸みを帯びた形状にする (6) 削除量の確認 あらかじめ作製したシリコーンインデックスなどで削除量を確認する 2) 印象 咬合採得 歯肉圧排操作を確実に行い フィニッシュラインを明示する シリコーンゴム印象材と咬合採得用シリコーンゴムによる印象 咬合採得が望ましい

3) 調整 研磨 (1) 隣接面のコンタクト強さは コンタクトゲージを用いて確認し コンタクトが強い場合は咬合紙でマーキングして調整する (2)CAD/CAM 冠を試適し マージン部の適合を確認 ( 視診 探針 ) する (3) 咬頭嵌合位および側方運動の咬合接触点を確認し 咬合調整を行う (4) 研磨は 口腔外でセラミックス材料と同様のステップで行う 4) 装着歯質とCAD/CAM 冠の一体化を図るため 接着性レジンセメントを使用することが必須である (1) 口腔内試適後 CAD/CAM 冠内面を弱圧下でアルミナサンドブラスト処理することが推奨される (2) 超音波洗浄やリン酸エッチング処理などでCAD/CAM 冠内面を清掃し 乾燥後にシランカップリング剤含有プライマーを塗布する ( シラン処理 ) (3) 乾燥後に接着性レジンセメントをCAD/CAM 冠内面に塗布して装着する (4) 余剰セメントに数秒間光照射 ( セメントの種類により異なる ) を行い 接着性レジンセメントを半硬化させた後 除去する なお セメントの種類によっては 歯面処理が必要である 4. その他 1)CAD/CAM 冠の管理について 物品( 食品 工業製品など ) の生産 流通履歴管理により 物品の流通経路を生産段階から消費段階まで追跡が可能な状態のことをトレーサビリティ (traceability) といい CAD/CAM 冠を含む歯科技工全般について追跡 調査が可能な状態としておくことが望まれている CAD/CAM 冠の材料に LOT 番号が記載されているシールが用意されている場合 これを保管することが望ましい 2) 疑義解釈について (1) 疑義解釈資料の送付について( その1) 平成 26 年 3 月 31 日付事務連絡 ( 問 21) 保険医療機関が 医療機器として届けたCADを設置しているA 歯科技工所及び医療機器として届け出たCAMを設置しているB 歯科技工所に対して連携が確保されている場合は 当該技術に係る施設基準を満たしていると考えてよいか ( 答 ) そのとおり この場合は 届出様式の備考欄にCADを設置している歯科技工所名及びCAMを設置している歯科技工名がそれぞれ分かるように記載 ( 例 : 歯科技工所 (CAD 装置 )) し 当該療養に係る歯科技工士名を

記載する ( 問 22) 互換性が制限されない歯科用 CAD/CAM 装置とは CAD/CAM 冠用材料装着部の変更又は加工プログラムの改修 ( 追加 変更 ) により 複数企業のCAD/CAM 冠用材料に対応できる装置も対象になると考えてよいか ( 答 ) そのとおり ( 問 23) 保険医療機関内に歯科技工士が配置されているものの 歯科用 CAD/ CAM 装置が設置されていないために 歯科用 CAD/CAM 装置を設置している他の歯科技工所と連携している この場合は 保険医療機関内の歯科技工士及び連携している歯科技工所の歯科技工士の氏名をそれぞれ届出様式に記載する必要があるのか ( 答 ) 保険医療機関内の歯科技工士名の記載は不要である 保険医療機関が連携している歯科用 CAD/CAM 装置を設置している歯科技工所名及び当該療養に係る歯科技工士名を記載する (2) 疑義解釈資料の送付について( その4) 平成 26 年 4 月 23 日付事務連絡 ( 問 5) CAD/CAM 冠について 歯科用 CAD/CAM 装置を有していない歯科技工所の関わり如何 ( 答 ) 稀なケースと思料されるが 仮に歯科技工を行う場合は 歯科技工指示書により歯科医師がその旨を記載するとともに 届出にあたっては歯科用 CA D/CAM 装置を設置する歯科技工所を含め 全ての歯科技工所に関する内容及び当該装置を設置している歯科技工所 ( 例 :A 歯科技工所 : 装置設置 ) が分かるように記載する ( 問 6) CAD/CAM 冠の施設基準の届出において 単なるスキャニングのみを行う装置をCAD 装置として届出を行うことはできるか ( 答 ) できない CAD 装置とは コンピュータ支援設計により歯冠補綴物の設計を行うためのソフトウェアが具備され 医療機器として届出が行われた装置をいう 平成 26 年 12 月 22 日