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品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

ANNUAL REPORT

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

目 次 1. タムラグループの環境活動 1 2. グリーン調達基準 1 第 1 章総則 1 第 2 章取引先様への要求事項 3 第 3 章材料 部品等の選定基準 3 第 4 章取引先様への調査内容 4 附則 5

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

〔表紙〕

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東洋アルミグループ 経営理念

Q1 1

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評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

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はじめに サントリーグループは 企業理念として定める 人と自然と響きあう と Growing for Good 及びサントリーグループ企業倫理綱領に基づき 安全 安心で高品質な商品 サービスをお届けするために 国連グローバル コンパクト 署名企業として公正 公平な取引を実施し サプライチェーン上のお

基本的な考え方/CSRマネジメント/マテリアリティ

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ISO 9001:2015 改定セミナー (JIS Q 9001:2015 準拠 ) 第 4.2 版 株式会社 TBC ソリューションズ プログラム 年版改定の概要 年版の6 大重点ポイントと対策 年版と2008 年版の相違 年版への移行の実務

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ISO 9001:2015 から ISO 9001:2008 の相関表 JIS Q 9001:2015 JIS Q 9001: 適用範囲 1 適用範囲 1.1 一般 4 組織の状況 4 品質マネジメントシステム 4.1 組織及びその状況の理解 4 品質マネジメントシステム 5.6 マネジ

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

< 実働組織 > コンプライアンス企画部会 任命 報告等 設置 取締役会 コンプライアンス委員会 コンプライアンス委員長 コンプライアンス委員 審議 決定事項の報告 コンプライアンス特別委員 ( 社外弁護士 ) コンプライアンス規程 当社はコンプライアンスに関する体制 組織および運営方法を定めた基本

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( 株 ) クボタ生産事業所サイトレポート 2011 恩加島事業センター 1 事業概要 住所 大阪市大正区南恩加島 tel: 従業員数 371 名 (H 現在 ) 敷地面積 54,400 m2 事業内容恩加島事業センターは大正 6

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本日のポイント 事業のグローバル化の進展に伴い 長期ビジョンVG2020 * と共に現在のリスクマネジメントがスタート 経営陣とオムロンらしいリスクマネジメントは何かについて議論しながら 社会的責任の遂行 等を目標とする グローバル に 統合 された仕組み作りを目指して活動をしてきた 現在 取締役会

エコアクション 21 環境活動レポート ( 対象期間平成 21 年 10 月 ~ 平成 21 年 12 月 ) 目次 1. 環境方針 1ページ 2. 事業概要 2ページ 3. 環境目標とその実績 3ページ 4. 主要な環境活動計画 4ページ 5. 環境活動の取組結果の評価 ( 全社 ) 5ページ 5

付属書Ⅰ 取引先様取組み評価書

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事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

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CONTENTS

第三者評価結果表 施設名救護施設下関梅花園 評価対象 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 評価項目 a b c Na 判断の理由 1 理念 基本方針 (1) 理念 基本方針が確立されている 1 理念が明文化されている 理念は明文化され 法人の中長期計画や事業団ホームページ上にも記 載されており その内

お客様への約束 1. 安全の確保を最優先とします - 安全確保を最優先に 全てにおいて万全のコンディションでお客様をお迎えします 2. お客様の時間を大切にします - 欠航 遅延は最小限にします - やむを得ない場合は代替の移動手段の確保に努め お客様にご迷惑をおかけしないよう全力を尽くします -

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

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恣意的に限定した適用範囲になっていませんか 主力サイトは適用範囲外になっていませんか ( 当該サイト活動を適用範囲外することにより経営的に大きな影響を受けていませんか ) 環境マネジメントシステムの意図した成果 ( 箇条 4.1) に影響する部門 部署を除外していませんか 適用範囲に含まれるサイトと

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 関連する利害関係者の特定 プロセスの計画 実施 3. ISO 14001:2015への移行 EMS 適用範囲 リーダーシップ パフォーマンス その他 (

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 利害関係者の特定 QMS 適用範囲 3. ISO 9001:2015への移行 リーダーシップ パフォーマンス 組織の知識 その他 ( 考慮する 必要に応

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

平成 27 年度 環境にやさしい企業行動調査 結果のまとめ 調査期間 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )~ 平成 28 年 12 月 28 日 ( 水 ) 調査対象及び回収状況 : 調査対象 回収数 回収率 上場企業 1, % 非上場企業 3,170 1,364 4

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4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

本日の説明内容 1. グリーン購入法の概要 2. プレミアム基準策定ガイドライン

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寺島木工株式会社事業概要 商号 代表者 創業 所在地 連絡先 環境管理責任者 担当者 事業内容 取扱商品 機械設備 資本金 従業員数 主要取引銀行 主な納品先 所属組合 敷地面積 建築面積 寺島木工株式会社 代表取締役社長寺島秀雄 昭和 22 年 3 月 31 日 本社 : 工場

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管理区分 非管理版 文書番号 PMS-007 制定年月日 改訂年月日 改訂番号 1 購入希望の場合は P マークの取得及び更新に必須となる文書のサンプルです ページ最後の購入方法をご確認ください 修正可能なワードファイルで提供して

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2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

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5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

する 2 利害関係者がこれを入手できる ISO14001 では利害関係者が入手可能なものとして 環境方針がある 環境方針と併せて利害関係者が要請した場合 渡すことが出来る状態にすることが必要である 一般的には自社のホームページに掲載していれば 誰でも入手可能な状態と言える (3) 環境マニュアルの例

夢と希望に満ちた 輝かしい明日の イノベーション実現へ Innovation for 明日 with 夢と希望 YK Inoas Co.Ltd. 株式会社YKイノアスは 総合化学メーカーである電気化学工業株式会 社 東証第一部上場 グループの中核商社として 2016年 平成28年 に は創業100年

ISO 制定 / 改訂の経緯 1996 年 : ISO 発行 (JIS Q14001 発行 ) 2004 年 : ISO 第 2 版発行 (JIS Q14001 発行 ) 2011 年 : ISO/TC207/SC1において 改訂を行うことを決定 2012 年 ~

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

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SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文

07 SDGsとCSV演習

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パデセア黒柳 ISO 改訂版対応 - 環境マニュアル改訂文例 第 4 回 :ISO14001:2015 逐条解説と環境マニュアルの例 (6.2~7.4.3) ISO 改訂版対応 - 環境マニュアル改訂文例 として今回は 6.2 環境目標及びそれを達 成するための計画策定 7.

Microsoft Word - RM最前線 doc

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PDF目次

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

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社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

目次 Ⅰ. はじめに 3 Ⅱ. 購買基本方針 4 Ⅲ. サプライヤー CRS ガイドライン 1. 安全 品質 5 2. 人権 労働 6 3. 環境 8 4. コンプライアンス 9 5. 情報開示 リスクマネジメント 社会貢献 自社及びお取引先 ( 仕入先 ) 展開

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目次 1 はじめに 適用範囲 用語の説明 お取引先様に対して要求する必須条件 調達品に対して要求する必須条件 グリーン調達品の定義 グリーン調達の基準 グリーン調達の取り組み状況調査 附則..

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

統合化の概要次回の改訂時迄には ISO D Guide83 に沿って整合性を図った 要求事項の定義 要求事項タイトル 要求事項の順番 そして定期的な適切性や妥当性有効性等の強化を含む見直しによって追加補充や変更点への対応を含めた対応が必要とされるが 統合化の構成の概要は 以下の通りススムパートナーズ

16年度第一回JACB品質技術委員会

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カルビー表1-表4

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6 当社は 反社会的勢力に対しては一切の関係をもたず 不当要求を受けた場合等の 事案発生時には 総務部を対応統括部署として警察および顧問弁護士等と連携し毅然とした態度で対応する (2) 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制 1 当社は 取締役の職務の執行に関する情報 ( 株主総会議

1 自然に対する関心 (1) 自然に対する関心 平成 24 年 6 月 平成 26 年 7 月 関心がある( 小計 ) 90.4% 89.1% 非常に関心がある 29.5% 21.9%( 減 ) ある程度関心がある 60.9% 67.2%( 増 ) 関心がない( 小計 ) 8.8% 10.5% あま

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Transcription:

環境報告書 2016 (2017 年 07 月 11 日発行 ) ニューデルタ工業株式会社 1 Copyright 2011 New Delta Industrial Co., Ltd. All Rights reserved.

目次 経営の理念 行動の指摘 トップメッセージ EMS の取組み 有害物質 遵法性の評価 EMS 監査 内 外のコミュニケーション 目的 目標の達成度 環境報告書のご意見 本報告書について報告対象年度 2016 年度 (2016 年 3 月 21 日 ~2017 年 3 月 20 日 ) 本レポートは環境省環境報告ガイドライン (2012 年度版 ) を参考にしております 2

3

トップメッセージ 日頃から弊社環境マネジメントシステムにご理解ご協力賜り誠にありがとうございます 弊社は 20 04 年に環境マネジメントシステムを取得後 環境負荷低減活動を推進してまいりました 2016 年度においても 重大な問題の発生はありませんでした 社会的な責任を果たすための軸 米国トランプ大統領は6 月 ホワイトハウスにて地球温暖化対策の国際枠組みパリ協定から米国が離脱することを正式発表しました ニュースでも大きく取り上げられ米国は国際社会の非難を浴びました みなさんはどう考えるでしょうか グローバルな環境で生きる私たちは 経済発展と同時に人々の生命の源である 地球 と世界中の人々が真剣に向き合う時代だと思います 私たちの幸せはグローバルに繋がる順調な経済と住みよい生活環境にあり この両輪を達成するために環境に考慮した経済活動が必要です その活動として 当社は強みである 一貫生産をベースにしたものづくり を強化し 環境に配慮した製品開発 省エネの取組み 生産性 品質向上による環境負荷低減活動 環境対応設備導入など 事業活動と環境活動を続けてきました 当社の取組みは地道な環境活動ではありますがコツコツとした活動が年輪を重ねれば大きな成果となって社会に貢献していると自負しております これからもこの地道な活動を継続しながら 中長期では環境に配慮した工場運営と働きやすい環境づくりをおこない 地球と人にやさしい企業 へと歩みを進めてまいります 持続可能な社会の実現 食 は人類の成長と文化の発展と共に歩んできました 食 は人の命を繋ぎ 人々の喜びを誘い 暮らしを豊かにします 私達は 食 を支える農業に貢献し続けると共に 食文化の発展 地域振興 そして社会に役立つ商品の創造を通して持続可能な社会の発展に貢献してまいります 引き続きご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます ニューデルタ工業株式会社 2017 年 6 月代表取締役社長 4

情報開示と持続可能な発展 私たちは ニューデルタ工業 ( 株 ) の 経営の理念 及び 行動の指針 にもとづき企業活動を推進します 私たちの行動の変革は 先進 独自の技術により社会に役立つ商品の創造 提供を通じて豊かな文化とくらしの向上に役立てることで 社会的満足が向上します その結果として生活の向上と将来にわたる繁栄が約束されます 大きく変革を求めるプロセスの中で 社会と共に成長していくために 明確な目標を定め従業員一人ひとりが企業活動の中で 変革と挑戦 をして行動することが最も重要な事と考えています 私たちは その企業活動を 情報開示と見える化 という言葉で実現し 各ステークホルダーとの対話を大切にし 持続可能な発展を続けます ステークホルダーとの関わり 企業は 様々なステークホルダーと関わりながら活動を行っています 企業価値を高めるために企業が自ら抱える課題を中期経営戦略の中で策定し 社会との調和 ステークホルダーとのコミュニケーション 情報開示が最重要課題と位置づけ推進をしていきます 企業が社会的責任を果たすには 適正な労働慣行や人権を尊重するといった 社会的側面 と経営の健全化と効率性を追求した 経済的側面 地球温暖化防止や 循環型社会づくりのへの貢献など 地球環境保全活動を推進する 環境的側面 について 責任を果たす事が重要な企業責任と考えております 従業員 : お客様 : 株主 : 当社の企業価値を高めるための活動の中で従業員は中心的な役割を担うステークホルダーです 行動の指針及び従業員満足を基本とした対話で企業活動を推進します お客様のご意見 ご要望を製品やサービス そして企業活動へと反映することはメーカーとして最重要課題です 製品 サービスの創造を通じてより価値ある社会の形成に貢献していきます 企業価値を正しくご理解していただく事を常に意識した情報開示に努め 経営の見える化 ホームページによる企業活動を開示します 国際社会 : 企業活動に於ける地域共生と環境保全を重要課題地域社会 : と考え 継続的な情報開示をおこない 地域社会とのコミュニケーションを推進していきます お取引先 : 調達先は当社が安全で環境に配慮した製品を継続的に提供するための重要なパートナーです 資源保護 環境保全 法令遵守に則り調達先の皆様と相互理解のためにコミュニケーションを図り 公平な調達活動を行っていきます 5

マネジメントシステム お客様にとって安全 安心で魅力ある商品サービスの創造を通じて 高い顧客満足の提供と信頼の獲得を目指すと共に社会 環境との調和 共存に積極的に取組み顧客満足を推進します 品質方針 経営理念の精神を受け 私達はお客様に信頼され喜ばれ社会に役立つ商品を創造し提供します をスローガンに 社会の期待する製品品質及び法的 社会的要求事項に配慮した品質マネジメントシステムにもとづき 顧客満足の向上を目指し事業活動を推進します 品質方針について 品質方針を達成するために 私達は基本的な推進事項として次の 3 つの目標を掲げます 1 社会の期待する品質を満足する商品を提供する 2 自工程保証を基盤とした 品質マネジメントシステムを確立し実行する 3 部門間の連携を強化し 品質問題の予知とその未然防止を図る 品質方針は 年度方針として全社に展開し それぞれ具体的推進事項及び目標を定めこれを達成するための活動を実施します 品質マネジメントシステムを確立し実行し 維持 継続していくために組織で働く又は組織のために働く全ての人に周知徹底と品質意識の高揚をはかります 環境方針 私達は 我社の経営理念 社会に役立つ商品の創造を通して豊かな文化と暮らしの向上を追及する にもとづき地球環境保全が人類社会の最重要課題のひとつであることを認識し 事業活動のあらゆる面で環境との調和に配慮して行動し環境保全に寄与することに努めます 環境理念の精神を受け 私達は地球と人にやさしい企業をめざします をスローガンに私達の事業活動 製品 サービスがもたらす環境側面に配慮した環境マネジメントシステムにもとづき 技術的 経済的に可能な範囲において環境保全活動を積極的に推進します 環境保全活動の指針 企業の全ての活動において 環境との調和に配慮して行動するために環境マネジメントシステムを確立し その継続的な改善と環境汚染の予防に努めます環境にかかわる法規制 条例 協定等を遵守し自主的な管理基準を設定してその達成を目指します 環境方針に沿った目的 目標を明確に定め PDCA をまわして確実なレベルアップをはかります 1 資源 エネルギーの有効活用による省資源 省エネルギー 大気汚染防止の推進をする 2 廃棄物の減量化と資源のリサイクル化を推進する 3 使用する水資源の有効活用と削減に努め工場廃水の水質維持管理をする 4 省資源 省エネルギーなど環境に配慮した製品の開発を推進する 環境マネジメントシステムを確立し 実行し 維持 継続的改善していくために組織で働く又は組織のために働くすべての人に周知徹底と環境意識の高揚をはかります この環境方針は外部へ必要な情報を開示し 地域社会とのコミュニケーションに努めます PDCA サイクルの展開と QMS EMS の融合で継続的改善へ ISO9001 と ISO14001 を融合して 商品企画から研究 開発 生産 販売 品質保証について一貫したマネジメントシステムで運用し 各部門が何をすべきかを明確にコミットメントして実行し 商品 サービスの品質向上による顧客満足向上と環境負荷の低減に寄与します その運用にあたっては顧客満足の向上を図るために PDCA のサイクルを回し 継続的な改善を図っております 6

お客様との関わり 1. 新商品開発に関する取組み 2016 年度は YK450SK YK650SK YK650RK YK750MK 韓 YK890MK 欧 YK790MK 欧 YK650RK 韓 YK450RK 韓 YK300QT( 国内 海外 ) YK850MK YK105MK YK450MT YK450MT-S YK450PMT RM3M1 RMU3M1 RSU3M1 の量産を開始しました 2. 新商品開発 商品化審査規定施行基準 お客様が安心して製品を購入 使用できるように 各商品開発ステップに於いて 各関連部門は色々な管理項目をどのように達成していくか 役割を明確にして推進していきます 当社は 生産担当部門として Q C T の実施項目 目標を明確にして展開をしました 3. 製品の環境影響評価 当社はヤンマー規格 (YIS) にもとづき 製品の環境影響評価を実施しております この環境影響評価は 1 法規適合性 2 地球温暖化防止 3 周囲環境の改善 4 リサイクル環境負荷物質の低減と省資源化 5 情報開示の 5 つのテーマについて評価を行い その評価点が 55 点以上になるよう改善を実施します 2016 年度の新商品の環境影響評価 商品名 YK450 SK YK650 SK YK650 RK YK750 MK 韓国 YK890 MK 欧州 YK790 MK 欧州 点数 61 68 68 61 68 68 68 YK650 RK 韓国 商品名 YK450 RK 韓国 YK300 QT ( 国内 海外 ) YK850 MK YK105 MK YK450 MT YK450 MT-S 点数 61 61 61 61 61 61 61 YK450 PMT 商品名 RM3M1 RMU3M1 RSU3M1 点数 74 74 74 7

調達先との関わり 1. 購買方針 当社は購買の基本的な考え方を伝える場として 購買方針説明会を毎年 (2017 年 3 月 3 日開催 ) 実施しております 調達先とのコミュニケーションを図り 公正 透明 適正な取引きを通じ より良い商品 サービスをお客様に提供し続ける を推進しております 2. 化学物質に関する情報提供を積極的に行っています PRTR 法 ( 化学物質排出管理促進法 ) では 環境汚染の恐れのある化学物質を 工場などがどれだけ安全に排出し 廃棄物として移動させたかを行政に届出するように定めています 当社ではこの対象物質の届出はもちろんのことホームページ上でも情報を開示しております PRTR 法対象物質 使用量 前年対比 ( 生産原単位 塗装面積含 む ) キシレン 2,857kg 96.5%(84.7%) エチルベンゼン 2,064kg 94.9%(83.3%) トルエン 1,176 kg 90.6 %(79.5%) 当社はヤンマーグループ地球環境委員会の一員として 環境有害物質の全廃活動を推進しております 8

従業員との関わり 当社は従業員が核となるステークホルダーであると位置づけ 社員一人ひとりが自らの仕事に厳しく 努力を惜しまず 信頼と感謝のもと 和 の精神を持って行動する ために 社員の能力開発 高齢者再雇用の仕組み作りや社内外での様々なレクリエーション等の取組みを行い 従業員と会社の信頼関係の構築に努めております また 5S 活動を通じて 製品の品質向上 生産効率の向上及び 社員が安全で働き易い環境を確保することに努めております 1.2016 年度の労働災害について 業務を休まなければならない重大災害 不休業災害 0 件 2 件 2. 防災訓練及び緊急事態時の対応訓練 当社では毎年 (2016 年 11 月 01 日実施 ) 年 1 回東海沖地震を想定した防災訓練及び環境マニュアル 4.4.7 緊急事態への準備対応の実施訓練に基づき 各箇所の設備で緊急事態への訓練を実施しております 3. 環境教育 当社では星取表を使用して 従業員の環境レベルの向上を目指しています 2016 年度実績 取得計画数 36 件取得実績 21 件 58.3% 9

社会貢献活動 1. 地域活動 私たちは 工場内外の水路清掃及び工場外の道路清掃を通じて環境に対する意識向上を図り 地域コミュニティと共に豊かな社会の実現を目指します 2. コミュニティー 私たちの企業活動において継続的な対話や情報開示の機会を設け 地域社会とのコミュニケーションを推進しております その一環として当社の生産活動 環境保全に関する取組みを開示する場として工場見学を積極的に受入しております 2016 年度工場見学 来社団体名 ( 敬称略 ) 人数 1 2 農業経営受託者部会 JA 佐久浅間小沼支所大型農機部会 22 16 合計 38 10

環境保全活動 EMS 監査 内部環境監査は 第 27 回臨時内部環境監査 (2016 年 8 月 ) 第 28 回定期内部環境監査 (2017 年 2 月 ) を実施しました これらの是正処置は全て完了しております 遵法評価の結果 1 法規制に対する測定値は基準値を充分満足しております また 法令違反による勧告 是正指導はありませんでした 遵法制の評価について 当社は 法規制に対する測定を定期的に実施し その測定値は厳密に管理されており法令違反による勧告 是正指導はありませんでした この結果は 第三者による外部監査でも評価されております 11

環境保全活動 内部 外部のコミュニケーション ( 苦情含む ) 2016 年 3 月 21 日 ~2017 年 3 月 20 日までに環境情報連絡 対策依頼書の発行は 6 件で 全ての対応が完了しております 工場近隣住民へのヒアリング調査を実施しました 環境 他 意見 苦情 提案はありませんでした 今後も定期的に調査を実施します 目的 目標の達成度 経済的効果 電力 : 1,005 千円 ガス : 1,714 千円 事務用紙 :4 千円 市水 :8 千円 廃棄物 : 59 千円合計 :2,766 千円のコスト増となりました ( 原単位 ) 12

ヤンマーグループの環境ビジョンにおける当社の役割と活動 行動指針 1. 環境保全への取組みをグループ経営の最重要課題のひとつとして捉え グループを挙げて環境経営に取り組む環境基本理念ヤンマーグループはグループとしての発展と地球環境保全との調和のとれた関係を構築する 2. ことに努めることにより 社会の持続的発展に寄与します 事業活動にあたり 事業所が立地する国 地域の法令 規則を遵守するのはもちろん 必要に応じ自主基準を設定して環境保全レベルの向上に努める 3. グループ地球環境委員会において環境対応方針を策定し グループ内に周知の上 総合的に環境保全活動を推進する 4. 環境保全に関する情報を積極的に社内外に公開し グループ会社 パートナーの理解と協力を求め 効率の良い環境保全活動を推進する 5. 下記の環境 4 分野につき 実効のある施策を計画的 継続的に推進する 環境保全に寄与する技術の確立と環境負荷の小さい製品 サービスの提供 事業活動の各段階での環境負荷の低減 社外との連携 共生 地域社会への貢献 環境情報の公開等 環境意識の向上 社内環境教育 ライフスタイルの改革等 ヤンマーグループの環境ビジョン グループ環境ビジョン 2020 ヤンマーグループは 環境に負荷を与えている製品を扱っていることを認識し エネルギー技術の先駆者として 持続可能な社会の実現に取り組んでいきます 自然との共生に配慮した事業活動の推進 生態系保全に貢献する製品 サービスの提供 製品のライフサイクルにおける CO2 排出量を削減 事業活動における CO2 排出量を削減 環境負荷物質の使用量を削減 サプライチェーン全体で環境負荷物質を管理 事業活動における廃棄物を削減 リサイクル資源の有効活用を推進 製品の3R( リデュース リユース リサイクル ) を推進 13

ヤンマーグループ地球環境委員会組織図 ヤンマーグループでは 2002 年にグループ各社の事業本部長や事業会社社長ら経営トップによる ヤンマーグループ地球環境委員会 を設置し グループ全体で環境経営に取り組むとともに 年 1 回定期的に委員会を開催しています 環境管理責任者より 2016 年度 6 月までの渇水 7 月以降台風の相次ぐ上陸と進路の迷走化東京都心での11 月積雪の観測など 前年に引き続き異常気象が多発し 甚大な被害をもたらした事象も多く 異常気象が常態化してきたのではないかと感じます このような状況の中 G7 伊勢志摩サミット開催に先立ち 7 年ぶりにG7+ 環境大臣会合が行われ パリ協定に繋げる環境保全の政策が話されました このように世界各国が政策として環境保全を推進し始めている中 ニューデルタ工業においても 企業活動を通じてなお一層取り組んでいく必要を感じます 2016 年度当社のEMS 活動において 緊急事態 環境事故の発生もなく順守義務に対しても十分満足しています 2017 年度当社はISO14001:2015に対応するための展開を通じて 企業 ( 業務 ) 活動の一貫としての継続的な改善を推進していきます 14

環境報告書のご意見 この報告書に関するご意見をお待ちしております 提出先 : ニューデルタ工業株式会社経営統括部総務経理課 提出方法 : 下記のいずれかでご提出下さい 郵送 411-0816 静岡県三島市梅名 767 FAX 055-977-7608 電子メール soumu@newdelta.co.jp 様式 : 様式は自由です 問合せ : 経営統括部総務経理課電話 :055-977-1727 15