<4D F736F F D20819C CCB93638E7396F08F8A81698DE98BCA8CA7816A8F4390B3>

Similar documents
<4D F736F F D C389AA8CA78F4390B3>

( )

untitled

( 件 / 人 ) 12, 交通事故の推移 (S4~) ( 人 ) 18 1, 8, 6, 4, 2, 死者数 人身事故件数 負傷者数 S4 S45 S5 S55 S6 H2 H7 H12 H17 H 約 2 倍 6 人身事故件数及び負傷者数は 平成 14 年以降減少傾

1 調査の目的 マイナンバーカード に関するアンケート 区政運営 区政会議 に関するアンケート 区の広聴事業 に関するアンケート 防災 に関するアンケート 防犯 に関するアンケート区民の皆さんに マイナンバーカード取得に関する事や 区政会議 広聴事業の取り組み 住之江区の防災 防犯についてお伺いし

3 地域コミュニティ活動について 地域コミュニティ活動 への参加について よく参加している 時々参加している とい う回答は 55.4% となりました また 参加したことはない と回答された方以外を対象に 地域コミュニティ団体の課題と 思うもの を尋ねたところ 回答が多かったものは 以下のとおりです

< C691CE8DF482CC D96B189DB292E786C73>

< F DC58F4994C5816A>

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

111211しながわ-1.indd

もくじ 調査の概要 調査結果 瀬戸市の治安について 問 瀬戸市の治安は良いと思いますか 問 この数年間 瀬戸市の治安は良くなったと思いますか 問 瀬戸市の治安が悪いと感じることを選んでください 防犯カメラについて 問 公共の場に防犯カメラが設置されることにより 犯罪の抑止 や事件の早期解決に役立つと

(1) ほのぼのネット事業 目的事業内容経過方法と時期 担当係: 地域係 地域でサポートを必要としている人の発見 見守り 交流活動を 地域で暮らす住民自らが主体となって取り組む ほのぼのネット活動 の推進を通じて 住民の手による 福祉のまちづくり を展開します 1 ほのぼのネット班 28 班による見

(00:00:00~01:28:30)

区(支部)社協会費関係相談記録

untitled

ボランティア行動等実態調査【速報】

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

富山県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 ( 様式 ) 1 市区町村名 富山市 2 人口 ( 1) 322,059 人 ( 平成 25 年 3 月末現在 ) ( 8,253 人 ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上 26.1% ( 30.3% ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれにつ

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

Microsoft Word - 平成27年度報告書.docx

Microsoft Word - 005_巻末資料.doc

学校の危機管理マニュアル作成の手引

も少なくありません こうした状況に鑑み 舞鶴市は 言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより 全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく 自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するため この条例を制定するものです 2. 条例の

28.2月防犯みやぎp.1 校了

みんなでつくろう! セーフコミュニティちちぶ

区(支部)社協会費関係相談記録

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

資料 2 東区まちづくり推進事業の検証結果について ( 平成 29 年度第 2 回東区まちづくり懇話会 ) 開催概要 開催日時 : 平成 29 年 9 月 15( 金 ) 午前 9 時 30 分 場 所 : 東区役所 3 階すこやかホール 熊本市東区役所

< F2D E AD488C4>

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

< 図 Ⅳ-16-2> 性別 年齢別 / 家族構成別 / 居住地域別 現在, 参加している今は参加していないが, 今後ぜひ参加したい今は参加していないが, 今後機会があれば参加したい参加したいとは思わない参加できないわからない無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80

財団法人ハイライフ研究所 研究報告「銀座座会~銀座が残すべきもの~」

(4) 市からのお知らせについて 西宮市では 市民のみなさまに市政への理解と関心を深めていただき また市民サービスを円滑に利用していただくために 広報紙や放送 ホームページなどさまざまな媒体により 市政情報をお届けしています 市民のみなさまのご意見をいただき 利用しやすく わかりやすい情報提供となり

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

=平成22年度調査結果の概要===============

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

報道関係者各位 NEWS RELEASE 2018 年 10 月 9 日ジョンソン エンド ジョンソン株式会社ビジョンケアカンパニー 10 月 10 日は 目の愛護デー 小 中 高校の養護教諭 288 名へのアンケート結果を発表 目を取り巻く環境が悪化!? 子どもたちの視力低下が浮き彫りに 6 割の

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

堺市新金岡地区の自転車通行環境整備のアンケート 交通量調査結果について 堺市新金岡地区において 歩行者 自転車利用者が安心して通行できる安全なまちづく り を目指し 自転車通行環境の整備を行いました 自転車通行環境モデル地区において 平成 22 年 ~ 平成 23 年に自転車道 歩道の視覚 分離の整

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

平成 29 年 ( 第 6 回 ) 京都府の治安 に関するアンケート実施結果 京都府警察本部

図 1 平成 19 年首都圏地価分布 出所 ) 東急不動産株式会社作成 1963 年以来 毎年定期的に 1 月現在の地価調査を同社が行い その結果をまとめているもの 2

経営課題 1 主な経営課題について 現状 データ 区民モニター : あなたにとって住民同士の つながり や きずな があると感じますか ( 単位 :%) 年代別 問 6 1. 感じる 2. ある程度感じる 3. あまり感じない 4. 感じない無回答 全体

アンケート調査実施概要実施期間 :2017 年 12 月 15 日 ~24 日対象者 : カレコ カーシェアリングクラブ個人会員サンプル数 :4,980 人 ( 内訳 ) 新規会員 (2016 年 12 月以降に入会された会員 )2,570 人既存会員 (2016 年 11 月以前より在籍されている

ガイドライン策定の目的 和歌山県では 和歌山県安全 安心まちづくり条例 ( 平成 18 年 3 月 24 日条例第 26 号 ) に基づき 家庭及び地域における人と人との絆を大切にし お互いが支え合い 及び助け合うとともに 安全で安心な暮らしに配慮した環境の整備を行うまちづくりを推進しています その

高齢者の健康及び長寿医療制度アンケート調査のご協力のお願い

Microsoft Word - 本文

問 1. 昨年 ( 平成 28 年 )1 年間の滋賀県内における犯罪発生状況について どう感じますか ( 回答チェックは1つだけ n=319) 1. 犯罪は増えていると感じる 2. 変わらない 3. 犯罪は減っていると感じる 合計 犯罪は減っ

sangi_p2

3 参加しやすい工夫 ( 効果的な周知や会議運営 ( 開催時間 委員の構成等 ) の工夫 ) 4 名柳田委員 猪瀬委員 庄司委員 小橋委員 2 名関口副会長 高柴委員 1 名櫻井委員 関口副会長 パブリックの後の説明会 意見交換会の開催検討の方向性は 担当課の工夫がある 高柴委員 このバスを望んでい

.T.v...ec6

第 1 ガイドライン策定の目的及び対象 1 ガイドライン策定の目的美濃加茂市では犯罪のない安全で安心できる住みよい地域社会を実現するため 平成 21 年 10 月に 美濃加茂市防犯活動推進条例 を施行するとともに 同条例に基づく防犯計画を策定し 市民 事業者及び市が一体となって 犯罪のないまちづくり

追手門学院大学教育研究所紀要 第 29 号 2011 年 3 月 2 先輩 後輩の関係 大学における活動と企業活動の決定的な違いは 世代交代が毎年確実に行われることである た とえば大学スポーツクラブ活動は選手が毎年入れ替る為 今年強いチームが来年も強いとは限らな い しかし学生スポーツにおいては

Microsoft PowerPoint - 登下校防犯プラン(概要)

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

<4D F736F F D C A838A815B A B F838C E B82C98AD682B782E B E646F63>

Microsoft Word - guideline02

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

Microsoft Word - 特定テーマ報告書(警察)最終

1 鹿児島県の治安について ( ) は, 前回アンケート結果 ( 平成 29 年 1 月実施 ) 問 1 あなたは, 現在の鹿児島県が治安が良く, 安全で安心して暮らせる県であると思いますか どちらともいえない ( 変わらない ) 27% (27%) そう思わない 6% (8%) 1% (5%) そ

Microsoft Word - ④☆ 28 兵庫県

スライド 1

計画の今後の方向性

かたがみ79PDF用

施策吊

調査の結果 問 1 あなたの性別は 調査に回答していただいた生徒の性別は 男 が問 % 女 が 49.5% です 男 女 問 2 あなたは, 生まれてからずっと鈴鹿市に住んでいますか 生まれたときから鈴鹿市に ずっと住ん

基調講演

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

- 目次 - Ⅰ 計画策定の趣旨等 1 Ⅱ 船橋市における自殺の現状 2 Ⅲ 船橋市の自殺対策における取組 3 Ⅳ 船橋市の自殺対策推進体制 6

<819A819A94928E E738C7689E F E6169>

1 ガイドライン策定の目的防犯カメラについては テレビや新聞で報道されているように 犯罪の解決や犯罪の抑止につながることなど その効果は社会的に認められており さまざまな施設に防犯カメラが設置されております しかし その効果が認知される一方で 防犯カメラにより個人のプライバシーなどの人権が侵害される

一人暮らし高齢者に関する意識調査結果 <概要版>2

1 運転免許証の自主返納制度について (1) 運転免許証の自主返納制度の認知度 問 1 あなたは 運転免許証の自主返納制度について知っていますか それとも知りませんか この中から 1 つだけお答えください 知っている( 小計 ) 93.2% 制度の内容も含めて知っている 73.0% 内容はよく知らな

<93648EA A837E B816989AA8E A B83678F578C762E786C7378>

事業内容

はじめに

04 Ⅳ 2(防災).xls

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

富市生第  号

附帯調査

「治安に関する特別世論調査」の概要

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

1. 地域における連携の強化ああ登下校時における防犯対策の推進に当たっては 警察 教育委員会 学校 自治体の3 者に加え 放課後児童クラブ 放課後子供教室 地域住民 保護者等の関係者が連携することが不可欠である このため 以下の対策に取り組む (1) 登下校時における防犯対策に関する 地域の連携の場

奈良ファンとして登録の後 評価してもらう 登録したらいくらかのメリットを与える としたうえで 実際に奈良に来てもらって Web 上で評価してもらう メリットは金銭ではなく 1 年登録し 評価をしてもらったら情報を与えるというのはど うか IT の仕組みづくりも予算がいると思うが 時間的にも難しいが

<4D F736F F D D182D AB816A30372E E388EA906C95E982E782B B A838A815B83582E646F6

目 次 はじめに 1 新郷地区でのこれまでの取り組み 2 共通の取り組み 3 個別テーマ 4 防犯 4 防災 5 コミュニティー 6

Microsoft Word - ■【滑川町総合振興計画】計画書_修正_ _NXPowe

半田市地域福祉計画 市民対面アンケート調査報告書 平成 21 年 10 月

日本テレビ通り沿道まちづくり協議会(第1回)会議録要旨

目次

8 会議内容 別紙 会議録要旨 のとおり 9 会議資料資料 1: ドライブレコーダーの設置に係る意見照会書及び説明資料資料 2: 平成 28 年度情報公開制度及び個人情報保護制度の実施状況資料 3: 平成 28 年度個人情報取扱事務各種届出一覧資料 4: 防犯等カメラ設置状況 ( 資料 4-1) 防

<4D F736F F D A95BD90AC E93788E9993B68EE893968CBB8BB593CD93648E71905C90BF82E682AD82A082E98EBF96E282C689F1939A2E646F6378>

<4D F736F F D CF6955C A E382E32368A4A8DC381408C8B89CA8A E FA96DA816A2E646F6378>

Microsoft Word - H26.7.1市長記者会見の要旨.doc

表1-表4-2

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

Transcription:

戸田市役所 ( 埼玉県 ) それではこれより戸田市の発表を実施させていただきます 渡邉と申します 真下と申します 本日は唯一自治体からの発表です 伝えたいことが多く 駆け足になってしまうかもしれないのですがご容赦をお願いします 活動地域の紹介 まずは戸田市についてご紹介させていただきます 場所は荒川を挟んで東京都と隣接しております 東京と隣接してはいるのですが意外と自然が多くあり 大型の公園のような彩湖 道満グリーンパークは東京ディズニーランドよりも広い面積を保有しております こちらは彩湖という湖 そして荒川 ボートコースが戸田市にはあります 実は戸田市はボートの町として有名で 数年前にボート競技を取り上げたテレビドラマがあったのですが その撮影で戸田のボートコースが連日使われていたと聞いています 東京には近いのですが水と緑に囲まれたまちです 交通は文字通り埼玉と東京を結ぶ埼京線が走っております 道路は五街道のひとつである中山道と高速道路が2 本通っています この高速道路を結ぶ美女木ジャンクションですが 高速道路の中に信号機があるとても珍しいつくりをしております 鉄道と道路で首都圏の交通の要衝になっています 人口は約 13 万 1,000 人で いまのご時世の中ながらも増えています 特に若い世代を中心に増えていて 埼玉県の平均年齢よりも4 歳近く若く 県内で一番平均年齢の低い市町村です 子育てをしやすい環境も整っておりまして とてもにぎやかで活気あふれるまちです

戸田市の現状 そんな魅力あふれる戸田市ですけれども 実はちょっとした弱みがありました それがこちらの表にあります これは戸田市の犯罪発生率を表した表ですが ここに6 年連続平成 9 年から1 位という結果が出ているのですが これはワーストの順位になるので 県内で最も犯罪発生率が高い時期がずっと続いていたことになります どうして戸田市でこんなに犯罪が多発していたのかという要因ですが 先ほど私が紹介した戸田の魅力と対になるところもあるかと思います 地域性としては交通の便がよく 埼京線が通ったあとどんどん人口が増え また 昔の名残で工場や倉庫が多く夜人通りの少ないところがいまだに残っています それといわゆるご近所付き合いが少なくなってきました 戸田は引っ越していく人や引っ越してくる人の割合がかなり多く 人の出入りが激しいまちです アパートやマンションがどんどん増えて 隣に住んでいる人の顔もわからない状況が増えてきております その他としては 警察官の数が足りないこと それから戸田はずっと平坦な地形が続きますので自転車を利用する人が多いのです この自転車利用者の多さが 自転車の盗難が増える要因になっていると考えられると思います

続いて 戸田市では どのような犯罪が多いのかという話になります ご覧いただく通り 自転車の盗難 車上ねらいや部品ねらい スーパー等での万引きといった犯罪が多いです いわゆる凶悪犯罪は戸田市ではほとんど発生しておりません だからと言って安全なまちかというと もちろんそうではなく 市民にとって身近な犯罪が多いのです これは言い変えると誰もが被害者になる可能性が高いというのが戸田市の犯罪の特徴と言えると思います 犯罪を防ぐにはということですが これまで防犯は警察の仕事という意識が大きかったと思います これは住民にも我々行政にもそういう意識があったと思います 実際はどうなのかと言いますと みなさんも活動を通じて感じていると思いますけれども 警察にすべて任せているだけではまちの防犯力は高まっていかない そういったところに気が付き 様々な防犯活動に取り組んでまいります 活動 ( 事業 ) 内容 特長 実際の防犯活動の取り組みについてです まずは行動をということで平成 15 年より職員自ら防犯に取り組むことにしました 方法は徒歩 自転車 青色回転灯装備車両の種別を問いません 犯罪を1 件でも減らしたいと考え自らで率先して始めたわけです 現在市役所には青色回転灯装備車両 通称青パトが2 台あり 水曜日を中心に職員が青パトなどで市内をパトロールしています 平成 16 年になり防犯対策室を設置しました 防犯対策室というのは現在の防犯くらし交通課の防犯担当の前身になります その際 埼玉県警察から職員を派遣してもらうこととなりました 警察官は

2 年ごとに交代しており 私自身もその派遣の警察官であります 警察より派遣となっている私の役割ですが 市役所と警察のパイプ役です お互いの持っている犯罪情報などを交換し 防犯行政に役立てています 平成 16 年の次の事業として 安全で安心して暮らせる地域づくりを目指して 戸田市みんなでつくる犯罪のないまち条例 を施行しました その中で 戸田市犯罪のないまちづくり協議会 を組織することを制定し 11 人以内の委員で組織することを決めました 戸田市みんなでつくる犯罪のないまち条例 は平成 16 年 4 月に施行となりました この条例が施行された年はまさに犯罪認知件数がピークに達した平成 15 年の翌年のことでした 条例の基本理念は 市 市民 団体及び関係行政機関が その機能 及び能力をいかし それぞれの役割を果たし 密接な連携を図りながら協働することで 犯罪のない安心して暮せる地域社会を実現すること です 犯罪のないまちづくり協議会の会議は年に3 回から4 回開催し 会議では本当に委員の皆さまから様々な意見が出てきます よく形だけの集まりになってしまうこともあると思いますが 戸田市犯罪のないまちづくり協議会に限っては それはございません 昨年度は市内でひったくりが多発し そのための取り組みとして委員の方のアイディアでひったくり防止カバーを制作しました こちらをご覧ください これはひったくりそのものを防止するのはもちろんのこと 委員の方のアイディアで カバーを反転して使用する際 やりません斜め横断 傘さし運転 のキャッチフレーズで自らを戒めることができるようになっています このひったくり防止カバーは小中学校の PTA 役員を中心に 市内に約 1,200 枚を配布させていただきました 平成 17 年 6 月からは委託警備員による市内犯罪防止パトロールを開始しました これは青パトによるものと自転車によるものとの両方です 7 月には地内の西部に位置する氷川町にけやき安全ステーションを開設しました 続いて 10 月には市内の東部に位置するふれあい安全ステーションを開設しました 安全ステーションは市で運用する交番と説明するとわかり易いと思います これは犯罪防止活動パトロールの様子です 左の写真は委託警備員による市内巡回パトロールの様子です 委託警備員は市内東西 2か所設置された安全

ステーションを拠点として巡回パトロールを実施しています 右の写真は委託警備員による青パト運行時の状況ですが 平成 24 年 6 月からは深夜の運行も開始しました 深夜帯のパトロールについては痴漢や不審者対策 空き家への立ち寄り 少年のたむろ対策など市民からの要望も多くありますので それらの要望に積極的に対応させていただいています 平成 22 年度からは警察官 OB2 名を非常勤職員として採用し 昼間に青パトを運行してもらっています 警察官 OB は実際に泥棒や交通犯を検挙してきた経験もあるので防犯上の着眼点もあります それらの経験を役立て大きな戦力になっております 戸田市では各種防犯講座を開講しています 平成 17 年からは地域の防犯リーダーを育成してそれぞれの地域で防犯活動を進めてもらうとの主旨からボランティアリーダーカレッジを開校しました 卒業生には現在でも市内犯罪情勢の報告を実施しており それぞれの地域や職場から防犯活動を推進してもらっています 平成 22 年度からは市民大学認定講座として 防犯関係の講座を毎年開講し聴講していただいております 内容はその時の犯罪情勢に合わせて様々なものを実施しております これらの講座の目的は地域の皆さま自らが防犯意識を高めてもらうことにあります そして防犯リーダーを育ててそれぞれの地域や職場 家族に対して防犯意識を広めていただくことが 私ども防犯担当者の第一目標であります 先ほど説明させていただきましたが 防犯拠点である安全ステーションを市内 2か所に設置しています 戸田市は南北に最大 4キロメートル 東西に7キロメートルと比較的コンパクトなまちとなっております 市内の東西において 西側にけやき安全ステーション 東側にふれあい安全ステーションを設置しています 各ステーションに入っている警察官 OB のステーション長や民間警備員は 自転車で市内をパトロールしたり 各町会の自主防犯パトロールに随行しています 警備員の方々は自転車の前かごに録音された広報文の入ったトランジスタメガホンを入れ 繰り返し防犯のための注意を呼びかけています 警備員の方たちにはよく自転車で走り回ってもらっており 3か月に1 回は自転車のタイヤを交換するほどです

戸田市では 市内小学校へ民間警備員を配置しております 警備員は登下校時の見守りや交通誘導 校舎内外での警戒活動を実施しております その他に防犯カメラを市内の小学校 12 校 中学校 6 校にそれぞれ6 台ずつ配置し 不審者の出入りに備えております また 防犯回覧板を2か月に1 回発行し 市内全域に回覧板として報告しております 内容は侵入盗や自転車盗 振込め詐欺の多発など その時々の犯罪情勢によります また市内の大型スーパーや総合病院に情報電子掲示板を設置し 各種防犯情報を提供させていただいています 戸田市では とだピースガードメール という防犯情報を希望者に対し配信しています 情報は警察から提供していただいた犯罪情報や市民から寄せられた不審者情報などになります 配信登録者数は現在 4,400 名を超えています その他の取り組みとして犯罪のないまちづくり協議会の皆さんにより 自転車盗防止キャンペーンや交通担当者と連携した交通事故防止キャンペーンなどを実施しています 画面は市内の大型スーパーマーケットにおける自転車盗防止キャンペーンの様子です 犯罪率の高くなってしまった戸田市ではありますが 昭和 60 年に埼京線が開通するまでは 駅もなく比較的落ち着いた土地柄でした ところが鉄道の開通などによる都市化の進展により人の出入りが激しく 地域コミュニティが希薄になり人の目も行き届かなくなってしまいました 認知件数も平成 15 年には 4,610 件とピークに達し その頃地域住民はこれではいけ

ないと立ち上がってくれました 住民により 自分たちの町は自分たちで守るという意識が生まれてきたのです 市内の町会の中では南部に位置する南原町会が一番最初に立ち上がりました そして平成 15 年 4 月に自主防犯パトロールが開始されたのです その後市内各町会 市内各小中学校 PTA シルバー人材センターなど急速に自主防犯パトロール団体が組織されるようになり 現在 50 を超える自主防犯団体が組織されています そこで 自主防犯活動に対する支援を行政側からも何かできないかということで 委託警備員によりほとんどすべての町会パトロールへの随行を行っています その際市内の犯罪情勢などを町会の方々へ提供するとともに 町会の方々から身近な情報をいただいてパトロールに役立てさせていただいております 自主防犯パトロールが浸透していく中で最も顕著に効果が表れたのが侵入盗犯罪の減少でした 侵入盗は平成 16 年中に 555 件発生しておりましたが平成 25 年中 141 件にまで減少し 約 4 分の1まで下がっています これは警察の努力ももちろんあるでしょうし 市で運営する青パトの運行などの効果もあると思いますが 何より住民自らが行う防犯パトロールによることが大きいことは間違いないと思います 次に戸田市の過去 10 年間の認知件数を比較したグラフを見てください 戸田市の取り組みも一定の効果を発揮し 認知件数はピーク時の半分以下にまでなりました 犯罪率も万年 1 位から平成 24 年にはワースト 10 位にまで下げることもできました グラフを見ていただいた通り認知件数は毎年下がり続けていましたが 平成 25 年の数値は一昨年のものより若干増えてしまいました この減少傾向から一転しての上昇は我々防犯担当者としては気になるところです 理由を私なりに考えてみましたが 犯罪減少も一定の域に達してしまったのかもしれないということがあります 青パトや巡回パトロールも頻繁に見られると慣れが生じてしまい 市民にも警戒心の希薄化というこ

とがあるかもしれません しかし言い訳は何とでもできるので草の根的な取り組みを実施し 市民を犯罪から守りたいと考えております 本年度取り組んだことに交番統合によりなくなった交番跡地に懸垂幕装置を設置しました この場所は川口市との境にあるという交通上の要衝であることも考え 市民に防犯上の注意を喚起してもらうことができるように懸垂幕を掲げられる装置を設置しました 懸垂幕装置は振込め詐欺被害防止 暴力団排除など市民に啓発したい内容をその時々の状況に合わせて掲げています この場所は元々交番跡地であり 市民から交番がなくなることへの不安が多く聞かれました そこで防犯カメラの設置要望が高まったことなどもあり 急遽防犯カメラを設置することにしました さらに来年度は市民からの要望が高まっていることから 市内 JR3 駅を中心に防犯カメラ 21 基を設置する計画を立てています その効果を期待し 今後の犯罪防止につなげたいと考えております 今後の課題 戸田市では以上お話させていただいたような取り組みをしてまいりましたが 今後の課題として 市内各町会のパトロール要員の高齢化問題があります 今後は市民の幅広い年齢層の方にパトロール参加してもらいパトロール活動員のすそ野を広げたいと考えております 2 番目に職員パトロールの形骸化があります かつて犯罪率ワースト1 位に陥り 何とかしようと立ち上がった時の戸田市役所職員の心意気は惰性に陥り 残念ながら現在は弱くなっていると言わざるを得ません そこは防犯担当者の及ばない点でもあり 問題意識を持ってもらうよう努力したいと考えております 3 番目に犯罪率の低下が頭打ちになっている問題です 市内各町会等の防犯パトロールもだいぶ浸透してまいりました 市役所でも考えられ得る施策は積極的に取り組んできたつもりであります しかしながら まだやり足りない点がいくつかあると考えております そこでまず最初に取り組みたいのは 市民に訴える独自のポスター制作を考えております ある統計によると 人は他人の視線を感じると犯罪を思いとどまるとのことです この目を印象付けたポスターの制作を検討しております 4 番目に市民一人一人の防犯意識の高揚に向けた活動に取り組まなければならないと考えております 行き着くところは市民一人一人の問題意識にかかっていると思うのです 各町会の随行パトロールにおける各種防犯情報の提供を積極的に行いたいと考えております また 広報誌 とだピースガ

ードメールなどを使って市民一人一人の防犯意識の高揚のための活動に取り組んでいきたいと考えて おります 以上で戸田市の発表を終わらせていただきます ありがとうございました 質疑応答 質問このような事業に対する戸田市の予算と市役所の職員数 ボランティアの頻度について教えていただければと思います 回答予算については 安全ステーション 委託警備員の賃金その他の防犯事業を含めた総計で約 1 億円をかけています 職員数 ボランティアの頻度についてはほぼ全職員約 900 人がかかわっております 頻度は水曜日を中心にやっているのですが 春先ぐらいから中学生のたむろが多くなり その際には夜間に体制を組んでパトロールをさせていただきました 質問防犯カメラを設置されるということですが 全て市でお金を出されているのか 埼玉県警さんで何台か設置されているのですか 回答防犯カメラに関しては 先ほど説明させていただきました懸垂幕装置に設置した防犯カメラについては緊急に対応したいということで 防犯協会に協力いただいて設置させていただきました 来年度正式にカメラを市の予算で付け替えることを考えております 質問市内 2か所に安全ステーションを設置してあるという説明でしたが どういった規模の施設で それは市の施設なのか それとも民間のテナントみたいな形で入っていらっしゃるのか それは常時開設しているのか ランニングコストは相当かかると思うのですが その施設についてお伺いしたいと思います 回答安全ステーションは市の施設で 常時 午後を中心に毎日開設しております ランニングコストは警備員の委託業務に含まれています