LaunchPadベースのMSP430 UART BSLインターフェイス

Similar documents
eZ430-F2013 開発ツール

TWE-Lite R 取扱説明書

CommCheckerManual_Ver.1.0_.doc

開発環境構築ガイド

AKI-PIC16F877A開発キット (Ver1

AN1526 RX開発環境の使用方法(CS+、Renesas Flash Programmer)

開発環境構築ガイド

Studuino ライブラリ環境設定Windows編

商品番号 : UTS-422 USB-RS422( シリアル ) 変換ケーブル (USB1.1 規格対応 ) 概要 UTS-422 は RS-422 インターフェースを持つ外部周辺機器をパソコンの USB ポートを介してコントロールするための USB-RS422 変換ケーブルです 最大 3Mbps

AP-RZA-1A シリアルFlashROMの書き込み方法

EB-RL7023+SB/D2

CoIDE 用 STM32F4_UART2 の説明 V /03/30 STM32F4 Discovery の非同期シリアル通信ポート UART2 の送受信を行うプログラムです Free の開発ツール CoIDE で作成したプロジェクトサンプルです プログラムの開始番地は 0x08000

本資料のご使用につきましては 次の点にご留意願います 本資料の内容については 予告無く変更することがあります 1. 本資料の一部 または全部を弊社に無断で転載 または 複製など他の目的に使用することは堅くお断りいたします 2. 本資料に掲載される応用回路 プログラム 使用方法等はあくまでも参考情報で

第 7.0 版 利用履歴管理 ETCPRO5 セットアップマニュアル (Ver5.002) カードリーダモデル変更 ( 表示付き 表示なし ) に伴い 改訂 Windows10 対応に伴い 改訂 参考ホームページサイト :

内容 1. APX-3302 の特長 APX-3312 から APX-3302 へ変更するためには 差分詳細 ハードウェア ハードウェア性能および仕様 ソフトウェア仕様および制限 Ini ファイルの設

Stellaris ドライバ・インストール手順

1. UART について UART は Universal Asynchronous Receiver Transmitter の頭文字をとったもので 非同期シリアル通信と呼ばれます シリアル通信とは 一本の信号線でデータをやりとりするために 1bit ずつデータを送出することをいいます データを受

1. USB の VCP( 仮想 COM ポート ) について USB の VCP( 仮想 COM ポート ) は USB を非同期シリアル通信として使用するための USB のドライバです PC には VCP ドライバをインストールする必要があります USB の VCP( 仮想 COM ポート )

1. A/D 入力について分解能 12bit の A/D コンバータ入力です A/D 入力電圧とディジタル値との対応は理論上 入力電圧 0V : 0 入力電圧 +3V : 4095 です 実際はオフセットと傾きがあり ぴったりこの数値にはなりません 2. A/D 入力に使用する信号 STM32L_A

CoIDE 用 F4D_VCP の説明 V /07/05 USB の VCP( 仮想 COM ポート ) による非同期シリアル通信を行うプログラムです Free の開発ツール CoIDE で作成した STM32F4 Discovery 用のプロジェクトです プログラムの開始番地は 0x

QuartusII SOPC_Builderで利用できるGPIF-AVALONブリッジとは?

WAGO / / Modbus/RTU対応 バスカプラ クイックスタートガイド

RTC_STM32F4 の説明 2013/10/20 STM32F4 内蔵 RTC の日付 時刻の設定および読み込みを行うプログラムです UART2( 非同期シリアル通信ポート 2) を使用して RTC の設定および読み込みを行います 無料の開発ツール Atollic TrueSTUDIO for

インテル(R) Visual Fortran コンパイラ 10.0

仮想 COM ポートドライバーインストールマニュアル 仮想 COM ポートドライバーをパソコンにインストールすることにより 対応するトランシーバーまたは USB インターフェースユニット SCU-17 を USB ケーブルでパソコンに接続し CAT 通信 TX 制御 ( PTT KEY FSK) U

Studuinoライブラリ環境設定Mac編

HDLトレーナーサンプルプログラム説明書

MS5145 USB シリアル エミュレーション モードの設定

接続例 ピンアサイン ポート端子台 配線可能電線太さ : AWG 16~AWG 28 端子番号信号名 1 Data + 2 Data GND Data (=TxD + RxD) : 送受信データ ( 入出力 ) - は 無接続です ご注意 : 無接続端子の

内容 1. 仕様 動作確認条件 ハードウェア説明 使用端子一覧 ソフトウェア説明 動作概要 ファイル構成 オプション設定メモリ 定数一覧 変数一

静電容量式タッチパッド・センサー・ライブラリ入門

arduino プログラミング課題集 ( Ver /06/01 ) arduino と各種ボードを組み合わせ 制御するためのプログラミングを学 ぼう! 1 入出力ポートの設定と利用方法 (1) 制御( コントロール ) する とは 外部装置( ペリフェラル ) が必要とする信号をマイ

仮想 COM ポートドライバーインストールマニュアル 仮想 COM ポートドライバーをパソコンにインストールすることにより FTDX3000 シリーズとパソコンとを USB ケーブルで接続して CAT 通信 TX 制御 (PTT KEY FSK) および ファームウェアのアップデートを行う事ができま

RW-5100 導入説明書 Windows7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

Sharpdesk V3.5インストレーションガイド:プロダクトキー編

目次 1. 概要 製品構成 用語集 SECUDRIVE Device Control Basic インストールUSBメモリの構成 プログラムのインストール 体験版から正規版への変更

ファームウェア書き換え説明書 目次 はじめに... 2 書き換え前に... 2 接続図... 2 書き換え手順... 3 (1) ファームウェアファイルの準備... 3 (2) 接続準備... 3 (3) ファームウェア書き換え準備 (4) ファームウェア書き換え準備 (

1. ボードの複数台制御 コンフィグ ROM から FPGA が起動できる場合を想定しています FPGA 回路には 特定のレジスタアドレスにプリセットしたデータが必要です 製品出荷時のサンプル FPGA 回路では レジスタ No.3 を 8bit 幅に設定し FPGA 外部の 4bit ディップスイ

FTDI USB-Serial Converter デバイスドライバのインストール(Rev.1.01)

5. 下の画面が表示されますので [Next>] をクリックします 6. License Agreement の画面が表示されますので 内容をご確認いただき 同意する場合は I accept the terms of the license agreement にチェックをして [Next>] をク

UCB User's Manual

 

< 付録A: ソフトウェアアップデート >

KEIm-25ヘッダーボードハードウェアマニュアル

商品番号 : UTS-485 USB-RS485( シリアル ) 変換ケーブル (USB1.1 規格対応 ) 概要 UTS-485 は RS-485 インターフェースを持つ外部周辺機器をパソコンの USB ポートを介してコントロールするための USB-RS485 変換ケーブルです 最大 1.2km

Microsoft Word - RefApp7インストールガイド.doc

wx01j-v234_instmac

HDC-EDI Manager Ver レベルアップ詳細情報 < 製品一覧 > 製品名バージョン HDC-EDI Manager < 対応 JavaVM> Java 2 Software Development Kit, Standard Edition 1.4 Java 2

PCI-Express ハード IP を使用した DMA の実現 for Cyclone V GT FPGA 開発キット(ソフトウェア編)

Microsoft Word - BluetoothV21接続手順書3_CM520BT.docx

改訂履歴 改訂日付 改訂内容 2014/11/01 初版発行 2017/01/16 Studuino web サイトリニューアルに伴う改訂 2017/04/14 Studuino web サイトリニューアルに伴うアクセス方法の説明変更 2018/01/22 Mac 版インストール手順変更に伴う改訂

オーバーサンプリングによる ADC12 の高分解能

リファレンスアプリケーション RefApp7

おことわり 本書の内容の一部又は全部を無断転載することは禁止されています 本機の外観及び仕様は改良のため 将来予告無しに変更することがあります 本書の内容について万一不審な点や誤りなどのお気付きの点がありましたらご連絡ください 本書に記載されている会社名 商品名などは 一般に各社の商標又は登録商標で

Microsoft PowerPoint - RL78G1E_スタータキットデモ手順_2012_1119修正版.pptx

Quartus Prime はじめてガイド - デバイス・プログラミングの方法

RW-4040 導入説明書 Windows 7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

1. 使用する信号 1.1. UART 信号 UART 通信に使用する信号と接続相手との接続は以下の通りです UART 信号表 番号 CPU 機能名 CPU 信号名 基板コネクタピン番号 方向 接続相手の信号名 1 USART1_TX PA9 CN > RxD 2 USART1_R

Cisco ViewMail for Microsoft Outlook クイックスタートガイド (リリース 8.5 以降)

アスラテック株式会社 会社案内

ワイヤレスバーコードリーダー CM-520W1 設定資料 Bluetooth SPPの設定

Studuinoプログラミング環境

TeamViewer マニュアル – Wake-on-LAN

Windows Graphic Loader for Label Printers

Presentation title here

MINI2440マニュアル

(2) [ バックアップツール ] が表示されます [1] [2] [3] [4] [5] [6] Windows Storage Server 2012 バックアップ手順 (V_01) < 画面の説明 > [1] バックアップ項目リスト登録されているバックアップセットの一覧です [2] 新規 ボタ

著作権および商標 この文書には が所有権を持つ機密事項が含まれます この資料のいかなる部分も許 可無く複製 使用 公開することを固く禁じます 本書は の従業員および許可された 取引先だけに使用が認められています 本書で提供されたデータは正確で信頼性の高いものですが このデータの使用について株式会社

CentreCOM VT-Kit2 plus リリースノート

ターゲット項目の設定について

CR-USB 仕様書 株式会社測商技研 JS カード用データ転送用カードリーダー CR-USB 仕様書 取扱説明書 2012 年 07 月 31 日版 株式会社測商技研 1. 概要 本器は当社製自動観測装置で記録した JS カードデータ

製品仕様書 製品名 インターフェース基板 製品型番 TR3-IF-U1A 発行日 2016/4/1 仕様書番号 TDR-SPC-IF-U1A-102 Rev 1.02

Microsoft PowerPoint _VL-CD2xx バージョンアップ手順(汎用版).pptx

ReTRY HUB

Nios II Flash Programmer ユーザ・ガイド

概要 ABAP 開発者が SAP システム内の SAP ソースまたは SAP ディクショナリーオブジェクトを変更しようとすると 2 つのアクセスキーを入力するよう求められます 1 特定のユーザーを開発者として登録する開発者キー このキーは一度だけ入力します 2 SAP ソースまたは SAP ディクシ

AGT10(Android (TM) 2.3) ファームウェア更新方法

株式会社日新テクニカ USB シリアル CAN 変換器 /8/22 ホームページ : メール

RA-485実習キット

1. ネットワーク経由でダウンロードする場合の注意事項 ダウンロード作業における確認事項 PC 上にファイアウォールの設定がされている場合は 必ずファイアウォールを無効にしてください また ウイルス検知ソフトウェアが起動している場合は 一旦その機能を無効にしてください プリンターは必ず停止状態 (

目次 1. 概要 動作環境


PowerTyper マイクロコードダウンロード手順

1 1 Arduino とは Arduino アルドゥイーノ は ワンボードマイコンの一種で オープンソースハードウェアであ り 組み立て済みの基板を購入することもできるほか 誰でも自分の手で Arduino を組み立てる ことができます USBコネクタでPCと接続して利用します デジタルポートとア

プログラマブル LED 制御モジュール アプリ操作説明書 プログラマブル LED 制御モジュール設定アプリ操作説明書 適用モジュール 改訂番号 エレラボドットコム 1

Microsoft Word - GoNET-MIS_評価環境構築マニュアル_ver docx

IC-R8600をSDRに使用するには

Transcription:

参考資料 JAJA457 LaunchPad ベースの MSP430 UART BSL インターフェイス Leo Hendrawan 概要 このアプリケーション レポートでは 低コストのLaunchPad ベースMSP430 汎用非同期送受信回路 (UART) のブートストラップ ローダー (BSL) インターフェイスの実装について説明します 実装の目標は 2つより少ないシリアル インターフェイス モジュールを備えたMSP430バリュー ライン デバイスを BSL Scripterソフトウェア ツール~MSP430のターゲット デバイス間のブリッジとして配置することです 付随するプロジェクト ( 資料 ) およびこのアプリケーション レポートに付属するソース コードは 次の URL からダウンロード できます http://www.ti.com/lit/zip/slaa535. 1 はじめに 1.1 MSP430 ブートストラップ ローダー (BSL) MSP430 BSLはMSP430のメモリ内容の読み出しと修正用にMSP430デバイスに内蔵されたプログラムであり ファームウェアのアップデートに使用できます MSP430デバイスの大部分にはUARTインターフェイスを介して UART BSLへアクセスする機能が付いていますが USBインターフェイス付きのMSP430デバイスにはUSB BSLが内蔵されているため 例外となります MSP430 BSLの詳細については ウィキサイト ( wiki) BSL (MSP430) を参照してください 1.1.1 UART BSL UART BSLを起動するには RSTとTEST ( 共有 JTAGピンを持つデバイスの場合 ) およびTCK ( 専用 JTAGピンを持つデバイスの場合 ) で信号伝送を行う特定のBSLエントリ シーケンスを使用します MSP430デバイスのBSLエントリ シーケンスの種類は そのデバイスが共有 JTAGピンを持つか専用 JTAGピンを持つかによって異なります 両タイプのデバイスのBSLエントリ シーケンスの違いを図 1と図 2に記載します 図 1 BSL エントリ シーケンス ( 共有 JTAG ピンを持つデバイスの場合 ) LaunchPad は Texas Instruments の商標です それ以外の商標はすべて 各所有者の知的財産です この資料は Texas Instruments Incorporated(TI) が英文で記述した資料を 皆様のご理解の一助として頂くために日本テキサス インスツルメンツ ( 日本 TI) が英文から和文へ翻訳して作成したものです 資料によっては正規英語版資料の更新に対応していないものがあります 日本 TI による和文資料は あくまでも TI 正規英語版をご理解頂くための補助的参考資料としてご使用下さい 製品のご検討およびご採用にあたりましては必ず正規英語版の最新資料をご確認下さい TI および日本 TI は 正規英語版にて更新の情報を提供しているにもかかわらず 更新以前の情報に基づいて発生した問題や障害等につきましては如何なる責任も負いません 翻訳版 最新の英語版資料 http://www.ti.com/lit/slaa535

JAJA457 www.tij.co.jp 図 2 BSL エントリ シーケンス ( 専用 JTAG ピンを持つデバイスの場合 ) UART BSLのプロトコル データ フレームは ROMベースのBSLとフラッシュ ベースのBSLでは基本的に異なります ROM ベースのBSLは1xx 2xx 4xxの各デバイスで使用できますが フラッシュ ベースのBSLは5xxおよび6xxデバイスで使用されます 2つのBSLタイプでのBSLプロトコルに関する詳細については MSP430 Programming Via the Bootstrap Loader User's Guide (SLAU319) を参照してください 1.2 汎用非同期送受信回路 (UART: Universal Asynchronous Receiver/Transmitter) 汎用非同期送受信回路 (UART) はシリアル通信用の規格であり 組み込みシステムで一般的に使用されています データはシリアル方式で非同期的に ( クロック信号を使用せずに ) 転送されるため 送信側と受信側両方で データ転送速度 ( 通常はボー レートとして定義されます ) データ ビット数 パリティ ビット使用の有無について同じ設定を使用する必要があります 基本的なUARTフレームを図 3に示します 図 3 UART フレーム デフォルトでは UART 線路は論理 Highレベルでアイドル状態になっています STARTビット信号は基本的に 最初の論理変化の遷移 (Highレベル Lowレベル) として示されます STARTビットの後に データ ビットが転送されます 大部分のシステムではリトル-エンディアン形式で ( 最下位バイト (LSB) から順に ) データが送信され データ ビットが通常 7ビットまたは8ビットとなります STOPビットの前に 必要に応じてパリティ ビットをオプションで送信してフレームを検査することもできます 最後に STOPビット信号により論理 LowレベルからHighレベルへの遷移が1 回行われて UARTフレームの終了が示されます 1.3 MSP-EXP430G2 Launchpad 実験キット (Experimenter Kit) MSP-EXP430G2 開発キット ( 通称 Launchpad) は MSP430G2xxxバリュー ライン デバイス用の低コストの実験キット (experimenter kit) です 実験キットには ボー レート9600でUART (COM PORT) インターフェイスとしても使用できるUSB インターフェイスを備えたオンボード エミュレータが搭載されています Launchpad 実験キット (experimenter kit) の詳細については ウィキサイト ( wiki) MSP430 LaunchPad (MSP-EXP430G2) を参照してください 2 実装 このアプリケーション レポートでは MSP-EXP430G2 Launchpad 開発キットと併せて提供されるMSP430G2231デバイスを使用します MSP430-EXP430G2 Launchpad UART ( ボー レート9600 パリティ無し) と MSP430 UART BSL ( ボー レート9600 偶数パリティ(even parity)) の仕様ではパリティのサポート状況が異なるため MSP430G2231では PCから着信するバイトを検査して 必要があればMSP430のターゲット デバイスに偶数パリティを付加します Launchpad BSLインターフェイスは TI 開発キット上で1xx 2xx 4xx 5xxファミリのいくつかのデバイスを使用してテスト済みです 図 4 は Launchpad~MSPTS430DA38 開発ボード上の MSP430F2274 間のテスト セットアップ例です テスト対象デバイスの 完全なリストは 付録 A に記載されています 2 LaunchPad ベースの MSP430 UART BSL インターフェイス

www.tij.co.jp JAJA457 図 4 Launchpad UART BSL インターフェイス - MSP-TS430DA38 上の MSP430F2274 間のテスト セットアップ 2.1 ハードウェアの接続 MSP430 Launchpad MSP430 UART BSLインターフェイスの実装には MSP430G2231のポート1 (P1) のピンがすべて必要になります BSL Scripterでは本来 MSP430ターゲット デバイス上でDTRピンとRTSピンを使用してBSLエントリ シーケンスを生成していましたが これらのピンはMSP-EXP430G2 Launchpad 実験キットのUART 接続では使用できません そのため オンボードのS2プッシュ ボタンを代替の入力として使用して Launchpad 上のMSP430G2231でMSP430ターゲット デバイスへのBSLエントリ シーケンスが生成されるようにする必要があります 表 1は MSP430G2231の汎用入出力 (GPIO) ピンの割り当ての一覧です 表 1 MSP430G2231ピンの割り当て GPIO ピン 説明 P1.0 BSL エントリ シーケンス生成用の MSP430 ターゲットへの TCK ピン接続 ( 専用 JTAG ピンを使用 ) P1.1 PC への UART 送信ピン (PC の UART RX ピンに接続 ) P1.2 PC からの UART 受信ピン (PC の UART TX ピンに接続 ) P1.3 BSL エントリ シーケンス生成用のプッシュ ボタン入力 P1.4 BSL エントリ シーケンス生成用の MSP430 ターゲットへの RST ピン接続 P1.5 BSL エントリ シーケンス生成用の MSP430 ターゲットへの TEST ピン接続 ( 共有 JTAG ピンを使用 ) P1.6 MSP430 ターゲットからの UART 受信ピン (MSP430 ターゲットの BSL 送信 (TX) ピンに接続 ) P1.7 MSP430 ターゲットへの UART 送信ピン (MSP430 ターゲットの BSL 受信 (RX) ピンに接続 ) 図 5 に BSL Scripter と BSLDEMO2 ソフトウェアを実行している PC~MSP-EXP430G2 Launchpad~MSP430 ターゲット デ バイス間のハードウェア的な接続の一例を示します LaunchPad ベースの MSP430 UART BSL インターフェイス 3

JAJA457 www.tij.co.jp 図 5. Launchpad ベースの BSL インターフェイスと MSP430 ターゲットのハードウェア接続 A: J3 ジャンパは Launchpad に接続してください B: 共有 JTAG ピンのあるデバイス用 C: 専用 JTAG ピンのあるデバイス用 2.2 Launchpad MSP430 BSL インターフェイスを使用する MSP430 UART BSLインターフェイスとしてLaunchpadを使用するための手順を以下に説明します 1. このアプリケーション レポートの関連 zipファイルに入っているlaunchpad BSLインターフェイスのコードをコンパイルします またこのアプリケーション レポートにはソース コードの他に CCSTUDIO (Code Composer Studio) とIARプロジェクト ファイルも付属しており 無償のコード サイズ制限版 CCSTUDIO (http://www.ti.com/tool/ccstudio) とIAR キックスタート (http://www.ti.com/tool/iar-kickstart) IDEを使用してオープンできます Code Composer Studioを使用してCCSTUDIOプロジェクトのインポートを試みる場合は [Copy projects into workspace] チェック ボタンをクリックしないでください ソース コードはCode Composer Studioプロジェクトに静的にリンクされているため Code Composer Studioプロジェクトを別のワークスペース ディレクトリに直接コピーしようとしてもソース コードはコピーされません 試みた場合は コンパイル障害 (compilation fail) が発生します 2. コンパイルされたファームウェアを MSP430G2231のフラッシュに書き込みます このアプリケーション レポートの関連 zipファイルには コンパイル済みのTI-TXTまたはIntel-HEXバイナリ ファイルも含まれており これらのファイルを MSP430 Flasher (http://processors.wiki.ti.com/index.php/msp430_flasher_-_command_line_programmer) で使用することが可能です 3. LaunchpadのUSB 接続を切断して セクション2.1の説明のようにLaunchpadをMSP430 ターゲット デバイスと接続します また LaunchpadのJ3およびJ5ジャンパすべてが接続されていることを確認してください MSP430ターゲット ボードにLaunchpadから直接 ( 例 : J6コネクタで ) 給電することも可能です ただしMSP430ターゲットが独自の電源で動作している場合は Launchpad 上のMSP430G2231により供給される信号レベルが 各 MSP430ターゲット デバイス固有のデータ シートで定義されている 任意のピンに印加される電圧 の指定パラメータを超えないようにすることが重要になります 4. USBを再度接続して Launchpadに電源を再投入します 約 1 秒後 Launchpad 上のMSP430G2231が自動的にBSLエントリ シーケンスを生成します ターゲットのBSLが正常に起動されると Launchpadの赤いLEDと緑のLEDが両方点灯するはずです 赤いLEDはMSP430G2231がTCKピンをプルアップしていることを示し 緑のLED はターゲットのBSLが UART TXピンをHigh( アイドル状態 ) にプルアップしていることを示します BSLの起動が正常に行われなかった場合は 赤と緑のLEDが連続して交互に点滅します Launchpad 上のMSP430G2231は リセット直後に1 回だけBSLエントリ シーケンスを生成できます したがって BSLエントリ シーケンスを再度生成するには S1リセット ボタンを押してLaunchpad 上のMSP430G2231をリセットする必要があります 5. 前述のように Launchpad 上のMSP430G2231はデフォルトでは PCからMSP430ターゲットに送信される各バイトにパリティ ビットを付加します ただし MSP430F54xx (A 以外 ) ファミリ デバイスのBSLのようにパリティ ビットが想定されない場合は 起動中にLaunchpad 上のS2ボタンを押すことでパリティ ビットの付加をディセーブルにできます これは赤いLEDの点滅 1 回で示されます この赤の点滅後に入力が確定され パリティ ビットの付加がディセーブルになります 6. BSL_ScripterまたはBSLDEMO2プログラムを実行して BSLとの通信を行います BSL_ScripterまたはBSLDEMO2は 正しいシリアルCOM PORTを使用して実行する必要があります PCによりLaunchpadに割り当てられているシリアル COM PORTを MSP430アプリケーションのUART と呼びます 4 LaunchPad ベースの MSP430 UART BSL インターフェイス

www.tij.co.jp JAJA457 3 参考文献 BSL (MSP430) wiki: BSL (MSP430) wiki MSP430 Programming Via the Bootstrap Loader User's Guide (SLAU319) MSP430x5xx/MSP430x6xx Family User's Guide (SLAU208) LaunchPad ベースの MSP430 UART BSL インターフェイス 5

JAJA457 www.tij.co.jp 付録 A テスト対象のデバイス 表 2 テスト対象のデバイス デバイス 製品 Ver. ターゲット ボード 接続 (Launchpad ターゲット ボード ) CC430F6137 Rev E EM430F6137RF900 J6.1 (VCC) - CON11.2 (VCC) J6.3 (GND) - CON11.9 (GND) J2.14 (P1.6) - CON10.1 (BSLTX) J2.15 (P1.7) - CON10.3 (BSLRX) J1.6 (P1.4) - CON10.4 (/RST) J1.7 (P1.5) - CON10.7 (TEST) MSP430F5172 Rev C MSP-TS430RSB40 J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J2.14 (P1.6) - J4.36 (P3.7) J2.15 (P1.7) J4.35 (P3.6) J1.6 (P1.4) - J4.33 (/RST) J1.7 (P1.5) - J4.32 (TEST) MSP430F5342 Rev F MSP-TS430RGZ48B J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J2.14 (P1.6) - J2.14 (P1.1) J2.15 (P1.7) J2.15 (P1.2) J1.6 (P1.4) - J4.46 (/RST) J1.7 (P1.5) - J4.41 (TEST) MSP430F5438 Rev L MSP-TS430PZ5x100 J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J2.14 (P1.6) - J1.18 (P1.1) J2.15 (P1.7) - J1.19 (P1.2) J1.6 (P1.4) - J4.96 (/RST) J1.7 (P1.5) - J4.91 (TEST) MSP430F5438A Rev E MSP-TS430PZ5x100 J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J2.14 (P1.6) - J1.18 (P1.1) J2.15 (P1.7) J1.19 (P1.2) J1.6 (P1.4) - J4.96 (/RST) J1.7 (P1.5) - J4.91 (TEST) MSP430F149 Rev S MSP-TS430PM64 J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J2.14 (P1.6) - J1.13 (P1.1) J2.15 (P1.7) - J2.22 (P2.2) J1.6 (P1.4) - J4.58 (/RST) J1.2 (P1.0) - J4.57 (TCK) MSP430F249 Rev D MSP-TS430PM64 J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J2.14 (P1.6) - J1.13 (P1.1) J2.15 (P1.7) - J2.22 (P2.2) J1.6 (P1.4) - J4.58 (/RST) J1.2 (P1.0) - J4.57 (TCK) MSP430F1612 Rev B MSP-TS430PM64 J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J2.14 (P1.6) - J1.13 (P1.1) J2.15 (P1.7) - J2.22 (P2.2) J1.6 (P1.4) - J4.58 (/RST) 6 LaunchPad ベースの MSP430 UART BSL インターフェイス

www.tij.co.jp JAJA457 デバイス 製品 Ver. ターゲット ボード 接続 (Launchpad ターゲット ボード ) J1.2 (P1.0) - J4.57 (TCK) MSP430F1232 Rev F MSP-TS430PW28 J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J2.14 (P1.6) - J2.22 (P1.1) J2.15 (P1.7) J1.10 (P2.2) J1.6 (P1.4) J1.7 (/RST) J1.7 (P1.5) J1.1 (TEST) MSP430F2274 Rev E MSP-TS430DA38 J6.3 (GND) J3.3 (GND) J2.14 (P1.6) - J2.32 (P1.1) J2.15 (P1.7) J1.10 (P2.2) J1.6 (P1.4) J1.7 (/RST) J1.7 (P1.5) J1.1 (TEST) MSP430F2619 Rev E MSP-TS430PN80 J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J6.3 (GND) J5.3 (GND) J2.14 (P1.6) - J1.13 (P1.1) J2.15 (P1.7) J2.22 (P2.2) J1.6 (P1.4) J4.74 (/RST) J1.2 (P1.0) J4.73 (TCK) MSP430G2553 Rev A MSP-EXP430G2 J6.1 (VCC) - J6.1 (VCC) J6.3 (GND) J6.3 (GND) J2.14 (P1.6) - J1.3 (P1.1) J2.15 (P1.7) J1.7 (P1.5) J1.6 (P1.4) J2.16 (/RST) J1.7 (P1.5) J2.17 (TEST) MSP430F449 Rev G MSP-TS430PZ100 J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J6.3 (GND) J5.3 (GND) J2.14 (P1.6) - J4.87 (P1.1) J2.15 (P1.7) J4.86 (P1.5) J1.6 (P1.4) J4.94 (/RST) J1.2 (P1.0) J4.93 (TCK) MSP430FG4619 Rev F MSP-TS430PZ100 J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J6.3 (GND) J5.3 (GND) J2.14 (P1.6) - J4.87 (P1.0) J2.15 (P1.7) J4.86 (P1.1) J1.6 (P1.4) J4.94 (/RST) J1.2 (P1.0) J4.93 (TCK) MSP430F47187 Rev A MSP-TS430PZ100A J6.1 (VCC) - J5.1 (VCC) J6.3 (GND) J5.3 (GND) J2.14 (P1.6) - J4.91 (P1.0) J2.15 (P1.7) J4.90 (P1.1) J1.6 (P1.4) J4.100 (/RST) J1.2 (P1.0) J4.99 (TCK) MSP430FR5739 Rev D MSP-EXP430FR5739 J6.1 (VCC) - J6.1 (VCC) J6.3 (GND) J6.3 (GND) J2.14 (P1.6) - SV2.11 (P2.0) J2.15 (P1.7) SV2.8 (P2.1) J1.6 (P1.4) J3.7 (/RST) J1.7 (P1.5) J3.9 (TEST) LaunchPad ベースの MSP430 UART BSL インターフェイス 7

IMPORTANT NOTICE