監視時間帯でDINPUT変化時にアラート出力

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Transcription:

[APNOTE04] 監視時間帯で DINPUT 変化時にアラート出力 ABS-9000 DeviceServer APNOTE04 Rev A.1.0 2008/10/1 オールブルーシステム (All Blue System) ウェブページ : www.allbluesystem.com コンタクト :contact@allbluesystem.com

1 イントロダクション アラームデバイス (SigSensor,NetUIO) の DINPUT の値が変化した時に アラート出力 ( ブザー ランプ点滅 メール 通知 ) を行います このとき 予め決められた監視時間帯に入っている時だけ 監視を行うシステムについて説明し ます 複数のアラームデバイスを同時に監視しますので いずれかのデバイスの DINPUT 入力が変化した場合に デバイス 名と変化したポートをアラームデバイスの LCD に表示します また同時に 電子メールでアラート内容を通知しま す 2 必要な機材 リソース 必要なシステムやデバイス等 ABS-9000 DeviceServer の動作してい 説明 スタンダードライセンスもしくはエンハンスライセンスが必要になります る PC SigSensor デバイス NetUIO デバイス DINPUT の入力 I/O にセンサーやスイッチ等が実装された SigSensor また は NetUIO デバイスが最低 1 台必要になります アラームデバイスを複数同 時に接続しても使用できます 3 システム構成図 4 システム動作概要 アラームデバイス (SigSensor,NetUIO) 上のDINPUT 入力値が変化すると ALARM_DINPUT_CHANGEイベントが DeviceServer で発生します ALARM_DINPUT_CHANGE イベントハンドラで 変化のあったデバイス ポート番号を特定した後に システムアラートデバイスとして登録されているアラームデバイスに ブザーとランプ LCD メッセージを出力します - 2 -

また同時に 電子メールでも通知を行います Windows のタスクスケジューラコマンド (ATコマンド) で 予め設定された監視時間帯 ( 監視開始時刻と監視終了時刻 ) にスクリプトを起動して ALARM_DINPUT_CHANGE イベントハンドラで上記の検出を行うかどうかのフラグを操作します 5 設定手順 5.1 デバイス設定 SigSensor デバイスまたは NetUIO デバイスを LAN 上に設置します DeviceServer のアラーム管理プログラムで 設置したアラームデバイスを DeviceServer に登録します また アラーム管理プログラムで アラームデバイス (SigSensor または NetUIO) の下記の項目の詳細設定行います アラーム管理プログラムで設定するデバイスの詳細機能設定 設定が必要な項目 IPアドレス IPネットワークマスクデフォルトゲートウェイアドレスイベント送信先ホストアドレス 設定内容デバイスのIP アドレスを設定するデバイスを設置した LAN の環境に合わせるデバイスを設置した LAN の環境に合わせる DeviceServer の動作しているPC の IPアドレスを設定する 送信先ポート番号 27102 DINPUT を有効にする DINPUT 値が変化したときに サーバーに チェックを付ける チェックを付ける CSVIF パケット送信 デバイス登録と詳細機能設定の方法については DeviceServer ユーザーマニュアル を参照してください また SigSensor NetUIO デバイスの詳しい使用方法については SigSensor_NetUIO ユーザーマニュアル を参照してく ださい 5.2 スクリプト イベントハンドラ設定 5.2.1 DINPUT_ALARM_ACTION スクリプト作成 監視時間帯に DINPUT の値が変化した時に実行するスクリプトを作成します システムアラートデバイスとして登録されているアラームデバイスに ブザーとランプ LCD メッセージを出力します また同時に 電子メールでも通知を行います ファイル名 (DINPUT_ALARM_ACTION.lua) で DeviceServerのスクリプトフォルダに保管します アラート出力の内容や メールの宛先部分 メール本文は 適宜環境に合わせて修正してください file_id = "DINPUT_ALARM_ACTION" - 3 -

local device_name = g_params["devicename"] local device_port = g_params["deviceport"] --------------------------------------------------------------------- -- システムアラートとしてフラグが設定されたデバイスに,DINPUT の変化を -- Red ランプと Beep1 ブザー, LCD メッセージで知らせる --------------------------------------------------------------------- local stat,name,type = alarm_sysalert_list() if not stat then error() for key,val in ipairs(name) do if (type[key] == "SIGSENSOR") or (type[key] == "ALARMSIGNAL") then if (type[key] == "SIGSENSOR") then stat = alarm_signal_message(val,"**dinput CHANGE*".. device_name.. " ".. device_port) if not stat then error() stat = alarm_signal_set(val,"blinkingred",true) if not stat then error() stat = alarm_signal_set(val,"beep1",true) if not stat then error() ---------------------------------------------------------------------------- -- メールでDINPUT の変化を通知する ---------------------------------------------------------------------------- error_mail_addr = " エラーメール宛先 <your_mail_address@your_mail_domain.com>" body = {} table.insert(body," アラームデバイスの DINPUT に変化があります ") table.insert(body," デバイス名 :".. device_name) table.insert(body,"dinputポート :".. device_port) stat = mail_s(error_mail_addr,""," アラームデバイス DINPUT 変化 ",unpack(body)) if not stat then error() 5.2.2 ALARM_DINPUT_CHANGE イベントハンドラの作成 アラームデバイスの DINPUT 値が変化した時に起動される ALARM_DINPUT_CHANGE イベントハンドラを下記の様に記述 します ファイル名 (ALARM_DINPUT_CHANGE.lua) で DeviceServer のスクリプトフォルダに保管します file_id = "ALARM_DINPUT_CHANGE" log_msg("start..",file_id) - 4 -

--[[ stat = input_change_detect(device,pin_no,detect_type) 指定されたデバイスの DIN_xxx の立ち上がりエッジ 立下りエッジまたは 両方の検出を行う 同一デバイスの同一ピンに対する検出を複数回行うことはできない **** 注意 **************************************************************************** DeviceServer 起動後に最初にコールしたときは それぞれのデバイス ポートで前回のポート値が無い為 必ず detect_type 2 で検査すると true になる エッジを確実に検出するためには 全てのデバイス ポートに対してこの関数をコールして前回のポート値を保存しておく必要がある この関数は ALARM_DINPUT_CHANGE のイベントハンドラの中でしか使用できない ( スクリプトに渡されるパラメータに依存する ) ************************************************************************************** stat:boolean device:string pin_no:number 指定したエッジを検出した場合は true, しなかった場合は false が返る デバイス名称 検出対象の DINPUT ピン番号 1,2,3,4 のいずれかひとつを指定 detect_type:number 検出するタイプを指定 0: 値が 1 -> 0 に変わった時を検出 1: 値が 0 -> 1 に変わった時を検出 2: 値が 1 -> 0 もしくは 0 -> 1 に変わった時を検出 ]] function input_change_detect(device,pin_no,detect_type) local target_pin = "DIN_".. tostring(pin_no) if (g_params["devicename"] == device) then local key_name = "DIN".. ":".. device.. ":".. target_pin local stat,prev_state = get_shared_data(key_name) if not stat then error() if not set_shared_data(key_name,g_params[target_pin]) then error() if (detect_type == 0) then if ((prev_state == "0") and (g_params[target_pin] == "1" )) then return true else return false elseif (detect_type == 1) then if ((prev_state == "1") and (g_params[target_pin] == "0" )) then return true else return false elseif (detect_type == 2) then if (prev_state ~= g_params[target_pin]) then return true else return false else - 5 -

error() else return false ------------------------------------------------------- -- DINPUT の検出が抑止されているかを調べる -- SUPPRESS_ALARM が共有データに定義されている場合は -- スクリプトを実行しない ------------------------------------------------------- stat,val = get_shared_data("suppress_alarm") if not stat then error() if val == "" then -------------------------------- -- DINPUTポートの変化を検出する -------------------------------- local device_name = g_params["devicename"] local change_port_list = {} if input_change_detect(device_name,1,2) then table.insert(change_port_list,"1") if input_change_detect(device_name,2,2) then table.insert(change_port_list,"2") if input_change_detect(device_name,3,2) then table.insert(change_port_list,"3") if input_change_detect(device_name,4,2) then table.insert(change_port_list,"4") if not script_exec("dinput_alarm_action","devicename,deviceport",list_to_csv(device_name, table.concat(change_port_list,","))) then error() log_msg("dinput device = ".. device_name.. " port = ".. table.concat(change_port_list,","),file_id) 5.2.3 監視時間帯の有効フラグ操作スクリプトの作成 監視時間帯を共有データ ( キー値 : SUPPRESS_ALARM) の有無で操作するためのスクリプトを 2 つ作成します 監視時間帯に入った時に実行するスクリプト DIN_CHECK_ON を作成します ファイル名 (DIN_CHECK_ON.lua) で DeviceServer のスクリプトフォルダに保管します file_id = "DIN_CHECK_ON" log_msg("start..",file_id) if not set_shared_data("suppress_alarm","") then error() - 6 -

監視時間帯から抜けた時に実行するスクリプト DIN_CHECK_OFF を作成します ファイル名 (DIN_CHECK_OFF.lua) で DeviceServer のスクリプトフォルダに保管します file_id = "DIN_CHECK_OFF" log_msg("start..",file_id) if not inc_shared_data("suppress_alarm") then error() 注意スクリプト中に日本語を記述するときは スクリプトファイルを UTF-8N 形式で保存してください Shift_JISや UTF-8 BOM 付き形式などで保存すると DeviceServer でエラーが発生します Windows 付属のワードパッドやメモ帳ではこの形式で保存できませんので 別途 UTF-8N 形式で保存可能なエディタソフト (*1) を使用してください (*1)TeraPad 等のソフトウエアがよく使用されています 6 Windows タスクスケジューラの設定 定期的に決められた時刻でスクリプトを実行するために Windows のタスクスケジューラを利用します また コマ ンドプロンプトからスクリプトを実行するためのプログラムは ABS-9000 DeviceServer インストール時に保管され ている ScriptExecCmd.exe を使用します この例では タスクスケジューラのジョブ登録は DeviceServer の動作している PC で行います 6.1 ScriptExecCmd.exe プログラムの設定 ScriptExecCmd.exe プログラムを "C:\Program Files\AllBlueSystem" に配置してください また 同一フォルダに ScriptExecCmd.ini ファイルを作成して ユーザー名とパスワードを予め指定しておいてください ScriptExecCmd.iniファイルを下記の内容で作成します ユーザー名とパスワードは環境に合わせて変更してください ScriptExecCmd.exe を実行したときに iniファイルが見つからない場合は 自動的にiniファイルがデフォルト値で作成されます [ScriptExecCmd] HostName=localhost UserName=user_name Password=user_password KeyList= ValList= ScriptExecCmd.exe プログラムと ScriptExecCmd.ini ファイルの設定方法については DeviceServer ユーザーマ - 7 -

ニュアル 中の その他のプログラム の章を参照してください 6.2 タスクスケジューラへの JOB 登録 ここでは DINPUT 監視時間帯の開始時刻を 22:00 終了時刻を 05:00 とする例で説明します DeviceServer の動作する PC で コマンドプロンプトを起動して 下記のコマンドを実行してください 必ず シ ステム管理者権限を持った Windows アカウントでログインしてから実行してください at 22:00 /every:m,t,w,th,f,s,su "C:\Program Files\AllBlueSystem\ScriptExecCmd.exe" DIN_CHECK_ON at 5:00 /every:m,t,w,th,f,s,su "C:\Program Files\AllBlueSystem\ScriptExecCmd.exe" DIN_CHECK_OFF Windows タスクスケジューラと AT コマンド についての詳しい説明はマイクロソフト社のドキュメントを参照し てください 7 備考 DeviceServer の起動直後や再起動後は 監視状態に設定しています タスクスケジューラで設定した時刻になると 本来の監視状態に移行するようになります 8 このドキュメントについて 8.1 著作権および登録商標 Copyright 2008 オールブルーシステムこのドキュメントの権利はすべてオールブルーシステムにあります 無断でこのドキュメントの一部を複製 もしくは再利用することを禁じます 8.2 連絡先 オールブルーシステム (All Blue System) ウェブページ http://www.allbluesystem.com メール contact@allbluesystem.com 8.3 このドキュメントの使用について このドキュメントは ABS-9000 DeviceServer の一般的な使用方法と応用例について解説してあります お客様の個別の問題について このドキュメントに記載された内容を実際のシステムに利用するときには ここに記載されている以外にも考慮する事柄がありますので ご注意ください 特に安全性やセキュリティ 長期間にわたる運用を想定してシステムを構築する必要があります オールブルーシステムでは ABS-9000 DeviceServer の使用や このドキュメントに記載された内容を使用することによっ - 8 -

て お客様及び第三者に損害を与えないことを保証しません ABS-9000 DeviceServer を使用したシステムを構築するとき は お客様の責任の下で システムの構築と運用が行われるものとします - 9 -