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書式に示すように表示したい文字列をダブルクォーテーション (") の間に書けば良い ダブルクォーテーションで囲まれた文字列は 文字列リテラル と呼ばれる プログラム中では以下のように用いる プログラム例 1 printf(" 情報処理基礎 "); printf("c 言語の練習 "); printf

Java プログラミング Ⅰ 3 回目変数 変数 変 数 一時的に値を記憶させておく機能型 ( データ型 ) と識別子をもつ 2 型 ( データ型 ) 変数の種類型に応じて記憶できる値の種類や範囲が決まる 型 値の種類 値の範囲 boolean 真偽値 true / false char 2バイト文

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Java プログラミング Ⅰ 3 回目変 数 今日の講義講義で学ぶ内容 変数とは 変数の使い方 キーボード入力の仕方 変 数 変 数 一時的に値を記憶させておく機能 変数は 型 ( データ型 ) と識別子をもちます 2 型 ( データ型 ) 変数に記憶する値の種類変数の型は 記憶できる値の種類と範囲

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3,, となって欲しいのだが 実際の出力結果を確認すると両方の配列とも 10, 2, 3,, となってしまっている この結果は代入後の配列 a と b は同じものになっていることを示している つまり 代入演算子 = によるの代入は全要素のコピーではなく 先をコピーする ため 代入後の a と b は

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Transcription:

プログラミング入門 1 第 2 回 式 型 変数

授業開始前に ログオンして待機して ください Java 1 第 2 回 2

不要ファイルの掃除 前回デスクトップにファイルをダウンロードした場合 次のものを削除してください jtaf.zip week01.zip デスクトップにファイルを置きすぎると コンピュータをシャットダウンできなくなります Java 1 第 2 回 3

授業を始めます 前回の課題は うまくできましたか? Java 1 第 2 回 4

復習 : プログラムを書く 実行する Java 1 第 2 回 5

復習 : 最も簡単なプログラムの書き方 public class プログラムの名前 { public static void main(string[] args) { System.out.println("Hello!"); ここに命令をいくつ並べてもよい } } Java 1 第 2 回 6

復習 :print 命令 public class Hello { public static void main(string[] argv){ System.out.print("Hello, "); System.out.print( world!"); } } の実行結果は Hello, world! Java 1 第 2 回 7

復習 :println 命令 public class Hello { } public static void main(string[] argv){ } System.out.println("Hello, "); System.out.println( world!"); Hello, world! の実行結果は Java 1 第 2 回 8

復習 : 文字列の書き方 文字列は " から始まり " で終わる "Hello" (Hello) "a" (a) "" ( 空の文字列 ) など 先ほど使用した文字列は "Hello, world!" Java 1 第 2 回 9

復習終わり 思い出しましたね Java 1 第 2 回 10

今回のテーマ 算術演算 加法 減法 乗法 除法などの計算をコンピュータにやらせる 型と変数 計算の結果やデータをしまう場所が変数 変数には型がある Java 1 第 2 回 11

算術演算 記号意味備考 + 加算 文字列を連結する演算にも使われる - 減算 * 乗算 / 除算整数での計算は端数が切り捨てられる % 剰余割った余り Java 1 第 2 回 12

算術式の例 (1 + 2) * (3 + 4) / 5 このような計算を実行して結果を表示するには System.out.println( (1+2)*(3+4)/5 ); Java 1 第 2 回 13

整数型 (int) 算術演算のデータ データには型がある 0, 1, 3, 563, -32, -1024 実数型 1.0, 3.14, -73.5, 18.(=18.0),.5 (=0.5) 小数点つきの数 正確には浮動小数点数 (floating point number) と呼ばれる Java 1 第 2 回 14

算術演算の結果 整数と整数の演算結果は整数である 12 + 34 の結果は整数の 46 実数と実数の演算結果は実数である 4.0 + 1.0 の結果は実数の 5.0 整数と実数 あるいは実数と整数の演算結果は実数である 7.0 / 3 の結果は実数の 2.3333333333333335 Java 1 第 2 回 15

整数の割り算 7/3 の結果は 2.333... という実数ではない 端数が捨てられて 2 という整数が 7/3 という算術式の値になる 7 割る 3 は 2 余り 1 という計算をする 算術式 7/3 の値は商の 2 余りは 7%3 という算術式で表し 値は 1 Java 1 第 2 回 16

整数の値の範囲 最小値 -2 31 = -2147483648 最大値 2 31-1 = 2147483647 整数の値は 32 ビットで表現されている 2 ビットあれば 00 01 10 11 の 4 通り (4=2 2 ) n ビットあれば 2 n 通り 32 ビットあれば 2 32 通りの値の表現が可能 半分ずつを正負の整数で分け合う 演算結果がその範囲を超えた場合は 正しい値が得られない Java 1 第 2 回 17

実数の精度 実数の値は誤差がある 有効数字 16 桁くらい (10 進数に換算 ) コンピュータ内部では 2 進数 0.1 のような 10 進数としては きりのよい 数も 2 進数では無限小数なので きりのよい 数とは言えない 実際 精度の範囲内で最も近い数に 変更 される ( 丸められる ) その結果 0.1 とそのコンピュータ内部での表現は数学的な意味で等しくはない 実数の値の比較は常に精度に注意を払う必要がある Java 1 第 2 回 18

算術演算の優先度 小学校で習った通り +, - より *, / の優先度が高い 1+2*3-4/2 1+(2*3)-(4/2) は以下のように計算される Java 1 第 2 回 19

基本的な関数と定数 平方根 sqrt 三角関数の sin cos tan など 乱数 random べき乗 pow PI = 3.14159265358979323846 自然対数の底 E = 2.7182818284590452354 Math.sqrt(2.0) は平方根 2 Math.sin(Math.PI) は sin π Java 1 第 2 回 20

計算して結果を表示するには 下の命令文は100.5 を表示するはず System.out.println(100 + 0.5); 半径 2.0の円の面積 System.out.println(2.0*2.0* Math.PI); 辺の長さが3.0の正方形の対角線の長さ System.out.println(Math.sqrt(Math.pow(3.0, 2.0) + Math.pow(3.0, 2.0))); 1 から 10 までの総和 System.out.println(1+2+3+4+5+6+7+8+9+10); Java 1 第 2 回 21

文字列の加法 連結ができる System.out.print("2.0 の平方根は "); System.out.print(Math.sqrt(2.0)); System.out.println(" である "); 加法演算は連結を意味するので同じ結果になる System.out.println("2.0 の平方根は " + Math.sqrt(2.0) + " である "); Java 1 第 2 回 22

同じ計算を繰り返す 同じデータを繰り返し使う 1 から 10 までの総和を計算し それを 5 回表示する プログラムを書く場合 以下のように書くのは面倒である System.out.println(1+2+3+4+5+6+7+8+9+10); System.out.println(1+2+3+4+5+6+7+8+9+10); System.out.println(1+2+3+4+5+6+7+8+9+10); System.out.println(1+2+3+4+5+6+7+8+9+10); System.out.println(1+2+3+4+5+6+7+8+9+10); Java 1 第 2 回 23

計算は 1 度 結果はしまっておく 変数というものに計算の結果を入れておき 参照する ( 変数にしまわれたデータを利用する ) int sum = 1+2+3+4+5+6+7+8+9+10; System.out.println(sum); System.out.println(sum); System.out.println(sum); System.out.println(sum); System.out.println(sum); Java 1 第 2 回 24

変数と型 変数は何かを入れておく箱のようなもの 変数は名前が必要 どんな種類 ( 整数や実数など ) のデータを入れる箱であるかを予め決めなければならない これを型という 代入 : 変数にデータを入れること 参照 : 変数に入っているデータを利用すること Java 1 第 2 回 25

宣言 : 変数を用意する int 型の変数 x を宣言する int x; のようにすると 整数 (integer) を入れるための変数 x が用意される double 型の変数 a を宣言する double a; のようにすると 実数を入れるための変数 a が用意される 行末のセミコロン (;) を忘れないように Java 1 第 2 回 26

変数と型のイメージ 整数型 (int 型 ) の値 0, 1, 3, 563, -32, -1024 など x int x; 実数型 (double 型 ) の値 0.0, 1.0, 3.14, -73.5 など y double y; Java 1 第 2 回 27

算術演算に使われる型 型サイズ特徴 int 32bit 最もよく使われる整数型 (-2147483648 ~ +2147483647) double 64bit 最もよく使われる実数型 byte 8bit 絶対値の小さな (-128 ~ +127) 整数型 short 16bit 絶対値の小さな (-32768 ~ +32767) 整数型 long 64bit 絶対値の大きな (-9223372036854775808 ~ +9223372036854775807) 整数型 float char 32bit 精度の低い実数型 16bit アルファベット 日本語を問わず 1 文字を表す boolean 8bit true と false の 2 値のみを表現する型 Java 1 第 2 回 28

代入 : 変数にデータをしまう x = 100; 変数 ( データがしまわれる箱 ) 変数にしまわれるデータ 代入命令の書き方 左辺には変数名 右辺にはデータ ( 算術式もOK) 命令文はいつもセミコロン ; で終わる Java 1 第 2 回 29

代入のイメージ 計算式ではなく 計算結果が格納される 3 + 5 * 9 48 int x; x = 3 + 5 * 9; x Java 1 第 2 回 30

参照 : 変数のデータを利用する int x; int y; x = 100; y = 200; int z; z = x + y; データの行き先 参照 : データが取り出される Java 1 第 2 回 31

x = x+1; 代入命令 x と x+1 が等しいという意味ではない 左辺の x はデータをしまう場所を示す 右辺の x は参照 つまりデータの取り出し 変数 x に入っているデータと 1 を足し算して その結果を変数 x に代入するという意味 Java 1 第 2 回 32

代入と参照のイメージ 並べた順に 上から実行されていく a = 3.0 b = a + 2.2 a = 5.0 a = a - 3.0 double a,b; a = 3.0; b = a + 2.2; a = 5.0; a = a - 3.0; a (3.0) b (?) a (3.0) b (5.2) a (5.0) b (5.2) a (2.0) b (5.2) Java 1 第 2 回 33

演算つき代入 a += 10; 変数 a に入っているデータを それに 10 が加算されたデータに置き換える a = a + 10; と同じ a -= 10; 変数 x に入っているデータを それから 10 引かれたデータに置き換える a = a 10; と同じ Java 1 第 2 回 34

変数の中身の増減 x++; 変数 x に入っているデータを それに 1 が加算されたデータに置き換える x += 1; と同じ x--; 変数 x に入っているデータを それから 1 が減算されたデータに置き換える x -= 1; と同じ Java 1 第 2 回 35

変数の宣言と初期化 int zero = 0; 同じ int zero; zero = 0; Java 1 第 2 回 36

識別子 : 変数の名前 アルファベットではじまること 2 文字目以降は英数字なんでもよい 正確なルールは後に学ぶ abc b747 Abc i503d などはよろしい 503d はだめ Java 1 第 2 回 37

一緒に試してみよう これから変数を使ったプログラムを作成します 第 1 回目に出席していない人 あるいは第 1 回の設定作業が完了していない人は すぐに TA を呼んでください 以下の作業を一緒にやることはできません Java 1 第 2 回 38

演習の準備 今回の演習で使うテストドライバを第 1 回目と同じようにしてインストールします 一緒に作業をしますので 指示に従ってやってください Java 1 第 2 回 39

テストドライバの導入 1. プロジェクト java20xx にある test の左側の + をクリック 2. ツリーが展開されるので install-libraries.xml を右クリック 3. 実行(R) にマウスカーソルを合わせる 4. 1 Ant ビルド をクリック 5. コンソール タブに"BUILD SUCCESSFUL" と表示されれば成功 6. eclipseの画面でプロジェクト java20xx を右クリック 7. メニューが表示されるので 更新 あるいは 最新表示 をクリック 8. week02.zip をデスクトップなどにダウンロード 9. eclipseの画面でプロジェクト java20xx を右クリック 10. メニューから インポート (I) を選択 11. インポート ウィンドウが表示されるので Zip ファイル を選択 12. 次へ(N) をクリック 13. 宛先フォルダー (L): が java20xx になっていることを確認 14. From archive file: の右側にある 参照 (R)... あるいは ブラウズ(R)... をクリック 15. ファイルダイアログが表示されるので ダウンロードした "week02.zip" をダブルクリック 16. 前の画面に戻るので From archive file: のエリアに正しいパスが入力されていることを確認 17. フォルダ / の左にチェックがついていることを確認 ( ついていなければチェックボックスをクリック ) 18. 警告を出さずに既存リソースを上書き にチェックがついていることを確認 ( 上書きしたくないファイルがある場合はチェックを外す ) 19. 終了 (F) をクリック Java 1 第 2 回 40

テストドライバの導入に成功すると プロジェクト java20xx の中の test というフォルダに j1.lesson02.xml という名前のファイルが作成される このファイルには今週使用するテスト一式が記述されている Java 1 第 2 回 41

パッケージ 前回は j1.lesson01 というパッケージを作成した 演習で書いたプログラムは この 入れ物 に入っているはず 今回は j1.lesson02 というパッケージを作成する パッケージの作成は毎回の演習の最初に行うことを原則とする Java 1 第 2 回 42

パッケージの作成 1. java20xx プロジェクトの左側にある + をクリック 2. ツリーが展開されるので src の上で右クリック 3. マウスカーソルを 新規 に合わせる 4. パッケージ をクリック Java 1 第 2 回 43

パッケージ名の入力 1. 新規 Java パッケージ というウィンドウが開くので 2. 名前 欄に半角文字で 3. j1.lesson02 と入力する 4. 正しく入力できたことを確認したら 右下の 終了 ボタンをクリックして確定する Java 1 第 2 回 44

クラスの作成クラス = プログラムと思ってよい 1. 先ほど作成したパッケージ j1.lesson02 の上で右クリック 2. マウスカーソルを 新規 に合わせる 3. クラス をクリック Java 1 第 2 回 45

新規クラスの名前などを設定クラス名 = プログラム名と思ってよい 1. 新規 Java クラス というウィンドウが開くので 2. パッケージ (K) が先ほど入力した j1.lesson02 になっていることを確認すること 間違っていた場合は ここに j1.lesson02 と入力する 3. 名前 (M) に Expressions と入力する 4. どのメソッド スタブを作成するか? という項目では 全てのチェックがはずれていることを確認 5. 最後に 全ての項目を確認した後 右下の 終了 ボタンをクリックして確定する Java 1 第 2 回 46

このような画面が現れるはず Java 1 第 2 回 47

実際のソースファイル この教室でパッケージ j1.lesson02 に Experssions クラスを作成すると U: Eclipse3.1 Windows java20xx src j1 lesson02 Expressions.java というファイルができる Eclipse を使っていれば あまり気にしないでもプログラムは書ける Java 1 第 2 回 48

注意全角文字と半角文字の区別 全角文字 ( 日本語文字 ) がプログラムの中で使えるのは 以下のところだけ 引用符で囲まれた部分 つまり文字列のデータを表している部分 コメントの部分 プログラムの地の部分 つまり引用符で囲まれた部分の外では半角文字 ( 英字 数字 ) だけが許されている 空白にも全角と半角があるので 上の注意があてはまる Eclipse ではエラー表示が出る System.out.println(" こんにちは "); Java 1 第 2 回 49

では以下のように書いてみよう 1 行書く度に保存 ( 自動コンパイル ) Ctrl+S package j1.lesson02; public class Expressions { public static void main(string[] args){ // 2 行に分けて書く System.out.println("1+2 の結果は "); System.out.println(1+2); // 文字列の結合 System.out.println("(1+2)*3 の結果は "+ ((1+2)*3) +" です "); } } // Math.sqrt System.out.println("Math.sqrt(2.0) は "+Math.sqrt(2.0)+" です "); Java 1 第 2 回 50

プログラムの実行 1. Expressions.java の上で右クリック 2. メニューが表示されるので 実行 (R) にマウスカーソルを合わせる 3. 1 Java アプリケーション をクリック Java 1 第 2 回 51

成功すると 右下の小さいエリアに 表示されない場合は右下の コンソール をクリックする Java 1 第 2 回 52

なぜこういう結果になるか public class Expressions { public static void main(string[] args){ // 2 行に分けて書く System.out.println("1+2 の結果は "); System.out.println(1+2); // 文字列の結合 System.out.println("(1+2)*3 の結果は "+ ((1+2)*3) +" です "); } } // Math.sqrt System.out.println("Math.sqrt(2.0) は "+Math.sqrt(2.0)+" です "); 文字列そのまま Java 1 第 2 回 53

なぜこういう結果になるか public class Expressions { public static void main(string[] args){ // 2 行に分けて書く System.out.println("1+2 の結果は "); System.out.println(1+2); // 文字列の結合 System.out.println("(1+2)*3 の結果は "+ ((1+2)*3) +" です "); } } // Math.sqrt System.out.println("Math.sqrt(2.0) は "+Math.sqrt(2.0)+" です "); 算術式の計算結果が文字列となる Java 1 第 2 回 54

なぜこういう結果になるか public class Expressions { public static void main(string[] args){ // 2 行に分けて書く System.out.println("1+2 の結果は "); System.out.println(1+2); // 文字列の結合 System.out.println("(1+2)*3 の結果は "+ ((1+2)*3) +" です "); } } // Math.sqrt System.out.println("Math.sqrt(2.0) は "+Math.sqrt(2.0)+" です "); 文字列そのまま Java 1 第 2 回 55

なぜこういう結果になるか public class Expressions { public static void main(string[] args){ // 2 行に分けて書く System.out.println("1+2 の結果は "); System.out.println(1+2); // 文字列の結合 System.out.println("(1+2)*3 の結果は "+ ((1+2)*3) +" です "); } } // Math.sqrt System.out.println("Math.sqrt(2.0) は "+Math.sqrt(2.0)+" です "); 算術式の計算結果が文字列となる Java 1 第 2 回 56

なぜこういう結果になるか public class Expressions { public static void main(string[] args){ // 2 行に分けて書く System.out.println("1+2 の結果は "); System.out.println(1+2); // 文字列の結合 System.out.println("(1+2)*3 の結果は "+ ((1+2)*3) +" です "); } } // Math.sqrt System.out.println("Math.sqrt(2.0) は "+Math.sqrt(2.0)+" です "); 文字列そのまま Java 1 第 2 回 57

なぜこういう結果になるか public class Expressions { public static void main(string[] args){ // 2 行に分けて書く System.out.println("1+2 の結果は "); System.out.println(1+2); // 文字列の結合 System.out.println("(1+2)*3 の結果は "+ ((1+2)*3) +" です "); } } // Math.sqrt System.out.println("Math.sqrt(2.0) は "+Math.sqrt(2.0)+" です "); Java 1 第 2 回 58

ではもうひとつ練習 1. 先ほど作成したパッケージ j1.lesson02 の上で右クリック 2. マウスカーソルを 新規 に合わせる 3. クラス をクリック 4. クラス名は Variables とする 5. 次のスライドにある命令文を main メソッドの中に書く 6. そして先と同様に実行してみよ注意 // は 以下行末までコメントであることを示す Java 1 第 2 回 59

main メソッドの中身 int a, b; // int 型の変数の宣言 a = 10; // 初期化 System.out.println("aの中身は " + a); b = a / 3; // 代入 System.out.println("b の中身は " + b); a *= 5; // 代入その 2 System.out.println("a の中身は " + a); b++; // 自動インクリメント System.out.println("b の中身は " + b); // double 型変数 double c = 2.0; double d = Math.sqrt(c); System.out.println("(c,d) の中身は (" + c + ", " + d + ")"); Java 1 第 2 回 60

実行結果 Java 1 第 2 回 61

うまく行きましたか なぜ このような結果になるのか丁寧に解説します Java 1 第 2 回 62

出力の 1 行目 int a, b; // int 型の変数の宣言 a = 10; // 初期化 System.out.println("aの中身は " + a); b = a / 3; // 代入 System.out.println("b の中身は " + b); a *= 5; // 代入その 2 System.out.println("a の中身は " + a); b++; // 自動インクリメント System.out.println("b の中身は " + b); // double 型変数 double c = 2.0; double d = Math.sqrt(c); System.out.println("(c,d) の中身は (" + c + ", " + d + ")"); Java 1 第 2 回 63

出力の 2 行目 int a, b; // int 型の変数の宣言 a = 10; // 初期化 System.out.println("a の中身は " + a); b = a / 3; // 代入 System.out.println("b の中身は " + b); a *= 5; // 代入その 2 System.out.println("a の中身は " + a); 現在 a には 10 が入っている b++; // 自動インクリメント System.out.println("b の中身は " + b); // double 型変数 double c = 2.0; double d = Math.sqrt(c); System.out.println("(c,d) の中身は (" + c + ", " + d + ")"); Java 1 第 2 回 64

出力の 3 行目 int a, b; // int 型の変数の宣言 a = 10; // 初期化 System.out.println("a の中身は " + a); b = a / 3; // 代入 System.out.println("b の中身は " + b); a *= 5; // 代入その 2 System.out.println("a の中身は " + a); b++; // 自動インクリメント System.out.println("b の中身は " + b); 先ほどまで a には 10 が入っていた // double 型変数 double c = 2.0; double d = Math.sqrt(c); System.out.println("(c,d) の中身は (" + c + ", " + d + ")"); Java 1 第 2 回 65

出力の 4 行目 int a, b; // int 型の変数の宣言 a = 10; // 初期化 System.out.println("a の中身は " + a); b = a / 3; // 代入 System.out.println("b の中身は " + b); a *= 5; // 代入その 2 System.out.println("a の中身は " + a); b++; // 自動インクリメント System.out.println("b の中身は " + b); // double 型変数 double c = 2.0; double d = Math.sqrt(c); System.out.println("(c,d) の中身は (" + c + ", " + d + ")"); 先ほどまで b には 3 が入っていた Java 1 第 2 回 66

出力の 5 行目は少しややこしい int a, b; // int 型の変数の宣言 a = 10; // 初期化 System.out.println("a の中身は " + a); b = a / 3; // 代入 System.out.println("b の中身は " + b); a *= 5; // 代入その 2 System.out.println("a の中身は " + a); b++; // 自動インクリメント System.out.println("b の中身は " + b); // double 型変数 double c = 2.0; double d = Math.sqrt(c); System.out.println("(c,d) の中身は (" + c + ", " + d + ")"); (c,d) の中身は ( 2.0, 1.4142135623730951 ) Java 1 第 2 回 67

課題 各自のペースで 第 02 週目の課題 をやってみよう 1. http://java.cis.k.hosei.ac.jp/ をブラウザで開く 2. 第 02 回 - Expressions, Types and Variables - をクリック 3. 第 02 週目課題をクリック Java 1 第 2 回 68

第 02 回目終了 課題を時間内あるいは本日中にやり切れなかった人は 次回までに自習してください 質問は随時歓迎 Java 1 第 2 回 69