COBOL Enterprise Edition 開発環境のご紹介 2015 年 8 本電気株式会社
次 1. COBOL 開発環境とは 2. 編集機能 3. ビルド機能 4. プロジェクト管理 5. 資産管理機能 6. 分散開発機能 7. 動作環境
1. COBOL 開発環境とは
1.1. COBOL 開発環境とは Visual Studio ベースの開発環境 最新かつ豊富な開発 援機能を持つVisual StudioにCOBOLのエディタ等の機能を統合し COBOLアプリケーションの開発を強 にサポート プログラムの作成からコンパイルまでの全ての作業をCOBOL 開発環境上で うことができるため 効率的な開発を うことが可能 メニューバー VisualStudi o の機能の呼び出し COBOL エディタ COBOL ソースの編集 ソリューションエクスプローラプロジェクトに含まれるファイルを一覧表示 出力ウィンドウコンパイルエラーやメッセージを表示 プロパティウィンドウ選択されているオブジェクトの情報を表 5 NEC Corporation 2015
Visual Studio が提供する機能に加え 下記 6 つの機能を提供 機能 各種 語 ツール群連携編集機能 ビルド機能 プロジェクト管理 資産管理機能 分散開発機能 概要 GMP COBOL/S EXPANDER( 部品機能 )(*1) Oracle Pro*COBOLと連携 COBOLソースファイルの編集を う機能 COBOL 専 のエディタを提供 COBOLソースのコンパイルとリンクを い成果物を作成する機能 成果物を作成するファイルの集まりを管理する機能 複数 数での開発や開発資産のバージョン管理を うための機能 資産の 元管理や排他 サーバOS 上でのリモートビルド 管理者による 括ビルドなどの複数開発者による分散開発機能 (*1) 2016 年以降にリリース予定 6 NEC Corporation 2015
1.2. 各種 語 ツール群と連携 COBOL 語 COBOL/S 語に対応 プログラムに GMP マクロ ( ) 記述 部品 (@ ) 記述 SQL (EXEC SQL) の記述がある場合には それぞれ GMP EXPANDER Oracle Pro*COBOL( もしくは SQL アクセス機能 ) 等を呼び出し 翻訳します ( 処理例 ) GMP マクロプロセッサ IF IS_OK(FILE-STATUS); THEN ~ IF FILE-STATUS = 00 THEN ~ COBOL/S ソース EXPANDER( 部品展開 ) COBOL/Sコンパイラ Oracle Pro*COBOL COBOL EE @ZAWEEKCK( 日付データ, 祝日チェック ); COBOL ソースに展開 ID: TEST01. IDENTIFICATION DIVISION. PROGRAM-ID. TEST01. EXEC SQL SELECT 条件式 FROM a_table. END-EXEC. COBOL ソースに展開 実行形式 7 NEC Corporation 2015
2. 編集機能
2.1. 編集機能 産性 効率性を向上させる COBOL 専 エディタをサポート 予約語 ( キーワード ) 補完機能で が容易に 連番号領域 識別領域などが罫線で区分けされ やすさ抜群 よく使うCOBOL 構 はスニペット ( 引 ) 機能で簡単化 COBOL 特有の 連番号の振り直し 識別領域の編集も可能 検索 置換 ファイル検索 字変換など 般的なテキストエディタの機能も充実 9 NEC Corporation 2015
A) キーワード ( 予約語 ) 補完機能 い予約語も が簡単 1 最初の数 字を すると 2 覧が表 3 選択すると補完が完了 B) 罫線 1 2 3 連番号領域 標識領域 識別領域の区分け 瞭然 10 NEC Corporation 2015
C) スニペット機能 表 されたCOBOL 構 の雛形を 埋めすれば完成 データ部 環境部など階層ごとに分類され 約 100パターンを提供 1. 挿 するスニペットを選択 2. スニペットの挿 完了 追記が必要な項 は反転しており TAB キーで項 間を遷移 3. 必要な処理を追記 4.Enter を押すと確定 11 NEC Corporation 2015
3. ビルド機能
3.1. ビルド機能 ビルド 対象プログラムのコンパイルやリンクを い 実 モジュールやライブラリなどの成果物を 成する機能 メニューから ビルド を選択するだけの簡単操作 コンパイルの必要性やコンパイルの順序等は開発環境が 動的に判断 makefile やスクリプトファイルなどの作成は不要 1 メニューから ビルド を選択 2 コンパイルが実 されると ここに 実 ログ を表 3 成果物が完成 成果物 13 NEC Corporation 2015
タイムスタンプを 較し再コンパイルが必要なプログラムを 動摘出 各資産の依存関係 (*1) とタイムスタンプを参照し 修正 / 変更のあったプログラム および そのプログラムから影響を受けるプログラムのみを 再コンパイル リンク可能 例 ) 実 モジュールがプログラム A,B,C および COPY 原 1 から構成されている場合 COPY 原 1 を変更すると それに依存したプログラム A B のみコンパイルされ COPY 原 1 に依存しないプログラム C は再コンパイルされない COPY 原 1 COBOL ソース A コンパイル オブジェクト A 修正 COBOL ソース B コンパイル オブジェクト B リンク 実 モジュール COBOL ソース C COPY 原 1 を引 しているソースのみがコンパイルされる オブジェクト C オブジェクト A,B が新しく 成されたので実 モジュールも再作成 (*1) 事前に依存関係の登録が必要です 14 NEC Corporation 2015
翻訳オプション オプション設定は カテゴリごとに分類された 覧からの指定 選択形式 組み合わせ不可な項 は最初から選択できないので オプション指定ミスによるコンパイルエラーや意図しないオブジェクトの作成を回避することが可能 15 NEC Corporation 2015
4. プロジェクト管理
5.1. プロジェクト管理 プロジェクトとソリューション プロジェクト つの成果物 ( 実 モジュールや動的ライブラリ ) を構成するファイルの集まり ソリューション プロジェクト間の依存関係を管理 プロジェクト A ソリューション プロジェクト B 17 NEC Corporation 2015
5. 資産管理機能
6.1. 資産管理機能 資産管理とは 複数 数での開発や開発資産のバージョン管理で必要となる以下の管理が可能となります 資産の排他制御 修正履歴の表 バージョン間での相違点表 差分のマージ COBOL 開発環境は Visual SourceSafe(VSS) との連携に対応 Visual Studio 上で VSS のすべての機能をシームレスに利 可能 ソリューションに Visual Source Safe 連携を すアイコンが表 されます 編集を うとソースファイルにチェックアウト中を すアイコンが表 されます 19 NEC Corporation 2015
資産の排他制御 チェックアウトされているファイルを更新しようとするとエラーに ファイルの更新履歴 各バージョンの更新履歴が参照可 相違点表 バージョン間の相違点を 較表 可 20 NEC Corporation 2015
6. 分散開発機能
資産の 元管理や排他により 複数開発者による分散開発を実現 サーバOS 上でのリモートビルド 管理者による 括ビルドなど 規模システムでの確実な開発を実現 クライアント開発環境 (Windows) サーバ開発環境 (Windows Linux) 開発者 A 一時資産 (AP1 ソース ) サーバ AP を複数開発者で分散開発 同じツール 同じ操作で Windows Linux のマルチプラットフォームに対応 長時間かかるビルドを夜間に一括実行し 資源を有効活用 リモートビルド COBOL コンパイラ COBOL/S コンパイラ GMP Pro*COBOL SQL アクセス (*1) AP1,AP2, 開発者 B : 資産を一元管理 編集中のソースを排他し同時更新ミスを防止 ソース変更の履歴により 問題発生時のトレースが可能 変更された登録集原文の一括取り込み一時資産により 取り込み漏れを防止 (AP2,AP3ソース) 資産管理 Visual Source Safe(*2) などの資産管理ツールと連携 *1:2015 年 10 月予定 *2: Windows のみ COBOL 資産 ( ソース /AP 等 ) 22 NEC Corporation 2015
7. 動作環境
製品 OS Visual Studio COBOL Enterprise Edition Developer クライアント開発環境 Windows 7 (x64) Windows 8 (x64) (*1) Windows 8.1 (x64) (*1) サーバ開発環境 Windows Server 2012 (*1) Windows Server 2012 R2 (*1) Visual Studio 2012 (*1) Visual Studio 2013 (*1) *1:2015 年 10 月対応予定 24 NEC Corporation 2015
お問い合わせ先
お問い合わせ先 SystemDirector では業務システム開発環境に関する様々なご質問やご相談にお応えします例えば 再構築を検討中のお客様に何を提案したら良いか業務アプリケーションの開発や保守を効率化するにはどうしたら良いか既存資産をどう活 したら良いかなどお気軽にご相談ください ご購 前のお問い合わせ NEC SystemDirector ご相談窓 Web http://jpn.nec.com/systemdirector/contact.html 本資料の内容についてのお問い合わせ NEC COBOL ご相談窓 Web http://jpn.nec.com/cobol/contact.html 26 NEC Corporation 2015
商標について System Directorは 本電気株式会社の登録商標です Microsoft Windows Windows Server Visual Studio Visual SourceSafe は 国あるいはその他の国における 国 Microsoft Corporationの商標または登録商標です Linuxは Linus Torvaldsの 国およびその他の国における商標または登録商標です OracleとJavaは Oracle Corporation 及びその 会社, 関連会社の 国及びその他の国における登録商標です 中の社名 商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります Red Hat Red Hat Enterprise Linuxは 国およびその他の国における Red Hat,Inc. の商標または登録商標です その他 記載されている会社名 製品名は 各社の登録商標または商標です 27 NEC Corporation 2015