3. トラブル対策 42
迷惑メール対策 こんなメールに注意 勝手に送られてくる広告宣伝メール メールを受信することに同意していないのに 勝手に送りつけられてくる出会い系 アダルト系サイトや物品販売などの広告宣伝メール 不当 架空請求メール 利用していないサイトの情報料等の名目でお金をだましとろうと 不当 架空請求を 行う詐欺目的のメール フィッシング詐欺メール 金融機関や有名企業等を装って 本物そっくりに偽装したホームページへ誘導 し ID パスワード等の個人情報を入力させ 悪用しようとする詐欺目的のメール ウイルスメール 添付ファイルなどに悪質なコンピュータウイルスが含まれているメール チェーンメール 転送を呼びかける いわゆる不幸の手紙のメール版 43
広告宣伝メールへの対処 勝手に送りつけられてくる広告宣伝メールは 無視する メール中の URL はクリックしない URLをクリックすると サイトにアクセスしたことがメールの 送信者に分かるような仕組みになっている これによって 更に大量のメールが届いたり 利用した覚え のないサイトの料金が不当に請求されることがある 配信停止の連絡先とされているURLも クリックしない メールが勝手に送られてきたものではなく 事前にメールを受信 することに同意 承諾していた場合は 配信停止のURLからメー ル送信者に送信停止を要請することができる 44
迷惑メールは法律違反 広告宣伝メールを規制する法律 特定電子メールの送信の適正化等 に関する法律 (特定電子メール法)が施行されている H20年改正 特定電子メール法により 原則としてあらかじめ同意した者に対しての み送信が認められている 同意を得て広告宣伝メールを送信する場合でも 次の表示が義務付 けられている 1.メール本文に送信などの氏名又は名称 2.メール本文に 受信拒否の通知を受けるための電子メールアドレス又はURL 3.受信拒否の通知先の直前又は直後に 受信拒否の通知ができる旨 4.任意の場所に 送信者などの住所 5.任意の場所に 苦情 問合せなどを受け付けることができる電話番号 電子 メールアドレス又はURL また 電子メールアドレス(送信者情報)を偽って送信することは禁止 されている 45
特定電子メール法の概要 46
迷惑メールの通報 47
迷惑メールの例 違法品販売 48
迷惑メールが誘導する違法品販売サイト 違法 49
不当 架空請求メール 利用した覚えのないサイトから 情報料 等の名目で金銭の支払い を請求してくる 脅迫的な内容で 金銭の支払いを促したり 問い合わせをさせようと するが これらに応じると 更なるトラブルにつながるおそれがある 50
架空料金請求メールへの対処 身に覚えのないサイトへの支払い義務はない トラブルに巻き込まれないよう このようなメールは無視 決して お金を支払ったり 問い合わせをしないように 相手はあなたのことを知らない メールアドレス等は知って いても たいていの場合 住所などを知られることはない 業者と関わりを持ちたくないという理由で 一度でもお金を 支払ってしまうと 更に請求が続くおそれがある 問い合わせや連絡をして 支払いそうな様子を見せてしま うこともトラブルにつながる 督促が続いたり 心配な場合は 消費生活センターに相談 51
フィッシング詐欺メール 金融機関や有名企業等を装って 本物そっくりの偽の ホームページに誘導し ID パスワード等の個人情報 を入力させようとする 入力した個人情報が悪用されると 銀行預金の不正 引き出し等の被害やサイバー犯罪に巻き込まれるな どの危険性がある 52
迷惑メールの例 フィッシング詐欺 Thunderbird は警告あり 53
迷惑メールの例 フィッシング詐欺 Windows Live Mail は警告なし 54
フィッシング詐欺サイト 55
これは本物 56
ブラウザーがブロック Firefox 57
ブラウザーがブロック Internet Exploler 58
ブラウザーがブロック Chromium 59
フィッシング詐欺メールへの対処 銀行などの企業が メールで ID パスワードやクレジットカード 暗号等の個人情報の入力が必要な手続きに誘導することは 通 常ありえない もし そのようなメールを受け取っても メール中のURLはクリッ クしない 企業に問い合わせる際には 受け取ったメールとは別に企業のホーム ページなどで問い合わせ窓口を確認し 直接確認するなど 慎重に対応 メール中のURLをクリックして誘導されたサイトでは 個人情報 は入力しない 不正に取得された個人情報が悪用され 銀行預金の不正な引き出しや クレジットカードの不正使用といった被害が出ている ネットオークションのアカウントのID パスワードなどを悪用したサイ バー犯罪も問題となっている フィッシング 詐欺が疑われる場合は 警察に相談 60
ウイルスメール 迷惑メールの添付ファイルなどに 悪質なコンピューターウイ ルスが含まれているケースが増えている また メール中のURLから ウイルスに感染させることを目的 としたサイトに誘導されるケースもある ウイルスに感染すると 知人にウイルスをばらまいたり パソコ ンが外部から遠隔操作されてしまうなどの危険がある メールの送信者や本文の内容をチェックして 不審な点が あれば URLはクリックしない 知らない人からのメールの添付ファイルは開かない パソコンの挙動がおかしいなと思ったら すぐにウィルス チェックを! 61
脅迫ウイルス Crowti 米マイクロソフトは 2014年10月 Crowti という脅迫ウイ ルスの検出数が急増しているとして注意を呼びかけている Crowtiに感染するとPC上のファイルを暗号化され 復元した ければ 身代金 を支払うよう脅迫される 日本でも感染例が 報告されている Crowtiはメールに添付されて送られてくる 本体は拡張子が exeあるいはscrの実行形式ファイルで ZIP形式に圧縮され てメールに添付される そのほか Webサイト経由で感染することもある 対策は ①セキュリティソフトを利用すること ②使ってい るソフトウエアを最新の状態に保つこと ③怪しいメール に気を付けること ④ファイルのバックアップをきちんと 取ること 62
ウイルス対策ソフトの導入 無料のもの Microsoft Security Essentials (Windows7) Windows8は Windows Defender に含まれる 市販ソフト ウイルスバスター クラウド ノートンセキュリティ ウイルスセキュリティ ZERO 等 ウイルス対策だけでなく 詐欺 情報漏えい防止 プライバシー保護 脆弱性チェックなど総合的なセ キュリティ機能を備えている 63
ゼロデイ攻撃 ソフトウェアにある脆弱性を修正するためのセキュリ ティ更新プログラムが提供される前に 脆弱性を利 用した悪用や攻撃が行われること セキュリティ対策ソフトが認識しない場合もある 対策は 普段からセキュリティソフトに頼り過ぎない こと 怪しいメールには注意するという 感覚 を研ぎ 澄ますこと 64
チェーンメール 不幸の手紙のメール版とも言えるもので 転送を強いるような内容になっ ている 転送してしまうと 今度は 自分が悪質なデマを広げる加害者となってしま うので 決して転送しないように 65
個人情報の公開の危険 ネットストーカーによる被害 現実世界でのつきまといや 取得された個人情報が他のWeb サイトへの誹謗中傷などに利用される場合がある 被害が深 刻な場合には 警察に相談 SNSと個人情報 プライバシー 自分の意図しない範囲まで情報が広まってしまう事例が発生 している 写真などの投稿により 友人のプライバシー情報を 公開することになる点にも留意が必要 メールアドレスの公開 ホームページなどで 公開しているメールアドレスには 大量 の迷惑メールが送られる事例が多く発生している @ を _atmark_ などと表記 メールアドレスを画像ファ イルとして表示などの対応 66
ネットを使ったいやがらせ 迷惑行為 自分の管理するWebサイト上での迷惑行為への対策 事前の対策として Webサイト上に 迷惑行為の禁止や 不適当と思 われる発言は削除します といった旨を明記しておき 迷惑行為を発 見したら書き込みを削除する 自分の管理下にないWebサイトに個人情報や誹謗中傷 が書き込まれた場合の対策 ネット上に 自分の個人情報や誹謗中傷の書き込みがされているの を発見した場合には 書き込みに関する証拠(サービス名 URL 書 き込み番号など)を保存した上で サイトの管理者などに削除依頼 自分で対応するのが不安な場合は 専門の相談窓口に相談 削除依頼の詳しい手順や相談窓口は 以下のサイトを参考に インターネットホットライン連絡協議会 違法 有害情報相談センター 法務省インターネット人権相談受付窓口 URLはそれぞれの 名称で検索 67