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当社の海外事業の体制 主要 4 海外拠点 50 傘下会社 約 300 名の体制 [ 人数 ] 300 200 100 計 301 90 77 134 現地採用 OG 海外 OG 国内 0 2017 年 4 月 1 日現在

上流事業の状況 欧州 4 ノルウェー領北海 大阪ガス UK LNG 安定供給を目的に 1990 年代より参画現在 10 プロジェクトに参画 (7 か国 ) アジア オセアニア 北米 9 ピアソールシェール 大阪ガス USA( ニューヨーク ) 大阪ガス USA ( ヒューストン本社 ) 5 カルハット LNG LNG/ ガス生産中案件 LNG/ ガス開発案件 原油生産中案件 当社グループの海外拠点 ( ) 数字は参画順 1 サンガサンガ 大阪ガスシンガポール 6クラックス 8イクシス 7 ゴーゴン 3 エヴァンスショール 大阪ガスオーストラリア 2 サンライズ プロジェクト 参画 内容 持分 LNG 基地 5カルハットLNG 2006 LNG 液化基地 3% 10 パプアニューギニア プロジェクト 参画 生産物 持分 ガス 油田 在来型 非在来型 生産中 1 サンガサンガ 1990 LNG 他 1.46% 4 ノルウェー領北海 2005 原油 他 2~10% 7 ゴーゴン 2009 LNG 1.25% 開発中 8 イクシス 2012 LNG 1.20% 事業化検討中 2 サンライズ 2000 LNG 10.00% 3 エヴァンスショール 2000 LNG 10.00% 6 クラックス 2007 LNG 3.00% 10 パプアニューギニア 2014 軽質油 10~20% 生産中 9 ピアソールシェール 2012 天然ガス 軽質油 35.00% 3

大阪ガス UK 中下流事業の状況 14 プロジェクトに参画 (6 か国 ) 発電所持分容量 140 万 kw( 国内 180 万 kw) 11 エロガスメット ( イタリア ) 7 サグント LNG 基地 ( スペイン ) 8 シュワイハット S2 ( アブダビ ) 大阪ガス本社 3 マリアナス エナジー ( 米国グアム ) 2 大阪ガスパワーアメリカ ( 米国 ) 9オーロラソーラー ( カナダ ) 大阪ガスUSA( ニューヨーク ) 10セントチャールズ ( 米国 ) 1テナスカゲートウェイ 13ショア ( 米国 ) ( 米国 ) 14フェアビュー ( 米国 ) 大阪ガスUSA ( ヒューストン本社 ) 411フリーポートLNG 基地 ( 米国 ) IPP ( 天然ガス 重油 再生可能 ) シュワイハットS2 LNG 基地他 当社グループの海外拠点 ( ) 数字は参画順 5EII ( 豪州 ) 大阪ガスオーストラリア 6 ハレット 4 ( 豪州 ) プロジェクト 参画 持分比率 備考 ( 数値は100% ベース ) LNG 受入基地 フリーポート基地 4LNG 気化事業 2008 10% 基地受入能力 :1,300 万トン 11LNG 液化事業 2014 25% 液化能力 :464 万トン / 年 7サグントLNG 基地 2010 20% 基地受入能力 :640 万トン LDC 12エロガスメット 2015 N/A 配給戸数 :25.6 万戸 発電燃料 IPP 天然ガス プロジェクト参画持分 発電容量 ( 当社持分 ) 1 テナスカゲートウェイ 2004 40% 33.8 万 kw 2 大阪ガスパワーアメリカ (IPPホ ートフォリオ) 2005 8~27% 38.0 万 kw 5EII(IPP, ハ イフ ライン等のホ ートフォリオ ) 2008 30% 1.8 万 kw 8シュワイハットS2 2011 10% 15.1 万 kw 10 セントチャールズ 2015 25% 18.1 万 kw 13 ショア 2017 20% 14.5 万 kw 14 フェアビュー 2017 50% ( ) 重油 3 マリアナス エナジー 2007 100% 8.7 万 kw 再生可能 6 ハレット 4( 風力 ) 2009 40% 5.3 万 kw 9 オーロラソーラー ( 太陽光 ) 2012 50% 5.1 万 kw ( ) 14 フェアビューは 2020 年稼働予定のため 発電所持分容量には含んでいない ( 当社持分予定 :52.5 万 kw) なお 13 ショアは稼働中のため 発電持分容量に含む 計 140.3 万 kw 4

過去に公的セクターから支援いただいた事例 上流 4 案件 中下流 2 案件 上流 中下流 案件ご支援先 サンガサンガ (UGO) JBIC/ 石油公団 ゴーゴン JBIC イクシス JBIC PNG NEXI フリーポート液化 JBIC/NEXI シュワイハットS2 JBIC 5

長期経営ビジョン 2030 中期経営計画 2020 時代を超えて選ばれ続ける革新的なエネルギー & サービスカンパニーを目指す お客さまの期待 事業の枠 企業の枠 を超え グループの成長エンジンとして 海外事業を前進 & 拡大する 6

2030 年度に目指す姿 長期経営ビジョン 2030 中期経営計画 2020 より 国内事業に加え 海外事業を拡大することで 連結経常利益を 2017 年度の 3 倍程度とすることにチャレンジします 海外事業 国内事業 < 国内の事業比率 > <2017 年度 > 連結経常利益 1 640 億円 LBS 4 事業 ガス事業 5 海外事業 : 国内事業 =1:20 3 電力事業 <2030 年度 > 新領域 連結経常利益 2 を 3 倍程度に 海外事業 : 国内事業 =1:2 3 LBS 4 事業 ガス事業 5 電力事業 1 油価 55 ト ル / ハ レル 為替 115 円 / ト ル前提 2 油価 70 ト ル / ハ レル 為替 115 円 / ト ル前提 3 連結経常利益ベース 4 Life&Business Solutions 5 ガス事業利益には機器販売や LNG 販売等を含む 7 7

目指す姿の実現への取り組み 長期経営ビジョン 2030 中期経営計画 2020 より 重点活動地域の北米 アジア オセアニアを中心に 国内で培ったノウハウやこれまでに構築した 海外事業基盤を最大限活用し 上流から中下流まで事業拡大を進めます 各事業領域をそれぞれ強化することで 海外エネルギー事業の収益構造を強化 上流 トレーディング事業 中下流事業 ガス田 油田開発事業 LNG トレーディング事業 IPP 1 事業 LNG 基地事業 LDC 2 事業 小売事業 エネルギーサービス 国内事業のノウハウ これまでの海外事業基盤 天然ガス発電所 LNG 基地燃料転換配船オペレーション 米国フリーポート LNG 基地 3 ( 建設中 ) 米国セントチャールズ IPP City-OG Gas Energy Services OSAKA GAS THAILAND 事業展開方針 1 重点活動地域 各地域の重点事業に経営資源を集中投下 2 相互補完できるパートナー企業との協業や M&A の活用により事業展開を加速 3 事業関与を高め 事業推進力を向上 ( 人材の育成 スピーディな意思決定体制の整備等 ) 1 Independent Power Producer( 独立系発電事業者 ) 2 Local Distribution Company( 地域配給会社 ) 3 Freeport LNG Development, L.P. 提供 ( 完成予想図 ) 8 8

目指す姿の実現への取り組み 長期経営ビジョン 2030 中期経営計画 2020 より 参画済み案件の立ち上げ 完遂に加え 経済成長が見込める地域で 既存アセットや当社独自の ノウハウなどの強みが活かせる事業を中心に 事業規模拡大に取り組みます 既存アセットを活用 エネルギーサービス等へ事業を展開 アジア 太平洋を中心に LNG 調達 販売事業を拡大 欧州 北米 新規 LNG 基地 IPP 案件への参画 小売事業 ( 燃料転換 ES 等 ) の拡大等を推進 フィリピン事務所を新規開設するなど更なる要員シフトを実施 東南アジア 日本 フリーポート LNG 基地の完工 (2018 年度運開 ) IPP 新規案件の獲得とオーナー意識を持った事業関与 ノウハウが活用できるガス事業への参画 ゴーゴン イクシス PJ の完遂 生産中や開発拡張中案件を中心に新たな上流権益を取得 豪州 生産中や開発拡張中案件を中心 に新たな上流権益を取得 9

北米での取り組みについて ( 直近事例 ) マーチャント IPP を中心に事業拡大を推進 ( セントチャールズに続きショア フェアビューに参画 ) ショア発電所外観 発電容量シェア運開時期 ショア 72.5 万 kw 20% 稼働中 フェアビュー 105 万 kw 50% 2020 年 10

東南アジアでの取り組みについて 地域毎のエネルギー普及フェーズにあわせた活動を推進フィリピン インドネシアに新たに拠点を設置 大阪ガス (OG) 100% 事業開始 :2013 年 3 月 Osaka Gas Singapore (OGS) 東南アジアを中心としたエネルギー関連企業グループの管理 運営 シンガポール 49% 51% City-OG CITY GAS ( 現地ガス会社 ) (City-OG Gas Energy Services) 事業開始 :2013 年 8 月シンガポール産業用市場における天然ガス需要開発および販売 活動エリア拡大 フィリピン タイ 49% 51% OGT タイにおけるユーティリティ関連事業 PTT (Group) 60% 40% インドネシア OGPS 日系メガバンク現地出資会社 (Osaka Gas Thailand) 事業開始 :2014 年 1 月 (OGP Energy Solutions) ベトナム 30% 70% NSET 新日鉄住金エンジニアリング (NS-OG Energy Solutions) 事業開始 :2014 年 7 月タイにおけるコージェネES 事業 事業開始 :2016 年 2 月タイにおけるボイラ 工業炉導管 ES 事業 LNG 関連の知見を活かしインフラ案件 (LNG 基地 IPP 等 ) 建設事業への参画をはかる ミャンマー 11

海外事業の取り組みにおける課題 1. 途上国など中長期的なエネルギー政策が定まっていないことによる開発の不確実性 開発決定のプロセスやスケジュールの曖昧性 2. 現地通貨の為替リスクや政治等カントリーリスクに伴う投資リスク ( 現地通貨建てファイナンス 保険 ) 3. 海外で活躍できるグローバル人材の確保 育成 4. 豪州 米国におけるビザ取得要件の厳格化の影響 12

以上