第 5 章トラブルを防ぐために
バックアップ データのバックアップの方法を教えてください バックアップの方法には ディスケット ( フロッピー ) や CD-R/ CD-RW にコピーするなどの方法があります パソコンが故障する データが壊れる などの不測の事態に備えて 大事なデータは常にバックアップを行うようにしましょう ディスケットにコピーします もっとも手軽な方法ですが ディスケットの容量は 1.44MB までです それより大きいデータファイルをコピーしたい場合は ファイルを圧縮するなどしてコピーします Windows では代表的な圧縮形式に ZIP 形式や LZH 形式があります Windows では 標準で ZIP 形式に圧縮したり 解凍したりできる 圧縮フォルダ 機能がありますので これを利用しましょう 圧縮方法は [ ファイル ] メニューの [ 新規作成 ] から [ 圧縮フォルダ ] を選びます [ 新規圧縮 (ZIP 形式 ) フォルダ ] が作成されますので このフォルダの中に圧縮したいデータファイルを入れ 圧縮します CD-R/CD-RW にコピーします 1 枚のディスクに 650MB のデータをコピーすることができます CD-R では基本的に 1 回しか書き込みができませんが CD-RW ではディスケットのように何度も書き換えが可能です MO や ZIP などのリムーバブルディスクにバックアップします その他 MO や ZIP などのリムーバブルディスクを使用する方法もあります メディアの価格がディスケットや CD-R に比べ高めですが 大容量のデータのバックアップに適しています これらの機器をプレサリオに接続する場合は 各機器の操作説明書をご覧ください ハードディスクにバックアップします さらに大容量のバックアップを行うときは 外付けのハードディスクを使用します 72 トラブルを防ぐために
Outlook Express のメールデータをバックアップしたいのですが 大事なメールやアドレス帳のバックアップも定期的に行いましょう Outlook Express のアドレス帳をバックアップします Outlook Express のアドレス帳を CSV 形式にエクスポートします エクスポートしたアドレスデータは ディスケット ( フロッピー ) や CD-R にバックアップを行います 操作手順 1 Outlook Express の ファイル メニューから エクスポート をクリックし アドレス帳 をクリックします 2 アドレス帳エクスポートツール ダイアログで テキストファイル (CSV) を選び [ エクスポート ] ボタンをクリックします 3 CSV のエクスポート ダイアログでは エクスポート先のファイル名 に保存する先とファイル名をパス指定します [ 次へ ] ボタンをクリックします 4 次に エクスポートしたいフィールドの項目名のをにします 5 完了 ボタンをクリックします アドレス帳をインポートするには エクスポートした CSV 形式のアドレス帳を Outlook Express にインポートするには ファイル メニューの インポート の ほかのアドレス帳 をクリックして テキストファイル (CSV) を選び インポートするファイルを指定します 画面に従ってインポートを行ってください Outlook Express 以外のメーラーのアドレス帳からもインポートができます トラブルを防ぐために 73
Outlook Express のメールをバックアップします Outlook Express のメールの保存先を確認し ディスケット ( フロッピー ) や CD-R などにフォルダごとコピーしてバックアップを行います 操作手順 1 Outlook Express の ツール メニューの オプション をクリックします 2 メンテナンス タブをクリックし [ 保存フォルダ ] ボタンをクリックします 3 保存場所のフォルダが表示されていますので メモを取るなどしてフォルダを確認します 4 マイコンピュータ から このフォルダの保存先までたどります 5 保存先のフォルダごとすべてのデータをディスケットや CD-R にコピーしてバックアップします 他のパソコンの Outlook Express に バックアップデータを移行するには 移行先のパソコンで Outlook Express を起動し [ ファイル ]-[ インポート ]-[ メッセージ ] をクリックして表示されるメッセージに従って 前項でバックアップしたファイルのあるフォルダを指定して 復元します 詳しくは Outlook Express のヘルプをご覧ください 74 トラブルを防ぐために
ウィルス対策 ウィルスを予防するには 悪質なウィルスの予防策として ウィルス検索ソフトが有効です コンピュータウィルスとは コンピュータの動作を妨害する悪質なプログラムのことです CD-ROM やディスケット ( フロッピー ) などのメディアや インターネットを経由して感染します ウィルスに感染しないように予防することが大切です 不明なメールや 添付ファイルは開かず削除してください 表題のないメールや本文のないメールなどに添付ファイルが添付されている場合は ウィルスである可能性もあります 知っている人からのメールでも不用意に開かず 送られた本人に問い合わせるなどが必要です また インターネットからダウンロードしたソフトなどにウィルスが組み込まれている場合もあります ウィルス感染データである場合 すぐに削除しゴミ箱も空にしましょう CD-ROM やディスケットをウィルス検索ソフトで検索してから開きます CD-ROM やディスケットなどのメディアを介したファイルのやり取りでウィルスは感染します メディアをドライブに入れる前にウィルス検索ソフトを起動し ウィルススキャンをして安全を確かめてからお使いください また 人から貰った不明なファイルを不用意に開かないようにしましょう 詳しくは 各ソフトの操作説明書をご覧ください ウィルス定義ファイルを定期的に更新します ウィルスは 日々進化し増殖しています 定期的にウィルス定義ファイルを更新して 新種のウィルスにも対応できるようにしましょう プレサリオには ウィルス検索ソフト Norton Internet Security がプリインストールされています Norton Internet Security 個人向けファイアウォール機能 Norton Personal Firewall ウイルス駆除機能 Norton AntiVirus を備えています これにより 悪質なハッカー等による不正侵入 インターネットのメールアドレスなどの個人情報の漏洩を防止 ホームページ閲覧時に表示されるバナー広告のブロック インターネットからのウィルスの徹底駆除を行います 詳しくは 各ソフトの操作説明書をご覧ください トラブルを防ぐために 75
ウィルスに感染したら まずウィルスを駆除し 他のパソコンに感染しないようにパソコンの修復を行います ネットワークケーブルなどをはずします ウィルスに感染したと気づいたときは まずネットワークケーブル モデムケーブルなど他のパソコンへの感染経路となるケーブル類をはずします これは被害を最小限にするための対策です 世界中に猛威を奮った I Love You や Joke というウィルス I Love You や Joke というウィルスは OutlookExpress のアドレス帳に登録してあるメールアドレスに 自動的にウィルスを添付したメールを送りつけるなどの動作をします 被害を最小限に食い止めるため ネットワーク経路を切断しましょう ウィルス駆除ソフトでウィルス駆除を行います ウィルス駆除ソフトでウィルスにかかったデータファイルを見つけ 駆除作業を行います その際ウィルス定義ファイルが最新でないと 新種のウィルスの駆除を行うことができませんので 定期的に定義ファイルを更新しておきます 感染したと思われるファイルはすべて消去します 詳しくは お使いのソフトの操作説明書をご覧ください Windows を再インストールします ウィルスを駆除したとしても ウィルスに感染したパソコンは動作がおかしくなったり その他のファイルに感染している可能性もあります はやめに クイックリストア CD で Windows の再インストールをすることをお勧めします クイックリストア CD の使い方については クイックリストア CD に添付されている操作説明書をご覧ください 76 トラブルを防ぐために