PowerPoint プレゼンテーション

Similar documents
技術協会STD紹介

No89 地上デジタル放送受信機(その1・概説)

No43 テレビ放送電波はどんな形?(その1・概説)

資料 ISDB-T SB 信号から FM 受信機への干渉実験結果 1 実験の目的および方法 実験の目的 90~108MHz 帯のISDB-T SB 信号からFM 放送波への影響について干渉実験を行う 実験方法 FM 放送波を 89.9MHz に ISDB-T SB 信号を 90~10

資料2-3 要求条件案.doc

Microsoft PowerPoint - STD 完了 [互換モード]

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF B B8DEC312D335F B B C AE8CFC816989EF8D878CE38F4390B3816A E >

Microsoft Word - 目次.doc

Microsoft PowerPoint BSD概要とサービス(送付版rev1).ppt

- 1 - 総務省告示第九十七号有線一般放送の品質に関する技術基準を定める省令(平成二十三年総務省令第九十五号)別図第五の規定に基づき 総務大臣が別に告示するデジタル有線テレビジョン放送方式に関する高度有線テレビジョン放送システムフレームの構成を次のように定め 平成二十七年三月二十日から施行する 平

<4D F736F F F696E74202D D824F D F F AAE97B9205B8CDD8AB B83685D>

Microsoft PowerPoint - 5 資料1-5  委員会説明用v3.ppt

Microsoft Word - 02__⁄T_ŒÚ”�.doc

150MHz 帯デジタルデータ通信設備のキャリアセンスの技術的条件 ( 案 ) 資料 - 作 4-4

3. 測定方法 測定系統図 測定風景写真

indd

他無線システムとの干渉検討とラボ内試験の実施方法について

スーパーハイビジョン用 FPU の研究開発と標準化 濱住啓之 ハイビジョンを大きく超える臨場感を伝えることができるスーパーハイビジョン (4K 8K) の2020 年の本格普及を目指して, 放送設備の研究開発が進められている 本格普及には中継番組の充実が必須であり, 従来からニュース取材や中継番組制

<4D F736F F D208E518D6C B791BD8F6482CC8FDA8DD72E646F63>

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF B B8DEC322D325F8D BB92F188C481698B5A8BA6816A E >

Microsoft PowerPoint - 02_別紙_概要_ (委員会後).pptx

まま送信する電気 OSDM-PON ( 図 2 (a)) から検討を始める. つづいて, 光信号を伝送する本来の光 OSDM-PON ( 図 2 (b)) の実現性の検討を行う. 本研究では, 検討の第 1 歩として, 次の条件でシミュレーションにより検討を行う. (1) 各ユーザ速度を 1 Gbp

PowerPoint プレゼンテーション

ケーブルテレビのネットワークの概要 1 ヘッドエンド電磁波を増幅し 調整し 変換し 切替え又は混合して線路に送出する装置 光伝送装置 RF 信号を光信号に変換 光ノード光信号を RF 信号に変換 アンプ ( 中継増幅器 ) 弱くなった RF 信号を元の強さまで増幅 タップオフ信号の取り出し口 ケーブ

Microsoft Word - HDT201仕様書121126_J_.doc

ロードマップにおける位置づけ及び 研究開発の状況について 総務省情報流通行政局 2



PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - HDR201仕様書121126_J_.doc

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82518FCD E838B C68CEB82E894AD90B B2E >


「フレッツ・テレビ」及び「スカパー!プレミアムサービス光」の商用ネットワークを用いた4K映像伝送の成功について

電波型式を決める規則 電波型式は アルファベット 数字 ( 例外もあります ) アルファベット の 3 文字で構成され それぞれの 文字の意味は 次の表のとおりです 第 1 文字第 2 文字第 3 文字 主搬送波の変調の型式主搬送波を変調する信号の性質伝送情報の型式 無変調 N 変調信号無し 0 無

Microsoft PowerPoint - 第06章振幅変調.pptx

<4D F736F F F696E74202D2091E FCD91BD8F6489BB82C691BD8F E835A83582E >

15群(○○○)-8編

J:COM 会社概要 会社名 株式会社ジュピターテレコム コミュニティチャンネル視聴可能世帯数 1,353 万世帯 設立 1995 年 1 月 18 日サービス加入世帯数 528 万世帯 J:COM のケーブルテレビ事業 J:COM のメディア事業 J:COM V J:COM 多チャンネル J:CO

untitled

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D338C9F93A289EF82C98CFC82AF82C48A F18D DC58F4989FC816A>

<4D F736F F F696E74202D E9197BF362D FA91978E968BC CC8CBB8FF393992E707074>

1 第 5 回情報通信審議会作業班資料資料 60 作 5-2 干渉評価検討結果 1. 評価基準の違いによる離隔距離について - エントランス回線システムにおける机上計算 - 2. アンテナモデルに対する差分 平成 27 年 3 月 6 日 パナソニック株式会社


資料 STL/TTL 作 5-3 報告書作成に向けた検討提案 株式会社 NHK アイテック 株式会社日立国際電気

Microsoft Word - 24_11景観.doc

indd

800MHz 帯OFDM 変調方式テレビジョン放送番組素材伝送システム標準規格

ic3_lo_p29-58_0109.indd

アマチュアデジタル標準規格 平成 25 年 1 月 15 日 平成 25 年 4 月 18 日 第 1.0 版 第 1.01 改訂 八重洲無線株式会社

No135 ビル等の建造物による受信障害のあらまし

目次 1. 高度 BS 放送のチャンネル 2. 高度 BS-IF 伝送 3. BSトランスモジュレーション (TM) 4. ケーブルテレビの構成例 :HFCシステム 5. HFCネットワークの放送と通信システム構成 6. HFCにおける通信速度の向上 = 小セル化 7. FTTHシステムの構成 8.

スライド 1

内デジタル自主放送システムMR シリーズ 館内デジタル自主放送システム館 HD SD High-spec HD SD IP 152

Microsoft PowerPoint - 受信機.ppt[読み取り専用]

Microsoft PowerPoint - ⑥説明者(太刀川).ppt

共聴 / ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会 ワンセグ連結方式の実証試験報告 日本放送協会 1. 概要ワンセグ放送は地上デジタル放送の特長の一つであり 災害時にきめ細やかな災害情報を届けたり 避難中にも情報を入手できたりするなど 防災分野における活用が期待されている しかし デジタル

株式会社xx御中

報道資料

目次 1. 検討の背景 2. 調査検討会の検討事項とスケジュール 3. 技術試験の項目 4. 技術要件の整理 5.STL 送 受信装置 6. 室内試験 7. フィールド試験 8. 試験で得られたこと 参考資料 1

送信信号合成モジュール開発資料

第 1 章はじめに 本号においては 4Kサービスに向けたアクセス回線とホームネットワークの高度化について取り上げ さらに将来の 8Kサービスに向けた技術についても解説する 4K/8Kサービスのアクセス回線に用いられる技術については 6 月号において複数搬送波分割伝送方式や高度なデジタル有線テレ ビジ

IS-QZSS サブメータ級測位補強サービス / 災害 危機管理通報サービス編 (IS-QZSS-L1S-001) の構成 Page 1 Quasi-Zenith Satellite System Services Inc. 2015

面は 水平 垂直及び円偏波 ( 右旋及び左旋 ) であること ( キ ) 800MHz 帯の周波数の電波を使用する無線局については 下図以上の特性のフィルターを挿入すること ( キ ) 1,000MHz 以上の電波を使用する無線局の送信空中線の最大輻射の方向は 次に掲げる区分に従い それぞれに掲げる

<4D F736F F F696E74202D2091E F12D96B390FC92CA904D82D682CC899E97702E707074>

通信概論2011第2-3週.ppt

第1種映像伝送サービスの技術参考資料

Microsoft PowerPoint - ①無線通信システム概要12

CATVエキスパート技術者テキスト(ブロードバンド)第2版第3刷修正内容リスト

<4D F736F F F696E74202D D D352E CF5836C F815B834E82C682BB82CC8B408AED E616C202D B205B8CDD8AB B83685D>

1. 伝送路符号化方式 広帯域伝送 (BS 放送 110 度 CS 放送 ) 超高精細度テレビジョン放送 ( 衛星 ) の伝送路符号化方式としては 高度広帯域衛星デジタル放送方式を基本とする 情報通信審議会答申 衛星デジタル放送の高度化に関する技術的条件 ( 平成 20 年 7 月 ) を踏まえ 技

<4D F736F F D D D352E E838B B B C EF3904D BB967B89BB66696E616C>

2006 年 11 月 6 日 新製品 パナソニックエレクトロニックデバイス株式会社業界初 ( 1) 4ダイバーシティ受信対応で地上デジタルテレビ放送を高感度受信 車載用 4 ダイバーシティ地上デジタルフロントエンド を製品化 セットの小型化 高性能化 省電力化に貢献パナソニックエレクトロニックデバ

15群(○○○)-8編

4-01_点検・積算基準(案)表紙_ヘリサット

Multi Series Multi Series 2


航空無線航行システム (DME) 干渉検討イメージ DME:Distance Measuring Equipment( 距離測定装置 ) 960MHz から 1,215MHz までの周波数の電波を使用し 航空機において 当該航空機から地表の定点までの見通し距離を測定するための設備 SSR:Secon

Microsoft Word - H5-611 送信タイミング等.doc

Microsoft PowerPoint - chapter4_2013.ppt [互換モード]

0-研究報告27号--2.indd

        

図 1 我が国の放送メディアの進展総務省資料 衛星放送の現状 平成 28 年度第 2 四半期版より 4K 8K とは何か? 4K 8K の K とは 1000 をあらわす用語です 現在の大型液晶テレビのスペックでは 2K にあたるフル HD の解像度 ピクセルが主流になっています

別紙 -1 国土交通省デジタル陸上移動通信システム 点検基準 ( 案 ) 及び点検業務積算基準 ( 案 )

規格会議の結果

資料 1-4 放送における技術動向 事務局

2 1. LAN LAN Aug. 02, 2008 Copyright 2008 Niigata Internet SOCiety & I.Suzuki All Rights Reserved LAN LAN WLAN

Microsoft Word - STD-T93−TŠv.doc

スライド 1

Microsoft Word - 第5章09電波障害 doc

8 環境に及ぼす影響の内容及び程度並びにその評価 8.8 電波障害

地下街等電波遮蔽空間における地上放送の普及の在り方に関する調査研究会 資料 資料 4 地下街 地下鉄における地上放送再送信の技術的手法と課題 平成 17 年 6 月 27 日 株式会社 NHK アイテック

資料 12-5 新世代モバイル通信システム委員会技術検討作業班説明資料 BWA 高度化 (WiMAX R3.0) 及び定期検査の要望について 2019 年 3 月 27 日 UQ コミュニケーションズ株式会社 Copyright UQ Communications Inc. 1

-372- 図 電波障害現地調査範囲 地点図

目次 はじめに 4 第 1 章ケーブルテレビに係る IP ネットワークの現状と課題 1.1 ケーブルテレビを巡る動向 1.2 ケーブルテレビを取り巻く環境の変化 1.3 ケーブルテレビにおけるネットワーク技術 1.4 ケーブルテレビにおける伝送技術 1.5 IP ネットワークにおける課題 第 2 章

15群(○○○)-8編

PowerPoint プレゼンテーション

参考資料 3-11 MCA との周波数共用検討

Microsoft Word 電波障害_通し頁_ doc

点検基準・積算基準(案)デジタル陸上移動通信システム

資料 2028-AHG-3-2 情報通信審議会情報通信技術分科会公共無線システム委員会技術的条件作業班既存放送業務との検討アドホックグループ 検討用資料 平成 21 年 12 月 9 日 1

Transcription:

資料 3-2 ケーブルテレビシステム委員会報告概要 ( 案 )

BS-IF 等パススルー伝送に関する 検討結果の概要 1

BS-IF 等パススルー伝送及び波長分割多重 (WDM) のイメージ BS-IF 等 12GHz 帯 一般家庭の場合 ODU ( コンバータ ) 12GHz 帯 ODU ( コンバータ ) CATV の場合 同軸ケーブル BS-IF 等約 12GHz 同軸ケーブル BS-IF 等約 12GHz 3dB/10m TV 同軸ケーブル TV E/O ヘッドエンド 光ファイバ V-ONU 3dB/10m ケーブル局 約 3dB/10m の減衰 約 3dB/10m の減衰 性能規定点 FTTHと同じく V-ONU 入力 V-ONU 出力 WDM TV ヘッドエンド BS-IF 等 多 ch CATV 1 2 周波数 [GHz] 波長多重 光ファイバ V-ONU ケーブル局 770 周波数 [MHz] 2

BS-IF 等パススルー伝送の検討範囲 1 東経 110 度衛星放送周波数配列 今回の検討対象 12.25GHz 12.75GHz 11.7GHz 12.2GHz 12.291GHz CS 右旋円偏波 12.731GHz 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 ND 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 11.72748GHz 12.14944GHz 1 ND 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 38.36MHz 12.271GHz 40MHz CS 左旋円偏波 12.711GHz BS デジタル放送 CS 右旋円偏波 :SCC 東経 110 度 CS デジタル放送 注 1 BS アナログ放送 CS 右旋円偏波 :JCSAT BS 追加チャンネル CS 左旋円偏波 :110 度 CS 注 2 CS 左旋円偏波の使用は未定 3

BS-IF 等パススルー伝送の検討範囲 2 ch 番号 IF 周波数配列 中心周波数 (MHz) BS-IF チャンネル表 周波数範囲 (MHz) BS-1 1049.48 1032.23 1066.73 BS-3 1087.84 1070.59 1105.09 BS-5 1126.20 1112.70 1139.70 BS-7 1164.56 1151.06 1178.06 備考 BS-9 1202.92 1189.42 1216.42 デジタル BS-11 1241.28 1227.78 1254.78 アナログ BS-13 1279.64 1262.39 1296.89 BS-15 1318.00 1300.75 1335.25 BS-17 1356.36 1339.11 1373.61 BS-19 1394.72 1377.47 1411.97 BS-21 1433.08 1415.83 1450.33 BS-23 1471.44 1454.19 1488.69 デジタル アナログ デジタル 追加 ch デジタル ch 番号 ND2 ND4 ND6 ND8 ND10 ND12 ND14 ND16 ND18 ND20 ND22 東経 110 度 CS-IF( 右旋円偏波 ) 中心周波数 (MHz) 1613 1653 1693 1733 1773 1813 1853 1893 1933 1973 2013 1595.75 1635.75 1675.75 1715.75 1755.75 1795.75 1835.75 1875.75 1915.75 1955.75 1995.75 東経 110 度広帯域 CS-IF チャンネル表 周波数範囲 (MHz) 1630.25 1670.25 1710.25 1750.25 1790.25 1830.25 1870.25 1910.25 1950.25 1990.25 2030.25 ch 番号 ND1 ND3 ND5 ND7 ND9 ND11 ND13 ND15 ND17 ND19 ND21 東経 110 度 CS-IF( 左旋円偏波 ) 中心周波数 (MHz) 2144 2184 2224 2264 2304 2344 2384 2424 2464 2504 2544 2126.75 2166.75 2226.75 2246.75 2286.75 2326.75 2366.75 2406.75 2446.75 2486.75 2526.75 周波数範囲 (MHz) 2161.25 2201.25 2241.25 2281.25 2321.25 2361.25 2401.25 2441.25 2481.25 2521.25 2561.25 ND24 2053 2035.75 2070.25 ND23 2584 2566.75 2601.25 BS-9ch: アナログハイビジョン放送 (2007 年 11 月 30 日まで ) デジタル放送 (2007 年 12 月から放送開始予定 ) CS 左旋円偏波については検討対象外 今回の検討対象 BS-IF アナログ伝送 ( 青色の網掛け部分 ) の FTTH 等の光伝送条件 ( 電気的条件は有テレ法施行規則のとおり ) BS-IF 等デジタル伝送 ( 黄色の網掛け部分 ) の電気的条件と FTTH 等の光伝送条件 4

BS-IF 等パススルー伝送の検討結果概要 1 検討対象 FTTH のうち BS アナログ BS デジタル又は広帯域 CS デジタル放送の IF パススルー伝送について検討 強度変調方式 ( 直接変調方式又は外部変調方式 ) 並びに FM 一括変換方式のうち 強度変調方式について検討 ケーブルテレビの構成要素及び性能規定点 (1) ヘッドエンドの入力端子における条件 ( 電気信号に係る技術的条件 ) 送信機入力アンテナ (2) 受信者端子における条件 ( 電気信号に係る技術的条件 ) V-ONU V-ONU 受信者端子 入力 出力 ODU 送信機 光伝送路 V-ONU 棟内 受信機 FTTH 等の伝送路 (3) 伝送路の光波長等の条件 ( 光信号に係る技術的条件 ) (4)V-ONU 入出力の条件 ( 光伝送に係る技術的条件 ) 検討結果 ( 電気信号に係る技術的条件 ) (1) ヘッドエンドにおける入力端子における技術的条件 (2) 受信者端子における技術的条件 ( 光信号に係る技術的条件 ) (3) 伝送路の光波長等の技術的条件 (4) V-ONUの入力及び出力端子における技術的条件 5

BS-IF 等パススルー伝送の検討結果概要 2 電気信号に係る技術的条件 (1) ヘッドエンドの入力端子における条件 区別 (2) 受信者端子における条件 条件 BS アナログ放送 BS デジタル放送広帯域 CS デジタル放送 復調後におけるビット誤り率 ------ 降雨による減衰の最悪月において時間率 99パーセントの確率で1 10-8 以下 ( 短縮化リードソロモン (204,188) 符号による誤り訂正前とする ) 搬送波の周波数 区別 信号搬送波の周波数の許容偏差 信号搬送波のレベル 信号搬送波のレベルと他の信号搬送波のレベルとの差 信号搬送波のレベルと雑音のレベルとの差 信号搬送波のレベルと当該信号搬送波の反射による電磁波のレベルとの差 信号搬送波のレベルと妨害波のレベルとの差 1126.20 1164.56 1202.92(*) 1241.28 [MHz] (*)2007 年 11 月 30 日まで 上記以外 三次相互変調 上記以外 網掛け部分が今回技術的条件を定めた項目 6dB 以内 周波数選択出力装置を使用する場合 BS アナログ放送 57+10log 10 (Z/75)dBμV 以上 有テレ法施行規則別図第三で示す値以下 周波数選択出力装置を使用する場合 上記以外 (-)15 db 以下 (-)14dB 以下 (-)31dB 以下 (-)36dB 以下 (-)31dB 以下 条件 BS デジタル放送 1049.48 1087.84 1202.92(*) 1279.64 1318.00[MHz] (*)2007 年 12 月から ±1.5MHz 以内 隣々接チャンネル間は 3dB 以内 (-)11dB 以下 図 4.2.3 で示す値以下 47+10log 10 (Z/75)dBμV 以上 81+10log 10 (Z/75)dBμV 以下 広帯域 CS デジタル放送 1613 1653 1693 1733 1773 1813 1853 1893 1933 1973 2013 2053 [MHz] (-)8dB 以下 単一周波数による妨害にあっては 伝送帯域内において (-)13d B 以下とする 6

網掛け部分が今回技術的条件を定めた項目 7 BS-IF 等パススルー伝送の検討結果概要 3 光信号に係る技術的条件 (3) 伝送路の条件 (4) V O N U 入出力端子の規定 区別 光波長 光波長の間隔 光レベル 光送信レベル V-ONU 光受信レベル 光搬送波の条件 1 波長の光を 2 波長以上の光を使用使用波長を分離せずV-ONUで一括して復調する場合 V-ONU 側に波長分離フィルタを使用する場合 ----- 1530nm 以上 1625nm 以下とする ITU-T G.694.1 の 100GHz 間隔又は G.694.2 の規定に適合する波長から選択することが適当である ただし 前記規定に適合しない波長間隔を採用する場合 映像 音声その他の音響又はデータに障害を与えてはならない 搬送波のレベルと雑音 ( 保安装置又は受信用光伝送装置の出力端子から受信者端子までのもの ) のレベルとの差が (-)24dB 以下の場合以下の CN 比を満足すること 電気信号により性能規定する場合 保安装置又は V-ONU 出力の CN 比 ( 電気信号により性能規定 ) 特に規定しない 特に規定しない BS アナログ放送 BS デジタル放送広帯域 CS デジタル放送 (-)15dB 以下 (-)14dB 以下 (-)9dB 以下 強度変調方式で伝送する場合 下式により求めたV-ONU 出力における推定 CN 比が下表の値を満たすこと 1 2 ( m ) 1 R Ps C / N = 10log 2 10 N { ( ) + } + + T BN 2 2 RINn R Pn 2 e R Pn 2 e Id 0 Ieq n= 1 V-ONU 入力端子 ( 出力の推定 CN (-)16dB 以下 (-)15dB 以下 (-)9dB 以下比 )( 光信号により性能規定 )

H.264 の適用に関する検討結果の概要 8

H.264 H.264の適用の検討結果の概要 有線テレビジョン放送法施行規則において デジタル有線テレビジョン放送方式 の映像符号化方式について H.264 の適用が可能であり 特段技術的な課題等はない 参考 : デジタル放送の標準方式 ( 注 ) における H.264 の適用に関する表 使用周波数帯 伝送帯域幅 変調方式 誤り訂正方式 スクランブル方式 多重化方式 映像符号化方式 音声符号化方式 デジタルテレビジョン放送 地上 UHF 帯 11.712.2GHz 狭帯域 6MHz 34.5MHz 27MHz (DQPSK), QPSK, 16QAM, 64QAM BS BPSK, QPSK, TC8PSK 内符号 : 畳込み符号化等 QPSK 外符号 : 短縮化リードソロモン (204,188) MULTI2 MPEG-2 Systems MPEG-2 MPEG-2 Audio AAC H18.7.20 情報通信審議会答申 CS デジタル放送の高度化に関する技術的条件 の答申より H.264 の規定を追加 CS 広帯域 12.212.75GHz 34.5MHz BPSK, QPSK, TC8PSK 27MHz 高度狭帯域 BPSK,8PSK 内符号 :LDPC 外符号 :BCH 51 条 (38 条 ) 48 条 1 項 48 条 2 項 49 条 3 項 MPEG-2 又はH.264 49 条 3 項 デジタル有線テレビジョン放送方式 として有テレ法施行規則第 23 条第 1 項第 5 号に定義 有テレ法施行規則第 26 条の 16 第 3 項を改正することにより H.264 の適用が可能 注標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式 ( 平成 15 年総務省令第 26 号 ) 9

多値 QAM の検討概要 10

64QAM 64QAMの多値化に関する検討方針 伝送フレーム信号の技術的条件 & 多重化方式 既存の 64QAM の方式からの拡張 伝送信号の構成 (MPEG-TS) 伝送スクランブル ( エネルギー拡散, インターリーブ方式, フレーム同期信号 ), 誤り訂正方式, 変調方式のロールオフ率, シンボルレートは64QAMと同じ 64QAMと異なる変調方式のビット数とビット配置を明確化 有線分配システム記述子も64QAMからの拡張 搬送波等の技術的条件 多値 QAM の信号間隔 ( シンボル間距離 ) を基本に検討 64QAM に比べ,256QAM で約 6dB,1024QAM で約 12dB だけ, 良い性能が必要 1024QAM は, 伝送路所要性能に加え, 受信機の固定劣化も無視できず, 実用には多くの課題 ( 特に, 送受信機の作成 ) が残る 4096QAM は, 実現性が乏しく, 今後の課題として検討から除外 11

ITU-T Recommendation J.83 : Digital multi-programme systems for television, sound and data services for cable distribution ANNEX B ITU-T ANNEX C ANNEX A 96 年 11 月 256QAM 追加 ANNEX D 提案国日本欧州米国 伝送信号 MPEG-2 TS( トランスポートストリーム )(187+1 バイト :1 バイトは同期バイト ) TS ビットレート 規定せず 29.162Mbps ( 4/3 or 5/3) 規定せず 26.97Mbps 38.81Mbps 38.78Mbps 誤り訂正 RS( リードソロモン ) 符号 (204,188) RS 符号 (128,122) RS 符号 (207,187) エネルギー拡散 1+X 14 +X 15 X 3 +X+α 3 1+X+X 3 +X 6 +X 7 + インターリーブ深さ 12 バイト畳み込み 128 シンボル畳み込み * ビット配置回転対称配置 ( 象限内グレイ配置 ) 回転対称配置 + トレリス符号化 X 11 +X 12 +X 13 +X 16 26 セグメント畳み込み 絶対値 差動符号化 2MSBs 2LSBs なし今回の多値化で検討トレリス符号なし 14/15 19/20 畳み込み畳み込みなし 伝送ビットレート規定せず 変調方式 64QAM デジタルケーブルテレビの国際標準化状況 (J.83) (J.83) 31.644Mbps ( 4/3 or 5/3) 256/1024 QAM 16/32/64 QAM 規定せず 128/256QAM (DVB-C で規定 ) シンボルレート規定せず 5.274Mbaud 規定せず 6.89Mbaud (DVB-C で規定 ) 30.342 Mbps 42.88 Mbps 43.05Mbps 64QAM 256QAM 16VSB 5.057 Mbaud 5.36 Mbaud 10.76Mbaud ロールオフ率 13% 15% 18% 12% 11.5% 伝送帯域幅 6MHz 8MHz 6MHz * I =128,64,32,16,8 / 256QAM 95 年 10 月勧告 12

QAM QAMビット配置例 ( 第 1 象限のみ記載 ) 1 3 5 7 9 11 13 15 Q 軸 1000 1001 1101 1100 1010 1011 1111 1110 0010 0011 0111 0110 0000 0001 0101 0100 : 16QAM : 64QAM : 256QAM :1024QAM 0x0x 0x1x 1x1x 1x0x グレイ符号 ( 隣と 1 ビット違い ) 0:0000 1:0001 3:0011 2:0010 6:0110 7:0111 5:0101 4:0100 12:1100 13:1101 15:1111 14:1110 10:1010 11:1011 9:1001 8:1000 x0x0 x0x1 x1x1 x1x0 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 I 軸 13

64QAM 64QAMビット配置など (J.83 (J.83 ANNEX ANNEX C よりより ) 14

256QAM ビット配置など (( 提案提案 :J.83 :J.83 ANNEX ANNEX C の拡充の拡充 =DVB-C) =DVB-C) Q 軸 100000 100001 100101 100100 110100 110101 110001 110000 I Q = 00 100010 100011 100111 100110 110110 110111 110011 110010 101010 101011 101111 101110 111110 111111 111011 111010 b b 0 1 I Q = 10 101000 101001 101101 101100 111100 111101 111001 111000 001000 001001 001101 001100 011100 011101 011001 011000 b b b 2 3 4 マッピング I Q 001010 001011 001111 001110 011110 011111 011011 011010 000010 000011 000111 000110 010110 010111 010011 010010 b 5 000000 000001 000101 000100 010100 010101 010001 010000 I Q B A = = b 6 = MSB = ( A B ) ( A I 1 ) + ( A B ) ( A Q 1 ) ( A B ) ( B Q ) + ( A B ) ( B I ) 差動符号化 Q I 1 I Q = 11 I Q = 01 1 I 軸 15

16 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 1 1 1 1 + = + = I B B A Q B B A Q Q A B A I A B A I マッピング差動符号化 I Q MSB A b B = = 8 7 6 5 4 3 2 1 0 b b b b b b b b Q I I 軸 Q 軸 00000000 00000001 00000101 00000100 00010100 00010101 00010001 00010000 01010000 01010001 01010101 01010100 01000100 01000101 01000001 01000000 = 00 I Q = 10 I Q = 11 Q I 01 = I Q 00000010 00000011 00000111 00000110 00010110 00010111 00010011 00010010 01010010 01010011 01010111 01010110 01000110 01000111 01000011 01000010 00001010 00001011 00001111 00001110 00011110 00011111 00011011 00011010 01011010 01011011 01011111 01011110 01001110 01001111 01001011 01001010 00001000 00001001 00001101 00001100 00011100 00011101 00011001 00011000 01011000 01011001 01011101 01011100 01001100 01001101 01001001 01001000 00101000 00101001 00101101 00101100 00111100 00111101 00111001 00111000 01111000 01111001 01111101 01111100 01101100 01101101 01101001 01101000 00101010 00101011 00101111 00101110 00111110 00111111 00111011 00111010 01111010 01111011 01111111 01111110 01101110 01101111 01101011 01101010 00100010 00100011 00100111 00100110 00110110 00110111 00110011 00110010 01110010 01110011 01110111 01110110 01100110 01100111 01100011 01100010 00100000 00100001 00100101 00100100 00110100 00110101 00110001 00110000 01110000 01110001 01110101 01110100 01100100 01100101 01100001 01100000 10100000 10100001 10100101 10100100 10110100 10110101 10110001 10110000 11110000 11110001 11110101 11110100 11100100 11100101 11100001 11100000 10100010 10100011 10100111 10100110 10110110 10110111 10110011 10110010 11110010 11110011 11110111 11110110 11100110 11100111 11100011 11100010 10101010 10101011 10101111 10101110 10111110 10111111 10111011 10111010 11111010 11111011 11111111 11111110 11101110 11101111 11101011 11101010 10101000 10101001 10101101 10101100 10111100 10111101 10111001 10111000 11111000 11111001 11111101 11111100 11101100 11101101 11101001 11101000 10001000 10001001 10001101 10001100 10011100 10011101 10011001 10011000 11011000 11011001 11011101 11011100 11001100 11001101 11001001 11001000 10001010 10001011 10001111 10001110 10011110 10011111 10011011 10011010 11011010 11011011 11011111 11011110 11001110 11001111 11001011 11001010 10000010 10000011 10000111 10000110 10010110 10010111 10010011 10010010 11010010 11010011 11010111 11010110 11000110 11000111 11000011 11000010 10000000 10000001 10000101 10000100 10010100 10010101 10010001 10010000 11010000 11010001 11010101 11010100 11000100 11000101 11000001 11000000 I 軸 I 軸 Q 軸 Q 軸 00000000 00000001 00000101 00000100 00010100 00010101 00010001 00010000 01010000 01010001 01010101 01010100 01000100 01000101 01000001 01000000 = 00 I Q = 10 I Q = 11 Q I 01 = I Q 00000010 00000011 00000111 00000110 00010110 00010111 00010011 00010010 01010010 01010011 01010111 01010110 01000110 01000111 01000011 01000010 00001010 00001011 00001111 00001110 00011110 00011111 00011011 00011010 01011010 01011011 01011111 01011110 01001110 01001111 01001011 01001010 00001000 00001001 00001101 00001100 00011100 00011101 00011001 00011000 01011000 01011001 01011101 01011100 01001100 01001101 01001001 01001000 00101000 00101001 00101101 00101100 00111100 00111101 00111001 00111000 01111000 01111001 01111101 01111100 01101100 01101101 01101001 01101000 00101010 00101011 00101111 00101110 00111110 00111111 00111011 00111010 01111010 01111011 01111111 01111110 01101110 01101111 01101011 01101010 00100010 00100011 00100111 00100110 00110110 00110111 00110011 00110010 01110010 01110011 01110111 01110110 01100110 01100111 01100011 01100010 00100000 00100001 00100101 00100100 00110100 00110101 00110001 00110000 01110000 01110001 01110101 01110100 01100100 01100101 01100001 01100000 10100000 10100001 10100101 10100100 10110100 10110101 10110001 10110000 11110000 11110001 11110101 11110100 11100100 11100101 11100001 11100000 10100010 10100011 10100111 10100110 10110110 10110111 10110011 10110010 11110010 11110011 11110111 11110110 11100110 11100111 11100011 11100010 10101010 10101011 10101111 10101110 10111110 10111111 10111011 10111010 11111010 11111011 11111111 11111110 11101110 11101111 11101011 11101010 10101000 10101001 10101101 10101100 10111100 10111101 10111001 10111000 11111000 11111001 11111101 11111100 11101100 11101101 11101001 11101000 10001000 10001001 10001101 10001100 10011100 10011101 10011001 10011000 11011000 11011001 11011101 11011100 11001100 11001101 11001001 11001000 10001010 10001011 10001111 10001110 10011110 10011111 10011011 10011010 11011010 11011011 11011111 11011110 11001110 11001111 11001011 11001010 10000010 10000011 10000111 10000110 10010110 10010111 10010011 10010010 11010010 11010011 11010111 11010110 11000110 11000111 11000011 11000010 10000000 10000001 10000101 10000100 10010100 10010101 10010001 10010000 11010000 11010001 11010101 11010100 11000100 11000101 11000001 11000000 1024QAM ビット配置など ( 提案 :J.83 ANNEX C の拡充 ) 1024QAM ビット配置など ( 提案 :J.83 ANNEX C の拡充 )

シンボルマッピング 1 バイト (8 ビット ) 単位にインターリーブ処理されたビット列から差動符号化の処理に与えられるビット列への変換処理 Byte V Byte V+1 Byte V+2 64QAM の変換処理 インターリーブ出力から (bytes) 差動符号化へ (6-bit symbols ) b 7 b 6 b 7 b 6 b 7 b 6 MSB LSB Symbol Z Symbol Z+1 Symbol Z+2 Symbol Z+3 256QAM の変換処理 インターリーブ出力から (bytes) 差動符号化へ (8-bit symbols ) Byte V Byte V+1 Byte V+2 b 7 b 6 b 7 b 6 b 7 b 6 MSB LSB b 7 b 6 b 7 b 6 b 7 b 6 Symbol Z Symbol Z+1 Symbol Z+2 インターリーブ出力から (bytes) Byte V Byte V+1 Byte V+2 b 7 b 6 b 7 b 6 b 7 b 6 1024QAM の変換処理 差動符号化へ (10-bit symbols ) MSB b 9 b 8 b 7 b 6 b 9 b 8 b 7 b 6 b 9 b 8 b 7 b 6 Symbol Z Symbol Z+1 Symbol Z+2 LSB 17

有線分配システム記述子 記述子タグ 記述子長 周波数リザーブ多重フレ FEC ーム形式 ( 外側 ) 番号 変調 シンボルレート FEC ( 内側 ) データ構造ビット数備考 cable_delivery_system_descriptor(){ } descriptor_tag descriptor_length frequency reserved_future_use frame_type FEC_outer modulation symbol_rate FEC_inner 8 8 32 8 4 4 8 28 4 0x44-4bit BCD/4 桁後小数点 (MHz) 0xFF( 未定義 ) 0x1: 多重フレーム使用 0xF: 多重フレームなしその他 : リザーブ 0000: 規定せず 0001: 外符号なし 0010: リードソロモン (204,188) その他 : リザーブ 0x00: 規定せず 0x03:64QAM 0x05:256QAM 0x07:1024QAM その他 : リザーブ 4bit BCD/3 桁後小数点 (Msymbol/s) 0000: 規定せず 1111: 内符号なしその他 : リザーブ 18

デジタル信号の最大値レベル表示と平均値レベル表示の関係 Q 軸 64QAM 変調信号のコンスタレーション例 最大値レベル 最小値レベル I 軸 平均値レベル ( スペクトラムアナライザで観測されるレベル ) 各符号点はランダマイズされている ( 一様分布 ) P=(ΣPv)/n n n 値 QAM の平均値と最大値の比は (n+1)/3(n-1) 8 8 値 QAM(64QAM) (8+1)/3(8-1) 0.43 3.68dB 変調方式 (n n 値 QAM) 64QAM 256QAM 1024QAM 4096QAM ビット数 6 8 10 12 最大値と平均値のレベル差 [db] 3.68 4.23 4.50 4.64 理論的所要 CN 比 *1 [db] ( ある実力値 ) NTSC 換算所要 CN 比 *2 [db] ( ある実力値 ) 24.8 30.3 36.0 41.8 (26) *3 (32.5/34) *4 (37.5) *5 ( ) 30 (31) 36 (38/39) 42 (43) 48 ( ) *1: 所要 CN 比の理論値 : 誤り訂正前ビット誤り率が 1 10-4 となる CN 比 *2: 最大値と平均値の差 + 帯域差 (1.2dB:5.274/4MHz) から算出した値 [db] *3: 諮問 74 号 デジタル放送方式に係る技術的条件 のうち 有線テレビジョン放送における 一部答申 110 頁 ( 平成 8 年 5 月 27 日 ) *4:1998 年映像情報メディア学会年次大会 5-8 秋山ほか CATV 伝送における 256QAM 変復調器の性能 JCTEA 規格標準化委員会 WG4 対応 SG 実験結果報告 ( 案 )( 平成 11 年 12 月 27 日 ) *5:2003 年電子情報通信学会総合大会 B-8-10 倉掛ほか ケーブル施設で伝送した 1024QAM 信号のソフトウエア復調実験 *6: 映像情報メディア学会会誌 2006 年 1 月号 pp82-85 中村ほか ケーブルテレビ伝送 4096QAM 受信用タイミング再生機能の評価 19

多値多値 QAM QAMの所要 CN CN 比 256QAM:CN 比 34dB 以上 1024QAM:CN 比 40dB 以上 (RS 誤り訂正前のビット誤り率 1 10-4 ) 1E-02 1E-03 1E-04 BER 1E-05 1E-06 1E-07 1E-08 I=12 RS off I=12 RS on I=204 RS off I=204 RS on 25 30 35 40 C rms / N rms (db) JCTEA 規格標準化委員会 WG4 対応 SG 実験結果報告 ( 案 )( 平成 11 年 12 月 27 日 ) より 1998 年映像情報メディア学会年次大会 5-8 秋山ほか CATV 伝送における 256QAM 変復調器の性能 より 20

多値多値 QAM QAMの搬送波レベル 256QAM:5781dBμV,1024QAM:6380dBμV ( 最大レベルは標準テレビ信号以下, 所要 CN 比で最小レベルを決定 ) (dbμv) 85 飽和レベル NTSC の上限 ( 尖頭値 ) 81 4 5 隣接がない場合の 256QAM の上限 80 隣接がない場合の 1024QAM の上限 隣接がない場合の搬送波のレベル範囲 (1024QAM) 隣接がない場合の搬送波のレベル範囲 (256QAM) 63 隣接がない場合の 1024QAM の下限 57 隣接がない場合の 256QAM の下限 34 40 23 雑音レベル ( 帯域幅 5.274MHz) 21

多値多値 QAM QAMの搬送波と妨害波レベル 単一周波数妨害 (RS 誤り訂正前のビット誤り率 1 10-4 ) 64QAM:-26dB 以下 256QAM:-34dB 以下 1024QAM:-40dB 以下 三次相互変調による妨害 (RS 誤り訂正前のビット誤り率 1 10-4 ) 64QAM:-39dB 以下 256QAM:-45dB 以下 1024QAM:-51dB 以下 ( 下図参照 ) 10 10 10 0 0 0 妨害信号レベル [db] -10-20 -30-39 -40-50 -60-3.3 3.3-7 -6-5 -4-3 -2-1 0 1 2 3 4 5 6 7 64QAM 信号中心周波数からの周波数差 [MHz] 妨害信号レベル [db] -10-20 -30-40 -45-50 -60-3.3 3.3-7 -6-5 -4-3 -2-1 0 1 2 3 4 5 6 7 256QAM 信号中心周波数からの周波数差 [MHz] 妨害信号レベル [db] -10-20 -30-40 -50-51 -60-3.3 3.3-7 -6-5 -4-3 -2-1 0 1 2 3 4 5 6 7 1024QAM 信号中心周波数からの周波数差 [MHz] 64QAM 256QAM 1024QAM 22

多値多値 QAM QAMのケーブル反射許容値 256QAM:-35dB 以下 @1.5μs 以上 1024QAM:-35dB 以下 @1.5μs 以上 &-41dB 以下 @3μs 以上 (RS 誤り訂正前のビット誤り率 1 10-4 ) 0 UD 比 (db) -10-20 64QAM -30-35 256QAM -40 1024QAM -41-50 0.1 0.25 1 1.5 3 10 反射遅延時間 (μs) ケーブル反射振幅 (db) 0-10 -20-30 -40-50 -60 有線テレビジョン放送法施行規則 A 局での測定結果 0.1 1 10 ケーブル反射の遅延時間 (μs) 23

多値多値 QAM QAMと他のケーブルテレビ信号との隣接伝送 1 他の信号への与干渉 256QAM は 64QAM と同じ,1024QAM は 64QAM より 1dB 多い ( ロールオフ率などスペクトルが 64QAM と同じであるが アナログ信号への影響は QAM の最大搬送波レベルが影響する ) 他の信号からの被干渉多値 QAM の信号間隔 ( シンボル間距離 ) から検討 64QAM に比べ,256QAM で約 6dB,1024QAM で約 12dB 許容値を上げる 標準テレビジョン放送 (NTSC-VSB-AM) 64QAM:-10-24dB 64QAM:-8-22dB 256QAM:-10-18dB 1024QAM:-11-12dB QAM NTSC- VSB-AM QAM 256QAM:-8-16dB 1024QAM:-9-10dB 周波数が下側 周波数が上側 24

多値多値 QAM QAMと他のケーブルテレビ信号との隣接伝送 2 標準デジタルテレビジョン放送 (OFDM) 与干渉 ( 同 64QAM):OFDM の下で +20dB 以下,OFDM の上で +19dB 以下 被干渉 ( 同 64QAM):OFDM の下で -18dB 以上,OFDM の上で -14dB 以上 被干渉 (64QAM+6dB): OFDM の下で -12dB 以上,OFDM の上で -8dB 以上 被干渉 (64QAM+12dB) :OFDM の下で -6dB 以上,OFDM の上で -2dB 以上 64QAM:+20-18dB 64QAM:+19-14dB 256QAM:+20-12dB 1024QAM:+20-6dB QAM QAM 256QAM:+19-8dB 1024QAM:+19-2dB QAM OFDM QAM 周波数が下側 周波数が上側 25

多値多値 QAM QAMと他のケーブルテレビ信号との隣接伝送 3 デジタル有線テレビジョン放送 (64QAM) 64QAM 隣接伝送 ( 現行 ): 64QAM の上あるいは下で ±10dB 以内 64/256/1024QAM の変調方式のロールオフ率 13% は同じ 各信号間の影響は同じと考えられる 64/256/1024QAM の隣接を含め ±10dB 以内とする 64QAM:+10-10dB 64QAM:+10-10dB 256QAM:+10-10dB 1024QAM:+10-10dB QAM QAM 256QAM:+10-10dB 1024QAM:+10-10dB QAM 64QAM QAM 周波数が下側 周波数が上側 26

多値多値 QAM QAMの検討報告のまとめ 現行有線テレビジョン放送法施行規則からの抜粋 NTSC-VSB-AM OFDM 64QAM ( 標準テレビ ) ( 標準デジタル ) ( デジタル有線 ) 今回の検討結果のまとめ 256QAM ( 今回の諮問検討 ) 1024QAM ( 今回の諮問検討 ) 搬送波レベル ( 最大値 ) *1 6085dBμV - 5385dBμV *8 - - 搬送波レベル ( 平均値 ) *1-4781dBμV 4981dBμV 5781dBμV 6380dBμV CN 比 (NTSC 換算 ) *4 38dB 以上 - 31dB 以上 *8 - - CN 比 ( 平均値換算 ) - 24dB 以上 *6 26dB 以上 *5 34dB 以上 40dB 以上 ケーブル反射 1.5μs 以上で -30dB 以下 1.5μs 以上で -30dB 以下 1.5μs 以上で -30dB 以下 1.5μs 以上で -35dB 以下 左記 + 3μs 以上で -41dB 以下 CTB( 信号を最大値で定義 )*7 - - -43dB 以下 *9 - - CTB( 信号を平均値で定義 )*7 - -45dB 以下 (-39dB 以下 )*9-45dB 以下 -51dB 以下 単一波 ( 信号を最大値で定義 ) -50dB 以下 - -30dB 以下 *9 - - 単一波 ( 信号を平均値で定義 ) - -35dB 以下 (-26dB 以下 )*9-34dB 以下 -40dB 以下 ハム変調 -50dB 以下 -30dB 以下 -30dB 以下 -30dB 以下 -30dB 以下 NTSC-VSB-AM 信号に隣接伝送上 -15-21dB 上 -8-22dB *8 上 -8-16dB 上 -9-10dB -3+3dB ( 対 NTSC-VSB-AM 信号 ) 下 -6-24dB 下 -10-24dB *8 下 -10-18dB 下 -11-12dB OFDM 信号に隣接伝送 ( 対 OFDM 信号 ) 64QAM 信号に隣接伝送 ( 対 64QAM 信号 ) 256QAM 信号に隣接伝送 ( 対 256QAM 信号 ) 1024QAM 信号に隣接伝送 ( 対 1024QAM 信号 ) 上 +6+24dB 下 +15+21dB 上 +10+24dB *8 下 + 8+22dB *8 上 +10+18dB 下 + 8+16dB 上 +11+12dB 下 + 9+10dB -10+10dB 上 +18-20dB 下 +14-19dB 上 +18-20dB 下 +14-19dB 上 +18-20dB 下 +14-19dB 上 -14+19dB 下 -18+20dB 上 -8+19dB 下 -12+20dB 上 -2+19dB 下 -6+20dB -10+10dB -10+10dB -10+10dB -10+10dB -10+10dB -10+10dB -10+10dB -10+10dB -10+10dB 注 :*1) 各種信号のレベル基準 : 最大値は最大搬送波レベル, 平均値は搬送波の平均値レベルで規定, *2)BER 基準 :1 10-4,*3)2000 年 1 月 24 日電通技審答申,4 月 26 日省令改正, *4)C は最大搬送波レベル /N の帯域幅 4MHz,*5)C は平均値 /N の帯域幅 5.274MHz, *6)C は平均値 /N の帯域幅 5.6MHz,*7)CTB : Composite Triple Beat *8)2003 年 7 月 15 日省令改正 *9) 未改正 今回改正へ 27

今後の検討課題 28

今後の検討課題 FM 一括変換方式の BS-IF 等パススルー伝送 現状の FTTH の伝送方式には 直接光の強さを変化させて多チャンネルの放送の信号を伝送する 強度変調方式 と多チャンネルの放送の信号を一括してより広帯域な FM 信号に変換して伝送する FM 一括変換方式 がある この FM 一括変換方式については ケーブル事業者において導入実績が少なく また 機器についても開発途上であるため 今後の検討課題とすることとした 1024QAM 以上の多値 QAM の検討 1024QAM に関しては 現状のアナログ放送信号との同時送信における条件が厳しいため ケーブルテレビにおけるアナログ放送の終了時に ケーブルテレビの送受信機の性能向上を踏まえて 実証実験等により実現性を確認する事が適当であることから 今後の検討課題とすることとした また 4096QAM 等のさらなるの多値 QAM の実現は 現在の機器製造の技術レベルでは実現が困難であることから 技術的進展を踏まえて将来の検討課題とした IPマルチキャスト方式による地上デジタル放送の再送信の技術的条件 IP マルチキャスト方式による地上デジタル放送の再送信については 技術進歩途上にある現時点では 法令等で一意に伝送の方式を定めるものではないと考えられる 他方 受信者保護や事業者の負担軽減の観点から IP マルチキャスト方式に汎用的に適用可能な画質や伝送品質の評価方法が確立されれば これを技術的条件で規定することは合理的との考え方等もあり 国際標準化動向等を踏まえ 今後の継続検討課題とすることが適当 29