1 第 21 回ビジネスパーソン コミュニティプログラム ヨーロッパワインめぐり ~ 第 3 回オーストリア スペイン編 ~ 2010 年 3 月 12 日華井弘子エキスパート倶楽部ゼネラルマネージャー
本日の試飲ワイン 2 国地域名称原料ぶどう オーストリア 白 赤 ニーダエステルライヒ地方 ミッテルブルゲンランド地方 2006 イム ヴァインゲビルゲグリューナー フェルトリーナーニコライホーフ 2006 Im Weingebrge Gruner Veltliner Nikolaihof 2006 アキラ 2006 a Kira グリューナー フェルトリーナー ブラウフレンキッシュ 白 カタルーニャ地方 2006 ネロラトーレス 2006 Nerola Torres チャレロガルナッチャブランカ スペイン 赤 シェリー リオハ地方 アンダルシア地方 2005 プロピエダットパラシオスレモンド 2005 Propiedad Palacios Remondo ペドロドメックフィノ Pedro Domecq Fino ハーベイブリストルクリーム Harveys Bristol Cream ガルナッチャテンプラ二 リョ パロミノ パロミノペドロ ヒメネス
オーストリアの主なワイン産地 3
オーストリアの主なぶどう品種とワインの個性 4 オーストリアの主なぶどう品種 白ワイン用 グリューナー フェルトリーナー リースリング ミュラートュルガウ 赤ワイン用 ブラウフレンキッシュ ポルトギーザー サンローラン オーストリアワインの個性 テロワール 造り手 標高 115m~650m の平原から丘陵地帯 大陸性気候 古くからの優れた造り手が多く 有機栽培や貴腐ぶどうなど高品質のワイン造りを実践 ワインの特徴ドイツワインより コクがあり食事にも合わせやすい
試飲ワインについて 1 5 本日の試飲白ワイン 2006 イム ヴァインゲビルゲグリューナー フェルトリーナー 原料ぶどうグリューナー フェルトリーナー 生産者ニコライホーフ ( サース家 ) ニコライホーフ 1971 年からビオデミック農法を実践した先駆者ワイナリー イム ヴァインゲビルゲは オーストリア最古のぶどう畑 グリューナー フェルトリーナーの柑橘系果実の爽やかさとコクとのバランスを持つオーストリアの高級ワインの代表
試飲ワインについて 2 6 本日の試飲赤ワイン 2006 アキラ 原料ぶどう 生産者 ブラウフレンキッシュ FXピヒラーマンフレートテメントティボルセメス オーストリアトップ生産者三者のジョイントベンチャーにより造られた最高級赤ワイン 赤ワイン用ブドウ栽培に適したホリチョン村の25 件の契約ワイナリーの最低樹齢 20 年以上のぶどうから造られる ブラックベリーなど果実風味豊かなワイン
オーストリアの品質等級 7 収穫時期 オーストリア フェダーシュピール (FEDERSPIEL) ドイツ カビネット (KABINETT) スマラクト (SMARAGD) シュペートレーゼ (SPATLESE) アウスレーゼ (AUSLESE) 遅い ( 糖度高い ) ベーレンアウスレーゼ (BEERENAUSLESE) トロッケンアウスレーゼ (TROCKENBEERENAUSLESE)
その他のワイン産地 ( ウィーン郊外グリンツィング村 ) 8 ホイリゲ HEURIGER 新酒 ワイン居酒屋
スペインの主なワイン産地 9 カタルーニャ地方 アンダルシア地方
スペインの主なぶどう品種とワインの個性 10 スペインの主なぶどう品種 白ワイン用 マカベオ ( ヴィウラ ) パロミノ アルバリーニョ チャレロ etc 赤ワイン用 テンプラニーリョ ガルナーチャ マスエロ ( カリニアン ) メンシア etc スペインワインの個性 テロワール標高 0m~2600mに渡り北東の冷涼な沿岸部地中海気候の温暖な地域 暑く乾燥した南部など造り手フルーティなデイリーワインから国際級のダイナミックなワインに至るまで様々なワイン造りを実践
スペインの主なワイン産地 ( カタルーニャ地方 ) 11 カタルーニャ地方 アンダルシア地方
試飲ワインについて 3 12 本日の試飲白ワイン 2006 ネロラトーレス 原料ぶどう 生産者 チャレロ ガルナッチャブランカミゲル トーレス社 トーレスファミリーは カタルーニャを代表する名門ワイナリー (1870 年創業 ) ミゲル トーレスの娘が醸造を担当したワインで スムーズな口当たりでモダンスパニッシュと表現される ネロラとは 地中海にあったといわれる伝説の楽園の名
スペインワインの主なワイン産地 ( リオハ地方 ) 13 カタルーニャ地方 アンダルシア地方
試飲ワインについて 4 14 本日の試飲赤ワイン 2005 プロピエダットパラシオスレモンド 原料ぶどう 生産者 ガルナーチャ テンプラニーリョ マスエロパラシオス レモンド 丁寧な手摘み収穫で 有機農法を実践 リオハで 150 年前からワイン造りを行っており 現在はシャトーペトリュスやナパで修行したアルバロ パラシオス氏が 伝統品種と伝統的栽培方法 のワイン造りを目指している プロピエダットは ワインに適したヴィンテージにのみ造られ 14ヶ月の熟成を経てリリースされる
シェリーの産地 ( アンダルシア地方 ) 15 産地 アンダルシア地方のへレス デ ラ フロンテラ サンルカール デ パラメーダ プエルト デ サンタ マリアの三地区を結んだ地帯 アンダルシア地方
シェリーについて 16 原料ぶどう パロミノ ペドロ ヒメネス モスカテル 資料協力 ; 株式会社ファインズ
シェリーについて 17 ソレラシステム フロール
シェリーについて 18 製法の特徴 ソレラシステム 資料協力 ; 株式会社ファインズ
シェリーについて 19 主な分類 フィノ 色が薄い辛口 アモンティリャードソレラシステムで フィノを 5 年以上熟成させたもの フィノ アモンティリャード オロロソ ソレラシステムで 10 年以上熟成させた芳醇タイプ オロロソ
試飲ワインについて 5 20 本日の試飲シェリー ドメックシェリーフィノ 原料ぶどうパロミノ 生産者ペドロ ドメック社 へレスの最古の酒類メーカー (1730 年創立 ) フィノは辛口シェリーの代表格で 食前酒はもちろん 食事と合わせても楽しめるタイプ 酒精強化ワイン ( アルコール度 15%)
試飲ワインについて 6 21 本日の試飲シェリー ハーベイブリストルクリーム ( オロロソタイプ ) 原料ぶどうパロミノ ペドロ ヒメネス 産地へレス地方 スペイン生まれのシェリーを世界中に広めたイギリスのブリストルの地名をつけた甘口シェリーの代表ブランド クリームのようになめらかで芳醇 アルコール度 17.5%
スペインのワイン法 22 D.O.C デノミナションデオリヘンカリフィカダ (DOC) Denominación de Origen Calificada 原産地呼称ワイン D.O デノミナションデオリヘン (DO) Denominación de Origen V.C.I.G ビノデカリフィカダコンインディカションヘオグラフィカ (VCIG) Vino de Calificad Con Indicación Geografica VdlT VdM ビノデラティエラ (VdlT) Vino de la Tierra ビノデメサ (VdM) Vino de Mesa テーブルワイン
スペインワインのラベル記載用語 23 用語 BLANCO 意味 白 TINTO 赤 ROSADO ロゼ BODEGA 醸造所 / ワイナリー BRUT 辛口 ( 発砲ワイン ) SECO 辛口 DULCE 甘口 RESERVA 3 年間熟成 ( 赤ワインの場合 ) GRAN RESERVA 5 年間熟成 ( 赤ワインの場合 )
カヴァの産地 ( ペネデス ) 24 カタルーニャ地方 アンダルシア地方
カヴァについて 25 カヴァの製法 酵母 砂糖を加える ワインビン内二次発酵カヴァ 主な原料ぶどう マカベオ ( ヴィウラ ) チェレロ パレラーダ ルミアージュ 逆さに置いたボトルを静かに 1/8 回転させ ボトルの口に澱を集める サントリーワインハンドブック改訂版より
その他の国のスパークリングワイン 26 フランス ドイツオーストリア イタリア スペイン シャンパーニュ クレマン ヴァン ムスー ゼクト スプマンテ カヴァ エスプモーソ
懇親会での試飲ワイン 1 27 本日の試飲カヴァ フルシネコルドンネグロ 原料ぶどう 産地 マカベオ チャレロ バレラーダ カタルーニャ地方 フルシネはスパークリングワイン世界 NO.1 ブランドとして 品質的にも価格的にも定評のあるブランド シャンパン同様瓶内二次発酵による伝統的製法
懇親会での試飲ワイン 2 28 本日の試飲赤ワイン 2006 サングレデトロ 原料ぶどう 産地 ガルナーチャ カリニヤン カタルーニャ地方 1954 年発売以来 トーレスの基幹ブランドとして人気のワイン 果実香とオーク樽で熟成させた豊かな厚みを持つ
懇親会での試食 29 サングレドトーレス 本日の試食ハモン イベリコ ベジョータ スペインに四つあるイベリコ豚原産地の中で最も伝統があり最上といわれるギフエロ産のサンプルをご堪能下さい
本日の講師ご紹介 30 講師 : 華井弘子 ( エキスパート倶楽部 ゼネラルマネージャー ) 元サントリーパブリシティサービス株式会社常務取締役 ワインセミナー講師をはじめとしてサントリーホール 国際フォーラムの他 さまざまな企業主催のレセプション パーティのプロデュースを手掛ける 退職後は経験を活かし 食品 飲食業界の研修講師や 料飲サービスの専門学校講師などをつとめる 2008 年 5 月より現職