SHEP概要2

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~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~

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地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム (SATREPS) 研究課題別中間評価報告書 1. 研究課題名 テーラーメード育種と栽培技術開発のための稲作研究プロジェクト (2013 年 5 月 ~ 2018 年 5 月 ) 2. 研究代表者 2.1. 日本側研究代表者 : 山内章 ( 名古屋大学大学

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1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

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アジェンダ (1) 実践的 IT 人材育成の取り組み背景について (2) 当取り組みにおける 実践的 地域活性化に向けた産学連携プログラムについて 育成スケジュール カリキュラム概要 カリキュラム詳細 (3) H23 H24 年度カリキュラム成果紹介 郡山駅前活性化に資する活動について 特定業種に向

プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK ガイド ) 第 6 版 訂正表 - 第 3 刷り 注 : 次の正誤表は PMBOK ガイド第 6 版 の第 1 刷りと第 2 刷りに関するものです 本 ( または PDF) の印刷部数を確認するには 著作権ページ ( 通知ページおよび目次の前 )

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チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

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1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

Transcription:

SHEPアプローチ概要と広域展開 JICA 国際協力専門員 相川次郎 2015 年 7 月 21 日

ケニアにおける SHEP SHEP(Smallholder Horticulture Empowerment Project:2006 年から 2009 年 ) ケニア中西部 22 県の約 2500 名 (122 グループ ) の農家を対象に SHEP 活動モデルの構築 ケニア政府による同モデルの有効性理解とコミットメント ( さらなる予算措置及び人員の配置決定 ) SHEP UP(Smallholder Horticulture Empowerment and Promotion Unit Project :2010 年から 2015 年 ) 全国展開とより多くの受益者 (550 グループ 13,000 名 ) ケニア人材の育成 (SHEP ユニットの 12 名および対象県のスタッフ ) SHEP PLUS(Smallholder Horticulture Empowerment and Promotion Project for Local and Up-Scaling: 2015 年から 2020 年 ) 地方分権化における SHEP の内部化 ( 継続的な SHEP アプローチの活用 ) 協力終了後を見据えた持続的な活動とさらなる受益者確保

ケニアにおける SHEP の活動フロー 3

TICADV における SHEP TICAD V において 農業支援の柱の一つとしてアフリカでの広域展開を掲げられる 食べるため から 稼ぐため の農業に 変えていきたいのです by 安倍総理 @TICAD V オープニングスピーチ 外務省 Website より

SHEP 広域化の実際 JICA 在外事務所および先方政府機関 ( 主に農業省 ) の要望があった国から研修員受け入れ 5

SHEP 広域化の実際 JICA 在外事務所および先方政府機関 ( 主に農業省 ) の要望があった国から研修員受け入れ JICA 関西での 1 週目に日本の農業の経験から SHEP の ビジネスとしての農業 のエッセンスを JA 兵庫六甲の選果場見学 6

SHEP 広域化の実際 JICA 在外事務所および先方政府機関 ( 主に農業省 ) の要望があった国から研修員受け入れ JICA 関西での 1 週目に日本の農業の経験から SHEP の ビジネスとしての農業 のエッセンスを 2 週目に講義と演習からモチベーション理論を JA 兵庫六甲の選果場見学 7

SHEP 広域化の実際 JICA 在外事務所および先方政府機関 ( 主に農業省 ) の要望があった国から研修員受け入れ JICA 関西での 1 週目に日本の農業の経験から SHEP の ビジネスとしての農業 のエッセンスを 2 週目に講義と演習からモチベーション理論を 3 週目にケニアにおいて CP から SHEP の実践を JA 兵庫六甲の選果場見学 8

SHEP 広域化の実際 JICA 在外事務所および先方政府機関 ( 主に農業省 ) の要望があった国から研修員受け入れ JICA 関西での 1 週目に日本の農業の経験から SHEP の ビジネスとしての農業 のエッセンスを 2 週目に講義と演習からモチベーション理論を 3 週目にケニアにおいて CP から SHEP の実践を 研修を通じて アクションプランを作成 JA 兵庫六甲の選果場見学 9

SHEP 広域化の実際 JICA 在外事務所および先方政府機関 ( 主に農業省 ) の要望があった国から研修員受け入れ JICA 関西での 1 週目に日本の農業の経験から SHEP の ビジネスとしての農業 のエッセンスを 2 週目に講義と演習からモチベーション理論を JA 兵庫六甲の選果場見学 3 週目にケニアにおいてCPからSHEPの実践を 研修を通じて アクションプランを作成 アクションプランの進捗を運営指導 今後の活用と展開について先方と協議 運営指導調査団訪問 @ 南アフリカリンポポ州ジンデェ灌漑スキーム 10

他ドナー案件でも取り組んでいる SHEP アプローチの考え方 ビジネスとしての農業の推進 関係者がそれぞれの持つ情報を提供しあうことで 地域経済の効率化を図る ( 情報の非対称性を緩和 ) 市場情報 ( 売れ筋品目 価格 時期など ) 市場情報の提供など 市場アクター 小売業者 仲介業者 農業資機材会社 ( 種苗 肥料等 ) 農産物加工業者など 生産者情報 ( 生産地や生産ホ テンシャルなど ) 生産者

他ドナー案件でも取り組んでいる SHEP アプローチの考え方 JICA の技術協力の持ち味 (CD) ビジネスとしての農業の推進 関係者がそれぞれの持つ情報を提供しあうことで 地域経済の効率化を図る ( 情報の非対称性を緩和 ) 人が育ち 人が動くための仕掛け 内発的な動機 ( モチベーション ) を高めて活動を継続させる ( 自己決定理論 ) ~3 つの心理学的欲求を充足 ~ 市場情報 ( 売れ筋品目 価格 時期など ) 市場情報の提供など 市場アクター 小売業者 仲介業者 農業資機材会社 ( 種苗 肥料等 ) 農産物加工業者など 生産者情報 ( 生産地や生産ホ テンシャルなど ) 生産者 自律性 (Autonomy) 自分の欲求や好奇心 興味に基づき自発的に考え 課題に取り組む 有能感 (Competence) 課題を自分の力でこなす達成感により 自分が有能であるという実感を持つ 関係性 (Relatedness) 他者と関わり合い 繋がり 思いやったりして 共に行動を起こす

他ドナー案件でも取り組んでいる SHEP アプローチの考え方 JICA の技術協力の持ち味 (CD) ビジネスとしての農業の推進 人が育ち 人が動くための仕掛け 関係者がそれぞれの持つ情報を提供しあうことで 地域経済の効率化を図る ( 情報の非対称性を緩和 ) 市場情報 ( 売れ筋品目 価格 時期など ) 市場情報の提供など 市場アクター 小売業者 仲介業者 農業資機材会社 ( 種苗 肥料等 ) 農産物加工業者など 生産者情報 ( 生産地や生産ホ テンシャルなど ) 生産者 家計簿研修 SHEP お見合いフォーラム 農家による市場調査 内発的な動機 ( モチベーション ) を高めて活動を継続させる ( 自己決定理論 ) ~3 つの心理学的欲求を充足 ~ 自律性 (Autonomy) 自分の欲求や好奇心 興味に基づき自発的に考え 課題に取り組む 有能感 (Competence) 課題を自分の力でこなす達成感により 自分が有能であるという実感を持つ 関係性 (Relatedness) 他者と関わり合い 繋がり 思いやったりして 共に行動を起こす

他ドナー案件でも取り組んでいる SHEP アプローチの考え方 JICA の技術協力の持ち味 (CD) ビジネスとしての農業の推進 人が育ち 人が動くための仕掛け 関係者がそれぞれの持つ情報を提供しあうことで 地域経済の効率化を図る ( 情報の非対称性を緩和 ) 市場情報 ( 売れ筋品目 価格 時期など ) 市場情報の提供など 市場アクター 小売業者 仲介業者 農業資機材会社 ( 種苗 肥料等 ) 農産物加工業者など 生産者情報 ( 生産地や生産ホ テンシャルなど ) 生産者 家計簿研修 SHEP お見合いフォーラム 農家による市場調査 内発的な動機 ( モチベーション ) を高めて活動を継続させる ( 自己決定理論 ) ~3 つの心理学的欲求を充足 ~ 自律性 (Autonomy) 自分の欲求や好奇心 興味に基づき自発的に考え 課題に取り組む 有能感 (Competence) 課題を自分の力でこなす達成感により 自分が有能であるという実感を持つ 関係性 (Relatedness) 他者と関わり合い 繋がり 思いやったりして 共に行動を起こす SHEP のオリジナリティーを考慮した活動具体例 農家による市場調査 市場情報の非対称性の緩和と農家の自律性 有能感欲求の充足市場調査の結果に基づく対象作物選定 非対称性の緩和と自律性 有能感欲求の充足お見合いフォーラム 非対称性の緩和と自律性 関係性欲求の充足

SHEP アプローチ研修参加国一覧 SHEP アプローチ本邦研修参加国 (SHEP アプローチ展開予定国 / 色付け部 順不同 ) 5 月実施研修参加国ケニア エチオピア ウガンダ ザンビア ジンバブエ 南アフリカ共和国 ルワンダ ナミビア レソト SHEP アプローチが始まった国 : ケニア 11 月実施研修参加国ケニア ガーナ スーダン ナイジェリア タンザニア マラウイ 南スーダン モザンビーク 仏語圏コース (JICA 筑波で実施 ) ブルキナファソ カメルーン マダガスカル コートジボワール セネガル ニジェール

SHEP の活用方法 1. アクションプランのフォローを主体とした支援 技術協力プロジェクト形成 個別専門家による支援 2. 既存案件における SHEP の活用 新規案件における部分活用 実施中案件における部分活用

アクションプランのフォローを主体とした支援 ( 事例 1) 南アフリカ リンポポ州ターゲット : ジンデェ灌漑スキームの 105 の農家 スタッフ研修含む事業説明会 参加型 SHEP ベースライン調査 ステークホルダーフォーラム 政府スタッフによる市場調査 説明会により実施部隊の理解促進 ベースライン調査により農家の気づき促進 市場調査が政府関係者によって実施されたことで農家による能動的なアクションならず 指導後 農家による市場調査実施

アクションプランのフォローを主体とした支援 ( 事例 2) ジンバブエ ムトコ県ターゲット : チトラ灌漑スキームの 72 の農家 事業説明会 市場調査結果のフィードバック会議 予算規模に合わせたシンプルかつ普及可能なパッケージ 参加型 SHEP ベースライン調査 市場調査 ( 主体はスタッフ ) 農家の要望に応じた現地研修 農家の主体性に乏しい市場調査 市場調査方法の修正および他灌漑スキームでの実践中

アクションプランのフォローを主体とした支援 ( 事例 3) マラウイ ンティシィ県ターゲット :3 グループ 114 名 スタッフ研修を含む事業説明会 ニーズおよび概況調査 参加型 SHEP ベースライン調査 農家による市場調査 対象作物の選定 農家の要望に応じた現地研修 他ドナープロジェクトの予算を活用したスムースな実施 中央 - 県 - 農家に至るまで徹底した SHEP の理解 SHEP 案件形成につき先方と協議中

既存案件における SHEP の活用 ルワンダ 小規模農家市場志向型農業プロジェクト (2014-2019) マダガスカル 中央高地コメ生産性向上プロジェクト (2009-2015) エジプト 小規模農家の市場志向型農業改善プロジェクト (2014-2019) ナミビア 北部農業開発マスタープラン策定調査プロジェクト (2014-2017) タンザニア よりよい県農業開発計画作りと事業実施体制作り支援プロジェクトフェース 2(2012-2016)

既存案件における SHEP の活用アフリカ以外 パレスチナ ヨルダン渓谷地域高付加価値型農業普及改善プロジェクト (2011-2015) エルサルバドル 東部地域野菜農家収益性向上プロジェクト (2014-2018) ネパール シンズリ道路沿線地域商業的農業促進プロジェクト (2015-2020)

SHEP 案件を見る視点 1 SHEP のオリジナリティー 他ドナー案件でも取り組んでいる ビジネスとしての農業の推進 関係者がそれぞれの持つ情報を提供しあうことで 地域経済の効率化を図る ( 情報の非対称性を緩和 ) 市場情報 ( 売れ筋品目 価格 時期など ) 市場情報の提供など 市場アクター 小売業者 仲介業者 農業資機材会社 ( 種苗 肥料等 ) 農産物加工業者など 生産者情報 ( 生産地や生産ホ テンシャルなど ) 生産者 家計簿研修 SHEP お見合いフォーラム 農家による市場調査 人が育ち 人が動くための仕掛け 内発的な動機 ( モチベーション ) を高めて活動を継続させる ( 自己決定理論 ) ~3 つの心理学的欲求を充足 ~ 自律性 (Autonomy) 自分の欲求や好奇心 興味に基づき自発的に考え 課題に取り組む 有能感 (Competence) 課題を自分の力でこなす達成感により 自分が有能であるという実感を持つ 関係性 (Relatedness) 他者と関わり合い 繋がり 思いやったりして 共に行動を起こす JICA の技術協力の持ち味 (CD) SHEP のオリジナリティーを考慮した活動具体例 農家による市場調査 市場情報の非対称性の緩和と農家の自律性 有能感欲求の充足市場調査の結果に基づく対象作物選定 非対称性の緩和と自律性 有能感欲求の充足お見合いフォーラム 非対称性の緩和と自律性 関係性欲求の充足

25 スキル赤線 : モチベーション緑点線 : スキル技術が伴い所得増 有能感モチベーションが高いので技術習得度がアップ調査方法の体得がサポート説明会お見合いフォーラム ( 集合研修にて ) 市場調査演習対象作物決定現地技術研修収穫物販売持続性のある成長モチベーション SHEP 案件を見る視点 2 スキル向上とモチベーション

SHEP 案件を見る視点 3 活動ステップによる分類 活動プロセスケニア SHEP 他国事例 1. 対象農家選定と目的共有 プロジェクト活動説明会プロポーザル方式による実施県の選定県による対象グループの選定 事業説明会プロポーザル方式による対象組合選定 ( ルワンダ ) 2. 農家の気づきの機会創出 参加型ベースライン調査お見合いフォーラム男女農家普及員集合研修農家による市場調査 参加型ベースライン調査 ( 南アフリカ リンポポなど ) 農家による市場調査 & ステークホルダー訪問 ( タンザニア ) 3. 農家による計画策定支援 対象作物選定アクションプラン策定 4. 技術 < 解決策 > の提供担当普及員技術強化研修普及員による現地研修 対象作物選定出荷時期の調整 ( 南アフリカ リンポポ ) 普及員による現地研修 ( ジンバブエ )

ご清聴ありがとうございました 相川次郎